JP2914814B2 - 架裏面ケーブル支持構造 - Google Patents

架裏面ケーブル支持構造

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JP2914814B2
JP2914814B2 JP9658392A JP9658392A JP2914814B2 JP 2914814 B2 JP2914814 B2 JP 2914814B2 JP 9658392 A JP9658392 A JP 9658392A JP 9658392 A JP9658392 A JP 9658392A JP 2914814 B2 JP2914814 B2 JP 2914814B2
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cable
cable support
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克弥 藤井
純男 古川
弘 川野
正一 森野
洋一 五十嵐
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送装置や電話交換機
等の通信機器を構成するユニットを収容する搭載枠内に
ケーブルを導入する際にこれを支持する新規な構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の搭載枠に外部あるいはユニット
相互間接続用の電気・光ケーブルや光コードを導入し
て、内部に収容されているユニットのパッケージに接続
するやり方としては、通常、2種類の方式を混在して採
用している。第1の方式は、これらの搭載枠が複数個積
層して取付けられているラックの側面に沿って上方又は
下方から束になった第1ケーブル群を案内し、各ユニッ
トの位置においてこれを搭載枠の背面の側方から搭載枠
内に分散して導入し、パッケージに接続するものであ
る。各ケーブルを対応する各パッケージの位置まで整然
と案内するために、図5に示すように搭載枠20の背面
に所定の間隔で第1ケーブルサポート21が後方に突出
して設置され、ケーブルは対応するパッケージ位置に到
達するまでこれらの第1ケーブルサポート21の上を横
断し、該サポートに形成されている角孔22を通じてタ
イラップ等の手段によって包縛・固定される。
【0003】第2の方式は、ラックの背面に沿って上方
又は下方からすだれ状に配列された第2ケーブル群を案
内してユニット内の対応するパッケージに接続するもの
である。このために、前記各第1ケーブルサポート21
を横断して共通の横方向の第2ケーブルサポート23が
ねじ止めされ、これに形成されている角孔22を通じて
タイラップ等の手段によってすだれ状の第2ケーブル群
を整然と包縛・固定している。
【0004】上述の図5に示したものは主として電気・
光ケーブルを取り扱う場合に適した構成である。光ケー
ブルの被覆を取り除き光コードを分離して取り扱う場
合、光コードの特性上破損し易く、あまり曲率半径の小
さい屈曲は付与できないため、図6に示すように、主と
してすだれ状の第2ケーブル群として導入され、湾曲部
に特別なサドル24を用いたり、余長収容部25を設置
したりする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のケーブ
ル支持構造においては、次にのような欠点があった。 1.ラックの側面に沿って上下方向に配列された第1ケ
ーブル群を導入する場合、各ユニットに対応するケーブ
ルをユニット搭載枠側に無理なく湾曲させて支持する手
段が無く、ケーブルの案内が不安定であると共にユニッ
ト裏面上部隅のコネクタ接続ができない場合が生じる。
【0006】2.各第1ケーブルサポートがその基部を
ユニット収容枠にねじ止めされて固定されているのみな
ので、特に多数のケーブル群の重量が加わる端に位置す
るケーブルサポートに強度的に不安がある。 3.第2ケーブルサポートが各第1ケーブルサポートに
対してねじ止め固定されているため、取り外しが困難で
ある。
【0007】4.包縛方法の差異によって光コード用と
電気ケーブル用とで第2ケーブルサポートの構造が異な
る。 本発明は、こうした従来技術の問題点を解決し、強度に
優れると共に、ケーブルのガイドが円滑で且つ光コード
と電気・光ケーブルの両方に兼用可能なケーブル支持構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、ユニットを
収容したユニット搭載枠をラックに積層して構成された
通信機器に、ラックの側面に沿って上下方向に配列され
た第1ケーブル群を各ユニット搭載枠の位置でそれの背
面側に分岐させて、ユニット搭載枠の幅方向に所定のピ
ッチで位置決めされて後方に向かって突出して設けられ
た第1ケーブルサポートによってユニットの幅方向に案
内してその内部に導入し、一方、ラックの背面に沿って
上下方向にすだれ状に配列された第2ケーブル群を各ユ
ニット搭載枠の位置で分岐させて、各第1ケーブルサポ
ートを横断する方向に第1ケーブルサポートの先端部に
沿って設置された第2ケーブルサポートによって各ユニ
ット内に直接導入するケーブル支持構造であって、前記
各第1ケーブルサポートはその基部を共通のビームに固
定されて一体化され、且つ左右両端の第1ケーブルサポ
ートにはそれぞれ側方に張り出した斜面状のケーブルガ
