JP2916884B2 - カーテン掛下げ用フックの自動差込み装着機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、カーテンの工業生
産に対応し、カーテン掛下げ用のフックをカーテンのタ
ック部に自動的に差し込み装着可能に構成するカーテン
掛下げ用フックの自動差込み装着機に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、カーテンを工業的に生産するの
にはカーテン自体は各種の機械設備を適用することによ
り自動的に縫製処理することが図られている。然し、カ
ーテンの掛下げ用フックは依然として手作業に頼ってカ
ーテンのタック部に一本一本差込み装着されているが実
情である。

【０００３】そのフックの差し込みを専ら手作業に頼っ
て行うのでは作業能率に欠けるばかりでなく、カーテン
のタック部を片手で持ち、他の片手でフックを摘んで差
し込むという作業内容であるから作業員の疲労度合も極
めて高いものとなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、カーテン掛
下げ用のフックをカーテンのタック部に能率よく自動的
に差込み装着でき、総じてカーテンの生産性を高められ
しかも作業員の疲労度合も軽減可能なカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機を提供することを目的とす
る。

【０００５】また、本発明は機構的に簡単な構成で駆動
制御も容易なカーテン掛下げ用フックの自動差込み装着
機を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
カーテン掛下げ用フックの自動差込み装着機において
は、支軸部を突出し方向に向けると共に全体形状を合せ
てカーテン掛下げ用のフックを上下に複数個積層収容す
るスタッカマガジンと、そのスタッカマガジンの下端部
からフック１個の軸線太さに相当する間隔だけ隔て自重
で板面上に平に落ち出すフックを受け取る受け台と、該
スタッカマガジンの下部間隔に水平方向横方から割り込
んで該フックを受け台より側方に押し出し前進，退却動
する押出しプレートと、その押出しプレートで側方に押
し出されるフックを軸線方向側面で開口するスリット内
に受け入れて位置決め保持するフックホルダーと、この
フックホルダーの軸線方向よりスリット内に挿通されて
フックを支軸部のピン端側から突き出し前進，退却動す
る突出しピンとを備え、更に、押出しプレートと突出し
ピンとを交互逆に切り換えて進退動させる駆動制御機構
を備えることにより構成されている。

【０００７】本発明の請求項２に係るカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機においては、エアーコンプレ
ッサーのエアー圧を駆動力とすると共に、そのエアー圧
で作動するエアーシリンダを押出しプレート並びに突出
しピンの駆動手段とし、エアーコンプレッサーのエアー
圧を押出しプレート側並びに突出しピン側に切換え供給
する制御弁をエアー供給回路中に備え、この制御弁を作
業員の操作で押出しプレート側より突出しピン側に切り
換える押圧操作スイッチと、該制御弁を突出しピン側よ
り押出しプレート側に突出しピンの前進動と連動切り換
えする連動スイッチとを備えることにより構成されてい
る。

【０００８】本発明の請求項３に係るカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機においては、制御弁の連動ス
イッチを作動するエアーシリンダを突出しピン側のエア
ー供給回路中に装備することにより構成されている。

【０００９】本発明の請求項４に係るカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機においては、エアーコンプレ
ッサーのエアー圧で前進動し、且つ、該エアー圧の遮断
と共にバネ圧で退却動するエアーシリンダを押出しプレ
ート並びに突出しピン，連動スイッチの駆動シリンダと
して備えることにより構成されている。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図面で示すカーテン掛下げ用フックの自動差込み
装着機は作業員が手で持って所定位置まで差し出すカー
テンのタック部に対し、カーテン掛下げ用フック（以
下、単に「フック」という。）を一本一本順次に取り付
けるものとして構成されている。また、このフックの自
動差込み装着機は後述する如く各機構部を機体のベース
テーブルに装備することにより構成されている。ここ
で、フックは種々のサイズのものがあるが、その基本形
態はカーテンを掛下げ支持する支軸部とカーテンレール
のランナァーに引っ掛ける係合軸部とを連続させて金属
線材から軸線曲げすることにより形成されている。

【００１１】そのフックの自動差込み装着機は、図１で
示すようにフックを上下に複数個積層収容するスタッカ
マガジン１と、このスタッカマガジン１の下端部から自
重で落ち出すフックを板面上に受け取る受け台２と、フ
ックを受け台２より側方に押し出し前進，退却動する押
出しプレート３と、そのフックをスリット４ａの内部に
受け入れて位置決め保持するフックホルダー４と、この
フックをフックホルダー４のスリット４ａより突き出し
前進，退却動する突出しピン５とを備えることにより構
成されている。

【００１２】スタッカマガジン１には、図２で示すよう
に支軸部ｆ₁ を一方向にむけ、係合軸部ｆ₂ を含む全体
形状を合わせて上下に複数個積層することによりさせて
フックＦが内部に収容されている。このスタッカマガジ
ン１はフックＦの収容空間を有する横断面コの字状で縦
長なチャンネル部材でマガジン本体１ａを形成し、その
マガジン本体１ａの開放側側部にはフックの押えプレー
ト１ｂをヒンジ等で開閉自在に取り付けることにより組
み立てられている。このスタッカマガジン１には、フッ
クを棒状の支持具に掛け下げ並べてから内部に納めるこ
とにより支持具を抜き出せば複数個を整然と整列させて
収容することができる。

【００１３】スタッカマガジン１は、図３で示すように
フック１個の軸線太さに相当する下部間隔Ｗを受け台２
の板面と隔て受け台２の直上でベーステーブルＢに着脱
自在に立て付け装備されている。そのスタッカマガジン
１からは、フックが自重で受け台２の板面上に一個ずつ
平らに寝た状態で下部間隔Ｗに落ち出す。このスタッカ
マガジン１の側部には、先端側をスタッカマガジン１の
下部空間Ｗに向けて水平方向横方から下部間隔Ｗに割り
込む押出しプレート３が受け台２の板面上でスライド移
動するようベーステーブルＢに装備されている。

【００１４】その押出しプレート３はフックを受け台２
の板面から側方に押し出し前進，退却動するものであ
り、このフックの送り出し方向前方にはフックを受け入
れるスリット４ａを開口位置させてフックホルダー４が
ベーステーブルＢの板面上に取り付け配置されている。
そのフックホルダー４は、図４で示すようにフック一個
の軸線太さに相当する開口幅のスリット４ａを軸線方向
側面から軸線中心にまで切り込んで貫通孔４ｂを軸線中
心に設けた筒状金具で形成されている。このスリット４
ａは図５で示すようにフックホルダー４の長手方向所定
位置より先端にまで連続するよう設けられ、また、貫通
孔４ｂの内部にはフックをスリット４ａより突き出し前
進，退却動する突出しピン５が挿通配置されている。

【００１５】上述した各機構部に加えて、図１で示すよ
うに押出しプレート３と突出しピン５とを交互逆に進退
動する駆動制御機構が備えられている。また、エアーコ
ンプレッサー６を備えることにより４．５〜８ｋ程度の
減圧エアーを駆動力とすると共に、エアーシリンダ７，
８が押出しプレート３並びに突出しピン５の駆動手段と
してベーステーブルに取り付け装備されている。押出し
プレート３のエアーシリンダ７は押出しプレート３を水
平移動できるようロッド先端で支持し、突出しピン５の
エアーシリンダ８はシリンダロッドを突出しピン５とし
てそのままフックホルダー４の貫通孔４ｂに挿通するこ
とにより組み付け装備されている。

【００１６】上述した各部の駆動制御機構は、エアーコ
ンプレッサー６のエアー圧を押出しプレート３側並びに
突出しピン５側に切換え供給する電磁弁等の制御弁９を
エアー供給回路中に備え、その制御弁９を作業員の操作
で押出しプレート３側より突出しピン５側に切り換える
押圧スイッチ１０と、制御弁９を突出しピン５側より押
出しプレート３側に突出しピン５の前進動と連動切り換
えるマイクロスイッチ等の連動スイッチ１１とを備える
ことにより回路構成されている。なお、図１中、エアー
供給回路系は点線で示され、また、電気回路系は実線で
示されている。

【００１７】作業員による押圧スイッチ１０としては、
足踏み操作で作動するフットスイッチ或いはカーテンの
タック部を差し出すのに伴って指で押圧作動するタッチ
スイッチを装備することができる。また、制御弁９を突
出しピン５の前進動と連動することにより逆に切換え制
御するには連動スイッチ１１を押圧するエアーシリンダ
１２を突出しピン５のエアー供給回路中に連結装備する
ようにできる。更に、押出しプレート３，突出しピン５
並びに連動スイッチ１１のエアーシリンダ７，８，１２
としてはエアーコンプレッサー６のエアー圧で前進動
し、且つ、該エアー圧の遮断と共にテンション乃至はコ
ンプレションスプリングによるバネ圧で退却動する駆動
シリンダを装備することができる。

【００１８】このように構成するフックの自動差込み装
着機では、エアーコンプレッサー６の回路スイッチ１３
並びに制御弁９の電源スイッチ１４をＯＮ操作すると、
エアーコンプレッサー６のエアー圧がバルブゲート（レ
ギュレータ，フィルター）１５，制御弁９を介して押出
しプレート３のエアーシリンダ７に供給される。そのエ
アー圧がエアーシリンダ７に供給されると、押出しプレ
ート３は水平方向横側から受け台２の板面上をスライド
前進することにより先端側がスタッカマガジン４の下部
間隔Ｗに割り込んで停止状態に保たれる。

【００１９】押出しプレート３がスタッカマガジン１の
下部間隔Ｗに割り込むと、スタッカマガジン１の下端部
から受け台２の板面上に先に自重で落ち出したフックＦ
が支軸部ｆ₁ のピン端側を作業員側に向けた状態で係合
軸部ｆ₂ が側部から押出しプレート３の先端側で押され
ることにより受け台２の板面上から側方に押し出され
る。そのフックは受け台２の板面上から側方に押し出さ
れると同時に、図６で示すようにフックホルダー４のス
リット４ａに圧入されてフックホルダー４で位置決め保
持される。なお、このときには次のフックはスタッカマ
ガジン１の下部間隔Ｗに落ち出さないよう押出しプレー
ト３の板面で支持されている。

【００２０】作業員はカーテンのタック部を手で持って
フックホルダー４の先端側に位置決め待機すると共に、
その作業員が押圧スイッチ１０を操作すると、制御弁９
がエアー供給回路を押出しプレート３側より突出しピン
５側に切り換るよう作動する。このエアー供給回路が押
出しプレート３側より突出しピン５側に切り換ることに
より、押出しプレート３は上述したエアー圧の遮断と共
にバネ圧で元の位置に退却動するようになる。また、そ
の押出しプレート３がスタッカマガジン１の下部間隔Ｗ
から退却動することにより、次のフックがスタッカマガ
ジン１の下端部から受け台２の板面上に落ち出す。

【００２１】そのエアー供給回路が突出しピン５側に切
り換ってエアーシリンダ８がエアー圧を受けると、フッ
クホルダー４の貫通孔４ｂに挿通された突出しピン５が
スリット４ａの内部で前進動することによりフックＦを
支軸部ｆ₁ のピン端側からスリット４ａより前方に突き
出す。このフックＦの突出しに伴っては係合軸部ｆ₂が
スリット４ａでスライドガイドされることにより、フッ
クＦは突出しピン５で安定よくスライド移動することが
できる。また、前方には作業員が手で持って待機するカ
ーテンのタック部が位置するから、フックは支軸部ｆ₁
のピン端側からカーテンのタック部に差し込めることに
よりカーテンに自動的に取り付け装着することができ
る。

【００２２】その突出しピン５がフックをフックホルダ
ー４のスリット４ａより完全に突き出すと共に、この突
出しピン５の前進動と連動するエアーシリンダ１２が制
御弁９の連動スイッチ１２を押圧することにより、制御
弁１０がエアー供給回路を突出しピン５側より押出しプ
レート３側に切り換える。そのエアー供給回路の切り換
えに伴って、突出しピン５並びに連動スイッチ１１の各
エアーシリンダ８，１２は上述したエアー圧の遮断と共
にバネ圧で元の位置に退却動する。また、エアー圧は元
のようにエアーコンプレッサー６のエアー圧が制御弁９
を介して押出しプレート３のエアーシリンダ７に供給さ
れ、押出しプレート３が受け台２の板面上をスライド前
進することにより新たなフックをフックホルダー４に送
り込んで次の作業員によるスイッチ操作まで待機する。

