JP2919466B1 - 継 手 - Google Patents

継 手

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JP2919466B1
JP2919466B1 JP19500298A JP19500298A JP2919466B1 JP 2919466 B1 JP2919466 B1 JP 2919466B1 JP 19500298 A JP19500298 A JP 19500298A JP 19500298 A JP19500298 A JP 19500298A JP 2919466 B1 JP2919466 B1 JP 2919466B1
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 通水・止水状態に切換えられるとともに、通
水状態にあるときは、筒体のスライドを規制することが
でき、しかも、大型化することなく、また、外周に凹凸
がほとんどできない継手を提供することである。 【解決手段】 流体源側本体1と器具側本体2とを相対
回転させると、弁体9が軸方向に移動して、通水・止水
状態を切換えるようにしている。しかも、両本体1、2
を相対回転させて、弁体9を止水位置まで軸方向移動さ
せたとき、ストッパ40と切欠き41とが対向して、筒
体12のスライドを許容する構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、散水ノズル等の
器具を、ホースや管に連結するための継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の継手としては、例えば、特開平8
−082395号公報に開示されたものがある。この継
手では、本体の一端に、ホースや管を接続している。ま
た、本体の他端に、散水ノズル等の器具をプラグイン接
続している。そして、本体の外周面に設けた筒体をスラ
イドさせることで、この散水ノズル等の器具を取り外せ
るようにしている。
【0003】上記本体内には、ボール型コックを組み込
んでいる。そして、このボール型コックの回転によっ
て、ホースや管側から散水ノズル等の器具側への通水路
を開閉して、通水・止水状態を切換えるようにしてい
る。さらに、本体の外周面には、ボール型コックを操作
するハンドルを設けるとともに、このハンドルに、カム
プレートを連動させている。そして、ハンドルによって
ボール型コックを回転させて、通水状態に切換えたと
き、カムプレートが上記筒体に隣接して、そのスライド
を規制するようにしている。
【0004】このようにした継手では、ボール型コック
を回転させて止水状態にすれば、いちいち流体源で止水
しなくても、流体が噴出することなく、散水ノズル等の
器具を取り外すことができる。また、止水状態にあるの
で、散水ノズル等の器具を本体から取り外すときに、流
体圧によって、この散水ノズル等の器具が飛び出してし
まうこともない。そして、通水状態にあるときには、カ
ムプレートが筒体に隣接して、そのスライドを規制する
ので、筒体をうっかりとスライドさせるのを防ぐことが
できる。したがって、通水状態にあるときに、誤操作に
よって、散水ノズル等の器具が取り外れてしまうことが
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の継手では、本体の外周面にハンドルとカムプレートと
を設けなければならず、それらが本体の径方向に突出す
ることとなり、大型化して、使いにくいものとなってし
まう。また、このようにハンドルとカムプレートとを設
けると、継手の外周面に凹凸が多くなってしまう。そし
て、凹凸が多くなれば、例えば、ホースをホース巻き取
り器で巻き取るようなときに、その凹凸が他のものに引
っ掛ったり、ぶつかったりする可能性も高くなってしま
う。
【0006】さらに、上記従来例の継手では、本体内に
ボール型コックを組み込んでいるので、このボール型コ
ックの径が大きくなった場合、そのぶん、継手自体も径
方向及び長さ方向のいずれにもサイズを大きくしなけれ
ばならなくなる。この発明の目的は、通水・止水状態に
切換えられるとともに、通水状態にあるときは、筒体の
スライドを規制することができ、しかも、大型化するこ
