JP2919319B2 - インピーダンス整合装置 - Google Patents

インピーダンス整合装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、インピーダンス整
合装置に関し、特に、無線機に用いられるアンテナイン
ピーダンス整合装置に関する。
【0001】
【従来の技術】従来、この種のアンテナインピーダンス
整合装置は、アンテナとアンテナの後段に接続される無
線部とのインピーダンス整合をとることを目的として用
いられている。
【0002】しかしながら、無線機が使用者の人体付近
に携帯されて通話が行われる場合には、人体が導体の一
種であるため、アンテナと無線部とのインピーダンス整
合にミスマッチングが生じるという課題がある。
【0003】この種の課題を解決する手段として、例え
ば、特開平3−141730号公報に記載されている携
帯型無線機が知られている。
【0004】図6は、同公報記載の無線機の概略図であ
る。
【0005】図6において、無線機は、ループアンテナ
13と、ループアンテナ13の一端に接続されたチョー
クコイル14およびダイオード15と、ループアンテナ
13の同調をとるための可変コンデンサ16と、ループ
アンテナ13に接続されてデータの送受信およびデータ
あるいは信号レベルの比較を行う送受信部11と、を備
える。また、ループアンテナ13は、電池や発音体ある
いは金属振動板12と一体型で形成される。
【0006】そして、この無線機を携帯者の人体から離
して使用する場合には、チョークコイル14を介して直
流電流をダイオード15に導通させ、ループアンテナ1
3を導通にさせる 一方、無線機を携帯者の人体付近に携帯して使用する場
合には、人体からの影響によって、ループアンテナ13
と送受信部11とのインピーダンスの整合にミスマッチ
ングが生じるため、チョークコイル14を介した直流電
流のダイオード15への導通を停止させ、ループアンテ
ナを非導通にさせる。このとき、ループアンテナ13に
一体に形成された電池や発音体あるい金属振動板12が
人体と電気的に結合してダイポールアンテナを形成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この携
帯型無線機では、無線機の携帯の有無によって使用者が
ループアンテナを導通あるいは非導通に切り換えなくて
はならないため、利便性が悪いという課題があった。
【0008】本発明の目的は、上述した課題を解決し、
無線機が使用者の人体付近に携帯されて通話が行われる
場合でもインピーダンス整合をとるとともに利便性を向
上させるインピーダンス整合装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明によるインピーダンス整合装置は、アン
テナとアンテナの後段に接続される無線部とのインピー
ダンスの整合を行う整合手段と、無線機の使用者の人体
付近で無線機が通話を行っていることを検出する検出手
段と、検出手段が通話を行っていることを検出すると、
整合手段のインピーダンスを補正する補正手段と、を備
、前記検出手段は、前記無線機が通話を行っているこ
とを検出すると検出信号を出力し、前記補正手段は、前
記検出信号を入力すると、前記整合手段のインピーダン
スを補正する
【0010】このような構成の採用によって、無線機が
使用者の人体付近に携帯されて通話を行っている場合
に、検出手段で検出され、この検出により補正手段が整
合手段のインピーダンスを補正するため、人体からの影
響にもかかわらずアンテナと無線部とのインピーダンス
整合をとることができる。
【0011】また、検出手段によって無線機の使用者の
人体付近での通話が検出されるため、使用者によって、
人体付近での通話であるか否かを選択し、無線機を操作
する必要性がないため、利便性を向上させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明によるインピーダンス整合
装置の一実施例を示す機能ブロック図である。
【0014】図1において、インピーダンス整合装置
は、アンテナ1と、整合回路2と、オフフック検出回路
3と、ハンズフリー検出回路4と、直流電流発生回路5
と、スイッチ回路6と、補正回路7と、無線部8と、を
備える。
【0015】この整合装置において、図示しない相手方
無線機からの無線信号の受信時には、アンテナ1によっ
て無線信号が受信され受信信号が整合回路2に出力され
る。整合回路2はアンテナ1と無線部8とのインピーダ
ンス整合をとるためのものであり、この整合回路2を介
して受信信号は無線部8に出力される。受信信号は、無
線部8において増幅されて周波数変換されたのち復調さ
れる。
【0016】一方、送信信号の相手方無線機への送信時
には、無線部8において変調されて増幅された送信信号
が整合回路2に出力される。そして、整合回路2を介し
て、送信信号はアンテナ1に出力する。アンテナ1は、
この送信信号を相手方無線機に送信する。
【0017】なお、無線部8の後段の回路構成の詳細お
よびそれらの動作については本発明とは直接関係がない
ため、説明を省略する。
【0018】オフフックスイッチ検出回路3は、無線機
が通話状態にあるか否かを検出するものであり、例え
ば、携帯電話機等では、オフフック状態にあるか否かを
検出する。オフフック状態が検出されると、オフフック
スイッチ検出回路3はハイレベルのオフフック検出信号
を直流電流発生回路5に出力する。ハンズフリー検出回
路4は、例えば、携帯電話機等にハンズフリー機能が設
けれている場合に用いられるものであり、ハンズフリー
通話が行われていることが検出されると、ハイレベルの
ハンズフリー検出信号を直流電流発生回路5に出力す
る。なお、ハンズフリー通話とは、携帯電話機の送受話
器を用いないで通話を行うものであり、このとき携帯電
話機は携帯者の人体から離されて使用される。そして、
ハンズフリー通話では、携帯者の音声を入力するマイク
ロフォンと通話相手の音声を出力するスピーカとが使用
される。
【0019】直流電流発生回路5は、オフフック検出回
路3からのハイレベルのオフフック検出信号を入力し、
かつハンズフリー検出回路4からのハイレベルのハンズ
フリー検出信号を入力しない場合に直流電流をスイッチ
回路6に出力する。
【0020】スイッチ回路6は、直流電流発生回路5か
らの直流電流を入力すると、整合回路2と補正回路7と
を接続させる。補正回路7は、コンデンサあるいはコイ
ルから構成され、他端は接地される。
【0021】次に、整合回路2の回路の一実施例を図2
を用いて説明する。
【0022】図2において、整合回路2は、コンデンサ
21および23とコイル22とからなるπ型の整合回路
である。整合回路2は、コンデンサ21および23とコ
イル22との合成インピーダンスによってアンテナ1と
無線部とのインピーダンス整合をとる。
【0023】次に、直流電流発生回路5の回路の一実施
例を図3を用いて説明する。
【0024】図3において、直流電流発生回路5は、オ
フフック検出回路3に一端が接続される抵抗51と、こ
の抵抗51の他端にベースが接続されるトランジスタ5
3と、抵抗51の他端に一端が接続されトランジスタ5
3のエミッタに他端が接続される抵抗54と、を備え
る、また、直流電流発生回路5は、ハンズフリー検出回
路4に一端が接続される抵抗52と、抵抗52の他端に
ベースが接続され、コレクタがトランジスタ53のエミ
ッタに接続され、さらに、エミッタが接地されるトラン
ジスタ55と、抵抗52の他端に一端が接続され、トラ
ンジスタ54のエミッタに他端が接続される抵抗56
と、を備える。さらに、直流電流発生回路5は、トラン
ジスタ53のコレクタにベースが接続され、コレクタが
電源電圧VDDに接続されるトランジスタ58と、トラ
ンジスタ53のコレクタに一端が接続され、他端が電源
電圧VDDに接続される抵抗57と、トランジスタ58
のエミッタに一端が接続され、他端がスイッチ回路6に
接続される抵抗59と、を備える。
【0025】直流電流発生回路5において、オフフック
検出回路3からハイレベルのオフフック検出信号がバイ
アス抵抗51を介してトランジスタ53のベースに入力
すると、トランジスタ53がオンになる。一方、ハンズ
フリー検出回路4からハイレベルのハンズフリー検出信
号がバイアス抵抗52を介してトランジスタ55のベー
スに入力すると、トランジスタ55がオンになる。
【0026】したがって、オフフック検出回路3からハ
イレベルのオフフック検出信号が直流電流発生回路5に
入力し、かつハンズフリー検出回路4からハイレベルの
ハンズフリー検出信号が直流電流発生回路5に入力する
と、トランジスタ53および55がともにオンになる。
このとき、電源電圧VDDからの直流電流が抵抗57を
介してグランドに流れ込むため、トランジスタ58のベ
ース端子にかかるバイアス電圧がローレベルになる。ト
ランジスタ58のベース端子にかかるバイアス電圧がロ
ーレベルになると、トランジスタ58がオフになるの
で、直流電流がスイッチ回路6に出力されない。
【0027】一方、オフフック検出回路3からオフフッ
ク検出信号が直流電流発生回路5に入力し、かつハンズ
フリー検出回路4からハンズフリー検出信号が直流電流
発生回路5に入力しないと、トランジスタ53がオンに
なり、トランジスタ55がオフになる。したがって、ト
ランジスタ58のベース端子に電源電圧VDDからのバ
イアスが抵抗57によってかかりトランジスタ58がオ
ンになるので、直流電流がスイッチ回路6に出力され
る。
【0028】また、オフフック検出信号が直流電流発生
回路5に入力せず、かつハンズフリー検出信号が直流電
流発生回路5に入力すると、トランジスタ53がオフに
なり、トランジスタ55がオンになる。したがって、ト
ランジスタ58のベース端子が開放となるためバイアス
電圧ローレベルになり、トランジスタ58がオフになる
ので、直流電流がスイッチ回路6に出力されない。
【0029】さらに、オフフック検出信号が直流電流発
生回路5に入力せず、かつハンズフリー検出信号が直流
電流発生回路5に入力しないと、トランジスタ53およ
び55がともにオフになるので、トランジスタ58のベ
ース端子が開放となり、バイアス電圧がローレベルにな
る。トランジスタ58のベース端子にかかるバイアス電
圧ローレベルになると、トランジスタ58がオフになる
ので、直流電流がスイッチ回路6に出力されない。
【0030】したがって、直流電流発生回路5がオフフ
ック検出回路3からハイレベルのオフフック検出信号を
入力し、かつハンズフリー検出回路4からハイレベルの
ハンズフリー検出信号を入力しないときのみ、直流電流
がスイッチ回路6に出力される。
【0031】次に、スイッチ回路6の回路の一実施例を
図4を用いて説明する。
【0032】図4において、スイッチ回路6は、一端が
直流電流回路5に接続され、他端が接地されるコンデン
サ61と、一端がコンデンサ61の一端に接続されるコ
イル62と、コイル62の他端にアノードが接続され、
カソードが補正回路7に接続されるピンダイオード63
と、を備える。
【0033】このスイッチ回路6において、ピンダイオ
ード63は、直流電流が印加されると導通するものであ
る。したがって、直流電流発生回路5からの直流電流が
スイッチ回路6に入力されると、コンデンサ61および
コイル62によって高周波成分が阻止され、ピンダイオ
ード63が導通する。そしてこのとき、整合回路2と補
正回路7とが接続される。なお、コンデンサ61および
コイル62は、整合回路2からの受信信号、すなわち交
流信号が直流電流発生回路5に流れ込むのを防止する作
用も有する。
【0034】一方、直流電流回路5からの直流電流がス
イッチ回路6に入力されない場合には、ピンダイオード
63は非導通になるため、整合回路2と補正回路7とが
開放される。
【0035】次に、図1に示したインピーダンス整合装
置の動作について説明する。
【0036】図1において、通話が開始されるために、
使用者によって携帯電話機がオフフック状態にされる
と、オフフック検出回路3でオフフック状態が検出され
てハイレベルのオフフック検出信号が直流電流回路5に
出力される。一方、ハンズフリー通話が開始されるため
に、使用者によって携帯電話機がハンズフリー状態にさ
れると、ハンズフリー検出回路4でハンズフリー状態が
検出されてハイレベルのハンズフリー検出信号が直流電
流回路5に出力される。これら信号を入力すると、直流
電流回路5は、直流電流を出力しないため、スイッチ回
路6によって整合回路2と補正回路7とが開放される。
このとき、無線機は携帯者の近傍において使用されない
ため、補正回路7による整合回路3の補正が行われな
い。
【0037】一方、携帯電話機がオフフック状態にされ
ると、オフフック検出回路3からオフフック検出信号が
直流電流回路5に出力され、ハンズフリー通話が行われ
ないときには、ハンズフリー検出回路4からハンズフリ
ー検出信号が直流電流回路5に出力されない。直流電流
回路5では、直流電流を出力するため、スイッチ回路6
によって整合回路2と補正回路7とが接続される。この
とき、無線機は携帯者の近傍において使用されるため、
補正回路7による整合回路3の補正が行われる。
【0038】また、通話が開始されないときには、携帯
電話機がオフフック状態にされないため、オフフック検
出回路3からオフフック検出信号が直流電流回路5に出
力されない。このとき直流電流回路5では、常に直流電
流が出力されないため、スイッチ回路6によって整合回
路2と補正回路7とが開放される。したがって、補正回
路7による整合回路3の補正が行われない。
