JP2916127B2 - 防水用のプッシュスイッチ - Google Patents

防水用のプッシュスイッチ

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JP2916127B2
JP2916127B2 JP10016974A JP1697498A JP2916127B2 JP 2916127 B2 JP2916127 B2 JP 2916127B2 JP 10016974 A JP10016974 A JP 10016974A JP 1697498 A JP1697498 A JP 1697498A JP 2916127 B2 JP2916127 B2 JP 2916127B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02Bases, casings, or covers
    • H01H9/04Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/04Cases; Covers
    • H01H13/06Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof or flameproof casings

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュスイッチ
に関し、特に洗濯機等のように水を使用する機器に用い
られる防水(waterproof)用のプッシュスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プッシュスイッチは、微力で電
気信号を開閉(on/off)させるときに使用するスイッチで
あり、電気的な信号の入力を必要とする全ての機器に幅
広く用いられている。
【0003】この種のプッシュスイッチのうち洗濯機等
みたいに水を使用する機器に用いられるプッシュスイッ
チは、電源を直接に開閉する接点部分へ水分が浸透する
場合、接点が腐食したり動作時に短絡(short)事故が生
じたりする等の各種の問題点が発生するため、スイッチ
の接点部分に水分が浸透することを防止する構造を有し
なければならない。
【0004】図1は従来の防水(放水)用のプッシュスイ
ッチを示す平面図であり、図2は従来の防水用のプッシ
ュスイッチを示す縦断面図である。従来の防水用のプッ
シュスイッチは、固定接点103、104、可動接点1
05、及びリード102が設けられているハウジングベ
ース101と、前記固定接点から可動接点を開閉するス
ライド108が昇下降自在に設けられるとともに、ハウ
ジングベース101に結合されるハウジングケース10
9とから構成される。
【0005】以下、かかる構成をより詳細に説明する。
ハウジングベース101に形成された空間部110の底
面に、相互隔離されるよう第1固定接点103と第2固
定接点104が固定されており、前記ハウジングベース
101の外側には電源が入出力するリード102が固定
されている。前記第1、第2固定接点103、104と
リードとはそれぞれ電気的に連結されている。
【0006】そして、前記第1固定接点103及び第2
固定接点104の上部に、第1、第2固定接点103、
104を相互連結或いは断絶させる導電体の可動接点1
05が昇下降自在に弾力的に設けられており、前記可動
接点の上部には前記可動接点105の動作が安定的に行
われるようにする不導体の可動接片111が接続されて
いる。前記ハウジングベース101の上面には空間部1
10を密閉する防水(放水)フィルム106が不織布系の
接着剤で接着固定されており、前記防水フィルム106
の上面には防水フィルムを保護する一定の厚さのゴム板
107が載せられている。
【0007】一方、ハウジングベース101の上部に熱
融着にて固定されるハウジングケース109の内部に
は、外力によって昇、下降しながら、加えられた力を可
動接点105へ伝達するスライド108が設けられてい
る。
【0008】かかる構造を有するプッシュスイッチの組
み立て過程を察して見れば、以下の通りである。ハウジ
ングベース101に形成された空間部110に可動接点
105が挿入されると、前記可動接点105の両端がそ
れぞれ第2固定接点104に接続される。このような状
態で、前記可動接点105の上面に可動接片111が載
せられると、ロール状に巻き取られていた防水フィルム
106が円形に切断された後、別途のピックアップ手段
によって吸着されて前記ハウジングベース101の上面
へ移動された後、接着されることから、ハウジングベー
スの空間部110が閉塞される。
【0009】このような動作により、ハウジングベース
101の空間部110内に可動接点105及び可動接片
111が挿入された状態で空間部110が防水フィルム
106によって閉塞されると、スライド108が結合さ
れているハウジングケース109を前記ハウジングベー
ス101の上面に載置した後、圧力を加えることにより
これらの接続面の気密を維持し、熱融着でこれらを一体
化する。これにより、プッシュスイッチの組み立て作業
が完了する。
【0010】このようにして組み立てられたプッシュス
イッチを機器に装着した状態で、使用者が必要に応じて
スライド108を直接又は間接的に押圧すると、第1、
第2固定接点103、104が相互連結されて、信号が
入力される。すなわち、使用者がスライド108に外力
を加えて図面上の矢印方向に押圧すると、前記スライド
108の底面に当接するゴム板107、防水フィルム1
06が順次に押圧されるとともに、可動接片111を押
圧するようになる。これにより、前記可動接点105が
変形しつつ下方に移動して第1固定接点103に接触す
るようになることから、前記第1固定接点103と第2
固定接点104とが互いに連結される。従って、回路が
閉じられ、このようなスイッチング信号はリード102
を介して機器の制御部へ入力される。
【0011】上記の動作によって制御部に信号を入力さ
せ、押圧されたスライド108から外力を除去すると、
防水フィルム106、ゴム板107、スライド108
は、前記スライドの押圧動作によって下方に向かって変
形されていた可動接点105の復元力によって初期状態
に戻り、可動接点105による第1固定接点103と第
2固定接点104との連結が切れる。
【0012】このように動作するプッシュスイッチは、
水との接触が多い機器に適用してもハウジングベース1
01の空間部110へ水分が浸透しない。この理由は以
下の通りである。
【0013】上記の構造のプッシュスイッチを機器に装
着した状態で、使用途中で使用者の不注意等に起因して
スイッチ装着部位に水がつくと、この水はハウジングベ
ース101とハウジングケース109とが当接する部位
すなわち当接面間の隙間を介して染み込み、空間部11
0へ流入しようとするが、ハウジングベース101の上
面に防水フィルム106が接着されて空間部110を閉
塞しているため、空間部の内部へ湿気が浸透する現象を
防止することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
の防水用のプッシュスイッチは、以下のような問題点が
あった。一つ、防水フィルム106を接着させる接着剤
の組織が網構造を有する不織布系であるため、密閉性が
あまり良好でない。このため、長期間の使用に起因して
接着剤が劣化する場合、ハウジングベース101と防水
フィルム106との接着面を介して外部の水分が空間部
110の内部へ浸透するため、防水の目的として使用す
るには信頼性が落ちる。
【0015】二つ、ハウジングベース101とハウジン
グケース109とを当接させて加圧した状態で、これら
の当接面を融着させるとき、組立偏差及び加熱による融
着部の変形に起因して外部の水分が空間部110の内部
へ浸透する恐れがある。前述したように、ハウジングベ
ース101の空間部110に外部の湿気が浸透する場合
には、第1、第2固定接点103、104が腐食して機
能をろくに発揮することができなくなるか、或いはショ
ート(short)による安全事故等が発生するという問題点
がある。
【0016】三つ、防水フィルム106の上面にゴム板
107を載置した後、ハウジングベース101とハウジ
ングケース109とを熱融着して一体化するため、作業
性の不良による生産性の低下をもたらす。さらに、ハウ
ジングベース101に当接されたハウジングケース10
9を加圧した状態で当接面を熱融着するため、熱融着作
業完了後、加えられた外力を除去すると、押圧されてい
たゴム板107の復元力によってゴム板と防水フィルム
106との密着力が低下する。よって、ハウジングベー
ス101の空間部110へ外部の湿気が浸透する可能性
が一層高くなる。
【0017】四つ、円形に切断した防水フィルム106
をピックアップ手段にて吸着してハウジングベース10
1の上面に取り付ける作業に際して、防水フィルムの強
い接着力に因って接着面が互いに重なることがしばしば
生じた。もし、接着面が重なる場合には空間部110を
密閉させ得なくなる致命的な欠陥が表れる。
【0018】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、防水フィルム
を使用せずに、外部の水分がハウジングベースの空間部
へ浸透することを防止可能な防水(放水)用のプッシュス
イッチを提供するにある。
【0019】本発明の他の目的は、組立性を向上させ得
る防水用のプッシュスイッチを提供するにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、固定接点、可動接点、及び可動接片が空
間部に設けられているハウジングベースと、前記固定接
点から可動接点を開閉するスライドが昇下降自在に設け
られるとともに、ハウジングベースに結合されるハウジ
ングケースとを備えるプッシュスイッチにおいて、ハウ
ジングベースにおける上部が開放された空間部の外側に
全周にわたって形成される上部突起と、前記ハウジング
