JP2915432B2 - 反芻動物の乳脂肪産生を増加させるための組成物および方法 - Google Patents

反芻動物の乳脂肪産生を増加させるための組成物および方法

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JP2915432B2 JP1134828A JP13482889A JP2915432B2 JP 2915432 B2 JP2915432 B2 JP 2915432B2 JP 1134828 A JP1134828 A JP 1134828A JP 13482889 A JP13482889 A JP 13482889A JP 2915432 B2 JP2915432 B2 JP 2915432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、反芻動物の乳脂肪産生を増加するための組
成物および方法に関するものであり、特に第一胃(rume
n)緩衝液、電解質および炭酸水素ナトリウムを用いて
乳汁分泌期の乳牛の乳脂肪産生を相乗的に高めるための
組成物および方法に関する。
現在の反芻動物用飼料および給餌の実際は主として、
発酵し易い炭水化物および切りきざんでサイロに貯蔵し
た飼草に依存している。このような飼料は第一胃内で酸
を発生する。これらの酸は食餌性或いは内因性塩基およ
び緩衝物質によって完全には相殺されない。より強い酸
性条件下で第一胃内に見出される微生物集団は、より弱
い酸性または中性の条件下で見出される集団に比べてあ
まり好ましくない。これらの比較的弱い酸性または中性
の条件下では、第一胃内の微生物は、乳汁分泌動物が乳
脂肪を産生するために用い得る脂肪酸をより多く産生す
る。
炭酸水素ナトリウムおよび酸化マグネシウムは、一つ
だけで、または組み合わせて、高酸産生食で飼養される
動物の乳および/または乳脂肪の増加に有効であること
は公知である。チャルパ(Chalupa)およびクロンフェ
ルド(Kronfeld),1983,「動物の栄養と健康(Animal N
utrition and Health)」5−6月,50:エルドマンら(E
rdman et al.),1982,ジャーナル・オブ・ダイヤリー・
サイエンス(Journal of Dairy Science)65巻,712ペー
ジ;エルドマンら,1980,ジャーナル・オブ・ダイヤリー
・サイエンス,63巻,923;キルマーら(Kilmer et al.),
1980,ジャーナル・オブ・ダイヤリー・サイエンス,63
巻,2026ページ。しかしながらこれらの添加物は、食飼
摂取量を一時的に減退せしめ、血中カリウムおよび−マ
グネシウム濃度を減らすという不都合な影響をもってい
る。そこで、新しい組成物および方法を用いて乳脂肪産
生を増加させる改良法が依然として必要である。
そこで本発明の目的は、反芻動物の乳脂肪産生を増加
させるための組成物を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、反芻動物の乳脂肪産生を
増加するための方法を提供することである。
本発明のまた別の目的は、反芻動物の乳脂肪産生を増
加するのに適した飼料組成物を提供することである。
これらの、およびその他の目的は、(1)ナトリウム
制酸剤およびマグネシウム制酸剤から成る群から選択さ
れる制酸剤と、カリウム、ナトリウムおよび塩素含有電
解質から成る群から選択される複数の電解質とを含むペ
レットと、(2)重炭酸ナトリウムとを含んで成る組成
物を、相乗的に乳脂肪産生を増加するのに十分な量で反
芻動物に摂取させることによって達せられる。ペレット
はカリウム、ナトリウムおよび塩素を次の重量比で含
む。ナトリウム1部につき、カリウム約1.5ないし約1.8
部、塩素約1.2ないし約1.5部。ただし、ペレットがマグ
ネシウムを含有する場合は、ペレットはマグネシウム1
重量部当たり約0.8ないし約1重量部のカリウムを提供
するのに十分な量のカリウムを含む。
好ましい実施態様では、組成物は、ペレットと重炭酸
ナトリウムとを約1:8ないし8:1重量比で混合することに
