JP2919078B2 - 炉過熱器および炉過熱器を備えた流動層反応装置 - Google Patents

炉過熱器および炉過熱器を備えた流動層反応装置

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JP2919078B2 JP8514333A JP51433396A JP2919078B2 JP 2919078 B2 JP2919078 B2 JP 2919078B2 JP 8514333 A JP8514333 A JP 8514333A JP 51433396 A JP51433396 A JP 51433396A JP 2919078 B2 JP2919078 B2 JP 2919078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は平らな表面を形成するように互いに載置され
合った複数の筒要素を有する炉過熱器に関する。
本発明はまた、反応器室と、該反応器室に接続された
固形分分離器と、該固形分分離器を該反応器室に接続す
る戻しダクトとから成る、炉過熱器を備えた循環式流動
層反応装置に関する。循環式流動層反応装置の炉に載置
された蒸気過熱器と蒸発器表面とがまた設けられてい
る。
燃料、不活性流動媒体および/又は石灰岩のような固
体材料は、反応装置の下方部に配置されたガス供給手段
を介して供給される気体により循環式流動層反応装置内
で流動化される。循環式流動層反応装置内での流動化速
度は通常の条件下では非常に速く流動層材料の実質的部
分が気体に捕捉され反応装置から排出される。特に気体
に捕捉される固体材料の量が非常に高いので流動層の作
用は固体材料の循環(もしくは追加)なしでは維持され
ない。
循環式流動層反応装置において、相当量の固体材料が
反応装置からその上部を経て気体と共に排出される。絶
対的な材料の流れは反応装置内で半径方向および軸方向
に変化し、下向きの流れは外側壁付近で最大になる。粒
子濃度が反応装置室の下部に向かって増加する時、外側
壁に沿った粒子堆積が下方向に増大する。粒子の流れ方
向がわずかに変更してさえも浸蝕の原因となる。こうし
て、循環式流動層反応装置は種々の構造に対して非常に
過酷な条件を課している。
流動層反応装置の浸蝕の問題の故に、これまで互いに
接続された時平らな外表面を形成する筒要素を使用する
ことが提案されてきた。この種の構造を、例えば循環式
流動層の技術に基づいて発電所のボイラー内の炉過熱器
内で、使用し、そのことにより過熱器を流動層反応装置
の炉に直接配置することができる。このような筒要素は
溶接によって互いに取り付けられる。しかるに、溶接
は、予備加熱作業、予備溶接作業、筒体の2つの側面上
で筒の方向における溶接作業、応力による変形の修正作
業、検査等と一連の時間のかかる作業ステップを常に含
んでいる。この溶接方法により形成される過熱器パネル
はほとんど改変できない程に組み立てられて1つの構造
体要素を形成する。溶接は両側面についてなされ、しか
る後両表面をできるだけ平滑な表面となるように機械加
工する。このことは推奨されるが、それは、流動層反応
装置内の条件は、該反応装置の上部においてさえも非常
に浸食性でありそうしないと十分な信頼性が保証され得
ないからである。
平行な円形筒体から過熱器を形成することが米国特許
5、012、767に開示されている。そこでは隣り合う筒体
は2つのスリーブ組み合わせにより互いに取り付けられ
ている。これら筒体はスリーブ内に配置され、スリーブ
は互いに溶接されている。この円形の、スリーブ様配列
体は非常に浸蝕し易く、取り付いているスリーブはまた
相当にかつ容易に浸蝕する不連続点を形成している。同
特許はまた筒体を互いに接続するために筒体間に個別の
取付手段を溶接することの可能性を開示している。この
配列であってさえも、非常に浸蝕し易い熱変換器を提供
するものであり、この種の配列はまた筒体間の距離を増
加させ、しかして同じスペース内により少ない平行な筒
体が取り付けられうることになる。
本発明の目的は、炉過熱器筒体の製造に関連して溶接
の必要をなくすかもしくは最小にし、そのことによりパ
ネル構造体の製造時間を有意に減少することにある。同
時に、予備加熱、予備溶接、筒体の両側面上筒方向にお
ける溶接、応力により生じる変形の平準化および溶接の
検査のような溶接作業工程をなくすかもしくは最小にす
る。
本発明のもう1つの目的は、また炉過熱器が平らな表
面として形成され非常に簡単な方法で一般的条件に対応
するようにした循環式流動層反応装置を提供することに
もある。
さらに、本発明の目的は、炉過熱器が耐磨耗構造とし
て形成されている循環式流動層反応装置を提供すること
である。
本発明の目的はまた、既知の技術の不利な点を除去す
るかもしくは減少し、そして完全に新規な構造体を提供
することにもある。本発明は炉過熱器が実質上溶接なし
で形成されるという考えに基づいている。
より正確には、本発明による炉過熱器の特徴は主とし
て筒要素が互いに機械的に接続されているということに
ある。
また、炉過熱器を備え、反応室と、該反応室に接続さ
れた固形分分離器と、固形分分離器を該反応室に接続し
ている戻しダクトと、蒸発器表面と、循環式流動層反応
装置の炉に配置された蒸気過熱器とから成る、本発明に
よる循環式流動層反応装置の特徴は、主として前記過熱
器が互いに機械的に取り付けられた複数の過熱器筒要素
で形成された平らな筒体パネルから成るということであ
る。
本発明の第1実施例によれば、循環式流動反応装置に
特に適している炉過熱器は、各々が断面四角形状であり
互いに溝等により取り付けられている過熱器筒体で形成
される。ここで、「四角形状」とは、少なくとも2つの
実質的に平行な側面を有する形状を意味し、これらは少
なくとも部分的に互いの上にある。本発明による炉過熱
器は炉過熱筒体自身にその接触表面に形成された連結溝
等の手段により互いに取り付けられた複数の別々の加熱
器筒体により形成される。
本発明によれば、連結溝等は機械加工により形成する
ことができ、又は接触表面はフライス加工によっても形
成することができる。連結溝等は多くの方法により実現
できる。しかしながら、筒要素の互いに相対的な運動の
自由度は合理的な程度になくされることが好ましい。
好個の実施例によれば、結合部は一方の筒要素にリセ
ス、連結溝等、そして他方の筒要素に突出部を形成し、
これは嵌まり合う時、機械的な結合部を形成する。
過熱器要素は好ましくは断面四角形状であり、実質的
に類似の形状を有する溝等と突出部等とにより互いに取
付けられる。突出部等とは溝を備えた筒要素の隣りに配
置された筒要素に固定的もしくは可動に取付けられた要
素を言い、該突出部は該溝の形を有している。
本発明によれば、筒要素は流路を形成する好ましくは
丸いダクトから成り、該流路の表面からある距離内にお
いて筒要素の外側表面が2つの実質上平行な平らな表面
と前記平行かつ平らな表面に実質上直角な2つの接触表
面とで形成されるよう筒体材料によて限定されている。
接合溝等および/または突出部等は断面輪郭形状が実質
上類似しており、前記接触表面上に形成されている。
筒要素内の接合溝等と突出部等の断面は好ましくは、
平行四辺形、半平行四辺形であり、又は円形、半球状、
三角形状もしくはそれらの組み合わせとすることができ
る。望むなら、本発明の目的を達成する他のいくつかの
形状を採用することもできる。筒要素の接合溝等は、好
ましくは突出部等と同じ大きさもしくはより大きな断面
とすることができる。
本発明によれば、先行技術よりも有意な効果を達成で
きる。本発明は炉過熱器の筒方向における溶接の必要性
をなくすか又は減らす。パネル構造体の製造に必要とさ
れる時間は相当に減少し、そのことによりまた製造工程
を通してパネル構造体に対して必要とされる時間が減少
される。予備加熱、予備溶接、筒体方向における両側面
での溶接、応力により生じる変形の平滑化および溶接の
検査のような溶接作業工程は本発明による装置に取って
代わられる。
以下に、添付の図面を参照して本発明の実施例につい
てより詳細に説明する。
第1図は本発明による炉過熱器を備えた循環式流動層
反応装置の実施例を模式的に例示しており、 第2図は第1図の炉過熱器の好ましい実施の形態を模
式的に例示しており; 第3図は第1図の炉過熱器の第2の実施の形態を模式
的に例示しており、 第4−6図は本発明による炉過熱器の異なった断面輪
郭形状を模式的に例示しており、そして第7図は第1図
の炉過熱器を形成するために本発明によるさらに別の実
施の形態を模式的に例示している。
第1図は反応室4,熱ガス分離器6および戻しダクト8
の組合せ体から成る循環式流動層反応装置を例示してお
り、該反応装置内へ流動化ガスは反応室4の低部もしく
はどこか他の部分(図示なし)に導管10を介して導入さ
れる。燃料のような固体材料は1本の導管12を介しても
しくは多数本の導管(図示なし)を介して供給される。
生成ガスは熱ガス分離器から導管14を介して排出され
る。発熱プロセスは反応室内で維持される。この熱は蒸
発器筒体で形成された反応室壁16を介して、たとえば、
蒸発するボイラー水に回収される。蒸発すべき水はシリ
ンダ18から筒体20を介して蒸発器筒体に導入され、そし
て蒸気/水混合物は導管22を介して、たとえば、シリン
ダに戻る。ここで説明されている循環サイクルは多くの
一般化および単純化がなされており、実際にはこのよう
なサイクルは他の要素を種々含んでいる。また、熱ガス
発生装置は好ましくは蒸発器もしくは他の熱交換表面が
形成されている。循環サイクルは、本発明によれば、自
然循環もしくは強制循環式であり、本発明はこれら両タ
イプの装置に適用できる。炉過熱器24は反応室の上部に
設けられており、蒸気は手段26を介して炉過熱器24に供
給される。蒸気は過熱器からチャンネル28を介してター
ビン30に導かれ、そしてそこからさらにチャンネル32を
経てシリンダに戻される。この循環サイクルもまた非常
に単純化されている。
反応室4の上部における炉過熱器24は反応装置の固体
−気体−サスペンションにより解放される熱を利用する
ことにより蒸気を過熱するべく設けられている。過熱器
24は循環式流動層反応装置内に、好ましくは反応室の対
向壁の外側で両端に延びるように装置されている。こう
して、一方で、過熱器は、両端で反応室にしっかりと確
実に支持されている。他方で、反応壁間の比較的長い距
離はパネルにある要件を課すことになる。実際上、支持
が貧弱であると構造体は容易に振動し始め、あるいは起
りうる熱膨張により曲がりうる。換言すれば、過熱器パ
ネルは頑強でなければならない。これは、本発明によれ
ば筒要素を長手方向に互いに機械的接合部材によって支
持することにより配置される。この種の機械的結合部材
は本発明によれば隣接する筒要素間の全面に相互結合す
る輪郭形状とされた表面を設け、互いに向い合う接触面
が互いに嵌まり合い、そして前記接触面はまた十分な程
度に要素間の相対運動を防止する。過熱器の端部には導
管34が設けてあって蒸気流を所望の方法で加熱器の別々
の筒要素間に制御および/又は分割する。炉過熱器は本
発明によれば筒要素を機械的に互いに接合することによ
り形成され、したがって、筒方向に溶接を必要としな
い。本発明により形成された筒体パネルは、しかしなが
ら、導管34に、好ましくはこれら導管に筒体パネルを溶
接することにより、しっかり連結され、その結果蒸気製
造によりセットされる要求が満足される。
循環式流動層反応装置内の条件は非常に浸蝕的であ
り、比較的高温(たとえば、600−1200℃)と相まって
固体粒子が気体中に浮遊状態にある。このような条件の
下で、表面は、とくに不連続になった点で極めて容易に
浸蝕する。それ故、本発明によれば炉過熱器は好ましく
は1つが他の1つの上に配置された筒体パネルで形成さ
れ、それはまた互いに接合された複数の筒要素36で形成
され、そして筒要素の表面は本発明により炉過熱器を形
成する方法により実質上平らに配列される。
第1図は燃料燃焼用に配列された循環式流動層反応装
置を例示している。本発明による炉過熱器は、必要であ
れば、他の種の炉にも使用でき、たとえばいわゆる微粉
砕燃料ボイラにおいてさえも使用できる。本発明による
炉過熱器の最良の特徴は、過熱器が固体材料を含んでい
る気体混合物により取巻かれた条件において特に明らか
となる。こうして、循環式流動層反応装置はまた、たと
えば、火格子焼却炉において、熱ガス冷却器として作用
し、そのことにより主として火格子配列体は上述のもの
から逸脱する。本発明による炉過熱器は、第1図では炉
の上部に配置されているけれども、異なった高さで炉に
位置決めすることができる。
第2図は本発明による炉過熱器筒体パネルの配列を例
示している。第2図は接合溝364により互いに連結され
た2つの筒要素362,366を示しており、その1つの筒要
素にはリセス368が形成されておりもう1つの筒要素に
は突出部370が形成されている。突出部とリセスとで共
に接合部材を形成し、該接合部材は十分な程度に筒要素
を互いに結合して過熱器パネルを頑丈にする。突出部も
しくはリセスは筒要素に設けられ、その結果各要素は一
方の端部にリセスを他方の端部に突出部を含んでいる。
これとは別に、2種類の筒体とし、交互に突出部を備え
た筒体とリセスを備えたものとすることもでき、その場
合同量の両タイプの筒体が筒体パネルを形成するのに必
要となる。最初に述べた例では筒要素は一種類のみが必
要であるので、この例が有利である。過熱すべき蒸気用
の流れチャンネル732は筒要素内に配置される。該筒要
素は本発明によれば2つの実質的に平行でかつ平らな表
面374,376を含んでおり、これらはダクトもしくは流れ
チャンネル372および両表面と該チャンネル372との間に
十分な材料とが両表面間の領域378に存在するように決
定される距離だけ離隔配置される。筒要素は、隣りの要
素内の接合溝等に結合される接触表面に端部380,382を
備えた主として四角形の断面形状をしている。表面374
と376とはリセスと突出部とを備えた接触表面および十
分な長さの材料層を得るに十分なだけ延びている。
第4−6図は筒要素の接合部のために必要とされる接
触表面を形成する別の方法を例示している。第4図にお
いて突出部とリセスとは1つの直角端面41と1つの傾斜
端面43とを有している。第5図において、複数個の突出
部とリセスとがほぼ円形状面として形成されており、一
方第6図において突出部とリセスとは三角形状になって
いる。
炉過熱器の筒要素を接合することについての第7図に
示された方法は非常に有利である。2つの隣接する筒要
素70の向かい合う接触側にはともにリセス72が設けてあ
り、隣り合って配置された時筒要素70は筒体間にスペー
ス74を形成する。筒体は該スペース74の形状をした棒部
材等76を嵌めることにより互いに接合される。この棒部
材76は突出部等に対応しているが、筒体に固定的に結合
されているものではない。この棒部材等は筒体の一端か
ら他端に延びているが、この接合部材を数個の短い片と
し、スペース74の特定の位置に配置するようにしても良
い。
棒部材等の形状は筒要素の運動、少なくとも要素が互
いに離れる運動を実質的に阻止するように選択すること
が好ましい。第7図に示す装置によっては、好適な道具
を用いて両側から棒部材すなわち要素76を取り外すこと
により筒体パネルから1つの筒要素を外すことが可能で
ある。このことは、筒体を別の筒体に取り替えることに
より炉過熱器の修理を非常に簡単かつ迅速に実現できる
ので、特に循環式流動層反応装置の関連では大変有利な
特徴である。
添付第1図では大気条件で運転される循環式流動層反
応装置を例示しているが、本発明による炉過熱器は、大
気圧により高圧たとえば2−50バールで運転される燃焼
室に特に適している。
添付の図面にはいくつかの実施例が例示されている
が、当業者に自明の全ゆる変形例が特許請求の範囲によ
り規定される発明の範囲内にあることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F22B 37/20 F22B 37/12

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに接合された複数の筒要素(36)を備
    え、該筒要素は少なくとも2つの実質的に平行な平らな
    側面を有する断面を有しており、そして該筒要素によっ
    て形成された平らな表面を有する炉過熱器において、該
    筒要素は互いに機械的に接合されて成ることを特徴とす
    る炉過熱器(24)。
  2. 【請求項2】過熱器筒要奏は断面輪郭形状が実質的に四
    角形であり、かつそれら炉過熱器要素は溝等と該溝の断
    面形状に類似の突出部等により互いに接合されているこ
    とを特徴とする請求の範囲1に記載の炉過熱器。
  3. 【請求項3】1つの筒要素が流れチャンネルを形成する
    好ましくは円形のダクト(372)を含み、該ダクトは筒
    体材料(378)により筒要素の外面が該流れチャンネル
    の表面からある距離内の2つの平行かつ平らな表面(37
    4,376)と前記平行かつ平らな表面に直角な2つの接触
    表面(380,382)とで形成され、該接触表面には溝等と
    /又は該溝等の断面形状に実質的類似の突出部等が設け
    てあることを特徴とする請求の範囲1に記載の炉過熱
    器。
  4. 【請求項4】筒要素の一側面には溝等が設けてあり、他
    側面には固定した突出部等が設けてあることを特徴とす
    る請求の範囲2または3に記載の炉過熱器。
  5. 【請求項5】筒要素の溝等と突出部等との断面はその形
    状または組み合わせ状態において平行四辺形、半平行四
    辺形、円形、半円形もしくは三角形又はその組み合わせ
    であることを特徴とする請求の範囲2または3に記載の
    炉過熱器。
  6. 【請求項6】溝等は突出部等より大きいかもしくは等し
    い断面領域を有することを特徴とする請求の範囲2また
    は3に記載の炉過熱器。
  7. 【請求項7】過熱器要素を形成する平らなパネルが循環
    式流動層反応装置の炉に少なくとも部分的に配列されて
    いることを特徴とする請求の範囲1に記載の炉過熱器。
  8. 【請求項8】隣接する筒要素の対向する接触面にはリセ
    スが設けてあり、該筒要素は隣接して配置される時筒体
    間にスペース(74)を形成し、該筒体は前記スペース
    (74)内に実質上その形に倣った棒部材等を配列するこ
    とにより亙いに取り付けられることを特徴とする請求の
    範囲1に記載の炉過熱器。
  9. 【請求項9】炉過熱器を備え、反応室と、該反応室こ取
    り付けられた固形分分離器と、固形分分離器を該反応室
    に接続する戻しダクトと、蒸発器表面と循環式流動層反
    応装置の炉に設けられた蒸気過熱器とから成る循環式流
    動層反応装置において、過熱器は互いに機械的に接合さ
    れた複数の過熱器筒要素から形成された平らな筒体パネ
    ルから成ることを特徴とする循環式流動層反応装置。
  10. 【請求項10】反応装置の過熱器における過熱器筒要素
    は実質的四角形の断面であり、そしてこれら過熱器筒要
    素溝等と該溝等の断面形状に実質的に類似の突出部等に
    より互いに接合されていることを特徴とする請求の範囲
    9に記載の循環式流動層反応装置。
  11. 【請求項11】反応装置における過熱器の筒要素は流れ
    チャンネルを形成する好ましくは円形のダクトから成
    り、該ダクトは筒要素の外側面が該流れチャンネルの表
    面からある距離内の2つの実質上平行かつ平らな面と前
    記平行かつ平らな面に直角な2つの接触面とにより形成
    されるように筒体材料により画成されており、該接触面
    には溝等および/または該溝等の断面形状に実質的に類
    似の突出部等が設けられていることを特徴とする請求の
    範囲9に記載の循環式流動層反応装置。
  12. 【請求項12】該筒要素の1つの接触面には溝等が設け
    てあり、他の接触面には突出部等が設けてあることを特
    徴とする請求の範囲10または11に記載の循環式流動層反
    応装置。
  13. 【請求項13】筒要素の溝等と突出部等との断面は平行
    四辺形、半平行四辺形もしくは円形、半円形もしくは三
    角形又はそれらの組み合わせである請求の範囲10または
    11に記載の循環式流動層反応装置。
  14. 【請求項14】溝等は突出部等よりも大きいかまたは等
    しい断面領域を有する請求の範囲10または11に記載の循
    環式流動層反応装置。
  15. 【請求項15】隣接し合う筒要素の対向する接触側面に
    はリセスが設けてあり、これら筒要素は隣接状態の時筒
    体間にスペース(74)を形成し、しかして該筒体は前記
    スペースの形状に実質上倣う形状の棒部材等を該スペー
    ス(74)内に挿入することにより互いに取り付けられる
    ことを特徴とする請求の範囲9に記載の循環式流動層反
    応装置。
JP8514333A 1994-10-28 1995-10-23 炉過熱器および炉過熱器を備えた流動層反応装置 Expired - Lifetime JP2919078B2 (ja)

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