JP2918141B2 - 廃棄物の分別回収再利用方法 - Google Patents

廃棄物の分別回収再利用方法

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JP2918141B2
JP2918141B2 JP3586294A JP3586294A JP2918141B2 JP 2918141 B2 JP2918141 B2 JP 2918141B2 JP 3586294 A JP3586294 A JP 3586294A JP 3586294 A JP3586294 A JP 3586294A JP 2918141 B2 JP2918141 B2 JP 2918141B2
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種製造業において製造
工程で発生する廃棄物を資源として回収し再利用するの
に有用な廃棄物の分別回収利用方法(廃棄物リサイク
ルシステム)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、廃棄物は、それを処理処分す
る場合と、再利用する場合があった。処理処分する場合
には、そのまま最終処分する方法、減容化して最終処分
する方法、又は、可燃物は焼却して(一部熱回収して)
減容化して最終処分する方法、等が取られていた。再利
用する場合には、再利用製品の品質確保と製造コスト削
減のために都合の良い廃棄物のみを対象に又は分別して
再利用製品に加工する方法、乃至は、発生してくる任意
の廃棄物を順次再利用製品に加工する方法、等が取られ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、産業廃棄物の処
理場の不足から処分費用が高騰し、また、処分場の確保
も困難になってきた。廃棄物処分(処理)場の絶対量が
不足している問題を解決するためには廃棄物を資源とし
て再利用することを普及するのが最良である。ところ
で、従来の廃棄物の再利用方法の問題点は、上記のよう
に、再利用製品の品質確保と製造コスト削減のために都
合のよい廃棄物(同一種類、均一形状、扱い易い大きさ
の廃棄物)のみを対象にして再利用製品に加工するため
に、再利用できる廃棄物は発生する廃棄物の極一部に過
ぎず、最終処分される廃棄物量を削減する有効な手段に
ならないと共に、特定な廃棄物が多量に発生する特殊な
製造業にしかメリットがないために広く普及できない。
【0004】また、発生してくる任意の廃棄物を順次再
利用製品に加工していく場合は、任意の廃棄物を処理加
工できる設備、例えば、種類が均一でない場合は種類毎
の分別設備が、また、形状・大きさが均一でない場合は
或る一定以下の大きさの形状に破砕する粉砕設備等、を
用意する必要があり、設備コストが過大になると共に、
廃棄物の組合せが不均一になり再利用製品の品質がばら
つくことになり、再利用製品の利用設備の運転が難しく
なり一部の設備にしか利用できないために、この再利用
方法も広く普及できない。
【0005】上記廃棄物の再利用として、例えば、近
年、廃棄物としての廃プラスチックは可燃性であり高い
発熱量を有していることに鑑み、該廃プラスチックを主
カロリー源とし、他に燃焼灰、廃油等を混合して固形燃
料化し、ボイラ等の燃焼装置の燃料として再利用するこ
とが試みられているが、上記のような廃棄物の組合せの
不均一によって、或いは、廃棄物の品質や供給量のばら
つき等によって、得られる固形燃料の発熱量、水分等の
品質がばらついて変動し、均一で安定した品質の固形燃
料を得ることが困難であり、該ボイラ等の燃焼装置の燃
料源として利用する上で障害となっていた。特に、固形
燃料を用いて電力回収までを考えた場合、発熱量等の品
質がばらつく固形燃料は、高品質の燃料が要求される発
電設備等の蒸気発生ボイラ等の燃焼装置への適用は困難
であった。即ち、発熱量等の変動は蒸気発生ボイラの回
収蒸気にそのまま変動を与えるため、固形燃料を用いて
電力回収まで考えた場合、回収蒸気の安定は不可欠であ
る。
【0006】そこで、本発明は、以上のような従来の廃
棄物の再利用方法の問題点に鑑み、数多くの製造業から
発生する多様な廃棄物を再利用するようにすることがで
き、また、再利用製品の品質を均一なものにすることの
できるなどした廃棄物の分別回収方法及び分別回収利用