イド部が付設され、該ケーブルガイド部の一側縁はユニ
ット搭載枠の背面に当接してケーブルの重量に起因して
生じるモーメントをユニット搭載枠で受けるように構成
され、前記第2ケーブルサポートは、各第1ケーブルサ
ポートの対応する位置に下方の開いた取付け用切り欠き
を有し、これを通じて第1ケーブルサポートの先端にね
じ止め固定され、更に、第2ケーブルサポートはその長
さ方向に沿って電気・光ケーブル包縛用角孔と光コード
用サドル装着用丸孔とを混在して有することを特徴とす
るケーブル支持構造によって達成される。
【0009】
【作用】ラックの側方に配列された第1ケーブル群は第
1ケーブルサポートのケーブルガイド部に沿って無理な
く分岐・湾曲し、各第1ケーブルサポートに導かれてユ
ニット搭載枠の幅方向にガイドされる。各第1ケーブル
サポートはビームによって一体化され、更にケーブルガ
イド部を介してユニット搭載枠の背面と当接しているの
で、ケーブル重量及び導入作業の際に加わる力に起因し
て発生するモーメントはユニット搭載枠で受け止めら
れ、ケーブルサポート自体を変形・破損することは防が
れる。又、ケーブルガイド部によりユニット裏面の隅部
をケーブルが横断することが防がれるので、この部分へ
のコネクタ接続が可能となる。この時、必要があれば、
第2ケーブルサポートの固定ねじを緩めるだけで簡単に
これを取り外せるので、ケーブル導入作業が容易に行え
る。
【0010】又、背面側にすだれ状に配列された第2ケ
ーブル群は、第2ケーブルサポートを介してユニット搭
載枠に導入されるが、群内に光コードと電気ケーブルが
混在していても、第2ケーブルガイドの光コードに対応
する位置に光コード用サドルを装着できるので、円滑に
両者並行して導入可能である。以下、図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。
【0011】
【実施例】図1は本発明のケーブル支持構造の一実施例
を具えた通信機器のユニット搭載枠の斜視図を示す。ユ
ニット搭載枠1の背面側には、搭載枠の幅方向に延在す
るビーム2aに対して後方に突出した複数の第1ケーブ
ルサポート2bがその基部で一体化されたサポート枠2
が固定されている。各ケーブルサポート2bには複数の
ケーブル包縛用角孔3が形成されている。そして左右両
端に位置する第1ケーブルサポート2b1,2b2 にはそ
れぞれ側方に張り出した傾斜面からなるケーブルガイド
部4が設けられている。
【0012】図2に示すように、このケーブルガイド部
4のユニット搭載枠に近い方の側縁は内側に直角に折り
曲げられて、装着された場合にユニット搭載枠の背面の
一部に全面的に接触する当接部4aが形成されている。
これらの第1ケーブルサポート2bの先端に、ユニット
搭載枠1の幅方向に延在するL字型断面を有する水平方
向の第2ケーブルサポート5が取付けられる。この取付
けは、第2ケーブルサポート5の対応する箇所に設けら
れている下方の開いた切り欠き6を通じてねじ7を、第
1ケーブルサポート2bの先端に形成されているねじ孔
8に螺合させることによって行われ、これによって四方
の閉じた強固な構造体が形成される。
【0013】第2ケーブルサポート5には、その長手方
向に沿って電気・光ケーブル包縛用各孔3並びに光コー
ド用サドル装着用丸孔9が適宜なピッチで設けられてい
る。次に、このケーブル支持構造の作用について説明す
る。従来技術で説明したのと同様に、ケーブルはラック
の側方に上下方向に配列された第1ケーブル群とラック
の背面側にすだれ状に配列された第2ケーブル群の両方
からユニット搭載枠1に導入される。
【0014】先ず、第1ケーブル群については、各ユニ
ット搭載枠1に導入されるケーブルは対応するケーブル
ガイド部4に沿って無理なく分岐させられ、各第1ケー
ブルサポート2bに支持されながら搭載枠1の幅方向に
案内されてユニット内に接続される。ケーブルサポート
上の適宜位置で角孔3を通じてタイラップで包縛されて
位置を固定される。
【0015】この時に、導入作業を容易にするために、
第2ケーブルサポート5を外す必要があれば、ねじ7を
少し緩めるだけで切り欠き6をねじ7から離脱させるこ
とができる。第2ケーブル群の導入は、従来と同様に第
2ケーブルサポート5を介して行われる。本発明の場合
には第2ケーブルサポート5に電気・光ケーブル包縛用
の角孔3と光コード用サドル装着用丸孔9が適宜のピッ
チで混在して形成され、図3に示すように、サドル10
の中央のピン10aを丸孔9に挿入すると、位置決め片
10bが該丸孔9の両側の角孔3に嵌合して回り止め作
用を行うように構成されている。このようにして第2ケ
ーブルサポート5によって電気・光ケーブル並びに光コ
ードを混在してユニットに導入することができる。
【0016】このようなケーブル導入作業を行う際に加
わる力(ケーブル自体の重量を含む)によって、このケ
ーブル支持構造には、ユニット搭載枠1の背面に対する
固定部を中心とするモーメントが発生する。本発明の構
造においては、サポート枠2と第2ケーブルサポート5
とによって強固な構造体が形成されると同時に、左右の
ケーブルガイド部4の縁が全面的にユニット搭載枠1の
背面に当接しているので、充分にこのモーメントに耐え
て変形しない。
【0017】図4は、第2ケーブルサポート5を光ケー
ブル導入用に整備した例を示し、サドル10と光ケーブ