よって形成され、反芻動物に約0.5〜2ポンド(約0.2〜
0.9kg)/反芻動物/日の量が直接供給され、共力的に
乳脂肪産生を増加させる。
最も好ましい実施態様では、ペレットと炭酸水素ナト
リウムとの組成物、或いは個々にペレットおよび重炭酸
ナトリウムを、約0.5〜5重量パーセント量のペレット
および約0.1〜1.5重量パーセント量の重炭酸ナトリウム
の割合で飼料組成物と混ぜ、その飼料組成物を反芻動物
に与えて乳脂肪産生を相乗的に増加させる。
本発明のその他の目的、長所および新規の特徴は、次
に述べる発明の詳細な説明から明らかになる。
本発明の組成物は下記の二つの成分をもっている。
(1)ナトリウム制酸剤およびマグネシウム制酸剤から
成る群から選択される制酸剤と、カリウム、ナトリウム
および塩素含有電解質から成る群から選択される複数の
電解質とを含むペレット、および(2)重炭酸ナトリウ
ム(NaHCO3)。ペレットは、カリウム、ナトリウムおよ
び塩素を、ナトリウム1部につき約1.5ないし約1.8部の
カリウムおよび約1.2ないし約1.5部の塩素という重量比
で含む。ただし、ペレットがマグネシウムを含有する場
合は、ペレットはマグネシウム1重量部あたり約0.8な
いし約1重量部のカリウムを提供するのに十分な量のカ
リウムを含む。組成物を反芻動物に食べさせて、相乗的
に乳脂肪産生を増加する。ペレットと炭酸水素ナトリウ
ムとを組み合わせて与えた場合の乳脂肪産生は、ペレッ
トおよび重炭酸ナトリウムを別々に反芻動物に与えた場
合の乳脂肪産生増加の和よりも大きい。
組成物は、ペレットと重炭酸ナトリウムとを混合する
ことによって、好ましくは組成物を反芻動物に食べさせ
る直前にそれら成分を混合することによって形成され
る。別法として、この組成物を反芻動物の飼料と組み合
わせて与えるとき、ペレットと重炭酸ナトリウムとを個
々に飼料と混合し、組成物を形成することができる。ペ
レットと重炭酸ナトリウムとは、約1:8ないし約8:1の重
量比で混合される。
ペレットは、所望の粒子サイズにつくられ、適当な比
で混合された、制酸剤は電解質とを組み合わせたものを
凝集することによって反芻動物に投与するのに適したサ
イズに作られる。概してペレット成分は約100タイラー
メッシュ以下の粒子サイズに分割され、凝集されて約プ
ラス48タイラーメッシュ以上のサイズをもつペレットを
生成する。
元素間の重量比は、K:Na:Cl:Mgの比が1.65:1:1.35:1.
88の約10%以内でなければならない。すなわちペレット
はナトリウム1部につき約1.5ないし約1.8部のカリウム
および約1.2ないし約1.5部の塩素を含むことになる。マ
グネシウムは必須でないが、これを制酸剤に加える場合
には、それは適当な比で他の元素を加えることによって
バランスされるべきである。すなわちマグネシウム:カ
リウムの比は1.14:1の約10%以内、或いは存在するマグ
ネシウム1重量部分あたり約0.8ないし約1重量部分の
カリウムでなければならない。定められた比になるよう
に制酸剤に加えられる電解質の量および種類は、熟練し
た当業者は容易に選ぶことができる。
好ましい実施態様においては、ペレットの制酸剤−お
よび電解質成分を凝集して、最低約プラス48タイラーメ
ッシュ、より好ましくは約48ないし約8タイラーメッシ
ュのサイズペレットを形成する。ペレットが第一胃また
は胃で溶解する速度は、もしもペレット成分を凝集前に
特定の粒子サイズにまですりつぶした場合は著しく減少
する;概して成分の粒子サイズは100タイラーメッシュ
以下に、より好ましくは250タイラーメッシュ以下に減
らさなければならない。
本発明のペレットを作るために用いられる制酸剤−お
よび電解質源は、動物には無毒である飼料用、或いはそ
れ以上の品質の原料であればよい。用いられる制酸剤と
しては、酸化マグネシウム、重炭酸ナトリウム、ドロマ
イト、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、ノルサッ
パイトおよびそれらの混合物が用いられる。発明の実施
に用いられる適した電解質源は、動物または人の栄養補
充物として一般に用いられる、たとえば塩化カリウム、
ラングバイナイト、炭酸水素カリウム、アルカナイト、
水酸化カリウム、燐酸カリウム、炭酸カリウム、塩化ナ
トリウムおよびそれら混合物のいずれかである。
驚くべきことに、凝集は第一胃におけるペレットの溶
解速度を遅くするだけでなく、未凝集原料に比べて第一
胃内の総pHをより大きく変化させる。ペレットの制酸特
性が変化する理由は詳しくはわからない。しかしながら
ペレットの好ましい製法、すなわち成分をすりつぶし
て、100タイラーメッシュ以下のほぼ均一の粒子サイズ
にし、凝集させるという方法は、化学反応を引き起こ
す。
概して、適当なサイズおよび持久力をもつペレットを
実現する特定の組成物をつくるために用いられる液体中
の乾燥成分には約5重量%の巾がある。この巾は、組成
物に用いられる特定の材料およびその材料のサイズによ
って変化する。或る特定の組成物のためのこの巾は日常
的テストによって決めることができる。液体が多過ぎる
と、大き過ぎる、湿ってねばねばしたペレットが生成す
る。水が少な過ぎると、小さ過ぎ、その上弱くてもろい
粒子が生成する。概して、粒子の細かさが増加するにつ
れて、正しく凝集するためにはより多くの液体が必要で
ある。水以外の液体も用いられる。たとえば塩化コリン
溶液が好都合に用いられる。ペレットを形成するために
加えられる水またはその他の液体の量は概ね、その他の
成分の約5ないし20重量パーセントである。この固体に
対する液体の割合が適当な大きさのペレットを生成す
る。
それに加えて、澱粉、水硬セメント、クレーバインダ
ーのような結合剤をペレットに加えるときには、ペレッ
トの耐破壊性および耐摩耗性は増加する。好ましい一実
施例では、ベントナイト(クレーバインダー)をペレッ
ト組成物に加える。ベントナイトの適当量は概して約5
重量%以下か、好ましくは約2%である。さらに、若干
の広く用いられている成分、たとえば糖蜜は、ペレット
の溶解特性に悪影響を与え、溶解速度を増加させる。逆
に、セメントおよびベントナイトのような成分は溶解速
度を減らす。
最初の成分を個々に或いは一緒にすりつぶしてよく混
合する。これは、たとえばボールミル、ジェットミル、
微粉砕機、ハンマーミルなどを使用する、当業者には公
知の方法によって実現される。所望の粉末度が得られる
手段ならばすべて適している。すりつぶした原料の凝集
を行うにはディスクペレタイザーが適しているが、その
他の装置も用いられる。すりつぶした成分の凝集は、ド
ラム、ディスク、コーンまたはパン形のペレタイザー、
加圧圧縮、押出し、或いは当業者に公知のその他の手段
によって行われる。
ペレットが凝集によって形成された後、それは周囲温
度かまたはより高い温度で乾燥され、水分を除去され
る。振動流動層乾燥機がこの目的のために適している。
乾燥粒子を篩にかけて、それらを確実に正しい大きさの
ものにする。大き過ぎる顆粒はすてるか、またはたとえ
ばナイフグラニュレーターによってサイズを小さくす
る。
本発明のペレットの製造に関係する加工処理の後、新
しい化合物が見出される。これは化学反応がおきたこと
を示している。たとえば、塩化カリウム、ラングバイナ
イト、酸化マグネシウムおよび重炭酸ナトリウムが最初
の混合物中にあるとき、X線回折によってノルサッパイ
トがペレット生産物中に主要反応産物として見出され
た。こうして本発明の方法はノルサッパイトをつくる手
段を提供する。アルカナイトも生産物中にいくらか確認
された。
ペレット、そのペレットの製法、ペレットの長所、お
よびこれらの長所(特に乳脂肪生産に関する長所)を示
す実験研究は、ここに引用する米国特許出願第877,313
号に完全に記されている。そのペレットはピットマン−
ムーア社(Pitman−moore inc.)(1401 South Third S
treet,Terre Haute,IN)からルーメン−メイト (Rume
n−Mate )の商標で販売されている。
重炭酸ナトリウムは、飼料級炭酸水素ナトリウム、或
いは重炭酸ナトリウムを含む飼料級材料、たとえばセス
キ炭酸ナトリウムおよびトロナ(重炭酸ナトリウム石)
であればよい。飼料級炭酸水素ナトリウムおよび重炭酸
ナトリウムを含む材料は多数の商業的供給元(熟練せる
当業者には公知のもの)から入手できる。
本発明の方法によると、反芻動物に食べさせたペレッ
トおよび重炭酸ナトリウムは、相乗的に乳脂肪産生を増
加させる。ペレットと炭酸水素ナトリウムとの間の相乗
的相互作用のために、動物にたべさせる制酸剤および電
解質の量を減らすことができ、その結果、飼育コストは
低下し、大量の化合物の給餌に関連させる不都合な副作
用は減少する。
ペレットと重炭酸ナトリウムとを混合して本発明の組
成物を形成し、相乗的に乳脂肪産生を増加させるのに十
分な量を反芻動物に直接給餌する。
概してこの方法は、ペレットおよび重炭酸ナトリウム
を約1:8ないし約8:1の重量比で含む組成物の約0.5〜2
ポンド(約0.2〜0.9kg)/反芻動物/日を給餌すること
を含んで成る。
好ましくは、ペレットおよび重炭酸ナトリウムを混合
して本発明の組成物を形成して通常の飼料組成物と混ぜ
るか、または相乗的に乳脂肪産生を増加させるのに十分
な量を、個々に通常の飼料組成物を混ぜる。動物の飼料
組成物は、或る量の炭水化物、蛋白質、繊維、ビタミン
およびミネラルを、本発明によるペレットおよび重炭酸
ナトリウムと共に含む普通の栄養的にバランスのとれた
飼料を含んで調製される。動物の飼料組成物に含まれる
一般的食餌要素をいくつか挙げると、たとえば粉砕穀物
および穀物副産物のような穀物類、魚肉および牛肉のく
ず(scraps)に見出されるような動物蛋白物質、大豆油
ミールまたはピーナツ油ミールのような植物蛋白質、ビ
タミン類およびビタミン含有物質たとえばビタミンA,D
混合物、リボフラビン強化物およびその他のビタミンB
複合物、およびミネラルを供給するための骨ミールおよ
び石灰石がある。畜牛に使用するための従来の飼料材料
の型は、アルファルファ干草および粉砕したトウモロコ
シ穂軸を、所望ならば補充的ビタミンおよびビタミン含
有物質と共に与えるものである。本発明によるペレット
および炭酸水素ナトリウムはそれぞれ約0.5〜5%、よ
り好ましくは約2〜4%量および約0.1〜1.5%、より好
ましくは0.25〜1%量が飼料組成物に混合される。
ここに引用する米国特許第3,778,508号は羊および畜
牛用の基本的飼料組成物を開示する。その他の多くの種
の組成物は熟練した当業者にはよく知られている。
その組成物は乳汁分泌反芻動物、特に畜牛および羊に
供餌され、相乗的に乳脂肪産生を増加する。
本発明について大体述べたが、次の実施例を本発明の
特殊の実施態様として挙げ、発明の実施および利点を明
らかにする。実施例は例示の形で与えられ、明細書また
は請求の範囲を決して制限するものでないことは当然で
ある。
実施例 1 乳汁分泌中期の多重産ホルスタイン雌牛16匹を用い、
2回繰返す6×6ラテン方格デザインで実験した。各期
間は、7日間の適応期間と、14日間のデータ収集期間か
ら成っていた。基本食(第1表)は約40%のコーン・サ
イレージと60%のコンセントレートとから成っていた。
すべての食料はNCR(1978)基準に適合するかまたはそ
れを上廻るように処方された。
食餌のための処理は次のようであった: a.基 本 食 b.0.8%重炭酸ナトリウム c.0.8%重炭酸ナトリウム+0.5%酸化マグネシウム d.0.5%酸化マグネシウム e.2.65%ルーメン−メイト f.1.85%ルーメン−メイト +0.8%炭酸水素ナトリウ
ム 基本食への添加は乾燥物質ベースで、コーンの代わり
として行われた。
実験が開始されると、牛には、1日2回、フォーレー
ジ(飼草)およびコンセントレート部分を各牛毎に徹底
的に混合した後、それぞれの完全混合食が与えられた。
飼料の拒絶分を次の給餌の直前に集めて秤量し、1日の
供給飼料量を調節して、24時間中に10%の飼料拒絶分
(飼料として)が残るようにした。新しいミックスを作
る度に個々の食餌処理/コンセントレートミックスのサ
ンプルを採取し、フォーレージのサンプルは実験期間中
を通じて1週間に3回採取した。フォーレージ−サンプ
