JP2914155B2 - 電子部品搭載状態の良否判定方法 - Google Patents

電子部品搭載状態の良否判定方法

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JP2914155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重反射の影響を取り
除いて正確な判定を行えるようにした電子部品搭載状態
の良否判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI、コンデンサチップ、抵抗
チップなどの電子部品は、基板に半田付けされた後、外
観検査が行われる。外観検査は、電子部品搭載状態(搭
載ミスの有無)の検査と、電子部品の電極を基板の回路
パターンに接着する半田の半田付け状態の良否の検査に
大別されるが、このうち本発明は電子部品搭載状態の検
査に係るものである。ここで、電子部品搭載状態の検査
項目としては、電子部品の有無(不良の際は欠品)、電
子部品の位置ずれの有無、電子部品の立ちの有無などが
ある。
【0003】次に従来の電子部品搭載状態の良否判定方
法を、図5〜図7を参照しながら説明する。図5中、1
はXモータMXにより駆動されるXテーブル、2はXテ
ーブル1上に載置され、YモータMYにより駆動される
Yテーブル、3はYテーブル2上に載置され、基板4を
保持するホルダである。5は基板4上に形成された回路
パターン、6は半田7によって回路パターン5に接着さ
れた電子部品である。8は基板4に向けて垂直下向きに
スポット光としてのレーザ光a1を照射する光照射器、
9はPSDなどの受光素子であり、点Aで反射された反
射光a2を受光点PAで受光し、受光点PAに応じた出
力を行うものである。また、10は反射光a2を集光す
るレンズ、11は受光素子9及びレンズ10を保持する
ボックスである。
【0004】そして、図6の平面図で示すように、例え
ばXモータMXを駆動して、レーザ光a1に対し基板4
を相対的に移動させることにより、点Sから点Eまで線
L上でレーザ光a1を走査し、電子部品6付近の高さ分
布を求める。また、これに先立ち、この高さ分布のうち
で、電子部品搭載状態の良否判定において参照すべきエ
リアA1,A2を設定しておき、この高さ分布で前記エ
リアA1,A2における高さ計測値により、良否判定を
行うものである。図7は、この判定の概要を示すもので
あり、状態(良、位置ずれ、欠品、立ち)における外観
と、高さ分布の理想的な波形を示している。また理想波
形のうち、点P1はエリアA1に、点P2はエリアA2
対応している。即ち、状態(良)では、点P1及び点P
2のいずれにおいても、電子部品6の高さ(既知)より
もわずかに高い値となるが、状態(位置ずれ)では、点
P1又は点P2の一方が電子部品6の高さよりも極端に
小さな高さとなる。また状態(欠品)では点P1、点P
2のいずれも高さが極端に小さいものであり、状態(立
ち)では、点P1、点P2のいずれかで、高さが極端に
大きくなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5の破線
で示すように、点Aに照射されたレーザ光a1が点Bで
二重反射し、受光素子9の受光点PCに二重反射光b2
として入射することがある。すると、受光素子9の出力
は、受光点PAへの反射光a2に受光点PCへの二重反
射光b2を重畳したものとなる。ここで、反射光a2は
高さAに対応し、二重反射光b2は高さCに対応するの
で、図5の状態における受光素子9の出力は点A〜点C
間のある点(実際の点Aよりも高目)を示すものとなっ
てしまう。そして、受光素子9は反射光a2と二重反射
光b2とを区別することができないので、図7右欄に示
すように、理想的波形から見ると変質した計測値となっ
てしまう。さらにこの計測値は三重反射以上の多重反射
の影響を受けることがある。
【0006】例えば、本来状態(良)であるものが、点
P1における高さが小で、点P2における高さが大とな
るので、状態(立ち)と誤判定されることがあり、本来
状態(欠品)であるものが、点P1、点P2における高
さがほぼ電子部品6の高さとなり、状態(良)と誤判定
されることがある。このように、従来の電子部品搭載状
態の良否判定方法では、照射光が多重反射を起こすこと
により、判定結果が不正確になりやすいという問題点を
有していた。
【0007】そこで本発明は、多重反射の影響を取り除
いて正確な判定を行える電子部品搭載状態の良否判定方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに受光位
置が相違する複数の受光素子のそれぞれにおいて、光照
射器から照射された光の反射光を受光し、これら複数の
受光素子による高さ情報の計測値のうち略一致する計測
値のみを用いて良否判定を行うものである。
【0009】
【作用】上記構成により、複数の受光素子がそれぞれ反
射光を受光する。ここで、光の多重反射があれば、これ
らの受光素子による計測値が不一致となり、多重反射が
なければ、これらの計測値は略一致したものとなる。し
かし、これらの計測値のうち略一致するもののみを用い
て良否判定を行うことにより、多重反射の影響を取り除
いて正しい良否判定を行うことができる。
【0010】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明する。
【0011】図1において、従来と同様の構成要素に
は、同一符号を付すことにより説明を省略する。さて1
2はスポット光としてのレーザ光a1に対して、受光素
子9と対称に配設され受光素子9と受光位置が異なる受
光素子である。また13はレンズ、14は受光素子1
2、レンズ13を保持するボックスである。なお、本実
施例では受光素子9、12の2個の受光素子を用いた
が、2個以上としてもよいし、受光素子同士の受光位置
に異ならしめるため、図1に示すような対称配置を行う
ほか、ミラー等を用いた光路変更を採用しても良い。
【0012】次に図2のブロックを参照しながら、本実
施例の電子部品搭載状態の良否判定方法に用いる処理装
置を説明する。21、22は受光素子9、12のそれぞ
れの出力(アナログデータ)から高さの計測値(アナロ
グ)を算出し出力する高さ演算器、23、24は高さ演
算器21、22の出力をデジタル化するA/D変換器、
25、26はA/D変換器23、24の出力を記憶する
メモリである。また、27は図7に示した判定基準に基
づき電子部品搭載状態の良否判定を行うと共に、これに
先立ちメモリ25、26をアクセスして、高さ計測値が
一致しているものを取出し一致しないものを無視するプ
ログラムを記憶するROM(リードオンリーメモリ)、
28はROM27のプログラムを実行し、メモリ25、
26などを制御するCPU(中央処理装置)である。
【0013】図1において、受光素子12に着目する
と、点Aで反射された反射光a3は受光点Paにて受光
される。また、点Bで二重反射された二重反射光b3は
受光点Pfにて受光される。ここで、反射光a3は点A
の高さを示し、二重反射光b3は、レーザ光a1及び二
重反射光b3を仮想的に外挿した際の交点Fの高さを示
す。そして、受光素子12の出力は、反射光a3と二重
反射光b3とを重畳したものとなるから、点A〜点Fの
間のある点の高さを示すことになる。ここで、発明が解
決しようとする課題の項で述べたように、受光素子9の
出力は点C〜点A間のある点の高さを示すものであるの
で、図1の状態では、受光素子9と受光素子12とによ
る高さの計測値は一致せず、本手段では無視される(因
みに、点Bにおける二重反射がなければ、両受光素子
9、12が示す高さはいずれも点Aの高さで一致す
る)。
【0014】次に、図6と同様にレーザ光a1の走査を
行い、図3(a)に示すように、受光素子9による高さ
計測結果が得られ、図3(b)に示すように受光素子1
2による高さ計測結果が得られたものとする。すると、
メモリ25には図3(a)に相当するデータ群が記憶さ
れ、メモリ26には、図3(b)に相当するデータ群が
記憶される。そして、CPU28は、メモリ25、26
をアクセスし、一致するデータのみを有効とし、一致し
ないものは無視する。その結果、領域R1と領域R3で
は、データが無視され、領域R2ではデータが有効とさ
れることとなり、結局図3(c)のような高さ分布が得
られる。そして、図3(c)の高さ分布から点P1,点
P2における高さ(電子部品6の高さよりやや大で、一
致している)から状態(良)と判定される。この例は、
図7の第1段目に示したものであり、従来手段のよう
に、状態(立ち)と誤判定することなく、正しい判定を
行うことができている。さらに、図4に示すように状態
(欠品)についても、受光素子12による高さ分布は、
ほぼ図7の三段目右欄の分布を反転させたものとなり、
領域R4,R6を無視し、領域R5のみを用いることに
より、二重反射の影響がキャンセルされるので、同様に
対応できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、互いに受光位置が相違する複
数の受光素子のそれぞれにおいて、前記光照射器から照
射されたスポット光の反射光を受光し、これら複数の受
光素子による高さ情報の計測値のうち略一致する計測値
のみを用いて良否判定を行うので、多重反射の影響を受
けた計測値を取り除いて、正確な良否判定を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る計測装置の正面図
【図2】本発明の一実施例に係る計測装置のブロック図
【図3】(a)は本発明の一実施例に係る高さ分布の例
示図 (b)は本発明の一実施例に係る高さ分布の例示図 (c)は本発明の一実施例に係る補正後の高さ分布の例
示図
【図4】(a)は本発明の一実施例に係る高さ分布の例
示図 (b)は本発明の一実施例に係る高さ分布の例示図 (c)は本発明の一実施例に係る補正後の高さ分布の例
示図
【図5】従来の計測装置の正面図
【図6】従来の計測過程を示す平面図
【図7】従来の判定基準の説明図
【符号の説明】
6 電子部品 8 光照射器 9,12 受光素子 a1 レーザ光 a2,a3,b2,b3 反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 H05K 3/32 H05K 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品が搭載された基板に対して光照射
    器からスポット光を照射し、このスポット光の反射光を
    受光素子に受光し、この受光素子の出力に基づいて前記
    電子部品の高さ情報の計測値を取得することにより、電
    子部品搭載状態の良否を判定する判定方法であって、 互いに受光位置が相違する複数の受光素子のそれぞれに
    おいて、前記光照射器から照射されたスポット光の反射
    光を受光し、これら複数の受光素子による高さ情報の計
    測値のうち略一致する計測値のみを用いて良否判定を行
    うことを特徴とする電子部品搭載状態の良否判定方法。
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