ル余長収容部11が全長にわたって取付けられている。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ラックの側方からケーブルを導入する各第1ケーブルサ
ポートをビームによって一体的なサポート枠として構成
し、更に各第1ケーブルサポートの先端部に対して容易
に取り外し自在に共通の第2ケーブルサポートを固定し
て、四辺を固定された強固な構造体を構成したので、外
力に対して充分な剛性を有する。更に左右両側の第1ケ
ーブルサポートに左右に張り出したケーブルガイド部を
設け、これによってケーブルを無理なく分岐させると共
に、ユニット搭載枠の背面に当接させて構造体に加わる
モーメントに対する抵抗性を持たせている。又、ケーブ
ルガイド部によりケーブルがガイドされるので、ユニッ
ト裏面の隅部へのコネクタ接続を無理なく行うことがで
きる。
【0019】第2ケーブルサポートに電気・光ケーブル
包縛用角孔と光コード用サドル装着用丸孔とを適宜のピ
ッチで形成したので、両方のケーブルを混在して導入可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル支持構造の要部を示す分解斜
視図である。
【図2】ケーブルガイド部とユニット搭載枠との当接を
示す斜視図である。
【図3】光コード用サドルの装着を示す斜視図である。
【図4】光コードを導入するための本発明の他の実施例
を示す斜視図である。
【図5】従来のケーブル支持構造の一例の斜視図であ
る。
【図6】同じく従来のケーブル支持構造の別の例の斜視
図である。
【符号の説明】
1…ユニット搭載枠 2…サポート枠 2a…ビーム 2b…第1ケーブルサポート 3…ケーブル包縛用角孔 4…ケーブルガイド部 5…第2ケーブルサポート 6…切り欠き 7…ねじ 8…ねじ孔 9…サドル装着用丸孔 10…サドル 11…余長収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000005108 株式会社日立製作所 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 (72)発明者 藤井 克弥 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 古川 純男 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 川野 弘 東京都港区虎ノ門一丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 森野 正一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 五十嵐 洋一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所情報通信事業部内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットを収容したユニット搭載枠
    (1)をラックに積層して構成された通信機器に、ラッ
    クの側面に沿って上下方向に配列された第1ケーブル群
    を各ユニット搭載枠(1)の位置でそれの背面側に分岐
    させて、ユニット搭載枠の幅方向に所定のピッチで位置
    決めされて後方に向かって突出して設けられた第1ケー
    ブルサポート(2b)によってユニットの幅方向に案内
    してその内部に導入し、一方、ラックの背面に沿って上
    下方向にすだれ状に配列された第2ケーブル群を各ユニ
    ット搭載枠(1)の位置で分岐させて、各第1ケーブル
    サポート(2b)を横断する方向に第1ケーブルサポー
    トの先端部に沿って設置された第2ケーブルサポート
    (5)によって各ユニット内に直接導入するケーブル支
    持構造であって、前記各第1ケーブルサポート(2b)
    はその基部を共通のビーム(2a)に固定されて一体化
    され、且つ左右両端の第1ケーブルサポート(2b 1
    2b2 )にはそれぞれ側方に張り出した斜面状のケーブ
    ルガイド部(4)が付設され、該ケーブルガイド部
    (4)の一側縁はユニット搭載枠(1)の背面に当接し
    てケーブルの重量等に起因して生じるモーメントをユニ
    ット搭載枠(1)で受けるように構成され、前記第2ケ
    ーブルサポート(5)は、各第1ケーブルサポート(2
    b)に対応する位置に下方の開いた取付け用切り欠き
    (6)を有し、これを通じて第1ケーブルサポート(2
    b)の先端にねじ止め固定され、更に、第2ケーブルサ
    ポート(5)はその長さ方向に沿って電気・光ケーブル
    包縛用角孔(3)と光コード用サドル装着用丸孔(9)
    とを混在して有することを特徴とするケーブル支持構
    造。
  2. 【請求項2】 前記第2ケーブルサポート(5)に光ケ
    ーブル導入用の余長収容部が取付けられている請求項1
    に記載のケーブル支持構造。
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JPH05299853A JPH05299853A (ja) 1993-11-12
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