ルは乾燥物質として直ちに分析し、フォーレージ:コン
セントレートの比を半週に1度適当に調節できるように
した。新鮮な水は自由に供給された。
乳汁産生量を各搾乳時(1日2回)に測定し、各実験
期間の最終14日間の収量データを用いて、処理が乳汁組
成に与えた影響を評価した。乳汁サンプルを各雌牛か
ら、各期間の2,3,8,9,14,15,20および21日目にとり、乳
脂肪組成を分析した。結果を第2表に示す。
第2表を参照すると、乳脂肪は、パーセントとしても
1日に生産される総kgとしても、ペレット(ルーメン−
タイト )および炭酸水素ナトリウムを組み合わせて与
えることによって相乗的に増加した。NaHCO3の添加は乳
脂肪収量を0.02kg/日増加し、一方ルーメン−メイト
は乳脂肪収量を0.03kg/日増加した。しかしこれらを組
み合わせると、収量は0.06kg/日増加した。同様に、4
%脂肪調製牛乳(FCM)はNaHCO3によって増加し、ルー
メン−メイトによってわずかに増加した(それぞれ0.3
および0.1kg/日)、しかしこれらの組み合わせは4%FC
Mをより著しく(1kg/日)増加させた。そこでNaHCO3
ルーメン−メイト の組み合わせは乳脂肪産生および4
%FCMに対して相乗的効果をあらわす。それはこれらの
パラメーターに対しては相加的影響よりきわめて大き
い。
上記の技術に照らして、本発明の多くの変形および変
化が可能であることは明らかである。そこで、特に明記
されない限り発明は添付の請求の範囲内で実施されるこ
とは当然である。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反芻動物の乳脂肪産生を相乗的に増加させ
    るための組成物であって、 ナトリウム制酸剤およびマグネシウム制酸剤からなる群
    から選ばれた制酸剤およびカリウム、ナトリウムおよび
    塩素含有電解質からなる群から選ばれた複数の電解質を
    含み、カリウム、ナトリウムおよび塩素を、重量比でナ
    トリウム1部当たり1.5から1.8部のカリウムと1.2から
    1.5部の塩素になるような割合で含有し、かつマグネシ
    ウムが存在する場合は存在するマグネシウム1重量部当
    たり0.8から1重量部のカリウムを与えるのに充分な量
    でカリウムが存在するペレットと、 重炭酸ナトリウムと、 からなる組成物。
  2. 【請求項2】重炭酸ナトリウムに対する前記ペレットの
    比が重量で1:8から8:1である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】前記ペレットがタイラー標準篩48メッシュ
    よりも大きい寸法を有する請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記ペレットがタイラー標準篩100メッシ
    ュよりも小さい粒径を有する成分の集塊によって形成さ
    れたものである請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】前記ペレットがタイラー標準篩48メッシュ
    から8メッシュの寸法を有し、かつタイラー標準篩100
    メッシュから250メッシュよりも小さい粒径を有する成
    分を集塊によって形成されたものである請求項1記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】反芻動物の乳脂肪産生を相乗的に増加させ
    るのに適した飼料組成物であって、 栄養的なバランスを有する飼料、 ナトリウム制酸剤およびマグネシウム制酸剤からなる群
    から選ばれた制酸剤、およびカリウム、ナトリウムおよ
    び塩素含有電解質からなる群から選ばれた複数の電解質
    を含み、カリウム、ナトリウムおよび塩素を、重量比で
    ナトリウム1部当たり1.5から1.8部のカリウムと1.2か
    ら1.5部の塩素になるような割合で含有し、かつマグネ
    シウムが存在する場合はマグネシウム1重量部当たり0.
