JP2914033B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
無段変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JP2914033B2 JP2914033B2 JP23499092A JP23499092A JP2914033B2 JP 2914033 B2 JP2914033 B2 JP 2914033B2 JP 23499092 A JP23499092 A JP 23499092A JP 23499092 A JP23499092 A JP 23499092A JP 2914033 B2 JP2914033 B2 JP 2914033B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary pulley
- lower limit
- rotation speed
- speed
- target primary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一対のプーリに巻装され
るベルトの巻き付け径比を油圧アクチュエータによって
変化させて無段変速を行う無段変速機の変速制御装置に
関する。
るベルトの巻き付け径比を油圧アクチュエータによって
変化させて無段変速を行う無段変速機の変速制御装置に
関する。
【0002】
【0003】
【従来の技術】従来、プライマリプーリとセカンダリプ
ーリの間に駆動ベルトを巻装し、両プーリに巻装される
ベルトの巻き付け径比を変化させて無段変速を行うベル
ト駆動式の無段変速機が知られている。このような無段
変速機が変速制御される場合、例えば、図6に示すよう
な特性のマップによって、スロットル開度相当の目標プ
ライマリプーリ回転数を設定し、あるいは別途設定され
た目標トルクに応じた目標プライマリプーリ回転数を設
定する。その上で、無段変速機の制御手段は実プライマ
リプーリ回転数を目標プライマリプーリ回転数に調整し
ている。
ーリの間に駆動ベルトを巻装し、両プーリに巻装される
ベルトの巻き付け径比を変化させて無段変速を行うベル
ト駆動式の無段変速機が知られている。このような無段
変速機が変速制御される場合、例えば、図6に示すよう
な特性のマップによって、スロットル開度相当の目標プ
ライマリプーリ回転数を設定し、あるいは別途設定され
た目標トルクに応じた目標プライマリプーリ回転数を設
定する。その上で、無段変速機の制御手段は実プライマ
リプーリ回転数を目標プライマリプーリ回転数に調整し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
無段変速機の目標プライマリプーリ回転数Npoがスロ
ットル開度に応じて設定される場合、ここでの設定値は
車両が標準重量で平坦路走行を行うものとして算出され
ており、登坂屈曲路を走行するような場合は走行抵抗が
平坦路と比べて大きくなっており、車両の加速不足が生
じ易い。また、登坂コーナ侵入時にはアクセルが戻さ
れ、このため、コーナ脱出時にアクセルを十分にオンし
ても出力の回復が遅れ、加速応答性が低下し、他方、下
り坂ではアクセルがオフされ目標プライマリプーリ回転
数が低く設定されてしまい、エンジンブレーキ効果を十
分に得るだけの高さの回転数を保持出来ない。
無段変速機の目標プライマリプーリ回転数Npoがスロ
ットル開度に応じて設定される場合、ここでの設定値は
車両が標準重量で平坦路走行を行うものとして算出され
ており、登坂屈曲路を走行するような場合は走行抵抗が
平坦路と比べて大きくなっており、車両の加速不足が生
じ易い。また、登坂コーナ侵入時にはアクセルが戻さ
れ、このため、コーナ脱出時にアクセルを十分にオンし
ても出力の回復が遅れ、加速応答性が低下し、他方、下
り坂ではアクセルがオフされ目標プライマリプーリ回転
数が低く設定されてしまい、エンジンブレーキ効果を十
分に得るだけの高さの回転数を保持出来ない。
【0005】このような問題を解決すべく、本出願人は
先に、車両の走行路面情報である屈曲度や重量勾配抵抗
を求め、目標プライマリプーリ回転数の下限値を適量引
き上げるようなクリップ値を設定し、屈曲路走行時の運
転フィーリングを改善する手段を提案している。しか
し、走行路面情報である屈曲度や重量勾配抵抗が増加す
のに応じて、目標プライマリプーリ回転数が必ず引き上
げられるようになると、ドライバーの意志とは関係無く
実エンジン回転数が変動し、違和感が生じる可能性が有
り、問題と成っている。本発明の目的は違和感が生じる
ような過度のエンジン回転数の変動を防止できる無段変
速機の変速制御装置を提供することに有る。
先に、車両の走行路面情報である屈曲度や重量勾配抵抗
を求め、目標プライマリプーリ回転数の下限値を適量引
き上げるようなクリップ値を設定し、屈曲路走行時の運
転フィーリングを改善する手段を提案している。しか
し、走行路面情報である屈曲度や重量勾配抵抗が増加す
のに応じて、目標プライマリプーリ回転数が必ず引き上
げられるようになると、ドライバーの意志とは関係無く
実エンジン回転数が変動し、違和感が生じる可能性が有
り、問題と成っている。本発明の目的は違和感が生じる
ような過度のエンジン回転数の変動を防止できる無段変
速機の変速制御装置を提供することに有る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、エンジンに連結された入力側のプライマ
リプーリと駆動軸に連結された出力側のセカンダリプー
リとの間に掛け渡された無端ベルトの巻掛け径比を変え
て変速比を変更する車両用無段変速機の変速制御装置に
おいて、上記エンジンのスロットル開度及び車速に応じ
た目標プライマリプーリ回転数を検出する目標プライマ
リプーリ回転数検出手段と、上記車両の運転情報から重
量勾配抵抗を検出する重量勾配抵抗検出手段と、上記車
両の運転情報から道路屈曲度を検出する道路屈曲度検出
手段と、上記重量勾配と上記道路屈曲度に応じて目標プ
ライマリプーリ回転数の下限値を設定する目標プライマ
リプーリ回転数下限値設定手段と、上記プライマリプー
リの実回転数が上記今回の下限値を下回った際には設定
下限値を前回の下限値に修正する下限値修正手段と、上
記目標プライマリプーリ回転数を上記設定下限値でクリ
ップ処理する目標プライマリプーリ回転数クリップ手段
と、実際のプライマリプーリ回転数が上記クリップ済の
目標プライマリプーリ回転数となるように変速比を制御
する変速比制御手段とを有したことを特徴とする。
めに本発明は、エンジンに連結された入力側のプライマ
リプーリと駆動軸に連結された出力側のセカンダリプー
リとの間に掛け渡された無端ベルトの巻掛け径比を変え
て変速比を変更する車両用無段変速機の変速制御装置に
おいて、上記エンジンのスロットル開度及び車速に応じ
た目標プライマリプーリ回転数を検出する目標プライマ
リプーリ回転数検出手段と、上記車両の運転情報から重
量勾配抵抗を検出する重量勾配抵抗検出手段と、上記車
両の運転情報から道路屈曲度を検出する道路屈曲度検出
手段と、上記重量勾配と上記道路屈曲度に応じて目標プ
ライマリプーリ回転数の下限値を設定する目標プライマ
リプーリ回転数下限値設定手段と、上記プライマリプー
リの実回転数が上記今回の下限値を下回った際には設定
下限値を前回の下限値に修正する下限値修正手段と、上
記目標プライマリプーリ回転数を上記設定下限値でクリ
ップ処理する目標プライマリプーリ回転数クリップ手段
と、実際のプライマリプーリ回転数が上記クリップ済の
目標プライマリプーリ回転数となるように変速比を制御
する変速比制御手段とを有したことを特徴とする。
【0007】
【作用】車量及び路面抵抗に応じた重量勾配と道路屈曲