となく、また、外周に凹凸がほとんどできない継手を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、本体の一端
に、散水ノズル等の器具を接続するための器具側接続機
構を設け、かつ、本体の他端に、ホースや管を接続する
ための流体源側接続機構を設け、上記器具側接続機構
は、本体に回転不能に組み付けられた筒体を、本体の外
周面に沿って軸方向にスライドさせて、散水ノズル等の
器具を本体から取り外す構成にした継手を前提とする。
【0008】そして、第1の発明は、上記筒体を有する
器具側接続機構を設けた器具側本体と、上記流体源側接
続機構を設けた流体源側本体と、器具側本体あるいは流
体源側本体のいずれか一方を、器具側本体あるいは流体
源側本体のいずれか他方に同軸上に挿入した状態で、こ
れら本体の抜けを規制しつつ、その相対回転を許容する
組み付け部材と、これら本体の相対回転によって本体内
を軸方向に移動する弁体と、筒体あるいは流体源側本体
のいずれか一方に設け、筒体あるいは流体源側本体のい
ずれか他方に隣接させたストッパと、筒体あるいは流体
源側本体のいずれか他方に形成した切欠きとを備え、両
本体を相対回転させて、弁体を止水位置まで軸方向移動
させたとき、上記ストッパと切欠きとが対向して、筒体
のスライドを許容する構成にした点に特徴を有する。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、弁体
を、器具側本体あるいは流体源側本体のいずれか一方に
スプライン結合させ、かつ、器具側本体あるいは流体源
側本体にのいずれか他方にネジ結合させた点に特徴を有
する。第3の発明は、第1、2の発明において、器具側
本体を流体源側本体に挿入する構成にした点に特徴を有
する。第4の発明は、第1〜3の発明において、筒体あ
るいは流体源側本体のいずれかに、ストッパ及び切欠き
を覆うカバー部を設けた点に特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜9に、本発明の継手の第1
実施例として、散水ノズル用継手を示す。図1、3に示
すように、散水ノズル用継手は、流体源側本体1と、器
具側本体2とからなる。まず、流体源側本体1について
説明するが、この流体源側本体1は、同軸上に配置した
第1、2筒部材42、20から構成されている。第1筒
部材42は、軸方向に通水路3を形成したもので、その
後端にホース接続用筒部4を形成している。そして、こ
のホース接続用筒部4の外周面にスリーブ材5を組み付
けるとともに、このスリーブ材5には、複数の軸方向ス
リット5aを周方向に並べて形成している。また、この
第1筒部材42の外周面には、外筒6を螺合させてい
る。そして、ホース接続用筒部4の外周面と、この外筒
6の内周面との間に、上記スリーブ材5を位置させてい
る。
【0011】図示しないホースを接続するときは、外筒
6をゆるめた状態で、ホースをホース接続用筒部4とス
リーブ材5との間に差し込んでやる。そして、外筒6を
締め付ければ、この外筒6が軸方向に移動して、その内
周面に形成したテーパ6aがスリーブ材5に押し付けら
れる。したがって、軸方向スリット5aを形成したスリ
ーブ材5は縮径し、その先端をホースに押し付けて、ホ
ースの抜けや流体の漏れを防ぐことになる。なお、これ
らホース接続用筒部4、スリーブ材5、外筒6等が相ま
って、この発明でいう流体源側接続機構を構成してい
る。
【0012】この第1筒部材42の先端には、通水路3
に連通させた拡径部7を一体に形成している。そして、
この拡径部7に、第2筒部材20を固定している。第2
筒部材20は、図5にも示すように、大径部21と小径
部22とからなり、図1、3に示すように、この第2筒
部材20の小径部22を、上記第1筒部材42の拡径部
7に螺合させて固定している。このとき、小径部22の
端面と拡径部7の底面との間には、リング状のシール部
材23を介在させている。なお、この第1実施例では、
流体源側本体1を第1、2筒部材42、20に分割して
構成したが、もちろん一体に成形したものでもよい。
【0013】次に、器具側本体2について説明する。器
具側本体2は、軸方向に通水路8を形成したもので、こ
の通水路8の先端をプラグ挿入部8aとしている。ま
た、通水路8の途中には、後述する弁体9のポペット部
10を出し入れさせるための連通孔11を形成してい
る。この器具側本体2の先端外周面には、筒体12を組
み付けている。そして、器具側本体2の外周面に形成し
たフランジ部13と、筒体12の内周面に形成した段部
14との間に、スプリング15を介在させている。ま
た、この筒体12の内周面には、複数の爪16を設け、
これら爪16を周方向に並べて配置している。さらに、
この筒体12の端面12a側には、内径を大きくした筒
状のカバー部17を一体に形成している。なお、具体的
には図示しないが、筒体12の内周面と器具側本体2の
外周面とをスプライン結合させている。したがって、筒
体12は、器具側本体2の外周面に沿って軸方向にスラ
イドできるが、器具側本体2に対しての回転は規制され
ている。
【0014】筒体12が図1、3に示すノーマル位置に
あれば、上記爪16が、器具側本体2に形成した孔から
プラグ挿入部8a側に突出している。したがって、散水
ノズルのグリップ部に設けたプラグ18をプラグ挿入部
8aに挿入した状態では、これら爪16がプラグ18に
形成した段部19に引っ掛って、この散水ノズルの抜け
を規制する。それに対して、筒体12をスプリング15
に抗してスライドさせると、これら爪16が弾性変形し
て、プラグ挿入部8aから退避する。この状態では、爪
16が段部19から外れるので、プラグ18をプラグ挿
入部8aから抜いて、散水ノズルを取り外すことができ
る。なお、これら筒体12、スプリング15、爪16等
が相まって、この発明でいう器具側接続機構を構成して
いる。
【0015】以上述べた流体源側本体1と器具側本体2
とを、次のようにして組み付けている。図1、3に示す
ように、器具側本体2の後端を、第2筒部材20の大径
部21に挿入している。そして、器具側本体2の外周面
に形成した段部24を、大径部21内周面の第1段部2
5に当接させ、また、器具側本体2の外周面のフランジ
部13を、大径部21内周面の第2段部26に当接させ
ている。このようにして器具側本体2を流体源側本体1
に挿入した状態で、この第2筒部材20の外周面に環状
に形成した嵌合溝27に、図6に示すリング部材28を
弾性嵌合させている。リング部材28を環状溝31に嵌
合させると、このリング部材28は弾性復帰して元の径
に戻る。このとき、リング部材28の3つの突出片29
が、環状溝31に形成した3つの挿入孔30から、大径
部21の内周面に突出する。そして、これら突出片29
は、器具側本体2の後端外周面に形成した環状溝31に
挿入することになる。
【0016】リング部材28を組み付けた状態では、器
具側本体2を流体源側本体1から抜こうとしても、環状
溝31の側面がリング部材28の突出片29にぶつかる
ので、その抜けが規制される。しかも、リング部材28
の突出片29は、環状溝31に沿って移動できるので、
器具側本体2を流体源側本体1に対して回転させること
ができる。つまり、このリング部材28が、本発明でい
う組み付け部材を構成している。なお、器具側本体2の
外周面には、環状溝31よりも後端側に位置させたOリ
ング32を設けている。このOリング32は、器具側本
体2と流体源側本体1との相対回転を許容しつつ、そこ
からの流体の漏れを防止するものである。
【0017】ここで、上記のように器具側本体2を流体
源側本体1に挿入するとき、これら両本体1、2内に、
弁体9を組み込んでいる。弁体9は、図7に示すよう
に、ポペット部10を有し、このポペット部10外周の
環状シール溝33にOリング34をはめ込んでいる。そ
して、上記ポペット部10の後端には、4枚の第1ガイ
ド片35を一体に成形している。これら第1ガイド片3
5は、ポペット部10の軸を中心にそれぞれ90度ずつ
位相をずらして矢羽根状に位置させたもので、軸方向に
垂直に切った断面が十字形状となるようにしている。さ
らに、これら第1ガイド片35に連続させて、同じく矢
羽根状に位置させた4枚の第2ガイド片36を一体に成
形している。これら第2ガイド片36は、上記第1ガイ
ド片35よりもさらに径方向に突出させたもので、その
端面に、ネジ部37を設けている。
【0018】この弁体9を両本体1、2内に組み込むと
