JP2911826B2 - インタレースcrtの表示制御方法および装置 - Google Patents

インタレースcrtの表示制御方法および装置

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JP2911826B2 JP8183871A JP18387196A JP2911826B2 JP 2911826 B2 JP2911826 B2 JP 2911826B2 JP 8183871 A JP8183871 A JP 8183871A JP 18387196 A JP18387196 A JP 18387196A JP 2911826 B2 JP2911826 B2 JP 2911826B2
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタレースCR
T上のデジタル映像の表示制御技術に関し、特にデジタ
ル画像データをインタレース走査方式によりインタレー
スCRT表示装置に表示する際に、このデジタル画像表
示におけるインタレース走査方式のためのちらつき(フ
リッカ)の低減に好適なインタレースCRTの表示制御
方法および装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討した技術とし
て、CRTへのデジタル画像の表示において、標準のデ
ジタル画像データでは1フィールドに要する時間は約1
/60秒で、その間に約240本の走査線を描く。も
し、より緻密な画面にしようとするならば、走査線数を
増やさなければならない。しかし、走査の速度には限界
があるので、走査線数を増やせば、1フィールドに要す
る時間が長くかかり、動きの速い物体は画面に表示され
ないことになる。つまり、画面の緻密さへの対応と描画
の高速性への対応とは両立しないことになる。
【0003】これを解決するのが飛び越し走査、すなわ
ちインタレース走査方式であり、たとえばテレビなどの
インタレースCRTに2:1のインタレース走査を行う
場合、偶数フィールドと奇数フィールドとの2フィール
ドで1画面(1フレーム)を構成する。各フィールドの
走査線数は同じであるが、走査する位置を互いに補間し
て、フィールド周期を長くせずに画面の分解能を上げる
ことができる。標準のデジタル画像データでは、2:1
のインタレース走査を行い、有効走査線数は約480
本、1フィールド≒1/60秒、1フレーム≒1/30
秒となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なテレビなどのインタレースCRTにおけるインタレー
ス走査方式においては、たとえば図6に示すように偶数
フィールドと奇数フィールドとが交互に表示されるた
め、輝度変化の急な文字のエッジや、1ピクセルで構成
される横線などは、表示されている状態(輝度が高い状
態)、表示が消えている状態(輝度が低い状態)が交互
に繰り返されるために、それがちらつきと認識される原
因となっている。
【0005】たとえば、そのちらつきを解消するため
に、CRTで実際に表示させて、人間がピクセル単位の
ドット編集を行って、階調を持ったフォントなどを作成
したり、あるいはアンチエイリアシングや、ぼかしなど
の複雑な方式のフィルター処理を行うことなどが考えら
れる。しかし、階調を持ったフォントなどでは、1ドッ
トあたりの情報量が多くなる。また、アンチエイリアシ
ング、ぼかしなどの複雑なフィルター処理を必要とする
方式では、高い性能のCPUなどを持ったハードウェア
でないとリアルタイムの表示が困難なものとなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、階調を持ったフ
ォントの使用、高性能なCPUなどによる複雑なフィル
ター処理を行うことなく、簡単な演算処理などをほどこ
して縦方向の階調表示によって輝度の急な変化をなく
し、縦方向のぼかし作用によってデジタル画像表示のち
らつきを低減することができるインタレースCRTの表
示制御方法および装置を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明のインタレースCRTの
表示制御方法は、オリジナルのデジタル画像データを縦
方向に1ドット移動して移動後のデジタル画像データを
作成し、この作成された移動後のデジタル画像データと
オリジナルのデジタル画像データとをそれぞれ50%の
輝度に落とし、この50%の輝度に落とされた移動後の
デジタル画像データとオリジナルのデジタル画像データ
との各ドットを加算して重ね合わせるというそれぞれの
ステップを経て、この重ね合わされたデジタル画像デー
タをインタレースCRT表示装置に表示するものであ
る。
【0010】これにより、単一色によるフォントから階
調を持ったフォントを得ることができる。さらに、高性
能なCPUによる複雑なフィルター処理を行うことな
く、簡単な重ね合わせ方式による縦方向の階調表示によ
って、輝度の急な変化をなくしてちらつきを低減するこ
とができ、かつエッジ部分の縦方向の鈍化によって、縦
方向のぼかし作用を発生させてジャギを低減することが
できる。
【0011】この場合に、重ね合わされたデジタル画像
データをオリジナルのデジタル画像データが入力された
直後に作成し、この作成された重ね合わされたデジタル
画像データをリアルタイムでインタレースCRT表示装
置に表示するようにしたものである。これにより、高速
処理に対応して、リアルタイムでちらつきの低減された
デジタル画像を容易に表示させることができる。
【0012】また、重ね合わされたデジタル画像データ
を予めオリジナルのデジタル画像データをもとに作成
し、この予め作成された重ね合わされたデジタル画像デ
ータを格納して、必要に応じてインタレースCRT表示
装置または他のインタレースCRT表示システムに表示
するようにしたものである。これにより、必要に応じて
デジタル画像を表示させる場合にも、予めちらつきの低
減できるデジタル画像データを作成しておくことができ
る。
【0013】特に、オリジナルのデジタル画像データを
単一色によるフォントとするものである。これにより、
輝度の変化が急な単一色のフォントに対して、より一
層、輝度の急な変化をなくしてちらつきを低減すること
ができ、縦方向のぼかし作用を発生させてジャギの低減
も可能とすることができるとともに、1ドットあたりの
情報量を少なく持つことができる。
【0014】また、本発明のインタレースCRTの表示
制御装置は、オリジナルのデジタル画像データを縦方向
に1ドット移動して移動後のデジタル画像データを作成
する手段と、この作成された移動後のデジタル画像デー
タとオリジナルのデジタル画像データとをそれぞれ50
%の輝度に落とす手段と、この50%の輝度に落とされ
た移動後のデジタル画像データとオリジナルのデジタル
画像データとの各ドットを加算して重ね合わせる手段と
を有するものである。
【0015】これにより、階調を持ったフォントの使
用、高性能なCPUなどによる複雑なフィルター処理を
行うことなく、簡単な方法で得られるちらつきおよびジ
ャギの低減が可能とされる重ね合わされたデジタル画像
データを、インタレースCRT表示装置または他のイン
タレースCRT表示システムに表示することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1であるインタレースCRTの表示制御装置を示す概
略構成図、図2は本実施の形態1のインタレースCRT
の表示制御装置において、デジタル画像表示のちらつき
を低減するための表示制御方法における制御手順を示す
フロー図、図3は各制御手順におけるデジタル画像デー
タを示す説明図である。
【0018】まず、図1により本実施の形態1のインタ
レースCRTの表示制御装置の概略構成を説明する。
【0019】本実施の形態1のインタレースCRTの表
示制御装置は、たとえばデジタル画像データをインタレ
ース走査方式によりインタレースCRT表示装置にリア
ルタイムで表示するデジタル画像データの表示制御装置
とされ、デジタル画像データを格納する外部記憶装置1
と、デジタル画像データを一次的に格納する内部記憶装
置2と、デジタル画像データの演算処理および全体制御
を司るCPU3と、デジタル表示のためのデジタル画像
データを格納する表示用記憶装置4と、インタレース走
査方式によるインタレースCRT表示装置5とから構成
されている。
【0020】外部記憶装置1は、たとえばCD−RO
M、HD、FDなどの拡張記憶装置からなり、この拡張
記憶装置にはたとえば単一色による文字フォントなどか
らなるオリジナルのデジタル画像データが読み出し可能
に格納され、内部記憶装置2に転送されるようになって
いる。
【0021】内部記憶装置2は、たとえばRAMなどの
記憶装置からなり、外部記憶装置1から転送されたオリ
ジナルのデジタル画像データが書き込み/読み出し可能
に格納される。この格納されたデジタル画像のデータを
もとに、CPU3で処理されるようになっている。
【0022】CPU3は、表示制御装置の全体の制御を
司るとともに、デジタル画像データの演算処理として、
主にオリジナルのデジタル画像データを縦方向に1ドッ
ト移動して移動後のデジタル画像データを作成する処
理、この作成された移動後のデジタル画像データとオリ
ジナルのデジタル画像データとをそれぞれ50%の輝度
に落とす処理、この50%の輝度に落とされた移動後の
デジタル画像データとオリジナルのデジタル画像データ
との各ドットを加算して重ね合わせる処理などを行う部
分である。
【0023】このCPU3においては、内部記憶装置2
から転送されたオリジナルのデジタル画像データを縦方
向に1ドット移動して移動後のデジタル画像データを作
成し、この作成された移動後のデジタル画像データは内
部記憶装置2の別の領域に書き込まれる。また、CPU
3の演算処理により作成された重ね合わされたデジタル
画像データは表示用記憶装置4に転送されるようになっ
ている。
【0024】表示用記憶装置4は、たとえばVRAMな
どの記憶装置からなり、CPU3から転送された重ね合
わされたデジタル画像データが書き込み/読み出し可能
に格納され、この格納された重ね合わされたデジタル画
像データはインタレースCRT表示装置5へ映像信号と
して出力されるようになっている。
【0025】インタレースCRT表示装置5は、たとえ
ばテレビなどのインタレースCRTによる表示装置から
なり、たとえば2:1のインタレース走査方式により偶
数フィールドと奇数フィールドとの2フィールドで1画
面が構成され、表示用記憶装置4から転送された重ね合
わされたデジタル画像データがデジタル画像として表示
されるようになっている。
【0026】なお、以上のように構成されるインタレー
スCRTの表示制御装置は、たとえばゲーム機、インタ
ーネット端末機器、マルチメディアなどの各種機器にお
いて、インタレース走査方式によりインタレースCRT
にデジタル画像を表示するための表示制御装置として広
く用いられる。
【0027】次に、本実施の形態1の作用について、実
際にリアルタイムでデジタル画像表示を行う場合の制御
手順を図2に基づいて説明する。なお、この場合には、
オリジナルのデジタル画像データが外部記憶装置1に書
き込まれ、その直後に読み出されてリアルタイムで処理
されるものとする。
【0028】まず、外部記憶装置1に書き込まれている
オリジナルのデジタル画像データを読み出し、このオリ
ジナルのデジタル画像データを外部記憶装置1から内部
記憶装置2に転送する(ステップ201)。たとえば、
一例として、オリジナルのデジタル画像データの一文字
を、図3(a) に示すように“A”の文字フォントとす
る。
【0029】そして、内部記憶装置2に転送されたオリ
ジナルのデジタル画像データを、内部記憶装置2の第1
領域に書き込むとともに、このオリジナルのデジタル画
像データを縦方向、本実施の形態1ではCPU3におい
て下方向に1ドット移動して移動後のデジタル画像デー
タを作成する(ステップ202)。
【0030】この作成された移動後のデジタル画像デー
タを、内部記憶装置2のオリジナルのデジタル画像デー
タが格納された第1領域とは別の第2領域に書き込む。
この移動後のデジタル画像データは、たとえば図3(a)
のオリジナルのデジタル画像データの一文字フォントに
対して、図3(b) に示すようになる。
【0031】さらに、内部記憶装置2の第1領域に書き
込まれたオリジナルのデジタル画像データと、第2領域
に書き込まれた下方向に1ドット移動して作成された移
動後のデジタル画像データとを読み出し、CPU3にお
いて、これらのオリジナルのデジタル画像データと、移
動後のデジタル画像データとをそれぞれ50%の輝度に
落とす(ステップ203)。
【0032】この50%の輝度に落とされた、オリジナ
ルのデジタル画像データと移動後のデジタル画像データ
とは、たとえば図3(a),図3(b) のデジタル画像データ
の一文字に対して、それぞれ図3(c),図3(d) に示すよ
うになる。
【0033】続けて、CPU3において、50%の輝度
に落とされた、オリジナルのデジタル画像データと移動
後のデジタル画像データとの各ドットを加算して重ね合
わせる(ステップ204)。この重ね合わされたデジタ
ル画像データは、たとえば図3(c),図3(d) の50%の
輝度に落とされたデジタル画像データの一文字に対し
て、図3(e) に示すようになる。
【0034】すなわち、この重ね合わされたデジタル画
像データは、重ね合わされた場合にオリジナルのデジタ
ル画像データと、移動後のデジタル画像データとに共通
するドット部分が100%の輝度となり、他は50%の
輝度となることにより、オリジナルのデジタル画像デー
タに比べて、輝度の急な変化がなくなり、またエッジ部
分の縦方向が鈍化されてぼかし作用が生じる。
【0035】さらに、重ね合わされたデジタル画像デー
タを、CPU3から表示用記憶装置4に転送して表示用
記憶装置4に書き込む(ステップ205)。そして、表
示用記憶装置4に書き込まれた重ね合わされたデジタル
画像データを読み出し、表示用記憶装置4からインタレ