度とに応じて目標プライマリプーリ回転数の下限値を設
定し、プライマリプーリの実回転数が今回の下限値を下
回った際には設定下限値を前回の下限値に修正し、目標
プライマリプーリ回転数を前回の設定下限値でクリップ
処理し、クリップ済の目標プライマリプーリ回転数と実
プライマリプーリ回転数の偏差がなくなるように変速比
を制御するので、プライマリプーリの実回転数が低下を
続ける、例えば上り坂あるいはコーナの屈曲度がよりき
つくなる道路走行の場合には設定下限値を今回の下限値
より小さい前回の下限値に規制し、目標プライマリプー
リ回転数が過度に引き上げられないようにできる。
度とに応じて目標プライマリプーリ回転数の下限値を設
定し、プライマリプーリの実回転数が今回の下限値を下
回った際には設定下限値を前回の下限値に修正し、目標
プライマリプーリ回転数を前回の設定下限値でクリップ
処理し、クリップ済の目標プライマリプーリ回転数と実
プライマリプーリ回転数の偏差がなくなるように変速比
を制御するので、プライマリプーリの実回転数が低下を
続ける、例えば上り坂あるいはコーナの屈曲度がよりき
つくなる道路走行の場合には設定下限値を今回の下限値
より小さい前回の下限値に規制し、目標プライマリプー
リ回転数が過度に引き上げられないようにできる。
【0008】
【実施例】図1の無段変速機の変速制御装置は車両のエ
ンジン7に連結された動力伝達系P上の無段変速機(C
VT)20に付設される。ここでエンジン7に燃料を噴
射するインジェクタ1や混合気への点火をおこなう点火
プラグ2等、種々の装置がエンジンの電子制御手段とし
てのDBWECU3の制御下におかれ、しかも、このD
BWECU3には無段変速機20の電子制御手段である
CVTECU21が接続されている。なお、両ECU
3,21間での信号の授受を常時行えるように両者間は
通信回線で結線されている。DBWECU3には、アク
セルペダル10の操作と独立して駆動される吸入空気量
操作手段としてのスロットルバルブ9の駆動用のアクチ
ュエータ11が接続されている。
ンジン7に連結された動力伝達系P上の無段変速機(C
VT)20に付設される。ここでエンジン7に燃料を噴
射するインジェクタ1や混合気への点火をおこなう点火
プラグ2等、種々の装置がエンジンの電子制御手段とし
てのDBWECU3の制御下におかれ、しかも、このD
BWECU3には無段変速機20の電子制御手段である
CVTECU21が接続されている。なお、両ECU
3,21間での信号の授受を常時行えるように両者間は
通信回線で結線されている。DBWECU3には、アク
セルペダル10の操作と独立して駆動される吸入空気量
操作手段としてのスロットルバルブ9の駆動用のアクチ
ュエータ11が接続されている。
【0009】エンジン7はエアクリーナボデー4内のエ
アクリーナエレメント5からの吸気の流量を検出するカ
ルマン渦式のエアフローセンサ6を備える。尚、エアフ
ローセンサ6の他、エンジン回転数Ne情報を出力する
エンジン回転数センサ24、スロットルバルブ9のスロ
ットル開度Th情報を出力するスロットル開度センサ1
2、アクセルペダル10のアクセル開度θa情報を出力
するアクセルセンサ13、水温WT情報を出力する水温
センサ39等の運転情報検出手段が設けられ、これらの
各データが計測されてDBWECU3に入力されるとい
う周知の構成を採っている。スロットルバルブ9は運転
者が踏むアクセルペダル10でなく、アクチュエータ
(本実施例では、ステップモータ)11によって開閉駆
動される。本実施例では、このアクチュエータ11がD
BWECU3により制御される、いわゆるDBW(ドラ
イブ バイ ワイヤ)方式が採用されているが、通常のア
クセルペダルとスロットルバルブとがリンク等で連結さ
れているものでも何ら差し支えない。
アクリーナエレメント5からの吸気の流量を検出するカ
ルマン渦式のエアフローセンサ6を備える。尚、エアフ
ローセンサ6の他、エンジン回転数Ne情報を出力する
エンジン回転数センサ24、スロットルバルブ9のスロ
ットル開度Th情報を出力するスロットル開度センサ1
2、アクセルペダル10のアクセル開度θa情報を出力
するアクセルセンサ13、水温WT情報を出力する水温
センサ39等の運転情報検出手段が設けられ、これらの
各データが計測されてDBWECU3に入力されるとい
う周知の構成を採っている。スロットルバルブ9は運転
者が踏むアクセルペダル10でなく、アクチュエータ
(本実施例では、ステップモータ)11によって開閉駆
動される。本実施例では、このアクチュエータ11がD
BWECU3により制御される、いわゆるDBW(ドラ
イブ バイ ワイヤ)方式が採用されているが、通常のア
クセルペダルとスロットルバルブとがリンク等で連結さ
れているものでも何ら差し支えない。
【0010】エンジン7のクランクシャフトには流体継
手8及び遊星歯車式の前後進切り換え装置15を介して
図5の無段変速機20が接続されている。ここで、無段
変速機20は前後進切り換え部15の出力軸に一体結合
されたプライマリシャフト22を有するプライマリプー
リ26と減速機30側に回転力を出力するセカンダリシ
ャフト29を有するセカンダリプーリ28を備え、この
プライマリプーリ26とセカンダリプーリ28とにスチ
ールベルト27が掛け渡される。セカンダリシャフト2
9は減速機30や図示しないデフを介して駆動軸31の
駆動輪32,32に回転力を伝達するように構成されて
いる。両プーリ26,28は共に2分割に構成され、可
動側プーリ材261,281は固定側プーリ材262,
282に相対回転不可に相対間隔を接離可能に嵌挿され
る。この可動側プーリ材261,281と固定側プーリ
材262,282との間には両プーリの相対間隔を接離
操作する油圧アクチュエータとしてのプライマリシリン
ダ33とセカンダリシリンダ34とが形成される。
手8及び遊星歯車式の前後進切り換え装置15を介して
図5の無段変速機20が接続されている。ここで、無段
変速機20は前後進切り換え部15の出力軸に一体結合
されたプライマリシャフト22を有するプライマリプー
リ26と減速機30側に回転力を出力するセカンダリシ
ャフト29を有するセカンダリプーリ28を備え、この
プライマリプーリ26とセカンダリプーリ28とにスチ
ールベルト27が掛け渡される。セカンダリシャフト2
9は減速機30や図示しないデフを介して駆動軸31の
駆動輪32,32に回転力を伝達するように構成されて
いる。両プーリ26,28は共に2分割に構成され、可
動側プーリ材261,281は固定側プーリ材262,
282に相対回転不可に相対間隔を接離可能に嵌挿され
る。この可動側プーリ材261,281と固定側プーリ
材262,282との間には両プーリの相対間隔を接離
操作する油圧アクチュエータとしてのプライマリシリン
ダ33とセカンダリシリンダ34とが形成される。
【0011】なお、プライマリプーリ26とセカンダリ
プーリ28の両回転数Np,Nsを検出する一対の回転
センサs1,s2が実変速比in(=Np/Ns)の検
出手段として装着されている。この場合、プライマリプ
ーリ26の固定側プーリ材262に対し可動側プーリ材
261を近付けてプライマリプーリの巻き付け径を大き
くし、セカンダリプーリ28の固定側プーリ材282よ
り可動側プーリ281を遠ざけて巻き付け径を小さく
し、これによって実変速比in(プライマリ回転数Np
/セカンダリ回転数Ns)を小さくし、即ち、低変速比
(高変速段)とし、逆に操作して高変速比(低変速段)
を達成する様に構成されている。ここで無段変速機20
を制御する油圧回路ORについて図4に沿って説明す
る。
プーリ28の両回転数Np,Nsを検出する一対の回転
センサs1,s2が実変速比in(=Np/Ns)の検
出手段として装着されている。この場合、プライマリプ
ーリ26の固定側プーリ材262に対し可動側プーリ材