きは、図1、3に示すように、上記第1ガイド片35
を、器具側本体2の通水路8の内周面に形成した軸方向
溝39にかみ合せて、スプライン結合させている。ま
た、上記第2ガイド片36の端面に設けたネジ部37
を、流体源側本体1の大径部21の内周面に形成したネ
ジ部38にかみ合わせて、ネジ結合させている。器具側
本体2と流体源側本体1とを相対回転させると、その回
転力が弁体9にも伝えられる。しかし、この弁体9は、
第1ガイド片35と軸方向溝39とのかみ合いによっ
て、その回転が規制されているので、軸方向溝39に沿
って軸方向に移動することになる。
【0019】次に、この実施例の散水ノズル用継手の作
用を説明する。器具側本体2と流体源側本体1とが、図
1に示す相対回転位置にあれば、弁体9のポペット部材
10は、連通孔11から抜けた状態となっている。した
がって、第1筒部材42の通水路3の水は、第2筒部材
20の小径部22内→弁体9の第2ガイド片36間→弁
体9の第1ガイド片35間→軸方向溝39→連通孔11
→器具側本体2の通水路8を介して、散水ノズルヘと供
給される(通水状態)。なお、図1に示すように、器具側
本体2の通水路8の内周面には、軸方向溝39に並べて
複数のスリット48を形成している。これは、弁体9が
移動するときに、Oリング34が通水路8内を摺動する
ことから、このOリング34との接触面積をできるだけ
小さくするために形成している。また、そのスリット4
8の数や形状を決めることで、図1に示す通水状態で、
通水路3から通水路8に流れる流量を調整することもで
きる。
【0020】ここで、図5にも示すように、流体源側本
体1の第2筒部材20の大径部21側端面には、軸方向
に突出させた一対のストッパ40を一体に形成し、これ
ら一対のストッパ40を、第2筒部材20の直径方向に
配置している。そして、上記通水状態にあるとき、これ
らストッパ40の先端を、筒体12の端面12aにちょ
うど隣接させている(図8参照)。したがって、筒体12
をスプリング15に抗してスライドさせようとしても、
そのスライドが規制されることとなり、散水ノズルを取
り外すことができない。
【0021】上記通水状態から、器具側本体2と流体源
側本体1とを相対回転させると、前述したように、弁体
9が、軸方向溝39に沿って軸方向に移動する。そし
て、図3に示す相対回転位置まで相対回転させると、弁
体9のポペット部10が連通孔11に入り込み、Oリン
グ34が連通孔11を閉塞するので、水の流れが遮断さ
れる(止水状態)。なお、器具側本体2や流体源側本体1
に、止水・通水位置を表示するマークを付けておけば、
通水・止水状態に切換えるときに、視覚を通じて確認で
き、利便性を向上させることができる。
【0022】ここで、筒体12の端面12aには、上記
ストッパ40とほぼ同じ形状を有する切欠き41を形成
し、これら一対の切欠き41も、筒体12の直径方向に
配置している。前述のように、筒体12は器具側本体2
と一体になって回転することから、器具側本体2と流体
源側本体1とを相対回転させると、相対的に、上記スト
ッパ40の先端が筒体12の端面12aに隣接しながら
移動する。
【0023】そして、上記止水状態まで切換えたとき、
ストッパ40が、上記切欠き41にちょうど対向するよ
うにしている(図9参照)。したがって、筒体12をスプ
リング15に抗してスライドさせれば、切欠き41にス
トッパ40が入り込んでそのスライドを許容することと
なり、散水ノズルを取り外すことができる。なお、上記
ストッパ40及び切欠き41の数や形状については、な
んら限定するものではない。また、筒体12の端面12
aにストッパ40を設け、かつ、流体源側本体1の第2
筒部材20の大径部21側端面に切欠き41を形成して
もかまわない。
【0024】以上述べた実施例の散水ノズル用継手によ
れば、従来例の継手と同じく、止水状態にしておけば、
いちいち流体源で止水しなくても、流体が噴出すること
なく、散水ノズルを取り外すことができる。また、止水
状態にあるので、散水ノズルを取り外すときに、流体圧
によって、この散水ノズルが飛び出してしまうこともな
い。しかも、通水状態にあるときは、ストッパ40が筒
体12のスライドを規制するので、筒体12をうっかり