方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次の構成とした。 (1)廃棄物を回収し再利用するにあたって廃棄物を工
場等の発生場所で廃棄物の種類およびその種類毎の成分
・形状・サイズ等の性状等の情報が予め登録された磁気
IDカードを付帯した搬送可能で適当量収容可能な専用
容器に分別回収し、該容器に収容された多種類の廃棄物
を容器単位で廃棄物再利用化設備に搬入し、該再利用化
設備で、該容器を計量し、該容器に付帯した該磁気ID
カードを自動読み取り機にかけて該容器内の該廃棄物情
報及び容器計量値を管理用コンピュータに入力して登録
し、該コンピュータには再利用製品の製造量、発熱量、
水分、成分等の仕様を製造計画として入力し、該コンピ
ュータにより、該製造計画に基づいて該登録済みの容器
の廃棄物情報を基にして再利用製品を製造するための必
要な種類及び量が異なる廃棄物の利用組み合わせを容器
単位で自動選択するようにして、廃棄物再利用製品を製
造することを特徴とする廃棄物の分別回収再利用方法で
ある。
【0008】(2)前記(1)の廃棄物の分別回収再利
用方法において、該管理用コンピュータはさらに該コン
ピュータに登録された該廃棄物情報に基づいて容器毎の
貯留先を指示し、各種廃棄物を収容した容器は容器貯留
庫に該指示されたそれぞれの個所に貯留され、該再利用
製品製造時には該容器単位での自動選択結果に基づいて
必要な容器が該貯留庫から取り出され、廃棄物再利用化
設備にセットされて廃棄物再利用製品が製造されるよう
にした廃棄物の分別回収利用方法である。
【0009】(3)前記(1)又は(2)の廃棄物の分
別回収利用方法において、前記廃棄物少なくとも廃
プラスチックを含む可燃性廃棄物を主体とした廃棄物
あり、前記廃棄物再利用化設備は前記のとおり自動選択
した該廃棄物を収容した専用容器から供給される複数の
廃棄物を受け入れて混合圧縮してダイスから押し出す押
出成形機からなる固形燃料成形製造設備であり、前記廃
棄物再使用製品は固形燃料であるものである。
【0010】
【作用】上記(1)の方法では、廃棄物を回収し再利用
(再生)するに際して、工場等で発生される廃棄物は、
廃棄物の種類およびその種類毎の成分・形状・サイズ等
の性状等の情報が予め登録された磁気IDカードを付帯
した可搬可能で且つ適当量収容可能な専用容器としての
専用コンテナが複数用意され、このそれぞれのコンテナ
に分別収容される。即ち、先ず、廃棄物の種類およびそ
の種類毎の成分・物性・形状・サイズ等の性状が予め登
録された複数の磁気IDカードが用意される。
【0011】廃棄物種類としては、例えば、再利用製品
として固形燃料を製造することを目的とした場合には、
例えば、熱可塑性廃プラ(プラスチック)で高カロリー
のもの、熱可塑性廃プラで低カロリーのもの、熱硬化性
廃プラ、紙・木、灰、汚泥等が挙げられる。また、それ
らの物性値(発熱量、水分、燃料比、軟化温度等)や成
分(窒素分、硫黄分、塩素分等)も廃棄物の種類により
異なる。さらに、形状(例えば粉・粒状か、塊状か、シ
ート・フイルム状か、スラリー・泥状か、液状か)やサ
イズ(例えば101mm より大きいものか、100 〜31mmか、
30mm以下のものか)、その他の性状(金属有り、粘着性
有り、臭気有り等)も廃棄物によりまちまちである。
【0012】従って、IDカードとして、例えば、「熱
可塑性廃プラで高カロリーのもの」であり、「その物
性、成分他」、「形状が粉・粒状のもの」、および「サ
イズが30mm以下のもの」という情報が登録された1枚の
磁気IDカードが作成され、また同様に、「熱可塑性廃
プラで高カロリーのもの」で、その「物性、成分他」、
「形状が塊状のもの」、および「サイズが31〜100mm の
もの」という情報が登録された別のカードが作成され、
このように廃棄物の種類毎に異なった性状を登録したカ
ードが多数枚作成される。
【0013】そして、このようにして作成された多種類
の磁気IDカードがコンテナに個別に付帯され、磁気I
Dカードの枚数と同数のコンテナが用意される。このよ
うな構成のコンテナは廃棄物の種類・性状毎の専用コン
テナとされ、廃棄物が発生される工場に例えば併置され
て設置される。そして、廃棄物はこの専用コンテナに分
別されて適当量ずつ収容(回収)される。
【0014】しかして、廃棄物は発生場所で種類毎に分
別して適当量ずつ専用コンテナに回収することによっ
て、再利用時に必要な廃棄物を種類毎に適当量ずつ容易
に取り出せ、また、発生場所で専用コンテナに分別する
