JP2912951B2 - 製紙用保持助剤 - Google Patents

製紙用保持助剤

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、製紙用保持助剤に関し、特に化合物の1の
出発点と結合した多枝ポリマー鎖の構造特性によって微
細部分の保持を改良するために有効な成分として、次式
(I)のカチオン多枝星状ポリマー(以下、CMS−PAMと
呼ぶ)を含む製紙用保持助剤に関する。
(D)y−(A)−〔−B−(CH2n−(E)p−(F)
q−〕x− (I) 式中、 Aは、C(CH24−,−(CH23CCH2OCH2C(CH2
3−, −(CH23CCH2OCH2C(CH22CH2OCH2C(CH23−, Bは−O−,−OOC−であり; Dは−OHであり; であり;そして であり;そして式中、 R4〜R11はそれぞれ水素原子またはアルキル基であり; Ra〜Rdはそれぞれ水素原子またはアルキル基であり; xは3ないし24から選ばれる整数であり; yは0ないし21から選ばれる整数であり; nは2または3であり; pは300ないし4000から選ばれる整数であり;そして qは0ないし1000から選ばれる整数である。
であり;そして式中、 R1〜R14はそれぞれ水素原子またはアルキル基であり; Ra〜Rdはそれぞれ水素原子またはアルキル基であり; xは3ないし24から選ばれる整数であり; yは0ないし21から選ばれる整数であり; nは3ないし6から選ばれる整数でり; pは300ないし4000から選ばれる整数であり;そして qは0ないし1000から選ばれる整数である。
本発明の背景 一般に、紙は主要な材料として天然木パルプを使用し
て製造されるが、最近資源の再利用のため、リサイクル
繊維を用いる廃紙が大量に生産されている。製紙工程で
は、製紙中の紙の強度と均一性を改良するため、強度を
増加し有孔性を減らすため、精製する必要がある。次い
で精製による繊維化の間に微細部分豊富に製造する。製
紙工程の間に表面平坦化と光沢化と印刷性の改良のため
フィラーも添加される。有機フィラーとしてポリスチレ
ンが使用され、そしてタルク、炭酸カルシウム、二酸化
チタン等が無機充填剤として、一般的に使用される。し
かし無機充填剤は特定用途をのぞいて使用される。ま
た、液体の浸透に対し耐性を与えるようにサイズ剤を添
加し、次いでロジン、ワックスエマルションまたは合成
サイズがサイズ剤として使用される。
製紙工程において、微細部分は76μm(200メッシ
ュ)以下の製紙ストック組成を意味するので、前記微細
繊維、充填剤およびサイズ剤は微細部分である。これら
の微細部分は50%以上の一般の製紙ストック組成であ
る。
しかし、前記微細部分は脱水により容易に除去され、
使用した材料が消失する結果として、コストは増加し、
その諸性質は必然的に減少する。また、白濁水中に多く
の微細部分が蓄積されるので、ピッチを生じ白濁水ライ
ンが生じないという多くの問題がある。従って、最終紙
製品の性質を改善し、同時に製紙工程での上記問題を解
決するため、保持力を増加する必要がある。
しかし、機械または処理操作によってのみで保持を増
加することは不可能であるから、保持助剤のような薬品
を添加することが有効である。保持助剤は無機物、天然
有機物および水溶性合成ポリマー電解質に分類される。
硫酸アルミニウムのようなアルミニウム塩、「アルム
(Alum)」は無機保持剤として使用される代表であり、
カチオン澱粉は一般に天然有機保持剤として使用され
る。
最近、水溶性合成ポリマー電解質が広く使用され、例
えばポリアクリルアミド(カチオンまたはアニオPA
M)、ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリアミドア
ミン、ポリ酸化エチレンおよびジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライドから合成されるピロリジニウム基を有
する種々のポリマー電解質がある。そしてさらに、保持
助剤用の化合物および使用例はホーンの文献〔D.HORN A
ND H.Linhart.,“Retention Aids"in paper chemistry,
Ed.J.C.Roberts,Blackie & Son Ltd.,Glasgow 1991,Ch
apter 4〕に開示されている。これらのポリマー電解質
は1950年代から使用され製紙工程に導入されているが、
工程における種々の問題を解決するための満足な電解質
はない。
従って、新規のポリマー電解質の開発が必要である
が、従来の電解質から見つけられない理由は望ましいポ
リマー電解質が次のような複雑な要求を必要とするため
である。水中で使用するように水溶性物質であること、
その分子量が少なくとも百万以上であること、そして出
来るなら、使用した微細粒子が殆どアニオン性物質であ
るからカチオン物質であることである。
従って、最近は保持剤ではなく、特にカチオン線形ポ
リマーと無機物質を使用するミクロ粒子のシステムの保
持システムの開発に集中してきた〔Gill,R.I.S.,Paper
Technology,vol.32,No.8,32−41(1991)/Ford,P.A.,TA
PPI Papermakers Conference Proceedings,501−504(1
991)/Gallagher,T.M.,TAPPI Newtral/Alkaline Paperm
aking Short Course Notes,141−144(1990)/Moberg,
K.,TAPPI Retention And Drainage Short Course Note
s,65−86(1989)〕。
しかし、上記システムに使用されるカチオンポリマー
の分子量は大きいので、大きい綿状沈澱物によって紙の
生成が減少する。分子構造が線形タイプなので、ファン
ポンプやスクリーンのような大きい剪断応力を受けるセ
クションを綿状沈澱物が通過すると、綿状沈澱物がこわ
れる欠点がある。これらの保持システムはまた適用され
る工程により非常に敏感な性質があるので製紙工程での
応用を面倒にする。
従って、本発明者らは、ポリマー電解質が新規の化合
物として従来技術では使用されていない三次元構造を有
するならば、その綿状沈澱の挙動が既知の線形ポリマー
電解質とは異なることを考慮して本発明を完成した。
発明の概要 本発明の目的は、カチオンの多枝星状ポリマー電解質
であるCMS−PAMの新規化合物を使用して、優れた保持効
果をもち製紙工程に適した製紙用の新規の保持助剤を提
供することである。本発明は有効成分として次式(I)
からなることを特徴とする製紙用の保持助剤に関する。
(D)y−(A)−〔−B−(CH2n−(E)p−(F)
q−〕x− (I) 式中、D、A、B、E、F、x、y、n、p、qは上
記の通りである。
図面の簡単な説明 図1は本発明による保持助剤を使用して製紙ストック
の最初の通過微細物の保持率(%)の試験結果を示すグ
ラフである。
図2は遠心ポンプの速度による平均粒子寸法に依存し
て本発明による保持助剤による二酸化チタンの凝集挙動
を示すグラフである。
図3は本発明による保持助剤による二酸化チタンの凝
集に対する粒子寸法分布の曲線を示す。
発明の詳細な説明 前記式(I)は出発物質として次式(II)と水溶性モ
ノマーおよびカチオンモノマーを重合することによって
調製され、前記式(II)は多官能化合物と不飽和重合性
化合物を反応させて調製される。
(D)y−(A)−〔B−(−CH2−)n-2−(CH=CH2
−〕x− (II) 式中、D,A,B,n,yおよびxは上記の通りである。
本発明によれば、0.1モル%の分量で、前記多官能化
合物はグリセロール、モノペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、グル
コースまたはシクロデキストリンのようなポリオール;
トリアミノピリミジンまたはトリス(2−アミノエチ
ル)アミンのような多官能アミン;およびヘキサクロロ
シクロ−トリホスファゼンまたはホスホリックアシドの
ようなリン化合物の群から選ばれる。そして不飽和重合
性化合物は、0.3ないし3.0モル%の範囲で、アクリル
酸、メタクリル酸およびアリルブロマイドの群から選ば
れる。本発明の前記式(I)は水溶性モノマーとカチオ
ンモノマーを共重合の工程の間に0.0001〜0.001モル%
の前記式(II)と重合して調製される。
前記水溶性モノマーは0.2モル%の分量で、アクリル
アミド(AM)およびアリルアミンから選ばれ、アンモニ
ウム、スルホニウムまたはホスホニウム塩のようなカチ
オン群を有する前記カチオンモノマーは0.03ないし0.07
モル%の範囲で、ジメチルアミノエチルアクリレートメ
チルクロライド(DMAEA)、ジアリルジメチルアンモニ
ウムクロライドおよびジメチルアミノエチルメタクリレ
ートジメチルサルフェートの群から選ばれる。前記カチ
オンモノマーの使用含量が0.03モル%よりも少ないと、
カチオン電荷密度が減少する。含量が0.07モル%以上で
あると、ポリマーの分子量は減少する。
本発明による保持助剤を調製する方法を詳細に説明す
る。
適当な含量のトルエンを多官能化合物としてペンタエ
リスリトール、重合性官能基を有する化合物としてアク
リル酸、酸触媒としてパーフルオロアルキルスルホン酸
および重合インヒビターとしてパラメトキシフェノール
と混合する。溶液を溶解した後、反応物を数時間、酸素
雰囲気下に加熱し、次に反応副生物、水を絶えず除去し
て前記式(II)の化合物を得る。他方、AMモノマー、DM
AEA(カチオンモノマー)および過硫酸アンモニウム(A
PS、開始剤)を適当量の水に溶解し、反応物を反応器に
注入し、窒素雰囲気下に加熱する。数時間後、少量のメ
タノールに溶解した前記式(II)の化合物を徐々に反応
器に添加する。溶液を数時間反応させて前記式(I)の
CMS−PAMを得る。前記CMS−PAMは混合タンクまたはファ
ンポンプの前後にパルプ供給濃度に対して0.01ないし1
重量%の範囲で使用される。
本発明によれば、前記CMS−PAMは保持助剤として、製
紙工程中に凝集した粒子寸法に対して分布の均一性を与
えるように、パルプ供給濃度に対し0.05ないし2重量%
のシリカまたはベントナイトのような無機化合物と共に
使用することができる。本発明に使用するCMS−PAMの粘
度はブルックフィールド粘度計で測定した結果20〜1000
cpsであり、二酸化チタン、炭酸カルシウムまたはタル
クのような無機充填剤、微細繊維またはアルキルケトン
二量体、アルケニル琥珀酸無水物およびロジンサイズの
ようなサイジング剤の凝集に対して非常に効果がある。
前記式(I)のCMS−PAMから成る本発明の製紙用保持
助剤は次のように製紙工程において優れた応用可能性を
もつ;高充填紙の紙の性質の保持、高剪断応力下の凝集
能力、均一な粒子分布の保持、および特に微細部分の保
持を増すための優れた性能をもつ。従って、本発明によ
る保持助剤は製紙用保持助剤または排水処理用凝集剤と
して非常に広く使用される。本発明を次の実施例により
さらに詳細に説明するが、これらの実施例に制限される
ものではない。
実施例1〜9 150〜200mlのトルエンを、多官能化合物として0.1モ
ルのペンタエリスリトール、重合性官能基をもつ化合物
として0.4〜0.7モルのアクリル酸、酸触媒として30〜70
gのパーフルオロアルキルスルホン酸樹脂および重合抑
制剤として0.02〜0.05gのパラ−メトキシフェノールと
混合した。反応液を酸素雰囲気下に120〜140℃にて3〜
5時間加熱し、次に副生物の水を継続して除いた。
反応終了後に残りの酸樹脂を濾過して除去し、溶液を
重炭酸ナトリウムで中和し、数回蒸留水で洗浄した。使
用したトルエンを減圧下に蒸発させて3ユニットの重合
官能基をもつモノペンタエリスリトールトリアクリレー
ト(PETA)を得た。
次表1の重合条件によれば、AM、DMAEAおよびAPSを80
〜200mlの水に溶解し、溶液を反応器に注入し、30〜65
℃にて窒素雰囲気下に加熱した。5〜30分間、溶液を反
応させた後、前記溶液の粘度がある程度まで上昇したと
き、次表1の重合条件に従って2〜10mlのメタノールに
溶解した前記PETAを3〜15分間徐々に添加した。
溶液を2〜4時間激しく攪拌後、所望のポリマー電解
液を三本の枝のカチオンポリマー化合物として得た。
得られたポリマー電解質の諸性質の試験結果を表1に
示した。
試験 前記実施例1〜9によって調製されたポリマー電解質
の保持効果を試験するため、テクニカル アソシエイシ
ョン オブ パルプ アンド ペーパー インダストリ
ー(TAPPI)の標準試験方法、すなわちT261pm−79法
(即ち、ブリット ジャー法)を使用した。比較試験を
行うため、比較試験試料を次の通り用意した;保持助剤
のないコントロール標準、CD−5により調製されたハイ
ドロコールシステム(アライド コオイドの製品、英
国)およびベントナイトおよびBMBにより調製されたコ
ンポジルシステム(エカ ノーベルの製品、スウェーデ
ン)およびシリカ。
フリーネス400mlを有する1.56gおHwBKP(硬材漂白ク
ラフトパルプ)および0.94gの炭酸カルシウムを200メッ
シュワイヤを装備した1リットル容量のTAPPI標準フリ
ーネステスターに入れて、水で500mlまで希釈した。750
rpmの攪拌下に、パルプ供給に対して0.01〜1重量%の
ポリマー凝集剤を20秒後に添加し、そのときから30秒後
にパルプ供給に対して0.05〜0.4重量%のシリカまたは
ベントナイトを添加した。
15秒後に排出を開始し、次に5秒間で得られた廃液を
捨てた。次の30秒で得られた廃液を収集し、容量および
収集した廃液中の固体に対する乾燥重量を測定した。
最初に通過した微細物の保持率(%)は次式に従って
上記試験から計算した。微細部分に対する保持の試験結
果を図1に示す。
上記計算の結果、CMS−PAMを使用する場合、図1に示
すように、保持助剤のないコントロール標準群(ブラン
ク)、およびポリアクリルアミド(C−PAM)、CD−5
またはBMBを使用する比較試料群よりも優れた保持率を
示した。
また、比較試料群のCD−5およびBMBはそれぞれ、こ
のような微粒子システムを使用する製紙工程に近い条件
下に、ベントナイトおよびシリカと共に使用する微粒子
システムを採用したので、微粒子システムにおいて本発
明の保持助剤による二酸化チタンの凝集挙動が、遠心ポ
ンプの速度に従って平均粒子寸法に依存して観察され
た。
図2に示すように、遠心ポンプの速度が1350rpmの場
合、C−PAMまたはポリ(ジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライド)(p−DADMAC)の平均粒子寸法は時間の
経過と共に増加したが、ポンプの速度が2倍まで増加す
ると、粒子寸法は急速に減少した。
しかしながら、ポンプ速度は増加したが、本発明のCM
S−PAMはその速度によって殆ど影響を受けないことが見
出された。
シリカまたはベントナイトのような微粒子を添加する
と、粒子寸法の増加割合が他の比較試料群よりも優れて
いた。比較試料用のp−DADMACおよび本発明に使用した
CMS−PAMの全ては約20万〜30万の分子量を有している。
それにも拘らず、上記のような顕著な差異はCMS−PAMの
星状構造が微細部分の凝集に対して優れた能力を示すこ
とを意味する。
保持助剤の主要な特性の一つは凝集粒子寸法の均一性
であり、紙の形成を減らすことなく凝集を保持させるこ
とができる。
図3は本発明の保持助剤によって二酸化チタン(TD)
の凝集物に対する粒子分布の度合を示す。CMS−PAMによ
って凝集したTDに対する粒子寸法分布曲線は非常に均一
なガウス分布を形成する。しかし比較試料の群CD−5の
曲線は並数を2つもつ曲線を形成する。これは粒子分布
が不均一であり、粒子寸法が非常に大きいことを意味す
る。この点で、TD曲線は何も保持助剤を使用しなかった
通常の二酸化チタンの粒子寸法分布を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オウ サイ キョゥン 大韓民国 302‐222,ダエジョン,セオ −グ,サムチュン―ドン,クロバー ア パート 103‐902 (56)参考文献 特開 平4−363306(JP,A) 特開 平4−245998(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21H 17/37 C08F 20/34 C08F 20/54 C08F 24/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効成分として次式(I)の化合物から成
    る製紙用保持助剤。 (D)y−(A)−〔−B−(CH2n−(E)p−(F)
    q−〕x− (I) 式中、 Bは−O−,−OOC−であり; Dは−OHであり; であり;そして であり;そして式中、 R4〜R11はそれぞれ水素原子またはアルキル基であり; Ra〜Rdはそれぞれ水素原子またはアルキル基であり; xは3ないし24から選ばれる整数であり; yは0ないし21から選ばれる整数であり; nは2または3であり; pは300ないし4000から選ばれる整数であり;そして qは0ないし1000から選ばれる整数である。
  2. 【請求項2】前記式(I)の化合物が混合タンクまたは
    ファンポンプの前後でパルプ供給濃度に対して0.01〜1
    重量%の範囲で使用される、請求項1記載の保持助剤。
  3. 【請求項3】前記式(I)の化合物がパルプ供給濃度に
    対して0.05〜2重量%の範囲で使用される、請求項1記
    載の保持助剤。
  4. 【請求項4】前記式(I)の化合物の粘度が20〜1000cP
    sである、請求項1記載の保持助剤。
  5. 【請求項5】前記式(I)の化合物が二酸化チタン、炭
    酸カルシウム、タルク、微細繊維またはサイジング剤を
    凝集するために使用される、請求項1記載の保持助剤。
  6. 【請求項6】次式(II)の化合物と水溶性モノマーおよ
    びカチオンモノマーとを重合して調製することを特徴と
    する次式(I)の化合物を調製する方法。 (D)y−(A)−〔B−(−CH2−)n-2−(CH=CH2
    −〕x− (II) (D)y−(A)−〔−B−(CH2n−(E)p−(F)
    q−〕x− (I) 式中、 D、A、B、E、F、x、y、p、qおよびnは請求項
    1記載のものと同じである。
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KR960015748B1 (ko) 1996-11-20

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