とスライドさせるのを防ぐことができる。したがって、
通水状態にあるときに、誤操作によって、散水ノズルが
取り外れてしまうことがない。
【0025】さらに、この実施例の散水ノズル用継手で
は、器具側本体2と流体源側本体1とを相対回転させる
だけで、通水・止水状態を切換えられるので、上記従来
例のようにハンドルを設ける必要がなく、大型化するこ
とがない。また、ストッパ40と切欠き41とによっ
て、筒体12のスライドを規制したり、そのスライドを
許容したりするので、上記従来例のようにカムプレート
を設ける必要がなく、大型化することがない。
【0026】しかも、ハンドルやカムプレートを設けな
くてもよいので、散水ノズル用継手の外周面には凹凸が
ほとんどできない。したがって、例えば、ホースをホー
ス巻き取り器で巻き取るようなときでも、散水ノズル用
継手が、他のものに引っ掛ったり、ぶつかったりするこ
ともない。特に、この第1実施例では、図2、4にも示
すように、筒体12にカバー部17を一体に形成して、
このカバー部17によって、ストッパ40及び切欠き4
1を覆っている。したがって、これらストッパ40及び
切欠き41が、散水ノズル用継手の外周面側に現れず、
さらに凹凸を少なくすることができる。
【0027】図10に示す第2実施例は、上記第1実施
例とは逆に、弁体9の第1ガイド片35の端面にネジ部
37を形成したものである。そして、この第1ガイド片
35の端面に設けたネジ部37を、器具側本体2の通水
路8の内周面に形成したネジ部38にかみ合せて、ネジ
結合させている。また、第2ガイド片36を、流体源側
本体1の内周面に形成した軸方向溝39にかみ合せて、
スプライン結合させている。要するに、この第2実施例
でいいたいことは、弁体9は、器具側本体2あるいは流
体源側本体1のいずれか一方にスプライン結合し、か
つ、器具側本体2あるいは流体源側本体1のいずれか他
方にネジ結合していればよいということである。なお、
この第2実施例では、ストッパ40を1つだけ設けてい
る。そして、上記第1実施例のようにストッパ40を2
つ設ける場合、両本体1、2を180度の範囲で相対回
転させ、弁体9を連通孔11に出入させるよう設計すれ
ばよいし、この第2実施例のようにストッパ40を1つ
だけ設ける場合、両本体1、2を360度の範囲で相対
回転させ、弁体9を連通孔11に出入させるよう設計す
ればよい。
【0028】図11に示す第3実施例は、弁体9に設け
たネジ部37の形状を変更したものである。つまり、上
記第1実施例では、矢羽根状に位置させた第2ガイド片
36の端面にネジ部37を設けていたが、この第3実施
例では、図11(a)に示すように、第1ガイド片35に
連続させて、円柱状のガイド部43を一体に成形すると
ともに、このガイド部43の外周面にネジ部37を形成
している。さらに、図11(b)に示すように、このガイ
ド部43の軸方向に貫通孔44を形成している。したが
って、この弁体9のネジ部37を流体源側本体1のネジ
部38にネジ結合させても、流体源側本体1の内周面を
塞ぐことなく、流路を確保することができる。
【0029】図12に示す第4実施例は、弁体9の第1
ガイド片35の数を増やし、ポペット部10の軸を中心
に放射状に配置したものである。要するに、これら第
3、4実施例でいいたいことは、スプライン結合、ある
いは、ネジ結合の具体的構成については、どのようなも
のであってもよいということである。
【0030】図13、14に示す第5、6実施例は、弁
体9のポペット部10の位置を変更したものである。図
13に示す第5実施例では、弁体9のポペット部10
を、第1、2ガイド片35、36間に配置している。ま
た、図14に示す第6実施例では、弁体9のポペット部
10を、第2ガイド片36の端部側に配置している。つ
まり、図14に示すように、第2ガイド片36の端部か
ら同軸上にロッド45を突出させて、このロッド45に
ポペット部10を設けている。そして、流体源側本体1
内に壁46を設けるとともに、この壁46に連通孔11
を形成して、ポペット部10を出入するようにしてい
る。
【0031】この第6実施例の散水ノズル用継手でも、
図14に示す止水状態から、器具側本体2と流体源側本
体1とを相対回転させると、弁体9が、軸方向溝39に
沿って、流体源側本体1に向かって軸方向移動する。し
たがって、ポペット部10は連通孔11から通水路3側
に外れて、連通孔11を開放することになる。なお、第
2ガイド片36の後端には、突起部47を設けている。
そして、ポペット部10が連通孔11から通水路3側に
完全に外れたとき、この突起部47が壁46に当接する
ようにしている。
【0032】この状態では、壁46と第2ガイド片36
の後端との間に空間が形成されるので、流路を確保する
ことができる。もちろん、第2ガイド片36の後端を直
接に壁46に当接させてもよいが、突起部47を設けた
方が、より開度の大きな流路を確保することができ、流
量損失が生じるのを避けることができる。すなわち、こ
の第6実施例の場合、連通孔11にロッド45が挿入す
ることになるので、この連通孔11の開度がそのぶん小
さくなってしまう。その意味からも、できるだけ開度の
大きな流路を確保できるような構造にしておくのが望ま
しい。
【0033】図15に示す第7実施例は、流体源側本体
1と器具側本体2とを組み付けるときに、上記第1〜6
実施例とは逆に、流体源側本体1を器具側本体2に挿入
したものである。ただし、流体源側本体1を器具側本体
2に挿入すると、流体源側本体1の端面を、器具側本体
2に設けた筒体12の端面12aに対向させることがで
きなくなる。したがって、図6に示したように、流体源
側本体1の端面からストッパ40を突出させることがで
きない。そこで、図15に示すように、流体源側本体1
の側面にバー形状のストッパ40を設け、このバー形状
のストッパ40を、流体源側本体1の軸線に平行に位置
させている。そして、このストッパ40を器具側本体2
の側面に沿わせながら、ストッパ40の先端を上記筒体
12の端面12aに隣接させている。もちろん、上記第
1実施例で説明した通り、筒体12の端面12aには切
欠き41を形成しておき、止水状態となったときに、こ
の切欠き41をストッパ40の先端に対向させ、筒体1
2のスライドを許容するようにしている。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、止水状態にしておけ
ば、いちいち流体源で止水しなくても、流体が噴出する
ことなく、散水ノズル等の器具を取り外すことができ
る。また、止水状態にあるので、散水ノズル等の器具を
取り外すときに、流体圧によって、この器具が飛び出し
てしまうこともない。しかも、通水状態にあるときは、
ストッパが筒体のスライドを規制するので、筒体をうっ
かりとスライドさせるのを防ぐことができる。したがっ
て、通水状態にあるときに、誤操作によって、散水ノズ
ル等の器具が取り外れてしまうことがない。
【0035】また、器具側本体と流体源側本体とを相対
回転させるだけで、通水・止水状態を切換えられるの
で、上記従来例のようにハンドルを設ける必要がなく、
大型化することがない。また、ストッパと切欠きとによ
って、筒体のスライドを規制したり、そのスライドを許
容したりするので、上記従来例のようにカムプレートを
設ける必要がなく、大型化することがない。しかも、ハ
ンドルやカムプレートを設けなくてもよいので、継手の
外周面には凹凸がほとんどできない。したがって、例え
ば、ホースをホース巻き取り器で巻き取るようなときで
も、継手が、他のものに引っ掛ったり、ぶつかったりす
ることもない。さらに、通水・止水状態に切換えるの
に、軸方向移動する弁体を用いるので、ボール型コック
を用いるのに比べれば、継手を小型化、特に径方向にス
リム化させることが可能となる。
【0036】第2の発明によれば、両本体を相対回転さ
せたとき、スプライン結合により、弁体を軸方向に移動
させることができる。第3の発明によれば、器具側本体
を流体源側本体に挿入するようにしたので、流体源側本
体の端面を、器具側本体に設けた筒体の端面に対向させ
ることができる。したがって、いずれか一方の端面にス
トッパを設け、かつ、いずれか他方の端面に切欠きを形
成すればよく、継手外周面の凹凸を少なくすることが可
能となる。第4の発明によれば、カバー部によってスト
ッパ及び切欠きを覆うようにしたので、これらストッパ
及び切欠きが継手の外周面側に現れず、さらに凹凸を少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の散水ノズル用継手の断面図で、通