ために分別作業が簡単で確実になる。そして、分別作業
の責任個所が明確になると共に分別不備の場合に改善が
容易に行える。
【0015】そして、上記のような方法によって専用コ
ンテナに分別収集した多種類の廃棄物を専用コンテナ単
位で廃棄物再利用化設備に搬入し、該専用コンテナを計
量し、該専用コンテナに付帯した磁気IDカードを自動
読み取り機にかけて該専用コンテナ内の廃棄物情報を
びコンテナ計量値を管理用コンピュータに入力して登録
し、該コンピュータには再利用製品の製造量、発熱量、
水分、成分等の仕様を製造計画として入力し、該コンピ
ュータにより、該製造計画に基づいて該登録済みの専用
コンテナの廃棄物情報を基にして再利用製品を製造する
ための必要な種類及び量が異なる廃棄物の利用組み合わ
せを専用コンテナ単位で自動選択するようにして、廃棄
物再利用製品を製造するので、即ち、専用コンテナ毎の
廃棄物情報、重量、及び、再利用製品の製造計画をコン
ピュータ管理により再利用製品の製造に(廃棄物の再
生)利用するので、廃棄物の再利用製品に必要な品質を
維持できる廃棄物の組合せで、受入れ量と性状を加味し
た最適な組み合わせをコンテナ単位で決定し再利用製
品を製造することができる。また、多様な廃棄物の利用
が可能となり利用できる廃棄物の範囲が拡大する。
ち、廃棄物を再製品に利用するに際して再利用可能な廃
棄物の種類、量を多くすることができる。そして、常に
品質の安定した再利用製品を製造することができ、ま
た、用途に応じて再利用製品の品質を容易に変更するよ
うにすることができる。さらに、廃棄物再利用製品の用
途が拡大する。また、再製品化に過大な設備を特に必要
とすることなく再利用(再生)を容易に効率よく行うよ
うにすることができる。 上記(2)の構成では、上記
(1)による作用に加えてさらに、コンピュータにより
貯留先での専用コンテナ(廃棄物)の貯留管理、及び、
廃棄物再利用化設備への払出管理も一括して行われた
め、即ち、廃棄物の発生から受入れ処理・再利用先まで
を一括にデータ管理することができるため、廃棄物の再
利用化、再製品化を一層容易にすることができる。
【0016】(3)の構成では、少なくとも廃プラスチ
ックを含む可燃性廃棄物を主体とした多種多様な廃棄物
を有効に利用して発熱量、水分等の品質(性状)のばら
つきがない品質が均一な固形燃料が製造することができ
る。従って、この固形燃料をボイラ等の燃焼装置の燃焼
源として使用すれば安定燃焼を行わせて安定した蒸気等
の熱エネルギーを回収することができる。特に、該固形
燃料を発電設備等の蒸気発生ボイラに燃料として使用す
れば安定かつ高品質な蒸気を発生させて安定した良質の
発電を行わせることができるようになる。一方、固形燃
料の用途等に応じてその発熱量、水分、窒素分等の含有
成分などの品質を容易に変更することができ固形燃料の
用途が拡大される。このように廃プラスチックを含む廃
棄物の再利用が有効に行われるようになる。
【0017】
【実施例】次に、図面および表に基づいて本発明の実施
例を詳細に説明する。本実施例では廃棄物の再利用製品
として固形燃料を製造する場合の一実施例を示す。表1
は固形燃料を製造する場合の廃棄物の分類(種類)の基
準例を表すものであると共に、磁気IDカードへの登録
項目例を示すものである。
【0018】
【表1】
【0019】表1のように、廃棄物の種類として、熱可
塑性廃プラ(高カロリー)、熱可塑性廃プラ(低カロリ
ー)、熱硬化性廃プラ、紙・木、灰、汚泥、廃油・廃
液、の7種類、成分他の項目を、物性値である発熱量、
水分、燃料比、軟化温度の4項目と成分である窒素分、
硫黄分、塩素分の3項目の計7項目とした。また、形状
として、(A)粉・粒状、(B)塊状、(C)シート・
フイルム状、(D)スラリー・泥状、(E)液、の5形
態に分けた。そして、サイズとして、(1)101mmより
大きいもの、(2)100 〜31mm、(3)30mm以下のも
の、の3段階に大きさのランクを分けた。更にその他の
性状として、(X)金属有り、(Y)粘着性有り、
(Z)臭気有り、に分けた。
【0020】そして、廃棄物の種類毎に「物性、成
分」、「形状」、「サイズ」、「その他」の項目を登録
した磁気IDカードを作成する。この登録の具体的な仕
方は、物性、成分はその廃棄物について上記7項目を登
録する。同じ廃棄物であっても形状について言えば、
(A)粉・粒状であるか、(B)塊状であるか、(C)
シートであるか、まちまちである故、その廃棄物に応じ
た形状をIDカードに登録する。例えば、廃棄物が「熱
可塑性廃プラ(高カロリー)」であり形状は「A」、
「熱可塑性廃プラ(高カロリー)」であり形状は
「B」、「熱可塑性廃プラ(高カロリー)」であり形状
は「C」というように、同じ熱可塑性廃プラ(高カロリ
ー)について3種類のIDカードを作成する。また、廃
棄物が「廃油・廃液」である場合には形状として(D)
スラリー・泥、又は、(E)液を選んでIDカードに登
録する。さらに、「サイズ」、「その他」についてもそ
の廃棄物に応じた項目をIDカードに登録する。
【0021】次に、図1及び図2に基づいて上記した廃
棄物の分別回収方法および分別回収利用方法について説
明する。なお、図1は廃棄物の分別回収利用方法の一実
施例をブロックフローと図を併用して示すものであり、
図2は同実施例をブロックフローで示すものである。こ
れらの図において、実線矢印は専用コンテナの流れを示
し、破線矢印は情報の流れを示す。
【0022】上記したようにして作成された多種類の磁
気IDカード12は図1に示すように専用容器としての
専用コンテナ11に取り付け、取り外し可能に付帯され
ている。専用コンテナ11は磁気IDカード12の枚数
と同数用意される。各々の専用コンテナ11は表1に示
したような色を用いて廃棄物の種類により色分けされて
いる。図1においては、廃棄物として「灰」が入れられ
る専用コンテナ11(コンテナ色は灰色)、「紙」が入
れられる専用コンテナ11(コンテナ色は茶色)、「熱
可塑性廃プラ(高カロリー)」が入れられる専用コンテ
ナ11(コンテナ色は緑色)および「熱可塑性廃プラ
(低カロリー)」が入れられる専用コンテナ11(コン
テナ色は白色)を例示した。
【0023】そして、上記のように廃棄物の種類、性状
を登録した磁気IDカード12を付帯した複数個の専用
コンテナ11は産業廃棄物の排出工場の所定場所に設置
される。工場で発生した廃棄物は該工場において該各々
の専用コンテナ11に分別収容される。なお、専用コン
テナ11には図示しない破砕機が着脱可能に設けられて
おり、その専用コンテナ11の決められた所定サイズよ
りも大きな廃棄物は該破砕機を通して専用コンテナ11
に回収される。この破砕機は専用コンテナ11が次に説
明するように収集車Tにより廃棄物固形燃料化設備に搬
送されるときに取り外される。専用コンテナ11は適当
な容量(例えば1m3程度の容積)で、かつ、可搬可能で
積み重ね可能な容器とされている。専用コンテナ11に
廃棄物が所定量、収集されると定期的に廻ってくるトラ
ック等の収集車Tにより燃料成型工場20の廃棄物固形
燃料化設備30に搬送される。収集車Tに回収された専
用コンテナ11に替えて、空の専用コンテナ11が所定
場所に設置される。
【0024】このように発生場所で専用コンテナに分別
するので分別作業を簡単に確実に行うことができる。そ
して、分別作業の責任箇所が明確になると共に分別不備
の場合に改善を容易に行うことができる。また、廃棄物
を発生場所で種類、性状毎に分別して適当量ずつ専用コ
ンテナに回収するので、再利用時に必要な廃棄物を種類
毎に適当量ずつ容易に取り出すようにすることができ
る。さらに、専用コンテナ毎に廃棄物の種類、性状を登
録した磁気IDカードを付帯させているので、別途、磁
気IDカード読み取り機、およびコンピュータを設ける
ことにより、以下に述べるように該コンピュータに廃棄
物情報を自動登録させることが可能となり、受け入れた
廃棄物の管理を容易に行うことができると共に、廃棄物
の発生から受入れ処理・再利用先までを一括にデータ管
理することができる。
【0025】しかして、燃料成型工場20の廃棄物固形
燃料化設備30に搬入された専用コンテナ11はコンテ
ナ毎に図1に示すように磁気IDカード読取器23が設
置された計量器22によって計量され、該専用コンテナ
11に付帯した磁気IDカード12が該読取器23にか
けられることにより該磁気IDカード12に登録され
る。同時に、既に前記の如くして登録されていた廃棄物
情報および該計量値(廃棄物量)が該磁気IDカード読
取器23から管理用コンピュータ24に入力されて登録
される。次に、管理用コンピュータ24からこのコンピ
ュータ登録された廃棄物情報に基づいて専用コンテナ毎
の貯留場所(貯留先)が指示され各種の廃棄物を収容し
た専用コンテナ11はコンテナ貯留庫21の指示された
それぞれの個所に貯留される。
【0026】一方、管理用コンピュータ24には固形燃
