JP2910106B2 - 可溶性中子、及び同中子を用いた樹脂中空体の成形方法 - Google Patents
可溶性中子、及び同中子を用いた樹脂中空体の成形方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、可溶性中子、及び同中子を用いた樹脂中空
体の成形方法に関するものである。
体の成形方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、樹脂中空体の成形方法として、例えば、可溶性
中子を用いた成形方法や高圧ガス注入による成形方法が
知られている。
中子を用いた成形方法や高圧ガス注入による成形方法が
知られている。
すなわち、可溶性中子を用いた成形方法は、可溶性中
子を熱可塑性樹脂よりも低融点の合金により形成し、同
可溶性中子を中空体成形型内に装着し、同成形型内に溶
融した熱可塑性樹脂を注入し、熱可塑性樹脂が固化した
後に、同成形型から成形物を取出し、同成形物中の可溶
性中子を溶融させるものである。
子を熱可塑性樹脂よりも低融点の合金により形成し、同
可溶性中子を中空体成形型内に装着し、同成形型内に溶
融した熱可塑性樹脂を注入し、熱可塑性樹脂が固化した
後に、同成形型から成形物を取出し、同成形物中の可溶
性中子を溶融させるものである。
また、高圧ガス体注入による成形方法は、中空体成形
型内に、溶融した熱可塑性樹脂を注入した直後に、高圧
のガス体を注入して、同樹脂内に中空部を形成し、同樹
脂が固化した後に脱型して成形された樹脂中空体を取出
すものである。
型内に、溶融した熱可塑性樹脂を注入した直後に、高圧
のガス体を注入して、同樹脂内に中空部を形成し、同樹
脂が固化した後に脱型して成形された樹脂中空体を取出
すものである。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところが、上記した樹脂中空体の成形方法は、以下の
ような課題を有している。
ような課題を有している。
すなわち、可溶性中子を用いた成形方法では、樹脂中
空体の内面形状に寸法精度や複雑性を要する場合には有
利である反面、細長い中空部分を有する樹脂中空体を成
形する場合に、可溶性中子の構造が複雑になるために、
同可溶性中子の成形が困難である。
空体の内面形状に寸法精度や複雑性を要する場合には有
利である反面、細長い中空部分を有する樹脂中空体を成
形する場合に、可溶性中子の構造が複雑になるために、
同可溶性中子の成形が困難である。
しかも、熱可塑性樹脂の注入圧によって可溶性中子の
細長い中空部分を形成する部分が変形するために、樹脂
中空体の内面形状の寸法精度が低下し、さらに、中空部
が屈曲していると可溶性中子が溶出しにくいことがあ
る。
細長い中空部分を形成する部分が変形するために、樹脂
中空体の内面形状の寸法精度が低下し、さらに、中空部
が屈曲していると可溶性中子が溶出しにくいことがあ
る。
また、高圧ガス体注入による成形方法では、細長い中
空部分を成形する場合に有利である反面、樹脂中空体の
内面形状に寸法精度や複雑性をもたせることができな
い。
空部分を成形する場合に有利である反面、樹脂中空体の
内面形状に寸法精度や複雑性をもたせることができな
い。
そのために、内面形状に寸法精度や複雑性を要する中
空部分と、寸法精度等を要しない中空部分とからなる樹
脂中空体の成形方法の開発が望まれている。
空部分と、寸法精度等を要しない中空部分とからなる樹
脂中空体の成形方法の開発が望まれている。
そこで、本発明では、内面形状に寸法精度等を要する
中空部分と要しない中空部分とからなる樹脂中空体の成
形方法を提供せんとするものである。
中空部分と要しない中空部分とからなる樹脂中空体の成
形方法を提供せんとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、樹脂中空体の中空部分を形成するために、
熱可塑性樹脂よりも低い融点の材料により成形され、中
空体成形型の中子設置空間内に配設される可溶性中子で
あって、前記中空体成形型内で中子設置空間と連続形成
されたガス体充填空間に一端を連通可能とし、他端を中
空体成形型の外方まで伸延させたガス体注入ノズルを内
蔵することを特徴とする可溶性中子に係るものである。