【００２３】このフックの自動差込み装着機では、作業
員による押圧スイッチ１０の操作で次々にフックを自動
的にカーテンに差し込み装着できるから作業能率を極め
て向上することができる。また、作業員はカーテンのタ
ック部を手で持って差し出すと共にスイッチ操作するだ
けでよいから、疲労度合を著しく軽減することできる。
その作業員がカーテンのタック部を手で持って差し出す
こととフックをフックホルダー４より突出しピン５で突
き出すこととは作業員による押圧スイッチ１０の操作で
タイミング的に合わせられるため、フックを一本ずつ素
早くカーテンに確実に差し込み装着することができる。

【００２４】その駆動力としてはエアーコンプレッサー
６のエアー圧を用いると共に、エアーシリンダ７，８を
押出しプレート３並びに突出しピン５の駆動手段とし、
エアーコンプレッサー６のエアー圧を押出しプレート３
側並びに突出しピン５側に切換え供給する制御弁９と、
その制御弁９を作業員の操作で押出しプレート３側より
突出しピン５側に切り換える押圧スイッチ１０と、突出
しピン５の駆動と連動させて制御弁９を突出しピン５側
より押出しプレート３側に切り換える連動スイッチ１１
とを備えることにより、フックを作業員のスイッチ操作
でカーテンに１個ずつ自動的に差し込み装着可能な機構
として簡単なものに構成することができる。

【００２５】また、制御弁９を作動するには突出しピン
５の駆動と連動することにより連動スイッチ１１を押圧
するエアーシリンダ１２を突出しピン５のエアー供給回
路中に連結装備することから、上述した各機構部の作動
機構を含めて機構的により簡単な機構に構成することか
できる。更に、押出しプレート３，突出しピン５並びに
連動スイッチ１１のエアーシリンダ７，８，１２として
はエアーコンプレッサー６のエアー圧で前進動し、且
つ、該エアー圧の遮断と共にバネ圧で退却動する駆動シ
リンダを装備することから、エアー供給回路を単純に回
路構成できると共に、押出しプレート３，突出しピン５
並びに連動スイッチ１１を迅速に退却動できてフック１
個の装着作動を短時間に完了するようにできる。

【００２６】上述した各機構部の作動機構並びにエアー
供給制御回路は一実施例を示したものであり、その作動
機構乃至は制御回路は押出しプレート３と突出しピン５
とを交互逆に切り換えて進退動させるものあれば如何な
るものでも適用することができる。また、フックのサイ
ズ差に対応してはスタッカマガジン，フックホルダー，
突出しピン等を各種のサイズに合わせて複数用意すれば
よい。なお、カーテン自体をタック部で自動的にピッチ
送りさせて位置決め搬送可能であれば、それに応じてフ
ックの差込み装着機側はフックをタック部のピッチ送り
と対応する所定のサイクルで間歇的に自動出しするよう
構成することができる。

【００２７】

【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係るカ
ーテン掛下げ用フックの自動差込み装着機に依れば、フ
ックを自動的にカーテンに差し込み装着できるから作業
能率を極めて向上できると共に、作業員の疲労度合を著
しく軽減することできる。

【００２８】本発明の請求項２に係るカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機に依れば、エアーコンプレッ
サーのエアー圧を駆動力とすると共に、エアーシリンダ
を押出しプレート並びに突出しピンの駆動手段とし、エ
アーコンプレッサーのエアー圧を押出しプレート側並び
に突出しピン側に切換え供給する制御弁と、その制御弁
を作業員の操作で切り換える押圧スイッチと、突出しピ
ンの駆動と連動させて制御弁を逆に切り換える連動スイ
ッチとを備えることから、フックを作業員のスイッチ操
作で一個ずつ自動的に素早くカーテンに確実に差込み装
着可能な機構として機構的に簡単なものに構成すること
ができる。

【００２９】本発明の請求項３に係るカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機に依れば、制御弁の連動スイ
ッチを切換制御するエアーシリンダを突出しピンのエア
ー供給回路中に装備することから、各機構部の作動機構
を含めて機構全体をより簡単なものに構成することがで
きる。

