JP2916059B2 - 油圧パワーステアリング装置用制御バルブ - Google Patents

油圧パワーステアリング装置用制御バルブ

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JP2916059B2
JP2916059B2 JP4355603A JP35560392A JP2916059B2 JP 2916059 B2 JP2916059 B2 JP 2916059B2 JP 4355603 A JP4355603 A JP 4355603A JP 35560392 A JP35560392 A JP 35560392A JP 2916059 B2 JP2916059 B2 JP 2916059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧パワーステアリン
グ装置において操舵補助力を制御するために用いられる
制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧パワーステアリング装置にあって
は、ポンプとタンクと操舵補助力発生用油圧アクチュエ
ータとを連通する流路の絞り部の開度を、操舵抵抗が大
きくなると操舵補助力が大きくなるよう変化させる絞り
手段を備える制御バルブが従来より用いられている。
【0003】このような制御バルブにおいて、低速走行
時における操舵の高応答性と高速走行時における操舵の
安定性を満足させるため、前記流路の高圧側を低圧側に
バイパスするバイパス路と、このバイパス路の絞り部の
開度を速度や操舵角といった運転条件に応じ変化させる
運転条件感応型絞り弁とを設けることが行なわれてい
る。これにより、図25において実線で示すように、低
速走行時や停車時にあっては運転条件感応型絞り弁によ
りバイパス路の絞り部の開度を小さくすることで、操舵
入力トルクが小さくても操舵補助力を発生させる油圧の
増加割合を大きくし、操舵の高応答性を満足させてい
る。一方、高速走行時にあっては、運転条件感応型絞り
弁によりバイパス路の絞り部の開度を大きくすること
で、操舵入力トルクを大きくしない限り操舵補助力を発
生させる油圧の増加割合が大きくならないようにし、操
舵の安定性を満足させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の制御バルブ
では、操舵補助力を発生させる油圧が小さい範囲(例え
ば図25において破線Aよりも下方の範囲)では、その
油圧は操舵入力トルクが一定の大きさを超えた時点で増
加割合が急激に大きくなる。
【0005】そうすると、据え切り時や低速での旋回時
を除いては、操舵補助力を発生させる油圧が小さい範囲
で運転を行なうのが通常であるため、車速に応じた操舵
フィーリングの差を殆ど感じることができず、操舵補助
力の急激な変化のみが際立つという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる油圧パワーステアリング装置用制御バルブ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプとタン
クと操舵補助力発生用油圧アクチュエータとを連通する
流路の絞り部の開度を、操舵抵抗が大きくなると操舵補
助力が大きくなるように変化させる絞り手段を備える油
圧パワーステアリング装置用制御バルブにおいて、前記
流路の高圧側を低圧側に連通するバイパス路と、このバ
イパス路の絞り部の開度を車両速度の増大により大きく
なるように運転条件に応じて変化させる絞り手段と、そ
のバイパス路の絞り部の開度を前記流路の高圧側圧力の
増大により予め定めた設定値まで大きくなるように前記
流路の高圧側圧力に応じ変化させる絞り手段とが設けら
れているものである。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、低速走行時や停車時に
あってはバイパス路の絞り部の開度を小さくすること
で、操舵入力トルクが小さくても操舵補助力を発生させ
る油圧の増加割合を大きくし、操舵の高応答性を満足さ
せることができる。一方、高速走行時にあっては、バイ
パス路の絞り部の開度を大きくすることで操舵入力トル
クを大きくしない限り操舵補助力を発生させる油圧の増
加割合が大きくならないようにし、操舵の安定性を満足
させることができる。
【0009】また、ポンプとタンクと操舵補助力発生用
油圧アクチュエータとを連通する流路の高圧側圧力が大
きくなるに従いバイパス路の絞り部の開度を予め定めた
設定値まで大きくすることで、操舵補助力を発生させる
油圧が小さい範囲において、その油圧の急激な増加を緩
和して油圧の増加割合を均一化できる。これにより、そ
の油圧が小さい範囲において操舵を行なう場合に、車速
に応じた操舵フィーリングを得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1に示すラックピニオン式油圧パワース
テアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連
結される入力軸2と、この入力軸2にトーションバー6
を介し連結される出力軸3を備えている。そのトーショ
ンバー6は、ピン4を介し入力軸2に連結され、セレー
ション5を介して出力軸3に連結されている。その入力
軸2は、ベアリング8を介しバルブハウジング7により
支持され、ベアリング12を介し出力軸3により支持さ
れている。その出力軸3は、ベアリング10、11を介
してラックハウジング9により回転可能に支持されてい
る。その出力軸3にピニオン15が形成され、このピニ
オン15に噛み合うラック16に操舵用車輪(図示省
略)が連結される。これにより、操舵による入力軸2の
回転は、トーションバー6を介してピニオン15に伝達
され、このピニオン15の回転によりラック16は車両
幅方向に移動し、このラック16の移動により車両の操
舵がなされる。なお、入出力軸2、3とバルブハウジン
グ7との間にはオイルシール42、43が介在する。ま
た、ラック16を支持するサポートヨーク40がバネ4
1の弾性力によりラック16に押し付けられている。
【0012】操舵補助力を付与する油圧アクチュエータ
として油圧シリンダ20が設けられている。この油圧シ
リンダ20は、ラックハウジング9により構成されるシ
リンダチューブと、ラック16に一体化されるピストン
21を備えている。そのピストン21により仕切られる
油室22、23に操舵方向と操舵抵抗に応じて圧油を供
給するため、ロータリー式油圧制御バルブ30が設けら
れている。
【0013】その制御バルブ30は、バルブハウジング
7に回転可能に挿入されている筒状の第1バルブ31
と、この第1バルブ31に相対回転可能に挿入されてい
る第2バルブ32とを備えている。その第1バルブ31
は出力軸3にピン29を介して同行回転するよう連結さ
れている。その第2バルブ32は入力軸2と一体的に成
形され、入力軸2の外周部が第2バルブ32とされ、こ
れにより第2バルブ32は入力軸2と同行回転する。
【0014】そのバルブハウジング7に、ポンプ70に
接続される入口ポート(ポンプポート)34と、タンク
71に接続される出口ポート(タンクポート)36と、
前記油圧シリンダ20の一方の油室22に接続される第
1ポート37と、他方の油室23に接続される第2ポー
ト38とが設けられている。各ポート34、36、3
7、38は、その第1バルブ31と第2バルブ32との
間に形成された弁間流路27を介し互いに連通する。そ
の弁間流路27の絞り部の開度は、入力軸2と出力軸3
との相対回転により変化する。
【0015】すなわち、図2〜図8に示すように、第1
バルブ31の内周に第1バルブ側凹部50が周方向に関
し互いに等間隔に8ケ所形成され、第2バルブ32の外
周に第2バルブ側凹部51が周方向に関し互いに等間隔
に8ケ所形成されている。その第1バルブ側凹部50
は、第1バルブ31に形成された流路53を介して前記
第1ポート37に連通するものと、第1バルブ31に形
成された流路54を介して第2ポート38に連通するも
のとが周方向に沿って交互に並列する。その第2バルブ
側凹部51は、第1バルブ31に形成された圧油供給路
55を介して前記入口ポート34に連通するものと、前
記出口ポート36に連通するものとが周方向に沿って交
互に並列する。その出口ポート36に連通する第2バル
ブ側凹部51は、入力軸2に形成された流路52aを介
しトーションバー6と入力軸2との内外周間の空間に連
通し、そのトーションバー6と入力軸2との内外周間の
空間は、入力軸2に形成された流路52bを介し出口ポ
ート36に連通する。
【0016】その第1バルブ側凹部50の軸方向に沿う
縁と第2バルブ側凹部51の軸方向に沿う縁との周方向
間が絞り部A、B、C、Dとされている。
【0017】その入力軸2と出力軸3は、路面から操舵
用車輪を介し伝達される抵抗によるトーションバー6の
捩れによって相対回転する。その相対回転により第1バ
ルブ31と第2バルブ32とが相対回転することで弁間
流路27の絞り度が変化し、操舵補助力を付与する油圧
シリンダに操舵方向と操舵抵抗に応じて圧油が供給され
る。すなわち、図4〜図7は操舵が行なわれていない状
態を示し、入口ポート34と出口ポート36とが弁間流
路27を介し連通し、ポンプ70から制御バルブ30に
流入する油はタンク71に還流し、操舵補助力は発生し
ない。この状態から左右一方へ操舵することによって生
じる操舵抵抗により第1バルブ31と第2バルブ32と
が相対回転すると、第1バルブ側凹部50に対する第2
バルブ側凹部51の周方向相対位置が変化し、これによ
り第1バルブ31と第2バルブ32の弁間流路27の絞
り部の開度が変化する。すなわち、入口ポート34と第
1ポート37との間の絞り部Aの流路面積が大きくなっ
て開度が大きくなり、第1ポート37と出口ポート36
との間の絞り部Bにおいて流路面積が小さくなって開度
が小さくなり、入口ポート34と第2ポート38との間
の絞り部Cにおいて流路面積が小さくなって開度が小さ
くなり、第2ポート38と出口ポート36との間の絞り
部Dにおいて流路面積が大きくなって開度が大きくな
る。これにより、油圧シリンダ20の一方の油室22に
操舵方向と操舵抵抗に応じた圧力の圧油が供給され、ま
た、他方の油室23からタンク71に油が還流し、車両
の左右一方への操舵補助力が油圧シリンダ20からラッ
ク16に作用する。また、左右他方へ操舵すると入力軸
2と出力軸3とが逆方向に相対回転し、入口ポート34
と第1ポート37との間の絞り部Aにおいて開度は小さ
くなり、第1ポート37と出口ポート36との間の絞り
部Bにおいて開度は大きくなり、入口ポート34と第2
ポート38との間の絞り部Cにおいて開度は大きくな
り、第2ポート38と出口ポート36との間の絞り部D
において開度は小さくなる。これにより、車両の左右他
方への操向補助力が油圧シリンダ20からラック16に
作用する。
【0018】前記バルブハウジング7に、ポンプ70と
タンク71と油圧シリンダ20とを連通する流路の高圧
側である弁間流路27の絞り部A、Cの上流側を、低圧
側であるタンク71側に連通するバイパス路80と、こ
のバイパス路80の絞り部の開度を運転条件に応じ変化
させる運転条件感応型絞り弁81と、そのバイパス路8
0の絞り部の開度を絞り部A、Cの上流側圧力に応じ変
化させる回路圧感応型絞り弁82とが設けられている。
【0019】そのバイパス路80は、一端がバルブハウ
ジング7に形成されたバイパスポート39に接続される
と共に他端が運転条件感応型絞り弁81の入口ポート8
1aに接続される第1流路80aと、一端が運転条件感
応型絞り弁81の入口ポート81aに接続されると共に
他端が回路圧感応型絞り弁82の入口ポート82aに接
続される第2流路80bと、一端が回路圧感応型絞り弁
82の出口ポート82bに接続されると共に他端が運転
条件感応型絞り弁81の出口ポート81bに接続される
第3流路80cと、一端が運転条件感応型絞り弁81の
出口ポート81bに接続されると共に他端が制御バルブ
30の出口ポート36に連通する第4流路80dとから
構成されている。なお、そのバイパスポート39は、図
6に示すように、第1バルブ31に形成された流路59
を介し前記弁間流路27に連通する。また、バイパス路
80の第4流路80dは、第1バルブ31の下方から第
2バルブ32とトーションバー6との内外周間を介し制
御バルブ30の出口ポート36に連通する。
【0020】その運転条件感応型絞り弁81は、バルブ
ハウジング7に挿入された筒部材90と、この筒部材9
0に挿入されているスプール91と、そのスプール91
を電磁力により作動させるソレノイド92と、そのソレ
ノイド92を車速に応じ制御する車速センサを有する制
御装置93とを備える。図9に示すように、その筒部材
90に前記入口ポート81aと出口ポート81bとが形
成され、その入口ポート81aと出口ポート81bとの
間に構成される絞り部の開度を変化させるランド部91
aがスプール91の外周に形成されている。そのスプー
ル91はソレノイド92の電磁力により車速の増加に伴
い図において下方に移動し、車速の減少に伴い図外バネ
の弾性力により図において上方に移動する。そのスプー
ル91の下方移動により入口ポート81aと出口ポート
81bとの間に構成される絞り部すなわちバイパス路8
0の絞り部の開度が大きくなり、上方移動によりそのバ
イパス路80の絞り部の開度が小さくなる。
【0021】その回路圧感応型絞り弁82は、図9に示
すように、バルブハウジング7に挿入された筒部材10
0と、この筒部材100に挿入されている筒状のスプー
ル101と、そのスプール101を図において下方に押
すバネ102とを有する。その筒部材100に前記入口
ポート82aと出口ポート82bとが形成されている。
そのスプール101に周溝101aが形成され、この周
溝101aの底部にスプール101の内外を連通する通
孔101cが形成され、そのスプール101の内部は筒
部材100の下端外周とバルブハウジング7の内周との
間の隙間により構成される出口ポート82bに連通し、
その周溝101aの図において上方側が入口ポート82
aと周溝101aとの間に構成される絞り部の開度設定
用ランド部101bとされている。そのランド部101
bの下方側面積は、その周溝101aの下方側面積より
も大きくされている。これにより、スプール101は前
記絞り部A、Cの上流側圧力の増加に伴い上方移動し、
その圧力の減少により下方に移動する。そのスプール1
01の上方移動により入口ポート82aと周溝101a
との間に構成される絞り部すなわちバイパス路80の絞
り部の開度が大きくなり、下方移動によりそのバイパス
路80の絞り部の開度が小さくなる。その入口ポート8
2aの開度の最大値はスプール101の上方移動をスト
ッパー104により規制することで予め設定され、その
バイパス路80の絞り部の開度を絞り部A、Cの上流側
圧力の増加の増大により予め定めた設定値まで大きくす
る。
【0022】上記構成によれば図10に示す油圧回路が
構成され、低速走行時や停車時にあっては、運転条件感
応型絞り弁81によってバイパス路80の絞り部の開度
を小さくすることで、操舵入力トルクが小さくても操舵
補助力を発生させる油圧の増加割合を大きくし、操舵の
高応答性を満足させている。一方、高速走行時にあって
は、運転条件感応型絞り弁81によってバイパス路80
の絞り部の開度を大きくすることで、操舵入力トルクを
大きくしない限り操舵補助力を発生させる油圧の増加割
合が大きくならないようにし、操舵の安定性を満足させ
ている。
【0023】また、回路圧感応型絞り弁82によってバ
イパス路80の絞り部の開度を、絞り部A、Cの上流側
圧力が大きくなるに従い大きくすることで、操舵補助力
を発生させる油圧が小さい範囲において、その油圧の急
激な増加を緩和して油圧の増加割合を均一化できる。例
えば、図25において、回路圧感応型絞り弁82を設け
ない場合は実線で示す特性となるのに対し、回路圧感応
型絞り弁82を設けることで2点鎖線で示すように、回
路圧感応型絞り弁82の入口ポート82aが全開になる
までの範囲(破線Aよりも図中下方の範囲)において、
入力トルクに対しその油圧が直線的に増加する特性にで
きる。これにより、油圧が小さい範囲において操舵を行
なう場合に、車速に応じた操舵フィーリングを得ること
ができる。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではバイパス路80の
絞り部の開度を運転条件感応型絞り弁81と回路圧感応
型絞り弁82とにより変化させたが、図11の第1変形
例に示すように、単一の電磁弁120により同様の機能
を奏させることができる。
【0025】すなわち、弁間流路27の絞り部A、Cの
上流側をタンク71側に連通するバイパス路180は、
一端が制御バルブ30のバイパスポート39に接続され
ると共に他端が電磁弁120の入口ポート120aに接
続される第1流路180aと、一端が電磁弁120の第
1出口ポート120bに接続されると共に他端が制御バ
ルブ30の出口ポート36に接続される第2流路180
bと、一端が電磁弁120の第2出口ポート120cに
接続されると共に他端が制御バルブ30の出口ポート3
6に接続される第3流路180cとから構成されてい
る。なお、その第2流路180bは第1バルブ31の上
方から出口ポート36に連通し、その第3流路180c
は第1バルブ31の下方から第2バルブ32とトーショ
ンバー6との内外周間を介し制御バルブ30の出口ポー
ト36に連通する。
【0026】その電磁弁120は、バルブハウジング7
に挿入された第1スプール121と、この第1スプール
121に挿入されている第2スプール122と、その第
1スプール121を図において下方に押すバネ125
と、その第2スプール122を電磁力により作動させる
ソレノイド123と、そのソレノイド123を車速に応
じ制御する車速センサを有する制御装置124とを備え
ている。
【0027】その第1スプール121に前記入口ポート
120aが形成され、その第1スプール121の上方が
前記第1出口ポート120bとされている。その第2ス
プール122の上部外周に周溝122aが形成され、こ
の周溝122aの底部に第2スプール122の内外を連
通する通孔122cが形成され、この第2スプール12
2の内部が第1出口ポート120bに連通し、その周溝
122aの図において下方側が入口ポート120aと第
1出口ポート120bとの間に構成される絞り部の開度
設定用ランド部122bとされている。その第2スプー
ル122はソレノイド123の電磁力により車速の増加
に伴い図において下方に移動し、車速の減少に伴い図外
バネの弾性力により図において上方に移動する。その第
2スプール122の下方移動により入口ポート120a
と第1出口ポート120bとの間に構成される絞り部す
なわちバイパス路180の絞り部の開度が大きくなり、
上方移動によりそのバイパス路180の絞り部の開度が
小さくなる。
【0028】また、その第1スプール121の下部外周
に周溝121c′が形成され、この周溝121c′の底
部に第1スプール121の内外を連通する通孔121
c″が形成され、この周溝121c′と周溝121c″
とを介し入口ポート120aと第2出口ポート120c
とが連通する。また、その周溝121c′の図において
上方側が第2出口ポート120cと周溝121c′との
間に構成される絞り部の開度設定用ランド部121aと
されている。このランド部121aの下方側面積は、そ
の周溝121c′の下方側面積よりも大きくされてい
る。これにより、第1スプール121は前記絞り部A、
Cの上流側圧力の増加に伴い上方移動し、その圧力の減
少により下方に移動し、その上方移動はストッパー13
4により規制される。その第1スプール121の上方移
動により第2出口ポート120cと周溝121c′との
間におけるバイパス路180の絞り部の開度が大きくな
り、下方移動によりそのバイパス路180の絞り部の開
度が小さくなる。
【0029】この第1変形例において他は上記実施例と
同様で同一部分は同一符号で示す。この第1変形例によ
れば、図12に示す油圧回路が構成され、上記実施例と
同様の作用効果を奏することができ、また、ステアリン
グ装置を小型化できる。
【0030】また、上記実施例ではバイパス路80の絞
り部を並列に配置したが、図13の第2変形例に示すよ
うに直列に配置してもよい。すなわち、弁間流路27の
絞り部A、Cの上流側をタンク71側に連通するバイパ
ス路280は、一端が制御バルブ30のバイパスポート
39に接続されると共に他端が電磁弁220の入口ポー
ト220aに接続される第1流路280aと、一端が電
磁弁220の出口ポート220bに接続されると共に他
端が制御バルブ30の出口ポート36に接続される第2
流路280bとから構成されている。なお、その第2流
路180bは第1バルブ31の下方から第2バルブ32
とトーションバー6との内外周間を介し制御バルブ30
の出口ポート36に連通する。
【0031】その電磁弁220は、バルブハウジング7
に挿入された第1スプール221と、この第1スプール
221に挿入されている第2スプール222と、その第
1スプール221を図において下方に押すバネ225
と、その第2スプール222を電磁力により作動させる
ソレノイド223と、そのソレノイド223を車速に応
じ制御する車速センサを有する制御装置224とを備え
ている。
【0032】その第1スプール221に前記入口ポート
220aが形成されている。また、第1スプール221
の外周に周溝221b′が形成され、この周溝221
b′の底部に第1スプール221の内外を連通する通孔
221b″が形成されている。この周溝221b′と通
孔221b″とを介し入口ポート220aと出口ポート
220bとが連通する。その第2スプール222はソレ
ノイド223の電磁力により車速の増加に伴い図におい
て下方に移動し、車速の減少に伴い図外バネの弾性力に
より図において上方に移動する。この第2スプール22
2の外周に通孔221b″と入口ポート220aとの間
に構成される絞り部の開度設定用第1ランド部222a
が形成され、その絞り部すなわちバイパス路280の絞
り部の開度は第2スプール222の下方移動により大き
くなり、また、第2スプール222の上方移動により小
さくなる。
【0033】また、その第1スプール221の外周の周
溝221b′の図において上方側が出口ポート220b
と周溝221b′との間に構成される絞り部の開度設定
用第2ランド部221bとされている。この第2ランド
部221bの下方側面積は、その周溝221b′の下方
側面積よりも大きくされている。これにより、第1スプ
ール221は前記絞り部A、Cの上流側圧力の増加に伴
い上方移動し、その圧力の減少により下方に移動し、そ
の上方移動はストッパー234により規制される。その
第1スプール221の上方移動により出口ポート220
bと周溝221b′との間におけるバイパス路280の
絞り部の開度が大きくなり、下方移動によりそのバイパ
ス路280の絞り部の開度が小さくなる。
【0034】この第2変形例において他は上記実施例と
同様で同一部分は同一符号で示す。この第2変形例によ
れば、図14に示す油圧回路が構成され、上記実施例と
同様の作用効果を奏することができ、また、ステアリン
グ装置を小型化できる。
【0035】また、上記実施例ではバイパス路を制御バ
ルブ30の絞り部A、Cの上流に接続したが、例えば図
15〜図17の第3変形例に示すように絞り部Aと絞り
部Bとの間および絞り部Cと絞り部Dとの間に接続して
もよい。
【0036】すなわち、バルブハウジング7に、弁間流
路27の絞り部Aと絞り部Bとの間をタンク71側に連
通する第1バイパス路380aと、弁間流路27の絞り
部Cと絞り部Dとの間をタンク71側に連通する第2バ
イパス路380bと、各バイパス路380a、380b
の絞り部の開度を弁間流路27の高圧側圧力に応じ変化
させる回路圧感応型絞り弁382と、各バイパス路38
0a、380bの絞り部の開度を運転条件に応じ変化さ
せる運転条件感応型絞り弁381とが設けられている。
【0037】その第1バイパス路380aは、一端が制
御バルブ30の第1ポート37に接続されると共に他端
が回路圧感応型絞り弁382の第1接続ポート382a
に接続される第1流路380a′と、一端が回路圧感応
型絞り弁382の第1接続ポート382aに接続される
と共に他端が運転条件感応型絞り弁381の第1接続ポ
ート381aに接続される第2流路380a″と、一端
が運転条件感応型絞り弁381の出口ポート381cに
接続されると共に他端が回路圧感応型絞り弁382の出
口ポート382cを介し制御バルブ30の出口ポート3
6に接続される第3流路380cとから構成されてい
る。その第2バイパス路380bは、一端がバルブハウ
ジング7に形成された制御バルブ30の第2ポート38
に接続されると共に他端が回路圧感応型絞り弁382の
第2接続ポート382bに接続される第1流路380
b′と、一端が回路圧感応型絞り弁382の第2接続ポ
ート382bに接続されると共に他端が運転条件感応型
絞り弁381の第2接続ポート381bに接続される第
2流路380b″と、前記第3流路380cとから構成
されている。
【0038】その回路圧感応型絞り弁382は、図16
に示すように、バルブハウジング7の挿入孔400に挿
入されている筒状のスプール401と、そのスプール4
01を図において下方に押すバネ402とを有する。そ
の挿入孔400の内周に一対の周溝が図中上下に離間し
て形成され、その周溝の一方が前記第1接続ポート38
2aとされ他方が第2接続ポート382bとされてい
る。各接続ポート382a、382bと対向するように
スプール401の外周に一対の周溝401a、401b
が形成され、各周溝401a、401bの底部にスプー
ル401の内外を連通する通孔401c、401dが形
成され、そのスプール401の内部は前記出口ポート3
82cに連通する。その第1接続ポート382aと一方
の周溝401aとの間が第1絞り部Eとされ、その第2
接続ポート382bと他方の周溝401bとの間が第2
絞り部Fとされている。両絞り部E、Fの間においてス
プール401の外周に周溝401fが形成され、この周
溝401fと制御バルブ30の入口ポート34を連通す
る流路403がバルブハウジング7に形成されている。
そのスプール401は周溝401fより図中上方側が下
方側よりも大径とされ、これにより周溝401fの図中
上方側面積は下方側面積よりも大きくされている。よっ
て、スプール401は制御バルブ30の絞り部Bまたは
絞り部Dの上流側圧力の増加に伴い上方移動し、その圧
力の減少により下方に移動し、そのスプール401の上
方移動により第1絞り部Eおよび第2絞り部Fの開度が
大きくなり、下方移動により第1絞り部Eおよび第2絞
り部Fの開度は小さくなる。各絞り部E、Fの開度の最
大値はスプール401の上方移動を規制するストッパー
404を設けることで予め設定されている。すなわち、
各バイパス路380a、380bの絞り部E、Fの開度
は弁間流路27の高圧側圧力の増大により予め定めた設
定値まで大きくなる。
【0039】その運転条件感応型絞り弁381は、バル
ブハウジング7に挿入された筒部材390と、この筒部
材390に挿入されている筒状のスプール391と、そ
のスプール391を電磁力により作動させるソレノイド
392と、そのソレノイド392を車速に応じ制御する
車速センサを有する制御装置393とを備える。図16
に示すように、その筒部材390の外周に形成された一
対の周溝の下方側が前記第1接続ポート381aとさ
れ、上方側が第2接続ポート381bとされている。そ
のスプール391の外周に一対の周溝394、395が
形成され、一方の周溝394と第1接続ポート381a
とを連通する通孔396が筒部材390に形成され、他
方の周溝395と第2接続ポート381bとを連通する
通孔397が筒部材390に形成されている。そのスプ
ール391の外周の一方の周溝394と一方の通孔39
6との間が第3絞り部Gとされ、そのスプール391の
外周の他方の周溝395と他方の通孔397との間が第
4絞り部Hとされている。そのスプール391の外周の
各周溝394、395とそのスプール391の内部を連
通する通孔398、399が形成され、そのスプール3
91の内部は前記出口ポート381cに連通する。その
スプール391はソレノイド392の電磁力により車速
の増加に伴い図において下方に移動し、車速の減少に伴
い図外バネの弾性力により図において上方に移動する。
そのスプール391の下方移動により第3絞り部Gと第
4絞り部Hの開度が大きくなり、上方移動により第3絞
り部Gと第4絞り部Hの開度が小さくなる。すなわち、
各バイパス路380a、380bの絞り部の開度は車両
速度の増大により大きくなる。
【0040】この第3変形例において他は上記実施例と
同様で同一部分は同一符号で示す。この第3変形例によ
れば、図17に示す油圧回路が構成され、上記実施例と
同様の作用効果を奏することができる。
【0041】また、上記第3変形例では回路圧感応型絞
り弁382の絞り部E、Fと運転条件感応型絞り弁38
1G、Hとを並列に接続したが、図18の第4変形例に
示すように直列に接続してもよい。この第4変形例にお
いて他は上記第3変形例と同様で同一部分は同一符号で
示す。
【0042】また、図19〜図21の第5変形例に示す
ように、バイパス路を制御バルブ30の絞り部Aと絞り
部Bとの間および絞り部Cと絞り部Dとの間に接続する
と共に、運転条件感応型絞り弁と回路圧感応型絞り弁の
機能を単一の電磁弁に奏させてもよい。
【0043】すなわち、バルブハウジング7に、弁間流
路27の絞り部Aと絞り部Bとの間をタンク71側に連
通する第1バイパス路480aと、弁間流路27の絞り
部Cと絞り部Dとの間をタンク71側に連通する第2バ
イパス路480bと、各バイパス路480a、480b
の絞り部の開度を車速および弁間流路27の高圧側圧力
に応じ変化させる電磁弁482とが設けられている。
【0044】その第1バイパス路480aは、一端が制
御バルブ30の第1ポート37に接続されると共に他端
が電磁弁482の第1接続ポート482aに接続される
流路480a′と、一端が電磁弁482の出口ポート4
82cに接続されると共に他端が制御バルブ30の出口
ポート36に接続される流路480cとから構成されて
いる。その第2バイパス路480bは、一端がバルブハ
ウジング7に形成された制御バルブ30の第2ポート3
8に接続されると共に他端が電磁弁482の第2接続ポ
ート482bに接続される流路480b′と、前記流路
480cとから構成されている。
【0045】その電磁弁482は、図20に示すよう
に、バルブハウジング7の挿入孔500に挿入されてい
る筒状の第1スプール501と、その第1スプール50
1を図において下方に押すバネ502と、その第1スプ
ール501に挿入されている筒状の第2スプール491
と、その第2スプール491を電磁力により作動させる
ソレノイド492と、そのソレノイド492を車速に応
じ制御する車速センサを有する制御装置493とを備え
る。その挿入孔500の内周に一対の周溝が図中上下に
離間して形成され、その周溝の一方が第1バイパス路4
80aに常時連通する前記第1接続ポート482aとさ
れ他方が第2バイパス路480bに常時連通する前記第
2接続ポート482bとされている。各接続ポート48
2a、482bと対向するように第1スプール501の
外周に一対の周溝501a、501bが形成されてい
る。その第2スプール491の外周に一対の周溝49
4、495が形成され、一方の周溝494と第1接続ポ
ート482aとを連通する通孔496が第1スプール5
01に形成され、他方の周溝495と第2接続ポート4
82bとを連通する通孔497が第1スプール502に
形成されている。その第2スプール491の外周の一方
の周溝494と一方の通孔496との間が第1絞り部I
とされ、その第2スプール491の外周の他方の周溝4
95と他方の通孔497との間が第2絞り部Jとされて
いる。その第2スプール491の外周の各周溝494、
495とその第2スプール491の内部を連通する通孔
498、499が形成され、その第2スプール491の
内部は前記出口ポート482cに連通する。
【0046】その第1接続ポート482aと第2接続ポ
ート482bとの間において第1スプール501の外周
に周溝501fが形成され、この周溝501fと制御バ
ルブ30の入口ポート34を連通する流路503がバル
ブハウジング7に形成されている。その第1スプール5
01は周溝501fより図中上方側が下方側よりも大径
とされ、これにより周溝501fの内面の図中上方側面
積は下方側面積よりも大きくされている。よって、スプ
ール501は制御バルブ30の絞り部Bまたは絞り部D
の上流側圧力の増加に伴い上方移動し、その圧力の減少
により下方に移動し、その第1スプール501の上方移
動により第1絞り部Iおよび第2絞り部Jの開度が大き
くなり、下方移動により第1絞り部Iおよび第2絞り部
Jの開度は小さくなる。この第1スプール501の上方
移動に伴う各絞り部I、Jの開度の最大値はスプール5
01の上方移動を規制するストッパー504を設けるこ
とで予め設定されている。すなわち、各バイパス路48
0a、480bの絞り部I、Jの開度は弁間流路27の
高圧側圧力の増大により予め定めた設定値まで大きくな
る。
【0047】その第2スプール491はソレノイド49
2の電磁力により車速の増加に伴い図において下方に移
動し、車速の減少に伴い図外バネの弾性力により図にお
いて上方に移動する。その第2スプール491の下方移
動により各絞り部I、Jの開度が大きくなり、上方移動
により各絞り部I、Jの開度が小さくなる。すなわち、
各バイパス路480a、480bの絞り部の開度は車両
速度の増大により大きくなる。
【0048】この第5変形例において他は上記実施例と
同様で同一部分は同一符号で示す。この第5変形例によ
れば、図21に示す油圧回路が構成され、上記実施例と
同様の作用効果を奏することができ、また、ステアリン
グ装置を小型化できる。
【0049】また、図22〜図24の第6変形例に示す
ように、バイパス路の絞り部を単一としてもよい。
【0050】すなわち、バルブハウジング7に、弁間流
路27の絞り部Aと絞り部Bとの間を絞り部Cと絞り部
Dとの間に連通するバイパス路580と、そのバイパス
路580の絞り部の開度を車速および弁間流路27の高
圧側圧力に応じ変化させる電磁弁582とが設けられて
いる。
【0051】そのバイパス路580は、一端が制御バル
ブ30の第1ポート37に接続されると共に他端が電磁
弁582の第1接続ポート582aに接続される第1バ
イパス路580aと、一端が制御バルブ30の第2ポー
ト38に接続されると共に他端が電磁弁582の第2接
続ポート582bに接続される第2バイパス路580b
とから構成されている。
【0052】その電磁弁582は、図23に示すよう
に、バルブハウジング7の挿入孔600に挿入されてい
る筒状の第1スプール601と、その第1スプール60
1を図において下方に押すバネ602と、その第1スプ
ール601に挿入されている筒状の第2スプール591
と、その第2スプール591を電磁力により作動させる
ソレノイド592と、そのソレノイド592を車速に応
じ制御する車速センサを有する制御装置593とを備え
る。その挿入孔600の内周に一対の周溝が図中上下に
離間して形成され、その周溝の一方が第1バイパス路5
80aに常時連通する前記第1接続ポート582aとさ
れ他方が第2バイパス路580bに常時連通する前記第
2接続ポート582bとされている。各接続ポート58
2a、582bと対向するように第1スプール601の
外周に一対の周溝601a、601bが形成されてい
る。その第2スプール591の外周に一対の周溝59
4、595が形成され、一方の周溝594と第1接続ポ
ート582aとを連通する通孔596が第1スプール6
01に形成され、他方の周溝595と第2接続ポート5
82bとを連通する通孔597が第1スプール602に
形成されている。その第2スプール591の外周の一方
の周溝594と他方の周溝595との間において第2ス
プール591の外周に形成されたランド591′と、第
1スプール602の内周に形成されたランド602′と
の間が絞り部Kとされている。
【0053】その第1接続ポート582aと第2接続ポ
ート582bとの間において第1スプール601の外周
に周溝601fが形成され、この周溝601fと制御バ
ルブ30の入口ポート34を連通する流路603がバル
ブハウジング7に形成されている。その第1スプール6
01は周溝601fより図中上方側が下方側よりも大径
とされ、これにより周溝601fの内面の図中上方側面
積は下方側面積よりも大きくされている。よって、スプ
ール601は制御バルブ30の絞り部Bまたは絞り部D
の上流側圧力の増加に伴い上方移動し、その圧力の減少
により下方に移動し、その第1スプール601の上方移
動により絞り部Kの開度が大きくなり、下方移動により
絞り部Kの開度は小さくなる。この第1スプール601
の上方移動に伴う絞り部Kの開度の最大値は第1スプー
ル601の上方移動を規制するストッパー604を設け
ることで予め設定されている。すなわち、各バイパス路
580a、580bの絞り部Kの開度は弁間流路27の
高圧側圧力の増大により予め定めた設定値まで大きくな
る。
【0054】その第2スプール591はソレノイド59
2の電磁力により車速の増加に伴い図において下方に移
動し、車速の減少に伴い図外バネの弾性力により図にお
いて上方に移動する。その第2スプール591の下方移
動により絞り部Kの開度が大きくなり、上方移動により
絞り部Kの開度が小さくなる。すなわち、バイパス路5
80の絞り部の開度は車両速度の増大により大きくな
る。
【0055】この第6変形例において他は上記実施例と
同様で同一部分は同一符号で示す。この第6変形例によ
れば、図24に示す油圧回路が構成され、上記実施例と
同様の作用効果を奏することができ、また、ステアリン
グ装置を小型化できる。
【0056】また、第3変形例から第6変形例によれ
ば、圧油は油圧シリンダ20に供給された後にバイパス
路に導入されるため、バイパス路を設けても必要な圧油
流量が増加することはない。
【0057】また、上記実施例では車速に応じバイパス
路の絞り度を変化させたが、例えば操舵角のような他の
運転条件に応じ変化させてもよい。また、上記実施例で
は本発明をラックピニオン式油圧パワーステアリング装
置に適用したが、例えばボールスクリュー式油圧パワー
ステアリング装置にも適用することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の油圧パワーステアリング装置用
制御バルブによれば、操舵補助力を付与する油圧が小さ
い範囲で運転を行なう場合に、車速に応じた操舵フィー
リングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の油圧パワーステアリング装置
の縦断面図
【図2】本発明の実施例の制御バルブの要部の側面図
【図3】本発明の実施例の入力軸の側面図
【図4】図2のIV‐IV線断面図
【図5】図2のV‐V線断面図
【図6】図2のVI‐VI線断面図
【図7】図2のVII‐VII線断面図
【図8】図2のVIII‐VIII線断面図
【図9】本発明の実施例の要部の断面図
【図10】本発明の実施例の油圧パワーステアリング装
置の油圧回路図
【図11】本発明の第1変形例の油圧パワーステアリン
グ装置の縦断面図
【図12】本発明の第1変形例の油圧回路図
【図13】本発明の第2変形例の油圧パワーステアリン
グ装置の縦断面図
【図14】第2変形例の油圧パワーステアリング装置の
油圧回路図
【図15】本発明の第3変形例の油圧パワーステアリン
グ装置の縦断面図
【図16】本発明の第3変形例の要部の断面図
【図17】本発明の第3変形例の油圧回路図
【図18】本発明の第4変形例の油圧回路図
【図19】本発明の第5変形例の油圧パワーステアリン
グ装置の縦断面図
【図20】本発明の第5変形例の要部の断面図
【図21】本発明の第5変形例の油圧回路図
【図22】本発明の第6変形例の油圧パワーステアリン
グ装置の縦断面図
【図23】本発明の第6変形例の要部の断面図
【図24】本発明の第6変形例の油圧回路図
【図25】入力トルクと油圧との関係を示す図
【符号の説明】
20 アクチュエータ 27 弁間流路 30 油圧制御バルブ 70 ポンプ 71 タンク 80、180、280、380、480、580 バイ
パス路 81、82、120、220、381、382、48
2、582 絞り手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−218468(JP,A) 特開 平3−295763(JP,A) 特開 平6−171522(JP,A) 特開 昭63−188570(JP,A) 特開 昭58−209656(JP,A) 特開 昭58−193908(JP,A) 特開 昭57−140274(JP,A) 実開 平4−39171(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプとタンクと操舵補助力発生用油圧
    アクチュエータとを連通する流路の絞り部の開度を、操
    舵抵抗が大きくなると操舵補助力が大きくなるように変
    化させる絞り手段を備える油圧パワーステアリング装置
    用制御バルブにおいて、前記流路の高圧側を低圧側に連
    通するバイパス路と、このバイパス路の絞り部の開度を
    車両速度の増大により大きくなるように運転条件に応じ
    て変化させる絞り手段と、そのバイパス路の絞り部の開
    度を前記流路の高圧側圧力の増大により予め定めた設定
    値まで大きくなるように前記流路の高圧側圧力に応じ変
    化させる絞り手段とが設けられている油圧パワーステア
    リング装置用制御バルブ。
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