    8から1重量部のカリウムを与えるのに十分な量でカリ
    ウムが存在するペレット、および前記飼料に配合された
    重炭酸ナトリウム、 を備えた飼料組成物。
  7. 【請求項7】0.5〜5重量%の量の前記ペレット、およ
    び0.1〜1.5重量%の重炭酸ナトリウムを含有している請
    求項6記載の飼料組成物。
  8. 【請求項8】重炭酸ナトリウムに対する前記ペレットの
    比が1:8から8:1である請求項6記載の飼料組成物。
  9. 【請求項9】前記ペレットがタイラー標準篩48メッシュ
    よりも大きい寸法を有する請求項6記載の組成物。
  10. 【請求項10】前記ペレットがタイラー標準篩100メッ
    シュ以下の粒径を有する成分の集合によって形成されて
    いる請求項6記載の組成物。
  11. 【請求項11】前記ペレットがタイラー標準篩48メッシ
    ュから8メッシュの寸法を有し、かつ前記ペレットがタ
    イラー標準篩100メッシュから250メッシュの粒径を有す
    る成分の集合によって形成されている請求項6記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】反芻動物の乳脂肪産生を相乗的に増加さ
    せるための方法であって、 ナトリウム制酸剤およびマグネシウム制酸剤からなる群
    から選ばれた制酸剤、およびカリウム、ナトリウムおよ
    び塩素含有電解質からなる群から選ばれた複数の電解質
    を含み、カリウム、ナトリウムおよび塩素を、重量比で
    ナトリウム1部当たり1.5から1.8部のカリウムと1.2か
    ら1.5部の塩素になるような割合で含有し、かつマグネ
    シウムが存在する場合はマグネシウム1重量部当たり0.
    8から1重量部のカリウムを与えるのに十分な量でカリ
    ウムが存在するペレットと、重炭酸ナトリウムとからな
    る組成物を与えることを備えた方法。
  13. 【請求項13】重炭酸ナトリウムに対する前記ペレット
    の比が重量で1:8から8:1である請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】前記ペレットがタイラー標準篩48メッシ
    ュよりも大きい寸法を有する請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】前記ペレットが、タイラー標準篩100メ
    ッシュよりも小さい粒径を有する成分の集塊によって形
    成されたものである請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】前記ペレットがタイラー標準篩48メッシ
    ュから8メッシュの寸法を有し、かつ前記ペレットがタ
    イラー標準篩100メッシュから250メッシュの粒径を有す
    る成分の集合によって形成されている請求項12記載の方
    法。
  17. 【請求項17】前記組成物が、1:8から8:1の比率で前記
    ペレットおよび重炭酸ナトリウムを含有し、0.5〜2ポ
    ンド/反芻動物/日の量で与えられる請求項12記載の方
    法。
  18. 【請求項18】請求項12記載の方法において、前記組成
    物が飼料組成物中に加えられ、前記飼料組成物は、栄養
    的にバランスさせた飼料、およびナトリウム制酸剤およ
    びマグネシウム制酸剤からなる群から選ばれた制酸剤、
    およびカリウム、ナトリウムおよび塩素含有電解質から
    なる群から選ばれた複数の電解質を含み、カリウム、ナ
    トリウムおよび塩素を、重量比でナトリウム1部当たり
    1.5から1.8部のカリウムと1.2から1.5部の塩素になるよ
    うな割合で含有し、かつマグネシウムが存在する場合は
    マグネシウム1重量部当たり0.8から1重量部のカリウ
    ムを与えるのに十分な量でカリウムが存在するペレット
    と、前記飼料に配合された重炭酸ナトリウムとからなる
    組成物からなる方法。
  19. 【請求項19】前記反芻動物が、牛および羊からなる群
    から選ばれる請求項12記載の方法。
  20. 【請求項20】前記反芻動物が、乳汁分泌期の乳牛であ
    る請求項19記載の方法。
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