JP2008512714A - 投射ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、画像を投射スクリーン(26,56,86)上に投射するための投射ディスプレイ装置(10,40,60,70)に関する。装置は、光変調素子(18,48,78)の配列を含む空間光変調器(16,46,62,76)と、変調器を照明するよう配置された光源(12,42,72)とを含む。装置は、変調器の各光変調素子が、少なくとも一次元に発散する光によって照明され、その光は変調器によって空間的に変調され、投射スクリーン上に投射される。本発明に従った投射ディスプレイ装置を用いる利点は、投射ディスプレイ装置を極めてコンパクトに実現し得ることである。本発明は、さらに、そのような投射ディスプレイ装置を含むハンドヘルド装置に関する。

Description

本発明は、光配列変調素子を含む空間光変調器と、変調器を照明するよう配置される光源とを含む投射ディスプレイ装置に関する。本発明は、さらに、そのような投射ディスプレイ装置を含むハンドヘルド装置に関する。
投射ディスプレイ装置は、例えば、とりわけ、携帯ビデオプロジェクタにおいて使用される。投射ディスプレイ装置は、普通、変調器を照射するよう配置された光源又は画像表示パネルを含み、次に、それは画像情報に用いて入射光を変調する。次に、変調された光は、映写レンズによって、投射スクリーン上に投射される。二次元画像を形成するために、光は、走査鏡、例えば、変調器が1D配列光変調素子である場合には、一次元(1D)スキャナを介して投射される。2D変調器が使用されるとき、スキャナを省略し得る。
一次元光弁配列及び一次元走査鏡を含む投射ディスプレイ装置が、米国特許第5,982,553号の文献中に開示されている。米国特許第5,982,553号において、光弁配列は、平行光を用いて照明される。光弁配列は、素子が「オン」であるか「オフ」であるかに依存して、入射光を回折又は反射する変調器素子を含む。次に、回折された或いは反射されたビームは、投射レンズを通過する。反射された光ビームは、投射レンズの焦点に集束し、焦点にストップが配置されて、反射されたビームを遮断する。他方、回折された光は、異なる焦点に集束し、ストップを通る。その結果は、投射スクリーン上に投射された光弁配列の画像、即ち、垂直又は水平に変調されたライン画像であり、そのライン画像は、二次元画像を形成するために走査鏡によって走査される。
しかしながら、米国特許第5,982,553号中の映写レンズは、反射される光を遮断するために、変調器と同一のサイズでなければならない。さらに、無限遠で鮮明な画像を得るために、レンズは、変調器からレンズの焦点距離と等しい距離に配置される。また、ストップは、レンズから離れてほぼ焦点距離に配置されなければならない。故に、変調器からの最小経路長は、焦点距離の約2倍である。投射レンズの最小焦点距離は、レンズの直径のオーダ内にあり、それは投射システムを極めてコンパクトになし得ないことを意味する。コンパクトな投射ディスプレイ装置は、例えば、携帯電話のようなハンドヘルド装置において使用されるときに望ましい。
また、二次元変調器を有する投射ディスプレイ装置、例えば。LCDパネルの場合には、少なくとも変調器と同一のサイズを有する映写レンズが必要とされる。レンズは、パネルからほぼ頂点距離の距離に配置されなければならない。よって、かなりの容積が依然として投射システムによって取られる。
コンパクトに実現され得る改良された投射ディスプレイ装置を提供することが本発明の目的である。
以下の記載から明らかになるであろうこの及び他の目的は、導入としての投射ディスプレイ装置によって実現され、変調器の各光変調素子は、少なくとも一次元に発散する光によって照明され、その光は変調器によって空間的に変調される。
変調器パネルを照明する光は、光が光変調素子を打つ角度範囲が、光が他の光変調素子を打つ角度範囲とオーバーラップしないという意味で発散的である。
本発明に従った投射ディスプレイ装置を用いる利点は、投射ディスプレイ装置を極めてコンパクトに実現し得ることである。
本発明の第一実施態様によれば、変調器パネルから空間的に変調される光は、如何なる映写レンズを通ることもなく、投射スクリーン上に発散的に投射される。よって、投射ディスプレイ装置は、基本的に、画像が変調器パネルの影を投射スクリーン上に効果的に投射することによって生み出される影絵芝居として作用する。これは、変調器パネル上の画像が、投射スクリーンのような、如何なる特定の平面内に光学的に集束されないことを意味する。映写レンズが必要とされないので、極めてコンパクトな投射システムを構築することが可能であり、もし投射ディスプレイ装置が重量及びサイズが問題であるハンドヘルド装置内に組み込まれるならば、それはとりわけ有利である。また、映写レンズの不存在は、投射ディスプレイ装置の製造をより安価にする。
好ましくは、各光変調素子での回析角度は、光源から見られるときに、2つの隣接する光変調素子の間の角度以下である。例えば、特定サイズの光変調素子を設けることによって、これを実現し得る。より一層好ましくは、各光変調素子での回析角度は、光源から見られるときに、2つの隣接する光変調素子の間の角度の半分以下である。
従来的には、変調器パネルが平行光を用いて照明されるとき、各光変調素子又は画素での回折は、光がパネルを離れる角に変化を引き起こす。次いで、これはパネルを離れるビームが、パネルからの特定距離で、隣接する画素からの光を完全に覆う原因となり、それによって、画像が鮮明であるパネルからの最大距離が限定される。しかしながら、本発明に従って、発散光でパネル照明することによって、並びに、回析角度を隣接する画素間の角度以下にすることによって、これを回避し得るし、画像はパネルからの如何なる距離でも鮮明である。よって、無限遠の「焦点深度」を有する投射画像を得ることができる。
無限遠の「焦点深度」を備える利点は、投射画像を妨害することなしに、投射スクリーンに向かって或いは投射スクリーンから離れて投射ディスプレイ装置を移動し得ること、或いは、その逆である。もし投射ディスプレイ装置が、使用者によって保持されるときに不規則に動く傾向がある携帯電話のようなハンドヘルド装置内に組み込まれるならば、これは特に有利である。
投射ディスプレイ装置は、さらに、画像データを受信し且つ変調器を制御するための制御装置を含む。好ましくは、本発明の第一実施態様において、投射スクリーン上に画像を最良に投影するために、制御装置は、各光変調素子(又は画素)での光の回折パターン及び受信データに基づき、変調器の光変調素子を制御するよう構成される。
投射画像が上記に説明されたように無限遠の「焦点深度」を有するとしても、画素の境界に起因する回折は画像の解像度を制限し得る。しかしながら、オン状態にある一群の画素の縁部は、オン状態にある単一画素の縁部よりも鮮明になる。よって、特定の画素をオンに特定の画素をオフに選択的に切り換えることによって、或いは、グレースケールを調節することによって、投射画像を向上させることが可能である。どの画素を調節するかは、変調器パネルの各画素での光ビームのための回折パターンに基づき有利に決定される。投射画像がどのように見えるかは、好ましくは、フーリエ光学方法を使用することによって予測され得る。このように、各光変調素子での光の回折パターンを考慮してパネル内容を調節することによって、投射画像を向上し得るし、比較的高品質な画像を得ることができる。
投射画像が限定的な「焦点深度」を有する場合にも、即ち、もし上述されたような回折角度及び隣接する画素間の角度に関する条件が満足されないならば、回折の効果を制限するためにパネル内容の調節を使用し得ることが留意されるべきである。
本発明の第二実施態様によれば、投射ディスプレイ装置は、さらに、変調器からの光を投射スクリーン上に投射するためのセグメント化された映写レンズを含む。よって、セグメント化された映写レンズは、好ましくは、変調器パネルと投射スクリーンとの間に配置される。
セグメント化された映写レンズは、例えば、小さな映写レンズの配列であり、各レンズは、一組の光変調素子、即ち、変調器パネルのサブセット、例えば、10×10の光変調素子又は画素に関連付けられる。このように、各レンズは、一組の光変調素子からの光を集束するよう配置され、この第二実施態様に従った投射ディスプレイ装置は、効果的に、小さな投射ディスプレイの配列である。
上記の従来技術に従った従来的な単一の映写レンズのように、セグメント化された映写レンズは、画像を「無限遠」に集束するために、変調器からレンズの焦点距離と等しい距離に配置される。しかしながら、セグメント化された映写レンズの各レンズの焦点距離は、均等な単一の映写レンズの焦点距離よりも短くされ得る。各映写レンズのための焦点距離は、レンズの半径のオーダ内にある。結果的に、セグメント化された映写レンズを変調器パネルにより近接して配置し得るし、セグメント化された映写レンズを利用する投射ディスプレイ装置をよりコンパクトに実現し得るのと同時に、解像度は従来的な映写レンズを使用するときと同じである。また、セグメント化されたレンズの各レンズは、均等な従来的なレンズよりも小さいので、セグメント化されたレンズはより薄くもなり、レンズ全体はよりコンパクトになる。また、各画素での光の小さなオーバーラップの有害な効果を低減するために、セグメント化されたレンズを使用し得る。
別々のレンズからの画像がオーバーラップするので、セグメント化された映写レンズを平行な非発散的な入射光と共に使用し得ないことが留意されるべきである。
好ましくは、本発明に従った投射ディスプレイ装置の光源は、ビーム成形光学素子を含み、それは、変調器パネルの照明のために、光源からの光を発散光に変換するよう構成され得る。1Dパネルの場合には、光は、好ましくは、一次元に発散する光に変換され、2Dパネルの場合には、光は、好ましくは、二次元に発散する光に変換される。
投射ディスプレイ装置の変調器は、透過型又は反射型であり得る。前者の場合には、変調器パネルは、パネルの背面から照明され、後者の場合には、パネルは前面から照明される。
本発明の1つの実施態様において、変調器は、1D変調器パネルである、即ち、それは光変調素子の一次元配列を含む。1D変調器はライン画像を生成し、そのライン画像は、2D画像を形成するために、例えば、走査鏡によって走査される。
1D変調器は、例えば、一次元配列のフォイルバー光弁であり得る。例えば、各光弁は、光弁がそのオン状態にあるか或いはオフ状態にあるかに依存して、入射光を反射し或いは散乱するよう配置され得る。オン状態にある光弁(即ち、画素)からの光ビームのみが投射スクリーン上に投射されるよう1D変調器によって変調される光をフィルタリングするための手段がさらに設けられる。光をフィルタリングするための手段は、例えば、絞りであり得る。
また、他の種類のフォイルバー光弁、並びに、格子光弁(GLV)、Kodak GEMS、1D透過型LCDパネル、1D反射型LCDパネル、又は、1Dデジタルミラーデバイス(DMD)も使用し得る。
本発明の他の実施態様において、変調器は二次元パネルであり、それによって、パネルの影が投射スクリーン上に投射され、2D画像を形成する。この実施態様では、走査鏡が不要にされ得る。2Dパネルは、例えば、透過型LCDパネル、反射型LCDパネル、又は、デジタルミラーデバイス(DMD)であり得る。
好ましくは、光源は、少なくとも1つの光源である。レーザ光源を使用する利点は、それが極めて低いエタンデュ(etendue)を有する、即ち、それは良好な点源である。カラー画像が投射されるべき場合には、変調器パネルを異なる色で順次的に照明するために、異なる色の3つのレーザを使用することができ、それによって、カラー画像を形成し得る。レーザ源の代わりとして、例えば、UHPランプ、LED源を使用し得る。
本発明の他の特徴によれば、上記に従った投射ディスプレイ装置を含むハンドヘルド装置が提供される。ハンドヘルド装置は、例えば、携帯電話であり得る。
現時点における好適実施態様を示す添付の図面を参照して、本発明のこれらの及び他の特徴を以下にさらに詳細に記載する。
図1a及び1bは、本発明の第一実施態様の1つの変形に従った投射ディスプレイ装置10を示している。投射ディスプレイ装置10は、レーザ光源12と、ビーム成形光学素子14と、一次元配列の光変調素子18を含む空間光変調器16と、画像データを受信し且つ変調器16を制御するための制御装置19と、スリット絞り20と、走査鏡22とを含む。
1D変調器16の光変調素子18は、この場合には、国際特許出願第IB2004/051220号に記載されているような、フォイルバー(foil bar)光弁である。各光変調素子18は、素子がそのオン状態又はオフ状態にあるか否か、即ち、画素が明るいか或いは暗いかに依存して、入射光を正反射するか或いは入射光を全方向に散乱するよう構成されている。正反射光は0次オーダモードとして既知である。
投射ディスプレイ装置10の動作直後、光源12によって生成される光は、光配列変調素子18を照明するために、ビーム成形光学素子14を用いて、一次元に発散する光に変換される。光配列変調素子18上に入射する光は、図1bに見られるように、光配列変調素子18の長さ方向に対応する寸法に発散する。
変調器16は、発散光を受光し、それを部分的に変調してライン画像を形成する。光配列変調素子18を通過後、オフ状態にある画素からの発散光28のビームは、スリット絞り20によって遮断される。他方、オン状態にある画素からの反射光24のビームは、スリット絞り20を通じて導かれ、投射スクリーン26上に投射される。その結果は、スクリーン26上に投射された垂直な(或いは水平な)空間変調されたライン画像である。このライン画像は、回転する走査鏡22を使用することによって二次元画像を形成するために、さらに走査される。
図1aから分かるように、光配列変調素子18によって正反射される光源12からのビームは、ビーム成形光学素子14からスクリーン26に至るまで発散する。投射ディスプレイ装置10は、画像を投射スクリーン上に投射するために、如何なる映写レンズをも含まず、それによって、投射ディスプレイ装置10をコンパクトに実現し得る。
上述された特殊なフォイルバー光弁の代替として、他のフォイルバー光弁も使用し得る。また、格子光弁(GLV)又はKodak GEMSを使用し得る。その場合には、各光弁は、例えば、上述の米国特許第5,982,553号に記載のように、入射光を反射し或いは回折するよう配置される。その場合には、絞りをビームストップによって置換することができ、ビームストップは反射光を遮断し、1次オードモードの回折光を通す。また、第二又はより高次のオーダモードが除去されるのが好ましい。
さらに他の代替として、1D透過型LCDパネル、1D反射型LCDパネル、又は、1Dデジタルミラーデバイス(DMD)を変調器として使用し得る。LCDパネルの場合には、絞りは不要である。1D反射型LCDパネル及び1Dデジタルミラーデバイス(DMD)のために、組織構成は、図1a及び1bに示されるディスプレイ投射システムと類似する。透過型LCDパネルの場合には、光源は変調器パネルの背後に配置される。
図2a及び2bは、本発明の第一実施態様の他の変形に従った投射ディスプレイ装置40を示している。投射ディスプレイ装置40は、レーザ光源42と、ビーム成形光学素子44と、二次元配列の光変調素子48を含む透過型空間光変調器46、例えば、透過型LCDパネルと、画像データを受信し且つ変調器46を制御するための制御装置50とを含む。変調器46の各光変調素子48は、もし素子又は画素がオンであるならば入射光を通し、もし素子がオフであるならば入射光を遮断するよう配置される。
投射ディスプレイ装置40の動作直後、光源42によって生成される光は、図2a及び2bに示されるように、変調器46を照明するために、ビーム成形光学素子44を使用して、二次元に発散する光に変換される。
変調器46は、発散光を受光し、それを空間的に変調して二次元画像を形成するよう配置されている。オン状態にある画素上に入射する光ビームは、変調器パネル46を通じて透過され、投射スクリーン56上に投射されるのに対し、オフ状態にある画素上に入射する光ビームは遮断され、故に、スクリーン46に到達しない。このように、変調器パネル46の影を投射スクリーン56上に効果的に投射することによって画像が生み出される。
図1a及び1bの装置10と同様に、この投射ディスプレイ装置40は、映写レンズなしに機能し、それは再びコンパクトな投射ディスプレイ装置を可能にする。
図2a及び2b中の透過型2D変調器パネルを反射型LCDパネル又はデジタルミラーデバイス(DMD)のような反射型2Dパネルによって置換し得る。この場合には、パネルは、正面から照明されなければならない。図3は、反射型2Dパネルを含む本発明に従った投射ディスプレイシステム60の組織構成の実施例を示しており、そこでは、光源及びビーム成形光学素子42からの光を変調器パネル62上に向けるために、偏光ビームスプリッタ69が使用される。DMDパネルの場合には、偏光方向を回転するために、1/4−λ板も組み込まれるべきである。
上述のように、本発明の第一実施態様に従った投射ディスプレイ装置は、如何なる映写レンズをも含まない。これは投射画像の解像度が限定的であることを意味する。このための理由は、変調器パネルの各画素での光の回折である。
表示され得るべき最小の特徴は、回析限界から見い出される。画素での回折に起因する光ビームの角度における変化は、θ=λ/dのオーダ内にあり、ここで、θは角度における変化であり、λは、光の波長であり、dは画素ピッチである。最小画素ピッチを導き出すために、角度θにおける変化は、光源から見られると、1つの画素から隣接する画素への間で移動するときに、即ち、φ=d/Lであるときに、角度Φにおける変化と同一でなければならず、ここで、φは、角度であり、Lは、パネルへの光源の(有効)距離である。φ=θという設定は、
Figure 2008512714
及び
Figure 2008512714
を生じる。よって、例えば、パネル背後の光源2を用いたλ=500nmを備える緑色光のために、これは変調器パネルで0.1mm画素を生じる。2cmの高さパネルのために、互いに下方に約200画素を表示することが可能である。投射スクリーンでの画素サイズは、さらに、
Figure 2008512714
によってもたらされ、ここで、Ltotは、光源と投射スクリーンとの間の距離である。光源と投射スクリーンとの間の10cmの距離のために、これは0.5mmの画素サイズを生じる。
しかしながら、画素のサイズに依存して、オン状態にある一群の画素の縁部は、オン状態にある単一画素の縁部よりも鮮明になる。故に、特定の画素を選択的にオンに切り換え且つ特定の画素をオフに切り換えることによって、或いは、グレースケールを調節することによって、投射画像を向上されることが可能である。好ましくは、どの画素が調節するかは、変調器パネルの各画素での光ビームのための回折パターンに基づいて決定されなければならない。投射画像がどのように見えるかは、フーリエ光学方法を使用することによって予測され得る。このように、回折パターンを考慮に入れてパネル内容を調節することによって、投射画像を改良することができ、且つ、比較的高品質な画像を得ることができる。
投射画像の品質をさらに向上する方法は、画素境界に起因する干渉パターンが無視し得る程度であるよう、即ち、画素の連続体を作るよう、画素間の境界を極めて小さくすることである。例えば、透過側LCD変調器パネルの場合には、これは変調器パネルの両側にレンズ配列を加えることによって実現し得る。また、画素の連続体を効果的に有するGLV及びKodak GEMSも使用し得る。
図4は、本発明の第二実施態様に従った投射ディスプレイ装置70を示している。投射ディスプレイ装置70は、レーザ光源72と、ビーム成形光学素子74と、二次元配列の光変調素子78を含む透過型空間光変調器76、例えば、透過型LCDパネルと、画像データを受信し且つ変調器76を制御するための制御装置80と、小さな映写レンズ80の配列を含むセグメント化された映写レンズ82とを含む。変調器76の各光変調素子78は、もし素子又は画素が「オン」であるならば入射光を通し、もし素子が「オフ」であるならば入射光を遮断するよう配置されている。
図2a及び2bに関して上述されたように、光源72によって生成される光は、変調器76を照明するために、ビーム成形光学素子74を使用して、二次元に発散する光に変換される。
変調器76は、発散光を受光し、それを空間的に変調して、二次元画像を形成するよう配置される。オフ状態において画素上に入射する光ビームは遮断され、故に、セグメント化された映写レンズ82に到達しないのに対し、オン状態にある画素上に入射する光ビームは変調器パネル76を通じて透過され、セグメント化された映写レンズ82を用いて投射スクリーン82上に投射される。投射画像の解像度は、従来的な非セグメント化された映写レンズを使用するときと同一であり、同時に、各映写レンズ84のより短い焦点距離の故に、セグメント化された映写レンズ82を変調器76により近接して配置し得る。焦点距離は、映写レンズ84の半径のオーダ内にある。
セグメント化された映写レンズ82の各レンズ84の故に、スクリーン上の画素は、各レンズ84のために、頂部から底部に並びに左から右に逆転される。従って、パネル内容物は、制御装置80を用いて、相応して調節されなければならない。
セグメント化された映写レンズ82は、パネル76からセグメント化された映写レンズ82へ発散する光の故に、変調器パネル76よりも幾分大きいことが留意されるべきである。また、レンズ84は、投影される画像中のレンズ84の縁部の如何なる視認性をも低減するために、僅かにオーバーラップし得る。
上記された投射ディスプレイ装置の両方の実施態様のために、既知の技法に従って色を実現し得る。例えば、変調器パネルを照明する光源は、異なる色の3つのレーザを含むことができ、それによって、色画像が形成されるよう、或いは、色フィルタを用い得るよう等、3つの色のそれぞれを順次的に投射し得る。
本発明は上記された実施態様に限定されない。当業者であれば、添付の請求項に請求されるような発明の範囲から逸脱することなしに、変更及び変形を成し得ることを認識するであろう。例えば、代替的に、セグメント化された映写レンズを、図1a及び1bに関して記載される光弁配列のような1D変調器パネルと共に使用し得る。
1D変調器及び走査鏡を含む本発明の第一実施態様の1つの変形に従った投射ディスプレイ装置を概略的に示す上面図である。 図1aの投射ディスプレイ装置を概略的に示す側面図である。 透過型2D変調器パネルを含む本発明の第一実施態様の他の変形に従った投射ディスプレイ装置を概略的に示す上面図である。 図2aの投射ディスプレイ装置を概略的に示す側面図である。 反射型2D変調器パネルを含む本発明に従った投射ディスプレイ装置を概略的に示す側面図である。 セグメント化された映写レンズを含む本発明の第二実施態様を概略的に示す側面図である。

Claims (15)

  1. 光変調素子の配列を含む空間光変調器と、
    該空間光変調器を照明するよう配置される光源とを含む、
    投射ディスプレイ装置であって、
    前記空間光変調器の各光変調素子は、少なくとも一次元に発散する光によって照明され、該光は、前記空間光変調器によって空間的に変調されることを特徴とする、
    投射ディスプレイ装置。
  2. 前記空間的に変調された光は、投射スクリーンの上に発散器に投射される、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  3. 各光変調素子での回析の角度が、前記光源から見られるときに、2つの隣接する光変調素子の間の角度以下である、請求項2に記載の投射ディスプレイ装置。
  4. 画像データを受信し、且つ、前記空間光変調器を制御するよう配置される制御装置をさらに含み、
    該制御装置は、各光変調素子での光の回析パターン及び前記受信される画像データに基づき、前記空間光変調器の前記光変調素子を制御するよう構成される、
    請求項2又は3に記載の投射ディスプレイ装置。
  5. 光を投射スクリーンの上に投射するためのセグメント化された映写レンズをさらに含む、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  6. 前記セグメント化された映写レンズは、映写レンズの配列を含み、各映写レンズは、一組の光変調素子と関連付けられる、請求項5に記載の投射ディスプレイ装置。
  7. 前記光源は、ビーム成形光学素子を含む、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  8. 前記空間光変調器は、透過型又は反射型である、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  9. 前記空間光変調器は、1D空間光変調器であり、当該投射ディスプレイ装置は、2D画像を形成するために、前記空間光変調器によって変調される光を走査するための手段をさらに含む、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  10. 前記1D空間光変調器は、一次元配列のフォイルバー光弁の配列であり、当該投射ディスプレイ装置は、前記1D空間光変調器によって変調される光をフィルタリングするための手段をさらに含む、請求項9に記載の投射ディスプレイ装置。
  11. 前記空間光変調器は、2D空間光変調器である、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  12. 前記2D空間光変調器は、透過型LCDパネル、反射型LCDパネル、及び、デジタルミラーデバイスのうちの1つである、請求項11に記載の投射ディスプレイ装置。
  13. 前記光源は、少なくとも1つのレーザ源である、請求項1に記載の投射ディスプレイ装置。
  14. 請求項1に記載の投射ディスプレイ装置を含むハンドヘルド装置。
  15. 当該ハンドヘルド装置は、携帯電話である、請求項14に記載のハンドヘルド装置。
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