【００３０】本発明の請求項４に係るカーテン掛下げ用
フックの自動差込み装着機に依れば、エアーコンプレッ
サーのエアー圧で前進動し、且つ、該エアー圧の遮断と
共にバネ圧で退却動するエアーシリンダを押出しプレー
ト，突出しピン並びに連動スイッチの駆動シリンダとし
て備えることによりエアー供給回路を単純に回路構成で
きると共に、押出しプレート，突出しピン並びに連動ス
イッチを迅速に退却動できてフックの装着スピードを向
上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカーテン掛下げ用フックの自動差
込み装着機を示す概略平面図である。

【図２】同フックの自動差込み装着機に装備されるフッ
クのスタッカマガジンを示す平面図である。

【図３】同フックの自動差込み装着機に装備されるフッ
クのスタッカマガジン並びにフックの押出しプレートを
示す側面図である。

【図４】同フックの自動差込み装着機に装備されるフッ
クホルダー並びにフツクの突出しピンを示す正面図であ
る。

【図５】同フックホルダー並びにフツクの突出しピンを
示す側面図である。

【図６】同フックホルダーを切り欠いてフックを位置決
め保持した状態を示す平面図である。

【符号の説明】

Ｆ フック ｆ₁ フックの支軸部 １ フックのスタッカマガジン Ｗ スタッカマガジンの下部間隔 ２ フックの受け台 ３ フックの押出しプレート ４ フックホルダー ４ａ フックホルダーのスリット ５ フックの突出しピン ６ エアーコンプレッサー ７ 押出しプレートのエアーシリンダ ８ 突出しピンのエアーシリンダ ９ 制御弁 １０ 作業員による押圧スイッチ １１ 制御弁の連動スイッチ １２ 切換スイッチのエアーシリンダ

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カーテン掛下げ用のフックをカーテンの
   タック部に向けて支軸部のピン端側から突き出すと共
   に、その支軸部をピン端側よりカーテンのタック部に差
   し込んで、カーテン掛下げ用のフックをカーテンに自動
   的に装着するカーテン掛下げ用フックの自動差込み装着
   機であって、 上記支軸部を突出し方向に向けると共に全体形状を合わ
   せてカーテン掛下げ用のフックを上下に複数個積層収容
   するスタッカマガジンと、そのスタッカマガジンの下端
   部からフック１個の軸線太さに相当する間隔だけ隔て自
   重で板面上に平に落ち出すフックを受け取る受け台と、
   該スタッカマガジンの下部間隔に水平方向横方から割り
   込んで該フックを受け台より側方に押し出し前進，退却
   動する押出しプレートと、その押出しプレートで側方に
   押し出されるフックを軸線方向側面で開口するスリット
   内に受け入れて位置決め保持するフックホルダーと、こ
   のフックホルダーの軸線方向よりスリット内に挿通され
   てフックを支軸部のピン端側から突き出し前進，退却動
   する突出しピンとを備え、 更に、上記押出しプレートと突出しピンとを交互逆に切
   り換えて進退動させる駆動制御機構を備えてなることを
   特徴とするカーテン掛下げ用フックの自動差込み装着
   機。
2. 【請求項２】 エアーコンプレッサーのエアー圧を駆動
   力とすると共に、そのエアー圧で作動するエアーシリン
   ダを押出しプレート並びに突出しピンの駆動手段とし、 エアーコンプレッサーのエアー圧を押出しプレート側並
   びに突出しピン側に切換え供給する制御弁をエアー供給
   回路中に備え、この制御弁を作業員の操作で押出しプレ
   ート側より突出しピン側に切り換える押圧操作スイッチ
   と、該制御弁を突出しピン側より押出しプレート側に突
   出しピンの前進動と連動切り換えする連動スイッチとを
   備えてなることを特徴とする請求項１記載のカーテン掛
   下げ用フックの自動差込み装着機。
3. 【請求項３】 制御弁の連動スイッチを作動するエアー
   シリンダを突出しピン側のエアー供給回路中に装備して
   なることを特徴とする請求項２記載のカーテン掛下げ用
   フックの自動差込み装着機。
4. 【請求項４】 エアーコンプレッサーのエアー圧で前進
   動し、且つ、該エアー圧の遮断と共にバネ圧で退却動す
   るエアーシリンダを押出しプレート並びに突出しピン，
   連動スイッチの駆動シリンダとして備えてなることを特
   徴とする請求項２または３記載のカーテン掛下げ用フッ
   クの自動差込み装着機。