ースCRT表示装置5へ映像信号として出力され、イン
タレースCRT表示装置5に重ね合わされたデジタル画
像データを表示する(ステップ206)。
【0036】以上の制御手順により、外部記憶装置1に
書き込まれたオリジナルのデジタル画像データは、書き
込み直後に読み出され、このオリジナルのデジタル画像
データに比べて輝度の急な変化がなくなり、エッジ部分
の縦方向が鈍化されてぼかし作用が生じた、重ね合わさ
れたデジタル画像データをリアルタイムで表示すること
ができる。
【0037】従って、本実施の形態1のインタレースC
RTの表示制御装置によれば、オリジナルのデジタル画
像データと、このデジタル画像データから作成した移動
後のデジタル画像データとの輝度を50%に落とした後
に加算して重ね合わせることにより、単一色フォントか
ら階調を持ったフォントを得ることができる。
【0038】さらに、高性能なCPUによる複雑なフィ
ルター処理を行うことなく、簡単な重ね合わせ方式によ
る縦方向の階調表示によって、輝度の急な変化をなくし
てちらつきを低減することができ、かつエッジ部分の縦
方向の鈍化によって、縦方向のぼかし作用を発生させて
ジャギを低減することができる。
【0039】特に、本実施の形態1においては、オリジ
ナルのデジタル画像データが書き込まれた直後に重ね合
わされたデジタル画像データを作成することができるの
で、リアルタイムでちらつきの低減されたデジタル画像
を容易に表示させることができる。
【0040】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2であるインタレースCRTの表示制御装置を示す概
略構成図、図5は本実施の形態2のインタレースCRT
の表示制御装置において、デジタル画像表示のちらつき
を低減するための表示制御方法における制御手順を示す
フロー図である。
【0041】本実施の形態2のインタレースCRTの表
示制御装置は、前記実施の形態1のリアルタイムによる
デジタル画像表示を目的とするものと異なり、事前にオ
リジナルのデジタル画像データから重ね合わされたデジ
タル画像データを作成しておくためのデジタル画像デー
タの表示制御装置とされ、図4に示すように、デジタル
画像データを格納する外部記憶装置1aと、デジタル画
像データを一次的に格納する内部記憶装置2aと、デジ
タル画像データの演算処理および全体制御を司るCPU
3aとから構成されている。
【0042】すなわち、本実施の形態2においては、外
部記憶装置1a、内部記憶装置2a、CPU3aは前記
実施の形態1と同様の機能を持ち、図5に示す制御手順
に基づいて、オリジナルのデジタル画像データを加工
し、このオリジナルのデジタル画像データから重ね合わ
されたデジタル画像データを予め事前に作成することが
できる。
【0043】まず、外部記憶装置1aに書き込まれてい
るオリジナルのデジタル画像データを読み出し、このオ
リジナルのデジタル画像データを外部記憶装置1aから
内部記憶装置2aに転送する(ステップ501)。
【0044】そして、内部記憶装置2aに転送されたオ
リジナルのデジタル画像データを、内部記憶装置2aの
第1領域に書き込むとともに、このオリジナルのデジタ
ル画像データを縦方向、本実施の形態2では下方向に1
ドット移動して移動後のデジタル画像データを作成する
(ステップ502)。この作成された移動後のデジタル
画像データを、内部記憶装置2aのオリジナルのデジタ
ル画像データが格納される第1領域とは別の第2領域に
書き込む。
【0045】さらに、内部記憶装置2aの第1領域に書
き込まれたオリジナルのデジタル画像データと、第2領
域に書き込まれた下方向に1ドット移動して作成された
移動後のデジタル画像データとを読み出し、CPU3a
において、これらのオリジナルのデジタル画像データ
と、移動後のデジタル画像データとをそれぞれ50%の
輝度に落とす(ステップ503)。
【0046】続けて、CPU3aにおいて、50%の輝
度に落とされた、オリジナルのデジタル画像データと移
動後のデジタル画像データとの各ドットを加算して重ね
合わせる(ステップ504)。
【0047】さらに、重ね合わされたデジタル画像デー
タを、CPU3aから外部記憶装置1aに転送して外部
記憶装置1aに書き込む。これにより、重ね合わされた
デジタル画像データを外部記憶装置1aに格納しておく
ことができる(ステップ505)。
【0048】そして、必要に応じて、外部記憶装置1a
に書き込まれた重ね合わされたデジタル画像データを読
み出すことで、前記実施の形態1と同様のインタレース
CRT表示装置、または他のインタレースCRT表示シ
ステムなどに、予め加工されて生成された重ね合わされ
たデジタル画像データを表示することができる(ステッ
プ506)。
【0049】従って、本実施の形態2のインタレースC
RTの表示制御装置によれば、予めオリジナルのデジタ
ル画像データと、このデジタル画像データから作成した
移動後のデジタル画像データとの輝度を50%に落とし
た後に加算して重ね合わせることにより、前記実施の形
態1と同様に、人手によりドット編集を行う場合と同等
の階調フォントを得ることができるとともに、高性能な
CPUによる複雑なフィルター処理を行うことなく、表
示させた場合に輝度の急な変化をなくしてちらつきを低
減することができ、エッジ部分の縦方向の鈍化によっ
て、縦方向のぼかし作用を発生させてジャギを低減する
ことができる。
【0050】特に、本実施の形態2においては、重ね合
わされたデジタル画像データを予め作成して格納してお
くことで、必要に応じてデジタル画像を表示させる場合
にも、ちらつきの低減されたデジタル画像を容易に表示
させることができる。なお、格納されている重ね合わさ
れたデジタル画像データに対しては、必要に応じて再び
他のデータ加工処理を行うことも可能である。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態1,2に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
【0052】たとえば、前記実施の形態のインタレース
CRTの表示制御装置については、オリジナルのデジタ
ル画像データを下方向に1ドット移動して移動後のデジ
タル画像データを作成する場合について説明したが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、逆に
上方向にオリジナルのデジタル画像データを1ドット移
動させて移動後のデジタル画像データを作成することも
可能である。
【0053】また、前記実施の形態においては、オリジ
ナルのデジタル画像データを外部記憶装置に格納する場
合について説明したが、たとえばRAM、ROMなどか
らなる内部記憶装置に格納しておくことも可能である。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0055】(1).オリジナルのデジタル画像データと、
このデジタル画像データを縦方向に1ドット移動して作
成した移動後のデジタル画像データとを、それぞれ50
%の輝度に落とした後に各ドットを加算して重ね合わせ
たデジタル画像データを作成することで、手作業でドッ
ト編集した階調フォントと同等な効果が得られるので、
1ドットあたりの情報量を少なく持つことが可能とな
る。
【0056】(2).前記(1) により作成した、重ね合わさ
れたデジタル画像データをインタレースCRT表示装置
に表示することで、輝度の急な変化をなくし、画像表示
の全てにおいてちらつき(フリッカ)を低減することが
可能となる。
【0057】(3).前記(1) により作成した、重ね合わさ
れたデジタル画像データをインタレースCRT表示装置
に表示することで、ぼかしのフィルター処理と同等な効
果が得られるので、画像表示におけるジャギを低減する
ことが可能となる。
【0058】(4).重ね合わされたデジタル画像データを
オリジナルのデジタル画像データが入力された直後に作
成することで、高速処理に対応して、リアルタイムでち
らつきの低減されたデジタル画像を容易に表示させるこ
とが可能となる。
【0059】(5).重ね合わされたデジタル画像データを
予め作成して格納しておくことで、必要に応じてインタ
レースCRT表示装置または他のインタレースCRT表
示システムなどに表示させる場合にも、ちらつきの低減
されたデジタル画像を容易に表示させることが可能とな
る。
【0060】(6).オリジナルのデジタル画像データを単
一色によるフォントとする場合には、より一層、輝度の
急な変化をなくしてちらつきを低減することができると
ともに、縦方向のぼかし作用を発生させてジャギを低減
することができるので、特に輝度の変化が急な単一色の
フォントの表示において大きな効果を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるインタレースCR
Tの表示制御装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1のインタレースCRTの
表示制御装置において、デジタル画像表示のちらつきを
低減するための表示制御方法における制御手順を示すフ
ロー図である。
【図3】本発明の実施の形態1のインタレースCRTの
表示制御装置において、各制御手順におけるデジタル画
像データを示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2であるインタレースCR
Tの表示制御装置を示す概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2のインタレースCRTの
表示制御装置において、デジタル画像表示のちらつきを
低減するための表示制御方法における制御手順を示すフ
ロー図である。
【図6】本発明のインタレースCRTにおけるデジタル
画像のちらつきの原因を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a 外部記憶装置 2,2a 内部記憶装置 3,3a CPU 4 表示用記憶装置 5 インタレースCRT表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 520 G09G 5/36 520C 520M (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 1/00 - 1/28 G09G 5/00 - 5/40 H04N 5/21 - 5/217

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データをインタレース走査
    方式によりインタレースCRT表示装置に表示するイン
    タレースCRTの表示制御方法であって、オリジナルの
    前記デジタル画像データを縦方向に1ドット移動して移
    動後のデジタル画像データを作成し、この作成された移
    動後のデジタル画像データと前記オリジナルのデジタル
    画像データとをそれぞれ50%の輝度に落とし、この5
    0%の輝度に落とされた移動後のデジタル画像データと
    オリジナルのデジタル画像データとの各ドットを加算し
    て重ね合わせ、この重ね合わされたデジタル画像データ
    を前記インタレースCRT表示装置に表示することを特
    徴とするインタレースCRTの表示制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインタレースCRTの表
    示制御方法であって、前記重ね合わされたデジタル画像
    データを前記オリジナルのデジタル画像データが入力さ
    れた直後に作成し、この作成された前記重ね合わされた
    デジタル画像データをリアルタイムで前記インタレース
    CRT表示装置に表示することを特徴とするインタレー
    スCRTの表示制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインタレースCRTの表
    示制御方法であって、前記重ね合わされたデジタル画像
    データを予め前記オリジナルのデジタル画像データをも
    とに作成し、この予め作成された前記重ね合わされたデ
    ジタル画像データを格納して、必要に応じて前記インタ
    レースCRT表示装置または他のインタレースCRT表
    示システムに表示することを特徴とするインタレースC
    RTの表示制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のインタレー
    スCRTの表示制御方法であって、前記オリジナルのデ
    ジタル画像データを単一色によるフォントとすることを
    特徴とするインタレースCRTの表示制御方法。
  5. 【請求項5】 デジタル画像データをインタレース走査
    方式によりインタレースCRT表示装置に表示するイン
    タレースCRTの表示制御装置であって、オリジナルの
    前記デジタル画像データを縦方向に1ドット移動して移
    動後のデジタル画像データを作成する手段と、この作成
    された移動後のデジタル画像データと前記オリジナルの
    デジタル画像データとをそれぞれ50%の輝度に落とす
    手段と、この50%の輝度に落とされた移動後のデジタ
    ル画像データとオリジナルのデジタル画像データとの各
    ドットを加算して重ね合わせる手段とを有し、この重ね
    合わされたデジタル画像データを前記インタレースCR
    T表示装置または他のインタレースCRT表示システム
    に表示することを特徴とするインタレースCRTの表示
    制御装置。
JP8183871A 1996-07-12 1996-07-12 インタレースcrtの表示制御方法および装置 Expired - Fee Related JP2911826B2 (ja)

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