熱可塑性樹脂よりも低い融点の材料により成形され、中
空体成形型の中子設置空間内に配設される可溶性中子で
あって、前記中空体成形型内で中子設置空間と連続形成
されたガス体充填空間に一端を連通可能とし、他端を中
空体成形型の外方まで伸延させたガス体注入ノズルを内
蔵することを特徴とする可溶性中子に係るものである。
また、本発明は、中子を設置する中子設置空間とガス
体を充填するガス体充填空間とからなる中空体成形部
と、外部より熱可塑性樹脂を注入するための樹脂注入路
と、外部より高圧ガス体を注入するガス体注入路とを具
備する中空体成形型を用い、かつ、下記の行程を有する
ことを特徴とする樹脂中空体の成形方法に係るものであ
る。
体を充填するガス体充填空間とからなる中空体成形部
と、外部より熱可塑性樹脂を注入するための樹脂注入路
と、外部より高圧ガス体を注入するガス体注入路とを具
備する中空体成形型を用い、かつ、下記の行程を有する
ことを特徴とする樹脂中空体の成形方法に係るものであ
る。
前記ガス体充填空間に一端が連通可能であり、他端が
前記ガス体注入路を通り中空体成形型の外方まで伸延す
るガス体注入ノズルを具備する可溶性中子を、前記中子
設置空間に設置する。
前記ガス体注入路を通り中空体成形型の外方まで伸延す
るガス体注入ノズルを具備する可溶性中子を、前記中子
設置空間に設置する。
中空体成形部内に、樹脂注入路を通して熱可塑性樹脂
を注入する。
を注入する。
ガス体注入ノズル内に形成されたガス体流通路からガ
ス体充填空間に高圧ガス体を注入・充填する。
ス体充填空間に高圧ガス体を注入・充填する。
中空体成形部内で熱可塑性樹脂が冷却・固化して成形
物が成形された後に、中空体成形型から成型物を取出
す。
物が成形された後に、中空体成形型から成型物を取出
す。
成形物中の可溶性中子を溶出させ、樹脂中空体を成形
する。
する。
(ホ)作用 本発明では、樹脂中空体を以下のようにして成形する
ことができる。
ことができる。
上記中空体成形型の中子設置空間内に充填中子を設置
し、中空体成形部内に樹脂注入路を通して熱可塑性樹脂
を注入する。
し、中空体成形部内に樹脂注入路を通して熱可塑性樹脂
を注入する。
かかる可溶性中子は、内面形状に寸法精度や複雑性を
要する中空部分を成形するためのものである。
要する中空部分を成形するためのものである。
樹脂注入直後に、ガス体充填空間内にガス体注入路よ
り可溶性中子のガス体流通路を通して高圧のガス体を注
入・充填する。
り可溶性中子のガス体流通路を通して高圧のガス体を注
入・充填する。
かかるガス充填空間は、内面形状に寸法精度や複雑性
を要しない中空部分を成形するためのものである。
を要しない中空部分を成形するためのものである。
中空形成部内で熱可塑性樹脂が冷却・固化して成形物
が成形された後に、中空体成形型から成形物を取出し、
成形物の可溶性中子を溶出させて、樹脂中空体を成形す
ることができる。
が成形された後に、中空体成形型から成形物を取出し、
成形物の可溶性中子を溶出させて、樹脂中空体を成形す
ることができる。
この際、可溶性中子は、熱可塑性樹脂よりも低融点の
合金により形成しておくことにより、同融点で同可溶性
中子のみを溶出させることができる。
合金により形成しておくことにより、同融点で同可溶性
中子のみを溶出させることができる。
そして、可溶性中子を溶出させた後は、可溶性中子に
設けておいたガス体注入ノズルを中空体内部から容易に
取り出すことができる。
設けておいたガス体注入ノズルを中空体内部から容易に
取り出すことができる。
(ホ)実施例 以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る成形方法により成形した樹脂中
空体を具備するシングルレバー混合栓の取付状態説明
図、第2図は同樹脂中空体の断面図、第3図は中子成形
状態を示す断面説明図、第4図は中空体成形型の平面
図、第5図は中空体成形型の縦断面図、第6図は同中空
体成形型により樹脂中空体を成形する状態を示す断面説
明図、第7図は可溶性中子の溶出状態説明図である。
空体を具備するシングルレバー混合栓の取付状態説明
図、第2図は同樹脂中空体の断面図、第3図は中子成形
状態を示す断面説明図、第4図は中空体成形型の平面
図、第5図は中空体成形型の縦断面図、第6図は同中空
体成形型により樹脂中空体を成形する状態を示す断面説
明図、第7図は可溶性中子の溶出状態説明図である。
第1図において、(C)は洗面ボウルであり、同洗面
ボウルの後側上面部にシングルレバー混合栓(A)を取
付けている。
ボウルの後側上面部にシングルレバー混合栓(A)を取
付けている。
そして、かかる混合栓(A)は、本体を樹脂中空体
(1)により形成し、同樹脂中空体(1)の上部にシン
グルレバー(2)を取付け、同レバー(2)により、混
水の混合及び吐水・停止を行なうことができるようにし
ている。
(1)により形成し、同樹脂中空体(1)の上部にシン
グルレバー(2)を取付け、同レバー(2)により、混
水の混合及び吐水・停止を行なうことができるようにし
ている。
上記樹脂中空体(1)は、第1図及び第2図に示すよ
うに、内面形状に寸法精度や複雑性を要する中空部分
(3)と、寸法精度等を要しない中空部分(4)とを有
し、両中空部分(3)(4)を後述する本発明に係る成
形方法により一体成形している。
うに、内面形状に寸法精度や複雑性を要する中空部分
(3)と、寸法精度等を要しない中空部分(4)とを有
し、両中空部分(3)(4)を後述する本発明に係る成
形方法により一体成形している。
以下に、本発明に係る成形方法に使用する装置につい
て、第3図〜第7図を参照して説明する。
て、第3図〜第7図を参照して説明する。
第3図及び第4図において、(20)は中空体成形型で
あり、同成形型(20)は、第1・第2・第3・第4型構
成片(24)(25)(26)(27)からなり、同成形型(2
0)の内部には、中子設置空間(22a)とガス体充填空間
(22b)とを有する中空体成形部(22)と、同中空体成
形部(22)に外部より熱可塑性樹脂(B)を注入するた
めの樹脂注入路(21)と、上記ガス体充填空間(22b)
内に外部より高圧のガス体を注入するためのガス体注入
路(23)とを形成している。
あり、同成形型(20)は、第1・第2・第3・第4型構
成片(24)(25)(26)(27)からなり、同成形型(2
0)の内部には、中子設置空間(22a)とガス体充填空間
(22b)とを有する中空体成形部(22)と、同中空体成
形部(22)に外部より熱可塑性樹脂(B)を注入するた
めの樹脂注入路(21)と、上記ガス体充填空間(22b)
内に外部より高圧のガス体を注入するためのガス体注入
路(23)とを形成している。
そして、中子設置空間(22a)に、後述する可溶性中
子(11)を設置可能としている(第6図参照)。
子(11)を設置可能としている(第6図参照)。
第5図において、(10)は中子成形型であり、同中子
成形型(10)内に溶融した合金を充填・固化させて、可
溶性中子(11)を成形可能としている。
成形型(10)内に溶融した合金を充填・固化させて、可
溶性中子(11)を成形可能としている。
そして、可溶性中子(11)は、内面形状に寸法精度や
複雑性を要する中空部分(3)を成形するためのもので
あり、樹脂中空体(1)を成形する熱可塑性樹脂(B)
(第6図参照)よりも低い融点の合金により成形して、
固化した熱可塑性樹脂(B)より可溶性中子(11)のみ
を低融点で溶出させることができるようにしている。
複雑性を要する中空部分(3)を成形するためのもので
あり、樹脂中空体(1)を成形する熱可塑性樹脂(B)
(第6図参照)よりも低い融点の合金により成形して、
固化した熱可塑性樹脂(B)より可溶性中子(11)のみ
を低融点で溶出させることができるようにしている。
また、可溶性中子(11)中にはガス体流通路(12)を
形成しており、同ガス体流通路(12)は、一端を前記し
た中空体成形型(20)のガス体注入路(23)と連通さ
せ、他端を同中空体成形型(20)のガス体充填空間(22
b)と連通するようにしている。
形成しており、同ガス体流通路(12)は、一端を前記し
た中空体成形型(20)のガス体注入路(23)と連通さ
せ、他端を同中空体成形型(20)のガス体充填空間(22
b)と連通するようにしている。
そして、本実施例では、かかる流通路(12)をガス体
注入ノズル(13)により形成しており、同ノズル(13)
は、中子成形型(10)内に装着して、合金を充填固化さ
せることにより、可溶性中子(11)中に先端側を埋設状
態に取付け、基端側をガラス体注入路(23)中を通して
中空体成形型(20)の外部にまで伸延させている。した
がって、外部から簡単に高圧ガス体を注入することがで
きる。(13a)は、ガス体注入ノズル(13)の基端開口
部、(13b)は、同ノズル(13)の先端開口部である。
注入ノズル(13)により形成しており、同ノズル(13)
は、中子成形型(10)内に装着して、合金を充填固化さ
せることにより、可溶性中子(11)中に先端側を埋設状
態に取付け、基端側をガラス体注入路(23)中を通して
中空体成形型(20)の外部にまで伸延させている。した
がって、外部から簡単に高圧ガス体を注入することがで
きる。(13a)は、ガス体注入ノズル(13)の基端開口
部、(13b)は、同ノズル(13)の先端開口部である。
第6図中、(a)は熱可塑性樹脂(B)の注入方向、
(b)はガス体の注入方向である。
(b)はガス体の注入方向である。
第7図において、(30)は中子溶出用容器であり、同
容器(30)中に可溶性中子(11)を溶出するための加熱
空気又は加熱油(31)を収容している。
容器(30)中に可溶性中子(11)を溶出するための加熱
空気又は加熱油(31)を収容している。
かかる加熱油(31)等の温度は、可溶性中子(11)を
形成する合金の融点以上で、かつ樹脂中空体(1)が変
形しない温度とし、同中子(11)のみが溶出するように
している。
形成する合金の融点以上で、かつ樹脂中空体(1)が変
形しない温度とし、同中子(11)のみが溶出するように
している。
次に、上記構成の装置を用いて成形する樹脂中空体
(1)の成形工程を第2図、第6図及び第7図を参照し
て説明する。
(1)の成形工程を第2図、第6図及び第7図を参照し
て説明する。
中空体成形型(20)の中子設置空間(22a)内に可溶
性中子(11)を設置する(第6図参照)。
性中子(11)を設置する(第6図参照)。
この際、可溶性中子(11)に先端側を埋設状態に取付
けたガス体注入ノズル(13)の基端側は、前記したよう
に、ガス体注入路(23)中を通って中空体成形型(20)
の外部に突出させておく。
けたガス体注入ノズル(13)の基端側は、前記したよう
に、ガス体注入路(23)中を通って中空体成形型(20)
の外部に突出させておく。
中空体成形型(20)の中空体成形部(22)内に樹脂注
入路(21)より溶融した熱可塑性樹脂(B)を注入し
て、同樹脂(B)を中空体成形部(22)内に充填する
(第6図の(a)方向参照)。
入路(21)より溶融した熱可塑性樹脂(B)を注入し
て、同樹脂(B)を中空体成形部(22)内に充填する
(第6図の(a)方向参照)。
この際、可溶性中子(11)の周囲に、内面形状に寸法
精度等を要する中空部分(3)が成形される。
精度等を要する中空部分(3)が成形される。
中空体成形型(20)内に高圧のガス体をガス体注入ノ
ズル(13)の基端開口部(13a)より注入して、同ガス
体を先端開口部(13b)よりガス体充填空間(22b)内に
流入・充填させ、同ガス体により内面形状に寸法精度等
を要しない中空部分(4)を上記寸法精度等を要する中
空部分(3)と一体に成形する(第6図の(b)方向参
照)。このように、本実施例ではガス体注入ノズル(1
3)の基端開口部(13a)が中空体成形型(20)の外方ま
で伸延しているので、ガス体を外部から容易に注入する
ことができる。
ズル(13)の基端開口部(13a)より注入して、同ガス
体を先端開口部(13b)よりガス体充填空間(22b)内に
流入・充填させ、同ガス体により内面形状に寸法精度等
を要しない中空部分(4)を上記寸法精度等を要する中
空部分(3)と一体に成形する(第6図の(b)方向参
照)。このように、本実施例ではガス体注入ノズル(1
3)の基端開口部(13a)が中空体成形型(20)の外方ま
で伸延しているので、ガス体を外部から容易に注入する
ことができる。
熱可塑性樹脂(B)が冷却・固化した後に、中空体
成形型(20)から成形物(28)を取出し、同成形物(2
8)を加熱油(31)を収容した中子溶出用容器(30)中
に入れて(第7図参照)、可溶性中子(11)を溶出させ
ることにより、樹脂中空体(1)を成形する(第2図参
照)。
成形型(20)から成形物(28)を取出し、同成形物(2
8)を加熱油(31)を収容した中子溶出用容器(30)中
に入れて(第7図参照)、可溶性中子(11)を溶出させ
ることにより、樹脂中空体(1)を成形する(第2図参
照)。
この際、可溶性中子(11)は、熱可塑性樹脂(B)よ
りも融点が低いために、同融点で可溶性中子(11)のみ
を溶出させることができ、同可溶性中子(11)に取付け
たガス体注入ノズル(13)も、同可溶性中子(11)が溶
出するために、容易に樹脂中空体(1)より取外すこと
ができる。
りも融点が低いために、同融点で可溶性中子(11)のみ
を溶出させることができ、同可溶性中子(11)に取付け
たガス体注入ノズル(13)も、同可溶性中子(11)が溶
出するために、容易に樹脂中空体(1)より取外すこと
ができる。
(ヘ)効果 本発明によれば、以下のような効果が得られる。
一部に細長い中空部分を有する樹脂中空体を成形する
場合でも、同中空部分は高圧のガス体を注入して成形
し、内面形状に寸法精度や複雑性を要する中空部分のみ
を可溶性中子を用いて成形するために、可溶性中の形状
が複雑にならず、同可溶性中子の成形も容易に行なえ
る。
場合でも、同中空部分は高圧のガス体を注入して成形
し、内面形状に寸法精度や複雑性を要する中空部分のみ
を可溶性中子を用いて成形するために、可溶性中の形状
が複雑にならず、同可溶性中子の成形も容易に行なえ
る。
寸法精度等を要する中空部分のみを可溶性中子により
成形するために、同可溶性中子を成形(製作)又は溶出
する時間の大幅な短縮が図れ、生産性を向上させること
ができる。
成形するために、同可溶性中子を成形(製作)又は溶出
する時間の大幅な短縮が図れ、生産性を向上させること
ができる。
細長い中空部分は、高圧のガス体を注入して成形する
ために、熱可塑性樹脂の注入圧によって可溶性中子が変
形するのを防止することができ、寸法精度を確保するこ
とができる。
ために、熱可塑性樹脂の注入圧によって可溶性中子が変
形するのを防止することができ、寸法精度を確保するこ
とができる。
細長い中空部分は、可溶性中子を用いることなく、高
圧のガス体を注入して成形するために、細長い中空部分
が屈曲している場合でも、可溶性中子が溶出しにくいと
いう問題は生じず、デザインの自由度を拡大させること
ができる。
圧のガス体を注入して成形するために、細長い中空部分
が屈曲している場合でも、可溶性中子が溶出しにくいと
いう問題は生じず、デザインの自由度を拡大させること
ができる。
可溶性中子内に設けた樹脂注入ノズルの取出しが容易
に行える。
に行える。
高圧ガス体の注入を外部から容易に行える。
第1図は本発明に係る成形方法により成形した樹脂中空
体を具備するシングルレバー混合栓の取付状態説明図、
第2図は同樹脂中空体の断面図、第3図は中空体成形型
の平面図、第4図は中空体成形型の縦断面説明図、第5
図は中子成形状態を示す断面説明図、第6図は同中空体
成形型により樹脂中空体を成形する状態を示す断面説明
図、第7図は可溶性中子の溶出状態説明図である。 (A):シングルレバー混合栓 (B):熱可塑性樹脂 (1):樹脂中空体 (3)(4):中空部分 (10):中子成形型 (11):可溶性中子 (12):ガス体流通路 (13):ガス体注入ノズル (20):中空体成形型 (21):樹脂注入路 (22):中空体成形部 (22a):中子設置空間 (22b):ガス体充填空間 (23):ガス体注入路
体を具備するシングルレバー混合栓の取付状態説明図、
第2図は同樹脂中空体の断面図、第3図は中空体成形型
の平面図、第4図は中空体成形型の縦断面説明図、第5
図は中子成形状態を示す断面説明図、第6図は同中空体
成形型により樹脂中空体を成形する状態を示す断面説明
図、第7図は可溶性中子の溶出状態説明図である。 (A):シングルレバー混合栓 (B):熱可塑性樹脂 (1):樹脂中空体 (3)(4):中空部分 (10):中子成形型 (11):可溶性中子 (12):ガス体流通路 (13):ガス体注入ノズル (20):中空体成形型 (21):樹脂注入路 (22):中空体成形部 (22a):中子設置空間 (22b):ガス体充填空間 (23):ガス体注入路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 22:00 (56)参考文献 特開 昭62−83112(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 33/00 - 33/76
Claims (2)
- 【請求項1】樹脂中空体(1)の中空部分(3)を形成
するために、熱可塑性樹脂(B)よりも低い融点の材料
により成形され、中空体成形型(20)の中子設置空間
(22a)内に配設される可溶性中子であって、 前記中空体成形型(20)内で中子設置空間(22a)と連
続形成されたガス体充填空間(22b)に一端を連通可能
とし、他端を中空体成形型(20)の外方まで伸延させた
ガス体注入ノズル(13)を内蔵することを特徴とする可
溶性中子。 - 【請求項2】中子を設置する中子設置空間(22a)とガ
ス体を充填するガス体充填空間(22b)とからなる中空
体成形部(22)と、外部より熱可塑性樹脂(B)を注入
するための樹脂注入路(21)と、外部より高圧ガス体を
注入するガス体注入路(23)とを具備する中空体成形型
(20)を用い、かつ、下記の行程を有することを特徴と
する樹脂中空体の成形方法。 前記ガス体充填空間(22b)に一端が連通可能であ
り、他端が前記ガス体注入路(23)を通り中空体成形型
(20)の外方まで伸延するガス体注入ノズル(13)を具
備する可溶性中子(11)を、前記中子設置空間(22a)
に設置する。 中空体成形部(22)内に、樹脂注入路(21)を通して
熱可塑性樹脂(B)を注入する。 ガス体注入ノズル(13)内に形成されたガス体流通路
(12)からガス体充填空間(22b)に高圧ガス体を注入
・充填する。 中空体成形部(22)内で熱可塑性樹脂(B)が冷却・
固化して成形物が成形された後に、中空体成形型(20)
から成型物を取出す。 成形物中の可溶性中子(11)を溶出させ、樹脂中空体
(1)を成形する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31965189A JP2910106B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 可溶性中子、及び同中子を用いた樹脂中空体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31965189A JP2910106B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 可溶性中子、及び同中子を用いた樹脂中空体の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03180308A JPH03180308A (ja) | 1991-08-06 |
JP2910106B2 true JP2910106B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=18112680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31965189A Expired - Lifetime JP2910106B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 可溶性中子、及び同中子を用いた樹脂中空体の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910106B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE510801C2 (sv) * | 1995-03-29 | 1999-06-28 | Perstorp Ab | Tryckkärl |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP31965189A patent/JP2910106B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03180308A (ja) | 1991-08-06 |
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