JP2917095B2 - サーモメータ・コード処理方法及び装置 - Google Patents

サーモメータ・コード処理方法及び装置

Info

Publication number
JP2917095B2
JP2917095B2 JP6177509A JP17750994A JP2917095B2 JP 2917095 B2 JP2917095 B2 JP 2917095B2 JP 6177509 A JP6177509 A JP 6177509A JP 17750994 A JP17750994 A JP 17750994A JP 2917095 B2 JP2917095 B2 JP 2917095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
bits
bit
thermometer
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6177509A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0795091A (ja
Inventor
ダニエル・ジー・ニエリム
スコット・エル・ウィリアムズ
キース・エイチ・ロフストローム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tektronix Inc
Original Assignee
Tektronix Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tektronix Inc filed Critical Tektronix Inc
Publication of JPH0795091A publication Critical patent/JPH0795091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2917095B2 publication Critical patent/JP2917095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーモメータ・コード
をグレイ・コードに変換する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数は、サーモメータ・コードでも表わす
ことができる。このサーモメータ・コードでは、データ
・ワードの連続した各ビットを、順次大きくなる値に割
り当て、その数以下の値に割り当てられた総てのビット
を論理(ロジック)真状態とし、その数よりも大きい値
に割り当てられた総てのビットを論理偽状態にする。す
なわち、サーモメータ・コードは、温度計の各目盛りに
各ビットを割り当て、指示する値以下の全ビットを例え
ば1とし、その値より大きい全ビットを例えば0とした
ものである。サーモメータ・コードの一般的なアプリケ
ーションは、アナログ・デジタル(A/D)変換器であ
る。このA/D変換器では、電圧範囲を1組の量子化レ
ベルに分割し、各量子化レベルに関連した比較器がアナ
ログ入力電圧を電圧量子化基準と比較し、入力電圧がそ
の電圧量子化基準よりも大きいときに論理真状態の出力
を発生する。よって、関連した基準電圧の量子化レベル
の大きさが順次に配置されていると、総ての比較器の出
力が、入力電圧の大きさを表すサーモメータ・コードの
ビットを形成する。
【0003】他に最も一般的に使用されるコードに比較
して、サーモメータ・コードは、必要なビット数の観点
からは、効率的に数を表さない。例えば、8ビットのサ
ーモメータ・コードは、9個の異なる数(0を含む)の
任意の1個を表すことしかできないが、典型的な8ビッ
ト2進コードは、256個の異なる数の1個を表すこと
ができる。よって、A/D変換器のサーモメータ・コー
ド出力は、通常、データとして外部回路に転送される前
に、エンコーダ(変換)回路により、一層簡潔で有用な
2進コードに変換される。しばしば、所望2進コード
は、重み付け非隣接2進コード(weighted, non-adjace
nt binary code)である。
【0004】米国特許第4733220号では、先ず、
サーモメータ・コードを、既知のグレイ・コードのよう
に非重み付け隣接2進コード(non-weighted adjacent
binary code )に変換し、次に、この非重み付け隣接2
進コードを所望の重み付け非隣接2進コードに変換する
ことにより、サーモメータ・コードを重み付け非隣接2
進コードに変換すると、利点が得られることを開示して
いる。
【0005】この米国特許第4733220号に示され
