JP2915993B2 - ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油 - Google Patents
ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油Info
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- JP2915993B2 JP2915993B2 JP33006390A JP33006390A JP2915993B2 JP 2915993 B2 JP2915993 B2 JP 2915993B2 JP 33006390 A JP33006390 A JP 33006390A JP 33006390 A JP33006390 A JP 33006390A JP 2915993 B2 JP2915993 B2 JP 2915993B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ステンレス鋼の線材、棒材、管材等の引抜
き加工等の冷間加工に使用する耐焼付き性、表面光沢性
及び耐食性に優れた潤滑油に関するものである。
き加工等の冷間加工に使用する耐焼付き性、表面光沢性
及び耐食性に優れた潤滑油に関するものである。
[従来の技術] ステンレス鋼の線材、棒材、管材の冷間加工に於ける
潤滑油及び潤滑方法として従来下記のような方法があ
る。
潤滑油及び潤滑方法として従来下記のような方法があ
る。
(1)化成皮膜+石鹸潤滑。
鋼材を酸洗→水洗→蓚酸塩処理→水洗→石
鹸潤滑(ステアリン酸Na石鹸、又はステアリン酸Ca石
鹸)処理→乾燥の順に処理を行った後冷間加工を行う
方法が広く行われているが、処理工程数が多く、また通
常酸洗10〜15分、蓚酸塩処理90℃で10〜20分、石鹸潤滑
処理80℃で10分〜20分、乾燥120℃熱風乾燥を行うので
大規模な処理槽や乾燥設備が必要であり、また処理に時
間を要し、熱エネルギーの消費量が大きく、又冷間加工
後の表面光沢がない、と言った諸問題がある。
鹸潤滑(ステアリン酸Na石鹸、又はステアリン酸Ca石
鹸)処理→乾燥の順に処理を行った後冷間加工を行う
方法が広く行われているが、処理工程数が多く、また通
常酸洗10〜15分、蓚酸塩処理90℃で10〜20分、石鹸潤滑
処理80℃で10分〜20分、乾燥120℃熱風乾燥を行うので
大規模な処理槽や乾燥設備が必要であり、また処理に時
間を要し、熱エネルギーの消費量が大きく、又冷間加工
後の表面光沢がない、と言った諸問題がある。
(2)ベース油に極圧添加剤を使用した潤滑油。
化成処理を施さず直接材料に潤滑油を供給する方式と
しては、油脂、鉱油、合成エステル等を基油とし、これ
に硫黄系、塩素系、りん系の極圧剤を使用した潤滑油の
例が例えば特開昭61-60791号、同62-149795号、同62-20
7396号等の公報に記載されているが、加工率の高い強化
工用として、耐焼付き性に優れた性能を示すものの、何
れも被加工物が炭素鋼を主体とした潤滑剤である為、ス
テンレス鋼においてはしばしば被加工物と工具とが焼付
きを起す。又特開昭62-84192号には、ステンレス鋼に対
して耐焼付き性、光沢性に効果のある技術が開示されて
いるが、塩素系極圧剤を用いた潤滑剤はステンレス鋼に
対して優れた耐焼付き性を示すものの、一方遊離した塩
素により材料及び工具に錆を発生させるといった問題が
ある。
しては、油脂、鉱油、合成エステル等を基油とし、これ
に硫黄系、塩素系、りん系の極圧剤を使用した潤滑油の
例が例えば特開昭61-60791号、同62-149795号、同62-20
7396号等の公報に記載されているが、加工率の高い強化
工用として、耐焼付き性に優れた性能を示すものの、何
れも被加工物が炭素鋼を主体とした潤滑剤である為、ス
テンレス鋼においてはしばしば被加工物と工具とが焼付
きを起す。又特開昭62-84192号には、ステンレス鋼に対
して耐焼付き性、光沢性に効果のある技術が開示されて
いるが、塩素系極圧剤を用いた潤滑剤はステンレス鋼に
対して優れた耐焼付き性を示すものの、一方遊離した塩
素により材料及び工具に錆を発生させるといった問題が
ある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前記した諸問題を解決することを目的として
なされたものであって、化成皮膜の形成を必要とせず、
ステンレス鋼を直接冷間加工して耐焼付き性及び表面光
沢性に優れ、又低級クロム系ステンレス鋼及び工具に対
する防錆性をも兼ね備える、ステンレス鋼の冷間加工用
潤滑油を提供しようとするものである。
なされたものであって、化成皮膜の形成を必要とせず、
ステンレス鋼を直接冷間加工して耐焼付き性及び表面光
沢性に優れ、又低級クロム系ステンレス鋼及び工具に対
する防錆性をも兼ね備える、ステンレス鋼の冷間加工用
潤滑油を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明に関する構成について説明する。本発明者らは
前記の問題を解決するために、化成処理を施さずに、ス
テンレス鋼に直接潤滑油を供給し冷間加工した場合、優
れた耐焼付き性、光沢性並びに材料及び工具の防錆姓が
得られる潤滑油について検討した。
前記の問題を解決するために、化成処理を施さずに、ス
テンレス鋼に直接潤滑油を供給し冷間加工した場合、優
れた耐焼付き性、光沢性並びに材料及び工具の防錆姓が
得られる潤滑油について検討した。
その結果、基油として塩素化油を使用する事、脂
