JP2910868B2 - 標識照明システム及び方法 - Google Patents

標識照明システム及び方法

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JP2910868B2
JP2910868B2 JP8506628A JP50662896A JP2910868B2 JP 2910868 B2 JP2910868 B2 JP 2910868B2 JP 8506628 A JP8506628 A JP 8506628A JP 50662896 A JP50662896 A JP 50662896A JP 2910868 B2 JP2910868 B2 JP 2910868B2
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HANSHIN KOSOKU DORO KODAN
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は標識、特に、道路標識、広告掲示板、自動車
用通路標識、散歩道標識、その他、を照明するシステム
及び方法に関する。
背景技術 現在、道路標識として採用されている再帰性反射道路
標識は、多くは道路上の比較的高い位置に設置されてお
り、通常、広い観察角度を持っていない。一般に車両は
ヘッドライトを下向きにして、即ち、ロービームで走行
しており、特に、交通量の多い地域では、標識に向けて
ヘッドライトから放射される光量は多くの場合比較的少
なくなる。その結果、運転者は道路標識を認識し読むの
が難しくなる。都市部では、一般に、道路標識を認識し
読む上での運転者の能力の妨げとなるような多くの市街
照明、ビルの照明、ネオン照明等、多くの照明がある。
道路標識を認識し読むための運転者の能力を高めるため
に、道路標識は多くの場合照明源を備えている。
図5及び図6は従来の道路標識の照明システムの例で
ある。図5において、標識10は、例えばランプ(通常、
蛍光灯)のような照明源20により照明され、標識10及び
照明源20の両方は支柱30に取り付けられる。照明源20は
上方から標識10を照明する。図6において、照明源20は
下方から道路標識10を照明する。標識10及び照明源20の
両方は支柱30に取り付けられる。これらの照明源及び道
路標識の照明方法はJIS(日本工業規格)及び日本道路
標識設置基準に基づくものである。
米国特許第大4,726,134号(ウォルトマン)は、標識
面の指示部及び背景部の再帰性反射特性が、比較的長距
離において標識が目立つように、かつ比較的短距離にお
いて標識が読み易いように、最適に個々に選択される。
米国特許第4,957,335号(クーネイ)は、狭い観察角度
における再帰性反射輝度を最適化するように、微小球体
をベースとした再帰性反射物体における微小球体の選択
を開示している。日本特許出願第6−69426号(ナカジ
マ),1994年4月7日出願(特開平7−981014号公
報),は狭い観測角度と広い観測角度の両方において良
好な再帰性反射特性を与えることを意図した2種類の微
小球体を備え微小球体をベースとした再帰性反射シート
を開示している。
より良好な標準照明システムの必要性がある。
発明の概要 本発明は標準照明システム及び標準照明方法を提供す
る。本発明は、特に、道路標識、広告掲示板、自動車用
道路標識、散歩道標識、その他、に好適に適用される。
要約として、本発明の標準照明システムは、再帰性反
射標識面を持つ標識と照明源を備える。照明源は約0°
〜約30°の範囲の入射角度で標識面に入射される光を放
射するように標識面に対して配置される。標識面は広有
効入射角度及び広有効観察角度を持つ再帰性反射部を具
備する。再帰性反射の形態を規定するために使用される
幾つかの用語の解釈は、本明細書の終わりに示される。
要約として、本発明の方法は、再帰性反射部を備える
面を持つ標識提供し、照明源を提供し、照明源から放射
される光が、約0°〜30°の間の入射角度で標識面に入
射されるように標識面に対して照明源を配置する。標識
面の再帰性反射部は広有効入射角度及び広有効観察角度
を示す。照明源は標識面を照明し、それにより観察者の
視野を遮ることなく、標識面をより容易に読みかつ理解
することができる。好適には再帰性反射部及び照明源の
配置は、標識面の部分が照明源により意図した観察ゾー
ンにおいて観察による視野から実質的に遮られないよう
になっている。
再帰性反射シートは、例えば運転者や歩行者のような
観察者に対して光を効率的に反射し、その結果、観察者
は標識を容易に認識し読むことができる。照明源は道路
の路肩に設置され、その結果、交通の流れに支障を来す
ことなく好都合かつ安全に保守することができる。再帰
性反射シートは好適には広有効入射角度及び広有効観察
角度を持つ。従って、広告掲示板のような実施形態で
は、車両からの観察者及び通行人のような歩行している
観察者が容易に観察することができる。その結果、広告
掲示板は良好な広告効果を達成する。
図面の簡単な説明 本発明を図面を参照してさらに説明する。同じ構成要
素には同じ番号を付す。
図1は高速道路に沿った本発明による代表的な標識照
明システムを示す。
図2は本発明による照明源の支柱の高さの規定を説明
する図である。
図3は共に広有効観察角度を持つ2つの再帰性反射シ
ート及び狭有効観察角度を持つ再帰性反射シートにおけ
る、観察角度と反射輝度の関係を示すグラフである。
図4(A)及び図4(B)は本発明に適用される再帰
性反射シートの断面図である。
図5は従来における道路標識を照明する外部照明源の
一例である。
図6は従来における道路標識を照明する外部照明源の
他の例である。
図7は本発明に使用する投光照明器の要部分解図であ
る。
これらの図面は理想化されたものであり縮尺されたも
のではなく、単なる図示を意図したものでこれに制限さ
れるものではない。
実施形態の詳細な説明 運転者視認できるように標識により反射されるべき照
明源からの光によって視認性があり容易に読める標識を
得るために、標識は、車両の運転者に視認できるように
車両ヘッドライトからの光を反射するために最適化され
る再帰性反射材料にて一般に提供されるよりも、比較的
高い観察角度において光を反射すべきである。再帰性反
射物体を論議するときに、一般にその物体から反射され
る光は、光の発生源の方に戻るように指向する光の円錐
形内に広がる。本発明の標識においては、再帰性反射材
料は他の応用例で使用されるよりも幾らか広い円錐形を
提供するように選択される。例えば、一般の狭観察角度
シートは、観察角度が0.2°,2°,5°,15°及び20°にお
いて、それぞれ再帰性反射輝度(カンデラ/ルクス/
m2)が335,7.1,1.4,0.2及び0.1であり、一方、広有効観
察角度を持つシートは、再帰性反射輝度が140,3.8,1.2,
0.6及び1.1である。
図5及び図6は従来の道路標識の照明システムの例で
ある。図5において、標識10は、例えばランプ(通常、
蛍光灯)のような照明源20により照明され、標識10及び
照明源20の両方は支柱30に取り付けられる。照明源20は
上方から標識10を照明する。図6において、照明源20は
下方から道路標識10を照明する。標識10及び照明源20の
両方は支柱30に取り付けられる。このような照明源及び
道路標識の照明方法はJIS(日本工業規格)及び日本道
路標識設置基準に基づくものである。
図5及び図6に示す従来の標識面は広有効観察角度を
持たず、これは車両の運転者が視認できるように車両ヘ
ッドライトからの光を反射するように最適化されている
からである。その結果、照明源から放射されるごく少な
い量の光のみが標識面により運転者の方に反射される。
代わって、その多くは標識により再帰反射されるか、材
料の有効な入場角度内で又は最小限の有効利用に向けて
散漫に反射され照明源の方に通常戻る。さらに、図6の
システムでは道路標識10は下方から照明され、照明源20
はある角度からは運転者の標識に対する視認性を遮るこ
とになる。
例えば、通常、フリーウェイ標識で使用されているよ
うに、標識が高速道路の真上に取り付けられている場合
は、図5及び図6に示すシステムは、照明源を検査し保
守するために標識に接近する作業者たちのために、交通
の長さを遮断し又は迂回させることになる。
本発明の1つの利点は容易に認識し読むことができる
標識にある。他の利点は、照明源が、交通の流れを遮断
すること無しに容易に検査し保守できるように配置され
ることである。道路標識として使用される他に、本発明
の標準照明システムは、観察者又は通行人により容易に
認識される広告掲示板を提供する上で、さらに自転車通
路、散歩道、その他の標識を提供する上で、有利な効果
をもたらす。
本発明によれば、照明源は、従来行われたものとは全
く異なる標識に対して配置される。幾つかの実施形態に
おいて、照明源は標識からは分離して所定の距離離れて
設置される。照明源は、標識面のいずれの点においても
0°〜約39°の範囲で入射角度又は入場角度を形成する
光を放射するように、標識に対して配置される。幾つか
の実施形態において、標識面への照射光の入射角度
(Θ)は、0°〜約15°の範囲である。標識の面は再帰
性反射であり広有効観察角度を示す部分を持つ。その結
果、照明源から放射される光の実質的な部分は、標識に
よって例えば車両の運転者や通行人等の観察者によって
視認できるように反射される。
1つ又はそれ以上の道路のレーン上に吊り下げられた
標識の場合、相補的な照明源が、道路のエッジにより近
い標識の外側部分に、又は好適には道路の路肩に設置さ
れる。本発明ではこのような照明源の配置が可能であ
り、さらに交通の流れの分断を最少限にして照明源の検
査と保守を可能にする。
好適な実施形態として、照明源は実質的に道路標識の
面のみを照明するマスクを持つ投光照明器を具備する。
その結果、照明源から放射された腔は他のレーン、例え
ば対向斜線のレーン、を走行する車両の運転者を悩ます
ことはない。
好適な実施形態として、照明源の投光照明器の地上か
らの高さHは、次式で表される。
(100−L)X/100<H<(X+Y)(300−L)/300 ここで、Lは照明源と道路標識の間の水平距離(約10
0メートルより少く、好適には約50メートルより少ない
か等しく、より好適には約20メートルと約40メートルの
間である)であり、Xは地上から標識面の底部までの高
さであり、Yは地上にある標識自体の高さである。
この明細書を読むことにより、標識面に使用する適切
な再帰性反射材料は当業者において容易に選択できる。
図示の例は、カプセルレンズ型再帰性反射材料、露出レ
ンズ型再帰性反射材料、又は封入レンズ型再帰性反射材
料でる。適切な材料はシート状(可撓性又は比較的剛
性)で市場で入手可能であり、必要に応じて塗装又はコ
ーティングで形成される。前述の、米国特許第4,726,13
4号(ウォルトマン)、米国特許第4,957,335号(クーネ
イ)、及び日本特許出願第6−69426号(ナカジマ)の
各々は、本発明で使用する適切な再帰性反射材料を選択
することが当業者にて可能であることを示唆している。
また、米国特許第4,505,967号(ベイレイ)は、本発明
にて使用する上で非常に好適な高い入場角度において良
好な再帰性反射特性を可能とする再帰性反射シートを開
示している。
本発明で使用する好適な再帰性反射材料は、観察角度
10°における0.2°観察角度の輝度の、少なくとも20
%、より好適には少なくとも40%を保持する。他の再帰
性反射材料でも本発明に従って有利な効果で使用され得
ることは理解できる。
図1は通常の高速道路に設置される本発明の好適な実
施形態を示す。図中、T1及びT2は第1及び第2のレーン
を示し、S1は側路(例えば、退避レーン)、Eは路肩で
ある。また、Wは標識10の横幅である。標識面は上述し
たような広観察角度を持つ再帰性反射シートを支持す
る。照明源20は好適には路肩に設置され、反射光を放射
する照明源20の頂部に装着された投光照明器20aを具備
する。Xは地上から標識面の底部までの高さであり、Y
は地上にある標識面自体の高さであり、Lは照明源20と
道路標識10の間の水平距離であり、Hは照明源20の投光
照明器20aの地上からの高さである。
一点鎖線は道路標識10に向けて投光照明器20aから放
射される光の経路を示す。光路は道路標識10の各頂点A,
B,C,Dにおいて、入射角度Θ1、Θ2、Θ3、Θ4を形
成する。道路標識10は好適には実質的にレーンT1,T2に
対して直角である。
照明源20は、照明源20から道路標識10へ放射される光
の入射角度Θi(i=1乃至4)が次式を満たすように
配置される。
0°<Θi<30° ・・・(I) 照明源20の好適な高さHを図2に沿って説明する。前
述のように地上から道路標識10の底部までの高さをX、
標識自体の高さをY、照明源20と道路標識10の間の水平
距離をL、そして照明源20の支柱の高さをHとする。ま
た、40は標識10に向けて接近する路上走行中の車であ
る。標識システムが、車40と道路標識10の間の距離が20
0メートルの場合に最適化されるときに、支柱の高さH
の適切な値は次のように算出される(Lは通常、100メ
ートルより少ないか等しく、好適には約50メートルより
少ないか等しく、より好適には約20メートルと40メート
ルの間である)。
(100−L)X/100<H<(X+Y)(300−L)/300・
・・・(II) この高さにおいて、運転者は最適な視野角度に置か
れ、照明源から放射された光によって車40の運転者は容
易に道路標識を認識し読むことができる。この距離にお
いて、運転者は通常、狭い仰角、例えば約0°で道路標
識を見ることになる。
図3において、曲線は、3種類の再帰性反射シートの
観察角度を変化させた場合における相対的な再帰性反射
輝度を示す。縦軸は再帰性反射輝度を示し、横軸は観察
角度を示す。曲線aは例えば約40°に応答する広観察角
度を持つ再帰性反射シートであり、曲線bは例えば約25
°に応答する広いがやや狭い観察角度を持つ再帰性反射
シートであり、曲線cは例えば単に2°に応答する狭い
観察角度を持つ再帰性反射シートである。曲線a及び曲
線bのシートは本発明での使用に非常に適している。し
かし、曲線cのシートは非常に狭い観察角度に適してお
り(ここでその再帰性反射特性は実質的に他の2つのシ
ートのそれよりも大きい)、本発明には適切ではない。
接近する車両内の観察者に対して、曲線cのシートに
よる再帰性反射輝度は、約0°から約2°の観察角度の
周囲において高くなるが、観察角度が増大すると急激に
落ちる。その結果、観察者が高い輝度の観察角度から外
れるとシートの視認性は急激に減少する。もし、照明源
20が図6に示すように道路標識10に隣接して配置される
と、照明源からの光は道路標識上で0°から60°の範囲
の入射角度を形成する。従来のシートで製作された道路
標識ではこの光を単に拡散して反射し、その結果、照射
光は、運転者にとって標識をより見易くかつ読み易いよ
うに反射されない。さらに、図6の照明源は標識面に対
して、通過する運転者にとって標識の視認性を一瞬遮る
ような位置に配置されている。
一方、曲線aの再帰性反射シートは、0°から約40°
の範囲の広観察角度に対して安定した反射輝度を提供す
る。以下に説明するように、照明源20の照明角度は好適
には0°から約30°に制限される。範囲0°から約30°
の範囲と、範囲0°から約40°の観察角度における10°
の差によって、確実な視認性のマージンを運転者に対す
るより高い安全性として提供する。観察角度と反射輝度
との関係として、道路標識板10を見る運転者にとって0
°から約30°の角度範囲で最も安定する。
曲線bの再帰性反射シートは0°から25°の観察角度
において良好な反射輝度を提供する。実際にこの観察角
度範囲は運転者にとって道路標識を認識し読むのに充分
である。さらに、この観察角度範囲をもつ道路標識は低
価格で容易に製造することができ、従って広く応用可能
である。
照明源20は好適には道路の路肩Eに設置され、その結
果、照明源20によって運転者が道路標識を、死角もな
く、即ち、運転者による標識の視認性を遮ることもな
く、容易に認識し読むことができる。路肩Eに設置され
た照明源20は検査も保守も容易である。
図4(A)及び図4(B)は、本発明の道路標識に必
要な広有効観察角度を持つ再帰性反射シートの断面図で
ある。図4(A)のシートははカプセルレンズ型のもの
であり、図4(B)のシートは露出レンズ型のものであ
る。これらのシートは前述の日本特許出願第6−69426
号に開示されている。
図4(A)及び図4(B)において、番号1は球状レ
ンズ(ガラスビーズ)、2は接合材、3は反射フィルム
(例えばアルミニウム)、4は接着材層、5は一時の剥
離ライナー、6は支持体(例えば標識板)、7は透明カ
バーフィルム、8はカプセル封入されたセル、である。
これらの例は異なる屈折率を持つ2種類のガラスビーズ
を採用しており、これは、1°から3°の観察角度に対
して10CPL(カンデラ/ルクス/m2)の輝度、好適には2
0CPLの輝度を得るため、及び少なくとも部分的には8°
から20°の観察角度に対して約1CPLの輝度を得るためで
ある。結果的に、再帰性反射シートは充分な視認性を持
つ道路標識を提供する。ガラスビーズの屈折率は特に限
定されないが、1.5から2.3である。もし、1.5以下又は
2.3以上であれば、ガラスビーズは透明性を失ってい
く。
図7は本発明で使用する投光照明器の要部分解図であ
る。投光照明器はランプ71、反射器72、リミッタ73、フ
レネルレンズ74、を有する。本発明は好適には、照明源
を選択された距離と位置に従って道路標識から分離し
て、別個に設置する。照明源は、例えば、道路の路肩に
設置される。この場合、標識よりも他の方向において照
射光を遮るための充分な測定が行われなければならな
い。このような光は対向するレーンで走行する車の運転
者の視認性の障害となり、交通の混乱を来す。従って、
投光照明器20a(図1)の照明範囲は好適には道路標識
に限定される。リミッタ73はフレネルレンズ74の焦点に
配置される。リミッタ73の表面は周囲を反射する。従っ
て、反射された周囲を観察し、道路標識を反射している
部分を除いてテープによりリミッタ73をマスクする。テ
ープはリミッタ73が光を反射するのを防止する。その結
果、ランプ71からの光は道路標識のみを照射する。テー
プでマスクされたリミッタの部分はマスク部と呼ばれ
る。
本発明による照明システム及び方法は道路標識につい
て説明したが、本発明は広告掲示板、自動車道路や散歩
道の案内板、その他、にも適用可能である。本発明では
広告掲示板と外部照明源とは別個に設置される。照明源
からの光は、広告掲示板上のいかなる点においても、0
°から約30°の範囲、実際には0°から約15°の範囲で
入射角度(Θ)を形成する。広告掲示板の表示面は広観
察角度を持つ再帰性反射シートで作成される。広告掲示
板の配置は道路標識と同じであるから詳細は説明しな
い。図1において、道路標識10は広告掲示板と置き換え
ることができ、照明源が同様に配置されたる。
例 さらに本発明を以下の実際の例に沿って説明する。
種々の照明条件の下での道路標識の反射輝度が評価さ
れた。表1は以下に説明するように種々の照明条件の下
で再帰性反射輝度を測定した結果である。
照明には3つの異なる条件が与えられた。条件1で
は、照明は路肩Eからであり20メートルの照明距離(図
1のL)であった。条件2では、照明は路肩Eからであ
り40メートルの照明距離(図1のL)であった。条件3
では、照明は道路標識の下端部に設置したアームの先端
からであった(図6参照)。
反射輝度は道路標識上の5つの点で測定され平均値が
とられた。
外部照明源は街路灯であった。
2種類の再帰性反射シートが使用された。即ち、
(1)広観察角度を持たない再帰性反射シート(図3の
曲線cに対応)及び(2)広観察角度を持つ再帰性反射
シート(図3の曲線bに対応) 測定結果を以下の表1に示す(輝度は、カンデラ/ル
クス/m2)。
表1から明らかなように、広観察角度を持つ再帰性反
射シートを備えた測定A,Bの反射輝度は、50から200メー
トルの距離において、異なる照明条件にて一貫して高い
レベルにある。狭観察角度応答のみを持つ再帰性反射シ
ートを採用した図6の従来技術の測定Dと比較して、本
発明は優れた特性を提供する。測定Cは広観察角度を持
つ再帰性反射シートを採用しているが、より低い輝度が
観察されたが、これは、照明源と標識が本発明に従って
配置されていないからである。
表2は、道路標識の幅Wが6,8,10メートルにおいて、
道路標識と運転者と距離が50,100,200メートル、の場合
における反射光により形成される最大角度である。
用語の解釈 以下の定義が再帰性反射の形態を論議する場合に使用
される。
「基準軸」は、照射光が入射する点において再帰性反
射物体に対して垂直な線である。
「入射軸」は、例えば車両のヘッドライトのような照
明源から物体上の入射点に到る入射光の経路で規定され
る軸である。
「入場角度」(しばしば「入射角度」と称され、βで
示される)は、「基準軸」と「入射軸」の間の角度であ
る。
「観察軸」は、物体上の入射点から、例えば車両内の
運転者の眼のような観察点までの再帰性反射光の経路に
より規定される。
「観察角度」(しばしばαで示される)、「入射軸」
と「観察軸」の間の角度である。
「入場面」は、「基準軸」と「入射軸」により規定さ
れる面である。
「観察面」は、「観察軸」と「入射軸」により規定さ
れる面である。
本発明の種々の修正及び変形は、本発明の範囲と思想
から逸脱することなく当業者により明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 財団法人 阪神高速道路管理技術センタ ー 大阪府大阪市中央区南本町4丁目5番7 号 (72)発明者 渡辺 芳郎 神奈川県鎌倉市佐助2丁目16−11 (72)発明者 中嶌 敏隆 山形県西村山郡河北町谷地80−4 (72)発明者 桃澤 宗夫 兵庫県宝塚市千種4−9−30 A402 (72)発明者 垣下 賢 兵庫県芦屋市朝日が丘27−28 (56)参考文献 特開 昭59−198402(JP,A) 特開 昭63−143586(JP,A) 実開 平5−23092(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 13/02,13/16 G02B 5/128 E01B 5/128

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標識面を持つ標識と照明源を備えた標識照
    明システムであって、前記照明源は、前記標識面に対し
    て約0°から約30°の範囲の入射角度にて前記標識面に
    入射する光を放射し、前記標識面は再帰性反射部分を備
    えた標準照明システム。
  2. 【請求項2】前記照明源は、前記標識面の実質的に全て
    に対して約0°から約30°の間の入射角度で前記標識面
    に入射する光を放射する請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】前記標識は道路の路肩上に設置される請求
    項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】前記標識は道路上に設置される請求項1に
    記載のシステム。
  5. 【請求項5】前記照明源は道路の路肩上に設置され、前
    記標識は道路標識と広告掲示板から選択される請求項1
    に記載のシステム。
  6. 【請求項6】前記照明源は投光照明器を備え、前記投光
    照明器は実質的に前記標識面のみを照明するマスク手段
    を具備する請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】前記投光照明器は地上から次式、 (100−L)X/100<H<(X+Y)(300−L)/300 に基づいて前記標識面に対して設置され、 ここで、Lは照明源と道路標識の間の水平距離、Xは地
    上から標識面の底部までの高さ、Yは標識自体の高さ、
    Hは投光照明器の地上からの高さであり、全ての距離は
    メートルであり、Lは100メートルより少ないか等し
    い、請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】前記入射角度は0°から約15°の範囲であ
    る請求項1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】前記再帰性反射部は、少なくとも、カプセ
    ルレンズ型、露出レンズ型、及び封入レンズ型の再帰性
    反射材料の内のいずれか1つである請求項1に記載のシ
    ステム。
  10. 【請求項10】再帰性反射部分を備えた標識面を持つ標
    識を照明する方法であって、前記方法は、照明源を、前
    記標識面に対して前記標識面のいかなる再帰性反射点に
    おいても観察者の視野を遮らずに広観察角度を有効に利
    用するように配置し、前記照明源は前記道路標識上のい
    かなる点においても0°から約30°の範囲の入射角度を
    形成する光を放射する、標識を照明する方法。
  11. 【請求項11】前記標識面から前記照明源の距離が、約
    10から約100メートルである請求項10に記載の方法。
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