JP2916066B2 - 色混合ディスプレイ装置 - Google Patents
色混合ディスプレイ装置Info
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Description
に係り、詳細には1枚のディスプレイ中に赤、緑、青の
画素をもつ液晶カラ−ディスプレイに関し、特に各画素
の色を混合しかつ各画素の境界を滑らかにして高画質の
画像を得るための色混合ディスプレイ装置に係る。
9は画素の配列としてデルタ配列を示す図、図10は画
素の配列として4画素配列を示す図、図11は画素の配
列としてストライプ配列を示す図、図12は画素の配列
として対角線配列を示す図、図13は色混合の従来例を
説明する図、図14は色混合の他の従来例を説明する図
である。
をもつ液晶カラ−ディスプレイに関しては、画素の配列
として図9のデルタ配列、図10の4画素配列、図11
のストライプ配列、図12の対角線配列が使われてい
る。いずれの場合もディスプレイからある程度距離をお
いて見る場合は、目の色感覚の特性によって画素の3原
色は融合して見える。しかしレンズにより拡大してみる
場合には、画素の3原色が分離して見えるので画質が大
幅に低下する。そこで各画素の色を混合して拡大しても
色の画素に分離して見えないようにする方式が色混合方
式と呼ばれ検討されてきた。その1例として図13に示
すように拡散板82をパネル81の前に設置して画素を
目立たなくする方法が行われていた。パネル81は散乱
光を発するバックライト80によって照明されているの
で、パネル81上の画素83からでた光線は拡大した画
素の像84を形成する。したがって各画素は、互いに重
なり合い、色の混合が実現される。
93に記載された図14に示されるシステムがある。色
混合する組に属する画素90、91、92は物理的な障
壁93、94、95、96、97、98、99で囲まれ
ており前記色混合する組に属する画素90、91、92
からでた光線だけがパネルの前面に設置され拡散板10
0(101は色混合後の画素を示す)で混合されるよう
に構成されている。
クライトから発する拡散光の発散度が制御されていない
ので、光線は広い範囲の方向へ放射されている。したが
って、図13に示した各画素の像84はパネル81と拡
散板82の距離が離れるとすぐに大きくなり、パネルの
表面を覆っているガラスの厚さのために、ほとんどの場
合、必要な画素の大きさより大きくなってしまい、適切
な大きさが得られない。そこで、拡散板82の拡散度を
変えて、みかけの画素の像84の大きさを制御すること
が行われていたが、拡散板82の拡散度を必要に応じて
制御するのは困難であった。
が、画素の境界を滑らかにすることができないので、モ
ザイク状の画素になり画質が劣化する。また、実際にパ
ネル内に光を誘導する物理的な障壁93〜99を形成す
るのは困難でコストが高くなる。
のぼけを防止し得るとともに実現容易でコストが安く、
かつ設計の自由度の高い高画質の色混合ディスプレイ装
置を提供することにある。
を有した光線を出力する発散度制御型の照明手段と、照
明手段から出力される光線のうち赤、緑、青の3原色の
光線をライトバルブの各画素に対して選択的に透過させ
るフィルタと、フィルタから出力される3原色の光線に
対して各画素毎に透過率を制御するライトバルブと、ラ
イトバルブの各画素により透過率を制御された3原色の
光線を背後から受け取って色混合して画像を再生する背
面投射型スクリーンとを含む色混合ディスプレイ装置で
あって、照明手段から出力される光線の所定の発散度
は、ライトバルブの各画素を通過した色混合すべき3原
色の光線が、背面投射型スクリーン上の同じ領域に重な
り合うように設定されており、照明手段は、赤、緑、青
の3原色の光線を出力する複数の光源が配置された色分
離型光源と、色分離型光源から出力される光線を屈折す
る屈折手段とを含むことを特徴とする。
る複数の光源が配置された色分離型光源と、色分離型光
源から出力される光線を屈折する屈折手段とを含み、ラ
イトバルブの各画素を通過した色混合すべき3原色の光
線が、背面投射型スクリーン上の同じ領域に重なり合う
ように設定された所定の発散度を有した光線を出力する
発散度制御型の照明手段であり、フィルタが照明手段か
ら出力される所定の発散度を有した光線のうち赤、緑、
青の3原色の光線をライトバルブの各画素に対して選択
的に透過させ、ライトバルブがフィルタから出力される
3原色の光線に対して各画素毎に透過率を制御し、背面
投射型スクリーンがライトバルブの各画素により透過率
を制御された3原色の光線を背後から受け取って色混合
して画像を再生するので、背面投射型スクリーン上での
画像の各画素の色混合と平滑化とが実現され、大きさ、
形状及び輝度分布を自由に設定し得、拡大しても画素が
分離しない高画質のディスプレイ装置を実現し得る。し
たがって従来の装置のようにディスプレイパネルとスク
リーンとの間に色混合、平滑化用の装置を設けることな
く色混合や平滑化の処理を行って、画素配列に応じて適
切な大きさ、形状及び輝度分布を有する画像を背面投射
型スクリーン上に投影し得る。
れるように、光線がパネルを通過した後で処理をするの
ではなく、光線がパネルに入る前に、つまり照明装置で
あらかじめ適切な発散度を有する光線を用意している。
すなわち、パネルとスクリ−ンとの間には一切装置を設
置せず、照明装置は一定の大きさと形状と輝度分布とを
有する微小面光源からの光線を屈折手段を用いて変換し
照明光を得る装置、赤、青、緑の3原色を発する複数の
光源を適切に配列した色分離型光源と屈折手段とを用い
る装置、従来使用されている拡散光を発するバックライ
トとパネルとの間に光線の方向を選択し透過させる光線
方向制御手段を設けた装置であり、画素の配列にしたが
って各色ごとにスクリ−ン上での各画素の大きさと形状
と輝度分布とを自由に設定することができ、各色の画素
の相対位置も制御可能である。したがって、色混合しよ
うとする赤、緑、青の画素の像を同一点に重ねてスクリ
−ン上に投影して色混合するように設計することもでき
る。
光線の発散度を定義する。図15は発散度を説明する図
であり、110はライトバルブ、111は注目している
1個の画素、112は入射角が最大の光線、113はラ
イトバルブの平面に対する法線を表す。
たとき、その位置に入射する光線の入射角に対する入射
光線の強度分布で表される。特に、定義できる場合に
は、空間上の一点を指定したとき、その位置に入射する
光線の入射角度幅の半分の角度をもつて発散度を表す。
例えば図15に示されるように、ライトバルブ110の
平面にある画素111に入射する照明光線112が一定
の入射角内に制限されている場合は、発散度はDにな
る。角度Dは、画素を通過して画素から射出される光線
の射出角の半分(角度E)とも一致するので発散という
用語を用いる。
化する場合はライトバルブの水平方向の発散度などと方
向を指定して表現する。また、照明光の主光線が平行光
線である場合は、光線内のどの位置においても発散度が
一定なので、位置を指定せずに光線の発散度と表現す
る。
実施例を示す図である。
と、フレネルレンズ3と、カラ−フィルタ5と、ライト
バルブ6と、ライトバルブ6の表面のガラス7と、背面
投射型スクリ−ン8とから構成されている。同図中にラ
イトバルブ6を覆うガラス7が厚く表現されているが、
これは色混合の作用を分かりやすく図示するためであっ
て、通常は1mm程の薄いガラスが用いられている。以
下他の図においても同様である。
ァイバ2によって発散度制御型の照明手段4に伝達され
る。光フイバ2の出力端で拡散光が発生するように光源
装置1を設計しておくと、光ファイバ2の出力端は光フ
ァイバ2の直径をもった微小面光源として用いることが
できる。微小面光源の中心をフレネルレンズ3の焦点と
一致させると、フレネルレンズ3から射出される光線の
主光線は平行光線となる。平行光線はライトバルブ6を
照明するのに最も適しているが、ライトバルブ6の特性
が主光線の傾きに対して一定の範囲で変化しないなら
ば、この条件を満たす範囲において微小面光源の位置に
関してフレネルレンズ3の焦点からのずれがゆるされ
る。
3の焦点に一致しており、フレネルレンズ3から射出さ
れる光線の主光線が平行光線である場合を示している。
この場合、フレネルレンズ3から射出される光線の発散
度は下記の式「数1」によって決定される。したがっ
て、光ファイバ2の直径とフレネルレンズ3の焦点距離
を適切に選択することによって、照明手段4から出力す
る光線の発散度を自由に設計できる。
光ファイバの直径、Fはフレネルレンズの焦点距離を表
す。
5に入射する。図1において、カラ−フィルタ5とライ
トバルブ6と背面投射型スクリ−ン8とは、通常数十万
ある画素の内、3個の画素の部分だけ抜き出して示して
いる。画素配列に関しては図10に示す4画素配列のう
ち、2段目の左から緑、青、緑の3個の画素を抜き出し
て図1に示している。カラ−フィルタ5を通過した光線