料の製造計画が入力される。該コンピュータ24は該製
造計画に基づいて既に登録済の専用コンテナ11の廃棄
物情報を基にして固形燃料を製造するための必要な種類
及び量が異なる廃棄物の利用組合せをコンテナ単位で自
動選択する。そして、その選択条件に基づいて必要な専
用コンテナ11が貯留庫21から取り出されて固形燃料
化設備30にセットされ当該設備30で固形燃料が製造
される。製造された固形燃料はボイラー用、等の代替燃
料として使用され熱回収される。固形燃料化設備30が
内部の廃棄物が固形燃料化され空になった専用コンテナ
11は元の廃棄物発生場所に戻され、再び廃棄物の分別
回収に使用される。廃棄物分別回収用の専用コンテナ1
1と付帯させた磁気IDカード12は繰り返し使用す
る。
【0027】次に、表2、3、4、5に基づいてこの実
施例をさらに具体的に説明する。表2は表1の固形燃料
用廃棄物の分類を基準にして固形燃料の製造に用いられ
る廃棄物とその廃棄物の物性・成分、形状、サイズ、及
び、その他、の項目からなる廃棄物情報の磁気IDカー
ドへの登録内容を具体的に示すものである。表3は各廃
棄物の貯蔵庫21への入庫状況および貯留庫内の専用コ
ンテナ11の保管場所を示すものである。表4は管理用
コンピュータ24に入力された固形燃料の製造計画とそ
れに基づきコンピュータ24が表2による登録済の廃棄
物情報を基にして固形燃料を製造するための必要な種類
及び量が異なる廃棄物の利用組合せをコンテナ単位で自
動選択した結果、および、該自動選択結果によって製造
した固形燃料の仕様(品質)を示すものである。表5は
各廃棄物の固形燃料製造時の固形燃料における効果およ
び混合条件を示すものである。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】表2又は表3に示すように、分類された廃
棄物はナイロン〔熱可塑性廃プラ(低カロリー)〕、ポ
リエチレン〔熱可塑性廃プラ(高カロリー)〕等、10
種類であり、従って専用コンテナ11も10種類であ
る。これらの廃棄物はいずれも可燃性である。また、廃
棄物名および性状(物性・成分、形状、サイズ、その
他)を登録した磁気IDカード12も10種類である。
廃棄物発生工場で表2に示すような種類、性状毎に分別
回収された廃棄物を収容した専用コンテナ11は収集車
Tで燃料成型工場20に運ばれて計量機22で重量を計
量されると同時にその磁気IDカード12が読み取り機
12にかけられる。そして該計量値と磁気IDカード1
2に既に登録されていた前記廃棄物情報(廃棄物名およ
びその性状)が該読み取り機12によって読み取られて
コンピュータ24に登録される。コンピュータ24はそ
の専用コンテナ11の貯留先を指示し、専用コンテナ1
1はコンテナ貯留庫21へ運ばれて貯留される。
【0033】貯蔵庫21には表3に示した数量のコンテ
ナが入庫されて所定場所に保管されている。なお、表3
において、A-1-1 、A-1-2 等は保管座標を示す。このよ
うに10種類に分類された廃棄物がコンテナ単位で貯留
庫21の決められた位置に保管されている。そして、製
造すべき固形燃料の仕様(品質)が製造計画としてコン
ピュータ24に入力される。本実施例では製造計画とし
てCase1およびCase2を示した。Case1の製造計画は製
造量10トン、発熱量5200Kcal/kg 、水分15%、窒素分
1.8%以下、硫黄分 0.8%以下、塩素分100ppm以下、等
の項目でなり一般的な固形燃料仕様である。Case2の製
造計画は製造量10トン、発熱量5200Kcal/kg 、水分15
%、窒素分 0.5%以下、硫黄分 0.8%以下、塩素分100p
pm以下、等の項目でなっており、Case1に比して窒素分
の少ない燃料を製造する場合の低NOX仕様の固形燃料仕
様である。
【0034】このような製造計画に基づいてコンピュー
タ24は表5に示した混合条件と貯留庫21内の専用コ
ンテナ11の各廃棄物の性状と保管量を加味してファジ
ー計算し、廃棄物の専用コンテナ11の組合せを自動選
択する。この自動選択結果を表4に示す。そして、その
自動選択結果に基づいて貯留庫21の必要な種類、数の
専用コンテナ11が取り出され、固形燃料成型設備30
へ取付けられて固形燃料が成型される。自動選択結果に
より製造された固形燃料の仕様を表4の最下欄に示し
た。表4から、多種多様な廃棄物がコンテナ単位で組み
合わされて使用され、目的とする製造計画である製造量