【0039】このように、無線機、例えば、携帯電話機
が使用者の人体付近で使用される場合、すなわち、オフ
フック状態にされ、かつハンズフリー通話がなされない
場合には、スイッチ回路6によって整合回路2と補正回
路7とが接続され、アンテナ1と無線部8とのインピー
ダンス整合のミスマッチングが補正される。
【0040】ここで、図5(a)および5(b)を用い
て、アンテナ1と無線部とのインピーダンス整合のミス
マッチングの補正について詳述する。
【0041】図5(a)は、本発明によるインピーダン
ス整合装置を用いない場合のアンテナと無線部とによる
リターンロスを示す図である。
【0042】図5(a)において、通話が開始されず、
待ち受け状態にあるときには、図中実線にて示されるよ
うに、アンテナ1と無線部との共振周波数A付近に送信
周波数帯域と受信周波数帯域とが位置しており、アンテ
ナ1と無線部とのリターンロスが少なく、両者のインピ
ーダンス整合がとられている。
【0043】一方、通話が開始され、かつハンズフリー
通話が用いられないときには、図中点線にて示されるよ
うに、使用者の人体からの影響によりアンテナ1と無線
部8との共振周波数Bが低域に周波数のずれる。したが
って、アンテナ1と無線部8とのリターンロスが大きく
なり、両者のインピーダンス整合がとられなくなる。こ
の場合特に、受信感度が悪くなり、通話に支障をきた
す。
【0044】図5(b)は、本発明によるインピーダン
ス整合装置を用いた場合のアンテナと無線部とによるリ
ターンロスを示す図である。
【0045】図5(b)において、通話が開始されず、
待ち受け状態にあるときには、図中実線にて示されるよ
うに、図5(a)と同様にアンテナ1と無線部との共振
周波数C(共振周波数Aと同一周波数)付近に送信周波
数帯域と受信周波数帯域とが位置しており、アンテナ1
と無線部とのリターンロスが少なくなり、両者のインピ
ーダンス整合がとられている。
【0046】一方、通話が開始され、かつハンズフリー
通話が用いられないときでも、すなわち使用者の人体か
らの影響をうけたとしても、アンテナ1と無線部とのイ
ンピーダンス整合が補正回路によって補正されるため、
図中点線にて示されるように、アンテナ1と無線部との
共振周波数Dの低域への周波数のずれ込みが小さくな
る。したがって、共振周波数D付近に送信周波数帯域と
受信周波数帯域とが位置しており、アンテナ1と無線部
とのリターンロスが小さくなり、両者のインピーダンス
整合がとられる。
【0047】なお、使用者の人体への影響よる上述した
アンテナ1と無線部との共振周波数のずれ込みには、容
量性と誘電性とがあり、これらはアンテナの種類あるい
は構造によって決定される。例えば、ホイップアンテナ
の場合には、使用者の人体の影響によってインダクタン
スが直列に接続された回路と等価になる。したがって、
この場合、アンテナ1と無線部との共振周波数のずれ込
みは、誘電性となるため、補正回路7は容量性、すなわ
ちコンデンサによって構成される。
【0048】このように、アンテナと無線部との共振周
波数のずれ込みにおけるその容量性あるいは誘電性か
は、アンテナの種類あるいは構造によって決定されるた
め、そのアンテナの種類あるいは構造によって補正回路
7の回路構成が決定される。
【0049】上述した実施例では、無線機が使用者の人
体付近で使用されているか否かを、携帯電話機を一例と
し、オフフック状態とハンズフリー機能の使用の有無を
検出することとして説明したが、本発明はこれらに何等
限定されるものではない。したがって本発明では、無線
機が使用者の人体付近で使用されているか否かを検出す
る手段が用いられていればでいかなる手段を用いても良
い。もちろん、オフフック状態あるいはハンズフリー機
能の使用状態の検出するだけでも良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるイン
ピーダンス整合装置では、無線機が使用者の人体付近で
使用されている場合に人体からの影響によってアンテナ
と無線部とのインピーダンスがミスマッチングするのを
補正する手段を設けたため、両者のインピーダンスのミ
スマッチングを抑圧することができる。
【0051】また、無線機が使用者の人体付近で使用さ
れているか否かを検出する手段が使用者によって操作さ
れるものではなく、自動的に検出されるため、使用の利
便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインピーダンス整合装
置の機能ブロック図。
【図2】図1に示した整合回路の一例を示す回路図。
【図3】図1に示した直流電流発生回路の一例を示す回
路図。
【図4】図1に示したスイッチ回路の一例を示す回路
図。
【図5】アンテナと無線部とのインピーダンス整合のミ
スマッチングの補正を説明するための図。
【図6】従来のインピーダンス整合装置の概要図。
【符号の説明】
1 ・・・ アンテナ 2 ・・・ 整合回路 3 ・・・ オフフック検出回路 4 ・・・ ハンズフリー検出回路 5 ・・・ 直流電流発生回路 6 ・・・ スイッチ回路 7 ・・・ 補正回路 11 ・・・ 送受信部 12 ・・・ 電池や発音体あるいは振動体 13 ・・・ ループアンテナ 14 ・・・ チョークコイル 15 ・・・ ダイオード 16 ・・・ 可変コンデンサ 21 ・・・ コンデンサ 22 ・・・ コイル 23 ・・・ コンデンサ 51、52、54、56、57、59・・・ 抵抗 53、55、58・・・ トランジスタ 61 ・・・ コンデンサ 62 ・・・ コイル 63 ・・・ ピンダイオード

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと前記アンテナの後段に接続さ
    れる無線部とのインピーダンスの整合を行う整合手段
    と、 無線機の使用者の人体付近で前記無線機が通話を行って
    いることを検出する検出手段と、 前記検出手段が通話を行っていることを検出すると、前
    記整合手段のインピーダンスを補正する補正手段と、を
    備え、 前記検出手段は、前記無線機が通話を行っていることを
    検出すると検出信号を出力し、前記補正手段は、前記検
    出信号を入力すると、前記整合手段のインピーダンスを
    補正することを特徴とするインピーダンス整合装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段が、 前記検出信号の入力によりオン/オフ制御されるスイッ
    チ回路と、 コンデンサあるいはコイルから構成され、前記スイッチ
    手段がオンに制御された場合に前記整合回路に接続され
    る補正回路と、を備えることを特徴とする請求項記載
    のインピーダンス整合装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ回路が、 一端が接地され他端が前記検出手段に接続されるコンデ
    ンサと、 一端が前記コンデンサの他端に接続されるコイルと、 一端が前記補正回路に接続され、他端が前記コイルの他
    端と前記整合手段とに接続されるピンダイオードと、を
    備えることを特徴とする請求項記載のインピーダンス
    整合装置。
  4. 【請求項4】 前記無線機が携帯電話機であることを特
    徴とする請求項1記載のインピーダンス整合装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段が、 前記携帯電話機がオフフック状態にあるときにオフフッ
    ク検出信号を出力するオフフック検出手段と、 前記携帯電話機の通話にハンズフリー機能が使用される
    場合にハンズフリー検出信号を出力するハンズフリー検
    出手段と、 前記オフフック検出信号を入力し、前記ハンズフリー検
    出信号を入力しない場合には、直流電流を出力する直流
    電流発生手段と、 を備えることを特徴とする請求項記載のインピーダン
    ス整合装置。
  6. 【請求項6】 前記直流電流発生手段が、 前記オフフック検出信号によってバイアス電圧を発生す
    る第1の抵抗にベース端子が接続され、エミッタ端子に
    接続された第2の抵抗によって負帰還がかけられる第1
    のトランジスタと、 前記ハンズフリー検出信号によってバイアス電圧を発生
    する第3の抵抗にベース端子が接続され、エミッタ端子
    が接地されるとともにこのエミッタ端子に接続された第
    4の抵抗によって負帰還がかけられる第2のトランジス
    タと、 前記第1のトランジスタのエミッタ端子と第5の抵抗の
    一端にベース端子が接続され、コレクタ端子には直流電
    源電圧と前記第5の抵抗の他端が接続されるとともエミ
    ッタ端子が第6の抵抗を介して前記補正手段に接続され
    る第3のトランジスタと、を備えることを特徴とする請
    求項記載のインピーダンス整合装置。
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