JP2998740B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2998740B2
JP2998740B2 JP14236398A JP14236398A JP2998740B2 JP 2998740 B2 JP2998740 B2 JP 2998740B2 JP 14236398 A JP14236398 A JP 14236398A JP 14236398 A JP14236398 A JP 14236398A JP 2998740 B2 JP2998740 B2 JP 2998740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、再熱ドライ運転
が可能な空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばセパレート形空気調和機は、圧縮
機に室外熱交換器、減圧機構、室内熱交換器を順次接続
して冷媒循環回路を形成し、圧縮機からの吐出冷媒を室
外熱交換器から室内熱交換器へと回流させることで冷房
運転が、また、室内熱交換器から室外熱交換器へと回流
させることで暖房運転が行われる。この場合に、室内熱
交換器を第1室内熱交換器と第2室内熱交換器とに分割
構成すると共に、これら両熱交換器間に除湿用の減圧機
構を介在させることで、室温低下のない除湿運転が可能
になる。
【0003】このような空気調和機の一例が特公昭53
−3580号公報に開示されている。図4に示すこの空
気調和機においては、室外ファン51の回転数を低速に
し、また、減圧機構52に並列接続された第1開閉弁5
3を開弁すると共に、第1・第2室内熱交換器54・5
5間の第2開閉弁56を閉弁し、図中実線矢印で示すよ
うに冷媒を循環させて除湿運転が行われる。このとき、
圧縮機57の吐出冷媒は、室外熱交換器58を通過して
第1室内熱交換器54で放熱凝縮し、除霜用減圧機構5
9で減圧された後、第2室内熱交換器55で吸熱蒸発す
る。
【0004】したがって、室内機内における空気の通気
方向に沿って第2室内熱交換器55・第1室内熱交換器
54の順で配置しておくことで、室内空気は、まず、第
2室内熱交換器55通過時に冷却され、このとき水分が
結露して除湿される。次いで、第1室内熱交換器54通
過時に再熱され室内に吹き出されることになって、室温
低下のない除湿運転(以下、再熱ドライ運転という)が
可能になる。
【0005】上記構成の空気調和機においては、圧縮機
57の吐出冷媒を室外側から室内側に循環させる冷房サ
イクルで除湿運転が行われる。しかしながら、このよう
な冷房サイクル除湿運転では、室外ファン51を低速回
転状態や停止状態としても、例えば外気温度が低いとき
や強風が吹いているとき等に、室外熱交換器58通過時
にこの室外熱交換器58での凝縮量が多くなる。このと
きのモリエル線図の一例を図3(c)に示している。同
図のように、室外熱交換器58で凝縮が生じると、室内
側での凝縮熱量が低下し、また、室外熱交換器58から
室内側に至る間で圧損が生じると、室内側での凝縮圧力
・凝縮温度の低下が生じる。このため、室内側での再熱
熱量が充分には確保されなくなって、室内機からの空気
の吹出温度の低下が生じてしまう。
【0006】このような不具合を生じさせないために
は、例えば室外熱交換器58をバイパスするバイパス配
管と、圧縮機57からの吐出冷媒の流通を室外熱交換器
58とバイパス配管とのいずれかに切換えるための三方
弁とを設けることが考えられる。しかしながら、このよ
うな三方弁を設ける構成では、全体的な製作費が高くな
る。
【0007】そこで、前記した吹出温度の低下等を生じ
させないために、圧縮機からの吐出冷媒を室内側から室
外側に循環させる暖房サイクルで、再熱ドライ運転を行
うようにした空気調和機が、特公昭61−533号公報
に開示されている。
【0008】図5に示すこの空気調和機においては、第
1室内熱交換器61・第2室内熱交換器62間の開閉弁
63を閉弁し、図中実線矢印で示すように冷媒を循環さ
せて除湿運転が行われる。このとき、圧縮機64の吐出