肪酸アミン系の油性向上剤を必須成分とし、脂肪酸類
(a)としては飽和脂肪酸の場合C数12〜22に限定し、
不飽和脂肪酸の場合はC数16〜22に限定し、これ等から
選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とアルキルアミン
(b)との化合物を適用する事、前記油性向上剤の
(a)と(b)の配合比及び基油に対する油性向上剤の
添加量をそれぞれ限定する必要がある事、及び該潤滑
油の塩素含有率と粘度を限定する事によって本発明の目
的に沿った潤滑油が出来る事を知得するに至った。
肪酸アミン系の油性向上剤を必須成分とし、脂肪酸類
(a)としては飽和脂肪酸の場合C数12〜22に限定し、
不飽和脂肪酸の場合はC数16〜22に限定し、これ等から
選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とアルキルアミン
(b)との化合物を適用する事、前記油性向上剤の
(a)と(b)の配合比及び基油に対する油性向上剤の
添加量をそれぞれ限定する必要がある事、及び該潤滑
油の塩素含有率と粘度を限定する事によって本発明の目
的に沿った潤滑油が出来る事を知得するに至った。
即ち本発明は、基油として95%(重量%以下同じ)以
下の1種又は2種以上の塩素化油と、油性向上剤として
(a)C数12〜22の飽和脂肪酸及びC数16〜22の不飽和
脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸と(b)
1種又は2種以上のアルキルアミン類との化合物を5〜
30%必須成分として含有する潤滑油であって、油性向上
剤は(a)と(b)の配合比(a):(b)が2:1〜5:1
であり、該潤滑油の塩素含有量が20〜60%であり、且つ
40℃に於ける粘度が100〜1000cStである事を特徴とする
ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油である。
下の1種又は2種以上の塩素化油と、油性向上剤として
(a)C数12〜22の飽和脂肪酸及びC数16〜22の不飽和
脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸と(b)
1種又は2種以上のアルキルアミン類との化合物を5〜
30%必須成分として含有する潤滑油であって、油性向上
剤は(a)と(b)の配合比(a):(b)が2:1〜5:1
であり、該潤滑油の塩素含有量が20〜60%であり、且つ
40℃に於ける粘度が100〜1000cStである事を特徴とする
ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油である。
基油として用いる塩素化油は、特定するものではない
が、塩素化パラフィン、塩素化油脂、塩素化脂肪酸、塩
素化脂肪酸エステル、等から選ばれる1又は2種以上か
らなり、油性向上剤を少なくとも5%以上含有せしめる
必要があるため基油の含有量は95%以下とする。
が、塩素化パラフィン、塩素化油脂、塩素化脂肪酸、塩
素化脂肪酸エステル、等から選ばれる1又は2種以上か
らなり、油性向上剤を少なくとも5%以上含有せしめる
必要があるため基油の含有量は95%以下とする。
油性向上剤としては、例えばラウリル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
アルキン酸、ベヘン酸等から選ばれるC数12〜22の飽和
脂肪酸、及び例えばパルミトレイン酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレイン酸、エルカ酸等のC数16〜22の不
飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸類
(a)と、(b)1種又は2種以上のアルキルアミン類
との化合物であって、潤滑油には5〜30%を必須成分と
して含有せしめる。
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
アルキン酸、ベヘン酸等から選ばれるC数12〜22の飽和
脂肪酸、及び例えばパルミトレイン酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレイン酸、エルカ酸等のC数16〜22の不
飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸類
(a)と、(b)1種又は2種以上のアルキルアミン類
との化合物であって、潤滑油には5〜30%を必須成分と
して含有せしめる。
(b)に於けるアルキルアミン類は特定するものでは
ないが、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルア
ミン、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミ
ン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オレイ
ルアミン、等から選ばれる。
ないが、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルア
ミン、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミ
ン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オレイ
ルアミン、等から選ばれる。
