JP2917752B2 - 直流/直流変換装置 - Google Patents
直流/直流変換装置Info
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- JP2917752B2 JP2917752B2 JP14722893A JP14722893A JP2917752B2 JP 2917752 B2 JP2917752 B2 JP 2917752B2 JP 14722893 A JP14722893 A JP 14722893A JP 14722893 A JP14722893 A JP 14722893A JP 2917752 B2 JP2917752 B2 JP 2917752B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流電源の直流を一
旦交流に変換し再び直流に変換することにより所望の直
流出力電圧を得る直流/直流変換装置に関するものであ
る。
旦交流に変換し再び直流に変換することにより所望の直
流出力電圧を得る直流/直流変換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は例えばIEEE TRANSAC
TIONS ON INDUSTRYAPPLICAT
IONS.VOL.27.NO.1 JAN./FE
B.1991 P64に開示されたこの種従来の直流/
直流変換装置を示す回路図で、中間の交流電圧を高周波
とすることから高周波リンク方式のDC/DCコンバ−
タとも呼ばれている。図において、1は直流電源、2は
直流電源と並列に接続された入力コンデンサ(C1)、
3は直流電源1の直流電圧Eを高周波の交流電圧V1に
変換するインバ−タで、ブリッジ接続された第1ないし
第4(以下それぞれU相、X相、V相、Y相とも称す)
のア−ムからなり、各ア−ムはスイッチング素子として
の絶縁ゲ−トバイポ−ラトランジスタ(以下、IGBT
または単にトランジスタと称す)とこのトランジスタと
逆並列接続されたダイオ−ドとから構成されている。
TIONS ON INDUSTRYAPPLICAT
IONS.VOL.27.NO.1 JAN./FE
B.1991 P64に開示されたこの種従来の直流/
直流変換装置を示す回路図で、中間の交流電圧を高周波
とすることから高周波リンク方式のDC/DCコンバ−
タとも呼ばれている。図において、1は直流電源、2は
直流電源と並列に接続された入力コンデンサ(C1)、
3は直流電源1の直流電圧Eを高周波の交流電圧V1に
変換するインバ−タで、ブリッジ接続された第1ないし
第4(以下それぞれU相、X相、V相、Y相とも称す)
のア−ムからなり、各ア−ムはスイッチング素子として
の絶縁ゲ−トバイポ−ラトランジスタ(以下、IGBT
または単にトランジスタと称す)とこのトランジスタと
逆並列接続されたダイオ−ドとから構成されている。
【0003】4はインバ−タ3からの交流電圧V1がそ
の1次巻線に印加される絶縁トランス、5は絶縁トラン
ス4の2次巻線からの交流電圧V2を直流電圧に変換す
る整流器で、ブリッジ接続されたダイオ−ドD1〜D4
から構成されている。6および7は平滑回路を構成する
それぞれ平滑リアクトルおよび平滑コンデンサ、8は平
滑コンデンサ7と並列に接続された負荷である。
の1次巻線に印加される絶縁トランス、5は絶縁トラン
ス4の2次巻線からの交流電圧V2を直流電圧に変換す
る整流器で、ブリッジ接続されたダイオ−ドD1〜D4
から構成されている。6および7は平滑回路を構成する
それぞれ平滑リアクトルおよび平滑コンデンサ、8は平
滑コンデンサ7と並列に接続された負荷である。
【0004】9は出力電圧基準Vd*発生器、10は平
滑コンデンサ7の電圧、即ち出力電圧Vdと出力電圧基
準Vd*との偏差を演算する減算器、11は減算器10
からの出力信号を増幅する電圧コントロ−ラ、12は三
角波のキャリア信号発生回路、13は電圧コントロ−ラ
11からの偏差信号VCとキャリア信号発生回路12か
らのキャリア信号CARとを比較し”1”または”0”
のレベル信号を出力する比較器、14は入力されたレベ
ル信号を反転して出力する第1のNOT回路、15およ
び16は入力されたレベル信号の立上りエッジで状態が
変化する第1および第2のフリップフロップである。
滑コンデンサ7の電圧、即ち出力電圧Vdと出力電圧基
準Vd*との偏差を演算する減算器、11は減算器10
からの出力信号を増幅する電圧コントロ−ラ、12は三
角波のキャリア信号発生回路、13は電圧コントロ−ラ
11からの偏差信号VCとキャリア信号発生回路12か
らのキャリア信号CARとを比較し”1”または”0”
のレベル信号を出力する比較器、14は入力されたレベ
ル信号を反転して出力する第1のNOT回路、15およ
び16は入力されたレベル信号の立上りエッジで状態が
変化する第1および第2のフリップフロップである。
【0005】17は第1および第2のフリップフロップ
15および16からのレベル信号を基にインバ−タ3各
ア−ムのトランジスタSU,SX,SV,SYへ送出す
べきゲ−ト信号を作成するゲ−ト論理回路、18はゲ−
ト信号を増幅するゲ−ト回路である。また、ゲ−ト論理
回路17の内部構成を説明すると、19および20は第
2および第3のNOT回路、21ないし24は入力され
たレベル信号に、転流時の短絡防止のための期間(以
下、Tdと示す)を付加して出力する第1ないし第4の
Td作成回路である。
15および16からのレベル信号を基にインバ−タ3各
ア−ムのトランジスタSU,SX,SV,SYへ送出す
べきゲ−ト信号を作成するゲ−ト論理回路、18はゲ−
ト信号を増幅するゲ−ト回路である。また、ゲ−ト論理
回路17の内部構成を説明すると、19および20は第
2および第3のNOT回路、21ないし24は入力され
たレベル信号に、転流時の短絡防止のための期間(以
下、Tdと示す)を付加して出力する第1ないし第4の
Td作成回路である。
【0006】次に動作について説明する。直流電源1の
電力は、入力コンデンサ2、インバ−タ3により矩形波
交流に変換され、絶縁トランス4、整流器5を通してリ
ップルを含んだ直流電圧に変換される。発生したリップ
ルは平滑リアクトル6、平滑コンデンサ7により平滑化
され、リップルの少ない直流に変換され負荷8へ供給さ
れる。そして、その出力電圧Vdはインバ−タ3のトラ
ンジスタの通流率を変えることにより制御する。
電力は、入力コンデンサ2、インバ−タ3により矩形波
交流に変換され、絶縁トランス4、整流器5を通してリ
ップルを含んだ直流電圧に変換される。発生したリップ
ルは平滑リアクトル6、平滑コンデンサ7により平滑化
され、リップルの少ない直流に変換され負荷8へ供給さ
れる。そして、その出力電圧Vdはインバ−タ3のトラ
ンジスタの通流率を変えることにより制御する。
【0007】以下、この通流率の制御方法について説明
する。出力電圧基準Vd*とフィ−ドバックされた出力
電圧Vdとは減算器10でその偏差が演算され更に電圧
コントロ−ラ11で増幅され比較器13に与えられる。
比較器13は、三角波キャリア信号CARと電圧指令
(偏差)信号VCとを比較し、VC>CARの条件でパ
ルスを出力する、即ち同条件が成立するとき”1”とな
るレベル信号を出力する。第1のフリップフロップ15
は比較器13からのレベル信号の”0”から”1”への
立上りエッジの発生毎に出力が変化する。また、第2の
フリップフロップ16は、NOT回路14が挿入されて
いるので、比較器13からのレベル信号の”1”から”
0”への立下りエッジの発生毎に出力が変化する。
する。出力電圧基準Vd*とフィ−ドバックされた出力
電圧Vdとは減算器10でその偏差が演算され更に電圧
コントロ−ラ11で増幅され比較器13に与えられる。
比較器13は、三角波キャリア信号CARと電圧指令
(偏差)信号VCとを比較し、VC>CARの条件でパ
ルスを出力する、即ち同条件が成立するとき”1”とな
るレベル信号を出力する。第1のフリップフロップ15
は比較器13からのレベル信号の”0”から”1”への
立上りエッジの発生毎に出力が変化する。また、第2の
フリップフロップ16は、NOT回路14が挿入されて
いるので、比較器13からのレベル信号の”1”から”
0”への立下りエッジの発生毎に出力が変化する。
【0008】これら第1および第2のフリップフロップ
15,16の出力と第2および第3のNOT回路19,
20、更にTd作成回路21〜24により、図8(4)
〜(7)に示すゲ−ト信号が得られる。これらゲ−ト信
号によりU相,V相の出力電圧が決定されるが、インバ
−タ3の出力電圧V1はこのU相とV相との線間電圧と
なり、図8(8)に示す出力波形となる。この交流波形
から得られる絶縁トランス4の2次電圧V2を整流器5
により整流し、平滑リアクトル6、平滑コンデンサ7で
平滑化して図8(10)に示すようなリップルの少ない
出力電圧Vdを得る。図8(11)は出力直流電流Id
を示す。
15,16の出力と第2および第3のNOT回路19,
20、更にTd作成回路21〜24により、図8(4)
〜(7)に示すゲ−ト信号が得られる。これらゲ−ト信
号によりU相,V相の出力電圧が決定されるが、インバ
−タ3の出力電圧V1はこのU相とV相との線間電圧と
なり、図8(8)に示す出力波形となる。この交流波形
から得られる絶縁トランス4の2次電圧V2を整流器5
により整流し、平滑リアクトル6、平滑コンデンサ7で
平滑化して図8(10)に示すようなリップルの少ない
出力電圧Vdを得る。図8(11)は出力直流電流Id
を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流/直流変換
装置は以上のように構成されており、出力直流電圧Vd
としてリップルの少ない波形を得るため平滑リアクトル
6のインダクタンスを大きく設定するが、このインダク
タンスにより絶縁トランス1次側の交流電流I1は流れ
続ける(図8(9))。
装置は以上のように構成されており、出力直流電圧Vd
としてリップルの少ない波形を得るため平滑リアクトル
6のインダクタンスを大きく設定するが、このインダク
タンスにより絶縁トランス1次側の交流電流I1は流れ
続ける(図8(9))。
【0010】この場合の電流の経路を図9により説明す
る。例えば、トランジスタSUとSYとがオンの状態に
おいては、のように、トランジスタSU→絶縁トラン
スT1の1次巻線→トランジスタSYのル−トで電流が
流れているが、トランジスタSYがオフとなり交流電圧
V1が0となっても、絶縁トランス2次側の平滑リアク
トル6のインダクタンスLにより電流が流れ続けようと
し、に示すように、トランジスタSUがオンである間
は電流がダイオ−ドDVを通して環流し、トランジスタ
SU→絶縁トランスT1の1次巻線→ダイオ−ドDVの
ル−トで電流が流れ続ける。この電流が流れることによ
って絶縁トランス2次側に電圧を発生することはない
が、トランジスタSUおよびダイオ−ドDVに定常オン
損失を発生させる。そのため、IGBTの発熱量が大き
くなり冷却フィンを大きくする等の冷却強化等が必要に
なるとともに、装置全体の効率を下げるという問題点が
あった。
る。例えば、トランジスタSUとSYとがオンの状態に
おいては、のように、トランジスタSU→絶縁トラン
スT1の1次巻線→トランジスタSYのル−トで電流が
流れているが、トランジスタSYがオフとなり交流電圧
V1が0となっても、絶縁トランス2次側の平滑リアク
トル6のインダクタンスLにより電流が流れ続けようと
し、に示すように、トランジスタSUがオンである間
は電流がダイオ−ドDVを通して環流し、トランジスタ
SU→絶縁トランスT1の1次巻線→ダイオ−ドDVの
ル−トで電流が流れ続ける。この電流が流れることによ
って絶縁トランス2次側に電圧を発生することはない
が、トランジスタSUおよびダイオ−ドDVに定常オン
損失を発生させる。そのため、IGBTの発熱量が大き
くなり冷却フィンを大きくする等の冷却強化等が必要に
なるとともに、装置全体の効率を下げるという問題点が
あった。
【0011】この発明は以上のように問題点を解消する
ためになされたもので、リップルの少ない直流電圧を得
るとともに、インバ−タのスイッチング素子の発生損失
を低減し、かつ装置全体の効率を向上させることを目的
とする。
ためになされたもので、リップルの少ない直流電圧を得
るとともに、インバ−タのスイッチング素子の発生損失
を低減し、かつ装置全体の効率を向上させることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る直流/直
流変換装置は、インバ−タを構成する第3のア−ムのス
イッチング素子がオンするタイミングで第1のア−ムの
スイッチング素子がオフするように、また、第4のア−
ムのスイッチング素子がオンするタイミングで第2のア
−ムのスイッチング素子がオフするように、上記各スイ
ッチング素子に送出するゲ−ト信号相互間に所定の条件
を付加するゲ−ト論理回路を備えたものである。
流変換装置は、インバ−タを構成する第3のア−ムのス
イッチング素子がオンするタイミングで第1のア−ムの
スイッチング素子がオフするように、また、第4のア−
ムのスイッチング素子がオンするタイミングで第2のア
−ムのスイッチング素子がオフするように、上記各スイ
ッチング素子に送出するゲ−ト信号相互間に所定の条件
を付加するゲ−ト論理回路を備えたものである。
【0013】この発明の請求項2に係る直流/直流変換
装置は、上記ゲ−ト論理回路を更に具体化したもので、
第1のフリップフロップからのレベル信号を入力しTd
を付加して出力する第1のTd作成回路、第2のNOT
回路を介して上記第1のフリップフロップからのレベル
信号を入力しTdを付加して出力する第2のTd作成回
路、第2のフリップフロップからのレベル信号を入力し
てTdを付加し第3のア−ムのスイッチング素子へのゲ
−ト信号として出力する第3のTd作成回路、第3のN
OT回路を介して上記第2のフリップフロップからのレ
ベル信号を入力してTdを付加し第4のア−ムのスイッ
チング素子へのゲ−ト信号として出力する第4のTd作
成回路、上記第1のTd作成回路からのレベル信号と第
4のNOT回路を介して上記第3のTd作成回路からの
レベル信号とを入力し第1のア−ムのスイッチング素子
へのゲ−ト信号として出力する第1のAND回路、およ
び上記第2のTd作成回路からのレベル信号と第5のN
OT回路を介して上記第4のTd作成回路からのレベル
信号とを入力し第2のア−ムのスイッチング素子へのゲ
−ト信号として出力する第2のAND回路から構成して
いる。
装置は、上記ゲ−ト論理回路を更に具体化したもので、
第1のフリップフロップからのレベル信号を入力しTd
を付加して出力する第1のTd作成回路、第2のNOT
回路を介して上記第1のフリップフロップからのレベル
信号を入力しTdを付加して出力する第2のTd作成回
路、第2のフリップフロップからのレベル信号を入力し
てTdを付加し第3のア−ムのスイッチング素子へのゲ
−ト信号として出力する第3のTd作成回路、第3のN
OT回路を介して上記第2のフリップフロップからのレ
ベル信号を入力してTdを付加し第4のア−ムのスイッ
チング素子へのゲ−ト信号として出力する第4のTd作
成回路、上記第1のTd作成回路からのレベル信号と第
4のNOT回路を介して上記第3のTd作成回路からの
レベル信号とを入力し第1のア−ムのスイッチング素子
へのゲ−ト信号として出力する第1のAND回路、およ
び上記第2のTd作成回路からのレベル信号と第5のN
OT回路を介して上記第4のTd作成回路からのレベル
信号とを入力し第2のア−ムのスイッチング素子へのゲ
−ト信号として出力する第2のAND回路から構成して
いる。
【0014】また、この発明の請求項3では、同じく、
第1のフリップフロップからのレベル信号を入力しTd
を付加して出力する第1のTd作成回路、第2のNOT
回路を介して上記第1のフリップフロップからのレベル
信号を入力しTdを付加して出力する第2のTd作成回
路、第2のフリップフロップからのレベル信号を入力し
てTdを付加し第3のア−ムのスイッチング素子へのゲ
−ト信号として出力する第3のTd作成回路、第3のN
OT回路を介して上記第2のフリップフロップからのレ
ベル信号を入力してTdを付加し第4のア−ムのスイッ
チング素子へのゲ−ト信号として出力する第4のTd作
成回路、上記第1のTd作成回路からのレベル信号と上
記第4のTd作成回路からのレベル信号とを入力し第1
のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力
する第3のAND回路、および上記第2のTd作成回路
からのレベル信号と上記第3のTd作成回路からのレベ
ル信号とを入力し第2のア−ムのスイッチング素子への
ゲ−ト信号として出力する第4のAND回路から構成し
ている。
第1のフリップフロップからのレベル信号を入力しTd
を付加して出力する第1のTd作成回路、第2のNOT
回路を介して上記第1のフリップフロップからのレベル
信号を入力しTdを付加して出力する第2のTd作成回
路、第2のフリップフロップからのレベル信号を入力し
てTdを付加し第3のア−ムのスイッチング素子へのゲ
−ト信号として出力する第3のTd作成回路、第3のN
OT回路を介して上記第2のフリップフロップからのレ
ベル信号を入力してTdを付加し第4のア−ムのスイッ
チング素子へのゲ−ト信号として出力する第4のTd作
成回路、上記第1のTd作成回路からのレベル信号と上
記第4のTd作成回路からのレベル信号とを入力し第1
のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力
する第3のAND回路、および上記第2のTd作成回路
からのレベル信号と上記第3のTd作成回路からのレベ
ル信号とを入力し第2のア−ムのスイッチング素子への
ゲ−ト信号として出力する第4のAND回路から構成し
ている。
【0015】更にこの発明の請求項4では、同じく第1
のフリップフロップからのレベル信号と第3のNOT回
路を介して第2のフリップフロップからのレベル信号と
を入力し第1のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信
号として出力する第5のAND回路、第2のNOT回路
を介して上記第1のフリップフロップからのレベル信号
と上記第2のフリップフロップからのレベル信号とを入
力し第2のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号と
して出力する第6のAND回路、上記第2のフリップフ
ロップからのレベル信号を入力してTdを付加し第3の
ア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力す
る第3のTd作成回路、および上記第3のNOT回路を
介して上記第2のフリップフロップからのレベル信号を
入力してTdを付加し第4のア−ムのスイッチング素子
へのゲ−ト信号として出力する第4のTd作成回路から
構成している。
のフリップフロップからのレベル信号と第3のNOT回
路を介して第2のフリップフロップからのレベル信号と
を入力し第1のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信
号として出力する第5のAND回路、第2のNOT回路
を介して上記第1のフリップフロップからのレベル信号
と上記第2のフリップフロップからのレベル信号とを入
力し第2のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号と
して出力する第6のAND回路、上記第2のフリップフ
ロップからのレベル信号を入力してTdを付加し第3の
ア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力す
る第3のTd作成回路、および上記第3のNOT回路を
介して上記第2のフリップフロップからのレベル信号を
入力してTdを付加し第4のア−ムのスイッチング素子
へのゲ−ト信号として出力する第4のTd作成回路から
構成している。
【0016】
【作用】この発明に係る直流/直流変換装置において
は、第3(または第4)のア−ムのスイッチング素子が
オンするタイミングで第1(または第2)のア−ムのス
イッチング素子がオフするので、転流期間に平滑回路の
リアクトルを流れ続ける電流は絶縁トランス、従ってイ
ンバ−タを流れ得なくなり、整流器のダイオ−ドを環流
することになる。
は、第3(または第4)のア−ムのスイッチング素子が
オンするタイミングで第1(または第2)のア−ムのス
イッチング素子がオフするので、転流期間に平滑回路の
リアクトルを流れ続ける電流は絶縁トランス、従ってイ
ンバ−タを流れ得なくなり、整流器のダイオ−ドを環流
することになる。
【0017】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
直流/直流変換装置を示す回路図で、従来と同一または
相当の部分には同一の符号を付して説明を省略する。従
来と異なるのは、第1および第2のフリップフロップ1
5,16からのレベル信号を入力して、インバ−タ3の
各トランジスタSU、SX,SV,SYへ送出するゲ−
ト信号を作成するゲ−ト論理回路17で、以下このゲ−
ト論理回路17の内部構成について説明する。
直流/直流変換装置を示す回路図で、従来と同一または
相当の部分には同一の符号を付して説明を省略する。従
来と異なるのは、第1および第2のフリップフロップ1
5,16からのレベル信号を入力して、インバ−タ3の
各トランジスタSU、SX,SV,SYへ送出するゲ−
ト信号を作成するゲ−ト論理回路17で、以下このゲ−
ト論理回路17の内部構成について説明する。
【0018】即ち、新たに第4、第5のNOT回路2
5、26および第1、第2のAND回路27、28を備
えている。そして、第1のTd作成回路21と第4のN
OT回路25とからのレベル信号を入力して動作する第
1のAND回路27の出力がトランジスタSUへのゲ−
ト信号となる。また、第2のTd作成回路22と第5の
NOT回路26とからのレベル信号を入力して動作する
第2のAND回路28の出力がトランジスタSXへのゲ
−ト信号となる。トランジスタSVおよびSYへのゲ−
ト信号は従来と変わらず、それぞれ第3および第4のT
d作成回路23および24から送出される。
5、26および第1、第2のAND回路27、28を備
えている。そして、第1のTd作成回路21と第4のN
OT回路25とからのレベル信号を入力して動作する第
1のAND回路27の出力がトランジスタSUへのゲ−
ト信号となる。また、第2のTd作成回路22と第5の
NOT回路26とからのレベル信号を入力して動作する
第2のAND回路28の出力がトランジスタSXへのゲ
−ト信号となる。トランジスタSVおよびSYへのゲ−
ト信号は従来と変わらず、それぞれ第3および第4のT
d作成回路23および24から送出される。
【0019】次に動作について図2をも参照して説明す
る。全体的な動作は従来と同様であるが、上述したゲ−
ト論理回路17の構成上の差異から特にU相およびX相
のゲ−ト信号が異なる。以下、U相の信号を例にとり、
主として図2のタイミング1からタイミング2の期間に
おける動作を中心に説明する。
る。全体的な動作は従来と同様であるが、上述したゲ−
ト論理回路17の構成上の差異から特にU相およびX相
のゲ−ト信号が異なる。以下、U相の信号を例にとり、
主として図2のタイミング1からタイミング2の期間に
おける動作を中心に説明する。
【0020】タイミング1でU相のゲ−ト信号が”0”
から”1”に立上りトランジスタSUがオンするがこれ
は従来と同一である。トランジスタSYがオンしている
ので、図2(8)(9)に示すように絶縁トランス4の
入力電圧V1および電流I1は立上る。このとき、V相
のゲ−ト信号は”0”であるので、第1のAND回路2
7の入力信号のAND条件が成立しU相のゲ−ト信号
は”1”を維持する。このまま”1”を継続すると従来
の場合のように環流電流が流れることになる。しかし、
この実施例では、線間電圧V1として必要な電圧を出力
し、トランジスタSYがオフし電圧V1が零になった
後、期間Tdを経てV相ゲ−ト信号が”1”に立上ると
第1のAND回路27のAND条件が不成立となりU相
のゲ−ト信号が”1”から”0”に立下る(図2のタイ
ミング2)。
から”1”に立上りトランジスタSUがオンするがこれ
は従来と同一である。トランジスタSYがオンしている
ので、図2(8)(9)に示すように絶縁トランス4の
入力電圧V1および電流I1は立上る。このとき、V相
のゲ−ト信号は”0”であるので、第1のAND回路2
7の入力信号のAND条件が成立しU相のゲ−ト信号
は”1”を維持する。このまま”1”を継続すると従来
の場合のように環流電流が流れることになる。しかし、
この実施例では、線間電圧V1として必要な電圧を出力
し、トランジスタSYがオフし電圧V1が零になった
後、期間Tdを経てV相ゲ−ト信号が”1”に立上ると
第1のAND回路27のAND条件が不成立となりU相
のゲ−ト信号が”1”から”0”に立下る(図2のタイ
ミング2)。
【0021】以上の場合の電流の経路を図3により説明
する。タイミング1でトランジスタSUとSYとがオン
となった状態においては、のように、トランジスタS
U→絶縁トランスT1の1次巻線→トランジスタSYの
ル−トで電流が流れる。次にトランジスタSYがオフと
なると、従来と同様の様に、絶縁トランス2次側の平
滑リアクトル6のインダクタンスLにより、トランジス
タSU→絶縁トランスT1の1次巻線→ダイオ−ドDV
のル−トで環流電流が流れる。この状態で、次にトラン
ジスタSVがオンするタイミング(図2のタイミング
2)でトランジスタSUをオフしてやる。このトランジ
スタSUをオフすることでのル−トが途絶え環流電流
が遮断される。絶縁トランスT1の1次側に流れていた
環流電流が遮断されたことにより、それまでダイオ−ド
D4→絶縁トランスT1の2次巻線→ダイオ−ドD1の
ル−トで流れていた電流はダイオ−ドD2→D1とダイ
オ−ドD4→D3との2つのル−トに分かれて転流する
ことになる。
する。タイミング1でトランジスタSUとSYとがオン
となった状態においては、のように、トランジスタS
U→絶縁トランスT1の1次巻線→トランジスタSYの
ル−トで電流が流れる。次にトランジスタSYがオフと
なると、従来と同様の様に、絶縁トランス2次側の平
滑リアクトル6のインダクタンスLにより、トランジス
タSU→絶縁トランスT1の1次巻線→ダイオ−ドDV
のル−トで環流電流が流れる。この状態で、次にトラン
ジスタSVがオンするタイミング(図2のタイミング
2)でトランジスタSUをオフしてやる。このトランジ
スタSUをオフすることでのル−トが途絶え環流電流
が遮断される。絶縁トランスT1の1次側に流れていた
環流電流が遮断されたことにより、それまでダイオ−ド
D4→絶縁トランスT1の2次巻線→ダイオ−ドD1の
ル−トで流れていた電流はダイオ−ドD2→D1とダイ
オ−ドD4→D3との2つのル−トに分かれて転流する
ことになる。
【0022】次に、上述した環流電流が遮断される現象
を更に詳細に説明する。この転流の際、絶縁トランスT
1の1次側電流はトランジスタSU→絶縁トランスT1
の1次巻線→ダイオ−ドDVのル−トからダイオ−ド
DX→絶縁トランスT1の1次巻線→ダイオ−ドDVの
ル−トに転流し、絶縁トランス4の励磁エネルギ−
(通常は非常に小さい)を入力コンデンサC1に放出し
急速に減衰する。即ち、事実上、電流が遮断される訳で
ある。この場合、全トランジスタがオフであれば絶縁ト
ランスT1の励磁エネルギ−(漏れインダクタンス)と
入力コンデンサC1等のコンデンサとにより絶縁トラン
スT1の1次側で振動電圧が発生するが、トランジスタ
SVがオンであるためトランジスタSV→絶縁トランス
T1の1次巻線→ダイオ−ドDU→トランジスタSVの
ル−トで閉回路が形成され、図2(8)に示すように、
振動のない電圧波形が得られる。なお、上記閉回路はそ
の通電可能方向が、平滑リアクトル6のインダクタンス
Lにより流れ続けるようにする電流の方向と逆向きであ
るので、上記閉回路の形成が上述した環流を接続させる
ことにはならない。以上ではU相の場合について説明し
たがX相についても同様の動作となる。
を更に詳細に説明する。この転流の際、絶縁トランスT
1の1次側電流はトランジスタSU→絶縁トランスT1
の1次巻線→ダイオ−ドDVのル−トからダイオ−ド
DX→絶縁トランスT1の1次巻線→ダイオ−ドDVの
ル−トに転流し、絶縁トランス4の励磁エネルギ−
(通常は非常に小さい)を入力コンデンサC1に放出し
急速に減衰する。即ち、事実上、電流が遮断される訳で
ある。この場合、全トランジスタがオフであれば絶縁ト
ランスT1の励磁エネルギ−(漏れインダクタンス)と
入力コンデンサC1等のコンデンサとにより絶縁トラン
スT1の1次側で振動電圧が発生するが、トランジスタ
SVがオンであるためトランジスタSV→絶縁トランス
T1の1次巻線→ダイオ−ドDU→トランジスタSVの
ル−トで閉回路が形成され、図2(8)に示すように、
振動のない電圧波形が得られる。なお、上記閉回路はそ
の通電可能方向が、平滑リアクトル6のインダクタンス
Lにより流れ続けるようにする電流の方向と逆向きであ
るので、上記閉回路の形成が上述した環流を接続させる
ことにはならない。以上ではU相の場合について説明し
たがX相についても同様の動作となる。
【0023】以上のように、絶縁トランス4の1次側に
流れようとする環流電流を一旦遮断するようにしたの
で、トランジスタの定常オン損失が減少し、装置全体と
しての効率も向上する。
流れようとする環流電流を一旦遮断するようにしたの
で、トランジスタの定常オン損失が減少し、装置全体と
しての効率も向上する。
【0024】実施例2.図4はこの発明の実施例2によ
る直流/直流変換装置を示す回路図である。この実施例
のゲ−ト論理回路17においては、第1のTd作成回路
21と第4のTd作成回路24とからのレベル信号を入
力して動作する第3のAND回路29の出力がトランジ
スタSUへのゲ−ト信号となる。また、第2のTd作成
回路22と第3のTd作成回路23とからのレベル信号
を入力して動作する第4のAND回路30の出力がトラ
ンジスタSXへのゲ−ト信号となる。
る直流/直流変換装置を示す回路図である。この実施例
のゲ−ト論理回路17においては、第1のTd作成回路
21と第4のTd作成回路24とからのレベル信号を入
力して動作する第3のAND回路29の出力がトランジ
スタSUへのゲ−ト信号となる。また、第2のTd作成
回路22と第3のTd作成回路23とからのレベル信号
を入力して動作する第4のAND回路30の出力がトラ
ンジスタSXへのゲ−ト信号となる。
【0025】この実施例では図5に示すように、Y相の
ゲ−ト信号の立下りと同時にU相のゲ−ト信号が立下
る。従って、その後V相のゲ−ト信号が立上る迄の間、
極く短い時間であるがすべてのトランジスタがオフとな
り振動電圧が発生する。しかし、実施例1では必要であ
った第4および第5のNOT回路25および26が不要
となりその分回路構成が簡単になるという利点がある。
ゲ−ト信号の立下りと同時にU相のゲ−ト信号が立下
る。従って、その後V相のゲ−ト信号が立上る迄の間、
極く短い時間であるがすべてのトランジスタがオフとな
り振動電圧が発生する。しかし、実施例1では必要であ
った第4および第5のNOT回路25および26が不要
となりその分回路構成が簡単になるという利点がある。
【0026】実施例3.図6はこの発明の実施例3によ
る直流/直流変換装置を示す回路図である。この実施例
のゲ−ト論理回路17においては、U相,X相にはTd
作成回路を設けず、第1のフリップフロップ15と第3
のNOT回路20とからのレベル信号を入力して動作す
る第5のAND回路31の出力がトランジスタSUへの
ゲ−ト信号となる。また、第2のNOT回路19と第2
のフリップフロップ16とからのレベル信号を入力して
動作する第6のAND回路32の出力がトランジスタS
Xへのゲ−ト信号となる。
る直流/直流変換装置を示す回路図である。この実施例
のゲ−ト論理回路17においては、U相,X相にはTd
作成回路を設けず、第1のフリップフロップ15と第3
のNOT回路20とからのレベル信号を入力して動作す
る第5のAND回路31の出力がトランジスタSUへの
ゲ−ト信号となる。また、第2のNOT回路19と第2
のフリップフロップ16とからのレベル信号を入力して
動作する第6のAND回路32の出力がトランジスタS
Xへのゲ−ト信号となる。
【0027】この実施例では、U相のゲ−ト信号が立下
り、V相のゲ−ト信号が立上る迄の極く短い時間(T
d)振動電圧が発生し、また、U相、V相において時間
Tdの間電流が流れてこの分定常損失が増えるが、従来
の場合の同損失に比較すれば大幅に減少しており、実施
例1における第1、第2のTd作成回路21、22およ
び第4、第5のNOT回路25、26を省略することが
でき、その分回路構成が簡単になるという利点がある。
り、V相のゲ−ト信号が立上る迄の極く短い時間(T
d)振動電圧が発生し、また、U相、V相において時間
Tdの間電流が流れてこの分定常損失が増えるが、従来
の場合の同損失に比較すれば大幅に減少しており、実施
例1における第1、第2のTd作成回路21、22およ
び第4、第5のNOT回路25、26を省略することが
でき、その分回路構成が簡単になるという利点がある。
【0028】実施例4.なお、上記各実施例ではインバ
−タ3のスイッチング素子としてIGBTを使用した場
合について説明したが、この発明の適用上必ずしもこれ
に限定されるものではなく、他の種類のスイッチング素
子を使用するようにしてもよい。また、V相(Y相)の
トランジスタがオンするタイミングでU相(X相)のト
ランジスタをオフさせるゲ−ト論理回路の論理構成も、
上記各実施例で説明したものに限られる訳ではない。
−タ3のスイッチング素子としてIGBTを使用した場
合について説明したが、この発明の適用上必ずしもこれ
に限定されるものではなく、他の種類のスイッチング素
子を使用するようにしてもよい。また、V相(Y相)の
トランジスタがオンするタイミングでU相(X相)のト
ランジスタをオフさせるゲ−ト論理回路の論理構成も、
上記各実施例で説明したものに限られる訳ではない。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上のように、第3(または
第4)のア−ムのスイッチング素子がオンするタイミン
グで第1(または第2)のア−ムのスイッチング素子が
オフするようにしたので、転流期間に平滑回路のリアク
トルを流れ続ける電流はインバ−タを流れ得なくなり、
スイッチング素子の定常オン損失が大幅に減少しその冷
却構造が簡単小形化できるとともに装置全体の効率が向
上する。
第4)のア−ムのスイッチング素子がオンするタイミン
グで第1(または第2)のア−ムのスイッチング素子が
オフするようにしたので、転流期間に平滑回路のリアク
トルを流れ続ける電流はインバ−タを流れ得なくなり、
スイッチング素子の定常オン損失が大幅に減少しその冷
却構造が簡単小形化できるとともに装置全体の効率が向
上する。
【0030】また、ゲ−ト論理回路として請求項2ない
し4に示す構成とすることにより、上記した各スイッチ
ング素子間の動作条件を簡単な論理回路でしかも確実に
実現することができる。
し4に示す構成とすることにより、上記した各スイッチ
ング素子間の動作条件を簡単な論理回路でしかも確実に
実現することができる。
【図1】この発明の実施例1による直流/直流変換装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】図1の変換装置の動作を説明するためのタイム
チャ−トである。
チャ−トである。
【図3】図1の変換装置の転流期間における電流ル−ト
を示す図である。
を示す図である。
【図4】この発明の実施例2による直流/直流変換装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図5】図4の変換装置の動作を説明するためのタイム
チャ−トである。
チャ−トである。
【図6】この発明の実施例3による直流/直流変換装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】従来の直流/直流変換装置を示す回路図であ
る。
る。
【図8】■従来の変換装置の動作を説明するためのタイ
ムチャ−トである。
ムチャ−トである。
【図9】従来の変換装置の転流期間における電流ル−ト
を示す図である。
を示す図である。
1 直流電源 3 インバ−タ 4 絶縁トランス 5 整流器 6 平滑リアクトル 7 平滑コンデンサ 8 負荷 9 出力電圧基準発生器 10 減算器 11 電圧コントロ−ラ 13 比較器 14,19,20,25,26 第1ないし第5のNO
T回路 15,16 第1および第2のフリップフロップ 21,22,23,24 第1ないし第4のTd作成回
路 27,28,29,30,31,32 第1ないし第6
のAND回路 SU,SX,SV,SY トランジスタ DU,DX,DV,DY ダイオ−ド Vd* 出力電圧基準 Vd 出力電圧
T回路 15,16 第1および第2のフリップフロップ 21,22,23,24 第1ないし第4のTd作成回
路 27,28,29,30,31,32 第1ないし第6
のAND回路 SU,SX,SV,SY トランジスタ DU,DX,DV,DY ダイオ−ド Vd* 出力電圧基準 Vd 出力電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 3/00 - 3/44
Claims (4)
- 【請求項1】 それぞれスイッチング素子とこのスイッ
チング素子と逆並列に接続されたダイオ−ドとからなる
第1ないし第4のア−ムを備え、上記第1と第2のア−
ムを直列にまた上記第3と第4のア−ムを直列に接続す
るとともに上記両直列体を並列にして直流電源に接続し
てなるインバ−タ、1次巻線が上記第1および第2のア
−ムの接続点と上記第3および第4のア−ムの接続点と
に接続されたトランス、このトランスの2次巻線に接続
され交流を直流に変換する整流器、およびリアクトルと
コンデンサとを有し上記整流器の出力を平滑化して負荷
に供給する平滑回路を備え、上記インバ−タの各ア−ム
のスイッチング素子に所定のタイミングでゲ−ト信号を
送出することにより、上記直流電源の直流電圧を上記ト
ランスを介して所定の直流電圧に変換し上記負荷に供給
する直流/直流変換装置において、 上記負荷への出力電圧と出力電圧基準との偏差を増幅す
る電圧コントロ−ラ、この電圧コントロ−ラからの出力
信号とキャリア信号とを比較し例えば”1”または”
0”のレベル信号を出力する比較器、この比較器からの
レベル信号の立上りエッジで状態が変化し上記第1およ
び第2のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号のタ
イミングを決定する第1のフリップフロップ、第1のN
OT回路を介して上記比較器から入力したレベル信号の
立上りエッジで状態が変化し上記第3および第4のア−
ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号のタイミングを決
定する第2のフリップフロップ、および上記両フリップ
フロップからのレベル信号を入力し、上記第3のア−ム
のスイッチング素子がオンするタイミングで上記第1の
ア−ムのスイッチング素子がオフするように、また上記
第4のア−ムのスイッチング素子がオンするタイミング
で上記第2のア−ムのスイッチング素子がオフするよう
に、上記第1ないし第4のア−ムのスイッチング素子へ
送出するゲ−ト信号を作成するゲ−ト論理回路を備えた
ことを特徴とする直流/直流変換装置。 - 【請求項2】 ゲ−ト論理回路を、第1のフリップフロ
ップからのレベル信号を入力し転流時の短絡防止のため
の期間(以下、Tdと示す)を付加して出力する第1の
Td作成回路、第2のNOT回路を介して上記第1のフ
リップフロップからのレベル信号を入力しTdを付加し
て出力する第2のTd作成回路、第2のフリップフロッ
プからのレベル信号を入力してTdを付加し第3のア−
ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力する第
3のTd作成回路、第3のNOT回路を介して上記第2
のフリップフロップからのレベル信号を入力してTdを
付加し第4のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号
として出力する第4のTd作成回路、上記第1のTd作
成回路からのレベル信号と第4のNOT回路を介して上
記第3のTd作成回路からのレベル信号とを入力し第1
のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力
する第1のAND回路、および上記第2のTd作成回路
からのレベル信号と第5のNOT回路を介して上記第4
のTd作成回路からのレベル信号とを入力し第2のア−
ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力する第
2のAND回路から構成したことを特徴とする請求項1
記載の直流/直流変換装置。 - 【請求項3】 ゲ−ト論理回路を、第1のフリップフロ
ップからのレベル信号を入力し転流時の短防止のための
期間(以下、Tdと示す)を付加して出力する第1のT
d作成回路、第2のNOT回路を介して上記第1のフリ
ップフロップからのレベル信号を入力しTdを付加して
出力する第2のTd作成回路、第2のフリップフロップ
からのレベル信号を入力してTdを付加し第3のア−ム
のスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力する第3
のTd作成回路、第3のNOT回路を介して上記第2の
フリップフロップからのレベル信号を入力してTdを付
加し第4のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号と
して出力する第4のTd作成回路、上記第1のTd作成
回路からのレベル信号と上記第4のTd作成回路からの
レベル信号とを入力し第1のア−ムのスイッチング素子
へのゲ−ト信号として出力する第3のAND回路、およ
び上記第2のTd作成回路からのレベル信号と上記第3
のTd作成回路からのレベル信号とを入力し第2のア−
ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力する第
4のAND回路から構成したことを特徴とする請求項1
記載の直流/直流変換装置。 - 【請求項4】 ゲ−ト論理回路を、第1のフリップフロ
ップからのレベル信号と第3のNOT回路を介して第2
のフリップフロップからのレベル信号とを入力し第1の
ア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力す
る第5のAND回路、第2のNOT回路を介して上記第
1のフリップフロップからのレベル信号と上記第2のフ
リップフロップからのレベル信号とを入力し第2のア−
ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号として出力する第
6のAND回路、上記第2のフリップフロップからのレ
ベル信号を入力してTdを付加し第3のア−ムのスイッ
チング素子へのゲ−ト信号として出力する第3のTd作
成回路、および上記第3のNOT回路を介して上記第2
のフリップフロップからのレベル信号を入力してTdを
付加し第4のア−ムのスイッチング素子へのゲ−ト信号
として出力する第4のTd作成回路から構成したことを
特徴とする請求項1記載の直流/直流変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14722893A JP2917752B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 直流/直流変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14722893A JP2917752B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 直流/直流変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077939A JPH077939A (ja) | 1995-01-10 |
JP2917752B2 true JP2917752B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15425471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14722893A Expired - Fee Related JP2917752B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 直流/直流変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917752B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010060957A1 (de) * | 2010-12-02 | 2012-06-06 | Sma Solar Technology Ag | Verfahren zum Betreiben eines Gleichspannungswandlers |
WO2014155604A1 (ja) | 2013-03-28 | 2014-10-02 | 三菱電機株式会社 | Dc/dcコンバータ |
CN109005621A (zh) * | 2018-08-07 | 2018-12-14 | 深圳市特赛莱通用技术有限公司 | Led驱动电源及其工作方法、led灯具 |
US11909305B2 (en) * | 2019-08-30 | 2024-02-20 | Mitsubishi Electric Corporation | AC-to-DC power converter which removed a common mode component form the output current |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP14722893A patent/JP2917752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH077939A (ja) | 1995-01-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |