JP2919740B2 - エレベータの呼登録装置 - Google Patents

エレベータの呼登録装置

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JP2919740B2
JP2919740B2 JP6073481A JP7348194A JP2919740B2 JP 2919740 B2 JP2919740 B2 JP 2919740B2 JP 6073481 A JP6073481 A JP 6073481A JP 7348194 A JP7348194 A JP 7348194A JP 2919740 B2 JP2919740 B2 JP 2919740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの呼、特
に乗場呼を登録するためのエレベータの呼登録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の通常の乗場呼登録装置を示
すものであり、また、図8は痴呆性老人がむやみにエレ
ベータの呼登録できない様に対策した従来の乗場呼登録
装置を示す図である。これらの図において、1は上呼用
押釦、2は下呼用押釦、3は上呼用押釦1と下呼用押釦
2に代えて上呼及び下呼登録が両方可能なキースイッ
チ、4は上呼用押釦1の代わりに設ける上呼用キースイ
ッチ、5は同じく下呼用キースイッチであり、図8
(a)のように、1つのキースイッチ3を用いその操作
方向によって上呼と下呼の登録する方法と、図8(b)
のように、上呼用と下呼用それぞれにキースイッチ4及
び5を設ける方法とがある。
【0003】次に、動作について説明する。図8(a)
において、エレベータの乗場呼を登録するには、キース
イッチ3と合致する専用鍵を鍵穴にさし、上呼側(U
P)または下呼側(DN)に回すことで乗場呼の登録が
行われる。また、図8(b)においても、キースイッチ
4及び5に合致する専用鍵を鍵穴にさし、ON方向に回
すことで上呼側(UP)または下呼側(DN)の乗場呼
の登録が行われる。このように、専用鍵を用いないと呼
登録が不可能なため、痴呆性老人がむやみにエレベータ
に乗り建物の外に出てしまうことを防止するのに効果的
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエレベータの乗場呼登録装置においては、専用
鍵がないとエレベータの乗場呼登録ができないので、不
特定多数の人がいる病院等では、一般の健常者までエレ
ベータが利用できなくなることがある。また、老人ホー
ム等でも見舞いに来た家族の人がやはりエレベータを利
用できなくなるという不具合が生じる。さらに、専用鍵
を持ち、エレベータの利用が許された職員も鍵を紛失し
てしまうと、やはりエレベータが利用できなくなるとい
う問題点があった。さらに、また、乗場の呼登録装置の
押釦を複数回あらかじめ決められた間隔で押す方法等が
あるが、押釦の操作方法を特定者に知らせておかなくて
はならず、エレベータを利用できる人は限られることに
なり、はなはだ不便であった。
【0005】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、老人ホームや病院等で
痴呆性老人が押釦を押してエレベータにむやみに乗るこ
とを防ぎ、かつ一般の健常者には鍵などの特定のものを
用いずにエレベータの乗場呼が簡単に行い得るエレベー
タの呼登録装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの呼登録装置は、呼登録を行うための押釦
を有する呼登録装置本体の表面カバーに穴を設けるとと
もに、上記穴を介した呼登録装置本体の内部に呼登録を
可能にするための押釦スイッチを取り付けたものであ
る。
【0007】また、請求項2に係るエレベータの呼登録
装置は、請求項1において、上記穴と押釦スイッチとを
それぞれ一対備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に係るエレベータの呼登録
装置は、請求項1または2において、上記押釦スイッチ
と上記押釦との両者の押圧に基づいて励磁制御されて呼
登録を行う呼登録リレーの励磁制御回路を備えたことを
特徴とするものである。
【0009】また、請求項4に係るエレベータの呼登録
装置は、請求項1または2において、上記押釦スイッチ
と上記押釦とのいずれか一方が押圧されて所定時間経過
するまでに他方が押圧されたときにのみ励磁制御されて
呼登録を行う呼登録リレーの励磁制御回路を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に係るエレベータの呼登録
装置は、請求項4において、上記押釦スイッチと上記押
釦とのいずれか一方が押圧された後、所定時間経過する
間、他方を押圧することを促す報知手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項6に係るエレベータの呼登録
装置は、請求項1または2において、上記押釦の押圧に
基づき呼登録を行う第1の呼登録回路と、上記押釦スイ
ッチの押圧に基づき呼登録を行う第2の呼登録回路と、
第1と第2の呼登録回路のいずれかに切り替えるための
切替回路と、この切替回路に切替指示を与える切替制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項7に係るエレベータの呼登録
装置は、請求項6において、上記切替制御手段を、第1
と第2の呼登録回路のいずれかに切り替える切替指示を
出力する手動切替スイッチで構成したことを特徴とする
ものである。
【0013】さらに、請求項8に係るエレベータの呼登
録装置は、請求項6において、上記切替制御手段を、第
1と第2の呼登録回路のいずれかに切り替える切替指示
を設定時間に応じて出力するタイマで構成したことを特
徴とするものである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1に係るエレベータの呼登録
装置においては、呼登録を行うための押釦を有する呼登
録装置本体の表面カバーに穴を設けるとともに、上記穴
を介した呼登録装置本体の内部に呼登録を可能にするた
めの押釦スイッチを取り付けたことにより、上記押釦を
無効にして老人ホームや病院等で痴呆性老人が押釦を押
してエレベータにむやみに乗ることを防ぎ、ボールペン
等の先の細いものさえ持っていれば不特定多数の人がエ
レベータの呼登録が可能となり、専用の鍵を持ち歩いた
り、呼登録を行うのに特殊な押釦の複数回押す等特殊な
操作方法を覚えておく必要がなくなる。
【0015】また、請求項2に係るエレベータの呼登録
装置においては、請求項1において、上記穴と押釦スイ
ッチとをそれぞれ一対備えることにより、上呼用と下呼
用とに使い分け、または、呼登録有効釦と無効釦とに使
い分けることを可能にし、操作を知る者のみに利用を制
限させる。
【0016】また、請求項3に係るエレベータの呼登録
装置においては、請求項1または2において、上記押釦
スイッチと上記押釦との両者の押圧に基づいて励磁制御
されて呼登録を行う呼登録リレーの励磁制御回路を備え
たことにより、操作を知る者のみに利用を制限させる。
【0017】また、請求項4に係るエレベータの呼登録
装置においては、請求項1または2において、上記押釦
スイッチと上記押釦とのいずれか一方が押圧されて所定
時間経過するまでに他方が押圧されたときにのみ励磁制
御されて呼登録を行う呼登録リレーの励磁制御回路を備
えたことにより、操作を知る者のみに利用を制限させ
る。
【0018】また、請求項5に係るエレベータの呼登録
装置においては、請求項4において、上記押釦スイッチ
と上記押釦とのいずれか一方が押圧された後、所定時間
経過する間、他方を押圧することを促す報知手段を備え
たことにより、利用のための操作を促すことができる。
【0019】また、請求項6に係るエレベータの呼登録
装置においては、請求項1または2において、上記押釦
の押圧に基づき呼登録を行う第1の呼登録回路と、上記
押釦スイッチの押圧に基づき呼登録を行う第2の呼登録
回路と、第1と第2の呼登録回路のいずれかに切り替え
るための切替回路と、この切替回路に切替指示を与える
切替制御手段とを備えたことにより、比較的職員の目が
行き届く昼間は痴呆性老人を含み一般健常者優先のエレ
ベータ利用形態、夜間は痴呆性老人がむやみにエレベー
タを利用できなくする利用形態として、より木目の細か
いエレベータ運行を可能にする。
【0020】また、請求項7に係るエレベータの呼登録
装置においては、請求項6において、上記切替制御手段
を、第1と第2の呼登録回路のいずれかに切り替える切
替指示を出力する手動切替スイッチで構成したことによ
り、利用形態を手動操作により簡単に切り替えることを
可能にする。
【0021】さらに、請求項8に係るエレベータの呼登
録装置においては、請求項6において、上記切替制御手
段を、第1と第2の呼登録回路のいずれかに切り替える
切替指示を設定時間に応じて出力するタイマで構成した
ことにより、利用形態を自動的に切り替えることを可能
にする。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図1と図2はこの発明の実施例1に係るエレベー
タの呼登録装置を説明するための図で、図1は実施例1
に係る乗場呼登録装置本体の概略構成を示す外観図、図
2は図1の内部の詳細な構成を示す説明図である。図1
及び図2において、1、2及び6は従来技術と同様なの
で説明を省略する。新たな符号として、7a、7bは呼
登録装置本体の表面カバー6の側面に設けられたボール
ペン9等の筆記具の先が入る程度の上呼用穴と下呼用穴
で、例えば穴7aの内部には、例えば図2に示すよう
に、呼登録を行うための押釦スイッチとしての上呼用マ
イクロスイッチ8aが取り付けられている。また、穴7
bの内部にも同様にして下呼用マイクロスイッチ8bが
設けられている(マイクロスイッチ8aと同様構造につ
き図は省略する)。
【0023】次に、図1及び図2に示す構成に係る動作
について説明する。例えば、エレベータの乗場呼を登録
しようとする場合、例えば図示しない登録回路側で押釦
1及び2を無効にした状態で、一般の健常者は手持ちの
筆記用具、例えばボールペン9を使い、上呼を登録した
いときは、表面カバー6の上側の穴7aにボールペン9
を差し込み、内部にあるマイクロスイッチ8aを押すこ
とによって乗場上呼が登録される。ここで、登録回路は
従来の上呼用押釦1によるものと同等につき省略する。
また、下呼を登録したいときは、表面カバー6の下側の
穴7bにボールペン9を差し込み、内部にあるマイクロ
スイッチ8bを押すことにより乗場下呼が登録される。
【0024】従って、上記実施例1によれば、エレベー
タの乗場呼登録装置10の内部に呼登録用のマイクロス
イッチ8を取り付け、その操作をボールペン9等の筆記
用具にて行い得るようにしているので、痴呆性老人対策
の効果を失うことなく、不特定多数の健常者がエレベー
タを不自由なく利用可能となり、また、マイクロスイッ
チ8の釦部を呼登録装置本体の内部に隠すことで、痴呆
性老人による誤操作を防ぐこともでき、老人ホームや病
院等で痴呆性老人が押釦を押してエレベータにむやみに
乗ることを防ぎ、ボールペン等の先の細いものさえ持っ
ていれば不特定多数の人がエレベータの呼登録が可能と
なり、専用の鍵を持ち歩いたり、呼登録を行うのに特殊
な押釦の複数回押す等特殊な操作方法を覚えておく必要
がなくなる。
【0025】実施例2.なお、上述した実施例1では、
マイクロスイッチ8を一対備えて、上呼用と下呼用との
乗場呼登録に使い分けるようにしたが、これを呼登録有
効釦と無効釦とに使い分けることもでき、操作を知る者
のみに利用を制限させることができる。
【0026】すなわち、図1において、マイクロスイッ
チ8a、8bを呼登録有効釦、無効釦として使い分け、
ある時間帯は、マイクロスイッチ8aのみが呼登録に有
効な釦で、マイクロスイッチ8aを操作して押釦1また
は2を押すことで、上呼または下呼が登録される。この
とき、マイクロスイッチ8bは無効釦であり、いくら操
作しても呼登録は不可能とする。逆に、別の時間帯で
は、マイクロスイッチ8aは無効釦、マイクロスイッチ
8bは有効釦とすることで、マイクロスイッチ8bを操
作して押釦1または2を押すことで呼登録とする。マイ
クロスイッチ8a、8bの有効化、無効化の切替を時間
単位、日数単位、週間単位等で行えば、痴呆性老人に呼
登録方法を覚えられることを防止する対策の1つとなり
得る。
【0027】従って、上記実施例2によれば、マイクロ
スイッチ(押釦スイッチ)を一対備えることにより、上
呼用と下呼用とに使い分け、または、呼登録有効釦と無
効釦とに使い分けることを可能にし、操作を知る者のみ
に利用を制限させることができる。
【0028】実施例3.次に、図3は実施例3に係る乗
場呼登録回路の回路図である。図3において、新たな符
号として、21は乗場上呼登録リレーを示し、この乗場
上呼登録リレー21は、図1に示すマイクロスイッチ8
aと従来の上呼用押釦1を同時に押すことにより励磁さ
れて、その常開接点21aにより乗場上呼が登録保持さ
れるようになっている。なお、乗場下呼登録も同様な構
成を備える。
【0029】従って、上記実施例3によれば、乗場呼登
録の操作方法を、単に、マイクロスイッチ8の操作のみ
とせず、従来の押釦1または2と組み合わせた操作方法
も併用することで、呼登録のパターンを痴呆性老人に覚
えられることを防ぐことも可能になり、操作を知る者の
みに利用を制限させることができる。
【0030】実施例4.次に、図4は実施例4に係る乗
場呼登録回路の回路図である。図4において、新たな符
号として、22は時限リレー、23はランプ点滅回路、
24は呼応答ランプを示し、この実施例4では、例えば
マイクロスイッチ8aが押圧されて所定時間経過以内に
従来の上呼用押釦1が押圧されたときにのみ励磁制御さ
れて呼登録を行われるようになされ、また、所定時間経
過する間、上呼用押釦1を押圧することを促す報知手段
を構成しており、操作を知る者のみに利用を制限させる
と共に、利用のための操作を促すようになされている。
なお、図4において、マイクロスイッチ8aと従来の上
呼用押釦1との位置を逆に設けて良く、また、下呼び登
録もマイクロスイッチ8bと従来の下呼用押釦2に置き
換えて同様に実施できる。
【0031】すなわち、図4において、マイクロスイッ
チ8aが押された後、一定時限の間(例えば3秒間)励
磁されている時限リレー22とその常開接点(瞬時動作
閉、時限復帰開)22aにより、上記マイクロスイッチ
8aを押した後、3秒以内に上呼用押釦1を押すこと
で、乗場上呼登録リレー21が励磁され、その常開接点
21aにより乗場上呼が登録保持されるようになってい
る。
【0032】このとき、前述の時限リレー22の常開接
点(瞬時動作閉、時限復帰開)22bとランプ点滅回路
23により、マイクロスイッチ8aが押されて3秒間は
呼応答ランプ24を点滅させて利用のための操作を促す
ようになされている。なお、3秒以内に上呼が登録され
たら、乗場上呼登録リレー21の常閉接点21bにより
点滅動作は止める。
【0033】従って、上記実施例4によれば、押釦スイ
ッチと押釦とのいずれか一方が押圧されて所定時間経過
するまでに他方が押圧されたときにのみ励磁制御されて
呼登録を行う呼登録リレーの励磁制御回路を備えたこと
により、呼登録のパターンを痴呆性老人に覚えられるこ
とを防ぐことも可能になり、操作を知る者のみに利用を
制限させる。
【0034】また、上記押釦スイッチと上記押釦とのい
ずれか一方が押圧された後、所定時間経過する間、他方
を押圧することを促す報知手段を備えたことにより、利
用のための操作を促すことができる。
【0035】実施例5.次に、図5と図6は実施例5に
係るエレベータの呼び登録装置の全体構成図と乗場呼登
録回路の回路図である。図5において、10は図1に示
す構成を有する乗場呼登録装置、11はエレベータの制
御装置で、その内部に従来方式による一般用乗場呼登録
回路12、図3または図4で示す専用乗場呼登録回路1
3、及びこれら乗場呼登録回路12と13の切替を行う
呼登録回路の切替回路14が設けられている。15はエ
レベータの監視装置で、上記乗場呼登録回路12と13
を手動で切替えるための切替指示を与える切替スイッチ
16と自動で切替えるための切替指示を設定時間に応じ
て出力するタイマー17を備えている。また、図6にお
いて、25は上記切替回路14内に設けられる呼登録回
路切替リレーである。
【0036】図6により実施例5の動作を説明すると、
例えば1日のうちで昼間(9:00〜17:00)は、切
替スイッチ16を一般側にしておくことで、切替回路1
4内の切替リレー25は励磁され、その常開接点25a
が閉成され、マイクロスイッチ8aを押さなくとも従来
の上呼用押釦1を押すだけの従来方式での呼登録とな
る。
【0037】他方、夜間(17:00〜翌9:00)は、
切替スイッチ16を専用側にしておくことで、切替リレ
ー25は消磁され、マイクロスイッチ8aと押釦1が同
時に押された状態で呼登録可能となる。なお、切替スイ
ッチ16のかわりに切替指示を設定時間に応じて出力す
るタイマー17を用いても同等の動作が得られる。
【0038】この様に従来方式による乗場呼登録回路1
2と本発明に係る呼登録回路13を切替えることによ
り、比較的職員の目が行き届く昼間は一般健常者優先の
エレベータ利用形態、夜間は痴呆性老人がむやみにエレ
ベータを利用できなくする利用形態となり、より木目の
細かいエレベータ運行も可能となる。
【0039】従って、上記実施例5によれば、押釦の押
圧に基づき呼登録を行う乗場呼登録回路12と、押釦ス
イッチとしてのマイクロスイッチの押圧に基づき呼登録
を行う乗場呼登録回路13と、これら乗場呼登録回路の
いずれかに切り替えるための切替回路11と、この切替
回路11に切替指示を与える切替制御手段としての監視
装置15とを備えたことにより、比較的職員の目が行き
届く昼間は痴呆性老人を含み一般健常者優先のエレベー
タ利用形態、夜間は痴呆性老人がむやみにエレベータを
利用できなくする利用形態として、より木目の細かいエ
レベータ運行を可能にすることができる。
【0040】また、上記切替制御手段に、乗場呼登録回
路12または13のいずれかに切り替える切替指示を出
力する手動切替スイッチ16を備えたことにより、利用
形態を手動操作により簡単に切り替えることができる。
【0041】さらに、上記切替制御手段に、乗場呼登録
回路12または13のいずれかに切り替える切替指示を
設定時間に応じて出力するタイマー17を備えたことに
より、利用形態を自動的に切り替えることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、呼登録を行うための押釦を有する呼登録装置本体
の表面カバーに穴を設けるとともに、上記穴を介した呼
登録装置本体の内部に呼登録を可能にするための押釦ス
イッチを取り付けたことにより、上記押釦を無効にして
老人ホームや病院等で痴呆性老人が押釦を押してエレベ
ータにむやみに乗ることを防ぎ、ボールペン等の先の細
いものさえ持っていれば不特定多数の人がエレベータの
呼登録が可能となり、専用の鍵を持ち歩いたり、呼登録
を行うのに特殊な押釦の複数回押す等特殊な操作方法を
覚えておく必要がなくなるという効果がある。
【0043】また、請求項2によれば、請求項1におい
て、上記穴と押釦スイッチとをそれぞれ一対備えること
により、上呼用と下呼用とに使い分け、または、呼登録
有効釦と無効釦とに使い分けることを可能にし、操作を
知る者のみに利用を制限させることができるという効果
がある。
【0044】また、請求項3によれば、請求項1または
2において、上記押釦スイッチと上記押釦との両者の押
圧に基づいて励磁制御されて呼登録を行う呼登録リレー
の励磁制御回路を備えたことにより、操作を知る者のみ
に利用を制限させることができるという効果がある。
【0045】また、請求項4によれば、請求項1または
2において、上記押釦スイッチと上記押釦とのいずれか
一方が押圧されて所定時間経過後に他方が押圧されたと
きにのみ励磁制御されて呼登録を行う呼登録リレーの励
磁制御回路を備えたことにより、操作を知る者のみに利
用を制限させることができるという効果がある。
【0046】また、請求項5によれば、請求項4におい
て、上記押釦スイッチと上記押釦とのいずれか一方が押
圧された後、所定時間経過する間、他方を押圧すること
を促す報知手段を備えたことにより、利用のための操作
を促すことができるという効果がある。
【0047】また、請求項6に係るエレベータの呼登録
装置によれば、請求項1または2において、上記押釦の
押圧に基づき呼登録を行う第1の呼登録回路と、上記押
釦スイッチの押圧に基づき呼登録を行う第2の呼登録回
路と、第1と第2の呼登録回路のいずれかに切り替える
ための切替回路と、この切替回路に切替指示を与える切
替制御手段とを備えたことにより、比較的職員の目が行
き届く昼間は痴呆性老人を含み一般健常者優先のエレベ
ータ利用形態、夜間は痴呆性老人がむやみにエレベータ
を利用できなくする利用形態として、より木目の細かい
エレベータ運行を可能にすることができるという効果が
ある。
【0048】また、請求項7によれば、請求項6におい
て、上記切替制御手段を、第1と第2の呼登録回路のい
ずれかに切り替える切替指示を出力する手動切替スイッ
チで構成したことにより、利用形態を手動操作により簡
単に切り替えることを可能にすることができるという効
果がある。
【0049】さらに、請求項8によれば、請求項6にお
いて、上記切替制御手段を、第1と第2の呼登録回路の
いずれかに切り替える切替指示を設定時間に応じて出力
するタイマで構成したことにより、利用形態を自動的に
切り替えることを可能にすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1及び2に係る乗場呼登録装
置本体の概略構成を示す外観図である。
【図2】図1の内部の詳細な構成を示す説明図である。
【図3】この発明の実施例3に係る乗場呼登録回路の回
路図である。
【図4】この発明の実施例4に係る乗場呼登録回路の回
路図である。
【図5】この発明の実施例5に係るエレベータの呼び登
録装置の全体構成図である。
【図6】この発明の実施例5に係る乗場呼登録回路の回
路図である。
【図7】従来のエレベータの乗場呼登録装置の外観図で
ある。
【図8】痴呆性老人がむやみに呼登録できない様にした
従来のエレベータの乗場呼登録装置の外観図である。
【符号の説明】
1 上呼用押釦 2 下呼用押釦 6 呼登録装置表面カバー 7a 上呼用穴 7b 下呼用穴 8a 上呼用マイクロスイッチ 8b 下呼用マイクロスイッチ 12 一般用乗場呼登録回路 13 専用乗場呼登録回路 14 切替回路 15 監視装置 16 切替スイッチ 17 切替タイマー 21 乗場上呼登録リレー 22 時限リレー 23 ランプ点滅回路 24 呼応答ランプ 25 呼登録回路切替リレー

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼登録を行うための押釦を有する呼登録
    装置本体の表面カバーに穴を設けるとともに、上記穴を
    介した呼登録装置本体の内部に呼登録を可能にするため
    の押釦スイッチを取り付けたエレベータの呼登録装置。
  2. 【請求項2】 上記穴と押釦スイッチとをそれぞれ一対
    備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼
    登録装置。
  3. 【請求項3】 上記押釦スイッチと上記押釦との両者の
    押圧に基づいて励磁制御されて呼登録を行う呼登録リレ
    ーの励磁制御回路を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のエレベータの呼登録装置。
  4. 【請求項4】 上記押釦スイッチと上記押釦とのいずれ
    か一方が押圧されて所定時間経過するまでに他方が押圧
    されたときにのみ励磁制御されて呼登録を行う呼登録リ
    レーの励磁制御回路を備えたことを特徴とする請求項1
    または2記載のエレベータの呼登録装置。
  5. 【請求項5】 上記押釦スイッチと上記押釦とのいずれ
    か一方が押圧された後、所定時間経過する間、他方を押
    圧することを促す報知手段を備えたことを特徴とする請
    求項4記載のエレベータの呼登録装置。
  6. 【請求項6】 上記押釦の押圧に基づき呼登録を行う第
    1の呼登録回路と、上記押釦スイッチの押圧に基づき呼
    登録を行う第2の呼登録回路と、第1と第2の呼登録回
    路のいずれかに切り替えるための切替回路と、この切替
    回路に切替指示を与える切替制御手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1または2記載のエレベータの呼登録
    装置。
  7. 【請求項7】 上記切替制御手段は、第1と第2の呼登
    録回路のいずれかに切り替える切替指示を出力する手動
    切替スイッチでなることを特徴とする請求項6記載のエ
    レベータの呼登録装置。
  8. 【請求項8】 上記切替制御手段は、第1と第2の呼登
    録回路のいずれかに切り替える切替指示を設定時間に応
    じて出力するタイマでなることを特徴とする請求項6記
    載のエレベータの呼登録装置。
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