本発明の潤滑油は、油性向上剤の脂肪酸とアルキルア
ミンの配合比は、2:1〜5:1であり、また該潤滑油中の塩
素含有量は20〜60%であり、且つ40℃に於ける本発明の
潤滑の粘度は100〜1000cStである。
ミンの配合比は、2:1〜5:1であり、また該潤滑油中の塩
素含有量は20〜60%であり、且つ40℃に於ける本発明の
潤滑の粘度は100〜1000cStである。
本発明の冷間加工用潤滑油は、ステンレス鋼等の被加
工物の表面に流しかけ等の公知の方法で供給するが、冷
間加工時に工具との焼付きを起さず、且つ表面光沢を大
幅に向上させる事が可能であり、又材料及び工具に対し
て防錆性を付与する事が可能である。
工物の表面に流しかけ等の公知の方法で供給するが、冷
間加工時に工具との焼付きを起さず、且つ表面光沢を大
幅に向上させる事が可能であり、又材料及び工具に対し
て防錆性を付与する事が可能である。
従来潤滑油の基油としては、油脂、鉱油、合成エステ
ル等が用いられており、又耐焼付き性の向上に硫黄系、
塩素系、りん系の極圧剤を添加した潤滑油が使用されて
いるが、油性効果による滑り性は得られるが、耐焼付き
性と光沢性と防錆性とを共に満足するものではない。
ル等が用いられており、又耐焼付き性の向上に硫黄系、
塩素系、りん系の極圧剤を添加した潤滑油が使用されて
いるが、油性効果による滑り性は得られるが、耐焼付き
性と光沢性と防錆性とを共に満足するものではない。
本発明に於いては、先ず耐焼付き性に重点を置き検討
した結果、潤滑油の基油を塩素化油に特定し、しかも塩
素含有率を20〜60%とする事により耐焼付き性を大幅に
向上し得たのである。塩素含有率が20%未満では耐焼付
き性が得られず、また60%を越えてもそれ以上の効果は
得られない。より好ましくは25〜50%である。
した結果、潤滑油の基油を塩素化油に特定し、しかも塩
素含有率を20〜60%とする事により耐焼付き性を大幅に
向上し得たのである。塩素含有率が20%未満では耐焼付
き性が得られず、また60%を越えてもそれ以上の効果は
得られない。より好ましくは25〜50%である。
しかしながらこの塩素化油のみでは冷間加工時に於け
る初期の滑り性を得るための油性効果が乏しい。即ち塩
素化油は摩擦係数が高いので加工荷重が高くなる。従っ
て滑り性が不充分となるので、初期に於ける滑り性を付
与させる働きを前記した特定油性向上剤の添加により行
う。しかしながらこの油性向上剤の添加量が5%未満で
は充分な滑り性が得られず、逆に30%超では加工後の表
面光沢がそこなわれるので好ましくない。
る初期の滑り性を得るための油性効果が乏しい。即ち塩
素化油は摩擦係数が高いので加工荷重が高くなる。従っ
て滑り性が不充分となるので、初期に於ける滑り性を付
与させる働きを前記した特定油性向上剤の添加により行
う。しかしながらこの油性向上剤の添加量が5%未満で
は充分な滑り性が得られず、逆に30%超では加工後の表
面光沢がそこなわれるので好ましくない。
このように特定した油性向上剤は、冷間加工を行う初
期の滑り性を向上させる事の他に、冷間加工により潤滑
油から遊離した塩素をアミンが吸着して低級クロム系ス
テンレス鋼に対する耐食性並びに工具に対する防錆性を
向上させる機能をも併せ持つものである。
期の滑り性を向上させる事の他に、冷間加工により潤滑
油から遊離した塩素をアミンが吸着して低級クロム系ス
テンレス鋼に対する耐食性並びに工具に対する防錆性を
向上させる機能をも併せ持つものである。
この場合油性性向上剤の脂肪酸とアルキルアミンの配
合比率が5:1よりアルキルアミンの量が少ないと耐食性
に充分な効果が得られず、又2:1よりアルキルアミンの
量が多いと基油に対して相溶性が悪くアルキルアミンが
沈降してしまう。
合比率が5:1よりアルキルアミンの量が少ないと耐食性
に充分な効果が得られず、又2:1よりアルキルアミンの
量が多いと基油に対して相溶性が悪くアルキルアミンが
沈降してしまう。
潤滑油の40℃に於ける粘度が100cSt未満では耐焼付き
性が劣化する傾向を示し1000cStを越えると粘性により
潤滑油を供給する作業性が悪くなる。40℃における粘度
は、より好ましくは150〜700cStの範囲である。
性が劣化する傾向を示し1000cStを越えると粘性により
潤滑油を供給する作業性が悪くなる。40℃における粘度
は、より好ましくは150〜700cStの範囲である。
尚、本発明の潤滑油に、酸化防止剤、粘度指数向上
剤、その他の添加剤等を加えることは何等拒むものでは
ない。
剤、その他の添加剤等を加えることは何等拒むものでは
ない。
[実施例] 次に本発明の効果を具体的に説明するために実施例を
挙げ比較例と共に説明する。第1表に、実施例及び比較
例に用いた潤滑油の配合割合例を示す。又第2表に従来
技術に於ける潤滑方法を比較例として示す。
挙げ比較例と共に説明する。第1表に、実施例及び比較
例に用いた潤滑油の配合割合例を示す。又第2表に従来
技術に於ける潤滑方法を比較例として示す。
本発明例では、外径27.0mm、肉厚2.9mm、長さ2.5mのJ
IS SUS 304ステンレス鋼の素管を断面減少率(Red)20
%及び35%、抽伸速度30m/minにて抽伸加工を行った。
抽伸加工では超硬ダイス及び超硬プラグを用いた。
IS SUS 304ステンレス鋼の素管を断面減少率(Red)20
%及び35%、抽伸速度30m/minにて抽伸加工を行った。
抽伸加工では超硬ダイス及び超硬プラグを用いた。
実施例および比較例の耐焼付き性と表面光沢性を第3
表に示した。
表に示した。
又13%クロム系ステンレス鋼の外径27.0mm、肉厚2.9m
m、長さ2.5mの素管を用いて断面減少率35%、抽伸速度3
0m/minで超硬ダイズ及び超硬プラグを用いて抽伸加工し
た後、長さ約200mmに切断 し、温度50℃、湿度95%の恒温恒湿槽に1ヶ月間放置後
のパイプ表面の錆発生状況を評価した。その際の耐食性
の結果を第3表に示した。
m、長さ2.5mの素管を用いて断面減少率35%、抽伸速度3
0m/minで超硬ダイズ及び超硬プラグを用いて抽伸加工し
た後、長さ約200mmに切断 し、温度50℃、湿度95%の恒温恒湿槽に1ヶ月間放置後
のパイプ表面の錆発生状況を評価した。その際の耐食性
の結果を第3表に示した。
第3表のNo1〜No15に示した如く、本発明の実施例は
耐焼付き性、表面光沢性、耐食性のいずれの特性も十分
に満足できる。
耐焼付き性、表面光沢性、耐食性のいずれの特性も十分
に満足できる。
一方第3表のNo16〜No23に示した比較例は、耐焼付き
性、表面光沢性、耐食性の何れかのあるいは2以上の特
性が不十分である。
性、表面光沢性、耐食性の何れかのあるいは2以上の特
性が不十分である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の潤滑油はステンレス鋼等
の被加工材に直接塗布するのみで耐焼付き性に優れた冷
間加工潤滑性と優れた表面光沢性並びに材料と工具に対
しての防錆性を付与する。更に本発明の潤滑油は塗布前
に被加工材を化成処理する必要がないので、工程的に
も、設備的にも、生産性の面でも、大幅な利益をもたら
すものである。
の被加工材に直接塗布するのみで耐焼付き性に優れた冷
間加工潤滑性と優れた表面光沢性並びに材料と工具に対
しての防錆性を付与する。更に本発明の潤滑油は塗布前
に被加工材を化成処理する必要がないので、工程的に
も、設備的にも、生産性の面でも、大幅な利益をもたら
すものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 30:08 40:24 (72)発明者 平川 智之 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 永栄 義勇 東京都中央区日本橋1丁目15番1号 日 本パーカライジング株式会社内 (72)発明者 冠城 孝二 東京都中央区日本橋1丁目15番1号 日 本パーカライジング株式会社内 (72)発明者 戸次 幸二 東京都中央区日本橋1丁目15番1号 日 本パーカライジング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−50967(JP,A) 特開 昭58−13697(JP,A) 特開 昭61−60791(JP,A) 特開 昭62−149795(JP,A) 特開 昭62−207396(JP,A) 特開 昭62−84192(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10M 105/50 - 105/54 C10M 129/28 - 129/46 C10M 133/06 C10N 40:24
Claims (1)
- 【請求項1】基油として95重量%以下の1種又は2種以
上の塩素化油と、(a)炭素数12〜22の飽和脂肪酸及び
炭素数16〜22の不飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種
以上の脂肪酸と(b)1種又は2種以上のアルキルアミ
ン類との化合物である油性向上剤5〜30重量%とを必須
成分として含有する潤滑油であって、該油性向上剤に於
ける(a)と(b)の重量配合比(a):(b)が2:1
〜5:1であり、該潤滑油の塩素含有量が20〜60重量%で
あり、且つ40℃に於ける粘度が100〜1000cStである事を
特徴とするステンレス鋼の冷間加工用潤滑油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33006390A JP2915993B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33006390A JP2915993B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202498A JPH04202498A (ja) | 1992-07-23 |
JP2915993B2 true JP2915993B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18228368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33006390A Expired - Fee Related JP2915993B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ステンレス鋼の冷間加工用潤滑油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915993B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33006390A patent/JP2915993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04202498A (ja) | 1992-07-23 |
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