JP2920090B2 - 発光キャンドル - Google Patents

発光キャンドル

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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホテルや結婚式場での
キャンドルサービスやディナーショー、また誕生パーテ
ィーでの演出用に使用されるキャンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】キャンドルサービスに使用されるキャン
ドルは、小さなものから大きなものまで大小様々な形状
に形成され、使用目的に応じて使い分けられており、そ
の基本形状は、円筒形あるいは上方に向かって萎んだ形
状の蝋燭本体に燃焼用の芯糸を設けたものである。
【0003】近年このようなキャンドルの演出効果をさ
らに上げるために、蝋燭本体を様々な形状のものとした
り、また赤や青などのカラフルな色で着色することなど
が行われているが、いずれにしても芯糸にあかりを灯す
だけである点において共通し、演出効果を飛躍的に向上
させるまでには至っていない。
【0004】一方、シュウ酸エステルと蛍光物質等の蛍
光液とこれに混合して発光させる過酸化水素とサリチル
酸ナトリウム等の酸化液とからなる化学発光(化学ルミ
ネッセンス)液が知られている。この発光は、化学反応
に伴う反応物質の励起、励起分子または励起原子が他の
分子あるいは原子に衝突してそれを励起することによっ
て起こるとされており、例えば、特開昭55−1370
83号公報,特開昭59−136781号公報,特開昭
59−160901号公報,特開昭59−169001
号公報,特開昭59−184401号公報,特開昭59
−186201号公報,特開平2−152101号公
報,特開平4−53894号公報にその利用技術が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、キャンド
ルの演出効果を高めるため、上記化学発光液を利用する
ことを思い付き、キャンドルへの点火に追随して自動的
に2液を混合する機械的手段を備えたもの、形状記憶合
金を用いキャンドルの熱を利用して自動混合するもの、
また電子的な手段によりキャンドルへの点火に追随して
混合させるようにしたものなどの試作を行ったが、いず
れも機構が複雑でありコスト的にも問題があった。
【0006】そこで、本発明が解決すべき課題は、2液
混合型の化学発光液を使用し、比較的簡単な構造で、し
かも上記したキャンドルの演出効果を飛躍的に向上させ
ることができる手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の発光キャンドル
は、半透明の透光性部材で形成されたキャンドル本体内
部に化学発光用の第1の液を収容すると共に、前記第1
の液との混合により発光する第2の液を収容した容器を
蝋燭の燃焼で切断される保持材で前記第1の液の上部位
置に吊り下げ、前記第2の液を収容した容器の落下によ
り前記第1の液と第2の液が混合され発光するように構
成したことを特徴とする。
【0008】ここで、キャンドル本体内部に収容した第
1の液と、この上部に吊り下げられた容器に収容された
第2の液とは、何れが酸化液あるいは蛍光液であっても
良いが、一般に使用されている蛍光液と酸化液の容積比
は、1:0.5以下のものが多いため、大きな収容容積
の確保が容易なキャンドル本体内部に量が多い蛍光液を
収容する方が望ましい。
【0009】また蛍光液としては、例えば、蛍光物質,
シュウ酸エステル,染料等をジブチルフタレートに溶か
した溶液を使用することができ、これに対する酸化液と
しては、過酸化水素とサルチル酸ナトリウム等の触媒を
ジメチルフタレートに溶かした溶液を使用することがで
きる。
【0010】第2の液を収容した容器が蝋燭の燃焼によ
り自動的に落下するようにするため、蝋燭の芯糸の内部
に保持糸,芯パイプ等からなる保持材を設け、芯パイプ
の上部をアセトン70%,セルロイド30%の混合液か
らなる接合剤で保持糸と一緒に固定することにより、芯
糸の燃焼によって接合剤と芯糸が焼失し、吊り下げられ
た第2の液を収容した容器が自重で第1の液内へ落下す
る。ここで、蝋燭の上部に突出した芯糸と蝋燭内部に設
けた接合剤部の距離を調整することにより、キャンドル
に点火後発光するまでの時間を、演出効果を向上させる
タイミングにコントロールできる。また、保持材とし
て、芯糸と接続された導火線を用いることもできる。こ
の導火線を用いることによって、より確実に第2の液を
収容した容器を落下させることができる。
【0011】この容器として、円筒状容器の底面にポリ
エチレンあるいはポリプロピレン等の薄膜を形成し、一
方、この容器の落下位置に、容器の落下による衝撃で薄
膜を突き破る鋭利な突起部を設けることにより、第1の
液と第2の液との混合が確実に行えるようになる。ま
た、上面を開放した容器内に第2の容器を収容し、落下
によって内部の第2の容器が第1の液内に零れだすよう
にすることもでき、さらに、容器をカプセル状とし、落
下の衝撃によりカプセルが破壊して、第2の液が第1の
液と混合される構造とすることもできる。
【0012】さらに、前記キャンドル本体内部の第1の
液を昇温させるため、酸化第二鉄粉末や生石灰等の発熱
体を備えることにより、機械的な混合を行うことなく、
速やかに化学反応を起こさせ発光させることができる。
この加熱温度としては、化学発光液の発光能力と化学反
応を適正に行わせる点からは40〜50℃程度が望まし
い。ここで、前記発熱体を酸化第二鉄粉末とした場合に
は、前記キャンドル本体に発熱体へ連通した通気孔を形
成することが望ましい。
【0013】
【作用】キャンドルの芯糸に点火し燃焼させることによ
って、芯糸に接続された保持材が燃焼で切断され、これ
に吊り下げられた第2の液を収容した容器が重力によっ
て落下し、その結果、容器内の第2液が零れだして第1
の液と混じり合い化学反応を生じて発光する。この発光
は、半透明の透光性部材を透過してキャンドル本体を内
部から照らし出すこととなる。
【0014】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1は本発明の一実施例である
発光キャンドルの縦断面図である。
【0015】10は金属性のキャンドル台で、このキャ
ンドル台10の中央側にはドーナツ状の凹部10aを形
成し、ここにキャンドル本体を構成する発光カバー11
が着脱自在に取付けられている。この発光カバー11は
乳白色の透光性部材で、ガラス,ポリエチレン,ポリプ
ロピレン等によって形成されている。
【0016】発光カバー11内部には、発光カバー11
と同様な材質で形成され、上端を開放した円筒状の外ケ
ース12aと外ケース12aの内壁に連設され上方に突
設した内ケース12bとからなる透明な蛍光液容器12
が設けられている。この外ケース12aと内ケース12
bによって区画された空間内に、蛍光液Aが収容されて
いる。12cは内ケース12bの先端に形成された鋭利
な突起部である。
【0017】内ケース12bの下部内側に形成された空
間には、蛍光液容器12に収容された蛍光液Aを加熱す
る酸化第二鉄粉末からなる発熱体13が配置されてい
る。この発熱体13の下端はキャンドル台10の中心部
の係合凸部10bに支持され、係合凸部10bの上面に
は、発熱体13に酸素を供給するための通気孔10cが
形成されている。
【0018】14は発光カバー11の上端に装着された
外カバーで、この外カバー14は円筒状の外材14a及
び中心を開口したドーナツ状の受けプレート14bから
なり、この受けプレート14b上に、蝋燭15が設けら
れている。
【0019】蝋燭15は、外側を形成する本体部15a
及びこの本体部15aの上端に形成された凹部に嵌め込
まれた中心部15bを備え、本体部15a及び中心部1
5bの中心を貫通して芯糸15cが設けられている。芯
糸15cが本体部15a及び中心部15bに埋め込まれ
た部分には、芯パイプ15dが設けられている。15e
は芯糸15c及び芯パイプ15dを本体部15aに保持
するための固定ピンである。
【0020】芯パイプ15dの内部空間には、糸状の木
綿やナイロン等からなる保持糸16が通され、その上端
は接合剤17によって保持糸16と一緒に固定して芯糸
15cに接続され、保持糸16の下端には蛍光液Aと混
合することにより発光する酸化液を収容した酸化液容器
18が吊り下げられている。本実施例においては、アセ
トン70%,セルロイド30%の液を混合したものを接
合剤17として用いた。この接合剤17はキャンドルの
燃焼により容易に焼失し、芯糸15cと保持糸16とを
切断状態とすることができる。
【0021】図2は接合剤17の施工状況を示す説明図
で、酸化液容器18を吊り下げた保持糸16を本体部1
5aの貫通孔を通して上部に取り出し、この保持糸16
を芯パイプ15d内を通して芯糸15c及び芯パイプ1
5dを本体部15aに保持する。次いで保持糸16を芯
パイプ15dの上部に固定するために、芯糸15cの上
端を切り広げ、この状態で上記したアセトン70%,セ
ルロイド30%の混合液を芯パイプ15dの上端に付着
させて、芯糸15cと保持糸16とを接続する。
【0022】次いで、切り開いた芯糸15cを再び閉じ
て、図1に示す中心部15bの貫通孔内を通し、本体部
15a上に中心部15bを設置し、中心部15bの外周
部と本体部15aの接触面を熱により溶着する。最後に
中心部の上部に突出した芯糸15cを中心に丸めて、上
部より溶かした蝋を流し込んで完成する。
【0023】図1に戻って、酸化液容器18は、ポリエ
チレン,ポリプロピレン等からなる円筒状容器18aの
底面にポリエチレンあるいはポリプロピレン等の薄膜1
8bを形成したもので、その内部には、蛍光液Aと混合
することによって発光する酸化液Bが収容されている。
【0024】次いで図1及び図3を参照して、上記発光
キャンドルの使用方法について説明する。
【0025】蝋燭15の芯糸15cに着火すると、次第
に中心部15bが燃焼し、炎が芯糸15cと保持糸16
を接続している接合剤17を焼失させて、芯糸15cと
保持糸16を切断し、これによって、酸化液容器18は
重力によって下方に落下する。その際の衝撃で、酸化液
容器18底面の薄膜18bは内ケース12bの先端に形
成された鋭利な突起部12cによって破られ、内部の酸
化液Bが蛍光液A内に注がれる。ここで、蛍光液Aは発
熱体13によって加熱されているため、蛍光液Aと酸化
液Bとは物理的な混合を加えることなく速やかに化学反
応を起こして発光する。この発光により乳白色の発光カ
バー11を内部から照らし出し、蝋燭の炎と相まって演
出効果を高めることができる。また、発光カバー11が
乳白色の透光性部材であるため発光色の色彩は発光して
初めて認識することができる。このため、多数のテーブ
ル毎に異なる発色の蛍光部材を使用することにより、一
層演出効果を高めることができる。
【0026】なお、上記実施例では、酸化液容器を吊り
下げる保持材として、芯パイプや保持糸を使用している
が、これに代えて保持材を導火線とすることもできる。
また、酸化液と蛍光液の比率を変えれば、蛍光液を収納
した容器を吊り下げて落下させる構造とすることもでき
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0028】(a)蝋燭の燃焼で第2の液を収容した容
器が落下し、第1の液と第2の液が混合され発光するよ
うに構成したことにより、比較的簡単な構造で、しかも
キャンドルの演出効果を飛躍的に向上させることができ
る。
【0029】(b)キャンドル本体内部の第1の液を昇
温させる発熱体を備えることによって、化学反応を速や
かに行わせることができ、タイミング良く発光させるこ
とができる。
【0030】(c)キャンドル本体が半透明の透光性部
材で形成されているため、発光液に発光色を変えるため
の染料や顔料を含ませれば、キャンドルに点火し蛍光液
が発光した後に初めて発光色を認識することができ、そ
の意外性によりさらに演出効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である発光キャンドルの縦
断面図である。
【図2】 図1に示す接合剤の施工状況を示す説明図で
ある。
【図3】 図1の発光キャンドルの使用状態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
10 キャンドル台 10a 凹部 10b 係合凸部 10c 通気孔 11 発光カバー 12 蛍光液容器 12a 外ケース 12b 内ケース 13 発熱体 14 外カバー 15 蝋燭 15a 本体部 15b 中心部 15c 芯糸 15d 芯パイプ 15e 固定ピン 16 保持糸 17 接合剤 18 酸化液容器 18a 円筒状容器 18b 薄膜

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透明の透光性部材で形成されたキャン
    ドル本体内部に化学発光用の第1の液を収容すると共
    に、前記第1の液との混合により発光する第2の液を収
    容した容器を蝋燭の燃焼で切断される保持材で前記第1
    の液の上部位置に吊り下げ、前記第2の液を収容した容
    器の落下により前記第1の液と第2の液が混合され発光
    するように構成した発光キャンドル。
  2. 【請求項2】 前記キャンドル本体内部の第1の液を昇
    温させる発熱体を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の発光キャンドル。
  3. 【請求項3】 前記発熱体が酸化第二鉄粉末または生石
    灰の何れかであって、かつ前記キャンドル本体に前記発
    熱体へ連通した通気孔を形成したことを特徴とする請求
    項2記載の発光キャンドル。
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