JP2911140B2 - シームレスカプセル製造装置 - Google Patents

シームレスカプセル製造装置

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JP2911140B2 JP26365889A JP26365889A JP2911140B2 JP 2911140 B2 JP2911140 B2 JP 2911140B2 JP 26365889 A JP26365889 A JP 26365889A JP 26365889 A JP26365889 A JP 26365889A JP 2911140 B2 JP2911140 B2 JP 2911140B2
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一起 小俣
章二 浅見
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、一般的にはシームレス(継目無し)カプセ
ルの製造装置に関するものであり、さらに詳しくは、流
動性を有する皮膜形成物質の流れの中に流動性を有する
充填物質の流れを含む複合ジェット流を、前記皮膜形成
物質とは非溶解でカプセル形成槽内を流れる冷却液の液
流中に連続して形成し、この複合ジェット流を前記冷却
液の液流柱で流れ方向先端部より順次所定長さに切断
し、切断されたものを順次前記冷却液の液流中で所定形
状に成形しながら、前記冷却液とともにカプセル回収管
内を通過させて回収する構造の装置において、前記カプ
セル回収管を改良したシームレスカプセル製造装置に関
するものである。
「従来の技術」 従来のこの種の製造装置を第2図に基いて説明する。
1は皮膜形成物質aのタンクであり、このタンク1内
には皮膜形成物質aが随時補給されるように構成されて
いる。
2は充填物質bのタンクであり、このタンク2内の充
填物質bも随時補給されるように構成されている。
皮膜形成物質aは、ゼラチンやグリセリン等を含む物
質を精製水で調製したものであって、加熱(例えば65
℃)流動化された状態で、定量ポンプ11により給送パイ
プ12を経て複合ノズル3の大径な吐出ノズル31へ送られ
る。
薬剤を含む充填物質bは皮膜形成物質aとは反応しな
い物質からなり、加熱(例えば45℃)流動化された状態
で、定量ポンプ21により給送パイプ22を経て複合ノズル
3の小径な吐出ノズル32へ送られる。
複合ノズル3は、大径な吐出ノズル31とその中心に沿
って配置された小径な吐出ノズル32からなり、その下端
は、下方に設けられているカプセル形成槽4内における
冷却液cの下降液流中へ下向きに臨ませてある。
したがって、複合ノズル3により皮膜形成物質aと充
填物質bとを所定圧力で吐出させると、流動性を有する
皮膜形成物質aの流れの中に、流動性を有する充填物質
bの流れを含む複合ジェット流が、前記冷却液cの液流
中へ連続的に形成される。
皮膜形成物質aとは非溶解な流動パラフィンよりなる
冷却液cは、それぞれの配管を通じて、冷却液タンク5
からポンプ50により熱交換器51に送られ、熱交換器51で
例えば5℃前後に冷却され、分岐配管52,53を経てカプ
セル形成槽4の底部より上部へ送られる。
タンク5内にある冷却液cの他の一部は、他のポンプ
54により配管55の適所に設置された脈流発生器56に送ら
れ、この脈流発生器56で一定周期の脈流となり、この脈
流は、カプセル形成槽4内に臨む前記複合ノズル3の下
方を周囲から囲む状態に設けられた環状の脈流ノズル6
より吹き出され、複合ノズル3で連続的に形成される複
合ジェット流へ周囲から衝撃を与えることにより、当該
脈流の周囲に合せ、当該複合ジェット流をその流れ方向
先端より所定の長さの粒dに順次切断する。
カプセル形成槽4内の上部に達した冷却液cは、カプ
セル形成槽4内へ底部から上向きに突入した造粒筒41内
で下降液流となり、この造粒筒41、造粒筒41と連通して
上下方向にS字状に形成されたカプセル回収管7、及び
カプセル回収槽8を経てタンク5へ回収されるように循
環する。
連続的に形成される複合ジェット流が、前記脈流によ
って流れ方向先端より順次切断された粒dは、冷却液c
の前述のような流れに沿って流れ、この間に皮膚形成物
質が冷却凝固しながら、皮膚の内部に充填物質からなる
核が被覆された丸みをおびたシームレスカプセルeに順
次形成され、カプセル回収管7を経てカプセル回収槽8
に達し、回収槽8の金網80によって冷却液cと分離され
た後、図示しない側方のコンベヤにより次の乾燥工程に
移送される。
40は、カプセル形成槽4の上端から冷却液タンク5に
通じるオーバーフロー配管である。
「発明が解決しようとする課題」 この種の装置においては、シームレスカプセルの造粒
速度を上げる場合、複合ジェット流の押出し速度及び冷
却液の流速を速め、脈流の周期を短かくするが、前述の
従来の装置では、カプセル回収管7がS字形で粒の流路
が短かく、造粒速度を上げても冷却液の流速を十分速め
ることができないため、複合ジェット流を流れ方向先端
部から順次切断した粒が、カプセル形成槽4内やカプセ
ル回収管8を通過するとき互いに接触して、合体したり
破壊したりし易く、他方、この点を無視して冷却液の流
速を上げると、粒に切断されてから冷却液中に留まる時
間が短かくなり、カプセル回収槽8で冷却液cと分離す
るまでに皮膜形成物質が十分凝固せず、回収時にシーム
レスカプセル同志がくっついて合体したり、変形した
り、表面に傷ができたり、破壊したりする問題があっ
た。
本発明の目的は、このような問題を解決したカプセル
製造装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明に係るシームレスカプセル製造装置は、前述の
目的を達成するため、流動性を有する皮膜形成物質の流
れの中に流動性を有する充填物質の流れを含む複合ジェ
ット流を、前記皮膜形成物質とは非溶解でカプセル形成
槽内を流れる冷却液の液流中に連続して形成し、前記複
合ジェット流を前記冷却後の液流中で流れ方向先端部よ
り順次所定長さに切断し、切断されたものを順次前記冷
却液の液流中で所定形状に成形しながら、前記冷却液と
ともにカプセル回収管内を通過させて回収する構造の装
置において、前記カプセル回収管を、下部反転部と上部
反転部とをそれぞれ複数有して上下方向へ蛇行する状態
に構成し、前記カプセル回収管の流れ方向最終部の上部
反転部にエア取入れ口を設けたものである。
「作用」 本発明に係る製造装置は、カプセル回収管を複数回上
下方向へ蛇行する状態に構成したので、狭い空間で回収
管を長くすることができ、したがって、高速で造粒する
とき冷却液の流速を速めることができる。
「実施例」 第1図を参照しながら、本発明に係るシームレスカプ
セル製造装置を説明する。
なお、以下の実施例において、第2図の装置と同様な
構造部分は第2図と同一の符号を付し、それらの説明は
省略することとする。
この実施例において、脈流ノズル6は複合ノズル3の
下端部外周にねじ付けられ、最先端の環状のスリット61
は断面逆ハの字状に形成され、冷却液の脈流が、ノズル
3によって形成される複合ジェット流に対し、形成直後
に斜め上方から吹付けられるようになっている。
カプセル形成槽4の底部から突入した造粒筒41は、上
端が漏斗状に形成され、カプセル形成槽4に対し上下方
向へスライドし得るように取り付けられている。
造粒筒41の下端部と連通するカプセル回収管7は、下
部反転部7a,7c及び上端反転部7b,7dをそれぞれ複数有し
て上下方向へ蛇行する状態に構成され、各反転部7a〜7d
は、内部をシームレスカプセルeが流れるとき内壁面へ
カプセルeが衝突しないように半円形状に形成されてい
る。
この実施例の装置におけるカプセル回収管7は、流れ
方向最終部を除く上部反転部7bにエア抜き弁71が取付け
られ、最終部の上部反転部7dの上部にエア取入れ口72を
設けている。
このエア取入れ口72からエアを取入れることによっ
て、当該反転部7dの流れ方向前方の破線7eで示す位置か
ら右上部分がエア溜りとなり、シームレスカプセルeが
冷却液とともにカプセル回収槽8内に流出するとき、断
続的に集中して流出するのが防止され、カプセルeが流
れ順にしたがって円滑に流出する。
カプセル回収槽8に回収されたシームレスカプセルe
は、従来の装置と同様に金網80で冷却液eと分離され、
側方の運搬手段81上に落下して当該運搬手段81により乾
燥工程に送られる。
カプセル回収槽8内における一定水位以上の冷却液e
は、オーバーフロー配管82及びろ過器57を経てタンク5
内に回収される。
前記実施例のシームレスカプセル製造装置は、カプセ
ル回収管7が上下方向へ数回蛇行する状態に形成され、
複合ジェット流から切断された粒の流路を長くすること
ができるので、カプセル形成槽4内における造粒速度に
合せて冷却液の流速を速めることが可能となる。
したがって、造粒速度と冷却液の流速とのアンバラン
スによって生ずる粒相互の接触合体や破壊を防止するこ
とができる。
また、カプセル回収管7の最終の上部反転部7dにエア
取入れ口72を設けたので、回収管7から回収槽8へのシ
ームレスカプセルeの流出が円滑になる。
シームレスカプセルeの回収は、前述のように金網80
で冷却液cと分離して回収してもよいが、例えば回収槽
8を沈殿槽の構造とし、カプセルeを回収槽8内の図示
しないバスケット等に沈殿させて回収するように構成し
てもよい。
この回収管7は透明なアクリルその他の合成樹脂で製
造し、内部のカプセルeの流れを目又はカメラ等で監視
できるようにするのが好ましい。
前記実施例のシームレスカプセル製造装置では、冷却
液の液流中に、皮膜形成物質の流れの中に一つの充填物
質の流れを有する複合ジェット流を形成する例について
のみ説明したが、一種の皮膜形成物質の流れの中に、同
種又は異種の成分からなる独立した複数の充填物質の流
れを有する複合ジェット流を形成する場合や、それぞれ
成分を異にする複数の皮膜物質の流れからなる複合ジェ
ット流であって、それぞれの皮膜物質の流れの中に、同
種又は異種の成分からなる充填物質の流れを有する複合
ジェット流を形成する場合についても実施することがで
きる。
「発明の効果」 本発明に係るシームレスカプセル製造装置によれば、
カプセル回収管を場所をとらないで長くすることができ
るとともに、カプセル形成槽における造粒速度を速めた
場合でも、回収の途中で粒相互の接触合体や破壊を生ぜ
ず、かつ、シームレスカプセル形成直後の冷却時間を十
分確保することができる。
また、カプセル回収管の最終部の上部反転部にエア取
入れ口を設けたので、当該上部反転部にエア溜まりが形
成され、シームレスカプセルがカプセル回収管から流出
するとき、断続的に集中して流出するのが防止され、シ
ームレスカプセルが流れ順にしたがって円滑にカプセル
回収管から流出する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシームレスカプセル製造装置の一
例を示す概略配管図、第2図は従来の製造装置を示す概
略配管図である。 主要図中符号の説明 aは皮膜形成物質、bは充填物質、cは冷却液、eはシ
ームレスカプセル、1は皮膜形成物質のタンク、2は充
填物質のタンク、3は複合ノズル、31は大径な吐出ノズ
ル、32は小径な吐出ノズル、4はカプセル形成槽、5は
冷却液タンク、56は脈流発生器、6は脈流ノズル、7は
カプセル回収管、7a,7cは下部反転部、7b,7dは上部反転
部、72はエア取入れ口、8はカプセル回収槽である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−149152(JP,A) 特開 昭64−85130(JP,A) 特開 昭57−140640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 13/02 - 13/22 A23L 1/00 - 1/035 A61K 9/48 B01J 2/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動性を有する皮膜形成物質の流れの中に
    流動性を有する充填物質の流れを含む複合ジェット流
    を、前記皮膜形成物質とは非溶解でカプセル形成槽内を
    流れる冷却液の液流中に連続して形成し、前記複合ジェ
    ット流を前記冷却後の液流中で流れ方向先端部より順次
    所定長さに切断し、切断されたものを順次前記冷却液の
    液流中で所定形状に成形しながら、前記冷却液とともに
    カプセル回収管内を通過させて回収する構造の装置にお
    いて、前記カプセル回収管を、下部反転部と上部反転部
    とをそれぞれ複数有して上下方向へ蛇行する状態に構成
    し、前記カプセル回収管の流れ方向最終部の上部反転部
    にエア取入れ口を設けたことを特徴とする、シームレス
    カプセル製造装置。
JP26365889A 1989-10-09 1989-10-09 シームレスカプセル製造装置 Expired - Lifetime JP2911140B2 (ja)

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