JP2908173B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GaAs基板上にpn
接合面をGaAlAs系材料を用いて形成した発光領域
を備えるモノリシック型LED等の半導体発光素子に関
し、特に、例えばカメラに内蔵されるオートフォーカス
機能の赤外光源等に使用され、発光領域端からの光漏れ
が少なく、発光素子間隔が狭く、且つ高い測距性能を実
現する半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来の半導体発光素子の断面図
を示す。本従来例は、モノリシック型GaAlAs赤外
LEDで、3点発光素子を備える構成となっている。
【0003】同図において、本従来例の半導体発光素子
は、p型GaAs基板106上に通電領域部108を有
する、電流狭窄構造のダブルヘテロ接合型GaAlAs
層(n型Ga1-y Aly Asクラッド層102、p型G
a1-z Alz As活性層103、p型Ga1-w Alw A
sクラッド層104、n型Ga1-x Alx As電流狭窄
層105)を順次成長させ、通電領域部108上から光
を外部に取り出すように開口させたオーミック電極10
1を形成した後、隣り合った発光素子間をハーフダイシ
ングによりpn接合部を切断して電気的なアイソレーシ
ョンを施し、各発光素子を独立に動作させる構造となっ
ている。
【0004】このような構造の半導体発光素子を、例え
ばカメラに内蔵されるオートフォーカス機能の赤外光源
として使用する場合、半導体発光素子から発光した光
は、コリメートレンズを通って、ほぼ平行光となって、
被射体に投光される。一方、被射体で反射した光の位置
を受光素子で観測され、被射体までの距離が三角測量方
式により測定される。
【0005】上述のように本従来例では、電気的なアイ
ソレーションの方法として、ハーフダイシング技術を用
いている。従って、例えば発光素子A1に通電すると、
通電領域部108上の発光hと共に、p型Ga1-z Al
z As活性層103でガイドされた光h’が、ダイシン
グされた箇所から当該半導体発光素子外部に放出され
る。この時、半導体発光素子上部から光の強度分布(ニ
アフィールドパターン)を見ると、p型Ga1-z Alz
As活性層103からの光h’は、通電領域部108上
の光hの発光強度に対して、ある程度のレベルの強度を
持っている。
【0006】例えばオートフォーカス用の光源として使
用する場合、ダイシング領域から放出される光h’、即
ちp型Ga1-z Alz As活性層103から横方向に漏
れた光h’も受光部で検出されるため、誤測距の原因と
なり、ピントがずれる等の問題が生じる。この問題を避
けるため、通常、通電領域部108と発光素子端の間隔
dを一定量設け、光を減衰させることで横方向の光量を
抑えている。
【0007】図4の(2)に、この通電領域部108と
発光素子端の間隔dと発光素子端の通電領域部108上
の発光強度に対する相対強度の関係を示す。例えば、相
対強度を3[%] 以下に抑えるためには、間隔dを80[
μm]以上設ける必要がある。このため、隣接する発光素
子間の間隔dを縮小することに限界があり、発光素子間
隔が狭く且つ測距性能を高めた半導体発光素子の実現が
困難であった。
【0008】尚、上記光漏れの原因としては、ハーフダ
イシング技術を用いているため、図3(2)(図8の点
線で囲った部分の拡大図)に示すように、ダイシングの
形状が順メサ形状、即ち発光素子表面の開口部間隔d1
がp型Ga1-z Alz As活性層103近傍の発光領域
の間隔d2より広くなっていることによる。例えば、ハ
ーフダイシングの深さを60[ μm]で行なった場合、隣
接する素子間の表面開口部間隔d1は35[ μm]、発光
領域間隔d2は32[ μm]である。このため、発光素子
端より放出された光の一部が半導体発光素子の上部から
も検出されることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
半導体発光素子では、ハーフダイシング技術を用いてお
り、アイソレーション部の形状が順メサ形状となってい
ることにより、アイソレーション部から横方向に光が漏
れる。この問題を避けるために、通電領域部と発光素子
端の間隔を一定量設け、光を減衰させることで横方向の
光量を抑えている方法が取られるが、これは高集積化の
制限となり、例えばオートフォーカス用の光源として使
用する場合に、発光素子間隔が狭く且つ測距性能を高め
た半導体発光素子の実現が難しいという欠点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、ドライエッチングプロセスの一種であるR
IE(反応性イオンエッチング;Reactive Ion Etchin
g)技術を用いることにより、発光領域(活性層近傍)
端からの光漏れを低減させ、発光素子間隔が狭く、例え
ばオートフォーカス用の光源として使用する場合にも高
い測距性能を実現する半導体発光素子を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、GaAs
基板と、GaAs基板の上部に形成され、通電領域が設
けられた電流狭窄層と、電流狭窄層の上部にpn接合面
を形成して成る発光領域とを有する複数の電流狭窄型発
光ダイオードを具備し、複数の発光ダイオードは、pn
接合面に対してほぼ垂直に形成された複数の溝により電
気的に分離されており、複数の溝それぞれの側面に露出
している発光領域の端面は、溝内部に向かって傾いてい
ることである。
【0012】また、本発明の第2の特徴は、請求項1に
記載の半導体発光素子において、前記溝は、少なくとも
三塩化ホウ素ガス、塩素ガス、及びアルゴンガスからな
るガスのうち少なくとも一つを用いた反応性イオンエッ
チング法により形成されることである。
【0013】また、本発明の第3の特徴は、請求項1に
記載の半導体発光素子において、前記溝は、SiC
4 ,HCl,PCl3 ,CH4 +H2 ,BBr3 ,或
いはHBrから成るガスのうち少なくとも一つのガスを
用いて、反応性イオンエッチング法により形成されるこ
とである。
【0014】更に、本発明の第3の特徴は、請求項1ま
たは2に記載の半導体発光素子において、前記発光領域
を形成する材料は、GaAlAsまたはInGaAlP
であることである。
【0015】更に、本発明の第5の特徴は、請求項1ま
たは2に記載の半導体素子で、n型Gal(1−y)・
Al(y)・Asのクラッド層、前記n型クラッド層下
に形成される。Gal(1−z)・Al(z)・Asの
活性層、p型Gal(1−w)・Al(w)・Asクラ
ッド層及び前記基板上に形成されるn型Ga(1−x)
・Al(x)・As電流狭窄部からなるダブルヘテロ構
造に於て、アルミニウム(Al)x,y,z,wの結晶
比が以下の関係を満たすことである。
【0016】
【外2】
【0017】
【作用】本発明の第1、第2、及び第3の特徴の半導体
発光素子では、図1に示す如く、反応性イオンエッチン
グ技術を用いることにより、複数の発光ダイオードを電
気的に分離する溝を形成している。この溝は、pn接合
面にほぼ垂直で、より詳細には、それぞれの溝の側面に
露出している発光領域の端面が溝内側に傾いている形状
となっている。
【0018】例えば、三塩化ホウ素(BCl3 )ガス、
塩素(Cl2 )ガス、及びアルゴン(Ar)ガスの混合
ガスを用いて、GaAlAs系材料をエッチングする。
この場合、アルゴンガスの導入によりスパッタ作用を持
たせることで、発光素子間の断面形状を上述のように
(図3(1)参照)改善することができ、発光ダイオー
ド端からの光漏れを低減できる。即ち、隣り合った発光
素子間(アイソレーション領域)の発光領域(活性層近
傍)の間隔D2を発光ダイオード表面の開口部間隔D1
と同等またはより広くすることで、発光ダイオード端の
発光領域からの光が、発光ダイオード上部方向に放射さ
れても、GaAlAs結晶で反射されて表面に出てくる
光量を低く抑えることができる。
【0019】この時、上記エッチングの目的のために、
SiCl4 ,HCl,PCl3 ,CH4 +H2 ,BBr
3 ,HBr等のガスを利用してもよい。
【0020】従って、例えばオートフォーカス用の光源
として使用する場合にも、発光素子間隔が狭く、且つ測
距性能を高めた半導体発光素子の実現が可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0022】図1に本発明の一実施例に係る半導体発光
素子の断面図を示す。本実施例の半導体発光素子は、ダ
ブルヘテロ(DH)構造のモノリシック型GaAlAs
LEDで、3点発光素子を備える構成となっている。
【0023】また、図2は本実施例の半導体発光素子の
製造工程を説明する図である。
【0024】先ず、p型GaAs基板6上に、任意の間
隔Y1,Y2で複数の通電領域部8を持つn型GaAs
電流狭窄層5(不純物濃度5×1017cm-3,層の厚さ5
μm)を形成する(図2(1)参照)。
【0025】次に、その表面に、p型Ga0.7 Al0.3
Asクラッド層4(不純物濃度1×1018cm-3,層の厚
さ5μm )、p型Ga0.97Al0.03As活性層3(不純
物濃度5×1017cm-3,層の厚さ1μm )、及びn型G
a0.7 Al0.3 Asクラッド層2(不純物濃度1×10
18cm-3,層の厚さ10μm )を順次成長させたダブルヘ
テロ構造型のGaAlAs層を形成する。また、通電領
域部8から光を発光素子の上部に取り出せるように開口
させたオーミック電極1を形成する。この時、隣接する
発光素子間で、後述の反応性イオンエッチング法により
GaAlAs層をエッチングする領域の電極も同様に、
フォトレジストパターニング法を用いて除去しておく
(図2(2)参照)。
【0026】次に、反応性イオンエッチング法でエッチ
ングする領域にのみ開口させるように、SiO2 スパッ
タ膜9等の反応性イオンエッチング用保護マスクをGa
AlAsウェーハ表面に形成する(図2(3)参照)。
【0027】次に、上記ウェーハをドライエッチング容
器にセットして、三塩化ホウ素(BCl3 )及び塩素
(Cl2 )のエッチング用反応ガスを容器内に導入し、
放電等の手段によって励起してプラズマ状態とし、ハロ
ゲンラジカルやイオン等の活性種を作り、GaAlAs
材料との反応やスパッタ作用によりエッチングを行な
う。この時、異方性エッチング状態で、更には活性層3
近傍の発光領域の間隔D2(図3(1)参照)を、発光
素子表面の間隔D1と同等或いはより広くエッチングで
きるようにアルゴン(Ar)ガスを導入し、そのスパッ
タ作用を利用している(図2(4)参照)。
【0028】具体的には、三塩化ホウ素ガス流量=40
[sccm]、塩素ガス流量=15[sccm]、アルゴンガス流量
=30[sccm]、容器内圧力=0.05[Torr]である。ま
た、この時のエッチング速度は約2[ μm/分] である。
反応性イオンエッチング後の形状は、電気的アイソレー
ションを確実に行なうため、エッチング深さは25[μ
m]、隣接する発光素子表面の間隔D1は30[ μm]、ま
た発光領域となるp型Ga0.97Al0.03As活性層3の
間隔D2は32[ μm]である。
【0029】これにより、p型Ga0.97Al0.03As活
性層3からの光が、発光素子上部方向に放射されても、
GaAlAs結晶で反射されて表面に出てくる光量を低
く抑えることができる。
【0030】図4(1)に、本実施例の半導体発光素子
の通電領域部8と発光素子端の間隔D[ μm]と発光素子
端の通電領域部8上の発光強度に対する相対強度の関係
を示す。従来のハーフダイシング技術によるもの(同図
(2)参照)と比較して、同じ相対強度に対して約半分
の間隔Dで良いことが分かる。
【0031】オートフォーカス用の光源として使用する
場合、発光素子端からの光漏れによる誤測距を抑えるた
めに、相対強度比を3[%] 以下にする必要がある。この
場合、従来例では約80[ μm]の間隔dが必要であった
が本実施例では約40[ μm]の間隔Dを取ればよく、半
減させることが可能となる。
【0032】尚、図示していないが、発光素子表面の間
隔D1と活性層3近傍の発光領域の間隔D2がほぼ同じ
である場合についても、図4(1)と同様の相対強度比
のグラフが得られている。
【0033】以上、本実施例では、ダブルヘテロ(D
H)構造のモノリシック型GaAlAsLEDについて
述べたが、シングルヘテロ(SH)構造のGaAlAs
LEDについても適用可能である。
【0034】また、n型Ga1-y Aly Asクラッド層
2、p型Ga1-z Alz As活性層3、p型Ga1-w A
lw Asクラッド層4、n型Ga1-x Alx As電流狭
窄層5のAl結晶比x,y,z,及びwは、ダブルヘテ
ロ構造の場合、次の関係を満たすものであればよい。
【0035】 0≦x≦0.4 z<y,w 0≦z≦0.4 例えば、本実施例では、p型Ga1-z Alz As活性層
3のAl混晶比zを0.03とし赤外LEDで述べた
が、活性層3のAl混晶比zが直接遷移型となる0から
0.4の範囲(赤外から赤色領域)についても適用可能
である。
【0036】ここで、図5(1)から図5(3)及び図
6(1)と図6(2)を参照して、図1及び図3(1)
に示す実施例の変形例について説明する。
【0037】図5(1)に於ては、アイソレーション部
即ちRIE形状が直線的になっている。図5(2)に於
ては、RIE形状が底面で広くエッチングされている。
また、図5(3)に示す如く、RIE形状は或る曲率を
もっている。
【0038】更に、図6(1)に於ては、上部電極1が
クラッド層2の端より内側に形成され、図6(2)に於
ては、前記電極1が前記クラッド層2の端より外側に形
成される。
【0039】更に、以上の実施例では、図1に示す如
く、アイソレーション部の溝は電流狭窄層5を貫通して
基板6に達して形成されているが、図7(1)及び図7
に示す如く前記電流狭窄層5を貫通しなくとも良い。例
えば、図7(1)に示す如く、アイソレーション溝の底
面は電流狭窄層5の上面よりβだけ離れた位置にあり、
この時βは活性層3の厚さαより小さいことが望まし
い。更に、図7(2)に示す如く、アイソレーション溝
の底面は電流狭窄層5に入り込んで多少とも電流狭窄層
を削る形となるが、電流狭窄層5を貫通しない位置にと
どまる。
【0040】また、光漏れはモノリシック型LED素子
の周辺部の発光領域(活性層3近傍)からも発生し、誤
測距の原因となる。このため、隣接する発光素子間の断
面と同等の形状とすれば、即ち発光領域部の端面が発光
素子表面の端面よりもpn接合面の方線方向の内側にあ
れば、更に誤測距の発生を減少させることが可能とな
る。
【0041】更に、本実施例では、3点発光素子につい
て述べたが、2点または4点以上の発光素子を有する構
成についても適用可能であり、また、発光点が2次元的
に任意の配置を取ることも可能である。
【0042】又赤〜緑色発光が可能なInGaAlPを
用いた発光素子についてもGaAlAsと同様に適用可
能である。この時、結晶比はIn(0.5)[Gal
(1−
【外3】
【0043】更に、GaAlA3 と同様、GaPやGa
As(1−x)P(x)等も適用可
【外4】
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、反応性イ
オンエッチング技術を用いることにより、複数の発光ダ
イオードを電気的に分離する溝を、pn接合面にほぼ垂
直で、より詳細には、それぞれの溝の側面に露出してい
る発光領域の端面が溝内部に傾いている形状としたの
で、溝側面に露出した発光領域端面から出る光は発光領
域端面自体で反射し、溝開口部から外部に漏れることが
抑制される。従って、発光ダイオード端からの光漏れを
低減することができる半導体発光素子を提供することが
可能となる。
【0045】例えば、オートフォーカス用の光源として
使用する場合にも、発光素子の間隔を狭くすることがで
き、また誤測距の発生比率を従来の5[%] から1[%] 以
下に減少させることができ、結果として、チップ面積を
縮小でき、製品コストを低減させることができ、且つ測
距性能を高めた半導体発光素子を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体発光素子(ダブ
ルヘテロ構造のモノリシック型GaAlAsLED)の
断面図である。
【図2】図2(1)から図2(4)は実施例の半導体発
光素子の製造工程を説明する図である。
【図3】アイソレーション部の拡大断面図であり、図3
(1)は実施例、図3(2)は従来例である。
【図4】通電領域部と発光素子端の間隔と、発光素子端
の通電領域部上の発光強度に体する相対強度の関係を説
明する図であり、図4(1)は実施例、図4(2)は従
来例である。
【図5】図5(1)から図5(3)は、本実施例に係わ
るアイソレーション部の別の実施例を示した断面図であ
る。
【図6】図6(1)と図6(2)は、本実施例に係るア
イソレーション部の断面図で、電極1の変形例を示して
いる。
【図7】図7(1)と図7(2)は、図3(1)に示さ
れる本実施例の基本例に於けるアイソレーション部の断
面の変形例で、アイソレーション溝の深さが基本例と違
っている。
【図8】従来の半導体発光素子の断面図である。
【符号の説明】
1,101 … n側オーミック電極 2,102 … n型Ga0.7 Al0.3 Asクラッド層
(n型Ga1-y AlyAsクラッド層) 3,103 … p型Ga0.97Al0.03As活性層(p
型Ga1-z Alz As活性層) 4,104 … p型Ga0.7 Al0.3 Asクラッド層
(p型Ga1-w AlwAsクラッド層) 5,105 … n型Ga1-x Alx As電流狭窄層 x,y,z,w … Al混晶比 6,106 … p型GaAs半導体基板 7,107 … p側オーミック電極 8,108 … 通電領域部 9 … SiO2 スパッタ膜 A,B,C,A1,B1,C1 … 発光素子 H,h … (電極)開口部からの発光 H’ … 反応性イオンエッチング部からの発光 h’ … ハーフダイシング部からの発光 D,d … 通電領域部から発光素子端までの間隔 D1,d1 … 隣接する発光素子表面の間隔 D2,d2 … 隣接する発光素子の発光領域(活性層
近傍)の間隔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板と、該GaAs基板の上部
    に形成され、通電領域が設けられた電流狭窄層と、該電
    流狭窄層の上部にpn接合面を形成して成る発光領域と
    を有する複数の電流狭窄型発光ダイオードを具備し、 前記複数の発光ダイオードは、前記pn接合面に対して
    ほぼ垂直に形成された複数の溝により電気的に分離され
    ており、 前記複数の溝それぞれの側面に露出している前記発光領
    域の端面は、溝内部に向かって傾いていることを特徴と
    する半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記溝は、少なくとも三塩化ホウ素ガ
    ス、塩素ガス、及びアルゴンガスのうちから少なくとも
    一つのガスを用いた反応性イオンエッチング法により形
    成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光
    素子。
  3. 【請求項3】 前記溝は、SiCl4,HCl,PC
    3,CH4とH2,BBr3,或いは、HBrから成るガ
    スのうち少なくとも一つのガスを用いて、反応性イオン
    エッチング法により形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記発光領域を形成する材料は、GaA
    lAs,InGaAlP,GaPまたはGaAsPであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発
    光素子。
  5. 【請求項5】 n型Ga(1−y)・Al(y)・As
    のクラッド層、前記n型クラッド層下に形成されるp型
    Ga(1−z)・Al(z)・Asの活性層、p型Ga
    (1−w)・Al(w)・Asクラッド層及び前記基板
    上に形成されるn型Ga(1−x)・Al(x)・As
    電流狭窄部から成るダブルヘテロ構造において、アルミ
    ニウム(Al)x、y、z、wの結晶比が以下の関係を
    満たすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の半導体発光素子。 0≦x,z≦0.4 z<y,w
  6. 【請求項6】 前記発光領域を形成する材料であるIn
    (0.5)[Ga(1−x)Al(x)](0.5)P
    またはGaAs(1−x)P(x)の結晶比が以下の関
    係を満たすことを特徴とする請求項4記載の半導体発光
    素子。 0≦x<1
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