JP2911053B2 - 燃料表示システムの表示方法 - Google Patents

燃料表示システムの表示方法

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JP2911053B2 JP32463090A JP32463090A JP2911053B2 JP 2911053 B2 JP2911053 B2 JP 2911053B2 JP 32463090 A JP32463090 A JP 32463090A JP 32463090 A JP32463090 A JP 32463090A JP 2911053 B2 JP2911053 B2 JP 2911053B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、予定の航続距離に対する燃料補給量を表示
する燃料表示システムの表示方法に関する。
[従来の技術] 近年、燃料事情の悪化、排気清浄化の要請などによ
り、従来のガソリン燃料に加えて、例えばアルコール燃
料などの代替燃料を同時に使用可能なFFV(Flexible Fu
el Vehicle)用エンジンが開発されており、このFFV用
エンジンに供給される燃料中のアルコール濃度(含有
率)は、燃料補給の際のユーザ事情により0%(ガソリ
ンのみ)から100%(ガソリン0%)の間で変化する。
一般に、アルコール燃料は、空燃比、点火時期の変更
などにより、基本的には従来のガソリンエンジンの大幅
な変更なしに使用可能であるが、理論空燃比がガソリン
燃料の略半分であるため、上記FFV用エンジンを搭載し
たシステムにおいては、通常、エンジンに供給される混
合燃料のアルコール濃度などを濃度センサなどにより検
出し、この濃度センサからの出力に基づいてアルコール
濃度に見合った燃料噴射量、点火時期としている。
この場合、上記FFV用エンジンの運転可能時間、車輌
の走行可能距離を知るには、混合燃料の混合比率を一定
に保たねばならず、単に燃料タンク内に残存する混合燃
料の量を表示することは無意味となる。
これに対処するに、例えば実開昭61−94719号公報に
は、燃料の混合比率に対する単位体積当りの車輌の距離
を予め記憶しておき、燃料タンク内の燃料の残量と混合
比率を検出して、燃料の残量とその混合比率における航
続距離との積を演算し、上記燃料タンク内の残存燃料に
よる車輌の航続距離を表示する技術が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、現在の燃料残量に基づいて表示された
航続可能な距離以上の走行を行なう場合には、燃料の混
合比率、すなわち、ガソリンとアルコールとをいかなる
割合で給油したら良いか不明であるため、混合比率如何
によっては燃料タンクを容量一杯に給油しても目的の場
所に到達するまでに再度給油しなければならないといっ
た事態を生じる。また、燃料消費率を優先してガソリン
のみを補給した場合においても、実際の車輌の燃料消費
率如何によっては予定の航続距離を走行できないおそれ
がある。
さらに、燃料のオクタン価はアルコール濃度に応じて
高くなるため、上記FFV用エンジンでは、過給機を備え
て出力向上を図るものが多く、この場合、給油の際に、
アルコール濃度を高く保つことにより過給圧を上げて大
きな出力を得ることが可能であるにもかかわらず、予定
の航続距離を走行できる範囲内で最適な燃料混合比率を
算出することは困難である。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、予定し
た航続距離に対し、この航続距離の走行を可能とする混
合燃料の最適な混合比率と補給すべき燃料量とを、実際
の車輌の燃料消費率に基づいて正確に表示することので
きる燃料表示システムの表示方法を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明による燃料表示システ
ムの表示方法は、予定の航続距離を入力する航続距離入
力手段と、燃料タンクに貯溜した混合燃料の各成分毎の
必要補給量を表示する表示手段とを具備する燃料表示シ
ステムにおいて、上記混合燃料の混合比率をパラメータ
として燃料消費率を記憶する燃料消費率記憶部のデータ
を、所定の走行距離毎に更新する手順と、上記航続距離
を走行可能な燃料消費率に対する上記混合燃料の必要混
合比率を、上記燃料消費率記憶部に記憶されているデー
タに基づいて設定する手順と、上記燃料タンク内の燃料
残量と上記必要混合比率とに基づいて上記混合燃料の各
成分毎の必要補給量を算出し、上記表示手段に出力する
手順とを備えている。
[作 用] 本発明による燃料表示システムの表示方法では、予定
の航続距離が入力されると、所定の走行距離毎に更新さ
れる燃料消費率記憶部のデータに基づいて、上記航続距
離を走行可能な燃料消費率に対する混合燃料の必要混合
比率が設定され、この必要混合比率と燃料タンク内の燃
料残量とに基づいて、上記混合燃料の各成分毎の必要補
給量が算出されて表示手段に表示される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は航続距離、
アルコール補給量、及び、ガソリン補給量の表示制御手
順を示すフローチャート、第2図はエンジン制御系の概
略図、第3図は燃料残量表示制御手順を示すフローチャ
ート、第4図は燃費マップの初期設定を示す説明図、第
5図は燃費マップの概念図、第6図は燃費学習手順を示
すフローチャートである。
(エンジン制御系の構成) 第2図において、符号1はFFV用のエンジンであり、
図においては水平対向4気筒型エンジンを示す。このエ
ンジン1のシリンダヘッド2に形成された吸気ポート2a
にインテークマニホルド3が連通され、このインテーク
マニホルド3の上流側にエアチャンバ4を介してスロッ
トルチャンバ5が連通され、このスロットルチャンバ5
の上流側に吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けら
れている。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に
吸入空気量センサ(図においては、ホットワイヤ式エア
フローメータ)8が介装され、さらに、上記スロットル
チャンバ5に設けられたスロットルバルブ5aにスロット
ル開度センサ9aとスロットルバルブ全閉を検出するアイ
ドルスイッチ9bとが連設されている。
また、上記インテークマニホルド3の各気筒の各吸気
ポート2aの直上流側に、インジェクタ10が配設されてお
り、さらに、上記シリンダヘッド2の各気筒毎に、その
先端を燃焼室に露呈する点火プラグ11が取付けられてい
る。
上記インジェクタ10は、プレッシャレギュレータ12に
連通されるとともに燃料供給路13を介して燃料タンク14
に連通され、この燃料タンク14内部には、例えば、フロ
ート、摺動抵抗などからなる燃料残量センサ15が臨まさ
れている。
さらに、上記燃料供給路13には、上記燃料タンク14側
から燃料ポンプ16、燃料フィルタ17、アルコール濃度セ
ンサ18が介装されている。
また、上記燃料タンク14は、例えば、アルコールとガ
ソリンとの所定アルコール濃度Mxを有する混合燃料が貯
溜されており、この混合燃料は、アルコール濃度Mxが0
のときガソリン100%、アルコール濃度Mxが1.0のときガ
ソリン0%(アルコール100%)である。すなわち、燃
料のアルコール濃度Mxはユーザーの燃料補給の際の事情
により0〜1.0の間で変化する。
上記アルコール濃度センサ18は、例えば、上記燃料供
給路13内に設けられた一対の電極からなり、アルコール
濃度による上記混合燃料の電機伝導度変化から電流変化
を検出して、上記アルコール濃度Mxを検出する。
尚、上記アルコール濃度センサ18は、上述のように電
機伝導度変化を検出するタイプに限定されることなく、
その他、抵抗検出式、静電容量式、光学式のものを用い
ても良い。
また、上記エンジン1のクランクシャフト1aにはクラ
ンクロータ19が軸着され、このクランクロータ19の外周
に、電磁ピックアップなどからなるクランク角センサ20
が対設されている。
また、上記インテークマニホールド3に形成されたラ
イザをなす冷却水通路(図示せず)に冷却水温センサ21
が臨まされ、上記シリンダヘッド2の排気ポート2bに連
通するエグゾーストマニホルド22に排気管23が8連通さ
れてO2センサ24が臨まされている。尚、符号25は触媒コ
ンバータである。
(制御装置の回路構成) 一方、符号31はマイクロコンピュータなどからなる制
御装置(ECU)で、CPU32,ROM33,RAM34、バックアップRA
M34a、及び、I/Oインターフェース35がバスライン36を
介して互いに接続され、定電圧回路37から所定の安定化
電圧が供給される。
上記定電圧回路37は、ECUリレー28のリレー接点を介
してバッテリ39に接続され、上記ECUリレー38のリレー
コイルがキースイッチ40を介して上記バッテリ39に接続
されている。
上記I/Oインターフェース35の入力ポートには、上記
各センサ8、9a,15,18,20,21,24、および、アイドルス
イッチ9bが接続されるとともに、上記ECUリレー38のリ
レー接点が接続されてバッテリ電圧がモニタされ、さら
に、走行距離計44、及び、航続距離入力手段としてのデ
ータ入力装置41が接続されている。
このデータ入力装置41には、ダッシュボード(図示せ
ず)などに設けられたキーボード41aが備えられ、運転
者が予定の航続距離を入力すると、補給すべき必要燃料
量が各成分毎に表示手段としてのディスプレイ装置43に
表示されるようになっている。
一方、上記I/Oインターフェース35の出力ポートに
は、上記点火プラグ11がイグナイタ26を介して接続され
ているとともに、駆動回路42を介して上記インジェクタ
10、燃料ポンプ16が接続され、さらに、燃料残量ディス
プレイ43a,航続距離ディスプレイ43b,アルコール補給量
ディスプレイ43c,ガソリン補給量ディスプレイ43dから
なる上記ディスプレイ装置43が接続されている。
上記各ディスプレイ43a〜43dは、例えばLEDあるいはL
CDなどから構成され、燃料残量のバーグラフ表示、航続
距離及び必要燃料補給量の数値データ表示を行なう。
上記ROM33には制御プログラム及び各種制御定数など
の固定データが記憶されており、上記RAM34には、上記
各センサからの出力信号を演算処理した後のデータが格
納されている。また、上記バックアップRAM34aには、燃
料消費率記憶部としての後述する燃費マップMPNIが格納
されており、上記キースイッチ40がOFFされた後もデー
タが保存されるようになっている。
上記CPU32では、上記ROM33に記憶されている制御プロ
グラムに従って上記各センサからの信号を処理し、上記
RAM34に格納されたデータに基づいてインジェクタ10を
駆動するパルス幅、及び、点火プラグ11の点火時期など
の制御量を演算する。
また、燃料残量センサ15からの信号により燃料タンク
14内の燃料残量を算出して燃料残量ディスプレイ43aに
表示し、運転者がキーボード41aから予定の航続距離を
入力すると、この航続距離を読取って航続距離ディスプ
レイ43bに表示するとともに、燃料のアルコール補給
量、ガソリン補給量を演算して、それぞれ、アルコール
補給量ディスプレイ43c、ガソリン補給量ディスプレイ4
3dに表示する。
(動 作) 次に、上記ECU31の燃料表示制御機能について説明す
る。
第3図は燃料残量表示制御手順を示すプログラムであ
り、所定時間毎に割込み起動されて燃料残量ディスプレ
イ43aの表示を常に最新のデータに更新する。
すなわち、ステップS101で燃料残量センサ15の出力を
読込むとステップS102へ進み、上記燃料残量センサ15か
らの信号を平均化処理して燃料タンク14の燃料液面レベ
ルを検出し、この燃料液面レベルから燃料タンク14内の
燃料残量(容積)QXを算出し、RAM34にストアされてい
る前回のデータを更新してステップS103へ進む。
ステップS103では、上記ステップS102で算出した燃料
残量QXの値に応じて燃料残量ディスプレイ43aのバーグ
ラフの対応するセグメントを点灯し(第2図参照)、プ
ログラムを抜ける。
また、データ入力装置41からキーボード入力がなされ
ると、第1図に示すプログラムがスタートし、航続距
離、アルコール補給量、ガソリン補給量が演算表示され
る。
次に、その手順について説明する。尚、ECU31の電源
投入時、カウンタのカウント値及び以下に述べる各デー
タは、初期値“0"にイニシャルセットされている。
まず、ステップS201で、予定する航続距離LIの入力
終了待ちループが繰返され、入力終了とともに、ステッ
プS202へ進む。
上記航続距離LIの入力は、例えば、走行したい航続
距離LIが400kmの場合、キーボード41aから400#と操作
する。すると、この“#”の入力により入力終了と判断
され、RAM34の所定アドレスにLIデータとしてストアさ
れる。
次に、キーボード入力が終了してステップS202へ進む
と、RAM34から燃料残量QXを読出し、ステップS203でア
ルコール濃度センサ18の出力信号に基づいて燃料のアル
コール濃度MXを算出し、ステップS204へ進む。
ステップS204では、上記ステップS202で読込んだ燃料
残量QXから、上記ステップS203で算出したアルコール
濃度MXにより残燃料のアルコール量AX、ガソリン量G
Xを算出する(AX←QX・MX,GX←QX・(1−M
X))。
次にステップS205へ進み、燃料タンク14のタンク容量
をQとして、この燃料タンク14が容量一杯に満たされた
とき(満タンにされたとき)、上記ステップS201で入力
された航続距離LIを走行するのに必要な燃費NI(航続
距離LIを走行可能な燃料消費率)を算出し(NI←Q/
L)、ステップS206で、この燃費NIが下限値NILから上
限値NIHの間にある条件を満足するか否かを判別する。
尚、上記タンク容量Qは、車種によって異なる定数で
あり、予めROM33にストアされている。
上記ステップS206で条件不成立のとき、すなわち、上
記ステップS205で算出した燃費NIが実際に得られる値
から外れているときにはステップS215へ分岐し、NIL≦
NI≦NIHのとき、すなわち条件成立のときは、上記ス
テップS206からステップS207へ進む。
ステップS207では、上記ステップS205で算出した燃費
NIをパラメータとして、この燃費NIに近い値がストア
されている燃費マップMPNIのアドレスを判別し、このア
ドレスに対応するアルコール濃度MXから補間計算によ
り上記ステップS201で入力された航続距離LIを得るた
めの必要アルコール濃度MIを設定する。
すなわち、第5図に示すように、アルコール濃度MX
をパラメータとして燃費マップMPNIの各アドレスに燃費
NIのデータが格納されており、この燃費マップMPNIを
逆検索することにより、上記航続距離LIを走行可能な
燃費NIに最も近い値がストアされているアドレスを求
め、このアドレスに対応するアルコール濃度MXから補
間計算により上記必要アルコール濃度MIを設定するの
である。
尚、上記燃費マップMPNIは、バックアップRAM34aに記
憶され、通常、ECU31への電源がOFFとなった後もデータ
が保持されようになっているが、車輌の修理などにより
バッテリ39の接続が断たれ、マップの内容が破壊される
場合がある。
従って、上記ECU31の電源投入直後のイニシャライズ
時に、上記バックアップRAM34aの特定アドレスの定数デ
ータと、ROM33の特定アドレスにストアされている基準
値とを比較することにより、バッテリ39がはずされてマ
ップの内容が破壊されているか否かを判別する。
すなわち、上記定数データと基準値とが一致しない場
合、バッテリ39がはずされてマップの内容が破壊されて
いるとみなし、予め上記ROM33にストアされているアル
コール濃度毎の燃費データにより燃費マップMPNIのイニ
シャルセットを行なうとともに、上記バックアップRAM3
4aの特定アドレスのデータを上記基準値にて書換える。
一方、上記定数データと基準値とが一致した場合には、
マップの内容は正常に保存されているとしてイニシャル
セットは行なわない。
この燃費マップMPNIのイニシャルセットは、第4図に
示すように、アルコール濃度MX=0(ガソリン100%)
のときの燃費Bと、アルコール濃度MX=1.0(アルコー
ル100%)のときの燃費Aとから、各アルコール濃度MX
に対応して直線補間により計算した燃費NIのデータを
(NI←(A−B)MI+B)、バックアップRAM34aの対
応するアドレスに転送することにより行われる。そし
て、イニシャルセット後、後述する燃費学習手順により
実際の車輌の燃費に応じてマップの内容が更新される。
次に、上記ステップS207からステップS208に進むと、
上記ステップS207で設定した必要アルコール濃度MIが
0≦MI≦1.0か否か、すなわち、上記ステップS207で設
定した必要アルコール濃度MIが現実に適用可能な数値
か否かを判別する。
上記ステップS208で、MI<0あるいはMI>1.0のと
き、すなわち上記ステップS201でキーボード41aから入
力された航続距離LIが大きすぎ、燃料補給しても航続
不可能のときには上記ステップS208からステップS215へ
分岐し、0≦MI≦1.0のときには、上記ステップS208か
らステップS209へ進む。
ステップS209では、タンク容量Qで必要アルコール濃
度MIを得るための全アルコール量AI、全ガソリン量G
Iを算出し(AI←Q×MI,GI←Q×(1−MI))、次
いで、ステップS210へ進んで、燃料の各成分毎の必要補
給量、すなわち、給油すべきアルコール補給量(必要補
助量)AHと給油すべきガソリン補給量(必要ガソリン
補給量)GHとを算出して(AH←AI−AX,GH←GI−G
X)ステップS211以降へと進む。
ステップS211以降においては、ステップS211でアルコ
ール補給量AHがAH≧0、且つステップS212でガソリン
補給量GHがGH≧0のときにのみ、ステップS211→ステ
ップS212→ステップS213へと進み、それ以外のとき、す
なわちキーボード41aから入力された航続距離LIが小さ
く、現在の燃料残量QXで航続可能のため、アルコール
補給あるいはガソリン補給の必要がないときには、各ス
テップからステップS215へ分岐する。
そして、上記ステップS212からステップS213へ進む
と、各データLI,AH,GHを表示のための物理量に変換
し、ステップS214で、予定の航続距離LIを航続距離デ
ィスプレイ43bに単位kmとともに表示し、アルコール補
給量AH、ガソリン補給量GHを、それぞれ、アルコール
補給量ディスプレイ43c、ガソリン補給量ディスプレイ4
3dに単位1とともに表示して(第2図参照)ステップS2
20へ進む。
これにより、予定の航続距離を走行するためにはアル
コールとガソリンとをどのような比率でどれだけ補給し
たら良いかを即座に知ることができ、燃料補給が極めて
容易となる。しかも、燃料のアルコール濃度を高く保っ
てエンジンの出力性能を維持しつつ所定の航続距離を走
行することが可能となるのである。
一方、上記ステップS206,S208,S211,S212の各ステッ
プからステップS215へ分岐すると、現在の状態でガソリ
ンのみを補給したときのアルコール濃度を算出して上記
必要アルコール濃度MIの値を更新し(MI←QX・MX/
Q)、ステップS216へ進んで必要アルコール濃度MIをパ
ラメータとして前記燃費マップMPNIを参照して補間計算
により燃費NIを求め、ステップS217で現在の状態でガソ
リンのみを補給して燃料タンク14を満タンにしたときの
航続可能距離LGを算出する(LG←Q/NI)。
そして、上記ステップS217からステップS218へ進み、
上記ステップS217で算出した航続可能距離LGを表示の
ための物理量に変換し、ステップS219で航続距離ディス
プレイ43bに表示してステップS220へ進む。
尚、この場合、第2図に示すように、アルコール補給
量ディスプレイ43c、ガソリン補給量ディスプレイ43dに
は数値データ及び単位を表示せず、横線を表示して無効
であることを示す。
次に、上記ステップS214あるいはステップS219からス
テップS220へ進むと、キーボード41aからのクリア入力
(例えば、“C"の入力)の有無が判別され、クリア入力
があった場合にはステップS223へ進み、クリア入力がな
い場合には、ステップS221でカウンタをカウントアップ
して(COUNT←COUNT+1)ステップS222へ進み、カウン
ト値COUNTと設定値COUNTSETとを比較する。
上記ステップS222では、COUNT<COUNTSETのとき、上
記ステップS220へ戻るループを繰返し、COUNT≧COUNTSE
Tのとき、すなわち各データLI(LG),AH,GHの表示が
所定時間継続したとき、ループを脱出してステップS223
へ進む。
そして、ステップS220あるいはステップS222からステ
ップS223へと進むと、カウント値COUNTをクリアし(COU
NT←0)、ステップS224で各データLI(LG),AH,GHを
クリアして(LI(LG)←0,AH←0,GH←0)各ディスプ
レイ43b,43c,43dの表示を終了し、プログラムを終了す
る。
一方、所定の走行距離毎に燃費マップMPNIのデータが
更新され、燃費NI学習される。以下、この燃費マップM
PNIの学習手順を第6図のフローチャートに従って説明
する。
第6図(a)は、燃料噴射信号が出力される毎に起動
される割込みルーチンを示し、ステップS301で燃料噴射
パルス幅Tiを積算し、RAM34の所定アドレスにストアさ
れている燃料噴射パルス幅積算値ΣTiを更新して(ΣTi
←ΣTi+Ti)ルーチンを抜ける。
また、第6図(b)は、ECU31の電源投入後、所定時
間毎あるいは所定周期毎に起動される割込みルーチンで
あり、RAM34の以下の各データがクリアされてイニシャ
ライズされる。
まず、ステップS351で、走行距離計44から走行距離出
力値DISNEWを読込むとともに、前回のルーチンで読込
んだ走行距離出力値DISOLDをRAM34の所定アドレスから
読出し、次いで、ステップS352へ進んで、これらのデー
タから現在の実走行距離DISを算出し(DIS←DISNEW
−DISOOLD)、ステップS353へ進む。
ステップS353では、RAM34の所定アドレスから燃料噴
射パルス幅積算値ΣTiを読出し、この燃料噴射パルス幅
積算値ΣTiに定数K(インジェクタ特性、気筒数、噴射
方式などにより定まる定数)を乗算して実噴射量(容
量)K×ΣTiに換算する。そして、この実噴射量K×Σ
Tiにより上記ステップS352で算出した実走行距離DISを
割算し、実際の燃費NITNEWを算出する(NINEW←DIS
/(K×ΣTi))。
次に、ステップS354でRAM34の燃料噴射パルス幅積算
値ΣTiをクリアし、ステップS355へ進んで、今回読込ん
だ走行距離出力値DISNEWでRAM34にストアされている前
回の走行距離出力値DISOLDを更新し(DISOLD←DISNE
W)、ステップS356でアルコール濃度MXを算出する。
そして、上記ステップS356からステップS357へ進み、
燃費マップMPNIのアルコール濃度MXに対応するアドレ
スにストアされている燃費NIを、今回のルーチンで算
出した燃費NINEWとの加重係数(加重平均の重み)rの
加重平均により更新し(NI←{(2r−1)×NI+NIN
EW}/2r)、ルーチンを抜ける。
尚、以上の割込みルーチンにおいて、ルーチンが初回
のときには、上記ステップS351で走行距離出力値DISNE
W読込むとステップS355へジャンプし、前回の走行距離
出力値DISOLDを更新してルーチンを抜ける。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、入力された予定
の航続距離に対し、補給すべき燃料の最適な混合比率と
量とを、実際の車輌の燃料消費率に基づいて正確に知る
ことができ、エンジン出力性能を維持しつつ予定の航続
距離を走行することが可能となるなど優れた効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は航続距離、ア
ルコール補給量、及び、ガソリン補給量の表示制御手順
を示すフローチャート、第2図はエンジン制御系の概略
図、第3図は燃料残量表示制御手順を示すフローチャー
ト、第4図は燃費マップの初期設定を示す説明図、第5
図は燃費マップの概念図、第6図は燃費学習手順を示す
フローチャートである。 14……燃料タンク 41……データ入力装置(航続距離入力手段) 43……ディスプレイ装置(表示手段) QX……燃料残量 LI……航続距離 MX……アルコール濃度(混合比率) MI……必要アルコール濃度(必要混合比率) NI……燃費(燃料消費率) MPNI……燃費マップ(燃料消費率記憶部) AH……アルコール補給量(必要補給量) GH……ガソリン補給量(必要補給量)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予定の航続距離を入力する航続距離入力手
    段と、燃料タンクに貯溜した混合燃料の各成分毎の必要
    補給量を表示する表示手段とを具備する燃料表示システ
    ムにおいて、 上記混合燃料の混合比率をパラメータとして燃料消費率
    を記憶する燃料消費率記憶部のデータを、所定の走行距
    離毎に更新する手順と、 上記航続距離を走行可能な燃料消費率に対する上記混合
    燃料の必要混合比率を、上記燃料消費率記憶部に記憶さ
    れているデータに基づいて設定する手順と、 上記燃料タンク内の燃料残量と上記必要混合比率とに基
    づいて上記混合燃料の各成分毎の必要補給量を算出し、
    上記表示手段に出力する手順とを備えたことを特徴とす
    る燃料表示システムの表示方法。
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