261を近付けてプライマリプーリの巻き付け径を大き
くし、セカンダリプーリ28の固定側プーリ材282よ
り可動側プーリ281を遠ざけて巻き付け径を小さく
し、これによって実変速比in(プライマリ回転数Np
/セカンダリ回転数Ns)を小さくし、即ち、低変速比
(高変速段)とし、逆に操作して高変速比(低変速段)
を達成する様に構成されている。ここで無段変速機20
を制御する油圧回路ORについて図4に沿って説明す
る。
【0012】オイルポンプ37はエンジン7に連結され
ている流体継手8により駆動され、このオイルポンプ3
7から吐出された油圧はレギュレータバルブ40により
適切な圧、いわゆるライン圧に調圧される。このレギュ
レータバルブ40はCVTECU21において車両の運
転状態に応じて設定されたデューティ率で駆動される第
1電磁制御弁41によりデューティ制御される。レギュ
レータバルブ40により調圧されたライン圧はセカンダ
リプーリ28のセカンダリシリンダ34(図5参照)内
へ供給されると共に、変速比制御弁35へも導入され
る。変速比制御弁35は、CVTECU21において車
両の運転状態に応じて設定されたデューティ率で駆動さ
れる第2電磁制御弁42によりデューティ制御され、所
望の変速比となるようにプライマリプーリ26のプライ
マリシリンダ33(図5参照)内へ供給する油量を制御
している。
ている流体継手8により駆動され、このオイルポンプ3
7から吐出された油圧はレギュレータバルブ40により
適切な圧、いわゆるライン圧に調圧される。このレギュ
レータバルブ40はCVTECU21において車両の運
転状態に応じて設定されたデューティ率で駆動される第
1電磁制御弁41によりデューティ制御される。レギュ
レータバルブ40により調圧されたライン圧はセカンダ
リプーリ28のセカンダリシリンダ34(図5参照)内
へ供給されると共に、変速比制御弁35へも導入され
る。変速比制御弁35は、CVTECU21において車
両の運転状態に応じて設定されたデューティ率で駆動さ
れる第2電磁制御弁42によりデューティ制御され、所
望の変速比となるようにプライマリプーリ26のプライ
マリシリンダ33(図5参照)内へ供給する油量を制御
している。
【0013】また、ライン圧はモジュレータバルブ43
へも導入されており、同弁により調圧された油圧は変速
比制御弁35、第1電磁制御弁41、第2電磁制御弁4
2等へ供給され、これらのパイロット圧として作用して
いる。CVTECU21にはDBWECU3よりの検出
信号の他に、プライマリプーリ26とセカンダリプーリ
28の両回転数Np,Nsや、ステアリングハンドルの
ハンドル角δ情報がハンドル角センサ44より入力され
るように構成されている。CVTECU7はマイクロコ
ンピュータによりその主要部が構成され、内蔵する記憶
回路には図6の目標プライマリプーリ回転数Npo検出
マップや、図7の目標プライマリプーリ回転数補正量設
定マップや、図8の目標プライマリプーリ回転数下限値
設定マップや、図9の重量勾配抵抗用のヒステリシス処
理マップや、図10の屈曲度用ヒステリシス処理マップ
や、図12及び図13のCVT制御処理ルーチンや、図
14の目標プライマリプーリ回転数補正量の設定ルーチ
ンや、図15の屈曲度検出ルーチンやその他の各制御プ
ログラムが記憶処理されている。
へも導入されており、同弁により調圧された油圧は変速
比制御弁35、第1電磁制御弁41、第2電磁制御弁4
2等へ供給され、これらのパイロット圧として作用して
いる。CVTECU21にはDBWECU3よりの検出
信号の他に、プライマリプーリ26とセカンダリプーリ
28の両回転数Np,Nsや、ステアリングハンドルの
ハンドル角δ情報がハンドル角センサ44より入力され
るように構成されている。CVTECU7はマイクロコ
ンピュータによりその主要部が構成され、内蔵する記憶
回路には図6の目標プライマリプーリ回転数Npo検出
マップや、図7の目標プライマリプーリ回転数補正量設
定マップや、図8の目標プライマリプーリ回転数下限値
設定マップや、図9の重量勾配抵抗用のヒステリシス処
理マップや、図10の屈曲度用ヒステリシス処理マップ
や、図12及び図13のCVT制御処理ルーチンや、図
14の目標プライマリプーリ回転数補正量の設定ルーチ
ンや、図15の屈曲度検出ルーチンやその他の各制御プ
ログラムが記憶処理されている。
【0014】図3に本発明の構成ブロック図を示す。こ
こで、走行路面情報検出手段A1は、重量勾配検出手段
a1と道路屈曲度検出手段a2とを含有しており、重量
勾配検出手段a1が走行路面情報である重量勾配抵抗R
wを検出し、道路屈曲度検出手段a2が道路の折曲度W
d(Jw)を検出する。目標プライマリプーリ回転数検
出手段A2はエンジンのスロットル開度Th及び車速V
に応じた目標プライマリプーリ回転数Npoを検出す
る。目標プライマリプーリ回転数下限値設定手段A3は
上記走行路面情報に応じて目標プライマリプーリ回転数
の下限値NPLを設定する。下限値修正手段A8はプライ
マリプーリの実回転数Npが今回の下限値NPLを下回っ
た際には設定下限値NPL’を前回の下限値NPL.OLDに
修正する。目標プライマリプーリ回転数クリップ手段A
4は目標プライマリプーリ回転数Npoを目標プライマ
リプーリ回転数下限値NPLでクリップ処理する。偏差回
転数算出手段A5はクリップ済の目標プライマリプーリ
回転数Npoとプライマリプーリの実回転数Npとの偏
差回転数E1を算出する。デューティ率設定手段A6は
偏差E1に応じてデューティ率を設定し、変速制御手段
A7が同デューティ率でプーリ操作手段である第2電磁
制御弁42を駆動する。第2電磁制御弁42は変速比制
御弁35をデューティ制御して油圧アクチュエータ33
を制御する。なお、ここで偏差回転数算出手段A5とデ
ューティ率設定手段A6及び変速制御手段A7が変速比
制御手段を構成する。
こで、走行路面情報検出手段A1は、重量勾配検出手段
a1と道路屈曲度検出手段a2とを含有しており、重量
勾配検出手段a1が走行路面情報である重量勾配抵抗R
wを検出し、道路屈曲度検出手段a2が道路の折曲度W
d(Jw)を検出する。目標プライマリプーリ回転数検
出手段A2はエンジンのスロットル開度Th及び車速V
に応じた目標プライマリプーリ回転数Npoを検出す
る。目標プライマリプーリ回転数下限値設定手段A3は
上記走行路面情報に応じて目標プライマリプーリ回転数
の下限値NPLを設定する。下限値修正手段A8はプライ
マリプーリの実回転数Npが今回の下限値NPLを下回っ
た際には設定下限値NPL’を前回の下限値NPL.OLDに
修正する。目標プライマリプーリ回転数クリップ手段A
4は目標プライマリプーリ回転数Npoを目標プライマ
リプーリ回転数下限値NPLでクリップ処理する。偏差回
転数算出手段A5はクリップ済の目標プライマリプーリ
回転数Npoとプライマリプーリの実回転数Npとの偏
差回転数E1を算出する。デューティ率設定手段A6は
偏差E1に応じてデューティ率を設定し、変速制御手段
A7が同デューティ率でプーリ操作手段である第2電磁
制御弁42を駆動する。第2電磁制御弁42は変速比制
御弁35をデューティ制御して油圧アクチュエータ33
を制御する。なお、ここで偏差回転数算出手段A5とデ
ューティ率設定手段A6及び変速制御手段A7が変速比
制御手段を構成する。
【0015】以下、本実施例の無段変速機の変速制御装
置を図11のエンジン出力制御処理ルーチンや、図12
及び図13のCVT制御処理ルーチンや、図14の目標
プライマリプーリ回転数補正量の設定ルーチンの各制御
プログラムや、図15の屈曲度検出ルーチンや、図2の
機能ブロック図を参照して説明する。本実施例では、図
示しないイグニッションキーを操作することによってエ
ンジン7が始動し、図1、図2に示すDBWECU3及
びCVTECU21内での制御も開始される。制御が開
始すると、DBWECU3は図示しない周知のメインル
ーチンを実行する。ここでは、初期設定及び各センサの
検出データを取り込み、各データ毎に決められている所
定のエリアに検出データが取り込まれる。そして周知の
燃料供給制御処理、点火時期制御処理、エンジン出力制
御処理等の周知の制御が実行されており、ここではエン
ジン出力制御処理の一例を説明する。
置を図11のエンジン出力制御処理ルーチンや、図12
及び図13のCVT制御処理ルーチンや、図14の目標
プライマリプーリ回転数補正量の設定ルーチンの各制御
プログラムや、図15の屈曲度検出ルーチンや、図2の
機能ブロック図を参照して説明する。本実施例では、図
示しないイグニッションキーを操作することによってエ
ンジン7が始動し、図1、図2に示すDBWECU3及
びCVTECU21内での制御も開始される。制御が開
始すると、DBWECU3は図示しない周知のメインル
ーチンを実行する。ここでは、初期設定及び各センサの
検出データを取り込み、各データ毎に決められている所
定のエリアに検出データが取り込まれる。そして周知の
燃料供給制御処理、点火時期制御処理、エンジン出力制
御処理等の周知の制御が実行されており、ここではエン
ジン出力制御処理の一例を説明する。
【0016】図11に示すようにエンジン出力制御処理
ではセンサの検出データ、ここではスロットル開度T
h,アクセル開度θa、エンジン回転数Ne、水温WT
等の情報が所定のエリアに取り込まれる。ステップr2
では図示しない吸入空気量算出マップや要求トルク算出
マップを用い、まずアクセル開度θaやエンジン回転数
Neより吸入空気量A/Nを算出し、これとエンジン回
転数Neとより要求トルクToを算出する。ステップr
3,r4では水温情報WTを取り込み、摺動部の摩擦損
失トルクTWTを所定のマップ(図2中のmp1参照)よ
り算出し、その摩擦損失トルクTWTを要求トルクTo
に加算し目標トルクT1を決定し、ステップr5に進
む。ここでは目標トルクT1とエンジン回転数Neに応
じた吸入空気量A/Nを図示しない吸入空気量算出マッ
プより求め、吸入空気量A/Nとエンジン回転数Neよ
り目標スロットル開度Thを図示しないスロットル開度
算出マップにより算出する。
ではセンサの検出データ、ここではスロットル開度T
h,アクセル開度θa、エンジン回転数Ne、水温WT
等の情報が所定のエリアに取り込まれる。ステップr2
では図示しない吸入空気量算出マップや要求トルク算出
マップを用い、まずアクセル開度θaやエンジン回転数
Neより吸入空気量A/Nを算出し、これとエンジン回
転数Neとより要求トルクToを算出する。ステップr
3,r4では水温情報WTを取り込み、摺動部の摩擦損
失トルクTWTを所定のマップ(図2中のmp1参照)よ
り算出し、その摩擦損失トルクTWTを要求トルクTo
に加算し目標トルクT1を決定し、ステップr5に進
む。ここでは目標トルクT1とエンジン回転数Neに応
じた吸入空気量A/Nを図示しない吸入空気量算出マッ
プより求め、吸入空気量A/Nとエンジン回転数Neよ
り目標スロットル開度Thを図示しないスロットル開度
算出マップにより算出する。
【0017】ステップr6では目標スロットル開度Th
と実開度θnの差分を算出して偏差Δθを求め、この偏
差Δθを排除出来る出力Punを算出し、その出力Pu
nでパルスモータ11を駆動してスロットル弁9の開度
を調整し、機関に目標トルクT1を発生させる。他方、
CVTECU21は図12乃至図15の制御プログラム
に沿ってCVT制御を行う。ここでは初期設定を成し、
各センサの検出データである、プライマリプーリ26と
セカンダリプーリ28の両回転数Np,Nsやハンドル
角δや、DBWECU3よりのスロットル開度Thや、
エンジン回転数Neその他が取り込まれ、所定のエリア
にストアされる。ステップs3ではプライマリプーリ回
転数Np及び減速比εより車速Vが算出され、更に車速
Vを微分した加速度α(=dV/dt)が算出され、プ
ライマリプーリ回転数Np及びセカンダリプーリ回転数
Nsより実際の変速比in(=Np/Ns)が算出され
る。ステップs4ではスロットル開度Thと車速Vに応
じた目標プライマリプーリ回転数Npoを目標プライマ
リプーリ回転数算出マップmp2(図2及び図6参照)
によって算出する。
と実開度θnの差分を算出して偏差Δθを求め、この偏
差Δθを排除出来る出力Punを算出し、その出力Pu
nでパルスモータ11を駆動してスロットル弁9の開度
を調整し、機関に目標トルクT1を発生させる。他方、
CVTECU21は図12乃至図15の制御プログラム
に沿ってCVT制御を行う。ここでは初期設定を成し、
各センサの検出データである、プライマリプーリ26と
セカンダリプーリ28の両回転数Np,Nsやハンドル
角δや、DBWECU3よりのスロットル開度Thや、
エンジン回転数Neその他が取り込まれ、所定のエリア
にストアされる。ステップs3ではプライマリプーリ回
転数Np及び減速比εより車速Vが算出され、更に車速
Vを微分した加速度α(=dV/dt)が算出され、プ
ライマリプーリ回転数Np及びセカンダリプーリ回転数
Nsより実際の変速比in(=Np/Ns)が算出され
る。ステップs4ではスロットル開度Thと車速Vに応
じた目標プライマリプーリ回転数Npoを目標プライマ
リプーリ回転数算出マップmp2(図2及び図6参照)
によって算出する。
【0018】この後ステップs5での屈曲度Jwの設定
処理を図14に示すように実行する。 即ち、ステップ
p1で屈曲度Jwの算出を行う。この屈曲度Jwは走行
路面情報の一つであり(7)式に示すように、ハンドル
角δ及び計算横重力加速度Gr(以後単に横Grと記
す)の絶対値の積の積分値であり、設定単位時間Tにお
ける時間平均として求められている。なお、計算横Gr
は(8)式で算出され、同値は車速V及びハンドル角δ
が大きいほど大きくなる。 Jw=1/T×∫|δ|×|Gr|dt・・・・・(7) Gr=(δ/(ρ×57.3))/(I×(A+1/
V2)×9.8)・・・(8) ここで、Tは単位時間
〔sec〕、Vは車速〔m/sec〕、δはハンドル角
〔deg〕、ρはハンドル等価ギア比、Iはホイールベ
ース〔m〕、Aはステアリングハンドルを切り増しした
時の横Grの増え方を表す感度の指標であるスタビリテ
ィファクタとする。なおスタビリティファクタAはこの
値が大きいほどステアリングの切り増しによっても横G
rがあまり増えない状態を表す特性値である。
処理を図14に示すように実行する。 即ち、ステップ
p1で屈曲度Jwの算出を行う。この屈曲度Jwは走行
路面情報の一つであり(7)式に示すように、ハンドル
角δ及び計算横重力加速度Gr(以後単に横Grと記
す)の絶対値の積の積分値であり、設定単位時間Tにお
ける時間平均として求められている。なお、計算横Gr
は(8)式で算出され、同値は車速V及びハンドル角δ
が大きいほど大きくなる。 Jw=1/T×∫|δ|×|Gr|dt・・・・・(7) Gr=(δ/(ρ×57.3))/(I×(A+1/
V2)×9.8)・・・(8) ここで、Tは単位時間
〔sec〕、Vは車速〔m/sec〕、δはハンドル角
〔deg〕、ρはハンドル等価ギア比、Iはホイールベ
ース〔m〕、Aはステアリングハンドルを切り増しした
時の横Grの増え方を表す感度の指標であるスタビリテ
ィファクタとする。なおスタビリティファクタAはこの
値が大きいほどステアリングの切り増しによっても横G
rがあまり増えない状態を表す特性値である。
【0019】この後、ステップp1よりp2に達する
と、計算された屈曲度Jwが図2及び図10に示すよう
な屈曲度用ヒステリシス処理マップmp7に沿ってヒス
テリシス処理され、補正屈曲度Wdが算出され、リター
ンする。ここで、車速V及びハンドル角δの細かな変動
に応じた屈曲度Jwの微小変化量は設定幅ΔJwの範囲
で吸収され、補正屈曲度Wdが細かく変動することを防
止出来る。この後CVT制御処理のステップs5よりス
テップs6の目標プライマリプーリ回転数補正量CNp
の設定処理を図15に示すように実行する。即ち、ステ
ップq1で重量勾配抵抗Rwの算出を行う。この重量勾
配抵抗Rwは後述の(6)式に示すように、エンジン駆
動力Teより空力抵抗R1と、加速抵抗R2と、転がり
抵抗R3と、コーナリング抵抗R4と、変速による抵抗
R5とを減算した値として設定される。ここでのエンジ
ン駆動力(駆動トルク)Teは出力トルクと変速比(前
後進切り換え部と無段変速機と減速機との全変速比)の
乗算値であり、出力トルクは流体継手8のトルク比を実
エンジントルク(エンジントルクよりポンプ損失その他
の損失トルクを減算した値)に乗算することによって求
まる。
と、計算された屈曲度Jwが図2及び図10に示すよう
な屈曲度用ヒステリシス処理マップmp7に沿ってヒス
テリシス処理され、補正屈曲度Wdが算出され、リター
ンする。ここで、車速V及びハンドル角δの細かな変動
に応じた屈曲度Jwの微小変化量は設定幅ΔJwの範囲
で吸収され、補正屈曲度Wdが細かく変動することを防
止出来る。この後CVT制御処理のステップs5よりス
テップs6の目標プライマリプーリ回転数補正量CNp
の設定処理を図15に示すように実行する。即ち、ステ
ップq1で重量勾配抵抗Rwの算出を行う。この重量勾
配抵抗Rwは後述の(6)式に示すように、エンジン駆
動力Teより空力抵抗R1と、加速抵抗R2と、転がり
抵抗R3と、コーナリング抵抗R4と、変速による抵抗
R5とを減算した値として設定される。ここでのエンジ
ン駆動力(駆動トルク)Teは出力トルクと変速比(前
後進切り換え部と無段変速機と減速機との全変速比)の
乗算値であり、出力トルクは流体継手8のトルク比を実
エンジントルク(エンジントルクよりポンプ損失その他
の損失トルクを減算した値)に乗算することによって求
まる。
【0020】ここでの空力抵抗R1は(1)式で、加速
抵抗R2は(2)式で、転がり抵抗R3は(3)式で、
コーナリング抵抗R4は(4)式で、変速による抵抗R
5は(5)式でそれぞれ算出される。 空力抵抗 R1=1/2×ρ×S×CD×V2〔Kgf〕・・・・・(1) ここで、ρは空気密度で0.1229〔Kgf・sec
2/m4〕、Sは車両の全面投影面積で、ここでは1.9
3〔m2〕、CD値はここでは0.395、Vは車速とす
ると、R1=0.049V2〔Kgf〕となる。
抵抗R2は(2)式で、転がり抵抗R3は(3)式で、
コーナリング抵抗R4は(4)式で、変速による抵抗R
5は(5)式でそれぞれ算出される。 空力抵抗 R1=1/2×ρ×S×CD×V2〔Kgf〕・・・・・(1) ここで、ρは空気密度で0.1229〔Kgf・sec
2/m4〕、Sは車両の全面投影面積で、ここでは1.9
3〔m2〕、CD値はここでは0.395、Vは車速とす
ると、R1=0.049V2〔Kgf〕となる。
【0021】加速抵抗 R2=〔M+1/R×(IE×i2+IM+2×IT)〕×
α〔Kgf〕・・・(2) ここで、Mは車両重量〔K
gf〕、Rはホイール半径〔m〕、IEはエンジンの慣
性モーメント〔Kgf・m・sec2〕、IMはCVTと
ドライブシャフトのの慣性モーメント〔Kgf・m・s
ec2〕、ITは駆動車輪32の一輪当たりの慣性モーメ
ント〔Kgf・m・sec2〕、αは車両の前後加速度
〔m/sec2〕、変速比iはNp/Nsであり、この
式は車両の運動方程式より求められる。例えば、IE=
0.016,IM+2×IT=0.16、R=0.28と
設定した場合、加速抵抗R2=〔M+7.4255×i
2+2.0408)〕×α〔Kgf〕となる。 転がり抵抗 R3=Ro〔Kgf〕・・・・(3) ここで、Ro(=μr・M)は自由転動時の転がり抵抗
で0.013×M程度である。
α〔Kgf〕・・・(2) ここで、Mは車両重量〔K
gf〕、Rはホイール半径〔m〕、IEはエンジンの慣
性モーメント〔Kgf・m・sec2〕、IMはCVTと
ドライブシャフトのの慣性モーメント〔Kgf・m・s
ec2〕、ITは駆動車輪32の一輪当たりの慣性モーメ
ント〔Kgf・m・sec2〕、αは車両の前後加速度
〔m/sec2〕、変速比iはNp/Nsであり、この
式は車両の運動方程式より求められる。例えば、IE=
0.016,IM+2×IT=0.16、R=0.28と
設定した場合、加速抵抗R2=〔M+7.4255×i
2+2.0408)〕×α〔Kgf〕となる。 転がり抵抗 R3=Ro〔Kgf〕・・・・(3) ここで、Ro(=μr・M)は自由転動時の転がり抵抗
で0.013×M程度である。
【0022】コーナリング抵抗 R4=CF 2/CP=(0.6M/2×Gr)2/CPf×
2+(0.4M/2×Gr)2/CPr×2〔Kgf〕・
・・・・・・(4) ここで、Grを横加速度〔g〕とし、この値は屈曲度設
定ルーチンで設定されている横Grを採用する。ここで
CFはコーナリングフォース〔Kgf〕で、CPはコーナ
リングパワー〔Kgf/rad〕を表す。また車両の前
後重量配分を6:4とし、CPf=70〔Kgf/de
g〕=4010〔Kgf/rad〕,CPr=90〔K
gf/deg〕=15160〔Kgf/rad〕とすれ
ば、R4=6.0389×1/105×M2×Gr2〔K
gf〕となる。 変速による抵抗 R5=di/dt×IE×Ne×1/R〔Kgf〕・・・・・・・(5) ここで、di/dtは変速速度を示す。
2+(0.4M/2×Gr)2/CPr×2〔Kgf〕・
・・・・・・(4) ここで、Grを横加速度〔g〕とし、この値は屈曲度設
定ルーチンで設定されている横Grを採用する。ここで
CFはコーナリングフォース〔Kgf〕で、CPはコーナ
リングパワー〔Kgf/rad〕を表す。また車両の前
後重量配分を6:4とし、CPf=70〔Kgf/de
g〕=4010〔Kgf/rad〕,CPr=90〔K
gf/deg〕=15160〔Kgf/rad〕とすれ
ば、R4=6.0389×1/105×M2×Gr2〔K
gf〕となる。 変速による抵抗 R5=di/dt×IE×Ne×1/R〔Kgf〕・・・・・・・(5) ここで、di/dtは変速速度を示す。
【0023】このような各値が順次(1)乃至(5)式
に基づき算出され、これらは重量勾配抵抗Rwの算出用
の(6)式に採用される。 Rw=Te−R1−R2−R3−R4−R5〔Kgf〕・・・・・(6) このような重量勾配抵抗Rwの算出後、目標プライマリ
プーリ回転数補正量CNpの設定処理内のステップq1
よりq2に達する。ステップq2ではステップq1で得
た重量勾配抵抗Rwを入力値として取り込み、この値を
重量勾配抵抗用のヒステリシス処理マップmp5に基づ
きヒステリシス処理し、即ち、順次変化する重量勾配抵
抗Rwの入力値が予め設定されている変動幅±Δhのず
れを吸収処理されて補正重量勾配抵抗Rwとして算出さ
れ、所定のエリアにストアされる。ステップq3に達す
ると、ここではスロットル開度Th及びヒステリシス処
理済の補正重量勾配抵抗Rwに応じた目標プライマリプ
ーリ回転数補正量CNpを図7の目標プライマリプーリ
回転数補正量算出マップmp3に基づき算出し、リター
ンする。
に基づき算出され、これらは重量勾配抵抗Rwの算出用
の(6)式に採用される。 Rw=Te−R1−R2−R3−R4−R5〔Kgf〕・・・・・(6) このような重量勾配抵抗Rwの算出後、目標プライマリ
プーリ回転数補正量CNpの設定処理内のステップq1
よりq2に達する。ステップq2ではステップq1で得
た重量勾配抵抗Rwを入力値として取り込み、この値を
重量勾配抵抗用のヒステリシス処理マップmp5に基づ
きヒステリシス処理し、即ち、順次変化する重量勾配抵
抗Rwの入力値が予め設定されている変動幅±Δhのず
れを吸収処理されて補正重量勾配抵抗Rwとして算出さ
れ、所定のエリアにストアされる。ステップq3に達す
ると、ここではスロットル開度Th及びヒステリシス処
理済の補正重量勾配抵抗Rwに応じた目標プライマリプ
ーリ回転数補正量CNpを図7の目標プライマリプーリ
回転数補正量算出マップmp3に基づき算出し、リター
ンする。
【0024】なお、目標プライマリプーリ回転数補正量
算出マップでは、駆動余裕の大きなスロットル開度Th
の中域で補正量CNpが十分に大きく成るように、駆動
余裕の小さいスロットル開度Thの大域で補正量CNp
が比較的小さく設定される様にさらに重量勾配抵抗が大
でスロットル開度が中域のとき補正量CNpが大きく成
るように設定されているので、これによってスロットル
開度Thの中域で特に加速応答性を向上させている。C
VT制御処理のステップs6よりステップs7に達する
と、ステップq2で求めた補正重量勾配抵抗Rwと、ス
テップp2で求めた補正屈曲度Wdを取り込み、これら
両値に応じた目標プライマリプーリ回転数下限値NPLを
図8に示すような目標プライマリプーリ回転数下限値算
出マップmp4で算出する。
算出マップでは、駆動余裕の大きなスロットル開度Th
の中域で補正量CNpが十分に大きく成るように、駆動
余裕の小さいスロットル開度Thの大域で補正量CNp
が比較的小さく設定される様にさらに重量勾配抵抗が大
でスロットル開度が中域のとき補正量CNpが大きく成
るように設定されているので、これによってスロットル
開度Thの中域で特に加速応答性を向上させている。C
VT制御処理のステップs6よりステップs7に達する
と、ステップq2で求めた補正重量勾配抵抗Rwと、ス
テップp2で求めた補正屈曲度Wdを取り込み、これら
両値に応じた目標プライマリプーリ回転数下限値NPLを
図8に示すような目標プライマリプーリ回転数下限値算
出マップmp4で算出する。
【0025】なお重量勾配抵抗Rwは登り坂走行時や車
体重量増に応じて正の値を増加させ、下り坂で負の値を
増加させる傾向にある。ここでの目標プライマリプーリ
回転数下限値算出マップmp4では絶対値|Rw|が大
きくなるほど目標プライマリプーリ回転数下限値NPLが
大きく設定され、特に、重量勾配抵抗Rwがゼロにあっ
ても下限値NPLを所定レベル(ここではNPL0)に保持
している。この特性に加えて、マップmp4では、補正
屈曲度Wdが大きく、重量勾配抵抗Rwがゼロに近いほ
ど下限値NPLをより大きく設定する特性を備える。これ
によって、屈曲路走行時のスロットル開度の低下に対し
ても目標プライマリプーリ回転数Npoを所定量引上
げ、屈曲路走行時のエンジンブレーキのききの確保や屈
曲路脱出時の加速応答性の改善を図ることが出来る。ス
テップs8に達すると、補正重量勾配抵抗Rwが正か否
か判定し、No即ち下り坂では、ステップs9で設定下
限値NPL’をステップs7で算出されている下限値NPL
としステップs15に進み、逆に、登り坂ではステップ
s10に達する。
体重量増に応じて正の値を増加させ、下り坂で負の値を
増加させる傾向にある。ここでの目標プライマリプーリ
回転数下限値算出マップmp4では絶対値|Rw|が大
きくなるほど目標プライマリプーリ回転数下限値NPLが
大きく設定され、特に、重量勾配抵抗Rwがゼロにあっ
ても下限値NPLを所定レベル(ここではNPL0)に保持
している。この特性に加えて、マップmp4では、補正
屈曲度Wdが大きく、重量勾配抵抗Rwがゼロに近いほ
ど下限値NPLをより大きく設定する特性を備える。これ
によって、屈曲路走行時のスロットル開度の低下に対し
ても目標プライマリプーリ回転数Npoを所定量引上
げ、屈曲路走行時のエンジンブレーキのききの確保や屈
曲路脱出時の加速応答性の改善を図ることが出来る。ス
テップs8に達すると、補正重量勾配抵抗Rwが正か否
か判定し、No即ち下り坂では、ステップs9で設定下
限値NPL’をステップs7で算出されている下限値NPL
としステップs15に進み、逆に、登り坂ではステップ
s10に達する。
【0026】このステップs10では実回転数Npが今
回の下限値NPLより大きいと、その下限値NPLをそのま
ま設定下限値NPL’としステップs14に進み、逆に実
回転数Npが下限値NPLを更に下回っているとステップ
s11で更に、下限値NPLが前回の下限値NPL.OLDよ
り小さいか否か判断する。今回の下限値NPLが前回の下
限値NPL.OLDより小さいと、ステップs13に進み、
今回の下限値NPLが前回の下限値NPL.OLDを更に上回
っていると、即ち登り坂あるいはコーナの屈曲度がより
きつくなっているような場合、ステップs12に進み、
ステップs7で算出されている下限値NPLに代えて、前
回の下限値NPL.OLDを設定下限値NPL’と設定し、ス
テップs14に進み、ここで設定下限値NPL’を図示し
ない記憶素子の所定のエリアにストアし、ステップs1
5に進む。
回の下限値NPLより大きいと、その下限値NPLをそのま
ま設定下限値NPL’としステップs14に進み、逆に実
回転数Npが下限値NPLを更に下回っているとステップ
s11で更に、下限値NPLが前回の下限値NPL.OLDよ
り小さいか否か判断する。今回の下限値NPLが前回の下
限値NPL.OLDより小さいと、ステップs13に進み、
今回の下限値NPLが前回の下限値NPL.OLDを更に上回
っていると、即ち登り坂あるいはコーナの屈曲度がより
きつくなっているような場合、ステップs12に進み、
ステップs7で算出されている下限値NPLに代えて、前
回の下限値NPL.OLDを設定下限値NPL’と設定し、ス
テップs14に進み、ここで設定下限値NPL’を図示し
ない記憶素子の所定のエリアにストアし、ステップs1
5に進む。
【0027】なお、ステップs12の処理では、登り坂
あるいはコーナの屈曲度が連続してよりきつくなってい
るとの路面情報(N PL >N PL . OLD )が入っている場
合、単に、今回の下限値N PL をそのまま設定下限値
N PL ’(>N PL . OLD )として実回転数Npを引き上げ
ること無く、今回の下限値N PL より小さい前回の下限値
NPL.OLDに保持し、ドライバーの意志に無関係なエン
ジン回転数の過度の変動を規制し、違和感が生じること
を押さえるべく、設定下限値NPL’が設定されている。
ステップs15に達すると、ここではステップs4で求
めた目標プライマリプーリ回転数Npoが算出された設
定下限値NPL’を下回るか否か判定し、下回る場合の
み、ステップs16で目標プライマリプーリ回転数Np
oを設定下限値NPL’にクリップして設定し、ステップ
s17に進む。なおこのクリップ処理によって、目標プ
ライマリプーリ回転数Npoの過度の低下を防止し、例
えアクセル開度がゼロでも目標プライマリプーリ回転数
を引き上げて、加速応答性やエンジンブレーキのききの
確保を図り、特に、重量勾配抵抗Rwの絶対値の増加に
応じて目標プライマリプーリ回転数Pnoをより引上
げ、運転フィーリングの向上を図っている。
あるいはコーナの屈曲度が連続してよりきつくなってい
るとの路面情報(N PL >N PL . OLD )が入っている場
合、単に、今回の下限値N PL をそのまま設定下限値
N PL ’(>N PL . OLD )として実回転数Npを引き上げ
ること無く、今回の下限値N PL より小さい前回の下限値
NPL.OLDに保持し、ドライバーの意志に無関係なエン
ジン回転数の過度の変動を規制し、違和感が生じること
を押さえるべく、設定下限値NPL’が設定されている。
ステップs15に達すると、ここではステップs4で求
めた目標プライマリプーリ回転数Npoが算出された設
定下限値NPL’を下回るか否か判定し、下回る場合の
み、ステップs16で目標プライマリプーリ回転数Np
oを設定下限値NPL’にクリップして設定し、ステップ
s17に進む。なおこのクリップ処理によって、目標プ
ライマリプーリ回転数Npoの過度の低下を防止し、例
えアクセル開度がゼロでも目標プライマリプーリ回転数
を引き上げて、加速応答性やエンジンブレーキのききの
確保を図り、特に、重量勾配抵抗Rwの絶対値の増加に
応じて目標プライマリプーリ回転数Pnoをより引上
げ、運転フィーリングの向上を図っている。
【0028】ステップs17では、ステップs4あるい
はs9で決定した目標プライマリプーリ回転数Npoと
ステップs6で求めた目標プライマリプーリ回転数補正
量CNpを加算して補正目標プライマリプーリ回転数N
pcを求める。更にステップs18では、補正目標プラ
イマリプーリ回転数Npcと実プライマリプーリ回転数
Npnの偏差E1(=Npc−Np)を算出し、続いて
ステップs19において、偏差E1に応じたデューティ
率を決定する。そしてステップs20において、ステッ
プS19において設定されたデューティ率で第2電磁制
御弁42を駆動し、メインルーチンにリターンする。即
ち、変速比制御弁35がステップs19で設定されたデ
ューティ率で駆動される第2電磁制御弁42からの制御
圧を受け、プライマリシリンダ33へ供給する油量を制
御することとなり、結果的に実プライマリプーリ回転数
を目標プライマリプーリ回転数へ近付けるように変速比
を変更する。
はs9で決定した目標プライマリプーリ回転数Npoと
ステップs6で求めた目標プライマリプーリ回転数補正
量CNpを加算して補正目標プライマリプーリ回転数N
pcを求める。更にステップs18では、補正目標プラ
イマリプーリ回転数Npcと実プライマリプーリ回転数
Npnの偏差E1(=Npc−Np)を算出し、続いて
ステップs19において、偏差E1に応じたデューティ
率を決定する。そしてステップs20において、ステッ
プS19において設定されたデューティ率で第2電磁制
御弁42を駆動し、メインルーチンにリターンする。即
ち、変速比制御弁35がステップs19で設定されたデ
ューティ率で駆動される第2電磁制御弁42からの制御
圧を受け、プライマリシリンダ33へ供給する油量を制
御することとなり、結果的に実プライマリプーリ回転数
を目標プライマリプーリ回転数へ近付けるように変速比
を変更する。
【0029】このようなCVT制御処理の結果、無段変
速機20はその変速時に、実プライマリプーリ回転数N
pが補正目標プライマリプーリ回転数Npcに調整され
るように変速比が連続的に変化し、目標の変速比に保持
されることとなる。このように車両が屈曲路走行に入っ
た際にスロットル開度が低下しても、補正屈曲度Wdの
大きいほど大きく目標プライマリプーリ回転数Npoを
引上げ、屈曲路走行時のエンジンブレーキのききの確保
や屈曲路脱出時の加速応答性の改善を図ることが出来、
特に、登り坂あるいはコーナの屈曲度が連続してよりき
つくなっているとの路面情報情報が連続して入っている
場合、単に、下限値NPLを引き上げること無く、前回の
下限値NPL.OLDに保持し、ドライバーの意志に無関係
なエンジン回転数の過度の変動を規制し、違和感が生じ
ることを押さえることができる。
速機20はその変速時に、実プライマリプーリ回転数N
pが補正目標プライマリプーリ回転数Npcに調整され
るように変速比が連続的に変化し、目標の変速比に保持
されることとなる。このように車両が屈曲路走行に入っ
た際にスロットル開度が低下しても、補正屈曲度Wdの
大きいほど大きく目標プライマリプーリ回転数Npoを
引上げ、屈曲路走行時のエンジンブレーキのききの確保
や屈曲路脱出時の加速応答性の改善を図ることが出来、
特に、登り坂あるいはコーナの屈曲度が連続してよりき
つくなっているとの路面情報情報が連続して入っている
場合、単に、下限値NPLを引き上げること無く、前回の
下限値NPL.OLDに保持し、ドライバーの意志に無関係
なエンジン回転数の過度の変動を規制し、違和感が生じ
ることを押さえることができる。
【0030】上述の処において、重量勾配抵抗Rwは
(6)式に示すように、エンジン駆動力Teより空力抵
抗R1と、加速抵抗R2と、転がり抵抗R3と、コーナ
リング抵抗R4と、変速による抵抗R5とを減算した値
として設定されたが、構成の簡素化のためにこれらの内
の一部を排除しても良い。更に、横Grは(8)式で算
出されていたが、場合によっては横Grセンサを用い
て、検出しても良い。
(6)式に示すように、エンジン駆動力Teより空力抵
抗R1と、加速抵抗R2と、転がり抵抗R3と、コーナ
リング抵抗R4と、変速による抵抗R5とを減算した値
として設定されたが、構成の簡素化のためにこれらの内
の一部を排除しても良い。更に、横Grは(8)式で算
出されていたが、場合によっては横Grセンサを用い
て、検出しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の無段変速機の変
速制御装置は、無段変速機の目標プライマリプーリ回転
数制御に関し、重量勾配低抗や道路屈曲度に応じて目標
プライマリプーリ回転数の下限値を設定するものであっ
て、目標プライマリプーリ回転数が今回の下限値よりも
低い時には設定下限値を前回の下限値に修正し、即ち、
下限値を変更しないことで、登り坂が急になったり道路
屈曲度が上がった場合に、人間の意志とは無関係にエン
ジン回転数が過度に上がり、エンジンブレーキが効くの
を防止し、違和感を排除できる。
速制御装置は、無段変速機の目標プライマリプーリ回転
数制御に関し、重量勾配低抗や道路屈曲度に応じて目標
プライマリプーリ回転数の下限値を設定するものであっ
て、目標プライマリプーリ回転数が今回の下限値よりも
低い時には設定下限値を前回の下限値に修正し、即ち、
下限値を変更しないことで、登り坂が急になったり道路
屈曲度が上がった場合に、人間の意志とは無関係にエン
ジン回転数が過度に上がり、エンジンブレーキが効くの
を防止し、違和感を排除できる。
【図1】本発明の一実施例としての無段変速機の変速制
御装置の全体構成図である。
御装置の全体構成図である。
【図2】図1の装置内の電子制御装置の機能ブロック図
である。
である。
【図3】本発明の構成ブロック図である。
【図4】図1の装置内の油圧回路図である。
【図5】図1の装置が用いる無段変速機の要部断面図で
ある。
ある。
【図6】図1の装置内の電子制御装置が採用する目標プ
ライマリプーリ回転数検出マップの特性線図である。
ライマリプーリ回転数検出マップの特性線図である。
【図7】図1の装置内の電子制御装置が採用する目標プ
ライマリプーリ回転数補正量設定マップの特性線図であ
る。
ライマリプーリ回転数補正量設定マップの特性線図であ
る。
【図8】図1の装置内の電子制御装置が採用する目標プ
ライマリプーリ回転数下限値設定マップの特性線図であ
る。
ライマリプーリ回転数下限値設定マップの特性線図であ
る。
【図9】図1の装置内の電子制御装置が採用する重量勾
配抵抗用のヒステリシス処理マップの特性線図である。
配抵抗用のヒステリシス処理マップの特性線図である。
【図10】図1の装置内の電子制御装置が採用する屈曲
度用のヒステリシス処理マップの特性線図である。
度用のヒステリシス処理マップの特性線図である。
【図11】図1の装置内の電子制御装置が採用するエン
ジン出力制御ルーチンのフローチャートである。
ジン出力制御ルーチンのフローチャートである。
【図12】図1の装置内の電子制御装置が採用するCV
T制御処理ルーチンの前部フローチャートである
T制御処理ルーチンの前部フローチャートである
【図13】図1の装置内の電子制御装置が採用するCV
T制御処理ルーチン後部のフローチャートである。
T制御処理ルーチン後部のフローチャートである。
【図14】図1の装置内の電子制御装置が採用する屈曲
度検出ルーチンのフローチャートである。
度検出ルーチンのフローチャートである。
【図15】図1の装置内の電子制御装置が採用する目標
プライマリプーリ回転数補正量の設定ルーチンのフロー
チャートである。
プライマリプーリ回転数補正量の設定ルーチンのフロー
チャートである。
1 エンジン 3 DBWECU 7 CVTECU 12 スロットル開度センサ 13 アクセルセンサ 20 無段変速機 21 CVTECU 23 電磁制御弁 24 エンジン回転数センサ 26 プライマリプーリ 27 駆動ベルト 28 セカンダリプーリ 33 プライマリシリンダ 34 セカンダリシリンダ 39 横加速度センサ 35 変速比制御バルブ s1 回転センサ s2 回転センサ NPL 下限値 NPL’ 設定下限値 NPL.OLD 前回の下限値
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 B60K 41/00 - 41/28
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンに連結された入力側のプライマリ
プーリと駆動軸に連結された出力側のセカンダリプーリ
との間に掛け渡された無端ベルトの巻掛け径比を変えて
変速比を変更する車両用無段変速機の変速制御装置にお
いて、 上記エンジンのスロットル開度及び車速に応じた目標プ
ライマリプーリ回転数を検出する目標プライマリプーリ
回転数検出手段と、上記車両の運転情報から重量勾配抵抗を検出する重量勾
配抵抗検出手段と、 上記車両の運転情報から道路屈曲度を検出する道路屈曲
度検出手段と、 上記重量勾配と上記道路屈曲度 に応じて目標プライマリ
プーリ回転数の下限値を設定する目標プライマリプーリ
回転数下限値設定手段と、 上記プライマリプーリの実回転数が上記今回の下限値を
下回った際には設定下限値を前回の下限値に修正する下
限値修正手段と、 上記目標プライマリプーリ回転数を上記設定下限値でク
リップ処理する目標プライマリプーリ回転数クリップ手
段と、 実際のプライマリプーリ回転数が上記クリップ済の目標
プライマリプーリ回転数となるように変速比を制御する
変速比制御手段と、 を有することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23499092A JP2914033B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 無段変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23499092A JP2914033B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 無段変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681936A JPH0681936A (ja) | 1994-03-22 |
JP2914033B2 true JP2914033B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16979426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23499092A Expired - Fee Related JP2914033B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 無段変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914033B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2618023B2 (ja) * | 1988-10-24 | 1997-06-11 | 松下電器産業株式会社 | 音声信号復調回路 |
JP5549144B2 (ja) * | 2009-08-04 | 2014-07-16 | 日産自動車株式会社 | 電動車両の制御装置 |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP23499092A patent/JP2914033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681936A (ja) | 1994-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2704804B2 (ja) | 車両のトラクションコントロール装置 | |
JPH0592732A (ja) | 内燃機関と連続可変変速機との制御装置 | |
JPH0516690A (ja) | 車両の駆動輪トルク制御装置 | |
JP3829374B2 (ja) | 車両の駆動力制御装置 | |
JPH03156135A (ja) | 車両の駆動輪スリップ制御装置 | |
EP0587149A2 (en) | Traction control apparatus for automotive vehicle | |
JP3536523B2 (ja) | 車両用駆動力制御装置 | |
JP3077007B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP2949832B2 (ja) | 加速スリップ制御装置 | |
US5459661A (en) | Traction control apparatus in which a driving force is increased when a stalling condition is detected | |
JP2914033B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP2858496B2 (ja) | 車両の出力制御装置 | |
JP3013625B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP2914031B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP2776162B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP2914034B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH0615826B2 (ja) | 車両加速スリツプ制御装置 | |
JPS627954A (ja) | 車両の加速スリツプ制御装置 | |
JPH0678736B2 (ja) | 車両の加速スリツプ制御装置 | |
JP2914032B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH068616B2 (ja) | 車両の加速スリツプ制御装置 | |
JPH0681931A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH03286157A (ja) | 駆動輪スリップ制御装置 | |
JPH06107015A (ja) | 四輪駆動車の駆動力配分装置 | |
JPH0681937A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990316 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |