JP2915788B2 - マルチタイプ空気調和機 - Google Patents

マルチタイプ空気調和機

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JP2915788B2
JP2915788B2 JP11990794A JP11990794A JP2915788B2 JP 2915788 B2 JP2915788 B2 JP 2915788B2 JP 11990794 A JP11990794 A JP 11990794A JP 11990794 A JP11990794 A JP 11990794A JP 2915788 B2 JP2915788 B2 JP 2915788B2
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豊隆 平尾
浩史 野瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数台の室内ユニットを
個別に運転することのできるマルチタイプ空気調和機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のマルチタイプ空気調和機
の1例の系統図である。図において、1は圧縮機、10
は吐出管で圧縮機1の吐出側に接続されている。11は
吸入管で圧縮機1の吸入側に接続されている。3A,3
Bは室外側熱交換器で、そのガス側は切換弁2を介して
吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。
【0003】4A,4Bは室外側絞り機構で、それぞれ
室外側熱交換器3A,3Bの液側に配設されている。5
A,5Bは逆止弁でそれぞれ室外側絞り機構4A,4B
に対して並列に配設されている。6A,6B,6Cは室
内側絞り機構でそれぞれ室内側熱交換器7A,7B,7
Cの液側に配設されている。12は液冷媒配管で室外側
絞り機構4A,4Bの液側と室内側絞り機構6A,6
B,6Cの液側とを接続している。
【0004】13A,13Bは室外側熱交換器3A,3
Bに外気を流過させるための能力可変式室外側送風機
で、室外側送風機13Aは高速の一定速度のみで回転
し、室外側送風機13Bは高速Hi、低速Loの二つの
速度に切り換えうるようになっている。9A,9B,9
Cは室内側送風機で、室内側熱交換器7A,7B,7C
に室内空気を流過させる。15はレシーバで液冷媒配管
12に介装されている。14はアキュムレータで、圧縮
機1の吸入側に介装されている。
【0005】Oは室外ユニットでこの中には圧縮機1、
切換弁2、室外側熱交換器3A,3B、室外側送風機1
3A,13B、室外側絞り機構4A,4B、逆止弁5
A,5B、レシーバ15、アキュムレータ14が内蔵さ
れている。
【0006】A,B,Cはそれぞれ室内ユニットで、室
内ユニットAには室内側熱交換器7A、室内側絞り機構
6A及び室内側送風機9Aが内蔵され、室内ユニットB
には室内側熱交換器7B、室内側絞り機構6B及び室内
側送風機9Bが内蔵され、室内ユニットCには室内側熱
交換器7C、室内側絞り機構6C及び室内側送風機9C
が内蔵されている。室内ユニットOと複数台の室内ユニ
ットA,B,Cとはガス管8及び液冷媒配管12を介し
て互いに接続されている。
【0007】冷房運転時には、切換弁2と吐出管10が
室外側熱交換器3A,3Bに吸入管11がガス管8に連
通するように切り換えられ、暖房運転時には吐出管10
がガス管8に、吸入管11が室外熱交換器3A,3Bに
連通するように切り換えられる。室内ユニットOの能力
は、室内ユニットA,B,Cの負荷に応じて圧縮機1の
回転数及び室外側送風機13Bの回転数を変えることに
よって変えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
においては、暖房運転時、室内ユニットAが停止モー
ド、送風モードの場合、絞り膨張機構6Aの開度を閉じ
て冷媒流量をゼロとして能力をゼロとすべきであるが、
室内絞り機構6Aが室内熱交換器7Aの後流となるた
め、室内熱交換器7Aに液冷媒が封入されてしまい、上
記空気調和機の循環冷媒量が減少し、能力の低下、等の
不具合が発生する。この対策として、図13に示される
ように、室内絞り機構6Aに微小流量流すようにして室
内熱交換器7A内に封入される冷媒量を減少させてい
る。
【0009】図13は従来の系統における運転モードに
