JP2913409B2 - 面板欠陥検出装置の検出感度補正方法 - Google Patents

面板欠陥検出装置の検出感度補正方法

Info

Publication number
JP2913409B2
JP2913409B2 JP390790A JP390790A JP2913409B2 JP 2913409 B2 JP2913409 B2 JP 2913409B2 JP 390790 A JP390790 A JP 390790A JP 390790 A JP390790 A JP 390790A JP 2913409 B2 JP2913409 B2 JP 2913409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
spot
scanning
face plate
predetermined angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP390790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03209155A (ja
Inventor
昇 加藤
泉雄 蓬莱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP390790A priority Critical patent/JP2913409B2/ja
Publication of JPH03209155A publication Critical patent/JPH03209155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2913409B2 publication Critical patent/JP2913409B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、面板欠陥検査方法であって、詳しくはレ
ーザスポットの強度変化、または受光器の構造に起因す
る検出感度の偏差を、補正係数により補正する方法に関
するものである。
[従来の技術] 電子素子の素材に用いられる面板の表面に欠陥がある
と品質が低下するので、レーザビームの走査による欠陥
検査が行われている。走査方法には回転方式とXY走査方
式があり、円形のディスク面板には回転方式が有利であ
る。これに対して液晶パネルなどの方形の面板に対して
はXY走査方式が適している。
第3図(a)に例として液晶パネルの素材のガラス基
板に対する欠陥検出装置の光学系を示す。投光系2の光
源2aよりのレーザビームはコリメートレンズ2bにより適
当な直径の平行ビームとされ、ついで振動ミラー2cによ
り角度偏向されて投光レンズ2dにより集束されてスポッ
トが形成され、このスポットにより被検査のガラス基板
1の角度2θの範囲がX方向に走査される。Sは走査線
を示す。いま、基板1の表面に欠陥があるときはスポッ
トが散乱し、散乱光は受光系3の受光器3aにより受光さ
れ、光電変換器3bより欠陥に対する検出信号が出力され
る。なお、基板1は図示しない移動機構によりY方向に
ステップ移動し、X方向の走査を逐次行って全面が走査
される。
さて、最近における液晶技術の進歩により大型の液晶
パネルが出現しており、これに対して上記のX方向の走
査範囲が狭いので、全面を区分して走査する区分走査方
法が行われている。第3図(b)はその走査順序を示す
もので、基板表面はX方向に例えば5区分され各X走査
がY方向の矢印の方向に沿って連続して行われる。
[解決しようとする課題] よく知られているように、レンズには各種の収差があ
る。第4図(a)において、投光レンズ2dによりレーザ
ビームを集束してスポットSpを形成する場合、走査線S
の長さを長くするために偏向角度θを大きくすると、レ
ンズ2dの焦点距離Fが一定であるので、焦点が基板1に
対して湾曲する湾曲収差Kを生ずる。集束されたスポッ
トの直径φsは図(b)に示すように双曲線Pに従って
変化し、その強度は断面積に反比例するので、湾曲収差
Kにより基板1の表面におけるスポットSpの強度は角度
θにより変化し、結果的に検出感度に偏差を生ずる。表
面欠陥検出においては、受光した散乱光の強度により欠
陥の大きさを計測するので、このような検出感度の偏差
により、検出された欠陥の大きさに誤差が生ずる。これ
に対して、湾曲収差を軽減したいわゆるFθレンズがあ
り、ある程度の偏向角度までは強度偏差を無視すること
ができ、上述した表面欠陥検出装置に使用されている。
なお、以上のレンズの湾曲収差のほかに、受光器3aには
感度偏差がありうる。すなわち、受光器3aとしては走査
線Sに対応する長さが必要で、オプチカルファイバの素
線をまとめて形成したものが使用されている。しかし、
構造上感度偏差がなしとしない。
以上に対して、大型の液晶パネル用のガラス基板を短
時間に検査するには、走査線Sの長さをより長くして区
分数を少なくすることが望ましい。走査線Sを長くする
には焦点距離Fの大きいレンズによる方法があるが、一
方においてスポットの直径φsはFに比例して大きくな
るので、必要な強度のスポットのためにはFをむやみに
大きくできない。
この発明は以上に鑑みてなされたもので、走査位置に
より強度が変化するスポット、または受光器の構造に起
因する検出感度の偏差に対して、補正係数を作って補正
する面板欠陥検査方法を提供することを目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの発明の面板欠陥
検査方法の構成は、基板上を焦点としてレーザスポット
を集束させかつこの焦点の位置を中心にしてX方向に所
定角度振らせ、一定の直径の微粒子を可及的に均一に付
着させた基板に対応する基板、または、研磨工程中のほ
ぼ均一な粗さの粗面を有する基板に対応する基板をテス
ト板とし、このテスト板をY方向に適当な間隔で逐次移
動してX方向の走査を複数n回行い、各走査により検出
された所定角度振らせた範囲におけるX方向の微小な間
隔の各位置に対する検出データをそれぞれY方向に対し
て加算し、加算された検出データを走査回数nで除算し
て各位置に対するそれぞれの平均値を求め、平均値を各
位置に対する補正係数として、所定角度振らせた範囲に
おけるスポットのX方向の走査位置による強度変化に起
因する検出感度偏差を各位置に対応に補正し、この補正
による所定角度振らせるX方向の走査をY方向に繰り返
すことにより基板の検査をするものである。
この発明は、例えば、ガラス基板の表面に対して光源
よりのレーザビームを集束したスポットを投光してX方
向に走査し、散乱光を受光器により受光して表面に存在
する欠陥を検出する表面欠陥検出装置に対する検出感度
補正方法であって、一定の直径の微粒子を可及的に均一
に付着させたガラス基板、または、研磨工程中のほぼ均
一な粗さの粗面を有するガラス基板をテスト板とし、テ
スト板をY方向に適当な間隔で逐次移動してX方向の走
査を複数n回行い、各走査により検出されたX方向の微
小間隔の各位置に対する検出データをそれぞれY方向に
対して加算する。加算されたデータを走査回数nで除算
してY方向に対するそれぞれの平均値を求めてこれを補
正係数とする。この補正係数により、スポットのX方向
の走査位置による強度変化、または受光器の構造に起因
する検出感度偏差を補正するものである。
[作用] 以上の補正方法の原理を説明する。この場合の検出感
度はスポットの強度変化、または受光器の構造に起因す
るので、X方向の走査位置に対応する検出感度を予め計
測することが必要である。このために、例えば、ガラス
基板に対して一定の直径の微粒子を可及的に均一に付着
させたテスト板を作る。または、テスト板は研磨途中の
適当な粗さの粗面を利用してもよい。付着した微粒子ま
たは粗面の粗さはミクロに見るとランダムに分布して均
一でないので、テスト板をY方向に適当な間隔でステッ
プ移動してX方向の走査を複数n回行い、X方向の微小
間隔の各位置に対するY方向の検出データの平均値をそ
れぞれ求める。複数nを適当に大きくとればランダム性
が消失し、検出データの平均値はスポットの強度変化、
または受光器の構造による検出感度の偏差そのものを示
す。この平均値を補正係数として検出感度が補正され、
被検査のガラス基板より検出された欠陥の大きさの誤差
が、微小間隔の位置ごとに補正される。
[実施例] 第1図(a),(b)は、この発明の面板欠陥検査方
法において補正係数を求める方法を説明するもので、図
(a)において、前記したテスト板を任意のY方向の位
置に対してX方向の走査(以下単にX走査)を行うと、
微小間隔の点xo〜xnに対して図示のランダムな値の検出
電圧v(x)がえられる。テスト板をY方向に適当な間
隔でステップ移動し、それぞれに対してX走査し、各点
xo〜xnに対する検出電圧をY方向に平均すると図(b)
のX方向に対する検出感度の曲線Cがえられ、これが補
正係数である。補正方法は、被検査のガラス基板のX走
査による各点xo〜xnの検出データを、曲線Cの各点xo〜
xnの値で除算すればよい。
なお、Y方向の間隔と走査回数nは、テスト板の微粒
子または粗さのランダム性により異なるが、実情に合わ
せて可及的に多数回行うものとする。
第2図は、この発明による面板欠陥検査方法を適用し
た表面欠陥検出装置の実施例におけるブロック構成を示
す。まず、補正係数を求める。表面欠陥検出装置の光学
系は第3図の場合と同様に構成されている。すなわち、
従来技術で説明したように、投光系2の光源2aよりのレ
ーザビームは、コリメートレンズ2bにより適当な直径の
平行ビームとされ、ついで振動ミラー2cにより角度偏向
されて投光レンズ2dにより集束されてスポットが形成さ
れ、このスポットにより被検査のガラス基板1の角度2
θの範囲がX方向に走査される。前記したように、基板
1は、図示しない移動機構によりY方向にステップ移動
し、X方向の走査を逐次行って全面が走査される。そこ
で、次に説明するテスト基板1′も基板1と同じような
形態で角度2θの範囲でX方向に走査され、X方向の走
査を逐次行って全面走査がなされる。
さて、装置に対してテスト板1′を装着する。マイク
ロプロセッサ4よりミラー駆動回路5aに駆動信号が与え
られ、これより出力される駆動電流により振動機構2eが
振動ミラー2cを振動し、レーザビームのスポットをX方
向に掃引してテスト板1′をX走査する。ここでのX走
査は、角度2θに対応している。このX走査の範囲に対
してセンサ7によりレーザビームの走査起点を検出し、
起点信号がマイクロプロセッサ4に入力する。マイクロ
プロセッサ4においては起点信号によりX走査を時間分
割して微小な間隔の点xo〜xnを確定する。走査によるテ
スト板1′の散乱光は受光系3により受光されて検出電
圧v(x)が出力され、これがA/D変換器6によりデジ
タル化され、スイッチ8a,8bを経てマイクロプロセッサ
4に入力し、検出電圧v(x0),(x1)……(xn)が内
部メモリにそれぞれ記憶される。1走査ごとにマイクロ
プロセッサ4より移動信号がY方向移動機構5bに与えら
れ、テスト板1′が適当な間隔でY方向に逐次ステップ
移動してX走査がなされ、それぞれに対する検出電圧v
(x)が記憶される。ついで、記憶された各v(x0)…
…v(xn)をそれぞれ加算し、これらを走査回数nで除
算して補正係数がえられ、補正係数メモリ9に記憶す
る。
次にガラス基板の検査においては、装置に被検査のガ
ラス基板を装着してX走査を行い、えられた検出データ
はA/D変換器6によりデジタル化され、スイッチ8aを切
り替えて除算器10に入力する。一方、前記によりX走査
の各点x0……xnの位置はマイクロプロセッサ4により確
定するので、この位置を示す信号が補正係数メモリ9に
与えられて対応する補正係数が除算器10に入力し、検出
データがそれぞれ除算されて補正される。補正された検
出データはスイッチ8bを経て逐次マイクロプロセッサ4
に送出される。全面の走査は、前記図3の場合と同様に
X方向の走査を逐次行ってY方向移動機構5bによりガラ
ス基板1を移動して行われる。
[発明の効果] 以上の説明により明らかなように、この発明による面
板欠陥検査方法においては、例えば、一定の直径の微粒
子を均一に付着したガラス基板、または研磨途中の適当
な粗さの粗面を有するガラス基板をテスト板とし、Y方
向の複数n個の位置に対してX方向の走査を行い、微小
間隔の各走査点の検出データのY方向についての平均値
を求めて、各走査点に対する補正係数とし、ガラス基板
の検査において、走査位置によるスポットの強度変化、
または受光器の構造に起因する検出感度が補正されて正
確な欠陥データがえられるもので、面板欠陥検査方法を
適用した表面欠陥検出装置の信頼性が向上する効果には
大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、この発明の面板欠陥検査
方法において補正係数を求める方法の説明図、第2図
は、この発明の面板欠陥検査方法を適用した表面欠陥検
出装置の実施例におけるブロック構成図、第3図はガラ
ス基板に対する表面欠陥検出装置の光学系の構成と走査
方法の説明図、第4図は走査による生ずるスポットの強
度変化の説明図である。 1…ガラス基板、1′…テスト板、2…投光系、2a…光
源、2b…コリメートレンズ、2c…振動ミラー、2d…投光
レンズ、2e…駆動機構、3…受光系、3a…受光器、3b…
光電変換器、4…マイクロプロセッサ、5a…ミラー駆動
回路、5b…Y方向移動機構、6…A/D変換器、7…セン
サ、8a,8b…スイッチ、9…補正係数メモリ、10…除算
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/84 - 21/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に対して、光源よりのレーザビ
    ームを集束したスポットを投光してX方向に走査し、散
    乱光を受光器により受光して該表面に存在する欠陥を検
    出する面板欠陥検査方法において、 前記基板上を焦点として前記スポットを集束させかつこ
    の焦点の位置を中心にして前記X方向に所定角度振ら
    せ、一定の直径の微粒子を可及的に均一に付着させた前
    記基板に対応する基板、または、研磨工程中のほぼ均一
    な粗さの粗面を有する前記基板に対応する基板をテスト
    板とし、該テスト板をY方向に適当な間隔で逐次移動し
    て前記X方向の走査を複数n回行い、各該走査により検
    出された前記所定角度振らせた範囲におけるX方向の微
    小な間隔の各位置に対する検出データをそれぞれ前記Y
    方向に対して加算し、該加算された検出データを前記走
    査回数nで除算して前記各位置に対するそれぞれの平均
    値を求め、該平均値を前記各位置に対する補正係数とし
    て、前記所定角度振らせた範囲における前記スポットの
    前記X方向の走査位置による強度変化に起因する検出感
    度偏差を前記各位置に対応に補正し、この補正による前
    記所定角度振らせるX方向の走査を前記Y方向に繰り返
    すことにより前記基板の検査をすること特徴とする面板
    欠陥検出方法。
JP390790A 1990-01-11 1990-01-11 面板欠陥検出装置の検出感度補正方法 Expired - Lifetime JP2913409B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP390790A JP2913409B2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 面板欠陥検出装置の検出感度補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP390790A JP2913409B2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 面板欠陥検出装置の検出感度補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03209155A JPH03209155A (ja) 1991-09-12
JP2913409B2 true JP2913409B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=11570258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP390790A Expired - Lifetime JP2913409B2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 面板欠陥検出装置の検出感度補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2913409B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03209155A (ja) 1991-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5694214A (en) Surface inspection method and apparatus
US5309222A (en) Surface undulation inspection apparatus
KR100669845B1 (ko) 표면 상의 이상을 검사하기 위한 스캐닝 방법 및 시스템
JPH0552762A (ja) ガラス板の異物検出装置
US5070237A (en) Optical measurement and detection system
CN103676244A (zh) 一种检测隔垫物的方法、系统及装置
JP3105702B2 (ja) 光学式欠陥検査装置
US5083035A (en) Position location in surface scanning using interval timing between scan marks on test wafers
JP2913409B2 (ja) 面板欠陥検出装置の検出感度補正方法
KR100416497B1 (ko) 박막패턴 검사장치
JP3280742B2 (ja) ガラス基板用欠陥検査装置
JPH07225195A (ja) 微細パターンの欠陥測定方法
JPS61254809A (ja) 形状不良検出装置
JPH04221705A (ja) 外観検査装置
JP2000193434A (ja) 異物検査装置
JP2531450B2 (ja) レ―ザ変位計
JPH11211701A (ja) 超音波検査装置
JP2003097924A (ja) 形状測定装置および測定方法
JPS6367508A (ja) テ−プ端座標測定方法およびその装置
JPH03180707A (ja) 表面欠陥検出装置
JPS6310778B2 (ja)
JPH0579994A (ja) 透明体欠陥検査装置
JPS5949537B2 (ja) 欠陥検出装置
JPH10281721A (ja) 変位測定装置
JPH10300630A (ja) 走査線測定装置及び該装置の検査方法