た回路の実際のインプレメンテーションでは、サーモメ
ータ・コード信号は、差動形式であり、シングル・エン
ド・グレイ・コード信号に変換される。また、各シング
ル・エンド・グレイ・コード信号は、基準電圧と比較さ
れて、差動グレイ・コード信号を発生する。
【0006】図4は、上述の米国特許第4733220
号に開示されたアナログ/グレイ変換器を示す。この変
換器は、15個が1組の比較器14と分圧回路網18と
を有するアナログ/サーモメータ・コード変換器10を
具えている。これら比較器の出力は、ラッチ221 〜2
215の各々に供給され、これらラッチの出力をサーモメ
ータ/グレイ変換器(エンコーダ)26に供給する。こ
のサーモメータ/グレイ・エンコーダ26は、4個のグ
レイ・コード・ビットG1〜G4用の4個のチャンネル
261 〜264 を具えている。サーモメータ/グレイ・
エンコーダ26の4個のチャンネルは、次の式を演算す
る。 G1=T1*(/T3)+T5*(/T7)+T9*(/T11)+T13*(/T15) G2=T2*(/T6)+T10*(/T14) G3=T4*(/T12) G4=T8 (式1) なお、Tの後の数字はサーモメータ・コードのビットを
示し、Gの後の数字はグレイ・コード・ビットを表し、
各ビットの斜線(/)はビット基準の否定(反転)を示
し、アスタリスク(*)は論理積(アンド)機能を表
し、プラス(+)は論理和(オア)機能を表す。上述の
米国特許第4733220号に記載されている如く、グ
レイ・コード値を計算するために図4の回路を用いる
と、メタステーブルのサーモメータ・コード・ビットの
伝搬に関する利点が得られる。
【0007】図4は、シングル・エンド形式であるサー
モメータ・コード信号を扱うが、この図4の示すアナロ
グ/グレイ変換器の実際のインプレメンテーションで
は、比較器14が発生する出力信号は、差動形式である
ので、各シングル・エンド信号を反転することなく、ビ
ット/T3、/T7、/T11などを発生できる。
【0008】図5は、アナログ/グレイ変換器の実際の
インプレメンテーションにおけるラッチの1個を示す。
比較器の1個が発生した差動出力信号は、差動対30、
32に供給され、差動クロック信号は、差動対36、3
8に供給される。トランジスタ36のベースが高に変化
するときにトランジスタ30のベースが高ならば、即
ち、サーモメータ・コードが論理真状態ならば、電流源
40は、電源Vccからの電流を、抵抗器44及びトラ
ンジスタ30、36を介して供給する。抵抗器44の電
圧降下は、エミッタ・フォロワ・トランジスタ48のベ
ースを低に維持するので、トランジスタ58のベースが
低になる。電流源40は、抵抗器46に電流を供給しな
いので、エミッタ・フォロワ・トランジスタ50のベー
スが高となり、トランジスタ56のベースが高になる。
トランジスタ48、50のエミッタは、ラッチの出力と
なる。クロック信号が状態を変えると、電流源40は、
抵抗器44及びトランジスタ56を介して電流を供給す
るので、トランジスタ36のベースが高のときの状態が
ラッチされる。よって、トランジスタ36のベースが低
に変化したときに入力信号が論理偽ならば、トランジス
タ48、50のエミッタは、夫々高及び低にラッチされ
る。
【0009】ラッチ221 、223 、225 、227 、
229 、2211、2213及び2215の出力をサーモメー
タ/グレイ・エンコーダ26のチャンネル261 に供給
する。このチャンネル261 は、4段(ステージ)であ
り、その内の2段を図6に62及び64で示す。各段
は、2個のラッチの出力を受ける2個の差動対から構成
されている。よって、ラッチ221 の出力は、差動対6
61 に供給され、ラッチ223 の出力は、適切なレベル
・シフト器を介して差動対663 に供給される。ステー
ジ62の差動対661 及び663 は、コレクタ電流を負
荷抵抗器72に供給する。トランジスタ76は、関数T
1*(/T3)に応じて変化する電流をノード78に供
給する。他の3段のエミッタ・フォロワは、関数T5*
(/T7)、T9*(/T11)及びT13*(/T1
5)に応じて夫々変化する電流をノード78に供給す
る。このノードは、プルダウン抵抗器80を介して接地
される。エミッタ・フォロワをノード78に接続するの
は、ワイヤード・オア機能のためであり、このノード7
8に供給された電流がプルダウン抵抗器80に電圧降下
を生じ、シングル・エンド・グレイ・コード信号G1と
なる。ノード78の電圧及び適切な基準電圧を差動入力
ラッチ(図示せず)に供給する。このラッチは、差動グ
レイ・コード信号を発生し、この信号を差動グレイ・コ
ード信号G2〜G4と組み合わせて、差動非重み付け隣
接2進コード信号を発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すサーモメー
タ/グレイ・エンコーダは、シングル・エンド出力信号
を発生するので、差動回路に関連した欠点に直面する。
例えば、寄生容量及び/又は電源インピーダンスのため
にグレイ・コード及びA/D変換器内の他の信号間にク
ロストークが生じるが、このクロストークは、差動信号
の場合のように、キャンセルされない。さらに、同じノ
イズ・マージンとするならば、シングル・エンド信号の
振幅変化は、対応する差動信号の2倍でなければならな
い。
【0011】したがって、本発明の目的は、クロストー
クがなく、ノイズに影響されないサーモメータ・コード
処理方法及び装置の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、本発明の方法は、多ビット・サーモメータ・コー
ドとして表される数値を示す1組の差動電気信号対を処
理する。この方法では、第1組のブール関数(例えば、
サーモメータ・コードから非反転のグレイ・コードの各
ビットを求めるブール関数)に応じて第1組の差動電気
信号対の成分(各ビット)の第1サブセット(ビットの
集まり)を処理して、第1組の出力電気信号成分(例え
ば、非反転のグレイ・コードの各ビット)を発生する。
つぎに、第2組のブール関数(例えば、サーモメータ・
コードから反転のグレイ・コードの各ビットを求めるブ
ール関数)に応じて第1組の差動電気信号対の成分の第
2サブセットを処理して、第2組の出力電気信号成分
(例えば、反転のグレイ・コードの各ビット)を発生す
る。なお、第1及び第2サブセット並びに第1及び第2
組のブール関数は、第1及び第2組の出力電気信号成分
を組み合わせると、多ビットサーモメータ・コードより
もビット数が少なく、第2多ビット・コード(例えば、
グレイ・コード)として表される数値を示す第2組の差
動電気信号対を形成させる如きものである。
【0013】本発明の第2の観点によれば、多ビット・
サーモメータ・コードとして表される第1組の差動電気
信号対を処理する装置が得られる。この装置は、第1組
のブール関数(例えば、サーモメータ・コードから非反
転のグレイ・コードの各ビットを求めるブール関数)に
応じて第1組の差動電気信号対の成分(各ビット)の第
1サブセット(ビットの集まり)を処理して、第1組の
出力電気信号成分(例えば、非反転のグレイ・コードの
各ビット)を発生する手段と、第2組のブール関数(例
えば、サーモメータ・コードから反転のグレイ・コード
の各ビットを求めるブール関数)に応じて第1組の差動
電気信号対の成分の第2サブセットを処理して、第2組
の出力電気信号成分(例えば、反転のグレイ・コードの
各ビット)を発生する手段とを具えている。なお、第1
及び第2サブセット並びに第1及び第2組のブール関数
は、第1及び第2組の出力電気信号成分を組み合わせる
と、多ビットサーモメータ・コードよりもビット数が少
なく、第2多ビット・コード(例えば、グレイ・コー
ド)として表される数値を示す第2組の差動電気信号対
を形成させる如きものである。
【0014】
【実施例】以下、添付図を参照して、本発明の好適な実
施例を説明する。式1に示したシングル・エンド・グレ
イ・コードと相補形式のコードを発生するのに用いる1
組の関数は、次のようなものである。 (/G1)=(/T1)+T3*(/T5)+T7*(/T9)+T11*(/T13)+T15 (/G2)=(/T2)+T6*(/T10)+/T14 (/G3)=(/T4)+T12 (/G4)=(/T8) (式2) 式1及び2より、所定のサーモメータ・コードの対Ti
、/Ti をたった1個のグレイ・コードの対を発生し
ているのに用いていることが判る。たとえば、サーモメ
ータ・コードの対T1、/T1を、グレイ・コードの対
G1、/G1の発生に用い、他のいかなるグレイ・コー
ド対の発生に用いないこと判る。上述の米国特許第
4733220号で説明している如く、これにより、グ
レイ・コード信号に対する、サーモメータ・コード信号
のメタステーブル状態の影響に関する利点が得られる。
また、グレイ・コード対のたった1個の要素を発生する
のに対のTi 、/Ti の各要素を用いるので、サーモメ
ータ・コード対を表す信号のファンアウトは1個であ
り、これらは電流信号でもよい。
【0015】図1に示すエンコーダは、式1及び2を実
現するので、各グレイ・コード対の2個の成分を別々に
計算する(求める)。このエンコーダは、4個のチャン
ネル821 〜824 を具えており、4個の対を夫々計算
する。エンコーダ・チャンネル821 〜823 は、デー
タ・バッファ84、アンド・ゲート86及びオア・ゲー
ト88で構成される。チャンネル824 は、データ・バ
ッファ及びオア・ゲートを含んでおり、チャンネル82
1 〜823 に対するタイミングを適切に維持する。同様
に、チャンネル823 は、単一入力オア・ゲートを具え
ており、信号G3のタイミングを適切に維持する。電位
分割器(分圧器)が付加的な抵抗器を具え、付加的な比
較器及び付加的なラッチがあり、オーバーフロー・サー
モメータ・コード対T16、/T16を発生するなら
ば、付加的なエンコーダ・チャンネルを設けて、オーバ
ーフロー・グレイ・コード対G5、/G5を発生でき
る。この付加エンコーダ・チャンネルは、チャンネル8
24 と機能的に同じである。
【0016】図1に示すロジックのブロック図は、図5
に示す如きラッチ及び図6に示すのと類似の組合せロジ
ック回路とを用いて実現できる。しかし、エンコーダ・
チャンネルの1つの好適なインプレメンテーションを、
図2に例として示す。
【0017】図2は、エンコーダ・チャンネル821 を
示す。このエンコーダ・チャンネルは、グレイ・コード
対G1、/G1を発生する。エンコーダ・チャンネル8
21は、エミッタ結合ロジック回路であり、各サーモメ
ータ・コード対に対して、ラッチ94及び差動対と、関
連した電流源とを具えている。このサーモメータ・コー
ド対を用いて、グレイ・コード対G1、/G1を発生す
る。各ラッチ94は、電圧出力を発生するが、これは図
5に示す如き構成でもよい。ラッチ941 の出力は、T
1、/T1を示し、差動対104、106に供給され
る。この差動対は、電圧信号を電流信号に変換する。ト
ランジスタ104のコレクタを、負荷抵抗器108を介
して、電源Vccに接続する。この負荷抵抗器108は、
エミッタ・フォロワ110に接続され、このトランジス
タ110のエミッタ電流が値/T1を表す。T3、/T
3を表す電圧信号を発生するラッチ943 の出力端は、
トランジスタ114、116のベースに接続される。ト
ランジスタ106及び114のコレクタは、ノード13
0に接続される。このノード130は、エミッタ・フォ
ロワ120に接続された負荷抵抗器118を介して電源
Vccに接続される。ノード130のnpnトランジスタ
106、114のコレクタを相互接続して、ワイヤード
・アンド機能を達成することが当業者には理解できよ
う。なお、トランジスタ106及び114の各々にコレ
クタ電流が流れない場合のみ、抵抗器118に電流が流
れない(論理真)。よって、トランジスタ120のエミ
ッタ電流は、値T1*(/T3)を表す。エンコーダ・
チャンネル821 の他の段は、値T3*(/T5)、T
5*(/T7)、T7*(/T9)、T9*(/T1
1)、T11*(/T13)、T13*(/T15)及
びT15を表す。電流T1*(/T3)、T5*(/T
7)、T9*(/T11)及びT13*(/T15)を
ノード122に供給する。このノード122は、プルダ
ウン抵抗器126を介して接地する。電流/T1、T3
*(/T5)、T7*(/T9)、T11*(/T1
3)及びT15をノード124に供給し、このノード
は、プルダウン抵抗器128を介して接地する。ノード
122に接続されたnpnトランジスタのエミッタは相
互接続され、ワイヤード・オア機能を実現するので、ノ
ード122に供給される全電流は、G1に等しい値T1
*(/T3)+T5*(/T7)+T9*(/T11)
+T13*(/T15)を表す電圧をプルダウン抵抗器
126に発生する。同様に、ノード124に供給される
全電流は、値/G1を表す電圧をプルダウン抵抗器12
8に発生する。よって、値G1及び/G1を別々に発生
することにより、差動グレイ・コード対G1、/G1が
発生する。
【0018】図1及び図2を参照して説明したエンコー
ダは、図4を元にしたエンコーダよりも利点があるが、
図6に示す回路に類似した組合せロジック回路を含んで
おり、これは部品が少なくて済む。より一層のインプレ
メンテーションは、図2の各ラッチ94と、その関連差
動対及び電流源、即ち、差動対104、106及び電流
源132を、図3に示す回路と置換することにより達成
できる。
【0019】図3は、入力段が図5に示すラッチの入力
段と本質的に同じラッチを示す。しかし、抵抗器44及
び46は、Vccに直接接続される代わりに、ベース接地
トランジスタ96、98のエミッタに接続され、それら
のコレクタは、図2に示す負荷抵抗器の2個に接続され
る。図3に示す回路を用いることにより、入力サーモメ
ータ・コードをラッチするのに用いた電流を負荷抵抗器
にも供給して、グレイ・コード出力を発生できるという
利点が得られる。よって、図5の場合、差動対30、3
2及び56、58が発生した電流信号を、抵抗器44、
46及びエミッタ・フォロワ48、50が電圧信号に変
換し、更に、差動対104、106が電流信号に戻す。
しかし、例えば、図3の場合、電流信号を直接的に負荷
抵抗器に供給している。
【0020】入力信号が規則的なサーモメータ・コード
の場合、即ち、米国特許第4586025号に記載され
ている如く、シーケンスから外れたエラーがない場合、
値Gj 及び/Gj を独立して計算するために(jは正の
整数)、式1及び2を用いて、適切なグレイ・コード値
を発生している。
【0021】この米国特許第4586025号に記載に
よれば、サーモメータ・コードがシーケンスから外れた
エラーを含んでいる場合、理想的な2進コードは、不規
則なサーモメータ・コード内の論理1の数を表す。例え
ば、12個の論理1を含んで10進の12を表すサーモ
メータ・コード000 1111 1111 1111
をグレイ・コード1010に変換し、12個の論理1を
含んだ規則外のサーモメータ・コード011 0011
1111 1111は、グレイ1010にエンコード
されなければならない。しかし、これが、式1及び2を
用いてエンコードされるならば、これは、グレイ110
1又は10進9に戻る。よって、サーモメータ・コード
がシーケンス外のエラーを含んでいると、式1及び2を
用いることは、理想的な結果にならない。式1及び2を
用いて不規則なサーモメータ・コードをグレイ・コード
に変換する場合、不確定なデータ・ビットとなる、即
ち、Gj 及び/Gj の両方が同じ状態になる。しかし、
不確実なビットは、一般に再生することにより解決で
き、このエラーは、シングル・エンド信号を用いた場合
よりは悪くない。
【0022】米国特許第4586025号は、サーモメ
ータ・コードにおけるシーケンス外のエラーの影響を最
小にする技術を示している。この米国特許第45860
25号の開示によれば、サーモメータ・コード信号をP
個のサブセットにグループ分けすることにより、サーモ
メータ・コード内のシーケンス外エラーの影響を最小に
する。なお、N番目(N=1・・・P)のサブセット
は、サーモメータ・コードのN番目の信号と、その後の
総てのP番目の信号とから構成されているので、各信号
サブセットは、分離したサーモメータ・コードを表す。
信号のP個のサブセットを入力として、各サーモメータ
/2進エンコーダ(各々が多エンコーダ・チャンネルを
有する)に供給し、このサーモメータ/2進エンコーダ
の出力を加算する。シーケンス外のエラーのスパンを、
各エンコーダへの入力であるPよりも小さくして、シー
ケンス外エラーから逃れると共に、これらエンコーダの
出力の和がシーケンス外サーモメータ・コードの理想的
な近似値に等しくなる。この技術を、図1及び2を参照
して説明したエンコーダと共に使用して、シーケンス外
エラーの影響を最小にできる。
【0023】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、差動サーモ
メータ・コードを差動グレイ・コードに変換する際、非
反転グレイ・コード及び反転グレイ・コードの夫々に対
して独立のロジック回路を用いるので、差動グレイ・コ
ード間にクロストークがなく、また、ノイズに影響され
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーモメータ・コード処理装置の
論理ブロック図である。
【図2】本発明によるサーモメータ・コード処理装置装
置の部分的回路図である。
【図3】図2に示す変換装置の一部に用いる回路の回路
図である。
【図4】従来のアナログ/グレイ・コード変換器のブロ
ック図である。
【図5】図1に示すアナログ/グレイ・コード変換器の
一部の回路図である。
【図6】図1に示すアナログ/グレイ・コード変換器の
他の一部の回路図ある。
【符号の説明】
82 チャンネル 84 データ・バッファ 86 アンド・ゲート 88 オア・ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコット・エル・ウィリアムズ アメリカ合衆国オレゴン州97005 ビー バートン サウス・ウェスト ロンバー ド アパートメント・フィフティー・シ ックス 6367 (72)発明者 キース・エイチ・ロフストローム アメリカ合衆国オレゴン州97005 ビー バートン サウス・ウェスト エルム 5290 (56)参考文献 特開 昭63−203012(JP,A) 特開 昭62−86918(JP,A) 特開 昭62−86919(JP,A) 特開 平4−261223(JP,A) 欧州特許出願公開533253(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 7/16 H03M 1/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多ビット・サーモメータ・コードの各ビ
    ットが差動信号であり、上記各ビットの差動信号のいず
    れか一方から成る第1サブセット及び上記各ビットの差
    動信号の他方から成る第2サブセットを有する1組の差
    動電気信号を処理して、ビット数が上記多ビット・サー
    モメータ・コードのビット数よりも少なく、各ビットが
    1対の差動信号であり、上記多ビット・サーモメータ・
    コードの数値を表す多ビット出力コードを発生する方法
    であって、 第1組のブール関数に応じて上記第1サブセットを処理
    して、上記多ビット出力コードの上記各ビットの上記1
    対の差動信号のいずれか一方から成る第1組の出力電気
    信号成分を発生するステップと、 第2組のブール関数に応じて上記第2サブセットを処理
    して、上記多ビット出力コードの上記各ビットの上記1
    対の差動信号の他方から成る第2組の出力電気信号成分
    を発生するステップとを具え 記第1組のブール関数及び上記第2組のブール関数
    は、上記第1組及び第2組の出力電気信号成分を組み合
    わせて上記多ビット出力コードにすると、上記多ビット
    出力コードのビット数を上記多ビット・サーモメータ・
    コードのビット数よりも少なくさせることを特徴とする
    サーモメータ・コード処理方法。
  2. 【請求項2】 多ビット・サーモメータ・コードの各ビ
    ットが差動信号であり、上記各ビットの差動信号のいず
    れか一方から成る第1サブセット及び上記各ビットの差
    動信号の他方から成る第2サブセットを有する1組の差
    動電気信号を処理して、ビット数が上記多ビット・サー
    モメータ・コードのビット数よりも少なく、各ビットが
    1対の差動信号であり、上記多ビット・サーモメータ・
    コードの数値を表す多ビット出力コードを発生する装置
    であって、 第1組のブール関数に応じて上記第1サブセットを処理
    して、上記多ビット出力コードの上記各ビットの上記1
    対の信号のいずれか一方から成る第1組の出力電気信号
    成分を発生する手段と、 第2組のブール関数に応じて上記第2サブセットを処理
    して、上記多ビット出力コードの上記各ビットの1対の
    差動信号の他方から成る第2組の出力電気信号成分を発
    生する手段とを具え、 記第1組のブール関数及び上記第2組のブール関数
    は、上記第1組及び第2組の出力電気信号成分を組み合
    わせて上記多ビット出力コードにすると、上記多ビット
    出力コードのビット数を上記多ビット・サーモメータ・
    コードのビット数よりも少なくさせることを特徴とする
    サーモメータ・コード処理装置。
JP6177509A 1993-07-08 1994-07-06 サーモメータ・コード処理方法及び装置 Expired - Lifetime JP2917095B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8897093A 1993-07-08 1993-07-08
US08088970 1993-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0795091A JPH0795091A (ja) 1995-04-07
JP2917095B2 true JP2917095B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=22214580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6177509A Expired - Lifetime JP2917095B2 (ja) 1993-07-08 1994-07-06 サーモメータ・コード処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2917095B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038215B9 (en) 1997-12-19 2003-12-03 BAE SYSTEMS plc Hamming value comparison for unweighted bit arrays
WO1999033019A1 (en) 1997-12-19 1999-07-01 Bae Systems Plc Neural networks and neural memory
JP3250812B2 (ja) 1997-12-19 2002-01-28 ビーエイイー システムズ パブリック リミテッド カンパニー 重み付けなしバイナリーハミング値コンパレータ及びそれに関連する方法
AU1769599A (en) 1997-12-19 1999-07-12 British Aerospace Public Limited Company Digital signal filter using weightless neural techniques

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4586025A (en) * 1985-10-04 1986-04-29 Tektronix, Inc. Error tolerant thermometer-to-binary encoder
EP0217009A3 (en) * 1985-10-04 1989-05-03 Tektronix, Inc. Thermometer-to-adjacent binary encoder
US5012246A (en) * 1990-01-31 1991-04-30 International Business Machines Corporation BiCMOS analog-to-digital converter with minimized metastability

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0795091A (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Portmann et al. Power-efficient metastability error reduction in CMOS flash A/D converters
JP2819006B2 (ja) サーモメータ・バイナリ・エンコード方法
US4733220A (en) Thermometer-to-adjacent bindary encoder
US5297066A (en) Digital circuit simulation of analog/digital circuits
JP3229135B2 (ja) アナログ/デジタル変換装置
US5459466A (en) Method and apparatus for converting a thermometer code to a gray code
EP0209308B1 (en) Circuitry for complementing binary numbers
JPS6360568B2 (ja)
JP2523590B2 (ja) 多値演算回路
EP0217009A2 (en) Thermometer-to-adjacent binary encoder
US4774686A (en) Serial digital signal processing circuitry
JP2917095B2 (ja) サーモメータ・コード処理方法及び装置
US7002502B2 (en) Analog-to-digital converter and method of generating an intermediate code for an analog-to-digital converter
US5629702A (en) Analog to digital converter
US10778240B1 (en) Device and method for digital to analog conversion
US5117235A (en) Feedback comparison type analog-to-digital converter
JPH0716163B2 (ja) 冗長2進d/a変換器およびそれを用いた冗長2進信号処理装置
US6215436B1 (en) High-speed differential decoder with reduced area consumption
JPH0222571B2 (ja)
JPH0653832A (ja) 多段型a/d変換器
JPH06120829A (ja) 逐次比較型adコンバータ
JP2797325B2 (ja) デコーダ回路
JPH0744105Y2 (ja) Ad変換回路
JP2778058B2 (ja) Ad変換回路
JP2513021B2 (ja) 符号付きディジット数正負判定回路

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term