はライトバルブ6に入りライトバルブ6に供給されてい
る映像信号にしたがって輝度が変調される。ライトバル
ブ6は液晶パネルにより構成することができる。ライト
バルブ6の各画素を通過した光線は次にライトバルブ6
の表面を構成するガラス7内を通過し、下記の式「数
2」で規定される大きさに拡大され、背面投射型スクリ
−ン8に投影される。
型スクリ−ン8上での画素の像の大きさ、Dは照明手段
4から供給された照明光の発散度、Lはライトバルブ6
中の画素から背面投射型スクリ−ン8までの距離、Bは
ライトバルブ6の画素の大きさを表す。したがって、照
明手段4から得られる照明光の発散度と、ライトバルブ
6から背面投射型スクリ−ン8までの距離を適切に選択
することによって必要な大きさの画素の拡大像をスクリ
−ン上に得ることができる。
面投射型スクリ−ン8上の中間点Aでちょうど接続する
ように設計した例を示している。このようにライトバル
ブ6上では離散的に分離していた同色の画素を、連続的
に接続することによって平滑化を行うことができる。ま
た同時に図1の矢符Bで示すように他の色と重ねて背面
投射型スクリ−ン8上に投影されるので、色混合が実現
される。図1では、緑と青だけが混合する状況を示して
いるが、実際のパネルでは上下の隣接する位置に赤色の
画素が存在するので、図1の矢符Bの範囲においても上
下方向から赤色の画素の像が重ねて投影され3原色すべ
てが混合されることになる。
場合には、フレネルレンズ3が薄い板状なのでフレネル
レンズ3、カラ−フィルタ5、ライトバルブ6、ライト
バルブ6の表面のガラス7、背面投射型スクリ−ン8を
すべて一体の板状に薄型化することが可能である。
投射型スクリ−ン8の間にはなんら装置を設けることな
く、実現容易な照明手段4を用いることによって、各画
素の色を混合しかつ各画素の境界を滑らかにして高画質
の画像を表示する色混合ディスプレイ装置が実現され
る。
分布を設計する手法について説明する。
置を示す図、図3はスクリ−ン上の画素の像の照度分布
を説明する図である。
バルブ中のレンズ光軸上の1画素、13は画素12の中
心を通過する光線が作る微小面光源の像、14は画素1
2全体が作る像であり、図3中Gは緑の画素、Bは青の
画素、Rは赤の画素を示す。図2において、照明手段を
構成する屈折手段とカラ−フィルタとは簡単のためライ
トバルブと同一の位置におかれているものとする。ま
た、微小面光源11は屈折手段の焦点におかれているも
のとする。座標軸は図2に示されているように定義し、
関数と変数とを次のように定義する。
12との距離、ただし、屈折手段は画素12の位置にお
かれている。
の像14までの距離。
布をその他の関数と変数とから求める関係式を導くこと
がここでの目標となる。
光線がスクリ−ン上につくる像13を考える。それはレ
ンズの中心と一致するので図2より下記の式「数3」で
表される。
でライトバルブ上のどの位置に関しても式「数3」と同
様に計算することができ、ライトバルブの画素12中の
座標(x,y)を通過する光線のスクリ−ン上の像は下
記の式「数4」で求められる。
像14は式「数4」で表される分布を画素の座標(x,
y)で積分すれば下記の式「数5」のように求めること
ができる。
に関して式「数5」を求めたが、レンズから発する光線
の主光線は平行なので光軸上にない一般の画素に関して
も式「数5」が成立する。
分布を実現したい場合には、式「数5」を計算して要求
仕様に合うように微小面光源11の大きさ、形状、輝度
分布を設計すればよい。以下に前記理論で示された微小
面光源の設計の実施例を示す。以下の条件が与えられて
いるものとする。
トバルブ中の画素12までの距離、なお、屈折手段は画
素12の位置におかれている。
スクリ−ン上の像14までの距離。 fe(a,b) : 微小面光源11上の輝度分布、求
めるべき関数。
一辺0.1mm正方形内が透過率1.0であって図3に
示すように画素が配列しているものとする。
ン上の像14の照度分布。図3の注目している青の画素
20に関して、図3中の等高線で示す照度分布をスクリ
−ン上に実現したいものとする。ただし、等高線の数値
1.0〜0.0は照度の相対値を示し、他の画素に関し
ても各画素を中心として同様の分布を実現したいものと
する。
例えば青の画素に関して考えると画素21、22、23
が左上の画素20と同様に拡大されるので照度分布は互
いに重なり合って本来青の画素20、21、22、23
が存在する領域ではその青の画素の値がそのまま表示さ
れ、青の画素のない領域では滑らかに補間することがで
きる。他の色に関しても同様なので結局画面全体に亙っ
て滑らかに補間され、同時に色混合された高画質の画像
を得ることができる。
すると、ちょうど微小面光源が一辺2mmの正方形で、
正方形内部が一様な輝度であれば、要求されている照度
分布をスクリ−ン上に実現できることが分かる。この実
施例の場合には非常に簡単な例を示したが、この設計方
法の適用範囲はこの実施例に限らない。コンピュ−タに
よって式「数5」を計算すれば、微小面光源の輝度分布
が一様でない場合も設計することが可能である。他の実
施例を図に基づいて説明する。図4は本発明の色混合デ
ィスプレイ装置の他の実施例を示す図である。図4にお
いて、30は光源装置、31は光ファイバ、32は発散
度制御型の照明手段、33はパラボラミラ−、34はカ
ラ−フィルタ、35はライトバルブ、36は背面投射型
スクリ−ンを示す。
うちフレネルレンズ3の代わりにパラボラミラ−33が
用いられている。それ以外の構成と作用は図1の実施例
と同様である。パラボラミラ−33を用いると、微小面
光源をライトバルブ上部に取り付けられるので全体を薄
型に実現できる。
は本発明の色混合ディスプレイ装置の別の実施例を示す
図である。図5において、この別の実施例では赤、緑、
青の発光ダイオ−ド40、41、42が配列されていて
色分離型光源を構成している。色分離型光源から発され
た光線はフレネルレンズ43で屈折されてカラ−フィル
タ45、ライトバルブ46、ライトバルブ46の表面を
覆うガラス47を通過して背面投射型スクリ−ン48に
投射され画像が再生される。図5では図9のデルタ配
列、図11のストライプ配列、図12の対角線配列にお
いて水平方向の赤、緑、青の3個の要素を抜き出して図
示している。
レンズ43から焦点距離の位置におかれているが、レン
ズの高さ方向に離れて異なった位置におかれているの
で、図1、図4の実施例と異なり、光線の色によって主
光線の方向が違ってくる。このような構成をとることに
より、背面投射型スクリ−ン48上の範囲Cに3色すべ
てを重ねて投射し、色混合を行うことが可能である。図
1、図4の実施例で示した色混合の方式では、各画素を
拡大するだけなので白と黒とからなる細かい縞模様の様
な画像を表示した場合、本来の画像に存在しない色が表
示されてしまうことがある。しかし、図5の実施例のよ
うにディスプレイを構成し、色混合の組に属する画素の
画像デ−タを原画像の同一点からサンプリングして、そ
の画素の色を同一領域に投射して混合することによっ
て、図1及び図4の実施例で生じる白と黒とからなる細
かい縞模様の表示を解決することができる。この点が図
5の実施例のディスプレイ装置の特徴である。
色分離型光源は前記のような図5の発光ダイオ−ド4
0、41、42だけではなく、図6の光ファイバ50と
光源着色手段51とを用いて構成することもできる。拡
散光を発する光ファイバ50の出力端の前にカラ−フィ
ルタを配列して構成した光源着色手段51を配置するこ
とにより、様々な大きさ、形状、輝度分布をもった3原
色の光源からなる色分離型光源が実現される。図6では
赤、緑、青の円形のフィルタが三角形状に配列された場
合を示している。
図7は本発明の色混合ディスプレイ装置の更に他の実施
例を示す図である。図7においては微小面光源60の前
にカラ−液晶ディスプレイのような透過型カラ−ディス
プレイ61を設置して色分離型光源の特性を電気的に可
変にすることができる。図7はこの色分離型光源を用い
たディスプレイ装置が示されている。このディスプレイ
装置としての作用は前述の実施例と同様であるが、微小
面光源60の前におかれた透過型カラ−ディスプレイ6
1に映し出すパタ−ンを変化させることにより、リアル
タイムに背面投射型スクリ−ン67上の画素の像の大き
さ、形状、輝度分布を制御することができる。したがっ
て、色混合方式を実験する場合や色混合ディスプレイ装
置の調整を行う場合には非常に便利なシステムが実現で
きる。なお、図7において、62はフレネルレンズ、6
3は発散度制御型の照明手段、64はカラ−フィルタ、
65はライトバルブ、66はライトバルブ65の表面を
覆うガラスを示す。
る。図8は本発明の色混合型ディスプレイ装置の更に別
の実施例を示す図である。図8においては、発散度制御
型の照明手段73は、拡散光を発するバックライト70
と、バックライト70の前におかれた光線方向制御手段
71、72から構成されている。光線方向制御手段7
1、72は樹脂シ−トを用いて実現できる。このシ−ト
は水平方向又は垂直方向のいずれか一方の光線方向のみ
を制限するので、図8においては、これを2枚用いて樹
脂シ−ト71により垂直方向に、樹脂シ−ト72により
水平方向に発散度を制限している。光線はカラ−フィル
タ74、ライトバルブ75、ライトバルブ75の表面を
覆うガラス76を順次通過して背面投射型スクリ−ン7
7に投射され、色混合され画素が滑らかに接続された画
像を再生する。カラ−フィルタ74以下の部分は前述の
実施例の場合と同様である。この図8の実施例では発散
度制御型の照明手段73の中に屈折手段を用いないので
全体を薄型にでき、また、従来から用いられている安価
でディスプレイに適したバックライトを使用できる利点
がある。しかし、以下のような制限がある。第1点は、
光線方向制限手段を通過する場合に発散度を狭くするほ
ど光源の輝度が低下するので、あまり発散度を小さくで
きない点である。第2点は樹脂シ−トの場合光線方向の
制限特性を細かく制御することができないことがある点
である。したがって、適用範囲は限られるが条件が合う
応用では全体を薄型、安価に製作できる装置である。
出力する複数の光源が配置された色分離型光源と、色分
離型光源から出力される光線を屈折する屈折手段とを含
み、ライトバルブの各画素を通過した色混合すべき3原
色の光線が、背面投射型スクリーン上の同じ領域に重な
り合うように設定された所定の発散度を有した光線を出
力する発散度制御型の照明手段であり、フィルタが照明
手段から出力される所定の発散度を有した光線のうち
赤、緑、青の3原色の光線をライトバルブの各画素に対
して選択的に透過させ、ライトバルブがフィルタから出
力される3原色の光線に対して各画素毎に透過率を制御
し、背面投射型スクリーンがライトバルブの各画素によ
り透過率を制御された3原色の光線を背後から受け取っ
て色混合して画像を再生するので、背面投射型スクリー
ン上での画像の各画素の色混合と平滑化とが実現され、
大きさ、形状及び輝度分布を自由に設定し得、拡大して
も画素が分離しない高画質のディスプレイ装置を実現し
得る。したがって従来の装置のようにディスプレイパネ
ルとスクリーンとの間に色混合、平滑化用の装置を設け
ることなく色混合や平滑化の処理を行って、画素配列に
応じて適切な大きさ、形及び輝度分布を有する画像を背
面投射型スクリーン上に投影し得る。
成図である。
である。
図である。
を示す図である。
を示す図である。
施例を示す図である。
実施例を示す図である。
る。
ある。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の発散度を有した光線を出力する発
散度制御型の照明手段と、前記照明手段から出力される
光線のうち赤、緑、青の3原色の光線をライトバルブの
各画素に対して選択的に透過させるフィルタと、前記フ
ィルタから出力される3原色の光線に対して各画素毎に
透過率を制御するライトバルブと、前記ライトバルブの
各画素により透過率を制御された3原色の光線を背後か
ら受け取って色混合して画像を再生する背面投射型スク
リーンとを含む色混合ディスプレイ装置であって、前記
照明手段から出力される光線の前記所定の発散度は、前
記ライトバルブの各画素を通過した色混合すべき3原色
の光線が、前記背面投射型スクリーン上の同じ領域に重
なり合うように設定されており、前記照明手段は、赤、
緑、青の3原色の光線を出力する複数の光源が配置され
た色分離型光源と、前記色分離型光源から出力される光
線を屈折する屈折手段とを含むことを特徴とする色混合
ディスプレイ装置。 - 【請求項2】 前記色分離型光源は発光ダイオードを含
むことを特徴とする請求項1に記載の色混合ディスプレ
イ装置。 - 【請求項3】 前記色分離型光源は拡散光を出力する光
ファイバと、前記光ファイバから出力される拡散光を着
色する光源着色手段とを含むことを特徴とする請求項1
に記載の色混合ディスプレイ装置。 - 【請求項4】 前記色分離型光源は微小面光源と、前記
微小面光源から出力される光線に基づいて前記背面投射
型スクリーンに再生される画像を制御する透過型カラー
ディスプレイとを含むことを特徴とする請求項1に記載
の色混合ディスプレイ装置。 - 【請求項5】 前記屈折手段はパラボラミラーを含むこ
とを特徴とする請求項1に記載の色混合ディスプレイ装
置。
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