ケースにおける前記ハウジングベースとの接触面の全周
に形成される下部突起と、前記ハウジングベース及びハ
ウジングケースの当接面の間に位置するとともに、上、
下部突起によって変形を起こしてハウジングベースに形
成された空間部を閉塞するシーリング部材とから構成さ
れる防水(放水)用のプッシュスイッチを提供する。ここ
で、前記下部突起、前記上部突起は、その頂点が近接位
置するよう、ハウジングベース及びハウジングケースに
それぞれ1個以上形成される。
【0021】本発明の防水用のプッシュスイッチは、固
定接点、可動接点、及び可動接片が空間部に設けられて
いるハウジングベースと、前記固定接点から可動接点を
開閉するスライドが昇、下降自在に設けられるととも
に、ハウジングベースに結合されるハウジングケースと
を備えるプッシュスイッチにおいて、ハウジングベース
における上部が開放された空間部の外側に全周にわたっ
て形成される少なくとも一つの上部突起と、ハウジング
ケースにおける前記ハウジングベースとの当接面の全周
に形成される少なくとも一つの下部突起と、前記ハウジ
ングベース及びハウジングケースの当接面間に位置する
とともに、上、下部突起によって変形してハウジングベ
ースに形成された空間部を閉塞するシーリング部材とを
備えることを特徴とする。ここで、前記下部突起、前記
上部突起は、その頂点が近接位置するよう、ハウジング
ベース及びハウジングケースにそれぞれ1個以上形成さ
れる。
【0022】
【0023】
【0024】1つの実施態様において、上、下部突起の
うち何れか一つの突起を複数個形成し、他側に形成され
る突起は一側の複数個の突起の間に位置するように形成
する。
【0025】1つの実施態様において、シーリング部材
の上、下面に接触される上、下部突起の先端部は尖った
槍状に形成される。
【0026】1つの実施態様において、前記上、下部突
起の断面は略三角形状をなす。
【0027】1つの実施態様において、前記ハウジング
ベースとハウジングケースとがロック手段により組み立
てられる。
【0028】1つの実施態様において、ロック手段は、
前記ハウジングベースの両側面に形成されるとともに、
上面には斜め下方の傾斜面が形成される係止突起と、前
記ハウジングケースの両側面に形成されるとともに、係
止突起が嵌止される係止孔を有する弾性羽根とを備え
る。
【0029】1つの実施態様において、シーリング部材
はゴム材質或いはウレタン材質からなる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を示す図
3及び図4に基づき詳細に説明する。図3は本発明の防
水用のプッシュスイッチを示す縦断面図であり、図4は
図3の‘A’部分を示す拡大図である。
【0031】本発明の構成の内、従来のプッシュスイッ
チの構成と同様な部分についてはその説明を省略する。
【0032】ハウジングベース1における上部が開放さ
れるよう形成された空間部10の外側に、全周にわたっ
て上部突起14を形成し、前記ハウジングベースに結合
固定されるハウジングケース9の当接面にも全周にわた
って下部突起15を形成し、前記ハウジングベース1と
ハウジングケース9との間に位置するシーリング部材6
が上、下部突起14、15によって変形を起こしてハウ
ジングベース1に形成された空間部10を閉塞する。こ
のため、本発明では従来の防水フィルムを使用しなくて
もよい。
【0033】前記ハウジングベース1とハウジングケー
ス9との当接面にそれぞれ形成される上、下部突起1
4、15の形状、形成個数、そして位置を、各実施形態
を示す図4及び図5に基づきより詳細に以下に説明す
る。
【0034】前記ハウジングベース1とハウジングケー
ス9との当接面にそれぞれ形成される上、下部突起1
4、15は少なくとも1個以上備える。
【0035】図4は本発明の一実施形態を示す図であ
り、前記上、下部突起14、15をそれぞれ1個ずつ形
成した場合である。
【0036】この場合は、上、下部突起14、15が当
接する頂点が垂直配列されるようにして、垂直方向の同
一線上でシーリング部材6の上、下面を加圧するように
したものである。しかし、前記上、下部突起14、15
を近接するよう、換言してややずれるように配列して
も、シーリング部材6の加圧力さえ十分であれば、所定
のシーリング効果を望むことができる。よって、必ずし
も垂直配列の上、下部突起14、15とは限らない。
【0037】図5Aは本発明の他の実施形態を示す図で
あり、前記上、下部突起14、15をそれぞれ2個ずつ
形成した場合である。
【0038】この場合も、各々の上、下部突起14、1
5が当接する頂点が垂直配列されるようにして、垂直方
向に同一線上でシーリング部材6の上、下面を加圧する
ようにしたものである。本発明のこの実施形態では上、
下部突起14、15を2個ずつ図示しているが、これに
限定せず、形成個数はそれ以上でもよい。
【0039】一方、一実施形態と同様に、前記上、下部
突起14、15を近接つまり互いにややずれるように配
列しても良い。
【0040】図5Bは、本発明のさらに他の実施形態を
示すものであり、前記上部突起14を2個形成し、下部
突起15は前記上部突起の間に位置するように1個を形
成した場合を示す。
【0041】この場合には、上部突起14間に位置する
下部突起15によって、シーリング部材6に所定の加圧
力が加えられるとき、下部突起の接続面つまり上部突起
14の間で屈曲変形を起こすので、より一層大きなシー
リング効率を期待することができる。
【0042】図5Bに示す本発明の実施形態においては
上部突起14を2個、下部突起15を1個としたが、こ
れとは逆に、上部突起14を1個、下部突起15を2個
形成して、上部突起14が下部突起15の間に位置する
ようにしても良い。
【0043】本発明のハウジングベース1とハウジング
ケース9との間に設けられるとともに、前記ハウジング
ベース1に形成された空間部10を密閉させるシーリン
グ部材6は、シーリング力及び弾性力を同時に有する材
質であればよい。このような材質としては、比較的に低
コストで、且つ取り扱いが良好であるゴム材質或いはウ
レタン材質等がある。
【0044】一方、本発明のハウジングベース1とハウ
ジングケース9に形成される上、下部突起14、15の
形状を別に限定する必要はないが、弾性力を有するシー
リング部材6に加圧力が作用するときに、前記シーリン
グ部材6の表面を掘り抜かれる構造を有すると、一層満
足な効果を得られる。
【0045】従って、本発明の各実施形態では、図面に
示すように、シーリング部材6に当接する上、下部突起
14、15の先端部を尖った槍状にする。例えば、上、
下部突起14、15の断面がほぼ三角形状を有するよう
にすると、前記上、下部突起14、15の先端部が尖っ
た槍状となる。
【0046】上記の構造を有する本発明のハウジングベ
ース1とハウジングケース9を、従来のように熱融着に
よって固定してもよいが、組み立てによる生産性を向上
させるべくロック手段によって結合するよう構成する。
前記ロック手段としては、熱融着の外に、ねじ結合、ホ
ックによる結合等が適用可能である。
【0047】本発明のロック(locking)手段としてホッ
クによる結合を適用した一例について説明する。ハウジ
ングケース9をハウジングベース1にホックによる結合
で一体化するべく、前記ハウジングベース1の両側面
に、上面が外方に行くほど下向する傾斜面12aからな
る係止突起12を複数個突出形成する。そして、ハウジ
ングケース9の両側面には係止孔13aを有する弾性羽
根13を一体的に複数個形成する。この際、係止突起1
2の高さ及び係止孔13aの位置は、上、下部突起1
4、15がシーリング部材6の上、下面に充分な深さに
掘り抜くとき、係止突起12の底面が係止孔13aの底
面に密着するように設定しなければならない。
【0048】このようにして構成される本発明の組立作
業を説明すると、以下の通りである。
【0049】従来の組立方法と同様に、ハウジングベー
ス1に形成された空間部10内に可動接点5、可動接片
11を順次に組み込んだ後、空間部10の外側に位置す
るように形成された下部突起15の上面にシーリング部
材6を載置する。このような状態で、ハウジングケース
9にスライド8を結合した後、上部突起14がシーリン
グ部材6の上面に接触させた後、下方に加圧力を作用さ
せると、前記ハウジングケース9の両側に形成された弾
性羽根13が係止突起12の下向斜めの傾斜面12aに
案内されて両側へ広がりながら、係止孔13aに係止突
起12が嵌止されるようになる。これにより、プッシュ
スイッチの組立作業が完了する。
【0050】すなわち、前記ハウジングケース9に加圧
力が作用して、弾性羽根が係止突起12の傾斜面12a
に接触案内されて両側に広がった状態で、前記ハウジン
グケース9にさらに加圧力を作用させると、弾性羽根1
3の底面が傾斜面12aに案内されて前記傾斜面の端部
を通過するようになり、両側に広げられた弾性羽根13
が復元力によって内方へ窄み(つまり、初期状態に戻
る)、係止突起12の底面に係止孔13aの底面が接続
される。これにより、ハウジングベース1にハウジング
ケース9が組み立てられる。このため、ハウジングベー
ス1とハウジングケース9に形成される上、下部突起1
4、15が前記シーリング部材の上、下面を一定の深さ
に掘り抜くことにより、これらの接触面での気密を維持
するようになる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明は、防水フィルム
を用いた従来のプッシュスイッチに比べて、以下のよう
な利点を有する。一つ、接着剤による化学的なシーリン
グでなく、上、下部突起がシーリング部材を加圧する機
械的な接触によってシーリングがなされるため、長期間
を使用しても当接面が劣化されず、このためハウジング
ベースに形成された空間部の内部に外部の湿気が浸透す
る現象を未発に防止することができる。よって、プッシ
ュスイッチの信頼度を向上させ得る。
【0052】二つ、ハウジングベースとハウジングケー