冷媒は、四路切換弁65を通して第1室内熱交換器61
に供給され、この熱交換器61で凝縮する。次いで、除
湿用減圧機構66で減圧された後、第2室内熱交換器6
2で蒸発する。その後、キャピラリーチューブから成る
暖房用減圧機構67を通過後に室外熱交換器68でさら
に蒸発して圧縮機64に返流される。したがって、この
場合には、第2室内熱交換器62から第1室内熱交換器
61を順次室内空気が通過するように構成することで、
前記同様の再熱ドライ運転が行われる。
【0009】なお、上記の空気調和機には、冷房ぎみ或
いは暖房ぎみの除湿運転ともし得るように、暖房用減圧
機構67と室外熱交換器68との間を圧縮機64の吸込
側に接続するバイパス配管69と、このバイパス配管6
9を通して圧縮機64に返流される冷媒量を調節すべく
開閉制御されるバイパス開閉弁70とがさらに設けられ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た空気調和機においては、第2室内熱交換器62通過後
の冷媒が、室外熱交換器68に流入してこの熱交換器6
8でも蒸発が生じる構成であり、この場合には、外気温
度に応じた室外熱交換器68での蒸発温度に対し、特に
暖房用減圧機構67通過時の圧力低下に対応する分、第
2室内熱交換器62での蒸発温度は高くなる。したがっ
て、この第2室内熱交換器62を通過する室内空気が充
分には冷却されず、このため、除湿量が小さくなって除
湿効率が低下するという問題を有している。
【0011】この発明は、上記の問題点に鑑みなされた
もので、その目的は、除湿性能の向上した暖房サイクル
除湿運転が可能な空気調和機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、圧縮機3に、順次、第1ガス管8、室内側熱交
換器20、減圧機構39が介設された液管、室外熱交換
器15、第2ガス管9を接続して冷媒循環回路を形成
し、上記室内側熱交換器20を第1室内熱交換器21と
第2室内熱交換器22とに分割構成すると共に、第1室
内熱交換器21と第2室内熱交換器22との間に、除湿
運転時に除湿用減圧機構として介在される絞り手段23
を設け、圧縮機3の吐出冷媒を第1ガス管8に供給した
ときに、第1・第2室内熱交換器21・22が凝縮器、
室外熱交換器15が蒸発器として機能する暖房運転と、
第1室内熱交換器21が凝縮器、第2室内熱交換器22
が蒸発器として機能する除湿運転との切換可能な空気調
和機であって、上記液管を圧縮機3の吸込側に接続する
バイパス配管43と、このバイパス配管43を通しての
流路を除湿運転時に開にするバイパス開閉弁44と、除
湿運転時に液管から室外熱交換器15に向かう冷媒流れ
を遮断する遮断機構39とを設けて成り、前記バイパス
配管が、前記暖房運転時に液管を流れる冷媒の一部を圧
縮機3に返流させるべく液管と圧縮機3の吸込側との間
に接続されたインジェクション配管41・42から成る
ことを特徴としている。
【0013】このような構成によれば、圧縮機3の吐出
冷媒を第1ガス管8から室内側熱交換器20に供給して
行う暖房サイクル除湿運転時、第2室内熱交換器22通
過後の冷媒は、その全てがバイパス配管43を通して圧
縮機3に返流される。したがって、室外熱交換器15を
通過しないので、第2室内熱交換器22での蒸発温度も
外気温等の環境変化に殆ど影響されず、これにより、良
好な除湿性能が維持された再熱ドライ運転を行わせるこ
とができる。また上記空気調和機によれば、暖房運転時
に室内側熱交換器20で凝縮して室外熱交換器15に向
かって流れる冷媒から、ガス化した一部冷媒をインジェ
クション配管41・42を通して圧縮機3に戻すこと
で、空調能力が向上する。そして、このようなインジェ
クション配管41・42を設けた構成では、このインジ
ェクション配管41・42を、除湿運転時に第2室内熱
交換器22通過後の蒸発冷媒を圧縮機3に返流させるバ
イパス配管として兼用することで、より簡素な構成で空
調能力と共に再熱ドライ性能にも優れた空気調和機とす
ることができる。
【0014】請求項2の空気調和機は、バイパス配管4
3を、減圧機構よりも室内側熱交換器20側の液管11
に接続していることを特徴としている。
【0015】この構成においては、除湿運転時に第2室
内熱交換器22通過後の冷媒は、液管に介設されている
減圧機構も通過することなく、バイパス配管43を通し
て圧縮機3に返流される。したがって、この減圧機構
が、前記図5に示した従来例のようにキャピラリーチュ
ーブから成る場合でも、この減圧機構を通過する際の圧
力低下が生じずに圧縮機3に返流されるので、第2室内
熱交換器22での蒸発圧力・蒸発温度はより低くなる。
この結果、室内空気がより低温まで冷却されるので、除
湿効率が向上する。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の具
体的な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明
する。
【0019】図1は、室外機1に室内機2を接続して構
成されたセパレート形空気調和機の冷媒回路図である。
室外機1には圧縮機3が内装されており、この圧縮機3
の吐出配管4と、アキュームレータ5・5が介設された
吸込配管6とは、それぞれ第1四路切換弁7の1次側ポ
ートに各々接続されている。
【0020】この第1四路切換弁7の2次側ポートには
第1ガス管8と第2ガス管9とがそれぞれ接続され、第
1ガス管8は、第2四路切換弁10における一方の1次
側ポートに接続されている。そして、この第2四路切換
弁10の他方の1次側ポートに第1液管11が接続さ
れ、この第1液管11に、順次、後述する逆止弁ブリッ
ジ回路12・第2液管13・室外ファン14の付設され
た室外熱交換器15が接続され、この室外熱交換器15
に第2ガス管9が接続されている。
【0021】上記第2四路切換弁10の2次側ポートに
は中継ガス管16と中継液管17とが接続され、これら
に、ガス側連絡配管18および液側連絡配管19を各々
介して、室内機2に内装された室内側熱交換器20が接
続されている。
【0022】この室内側熱交換器20は、液側連絡配管
19に接続された第1室内熱交換器21と、ガス側連絡
配管18に接続された第2室内熱交換器22とに分割構
成され、これら室内熱交換器21・22は、除湿用電動
膨張弁(絞り手段)23が介設された中間配管24を介
して相互に接続されている。また、これら室内熱交換器
21・22は、室内ファン25を作動したときに室内機
2内に吸い込まれる室内空気の通気経路に沿って、第2
室内熱交換器22・第1室内熱交換器21の順でそれぞ
れ室内機2内に設置されている。
【0023】また、図2に示すように、第1室内熱交換
器21は、液側連絡配管19側に1系統の冷媒流通路2
1aを、また、中間配管24側に互いに並列な2系統の
冷媒分流通路21b・21bをそれぞれ内部に備えるパ
ス取り形状で構成されている。一方、第2室内熱交換器
22は、その全体にわたって、互いに並列な3系統の冷
媒分流通路22a…を有するパス取り形状で形成されて
いる。
【0024】前記逆止弁ブリッジ回路12は、図1に示
すように、第1液管11が接続された第1出入口ポート
12aと、第2液管13が接続された第2出入口ポート
12bとの間に、入側液管31と出側液管32とを互い
に並列に接続し、入側液管31に第1・第2逆止弁33
・34を、また、出側液管32に第3・第4逆止弁35
・36をそれぞれ介設して構成されている。また、入側
液管31における第1逆止弁33と第2逆止弁34との
間の整流入口ポート12cと、出側液管32における第
3逆止弁35と第4逆止弁36との間の整流出口ポート
12dとの間に、整流液管37が設けられている。
【0025】第1逆止弁33・第2逆止弁34は、それ
ぞれ、第1出入口ポート12a・第2出入口ポート12
b側から整流入口ポート12cに向かう冷媒流れを許容
する方向で入側液管31に各々介設されている。また、
第3逆止弁35・第4逆止弁36は、それぞれ、整流出
口ポート12d側から第1出入口ポート12a・第2出
入口ポート12bに向かう冷媒流れを許容する方向で出
側液管32に各々介設されている。
【0026】一方、前記整流液管37には、整流入口ポ
ート12c側から、二重管より成る過冷却熱交換器38
と第1電動膨張弁39とが順次介設されている。この第
1電動膨張弁39は、後述する冷暖運転時に減圧機構と
して機能するように開度制御される一方、暖房サイクル
除霜運転時にはこれを全閉状態とする制御が行われ、し
たがって、このときの室外熱交換器15に向かう冷媒流
れを遮断する遮断機構としての機能を上記第1電動膨張
弁39に兼用させた構成となっている。そして、整流入
口ポート12cと過冷却熱交換器38の外管入口ポート
との間に、第2電動膨張弁40が介設された第1インジ
ェクション配管41が設けられ、また、過冷却熱交換器
38の外管出口ポートを、前記圧縮機3の吸込ポートに
接続する第2インジェクション配管42が設けられてい
る。
【0027】これにより、第1液管11側から第1逆止
弁33を通して流れる冷媒、あるいは第2液管13側か
ら第2逆止弁34を通して流れる冷媒は、整流入口ポー
ト12cで、第1電動膨張弁39と第2電動膨張弁40
との開度比に応じて一部が第1インジェクション配管4
1へと分流する。この分流冷媒は、過冷却熱交換器38
通過時に、整流入口ポート12cから過冷却熱交換器3
8の内管を通して整流出口ポート12dへと流れる主冷
媒との間で熱交換を生じ、その後、第2インジェクショ
ン配管42を通して圧縮機3に返流される。
【0028】さらに上記冷媒回路には、前記第1液管1
1と吸込配管6との間にバイパス配管43が設けられ、
このバイパス配管43には一方向電磁弁より成るバイパ
ス開閉弁44が介設されている。
【0029】上記構成の空気調和機においては、暖房運
転が、除湿用電動膨張弁23を全開状態、また、バイパ
ス開閉弁44を閉にして、第1四路切換弁7および第2
四路切換弁10をそれぞれ図において実線で示す切換位
置に位置させ、この状態で圧縮機3を駆動することによ
って行われる。このとき、第2電動膨張弁40も全閉状
態にしていると、圧縮機3からの吐出冷媒は、図中実線
矢印で示すように、第1四路切換弁7・第1ガス管8・
第2四路切換弁10・中継ガス管16を通して室内機2
側へ供給され、第2室内熱交換器22・第1室内熱交換
器21を順次通過した後、中継液管17・第2四路切換
弁10・第1液管11・第1逆止弁33・過冷却熱交換
器38・第1電動膨張弁39・第4逆止弁36・第2液
管13を経て室外熱交換器15に流入し、この室外熱交
換器15を通過後、第2ガス管9・第1四路切換弁7を
経て圧縮機3に返流される。
【0030】このような暖房サイクルにおいて、第2・
第1室内熱交換器22・21が凝縮器、室外熱交換器1
5が蒸発器として各々機能し、室外から吸収した熱量を
室内へ放出して室内暖房が行われる。この暖房運転時に
は、室外熱交換器15を通過して圧縮機3に返流される
蒸発冷媒が所定の過熱度で維持されるように、第1電動
膨張弁39の開度が制御される。
【0031】一方、冷房運転は、上記から第1四路切換
弁7を図において破線で示す切換位置に切換えて圧縮機
3を駆動することにより行われる。このとき、圧縮機3
からの吐出冷媒は、図中破線矢印で示すように、第1四
路切換弁7・室外熱交換器15・第2液管13・第2逆
止弁34・過冷却熱交換器38・第1電動膨張弁39・
第3逆止弁35・第1液管11を順次通過し、さらに、
第2四路切換弁10・中継液管17から第1室内熱交換
器21・第2室内熱交換器22を順次通過した後、中継
ガス管16・第2四路切換弁10・第1ガス管8・第1
四路切換弁7を経て圧縮機3に返流される。
【0032】このような冷房サイクルにおいて、室外熱
交換器15が凝縮器、第1・第2室内熱交換器21・2
2が蒸発器として各々機能し、室内から吸収した熱量を
室外へ放出して室内冷房が行われる。なお、この冷房運
転時には、第2室内熱交換器22を通過して圧縮機3に
返流される蒸発冷媒が所定の過熱度で維持されるよう
に、第1電動膨張弁39の開度が制御される。
【0033】なお、例えば前記の暖房運転時に第2電動
膨張弁40を開弁すると、第2・第1室内熱交換器22
・21で凝縮した高温高圧の液冷媒は、第1液管11・
第1逆止弁33を通過して整流入口ポート12cに達し
たときに、第1電動膨張弁39と第2電動膨張弁40と
の開度比に応じて一部の液冷媒が第1インジェクション
配管41へと分流する。この分流液冷媒は、第2電動膨
張弁40通過時の絞り作用で減圧され低温低圧の気液混
合冷媒となって過冷却熱交換器38の外管に流入する。
【0034】一方、整流入口ポート12cから整流液管
37を通して流れる主冷媒は、過冷却熱交換器38流入
時には高温高圧のままであり、この主冷媒と上記した分
流冷媒との間で過冷却熱交換器38通過時に熱交換が生
じる。これによって、分流冷媒は吸熱してガス化し、第
2インジェクション配管42を通して圧縮機3に返流さ
れる。主冷媒は温度が低下し、その過冷却度が大きくな
った状態で、第1電動膨張弁39通過時の絞り作用によ
って低温低圧の気液混合冷媒となる。そして、上記のよ
うに一部冷媒については室外熱交換器15を通さずにガ
ス化して返流させ、また、主冷媒については過冷却度が
大きくなることによって、全体的な冷媒循環量が多くな
り、この結果、暖房能力が向上する。前記冷房サイクル
での運転時においても、第2電動膨張弁40を開弁する
ことにより、上記と同様の作用で、より冷房能力が向上
した運転状態とすることができる。
【0035】次に、上記第1四路切換弁7を図中実線で
示す切換位置に位置させた暖房サイクルでの除湿運転に
ついて説明する。このとき、第2四路切換弁10は、図
中破線で示す切換位置に切換える。また、第1・第2電
動膨張弁39・40をそれぞれ全閉状態とする一方、バ
イパス開閉弁44を開弁する。そして、除湿用電動膨張
弁23の開度をこれが減圧機構として機能するように制
御する。また、室外ファン14は超低速回転状態、又は
停止状態とする。
【0036】この運転状態では、圧縮機3からの吐出冷
媒は、図中一点鎖線矢印で示すように、第1四路切換弁
7・第1ガス管8・第2四路切換弁10・中継液管17
を経て第1室内熱交換器21に流入する。そして、この
熱交換器21通過時に放熱して凝縮した後、除湿用電動
膨張弁23で減圧され、第2室内熱交換器22通過時に
吸熱して蒸発する。その後、中継ガス管16・第2四路
切換弁10から第1液管11に流入し、この第1液管1
1からバイパス配管43・吸込配管6を経て圧縮機3に
返流される。
【0037】したがって、前記室内ファン25の作動に
より室内機2内に吸込まれる室内空気は、まず、第2室
内熱交換器22通過時に冷却されて水分が結露し除湿さ
れる。その後、低温になった室内空気は第1室内熱交換
器21通過時に再熱される。この結果、温度を変えずに
湿度を低下させた空気が室内に吹き出され、いわゆる再
熱ドライ運転が行われる。
【0038】なお、上記空気調和機においては、第1四
路切換弁7を図中破線で示す切換位置に位置させた冷房
サイクルでの除湿運転も適宜選択して行うことが可能で
ある。このとき、第2四路切換弁10は、図中実線で示
す切換位置に位置させ、また、第1電動膨張弁39を全
開、第2電動膨張弁40を全閉状態とする。また、バイ
パス開閉弁44は閉弁し、除湿用電動膨張弁23の開度
を、これが減圧機構として機能するように制御する。ま
た、室外ファン14は超低速回転状態、又は停止状態と
する。
【0039】この運転状態では、圧縮機3からの吐出冷
媒は、図中二点鎖線矢印で示すように、第1四路切換弁
7・第2ガス管9を経て室外熱交換器15に流入する。
このとき、室外ファン14を超低速回転、又は停止状態
にしておくことで、室外熱交換器15通過時の凝縮が抑
えられ、その後、前記冷房運転時と同様の経路を経て第
1室内熱交換器21に流入する。そして、この熱交換器
21通過時に凝縮し、次いで、第2室内熱交換器22通
過時に蒸発する。その後、中継ガス管16・第2四路切
換弁10・第1ガス管8・第1四路切換弁7・吸込配管
6を経て圧縮機3に返流される。
【0040】したがって、この場合も、室内ファン25
の作動により室内機2内に吸込まれる室内空気は、第2
室内熱交換器22通過時に冷却された後、第1室内熱交
換器21通過時に再熱されて、再熱ドライ運転が行われ
る。
【0041】以上のように、本実施形態における空気調
和機においては、暖房サイクル除湿運転時に、整流液管
37に介設している第1電動膨張弁39を全閉状態とす
ることで、第2室内熱交換器22から室外熱交換器15
に向かう冷媒流れは遮断され、その全てがバイパス配管
43を通して圧縮機3に返流される。したがって、外気
温等の環境変化には殆ど影響を受けない再熱ドライ運転
が可能である。図3(a)には、このような暖房サイク
ル除湿運転時のモリエル線図を示している。殆どエネル
ギー損失のない除湿運転行うことができ、第2室内熱交
換器22での蒸発温度もより低い状態が維持される。こ
の結果、良好な除湿性能が維持された再熱ドライ運転を
より安定して行わせることが可能である。また、冷媒凝
縮過程での放熱量が室内空気の再熱量として充分に確保
されるので、吹出温度の低下を生じさせることなく、さ
らには、例えば温風ドライ運転として、室温調整も可能
な除湿運転を行わせることが可能になる。
【0042】また、上記実施形態においては、室内機2
内における空気の通気方向に沿って上流側に第2室内熱
交換器22、下流側に第1室内熱交換器21を配置して
おくことで、第2四路切換弁10の切換えにより、冷房
サイクルと暖房サイクルとのいずれによっても再熱ドラ
イ運転を行うことが可能となっている。これによって、
例えば外気温等の環境変化に応じて、冷房サイクル除湿
運転と暖房サイクル除湿運転とを適宜選択して、さらに
安定した再熱ドライ運転を行わせるようにすることが可
能である。
【0043】特に、上記のような第2四路切換弁10を
設けることで、暖房サイクル除湿運転時においても、圧
縮機3からの高温高圧の吐出冷媒は液側連絡配管19を
通して第1室内熱交換器21に流入し、そして、第2室
内熱交換器22で蒸発した低温低圧のガス冷媒は、ガス
側連絡配管18を通して室外機1側に送られる。これら
連絡配管18・19は、例えばガス側連絡配管18とし
て外径3/8インチの配管が使用される場合、通常、液
側連絡配管19は上記りも小径の例えば外径1/4イン
チの配管を使用して構成される。このように、各連絡配
管18・19として、従来同様に径の異なる配管を使用
しても、上記では、低圧のガス冷媒は径の大きなガス側
連絡配管18を通して室外機1に送られることになるの
で、連絡配管での低圧損失が少なくなる。したがって、
これによっても蒸発温度の上昇が抑えられ、除湿効率が
向上する。
【0044】さらに、上記実施形態においては、図2を
参照して説明したように、第1・第2室内熱交換器21
・22における冷媒流路数、すなわちパス数は、液側連
絡配管19への接続側から、順次、1パス・2パス・3
パスに増加させた構成となっている。したがって、冷房
運転時でのこれら熱交換器21・22での蒸発過程にお
いては、液冷媒中のガス冷媒の増加傾向に合わせて流路
断面積が次第に増加するので、これら熱交換器21・2
2通過時の圧力損失も極力小さく抑えられる。さらに、
暖房運転時には、ガス冷媒から液冷媒への変化に合わせ
て流路断面積が次第に減少するので、液冷媒の流速低下
を生じさせずに、良好な暖房能力が維持される。
【0045】しかも、暖房サイクル除湿運転時や、冷房
サイクル除湿運転時においても、高圧ガス冷媒が第1室
内熱交換器21に流入して凝縮し、その後、第2室内熱
交換器22で蒸発して低圧のガス冷媒に変化するのに合
わせて、特に、第2室内熱交換器22の流路断面積が大
きくなっているので、この熱交換器22通過時の低圧損
失が抑えられ、これによっても蒸発温度の上昇が抑えら
れて、除湿効率を向上させ得るものとなっている。
【0046】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更して実施すること
ができる。例えば上記形態では、整流液管37に介設し
た第1電動膨張弁39に、冷暖運転時の減圧機構として
の機能と、除湿運転時における遮断機構としての機能を
兼用させた構成としたが、これに代えて、例えば減圧機
構をキャピラリーチューブで構成し、これとは別に遮断
機構としての開閉弁を設けた構成とすることも可能であ
る。
【0047】この場合、バイパス配管は、上記の減圧機
構よりも室内側熱交換器側の液管に接続することで、よ
り良好な除湿効率が維持される。すなわち、暖房サイク
ル除湿運転時に室内側から送られてくる冷媒は、上記の
減圧機構に達する前にバイパス配管を通して圧縮機に返
流されることになり、したがって、減圧機構を通過する
際の圧力低下も生じないので、第2室内熱交換器での蒸
発圧力・蒸発温度がより低くなる。この結果、室内空気
がより低温まで冷却されるので、良好な除湿効率での運
転状態とすることができる。
【0048】一方、上記形態には、インジェクション配
管41・42をさらに備えた空気調和機を例示している
が、このような構成を備える空気調和機においては、前
記のバイパス配管43を設けずに、上記のインジェクシ
ョン配管41・42に、バイパス配管43の機能を兼用
させる構成とすることが可能である。
【0049】すなわち、図1におけるバイパス配管43
とインジェクション配管41・42とのいずれか一方の
みを設けて構成することが可能であり、バイパス配管4
3を設けていない場合には、暖房サイクル除湿運転時、
第1電動膨張弁39は前記同様に全閉状態にする一方、
第2電動膨張弁40を全開状態とすることで、第2室内
熱交換器22通過後の蒸発冷媒を、第1・第2インジェ
クション配管41・42を通して圧縮機3に返流させる
ことができる。
【0050】このときのモリエル線図を図3(b)に示
している。なお、同図における破線部分は、運転開始当
初に室外熱交換器15に残留している液冷媒が、第2液
管13・第2逆止弁34から第1・第2インジェクショ
ン配管41・42を通して圧縮機3に吸引される過渡的
な状態を示しており、その後の定常状態においては、実
線で示すように、前述した同図(a)と同様の状態で再
熱ドライ運転を行わせることができる。
【0051】このように、インジェクション配管を除湿
運転時のバイパス配管として兼用させることで、より簡
素な構成で、空調能力と共に再熱ドライ性能にも優れた
空気調和機とすることが可能となる。
【0052】なお、上記形態では、過冷却熱交換器38
の介設されたインジェクション配管を示したが、例え
ば、室内側熱交換器20と室外熱交換器15との間の液
管に気液分離器を設け、この気液分離器で分離されたガ
ス冷媒を圧縮器に返流させるように、この気液分離器と
圧縮機の吸込側との間にインジェクション配管を設けた
構成とすること等も可能である。この場合にも、このイ
ンジェクション配管を除湿運転時のバイパス配管として
兼用させることができる。
【0053】一方、上記形態では、第2四路切換弁10
の切換えにより、冷房サイクル除湿運転も可能な構成と
したが、この第2四路切換弁10を設けずに、第1ガス
管8を第1室内熱交換器21に、第1液管11を第2室
内熱交換器22に各々連絡配管を介して直接接続し、暖
房サイクルでの除湿運転のみを行うように構成した空気
調和機にも本発明を適用することが可能である。
【0054】さらに上記では、第1・第2室内熱交換器
21・22間における除霜運転時に減圧機構として介在
される絞り手段を、冷暖運転時に全開状態とされる電動
膨張弁23で構成したが、これに代えて、例えば開閉弁
を並列接続したキャピラリーチューブで構成すること等
も可能である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明の請求項
1の空気調和機においては、暖房サイクル除湿運転時
に、液管から室外熱交換器に向かう冷媒流れを遮断機構
で遮断し、第2室内熱交換器通過後の冷媒の全てをバイ
パス配管を通して圧縮機に返流させるようになっている
ので、外気温等の環境変化には殆ど影響されずに、良好
な除湿性能が維持された再熱ドライ運転を行わせること
ができる。また暖房運転時に液管を流れる冷媒の一部を
圧縮機に返流させるインジェクション配管を、上記のバ
イパス配管として兼用させるので、より簡素な構成で、
空調能力と共に再熱ドライ性能にも優れた空気調和機と
することができる。
【0056】請求項2の空気調和機においては、減圧機
構よりも室内側熱交換器側の液管にバイパス配管を接続
する構成であり、この場合には、上記の減圧機構が例え
ばキャピラリーチューブ等から成る場合でも、この減圧
機構を通過する際の圧力低下が生じずに圧縮機に返流さ
れる。この結果、第2室内熱交換器での蒸発圧力・蒸発
温度はより低くなり、これによって、除湿効率がより向
上した再熱ドライ運転を行わせることができる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における空気調和機の冷
媒回路図である。
【図2】上記空気調和機における第1室内熱交換器と第
2室内熱交換器との各パス数の説明図である。
【図3】除湿運転時のモリエル線図を示すもので、同図
(a)は上記空気調和機におけるバイパス配管を通して
蒸発冷媒を圧縮機に返流させる暖房サイクル除湿運転時
のモリエル線図、同図(b)は、上記空気調和機におけ
るインジェクション配管を通して蒸発冷媒を圧縮機に返
流させる暖房サイクル除湿運転時のモリエル線図、同図
(c)は従来の冷房サイクル除湿運転時のモリエル線図
である。
【図4】従来の冷房サイクル除湿運転可能な空気調和機
の冷媒回路図である。
【図5】従来の暖房サイクル除湿運転可能な空気調和機
の冷媒回路図である。
【符号の説明】
3 圧縮機 8 第1ガス管 9 第2ガス管 11 第1液管 13 第2液管 15 室外熱交換器 20 室内側熱交換器 21 第1室内熱交換器 22 第2室内熱交換器 23 除湿用電動膨張弁(絞り手段) 31 入側液管 32 出側液管 37 整流液管 39 第1電動膨張弁(減圧機構・遮断機構) 41 第1インジェクション配管 42 第2インジェクション配管 43 バイパス配管 44 バイパス開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−210575(JP,A) 特開 平10−26435(JP,A) 実公 昭61−5554(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F25B 13/00 103 F25B 29/00 411

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(3)に、順次、第1ガス管
    (8)、室内側熱交換器(20)、減圧機構(39)が
    介設された液管、室外熱交換器(15)、第2ガス管
    (9)を接続して冷媒循環回路を形成し、上記室内側熱
    交換器(20)を第1室内熱交換器(21)と第2室内
    熱交換器(22)とに分割構成すると共に、第1室内熱
    交換器(21)と第2室内熱交換器(22)との間に、
    除湿運転時に除湿用減圧機構として介在される絞り手段
    (23)を設け、圧縮機(3)の吐出冷媒を第1ガス管
    (8)に供給したときに、第1・第2室内熱交換器(2
    1)(22)が凝縮器、室外熱交換器(15)が蒸発器
    として機能する暖房運転と、第1室内熱交換器(21)
    が凝縮器、第2室内熱交換器(22)が蒸発器として機
    能する除湿運転との切換可能な空気調和機であって、上
    記液管を圧縮機(3)の吸込側に接続するバイパス配管
    (43)と、このバイパス配管(43)を通しての流路
    を除湿運転時に開にするバイパス開閉弁(44)と、除
    湿運転時に液管から室外熱交換器(15)に向かう冷媒
    流れを遮断する遮断機構(39)とを設けて成り、前記
    バイパス配管が、前記暖房運転時に液管を流れる冷媒の
    一部を圧縮機(3)に返流させるべく液管と圧縮機
    (3)の吸込側との間に接続されたインジェクション配
    管(41)(42)から成ることを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 バイパス配管(43)を、減圧機構より
    も室内側熱交換器(20)側の液管(11)に接続して
    いることを特徴とする請求項1の空気調和機。
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