と品質又は仕様を満足する固形燃料が得られることがわ
かる。このことは、発熱量および水分、窒素分等の成分
含有量等が均一で安定した品質又は仕様の固形燃料を得
ることができることでもある。また、製造計画をCase1
からCase2に変更指令することにより、用途に応じた品
質、又は仕様の固形燃料が得られることがわかる。
【0035】固形燃料製造設備としては例えば図3に示
す構成のものが適用される。図3において、固形燃料成
型設備30は、架構31により支持され上部に専用コン
テナ11を多数、載置可能に形成された複数個(本実施
例では3個)の受入ホッパ32と、該それぞれの受入ホ
ッパ32の下端に取付けられた廃棄物排出部用兼混合用
で回転速度可変のスクリューコンベヤからなる定量フィ
ーダ33と、該定量フィーダ33と長手方向を直交して
設けられ該定量フィーダ33で切り出された廃棄物を燃
料成型機35に送給するベルトコンベヤ等の輸送機34
と、受入口35aから受け入れられた多種多様な廃棄物
を送りながら混合圧縮し先端に取り付けられたダイス3
5bの穴から排出させることにより固形燃料として取り
出す2軸スクリュー押出成形機からなる燃料成型機35
と、から構成されている。なお、36は上面が受入ホッ
パ32の上面のコンテナ載置面と面一に構成された空コ
ンテナ置場である。
【0036】受入ホッパ32の上部には前記製造計画に
基づいて貯留庫21から取り出された必要数量の専用コ
ンテナ11が載置される。製造計画のCase1の場合では
A、B、Cで区分して示す受入ホッパ32群のうちのA
には表4に示す番号1、2、3の廃棄物の専用コンテナ
11が積み重ねられて載置され、Bには番号4、5の廃
棄物の専用コンテナ11が載置され、Cには番号8の廃
棄物の専用コンテナ11が載置される。そして、Case2
のコンテナ群がCase1のコンテナ群の後ろ側に待機して
位置されており、受入ホッパ32群のうちのAには表4
に示す番号2の廃棄物の専用コンテナ11が積み重ねら
れて載置され、Cには番号8の廃棄物の専用コンテナ1
1が載置されている。Case1の製造が終了すると空にな
った専用コンテナ11は前方の空コンテナ置場36へ移
載される共に、後ろに待機したCase2のコンテナ群が前
方に移載されて受入ホッパ32の上部に位置される。
【0037】なお、番号6、7の廃棄物(いずれも灰)
はその専用コンテナ11から図示しない空気輸送装置に
よって燃料成型機35の受入口35aへ定量供給され
る。また、番号9、10の廃棄物(廃油、汚泥)はそれ
ぞれその専用コンテナ11から図示しない輸送ポンプに
より定量供給される。なお、受入ホッパ32上に載置さ
れる例えば番号1〜5、8の廃棄物の専用コンテナ11
はその上部に開閉可能な廃棄物投入口が設けられている
と共に底部に開閉自在な排出扉が設けられており該排出
扉又は投入口を開くことにより専用コンテナ11内部は
受入ホッパ32の上端開口又は下側に位置した専用コン
テナ11と連通する構成とされている。
【0038】本実施例では受入ホッパ32を複数にして
受入ホッパ群を形成しその上部に専用コンテナ11を載
置する構成とされているので、形状の異なる廃棄物を収
容した多くの専用コンテナ11の組み合わせを考慮して
配置することができ、受入ホッパ32内や定量フィーダ
33で形状の異なる廃棄物の混合を均等に行わせるよう
にすることができる。例えば、Case1の場合では区分A
に廃棄物の形状が塊状とシート状である番号1、2、3
の廃棄物の専用コンテナ11が載置されて混合が良好に
行われる廃棄物の組合せとされ、また区画Bの位置には
廃棄物形状が粉状と泥状である番号4、5の廃棄物の専
用コンテナ11が載置されて、混合が良好に行われる廃
棄物の組合せとされている。
【0039】また、区画Cには番号8の廃棄物の専用コ
ンテナ11が載置されるが廃棄物は紙片である故、他の
形状のものとは混合が良好ではないため、単独で受入ホ
ッパ32を通してその下の輸送機34のベルトの上に供
給するようにし、該ベルトで搬送されて来る他のA、B
のブロックから排出された混合廃棄物の上に均等に落と
し込み、最終的に燃料成型機35内で均等に混合する。
本実施例では受入ホッパ32上で内容物の異なる多種の
廃棄物の専用コンテナ11を組み合わせてその専用コン
テナ11からそのまま燃料成型機35に廃棄物を供給す
ることにより、専用コンテナ11に貯留ホッパの作用を
行わせることができ、種類、性状が種々異なる廃棄物を
