JP2909573B2 - 眼鏡用熱硬化性樹脂レンズの製造方法及び該方法に用いる整形用支持具 - Google Patents
眼鏡用熱硬化性樹脂レンズの製造方法及び該方法に用いる整形用支持具Info
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Description
脂レンズ(以下レンズという)の製造方法に関し、詳し
くは成形後の工程で変形したレンズを修正し整形する製
造方法と該方法に用いる整形用支持具に係わるものであ
る。
屈折率の向上を目的とした樹脂が開発されているが、素
材的には耐熱性に欠けるきらいのあるものも商品化され
てきている。
となるが、このような素材を用いてレンズを成形する
際、その過程においてそのレンズ用樹脂固有のガラス転
移点温度を上回る熱によって成形後のレンズを加熱する
場合がある。レンズはその自重および外部応力によって
変形することがある。その結果、所定の光学性能や外観
上で著しい欠点を引き起こすことになる。従来の十分に
耐熱性のあるレンズ樹脂においては、そのような変化量
は軽微であり、レンズの光学性能や形状に大きく影響を
及ぼすものではなかった。しかしながら、レンズはメニ
スカス形状をしており、対眼面が凹面でかつ乱視度数を
つけることが通例である。そのため、対眼面の円周部稜
線は同一平面上に存在しないような形状をとらざるを得
ない。
いて説明する。図3は、レンズの中心部を通る光軸に添
って90°角に切開した断面を示している。対物面4の
円周部稜線13は同一平面内にあり、対物面を基準に乱
視度数をつけたために厚さtは一定でなく、結果、対眼
面7の稜線12は、同一平面内に存在しえなくなる。そ
して、塵埃付着防止などの観点から生産に際しては、成
形されたレンズの凹面を下方向にして平面上に置いてい
たが、このようにすると凹面すなわち前記対眼面側の円
周部の稜線が全周では当接しないことになり、この状態
でガラス転移点以上の温度で加熱されると、レンズの自
重によって、前記の稜線は全周が当接面に添うように変
形する。この結果、凹面(対眼面)の乱視形状が凸面の
対物面へ現れてしまう。
に、対物面用レンズモールドを使用して、これに成形レ
ンズを密着させるような方法(例えば特開平4−412
29)も提案されている。しかしながら、この方法で
は、非球面形状レンズの修正のためにモールドに乗せる
場合、位置決めが困難であることや、モールドやレンズ
面上の塵埃付着による表面不良発生など新たな問題が生
ずる。
は、レンズ製造上の加熱処理工程で発生したレンズの変
形を、光学性能及び形状において許容範囲内に修正可能
にした簡便な製造方法とそのための整形用支持具を提供
する点にある。
ンズの対物面を下方向にして、支持部分が同一平面内に
存する支持面でレンズ対物面側の円周端部を受け、レン
ズ樹脂のガラス転移点以上の温度雰囲気内に適宜時間放
置することで、レンズの内部および外部の応力を解放し
つつ、レンズの自重によって、レンズの対物面側の円周
端部を同一平面内に存するように整形することを特徴と
する。
しては、円筒状台座と該台座内側に嵌設されている対物
面成形用モールドからなり、該モールドの凹状球面部を
レンズの支持面とし、該支持面の曲率半径をレンズの対
物面がなす曲率半径より小さくする。
て、円筒と該円筒の内側上縁部に設けた肩部からなり、
該肩部を支持面とする構成とすることもできる。
一実施例の断面図であって、レンズを載置した状態を示
している。
形用モールド5がそれを安定させるための円筒状台座6
に嵌設されている。2は対物面成形用モールドの凹面状
の球面部である。3はレンズであり、4はその対物面
で、回転軸対称曲面を有しており、7は対眼面であり、
回転軸対称曲面、もしくはトーリック又はシリンドリカ
ル面を有している。
レンズの対物面4のそれより小さくて、常に対物面4側
の円周端部以外は当接しないような曲率半径の関係に構
成されており、該球面部2がレンズ3の支持面として形
成されている。レンズ3の外径に対してモールド5の外
径はやや大きめであるために、レンズを設置する位置が
多少ずれることがあっても、変形が修正整形された後、
モールド5の球面部2が対物面4より曲率半径の小さい
球面であることにより、レンズ対物面4側の円周端部を
その全周にわたってモールド5の球面部2の同一平面内
にある面上で支えることができる。すなわち支持部分が
同一平面内に存することになる。台座6はモールドを安
定させるための段部6aを設けており、加熱処理に充分
耐え得る樹脂もしくは金属などを素材としている。
法を説明する。
部2による支持面に載置する。このレンズ3の対眼面7
は乱視度数を生じせしめる曲面であって、該面の円周端
部の稜線12が同一平面内にないことは既述した通りで
ある。このためにレンズ成形の最終熱処理工程で加熱す
る際、レンズの対眼面7を下方向にして平面上に置いた
場合、レンズのガラス転移点を超えると、レンズは軟化
して対眼面7の未接触円周端部分がその載置面側に動く
ので、対物面にもその影響を及ぼし、その結果、このま
ま眼鏡用として使用すると、光学性能あるいは外観を損
なうことになる。
を、図1のように支持具1に載置することとする。この
場合、レンズ3の対物面4側の円周端部はモールドの球
面部2とは全周では密着はしない。ここで、実施例とし
て、使用樹脂によっても異なるが、その雰囲気温度を使
用した樹脂のガラス転移点温度より例えば約20℃程度
高めにして、適宜時間例えば2時間程度維持すると、レ
ンズ3は軟化して、内部および外部の応力を解放しつ
つ、その自重により、対物面4の円周端部がモールドの
球面部2に全周にわたって当接するようになり、その結
果、レンズ3は原形に、すなわち対物面側の円周端部が
同一平面内に存するように整形補正されることになる。
またこの際、レンズ3は対物面4側の円周端部以外はモ
ールドの球面部2に当接しないため、塵埃付着による表
面不良の発生も起こらない。こうして整形されたレンズ
は、徐々に冷却された後、正常なレンズとして取り出さ
れる。
図である。この実施例の場合、円筒9の内側上縁部に段
状の肩部10が設けられている。この肩部10が、全周
にわたって同一平面内に存する支持部分をもつ支持面と
して形成されている。支持部分は必ずしも連続もしくは
連設されなくてもよい。図の場合、前記肩部10による
支持面はレンズ対物面に沿うように内方に向って僅かに
傾斜している。この肩の幅は1mm以内が好ましく、本
実施例では0.5mmとした。
して、その上に、前記のように変形したレンズ3の対物
面4側の円周端部を載置し、ガラス転移点より高い雰囲
気温度にして所要の時間放置して整形する。この点は、
実施例1と同様であり、これによりレンズ3は実施例1
同様に軟化して、その自重により対物面4側の円周端部
が肩部10による支持面全周にわたって均等に当接する
ことで整形される。
ート時の加熱乾燥の際に、該支持具でレンズを前記同様
に受けることで、変形を生じさせないものとすることが
できる。
を容易にするために、円筒9の一端から肩部10の間に
指を添えやすいように、スリット11が2〜3ヶ所に設
けられている。
製造方法および整形用支持具によれば、レンズ成形後の
熱処理工程、例えばハードコーティング、アニーリン
グ、染色などにて形状が変形した場合、この変形したレ
ンズの円周端部を同一平面内に存する支持部分をもつ支
持面で支持することにより、レンズの円周端部はもとよ
りそれ以外の形状をごく軽微な変化量に抑えて、レンズ
の光学性能や形状特性を成形時のそれに近づけるように
整形補正を効果的に行うことができ、その製造上におけ
る不良率を低減して生産効率の向上に大きく貢献するも
のである。
図。
図。
切開した断面斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 眼鏡用熱硬化性樹脂レンズの対物面を下
方向にして、支持部分が同一平面内に存する支持面でレ
ンズ対物面側の円周端部を受け、レンズ樹脂のガラス転
移点以上の温度雰囲気内に適宜時間放置することで、レ
ンズの内部および外部の応力を解放しつつ、レンズの自
重によってレンズの対物面側の円周端部を同一平面内に
存するように整形することを特徴とするレンズの製造方
法。 - 【請求項2】 円筒状台座と該台座内側に嵌設されてい
る対物面成形用モールドからなり、該モールドの凹状球
面部をレンズの支持面とし、該支持面の曲率半径をレン
ズの対物面がなす曲率半径より小さくした請求項1に記
載のレンズの製造方法に用いる整形用支持具。 - 【請求項3】 円筒と該円筒の内側上縁部に設けた肩部
からなり、該肩部を支持面とする構成とした請求項1に
記載のレンズの製造方法に用いる整形用支持具。
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JPS57115321A (en) * | 1981-01-07 | 1982-07-17 | Hitachi Ltd | Annealing method for plastic lense |
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1992
- 1992-04-27 JP JP10761092A patent/JP2909573B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-04-26 WO PCT/JP1993/000538 patent/WO1993022130A1/ja active Application Filing
Cited By (2)
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