スの組み立てが、ホックによりなされるため、組み立て
時に前記部品が変形する恐れが無くなり、これにより当
接面での変形に起因する外部の水分の浸透を未発に防止
することができる。
【0053】三つ、ハウジングベースの上面にシーリン
グ部材を載置した状態でハウジングケースを加圧するこ
とにより組み立てられるため、生産性を極大化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の防水用のプッシュスイッチを示す平面図
である。
【図2】従来の防水用のプッシュスイッチを示す縦断面
図である。
【図3】本発明の防水用のプッシュスイッチを示す縦断
面図である。
【図4】図3の‘A’部分の拡大図である。
【図5】5A、5Bは、他の実施形態の図3の‘A’部
分を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ハウジングベース 5 動接点 6 シーリング部材 8 スライド 9 ハウジングケース 10 空間部 11 可動接片 12 係止突起 12a 傾斜面 13 弾性羽根 13a 係止孔 14 上部突起 15 下部突起 101 ハウジングベース 102 リード 103 第1固定接点 104 第2固定接点 105 可動接点 106 防水フィルム 107 ゴム板 108 スライド 109 ハウジングケース 110 空間部 111 可動接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−18530(JP,U) 実開 昭59−182829(JP,U) 実開 平3−12325(JP,U) 実開 平2−24431(JP,U) 実開 平1−60419(JP,U) 実開 平2−44220(JP,U) 実開 昭62−2124(JP,U) 実開 平2−126316(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76 Z H01H 9/04 - 9/04 Z

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点、可動接点、及び可動接片が空
    間部に設けられているハウジングベースと、前記固定接
    点から可動接点を開閉するスライドが昇、下降自在に設
    けられるとともに、ハウジングベースに結合されるハウ
    ジングケースとを備えるプッシュスイッチにおいて、 ハウジングベースにおける上部が開放された空間部の外
    側に全周にわたって形成される少なくとも一つの上部突
    起と、ハウジングケースにおける前記ハウジングベース
    との当接面の全周に形成される少なくとも一つの下部突
    起と、前記ハウジングベース及びハウジングケースの当
    接面間に位置するとともに、上、下部突起によって変形
    してハウジングベースに形成された空間部を閉塞するシ
    ーリング部材とを備えることを特徴とする防水用のプッ
    シュスイッチであって、ここで、該下部突起、該上部突
    起は、その頂点が近接位置するよう、ハウジングベース
    及びハウジングケースにそれぞれ1個以上形成されるこ
    とを特徴とする、防水用のプッシュスイッチ。
  2. 【請求項2】 上、下部突起のうち何れか一つの突起を
    複数個形成し、他側に形成される突起は一側の複数個の
    突起の間に位置するように形成することを特徴とする請
    求項1に記載の防水用のプッシュスイッチ。
  3. 【請求項3】 シーリング部材の上、下面に接触される
    上、下部突起の先端部は尖った槍状に形成されることを
    特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の防水用
    のプッシュスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記上、下部突起の断面は略三角形状を
    なすことを特徴とする請求項に記載の防水用のプッシ
    ュスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングベースとハウジングケー
    スとがロック手段により組み立てられることを特徴とす
    る請求項1に記載の防水用のプッシュスイッチ。
  6. 【請求項6】 ロック手段は、前記ハウジングベースの
    両側面に形成されるとともに、上面には斜め下方の傾斜
    面が形成される係止突起と、前記ハウジングケースの両
    側面に形成されるとともに、係止突起が嵌止される係止
    孔を有する弾性羽根とを備えることを特徴とする請求項
    に記載の防水用のプッシュスイッチ。
  7. 【請求項7】 シーリング部材はゴム材質或いはウレタ
    ン材質からなることを特徴とする請求項1に記載の防水
    用のプッシュスイッチ。
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