組み合わせて貯留するため大掛かりな規模となる固定ホ
ッパの設置の必要性をなくすることができる。
【0040】このように、本実施例の廃棄物の分別回収
利用方法では、廃棄物の再利用にあたって必要な種類及
び量の異なる廃棄物の利用組合せをコンテナ単位で自動
選択するので、即ち、専用コンテナ毎の廃棄物情報をコ
ンピュータ管理により再利用製品の製造(廃棄物の再
生)に利用するので、廃棄物の再利用製品に必要な品質
を維持できる廃棄物の組合せで、受入れ量と性状を加味
した最適な組合せをコンテナ単位で決定し、再利用製品
を製造することができる。また、多様な廃棄物の利用が
可能となり、利用できる廃棄物の範囲が拡大する。そし
て、品質の安定した再利用製品を製造することができ、
また、用途に応じて再利用製品の品質を容易に変更する
ことができる。さらに、廃棄物再利用製品の用途が拡大
する。
【0041】以上の実施例では、廃棄物の再利用製品と
して固形燃料の場合を示したが、本発明では廃棄物の再
利用製品として固形燃料の他に、肥料原料、化成品原
料、窯業原料、建設資材原料、金属材料、気体・液体燃
料、等が挙げられる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば次のような優れた効果がある。 (1)請求項1の廃棄物の分別回収再利用方法によれ
ば、廃棄物を回収し再製品に利用するに際して、廃棄物
は発生場所で種類毎に分別して適当量ずつ専用容器とし
ての専用コンテナに回収することにより再利用時に必要
な廃棄物を種類毎に適当量ずつ容易に取り出すことが可
能で、かつ、発生場所で専用コンテナに分別するために
分別作業を簡単に確実に行うことができる。そして、分
別作業の責任個所を明確にすることができると共に分別
不備の場合にその改善を容易に行うことができる。
【0043】そして、上記のような方法によって専用コ
ンテナに分別収集した多種類の廃棄物を専用コンテナ単
位で廃棄物再利用化設備に搬入し、該専用コンテナを計
量し、該専用コンテナに付帯した磁気IDカードを自動
読み取り機にかけて該専用コンテナ内の廃棄物情報を及
びコンテナ計量値を管理用コンピュータに入力して登録
し、該コンピュータには再利用製品の製造量、発熱量、
水分、成分等の仕様を製造計画として入力し、該コンピ
ュータにより、該製造計画に基づいて該登録済みの専用
コンテナの廃棄物情報を基にして再利用製品を製造する
ための必要な種類及び量が異なる廃棄物の利用組み合わ
せを専用コンテナ単位で自動選択するようにして、廃棄
物再利用製品を製造するので、即ち、専用コンテナ毎の
廃棄物情報、重量、及び、再利用製品の製造計画をコン
ピュータ管理により再利用製品の製造に(廃棄物の再
生)利用するので、廃棄物の再利用製品に必要な品質を
維持できる廃棄物の組合せで、受入れ量と性状を加味し
た最適な組み合わせをコンテナ単位で決定して再利用製
品を製造することができる。即ち、該廃棄物及び重量の
登録情報に基づいて、また、該再利用製品の製造計画に
基づいて、再利用製品に要求される性状を合成するため
に必要な種類及び量が異なる廃棄物の最適な利用組合わ
せをコンテナ単位で自動選択することができるので、常
に品質の安定した廃棄物再利用製品を得ることができ
る。そして、多様な廃棄物の利用が可能になり、利用で
きる廃棄物の範囲が拡大する。また、用途に応じて再利
用製品の品質を容易に変更するようにすることができ
る。さらに、廃棄物再利用製品の用途を拡大させること
ができる。また、再製品化に過大な設備を特に必要とす
ることなく再利用(再生)を容易に効率よく行うように
することができる。 (2)請求項2の廃棄物の分別回収再利用方法によれ
ば、請求項1よる効果に加えて、さらに、コンピュータ
により貯留先での専用コンテナ(廃棄物)の貯留管理、
及び、廃棄物再利用化設備への払出管理も一括して行わ
れため、即ち、廃棄物の発生から受入れ処理・再利用先
までを一括にデータ管理することができるため、廃棄物
の再利用化、再製品化を一層容易に行うことができる。
【0044】(3)請求項3の廃棄物の分別回収利用方
法によれば、少なくとも廃プラスチックを含む多種多様
な廃棄物を有効に利用して発熱量、水分等の品質(性
状)のばらつきがない品質が均一な固形燃料を製造する
ことができる。従って、この固形燃料をボイラ等の燃焼
装置の燃焼源として使用すれば安定燃焼を行わせること
ができ安定した蒸気等の熱エネルギーを回収することが
できる。特に、該固形燃料を発電設備等の蒸気発生ボイ
ラに燃料として使用すれば安定かつ高品質な蒸気を発生
させて安定した良質の発電を行わせることができるよう
になる。一方、固形燃料の目的、用途等に応じてその発
熱量、水分、窒素分等の含有成分など、品質を容易に変
更することができ固形燃料の用途を拡大させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物の分別回収利用方法の一実施例
をブロックフローと図を併用して示すものである。
【図2】本発明の廃棄物の分別回収利用方法の一実施例
をブロックフローで示すものである。
【図3】本発明に適用される固形燃料製造設備の一実施
例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 廃棄物発生工場 11 専用コンテナ 12 磁気IDカード 20 燃料成型工場 21 コンテナ貯留庫 22 計量機 23 磁気IDカード自動読み取り機 24 管理用コンピュータ T 収集車(トラック) 30 固形燃料製造設備 32 受入ホッパ 33 定量フィダー 35 燃料成型機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B09B 3/00 301W (56)参考文献 特開 平5−338704(JP,A) 特開 昭60−12403(JP,A) 特開 平5−254608(JP,A) 特開 平5−72023(JP,A) 特開 平2−188303(JP,A) 特開 昭64−13309(JP,A) 特開 昭48−21372(JP,A) 特開 平6−80202(JP,A) 特開 平6−286806(JP,A) 特開 平6−286807(JP,A) 特開 平6−312807(JP,A) 実開 昭61−92496(JP,U) 実開 平6−16312(JP,U) 特表 平5−507459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 5/00 B09B 3/00 B09B 5/00 B29B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を回収し再利用するにあたって廃
    棄物を工場等の発生場所で廃棄物の種類およびその種類
    毎の成分・形状・サイズ等の性状等の情報が予め登録さ
    れた磁気IDカードを付帯した搬送可能で適当量収容可
    能な専用容器に分別回収し、該容器に収容された多種類
    の廃棄物を容器単位で廃棄物再利用化設備に搬入し、該
    再利用化設備で、該容器を計量し、該容器に付帯した該
    磁気IDカードを自動読み取り機にかけて該容器内の該
    廃棄物情報及び容器計量値を管理用コンピュータに入力
    して登録し、該コンピュータには再利用製品の製造量、
    発熱量、水分、成分等の仕様を製造計画として入力し、
    該コンピュータにより、該製造計画に基づいて該登録済
    みの容器の廃棄物情報を基にして再利用製品を製造する
    ための必要な種類及び量が異なる廃棄物の利用組み合わ
    せを容器単位で自動選択するようにして、廃棄物再利用
    製品を製造することを特徴とする廃棄物の分別回収再利
    方法。
  2. 【請求項2】 該管理用コンピュータはさらに該コンピ
    ュータに登録された該廃棄物情報に基づいて容器毎の貯
    留先を指示し、各種廃棄物を収容した容器は容器貯留庫
    に該指示されたそれぞれの個所に貯留され、該再利用製
    品製造時には該容器単位での自動選択結果に基づいて必
    要な容器が該貯留庫から取り出され、廃棄物再利用化設
    備にセットされて廃棄物再利用製品が製造されることを
    特徴する請求項2の廃棄物の分別回収利用方法。
  3. 【請求項3】 前記廃棄物は少なくとも廃プラスチック
    を含む可燃性廃棄物を主体とした廃棄物であり、前記廃
    棄物再利用化設備は前記のとおり自動選択した該廃棄物
    を収容した専用容器から供給される複数の廃棄物を受け
    入れて混合圧縮してダイスから押し出す押出成形機から
    なる固形燃料成形製造設備であり、前記廃棄物再使用製
    品は固形燃料であることを特徴とする請求項1又は2の
    廃棄物の分別回収利用方法。
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