JP2914154B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2914154B2
JP2914154B2 JP35465293A JP35465293A JP2914154B2 JP 2914154 B2 JP2914154 B2 JP 2914154B2 JP 35465293 A JP35465293 A JP 35465293A JP 35465293 A JP35465293 A JP 35465293A JP 2914154 B2 JP2914154 B2 JP 2914154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用便後等に人の局部を
温水で洗浄する衛生洗浄装置に関し、詳しくは温水ヒー
タ等への給電を遮断する遮断器を備えた衛生洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衛生洗浄装置として、例
えば特開平3−91814号公報に記載されているよう
に、ヒータで洗浄水を加熱し、この温水を給水ポンプの
モータによって洗浄用ノズルを介して人体の局部に向け
て噴出するものがある。
【0003】図10に示すように、ヒータHを制御する
温水制御装置500は、商用電源Vに接続され所定電圧
を出力する電源回路部501と、電源回路部501によ
り給電されマイクロコンピュータからなる制御回路50
3と、サーミスタからなる温度検出手段504と、温度
設定手段507と、ヒータ駆動部508と、ヒータ駆動
回路510等を備えている。
【0004】温水制御装置500の制御回路503は、
電源回路部501により一定の電圧で給電され、温度設
定手段507による設定信号及び温度検出手段504の
検出信号に基づいて、温度設定手段507により設定さ
れた温度となるようにヒータ駆動部508及びその出力
で駆動されるヒータ駆動回路510を介してヒータHへ
の通電を断続することによって、その温度を制御してい
る。
【0005】ところで、洗浄水を加熱するヒータは、絶
縁破壊を生じた場合には温水に漏電し使用時に感電のお
それがあって危険であるため、これを防止する漏電遮断
装置550が用いられている。漏電遮断装置550は、
商用電源Vの一方に電流の不平衡状態を検出する交流器
551及び交流器551の出力によって漏電状態を検出
する漏電検出手段552とを備え、漏電検出手段552
が漏電を検出すればトランジスタ553を介してリレー
555を駆動してリレー接点555a,515bを開放
する。これにより電源が遮断されてヒータHへの通電が
停止されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、漏電検出手段
552により漏電が検出されて、リレー接点555a,
515bが遮断されると、制御回路503は、電源回路
部501による給電が停止する。こうした給電の停止
は、マイクロコンピュータ等から制御回路503では、
漏電時のバックアップ処理が実行できないだけでなく、
衛生洗浄に関する各種のデータ、例えば、個人の好みに
合わせた吐水条件等のデータが消失することになる。こ
のため、漏電遮断装置550の遮断動作と共に、再度、
データを設定し直さなければならず。取扱が面倒である
という問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、遮断装置により遮断動作した場合にも衛
生洗浄に関する機能を保持すると共に遮断装置を有効に
利用した衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、商用電源から給電され
て、便座または洗浄水を加熱するヒータを含む電気的負
荷を備えた衛生洗浄装置において、上記ヒータに商用電
源を接続する少なくとも2本の接続線と、各接続線に介
在して各接続線をそれぞれ同時に遮断する遮断器と、上
記接続線に設けられ、その漏電状態を検出する漏電状態
検出手段と、電源遮断時にもデータを保持している不揮
発性記憶部を有し、上記遮断器に対して商用電源側に接
続されて常時給電される制御手段であって、上記電気的
負荷の通電量を制御すると共に、上記漏電状態検出手段
の検出信号に基づいて漏電状態であると判断すると上記
遮断器を開くと共に、上記遮断器の遮断時に上記不揮発
性記憶部に衛生洗浄装置に関するデータを記憶するよう
制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、商用電源に接続
される少なくとも2本の接続線と、商用電源により電気
的に駆動されかつ便座または洗浄水を加熱するヒータを
含む電気的負荷と、該電気的負荷の変動に伴う物理量を
測定する検出手段と、該検出手段からの信号に基づいて
電気的負荷を制御する負荷制御手段と、を備えた衛生洗
浄装置において、上記接続線と電気的負荷との間に着脱
自在に介在する負荷用接続部及び上記検出手段と負荷制
御手段との間に着脱自在に介在する信号用接続部を有す
るコネクタと、上記各接続線に介在して各接続線をそれ
ぞれ同時に遮断する遮断器と、上記検出手段による信号
がオープン状態であると判断されると、上記遮断器を開
くように制御する遮断制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0010】請求項3の発明は、商用電源に接続される
少なくとも2本の接続線と、商用電源により電気的に駆
動される電気的負荷と、を備えた衛生洗浄装置におい
て、上記接続線と電気的負荷との間に着脱自在に介在す
るコネクタと、該コネクタに設けられ、コネクタの着脱
状態を検出する着脱状態検出手段と、上記各接続線に介
在して各接続線をそれぞれ同時に遮断する遮断器と、上
記各接続線に設けられ、その漏電状態を検出する漏電状
態検出手段と、上記電気的負荷と上記接続線とを開閉す
るスイッチング手段と、上記スイッチング手段を開閉す
ることにより該電気的負荷の通電量を制御し、さらに、
上記漏電状態を検出したときに上記遮断器を開くと共
に、上記着脱状態検出手段による信号に基づいて、上記
コネクタが外されたと判断されると、上記遮断器を開く
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明に係る請求項1では、ヒータを含む電気
的負荷は、2本の接続線を介して商用電源に接続され、
制御手段により電気的負荷の出力が制御される。また、
接続線には、漏電状態検出手段が設けられており、この
漏電状態検出手段からの検出信号は、制御手段に入力さ
れる。制御手段は、漏電状態であると判断すると遮断器
を開いて、電気的負荷への通電を停止する。このとき、
制御手段は、遮断器に対して商用電源側に接続されて常
時給電されているから、遮断器の遮断状態でも制御状態
を維持する。しかも、制御手段は、電源遮断時にもデー
タを保持している不揮発性記憶部を有し、漏電時に衛生
洗浄装置に関するデータを不揮発性記憶部に記憶する。
不揮発性記憶部に記憶されたデータは、修理の際に、故
障箇所の発見に役立てたり漏電前の状態に復元するため
の作業を容易にする。
【0012】請求項2の衛生洗浄装置では、商用電源は
接続線及び遮断器を介して電気的負荷に給電する。電気
的負荷の変動に伴う物理量は、検出手段により検出さ
れ、該検出した信号に基づいて負荷制御手段により電気
的負荷が制御される。電気的負荷は、コネクタの負荷用
接続部により商用電源に対して着脱可能になっており、
また、検出手段も信号用接続部により負荷制御手段及び
遮断制御手段に対して着脱可能になっている。いま、コ
ネクタを抜くと、検出手段による信号は、遮断制御手段
によりオープン状態であると判断され、この判断に基づ
いて遮断器が遮断動作をして、商用電源から電気的負荷
への給電が停止される。
【0013】したがって、コネクタが抜かれた場合に、
負荷用接続部が外部に露出することになるが、負荷用接
続部に商用電源が印加されていないから、感電を防止す
ることができる。また、遮断器は、少なくとも2本の接
続線を同時に遮断するから、漏電が生じている場合に
も、電気的負荷への給電の停止を確実に行なう。
【0014】また、請求項3の衛生洗浄装置では、コネ
クタの着脱状態を検出する着脱状態検出手段がコネクタ
に設けられている。着脱状態検出手段は、コネクタを外
すと、その旨の信号を遮断制御手段に出力し、遮断制御
手段を介して遮断器が開かれる。これにより商用電源か
ら電気的負荷への給電が停止される。しかも、請求項3
にかかる制御手段は、着脱状態検出手段によりコネクタ
が外されたと判断されたときに、電気的負荷への通電量
を制御するためのスイッチング手段と別の遮断器を開
く。このため、スイッチング手段が故障しても、遮断器
が確実に開かれて、コネクタが商用電源に接続されてい
る状態を解消し、コネクタに触れることによる感電の防
止を確実に行なうことができる。さらに、請求項3の衛
生洗浄装置では、漏電状態を検出する漏電状態検出手段
を設けるとともに遮断器を漏電状態のときに開く構成を
備えている。すなわち、遮断器は、漏電状態とコネクタ
が外されたときの両方の場合に、開くように利用され
る。
【0015】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0016】図1に示すように、衛生洗浄装置10は、
便器本体5に装着されるものであり、ケーシング本体1
1内に、洗浄水を局部に噴出するノズル装置12と、操
作を行なう操作部13と、操作部13の操作に基づいて
上記温水吐水及びノズル位置を制御する温水/ノズル制
御装置14(図2参照)とを備えている。
【0017】外部水源は、便器本体5のボール面5aに
流す洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示省略)に配管
されているが、図2に示すように、途中の分岐金具20
から、連結管21を介して、衛生洗浄装置10にも配管
され、これに給水している。衛生洗浄装置10は、上流
側から、給水アダプタ22、減圧弁23、電磁弁24、
安全弁25からなるバルブユニット26と、供給された
水を吐水温用サーミスタ28により温度検出しつつ洗浄
水用ヒータ29で適温まで加熱する熱交換器30と吐水
状態を検出するフロートスイッチ31とからなる熱交換
器ユニット32と、逆止弁33、流調モータ34により
駆動される流調弁35を備えた流調ユニット36と、第
1開閉弁37a及び第2開閉弁37bを有する開閉弁ユ
ニット37とを備え、その先端には、ノズル装置12が
接続されている。ノズル装置12は、ノズル本体40を
軸方向に駆動するための駆動装置41等からなる。
【0018】各ユニット等の大まかな動作を説明する。
便座15に使用者が座ると、着座センサ(図示省略)か
らその旨の信号が出力され、その後、使用者が操作部1
3を操作して、例えばお尻洗浄ボタン13a(図4参
照)を押すと、洗浄水用ヒータ29に通電すると共に、
駆動装置41を駆動してノズル本体40を一体的に洗浄
位置まで前進し、バルブユニット26の第1開閉弁37
aを開いて、洗浄水の噴出を開始する。なお、ノズル本
体40からの洗浄水の温度は、熱交換器ユニット32内
の吐水温用サーミスタ28を用いたフィードバック制御
により、局部の洗浄に適した温度に制御される。そし
て、洗浄終了後、操作部13の停止ボタン13c(図4
参照)をオンして洗浄の終了を指示すると、洗浄水用ヒ
ータ29への通電を終了すると共に、第1開閉弁37a
を閉じて洗浄水の噴出を終了し、その後、駆動装置41
を逆転してノズル本体40を収納位置に退避する。な
お、ビデ洗浄ボタン13b(図4参照)を押すと、ビデ
洗浄位置までノズル本体40が進出して第2開閉弁37
bを開いて洗浄水の噴出を開始し、停止ボタン13cの
押し下げにより洗浄を終了する。なお、上記便座15に
は、便座用ヒータ53が設けられ、便座面を適温に保持
している。
【0019】こうした温水/ノズル制御装置14のうち
洗浄水用ヒータ29及び便座用ヒータ53は、図3に示
す回路及び、図4に示す示す電子制御装置100により
制御される。電子制御装置100は、マイクロコンピュ
ータを含む電子制御部101を中心に構成されている。
【0020】電子制御部101は、図4に示すように、
予め設定された制御プログラムに従って洗浄水の温度等
を制御するための各種演算処理を実行するCPU102
と、CPU102で各種演算処理を実行するのに必要な
制御プログラムや制御データ等が予め格納されたROM
104と、同じくCPU102で各種演算処理を実行す
るのに必要な各種データが一時的に読み書きされるRA
M106と、非通電にもデータを記憶しているバックア
ップRAM107と、上記各センサからの検出信号やス
イッチからの信号を入力してCPU102の処理可能な
信号に変換する入力処理回路108と、CPU102で
の演算結果に応じてヒータ駆動部111に駆動信号を出
力する出力処理回路109等を備えている。
【0021】また、電子制御部101の入力処理回路1
08には、操作部13から信号を入力する。操作部13
には、上述したお尻洗浄ボタン13a、ビデ洗浄ボタン
13b、停止ボタン13c、吐水量を設定する水量設定
ボタン13d、洗浄水の吐水温度を設定する吐水温設定
ボタン13e、便座温設定ボタン13f等が設けられて
いる。
【0022】図3に示すように、電子制御部101は、
商用電源Vに接続された電源回路部110により給電さ
れている。電源回路部110は、100Vの商用電源を
5Vの直流電圧に変換する定電源回路である。
【0023】また、電子制御部101の出力処理回路1
09には、ヒータ駆動部111が接続されている。ヒー
タ駆動部111は、ヒータ駆動回路122を駆動する。
ヒータ駆動回路122は、トランジスタ122a、リレ
ー接点123a及びリレーコイル123bを備えてい
る。電子制御部101からヒータ駆動部111に駆動信
号が出力されると、トランジスタ122aをオンして、
リレーコイル123bを励磁してリレー接点123aを
オンオフする。リレー接点123aの断続により、洗浄
水用ヒータ29には、商用電源Vの接続線L1,L2を
介して通電制御されて、熱交換器30内の温水が所定温
度に維持される。洗浄水用ヒータ29は、商用電源Vの
接続線L1,L2に漏電遮断装置200の遮断用コイル
208aを介して接続されている。
【0024】次に、電子制御部101のCPU102に
より実行されるヒータ温度制御処理について図5のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、吐水温設定ボタン
13eにより設定された目標設定温度Tmを読み込み
(ステップS102)、続いて、吐水温用サーミスタ2
8からの検出温度TAを読み込み(ステップS10
4)、その検出温度TAと目標設定温度Tmと比較し、
所定温度△T以上の偏差があると判断されると(ステッ
プS106)、ヒータ駆動部111に駆動信号を出力し
(ステップS108)、洗浄水用ヒータ29をオンオフ
して、目標設定温度Tmに向かうようにフィードバック
制御を実行する。こうした制御により熱交換器30内の
温水は、目標設定温度Tmに維持されてノズル本体40
から洗浄水が噴出される。
【0025】また、図3に示す漏電遮断装置200は、
洗浄水用ヒータ29への漏電を防止装置であり、接続線
L1,L2に流れる電流の不平衡状態を検出する交流器
201と、交流器201の出力によって漏電を検出する
漏電制御部204と、遮断回路205とを備えている。
遮断回路205は、トランジスタ206、リレー回路2
08を備えている。リレー回路208は、遮断用コイル
208aと、遮断用コイル208aの励磁により開放さ
れるリレー接点208b,208cから構成されてい
る。
【0026】こうした漏電遮断装置200の構成によ
り、接続線L1,L2に不平衡電流が流れたときには、
交流器201を介して漏電制御部204が漏電状態を検
出し、トランジスタ206に駆動信号を出力して、遮断
用コイル208aを励磁する。これにより、リレー接点
208b,208cが同時に開放されて、洗浄水用ヒー
タ29への通電を遮断して漏電を防止する。このとき、
漏電遮断装置200は、接続線L1,L2を同時に遮断
する両切りリレーであるから、一方の接続線L1等が漏
電した場合にも、遮断動作を確実に行なえ、感電を防止
することができる。
【0027】漏電遮断装置200が遮断動作を行なって
も、電源回路部110の接続点はリレー接点208b,
208cに対して、商用電源V側にあるから、電子制御
部101への通電が停止されることがない。これによ
り、電子制御部101は、漏電遮断動作後においても通
電されて動作が保障されるから、その機能を維持して各
種の処理を実行することができる。例えば、漏電時の温
水/ノズル制御装置14の動作状態を記憶する漏電処理
を実行することができる。
【0028】本処理は、漏電制御部204からの信号に
基づいて実行される。すなわち、漏電制御部204から
漏電された旨の信号が出力されたと判断されたときに、
バックアップRAM107にその旨を記憶すると共に、
他のデータ、例えば、着座の有無、吐水状態やフロート
スイッチ31等の情報を記憶する。これらの情報は、修
理の際の故障箇所の発見に役立てることができる。
【0029】次に、便座15に設けた便座用ヒータ53
及びその制御処理及び感電防止処理について説明する。
図6は便座用ヒータ53を装着した便座15の端部を示
す。なお、便座15は、図6の状態から便座用ヒータ5
3上に樹脂が積層されるものである。上記便座用ヒータ
53は、図3に示す接続線L3,L4及びコネクタ35
0を介して商用電源Vに接続されている。接続線L3,
L4には、リレー54が設けられており、このリレー5
4は、電子制御部101によりヒータ駆動部306及び
ヒータ制御回路308を介してオンオフ制御され、これ
により便座用ヒータ53が通電制御される。なお、ヒー
タ駆動部306及びヒータ制御回路308は、ヒータ駆
動部111及びヒータ駆動回路122と同様な構成であ
る。
【0030】また、便座15の端部には、便座面の温度
を検出する便座温用サーミスタ56(図6)が設けられ
ている。便座温用サーミスタ56は、上記コネクタ35
0を介して電子制御部101に接続され、その信号が電
子制御部101に入力される。電子制御部101では、
上記洗浄水用ヒータ29の温度制御と同様に、便座温用
サーミスタ56の温度をフィードバックしながら便座温
設定ボタン13fで設定された目標設定温度になるよう
に、ヒータ駆動部306及びヒータ制御回路308を介
してリレー54をオンオフによるフィードバック制御を
行なう。
【0031】また、便座用ヒータ53及び便座温用サー
ミスタ56を電子制御装置100に接続するコネクタ3
50は、図7に示すように、便座15をケーシング本体
11(図11)から外して、清掃等を行なう際に、電子
制御部101と電気的に非接続状態にするために設けら
れたものである。コネクタ350は、便座15の基端部
の下部に設けられたコンセント360と、コンセント3
60に抜き差しされるプラグ370とからなっている。
【0032】上記コンセント360は、ヒータ用端子3
62aと、センサ用端子362bとを備えており、ヒー
タ用端子362aが商用電源Vに、センサ用端子362
bが便座温用サーミスタ56に接続されるものである。
一方、プラグ370は、ヒータ用端子372aと、セン
サ用端子372bとを備えており、これらの端子372
a,372bは、上記端子362a,362bに対して
抜き差しされると共に、さらにコード371を介して商
用電源V及び電子制御装置100にそれぞれ接続され
る。
【0033】上記構成において、便座15の清掃等のた
めに便座15を便器本体5から外す場合には、コンセン
ト360からプラグ370を抜き、さらに便座15をケ
ーシング本体11のヒンジ(図示省略)から外す。この
場合における電子制御部101により実行される処理に
ついて図8のフローチャートを用いて説明する。本処理
は、所定時間毎に繰り返し実行される。
【0034】図8において、まず、ステップS122に
て、便座温用サーミスタ56の検出信号が読み込まれ、
続くステップS124にて、その検出信号がオープン状
態であるか否かの判定が実行され、つまり、所定の電圧
レベル範囲内である場合には、本処理を一旦終了し、一
方、オープン状態であると判定された場合には、ステッ
プS126へ進む。ステップS126では、漏電制御部
204へ駆動信号を送る。これにより、遮断用コイル2
08aが励磁されて、リレー接点208b,208cが
同時に開放され、便座用ヒータ53への商用電源Vから
の通電が停止される。
【0035】したがって、プラグ370が抜かれた場合
に、プラグ370側のヒータ用端子372aが外部に露
出することになるが、漏電遮断装置200のリレー接点
208b,208cが開いて、プラグ370のヒータ用
端子372aに商用電源Vが印加されないから、誤って
ヒータ用端子372aに触っても感電することがない。
【0036】なお、上記実施例では、コネクタ350を
抜くと、両リレー接点208b,208が開かれる構
成であると、洗浄水用ヒータ29及び便座用ヒータ53
のいずれの負荷にも給電が停止されるので、より一層安
全性が高いという特長を有する。
【0037】図9は他の実施例に係る衛生洗浄装置10
の回路を示す。図9において、電子制御部101には、
ヒータ駆動部306a,306bが接続されており、該
ヒータ駆動部306a,306bによりヒータ駆動回路
308a,308bが駆動される。該ヒータ駆動回路3
08a,308bには、リレー又はトライアック等の半
導体素子から構成されるリレー素子54Ba,54Bb
が接続線L3,L4にそれぞれ直列に接続されている。
したがって、電子制御部101により、ヒータ駆動部3
06a,306b、及びヒータ駆動回路308a,30
8bを介してリレー素子54Ba,54Bbがそれぞれ
オンオフ制御されつつ洗浄水用ヒータ29または便座用
ヒータ53は、商用電源Vの接続線L1〜L4を介して
通電される。
【0038】また、コネクタ350A,350Bには、
その脱着状態を検出するリミットスイッチ350L1,
350L2が設けられている。コネクタ350A,35
0Bを抜くと、リミットスイッチ350L1,350L
2からその信号が電子制御部101に入力されて、該電
子制御部101及び漏電制御部204等を介して、リレ
ー接点208b,208cが開かれて、洗浄水用ヒータ
29及び便座用ヒータ53への給電が停止される。よっ
て、ヒータ用端子372a等が給電状態で外部に露出し
ない。
【0039】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0040】(1) 上記実施例では、衛生洗浄装置の
電気的負荷手段として、ヒータについて説明したが、こ
れに限らず、商用電源の給電を受ける負荷であればよ
く、例えば、洗浄用ノズルを進退させるノズルモータ等
に適用することができる。
【0041】(2) 図3において、便座用ヒータ53
への商用電源Vからの通電を停止するためには、リレー
54を開放保持する信号を電子制御部101から出力
し、ヒータ駆動回路308を介してリレー54を開放さ
せるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の衛生洗浄
装置によれば、ヒータ等の電気的負荷に対して漏電が生
じたときに遮断器により給電が停止されるが、電気的負
荷を制御する制御手段は、遮断器に対して商用電源側に
接続されて常時給電されているから、遮断器の遮断状態
でも制御状態を維持し、遮断時に衛生洗浄に関する他の
補助的な処理を実行することができる。また、遮断器
は、少なくとも2本の接続線を同時に遮断するから、片
方の接続線にて漏電が生じている場合にも、電気的負荷
への給電を確実に停止することができる。しかも、制御
手段は、電源遮断時にもデータを保持している不揮発性
記憶部を有し、漏電時に衛生洗浄装置に関するデータを
不揮発性記憶部に記憶する。不揮発性記憶部に記憶され
たデータは、修理の際に、故障箇所の発見に役立てたり
漏電前の状態に復元するための作業を容易にする。
【0043】また、請求項2の衛生洗浄装置によれば、
電気的負荷への通電経路を構成するコネクタを抜くと、
同時に検出手段からの出力もオープン状態になり、これ
が遮断制御手段を介して遮断器を開いて商用電源の電気
的負荷への通電を停止するから、コネクタの負荷用接続
部に触っても、感電することがない。
【0044】さらに、請求項3の衛生洗浄装置によれ
ば、コネクタに着脱状態検出手段を設け、該着脱状態検
出手段の検出信号に基づいて、コネクタ端子への給電を
停止するという簡単な構成で、電気的負荷への給電を停
止することができる。しかも、請求項3にかかる制御手
段は、着脱状態検出手段によりコネクタが外されたと判
断されたときに、電気的負荷への通電量を制御するため
のスイッチング手段と別の遮断器を開く。このため、ス
イッチング手段が故障しても、遮断器が確実に開かれ
て、コネクタが商用電源に接続されている状態を解消
し、コネクタに触れることによる感電の防止を確実に行
なうことができる。さらに、請求項3の衛生洗浄装置で
は、漏電状態を検出する漏電状態検出手段を設けるとと
もに遮断器を漏電状態のときに開く構成を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛生洗浄装置を装着した洋式便器
を示す外観図。
【図2】衛生洗浄装置の温水/ノズル制御装置を示すブ
ロック図。
【図3】衛生洗浄装置の主要な回路構成を示す回路図。
【図4】電子制御装置及びその入出力信号を説明するブ
ロック図。
【図5】ヒータ温度制御処理を説明するフローチャー
ト。
【図6】便座端部のヒータ及びサーミスタの取り付け状
態を説明する説明図。
【図7】便座のコネクタの接続状態を説明する説明図。
【図8】ヒータへの通電を停止する処理を説明するフロ
ーチャート。
【図9】他の実施例に係る衛生洗浄装置の主要な回路構
成を示す回路図。
【図10】従来の衛生洗浄装置を説明するブロック図。
【符号の説明】
5…便器本体 5a…ボール面 10…衛生洗浄装置 11…ケーシング本体 12…ノズル装置 13…操作部 13a…お尻洗浄ボタン 13b…ビデ洗浄ボタン 13c…停止ボタン 13d…水量設定ボタン 13e…吐水温設定ボタン 13f…便座温設定ボタン 14…温水/ノズル制御装置 15…便座 20…分岐金具 21…連結管 22…給水アダプタ 23…減圧弁 24…電磁弁 25…安全弁 26…バルブユニット 28…吐水温用サーミスタ 29…洗浄水用ヒータ 30…熱交換器 31…フロートスイッチ 32…熱交換器ユニット 33…逆止弁 34…流調モータ 35…流調弁 36…流調ユニット 37…開閉弁ユニット 37a…第1開閉弁 37b…第2開閉弁 40…ノズル本体 41…駆動装置 53…便座用ヒータ 54…リレー 56…便座温用サーミスタ 100…電子制御装置 101…電子制御部 102…CPU 104…ROM 106…RAM 107…バックアップRAM 108…入力処理回路 109…出力処理回路 110…電源回路部 111…ヒータ駆動部 122…ヒータ駆動回路 122a…トランジスタ 123a…リレー接点 123b…リレーコイル 200…漏電遮断装置 201…交流器 204…漏電制御部 205…遮断回路 206…トランジスタ 208…リレー回路 208a…遮断用コイル 208b,208c…リレー接点 306…ヒータ駆動部 306a,306b…ヒータ駆動部 308…ヒータ制御回路 308a,308b…ヒータ駆動回路 350…コネクタ 350A,350B…コネクタ 360…コンセント 362a,362b…端子 362a…ヒータ用端子 362b…センサ用端子 370…プラグ 371…コード 372a,372b…端子 372a…ヒータ用端子 372b…センサ用端子 350L1,350L2…リミットスイッチ V…商用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 23/00 - 23/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から給電されて、便座または洗
    浄水を加熱するヒータを含む電気的負荷を備えた衛生洗
    浄装置において、 上記ヒータに商用電源を接続する少なくとも2本の接続
    線と、 各接続線に介在して各接続線をそれぞれ同時に遮断する
    遮断器と、 上記接続線に設けられ、その漏電状態を検出する漏電状
    態検出手段と、 電源遮断時にもデータを保持している不揮発性記憶部を
    有し、上記遮断器に対して商用電源側に接続されて常時
    給電される制御手段であって、上記電気的負荷の通電量
    を制御すると共に、上記漏電状態検出手段の検出信号に
    基づいて漏電状態であると判断すると上記遮断器を開く
    と共に、上記遮断器の遮断時に上記不揮発性記憶部に衛
    生洗浄装置に関するデータを記憶するように制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 商用電源に接続される少なくとも2本の
    接続線と、商用電源により電気的に駆動されかつ便座ま
    たは洗浄水を加熱するヒータを含む電気的負荷と、該電
    気的負荷の変動に伴う物理量を測定する検出手段と、該
    検出手段からの信号に基づいて電気的負荷を制御する負
    荷制御手段と、 を備えた衛生洗浄装置において、 上記接続線と電気的負荷との間に着脱自在に介在する負
    荷用接続部及び上記検出手段と負荷制御手段との間に着
    脱自在に介在する信号用接続部を有するコネクタと、 上記各接続線に介在して各接続線をそれぞれ同時に遮断
    する遮断器と、 上記検出手段による信号がオープン状態であると判断さ
    れると、上記遮断器を開くように制御する遮断制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 商用電源に接続される少なくとも2本の
    接続線と、商用電源により電気的に駆動される電気的負
    荷と、 を備えた衛生洗浄装置において、 上記接続線と電気的負荷との間に着脱自在に介在するコ
    ネクタと、 該コネクタに設けられ、コネクタの着脱状態を検出する
    着脱状態検出手段と、 上記各接続線に介在して各接続線をそれぞれ同時に遮断
    する遮断器と、 上記各接続線に設けられ、その漏電状態を検出する漏電
    状態検出手段と、 上記電気的負荷と上記接続線とを開閉するスイッチング
    手段と、 上記スイッチング手段を開閉することにより該電気的負
    荷の通電量を制御し、さらに、上記漏電状態を検出した
    ときに上記遮断器を開くと共に、上記着脱状態検出手段
    による信号に基づいて、上記コネクタが外されたと判断
    されると、上記遮断器を開くように制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2586270A2 (en) * 2010-06-24 2013-05-01 Woongjin Coway Co., Ltd. Heater including electrical leakage breaker circuit, method of breaking electrical leakage using the same, and bidet including the same
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