対応する熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略化された系
統図である。熱交換器内で白抜き部分はガス冷媒、斜線
部分は液冷媒を示し、室内ユニットとしては停止中のも
のと運転中のものをそれぞれユニットAとユニットBで
代表させて示してある。3台以上のユニットを備えた場
合も、ユニットは停止中か運転中かのいずれかの状態に
なるので、図13のユニットAまたはユニットBのいず
れかの状態となる。
【0010】室内熱交換器7A内に上記のように微小流
量の冷媒が流れる状態における送風モードの場合には、
暖房能力が出るため、室内温度が設定以上に大幅に上昇
し快適性を阻害するという不具合が生じる。
【0011】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、暖
房運転時において、室内ユニットが停止モード、送風モ
ードになった場合、循環冷媒量不足を起こすことなく、
暖房能力を微小にし、室内温度が設定値以上大幅に上昇
する不具合を防止しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、を
備えた1台の室外ユニットに対して、室内熱交換器、フ
ァンを備えた室内ユニットを複数台並列に接続し、各室
内ユニットを個別に運転できるようにしたマルチタイプ
空気調和機において、次の特徴を備えたマルチタイプ空
気調和機に関するものである。 (1)暖房用絞りを各室内ユニット側に設けるととも
に、室内熱交換器のガス側と上記暖房用絞りの液側との
間に、該室内熱交換器をバイパスし、毛細管及びガス側
から液管側へのみ冷媒を流す逆止弁を有するバイパス回
路を設け、暖房時に、室内ユニットと室外ユニット間を
接続する冷媒配管中を気液二相流で流すと共に、ある室
内ユニットが停止状態にある時、その室内ユニット内の
暖房用絞りを全閉として、同室内ユニット内の室内熱交
換器を液封する。 (2)暖房用絞りを各室内ユニット側に設けるととも
に、室内熱交換器の途中と暖房用絞りの液管側との間
に、該室内熱交換器をバイパスし、毛細管及び室内熱交
換器側から液管側にのみ冷媒を流す逆止弁を有するバイ
パス回路を設け、暖房時に、室内ユニットと室外ユニッ
ト間を接続する冷媒配管中を気液二相流で流すと共に、
ある室内ユニットが停止状態にある時、その室内ユニッ
ト内の暖房用絞りを全閉として、同室内ユニット内の室
内熱交換器を液封する。 ()上記(1)又は(2)項に記載のマルチタイプ空
気調和機において、各室内ユニットの液管側に電磁弁を
設け、ある室内ユニットが停止状態にある時、暖房用絞
りの代わりに、同電磁弁を全閉とする。 ()上記(1)又は(2)項に記載のマルチタイプ空
気調和機において、暖房用絞りが電動膨張弁よりなる。 ()暖房用絞りを各室内ユニット側に設け、暖房時
に、室内ユニットと室外ユニット間を接続する冷媒配管
中を気液二相流で流すと共に、各室内熱交換器のガス配
管側に三方弁を設け、同三方弁に、暖房時の室内ユニッ
ト停止状態時に同三方弁が切り換えられた時毛細管及び
逆止弁を経て室内熱交換器へ微小量の冷媒を流すバイパ
ス回路を接続し、暖房時の室内ユニット停止状態時に当
該室内熱交換器に前記暖房用絞りを介して前記微小量の
冷媒を流す。 ()暖房用絞りを各室内ユニット側に設け、暖房時
に、室内ユニットと室外ユニット間を接続する冷媒配管
中を気液二相流で流すと共に、各室内熱交換器のガス配
管側と液管側の間に、微小量の冷媒を流すバイパス回路
を接続し、暖房時の室内ユニット停止状態時に前記暖房
用絞りを介して、当該室内ユニットに微小量の冷媒を流
す。 ()上記()項に記載のマルチタイプ空気調和機に
おいて、バイパス回路に室内ユニット停止状態時のみ開
となる電磁弁を設ける。 ()上記()項に記載のマルチタイプ空気調和機に
おいて、バイパス回路に毛細管と逆止弁を設ける。 ()上記()項に記載のマルチタイプ空気調和機に
おいて、バイパス回路に毛細管を設ける。
【0013】上記(1)〜()項の発明においては、
暖房運転時、室内ユニットが停止モード、送風モードに
なった場合、絞り膨張機構あるいは電磁開閉弁を閉じる
ことにより停止ユニットの冷媒流量を0とするため、停
止モード、送風モードにおいて能力がゼロとなる。ま
た、従来、液で搬送していた液管を、暖房時に限り室内
側絞り機構をメイン絞りとすることによって、二相搬送
により液配管を占める冷媒量を減少させる。この配管の
冷媒量の低減を、暖房停止ユニットへの封入冷媒量に補
うので、循環冷媒量の不足が生じない。また、このとき
運転している室内ユニットは、バイパス管に設けた毛細
管により冷媒のバイパス量を減少させるので、能力低下
が抑制される
【0014】上記()項の発明においては、暖房運転
時、室内機が停止モード、送風モードになった場合、切
換弁を使って冷媒を毛細管が具備されている配管へ流し
てから室内側熱交換器へ流すので、暖房能力は微小にな
り、過暖房が生じない。また、停止モード、送風モード
でも冷媒は室内側熱交換器を流れるので、室内側熱交換
器に冷媒が溜まらない。
【0015】上記()〜()項の発明においては、
暖房運転時、室内ユニットが停止モード、送風モードに
なった場合、その室内ユニットに暖房用絞りを介して微
小量の冷媒を流すので、暖房能力は微小になり過暖房が
生じない。また室内側熱交換器に冷媒が溜まらない。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係るマルチタイ
プ空気調和機の系統図、図2は同実施例の暖房運転時の
運転モードに対応する熱交換器内の冷媒の状態を示す簡
略系統図である。本実施例の室内ユニットA,B,Cに
はそれぞれ、室内側熱交換器7A,7B,7Cと室内側
絞り機構6A,6B,6Cをバイパスするバイパス管2
0A,20B,20Cが設けられ、それぞれのバイパス
管には毛細管18A,18B,18Cと、逆止弁19
A,19B,19Cが設けられている。また、室内ユニ
ットOの絞り機構4A,4Bをバイパスするバイパス管
17A,17Bには、従来の逆止弁5A,5Bの代り
に、これら従来の逆止弁とは反対向きの逆止弁16A,
16Bがそれぞれ設けてある。また従来液冷媒配管12
に設けられていたレシーバ15は除去されている。上記
以外の部分の構成は従来技術(図12,図13)と同じ
である。図2において熱交換器内の白抜き部分はガス冷
媒、斜線部分は液冷媒をあらわす。
【0017】本装置において、暖房運転時には室外側絞
り機構4A,4Bはバイパスされる。即ち暖房運転時の
メイン絞りは室内側絞り機構6A,6B,6Cで行われ
る。この状態で液配管12は気液二相状態であり、従来
液搬送時と比較し配管12に占める冷媒量は減少する。
一方、室内機Aの暖房停止モード、暖房送風モードにお
いては、図2に示されるように、室内側絞り機構6Aを
前閉とし室内側熱交換器7Aを流れる冷媒を0とする。
このことにより室内ユニットAの暖房能力は0となる
が、室内側熱交換器7Aに液冷媒が封入される。この冷
媒封入量の増加と、二相搬送による冷媒量の減少によ
り、循環冷媒量不足を補うことができる。室内ユニット
A,B,Cの停止台数の変化による余剰冷媒はアキュム
レータ14に溜まる。
【0018】この時、室内熱交換器バイパス管20Aに
より、液封される冷媒量はバイパス管20Aのとりつけ
位置から室内絞り6Aまでとなり、熱交換器入口ガス管
への封入量をなくすことができる。運転しているユニッ
トBにもこのバイパス管がとりつけられているが、毛細
管18Bの作用によりバイパス量を減少させ能力低下を
おさえられる。
【0019】冷房運転では、従来と同様に液管12は液
搬送であり、室内絞り6A,6B,6Cは停止モード、
送風モードでは全閉となる。冷房運転するユニットBの
バイパス管20Bには逆止弁19Bが具備されているの
で、バイパスによる能力の低下はない。本発明では冷房
・暖房運転ともに、室内側絞り機構がメイン絞りとな
る。
【0020】図3は本発明の第2実施例に係るマルチタ
イプ空気調和機の系統図、図4は同実施例の暖房運転時
の運転モードに対応する熱交換器内の冷媒の状態を示す
簡略系統図である。前述の例において、室内側絞り機構
がメイン絞りとなることに基き、本例は第1実施例の系
統から室外側絞り機構4A,4Bを除去し、これに伴い
逆止弁16A,16Bおよび室外絞りバイパス管17
A,17Bも不用となるため除去した構成とした例であ
る。なお、各室内ユニットの熱交換器の液管側に電磁弁
を設け、室外側絞りを全開にする代りに、この電磁弁を
全閉にするようにしてもよい。
【0021】上記第1、第2実施例においては、暖房運
転時、室内ユニットが停止モード、逆風モードになった
場合、絞り膨張機構あるいは電磁開閉弁を閉じることに
より停止ユニットの冷媒流量を0とするため、停止モー
ド、送風モードにおいて暖房能力を0とすることができ
る。また、従来、液を搬送していた液管を暖房時に限り
室内側絞り機構をメイン絞りとすることによって、二相
搬送により液配管を占める冷媒量を減少させる。この配
管の冷媒量の低減を、暖房停止ユニットへの封入冷媒量
に補い、循環冷媒量の不足をなくすことができる。また
冷房、暖房時とも室内絞り機構がメイン絞りとなるた
め、室外側絞り機構をなくすことも可能となりコスト低
減ができる。
【0022】図5は本発明の第3実施例に係る空気調和
機の系統図、図6は同実施例の暖房運転時の運転モード
に対応する熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図で
ある。本実施例は、従来技術と比較すると、四方弁2と
室内側熱交換器7A,7B,7Cのガス側を接続するガ
ス冷媒配管に毛細管19A,19B,19Cと逆止弁2
0A,20B,20Cが具備された配管21A,21
B,21Cが並列に接続されており、切換弁18A,1
8B,18Cにより冷媒の流れる管が換えられる。上記
以外の部分の構成は従来技術と同じである。
【0023】本実施例において、暖房運転時に、例えば
室内機Bを暖房運転モードにするときには、上記切換弁
18Bを使って、上記配管21Bに冷媒が流れないよう
にして室内機Bが通常の暖房運転ができるようにする。
一方、室内機Aを暖房停止モードあるいは暖房送風モー
ドにするときにおいては上記切換弁18Aを使って上記
配管21Aに冷媒が流れるようにする。上記配管21A
を流れる冷媒は上記毛細管19Aにより絞られ減圧され
る。このことにより、上記配管21Aを流れる冷媒の飽
和温度は低くなり、室温との温度差は小さくなり、上記
室内側熱交換器7Aを流れても暖房能力は小さくなる。
これにより暖房停止モード、暖房送風モードにおける室
内機Aの暖房能力は微小になり、過暖房の不具合がなく
なる。また、上記室内側熱交換器7A、室内側絞り機構
6Aを冷媒は流れるので、上記室内側熱交換器7Aに冷
媒が溜り込むことが防ぐことができる。
【0024】上記実施例においては、暖房運転時、室内
機が停止モード、送風モードになった場合、切換弁を使
って冷媒を毛細管が具備されている配管へ流してから室
内側熱交換器へ流すので、暖房能力は微小になり、過暖
房による不具合がなくなる。また停止モード、送風モー
ドでも冷媒は室内側熱交換器を流れるので、室内側熱交
換器に冷媒が溜まるのを防ぐことができる。
【0025】図7は本発明の第4実施例に係る要部系統
図、図8は同実施例の暖房運転時の運転モードに対応す
る熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図である。こ
れは第1実施例(図1)の変形例である。図には室内ユ
ニットAと室外ユニットは省略してある。18A,18
B,18Cは毛細管、19A,19B,19Cは逆止弁
である。20’A,20’B,20’Cは上記毛細管と
逆止弁を備えたバイパス管である。本例においてはバイ
パス管18A,18B,18Cの一端は室内側熱交換器
7A,7B,7Cの途中に接続してある。これによって
室内側熱交換器への冷媒の貯り込み量を少くすることが
できる。即ちバイパス管を適切な位置に取付けることに
よって、過暖房および冷媒不足を回避することができ
る。
【0026】図9は本発明の第5実施例に係る要部系統
図である。図において、29A,29B,29Cは電磁
弁、28A,28B,28Cはバイパス回路である。同
バイパス回路の一端は室内側熱交換器と暖房用絞りの間
に接続されている。本例は暖房用絞り6A,6B,6C
の中のあるものの暖房を止める場合に、同絞りを全閉に
しないで、微小流量の冷媒を流すことを前提にして作ら
れた系統である。したがって暖房用絞りに流す微小流量
の冷媒のうち一部を室内側熱交換器、他の一部をバイパ
ス回路に流すことによって、室内側熱交換器を流れる流
量が減少し、過暖房が防止される。
【0027】図10は本発明の第6実施例に係る要部系
統図である。本例は前記第5実施例を変形したものであ
る。図において、30A,30B,30Cは毛細管、3
1A,31B,31Cは逆止弁、28’A,28’B,
28’C,はバイパス回路である。前記第5実施例のよ
うに暖房時に閉じる電磁弁を設ければ冷媒のバイパスを
完全に止めることができるが、コスト低減を図る必要が
ある場合は、本例のように電磁弁の代りに毛細管と逆止
弁をバイパス回路に設けてもよい。
【0028】図11は本発明の第7実施例に係る要部系
統図である。図において、30A,30B,30Cは毛
細管、28''A,28''B,28''Cはバイパス回路で
ある。本例はコスト低減のために前記第6実施例に備え
られていた逆止弁31A,31B,31Cを省略した形
となっている。
【0029】
【発明の効果】本発明においては、室内ユニット側の絞
り機構を暖房時のメイン絞りとし、液冷媒配管に気液二
相流を流すようにし、室内側熱交換器を液封にするか、
あるいは微小量の冷媒を流すようにしているので、室内
ユニットが停止モード、送風モードになった場合におい
ても、循環冷媒量の不足を生じることなく、また暖房能
力を微小にして室内温度の設定値以上の上昇を防止する
ことができる。さらに、運転中の室内ユニットはバイパ
ス管に設けた毛細管により冷媒のバイパス量が減少せし
められるので、能力低下を抑制できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るマルチタイプ空気調
和機の系統図。
【図2】同実施例の暖房運転時の運転モードに対応する
熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図。
【図3】本発明の第2実施例に係るマルチタイプ空気調
和機の系統図。
【図4】同実施例の暖房運転時の運転モードに対応する
熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図。
【図5】本発明の第3実施例に係るマルチタイプ空気調
和機の系統図。
【図6】同実施例の暖房運転時の運転モードに対応する
熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図。
【図7】本発明の第4実施例に係るマルチタイプ空気調
和機の要部系統図。
【図8】同実施例の暖房運転時の運転モードに対応する
熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図。
【図9】本発明の第5実施例に係るマルチタイプ空気調
和機の要部系統図。
【図10】本発明の第6実施例に係るマルチタイプ空気
調和機の要部系統図。
【図11】本発明の第7実施例に係るマルチタイプ空気
調和機の要部系統図。
【図12】従来のマルチタイプ空気調和機の系統図。
【図13】同空気調和機の暖房運転時の運転モードに対
応する熱交換器内の冷媒の状態を示す簡略系統図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 切換弁 3A,3B 室外側熱交換器 4A,4B 室外側絞り機構 5A,5B 室外側絞りバイパ
ス管逆止弁 6A,6B,6C 室内側絞り機構 7A,7B,7C 室内側熱交換器 8 ガス管 9A,9B,9C 室内側送風機 10 吐出管 11 吸入管 12 液管 13A,13B 室外側送風機 14 アキュムレータ 15 レシーバ 16A,16B 室外絞り逆止弁 17A,17B 室外絞りバイパス
管 18A,18B,18C 室内熱交換器バイ
パス毛細管 19A,19B,19C 室内熱交換器バイ
パス逆止弁 20A,20B,20C 室内熱交換器バイ
パス管 20’A,20’B,20’C 室内熱交換器バイ
パス管 21A,21B,21C 室内熱交換器バイ
パス管 28A,28B,28C 室内熱交換器バイ
パス管 28’A,28’B,28’C 室内熱交換器バイ
パス管 28''A,28''B,28''C 室内熱交換器バイ
パス管 29A,29B,29C 電磁弁 30A,30B,30C 毛細管 31A,31B,31C 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−198672(JP,A) 実開 昭62−2978(JP,U) 実開 昭59−25067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 13/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、を備え
    た1台の室外ユニットに対して、室内熱交換器、ファン
    を備えた室内ユニットを複数台並列に接続し、各室内ユ
    ニットを個別に運転できるようにしたマルチタイプ空気
    調和機において、暖房用絞りを各室内ユニット側に設け
    るとともに、室内熱交換器のガス側と上記暖房用絞りの
    液側との間に、該室内熱交換器をバイパスし毛細管及び
    ガス側から液管側へのみ冷媒を流す逆止弁を有するバイ
    パス回路を設け、暖房時に、室内ユニットと室外ユニッ
    ト間を接続する冷媒配管中を気液二相流で流すと共に、
    ある室内ユニットが停止状態にある時、その室内ユニッ
    ト内の暖房用絞りを全閉として、同室内ユニット内の室
    内熱交換器を液封することを特徴とするマルチタイプ空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、を備え
    た1台の室外ユニットに対して、室内熱交換器、ファン
    を備えた室内ユニットを複数台並列に接続し、各室内ユ
    ニットを個別に運転できるようにしたマルチタイプ空気
    調和機において、暖房用絞りを各室内ユニット側に設け
    るとともに、室内熱交換器の途中と暖房用絞りの液管側
    との間に、該室内熱交換器をバイパスし、毛細管及び室
    内熱交換器側から液管側にのみ冷媒を流す逆止弁を有す
    るバイパス回路を設け、暖房時に、室内ユニットと室外
    ユニット間を接続する冷媒配管中を気液二相流で流すと
    共に、ある室内ユニットが停止状態にある時、その室内
    ユニット内の暖房用絞りを全閉として、同室内ユニット
    内の室内熱交換器を液封することを特徴とするマルチタ
    イプ空気調和機。
  3. 【請求項3】 各室内ユニットの液管側に電磁弁を設
    け、ある室内ユニットが停止状態にある時、暖房用絞り
    の代わりに、同電磁弁を全閉とすることを特徴とする請
    求項1又は2の何れかに記載のマルチタイプ空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 暖房用絞りが電動膨張弁よりなることを
    特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のマルチタイ
    プ空気調和機。
  5. 【請求項5】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、を備え
    た1台の室外ユニットに対して、室内熱交換器、ファン
    を備えた室内ユニットを複数台並列に接続し、各室内ユ
    ニットを個別に運転できるようにしたマルチタイプ空気
    調和機において、暖房用絞りを各室内ユニット側に設
    け、暖房時に、室内ユニットと室外ユニット間を接続す
    る冷媒配管中を気液二相流で流すと共に、各室内熱交換
    器のガス配管側に三方弁を設け、同三方弁に、暖房時の
    室内ユニット停止状態時に同三方弁が切り換えられた時
    毛細管及び逆止弁を経て室内熱交換器へ微小量の冷媒を
    流すバイパス回路を接続し、暖房時の室内ユニット停止
    状態時に当該室内熱交換器に前記暖房用絞りを介して前
    記微小量の冷媒を流すことを特徴とするマルチタイプ空
    気調和機。
  6. 【請求項6】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、を備え
    た1台の室外ユニットに対して、室内熱交換器、ファン
    を備えた室内ユニットを複数台並列に接続し、各室内ユ
    ニットを個別に運転できるようにしたマルチタイプ空気
    調和機において、暖房用絞りを各室内ユニット側に設
    け、暖房時に、室内ユニットと室外ユニット間を接続す
    る冷媒配管中を気液二相流で流すと共に、各室内熱交換
    器のガス配管側と液管側の間に、微小量の冷媒を流すバ
    イパス回路を接続し、暖房時の室内ユニット停止状態時
    に前記暖房用絞りを介して、当該室内ユニットに微小量
    の冷媒を流すことを特徴とするマルチタイプ空気調和
    機。
  7. 【請求項7】 バイパス回路に室内ユニット停止状態時
    のみ開となる電磁弁を設けたことを特徴とする請求項
    に記載のマルチタイプ空気調和機。
  8. 【請求項8】 バイパス回路に毛細管と逆止弁を設けた
    ことを特徴とする請求項に記載のマルチタイプ空気調
    和機。
  9. 【請求項9】 バイパス回路に毛細管を設けたことを特
    徴とする請求項に記載のマルチタイプ空気調和機。
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