水状態を示す。
【図2】図1に示した散水ノズル用継手の外観図であ
る。ただし、図1に示したプラグ18は省略している。
【図3】第1実施例の散水ノズル用継手の断面図で、止
水状態を示す。
【図4】図3に示した散水ノズル用継手の外観図であ
る。ただし、図3に示したプラグ18は省略している。
【図5】流体源側本体1を構成する第2筒部材20を示
す斜視図である。
【図6】リング部材28を示す斜視図である。
【図7】弁体9を示す斜視図である。
【図8】通水状態にあるときのストッパ40及び切欠き
41の関係を示す図である。
【図9】止水状態にあるときのストッパ40及び切欠き
41の関係を示す図である。
【図10】第2実施例の散水ノズル用継手の断面図で、
止水状態を示す。
【図11】第3実施例の散水ノズル用継手のうち、弁体
9を示し、(a)が側面図で、(b)が(a)のb方向から見
た図である。
【図12】第4実施例の散水ノズル用継手を示し、(a)
が止水状態での断面図で、(b)が(a)のb−b線断面図
である。
【図13】第5実施例の散水ノズル用継手の断面図で、
止水状態を示す。
【図14】第6実施例の散水ノズル用継手の断面図で、
止水状態を示す。
【図15】第7実施例の散水ノズル用継手の断面図で、
止水状態を示す。
【符号の説明】
1 流体源側本体 2 器具側本体 4 ホース接続用筒部 5 スリーブ材 6 外筒 9 弁体 10 ポペット部 11 連通孔 12 筒体 12a 端面 15 スプリング 16 爪 17 カバー部 20 第2筒部材 21 大径部 22 小径部 28 リング部材 29 突出片 34 Oリング 35 第1ガイド片 36 第2ガイド片 37 ネジ部 38 ネジ部 39 軸方向溝 40 ストッパ 41 切欠き 42 第1筒部材 43 ガイド部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一端に、散水ノズル等の器具を接
    続するための器具側接続機構を設け、かつ、本体の他端
    に、ホースや管を接続するための流体源側接続機構を設
    け、上記器具側接続機構は、本体に回転不能に組み付け
    られた筒体を、本体の外周面に沿って軸方向にスライド
    させて、散水ノズル等の器具を本体から取り外す構成に
    した継手において、上記筒体を有する器具側接続機構を
    設けた器具側本体と、上記流体源側接続機構を設けた流
    体源側本体と、器具側本体あるいは流体源側本体のいず
    れか一方を、器具側本体あるいは流体源側本体のいずれ
    か他方に同軸上に挿入した状態で、これら本体の抜けを
    規制しつつ、その相対回転を許容する組み付け部材と、
    これら本体の相対回転によって、本体内を軸方向に移動
    する弁体と、筒体あるいは流体源側本体のいずれか一方
    に設け、筒体あるいは流体源側本体のいずれか他方に隣
    接させたストッパと、筒体あるいは流体源側本体のいず
    れか他方に形成した切欠きとを備え、両本体を相対回転
    させて、弁体を止水位置まで軸方向移動させたとき、上
    記ストッパと切欠きとが対向して、筒体のスライドを許
    容する構成にしたことを特徴とする継手。
  2. 【請求項2】 弁体を、器具側本体あるいは流体源側本
    体のいずれか一方にスプライン結合させ、かつ、器具側
    本体あるいは流体源側本体のいずれか他方にネジ結合さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の継手。
  3. 【請求項3】 器具側本体を流体源側本体に挿入する構
    成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の継手。
  4. 【請求項4】 筒体あるいは流体源側本体のいずれか
    に、ストッパ及び切欠きを覆うカバー部を設けたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の継手。
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