JP3771333B2 - 半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光素子およびその製造方法に関し、特にチャネルストライプ型レーザダイオード、たとえば活性層の上方にリッジを形成して光導波路(リッジ導波路)を特定させる構造のレーザダイオードの製造方法に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルオーディオディスク,ビデオディスク,光ディスクファイル,レーザビームプリンタ等の情報処理装置用光源として、また光通信用の光源として半導体レーザ(レーザダイオード:LD)が使用されている。
【0003】
たとえば、日経BP社発行「日経エレクトロニクス」1984年11月19日号、P187〜P206には、情報処理用装置の光源となる高出力半導体レーザについて記載されている。
【0004】
この文献には、光導波路端面部分の劣化を防止して半導体レーザの長寿命化を図るために、光導波路の端面を被膜でコーティングする技術(端面の非対称コーティング)について記載されている。
【0005】
また、この文献には、通常のコーティング膜を施した例が示されているとともに、「端面非対称コーティングは、半導体レーザの後端面を高反射率(75〜95%)に、前面を低反射率(5〜15%)となるように、端面に多層膜や単層膜を付ける方法である。」旨記載されている。また、通常の半導体レーザの反射率は約32%であることも記載されている。
【0006】
一方、平坦な活性層の上方にリッジを設けたチャネルストライプ型のレーザダイオードについては、たとえば、電子情報通信学会発行「電子情報通信学会論文誌C−1 No.5」、1990年5月25日発行、P246〜P252に記載されている。この文献には、リッジ導波路形GaInAsP/AlGaAsDFBレーザについて記載されている。このリッジ形レーザダイオードは、n−GaAs基板の上にn−AlGaAs,GaInAsP(Active),p−AlGaAs,p−GaInP(ガイド層),p−AlGaAs(クラッド層),p−GaAs(キャップ層)を順次形成するとともに、リッジ導波路構造の形成においては、GaAsキャップ層およびp−AlGaAsクラッド層を選択的にエッチングして形成することが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
レーザダイオードの端面には、光導波路の端面の酸化防止と反射率制御を目的として、AR(Anti-Refract)膜やHR(High-Refract)膜と呼称される被膜(パッシベーション膜)が設けられている。
【0008】
リッジ形レーザダイオードの製造不良の分析において、前記被膜の剥がれ不良があることが判明した。
【0009】
この被膜の剥がれ不良について分析検討した結果、リッジ形レーザダイオードは、光導波路に沿って表面が他の表面部分よりも一段高くなっていることから、表面に外力が加わった場合、一段高くなった部分に大きな力が加わり、光導波路の端面部分を被う被膜が剥離することがあるということが判明した。
【0010】
図14は従来のリッジ形レーザダイオードの単体、すなわち、光素子(レーザダイオードチップ)1の概略を示す模式的斜視図である。前面中央の上方に高く盛り上がった部分がリッジ20であり、前記リッジ20の下の部分に光導波路が延在している。同図では、光導波路の端面であり、発光部分21となる部分を楕円で示してある。
【0011】
また、前記リッジ20の存在によって、レーザダイオードチップ1の表面も帯状に高く(たとえば1、1μm程度の高さの突状の隆起部23)なっている。また、レーザダイオードチップ1の両端面、すなわち、図14における前面側および後面側には、光導波路の端面の酸化防止と反射率制御を目的とする被膜25,26が設けられている。
【0012】
図15は光導波路に沿う面の一部を示す断面図である。化合物半導体基板2の主面(上面)には、図示しないがそれぞれ所定の化合物半導体層が形成されて二点鎖線で示すような光導波路22が形成されている。また、光素子(レーザダイオードチップ)1の上面にはアノード電極15が、下面にはカソード電極16が形成されている。さらに、左端には、前記光導波路22の左端面を被うように被膜25が設けられている。
【0013】
たとえば、化合物半導体基板に縦横にレーザダイオードを形成した後、前記化合物半導体基板は劈開されて短冊体が形成される。その後、前記短冊体の両側面に被膜25,26が形成される。ついで、前記短冊体に分断用の傷を付けた後、短冊体を樹脂製のテープに張り付け、その後、前記短冊体にローラ等で外力を加えて前記傷の部分で分断させてレーザダイオードチップ1を製造する。
【0014】
この場合、前記突状の隆起部23の端面に形成された被膜25,26部分には大きな力が作用する。すなわち、前記突状の隆起部23は他の部分に比較して高くなっていることから、この突状の隆起部23に矢印で示すように集中的に外力が加わる。
【0015】
また、被膜25,26は化合物半導体基板2の側面に蒸着やスパッタによって形成された膜であり、母材である化合物半導体基板との接着力はモノリシック構造とは異なって小さいため、大きな力が作用すると容易に剥離し、図15に一点鎖線で示すように欠け(欠け片24)て剥離することがある。この被膜25,26の剥離によって、光導波路22の端面を保護されなくなり、光導波路端面の劣化が早まり、信頼性が低くなる。
【0016】
また、被膜25,26は反射率を制御する膜ともなっていることから、被膜25,26の剥離は、光導波路22の端面からの光出力の状態が変化し、設計値通りとはならなくなり、所定の光出力特性が得られなくなることになる。
【0017】
なお、被膜25,26の剥離は、レーザダイオードチップ1の取扱時にも、外力が加わる場合発生する可能性がある。
【0018】
本発明の目的は、光導波路の端面を被う被膜が脱落し難くなる光素子およびその製造方法を提供することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、信頼性が高く所定の特性を有するレーザダイオードおよびその製造方法を提供することにある。
【0020】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
【0022】
(1)レーザダイオードがモノリシックに組み込まれてなる光素子であり、前記レーザダイオードの光導波路の端面が被膜で被われてなる光素子であって、前記被膜が形成される光導波路の端面部分の光素子表面は他の光素子表面部分よりも一段低くなっている。前記被膜が形成される光導波路の端面全体の光素子表面部分が他の光素子表面部分よりも一段低くなっている。前記光導波路の一端面は低反射率膜で被われ、他端面は高反射率膜で被われている。前記レーザダイオードが形成された光素子の表面部分は前記レーザダイオードの光導波路に沿って帯状に高くなっている。
【0023】
このような光素子は以下の製造方法によって製造される。
【0024】
化合物半導体基板の主面側に所定の化合物半導体層を形成してレーザダイオード等を縦横に複数整列形成する工程と、前記化合物半導体基板の主面や裏面に所定の電極を形成する工程と、前記化合物半導体基板を前記レーザダイオードの光導波路に直交する方向に沿って劈開して短冊体を形成する工程と、前記短冊体を分断して前記レーザダイオードを含む光素子を形成する工程と、前記短冊体の状態または前記光素子の状態で前記光導波路の露出する端面に被膜を形成する工程とを有する光素子の製造方法であって、前記化合物半導体基板にレーザダイオード等を形成した後前記被膜形成部分が前記化合物半導体基板の主面よりも低くなるように前記化合物半導体基板の主面側表面を選択的にエッチングし、その後前記電極を形成する。前記光導波路に対応する化合物半導体基板の主面側表面部分が他の主面側表面部分よりも高くなっている。
【0025】
前記(1)の手段によれば、被膜が形成される光導波路の端面部分の光素子表面、すなわち、突状の隆起部の両端部分は他の部分よりも一段低くなっていることから、ローラ等で前記突状の隆起部に力を加わえても、一段低くなった隆起部分や被膜にはローラ等は接触しないため、光導波路の両端を被う被膜に大きな力が作用しなくなり、被膜にクラックが入ったり、被膜が欠けたり剥離する等の被膜損傷発生が防止でき、レーザダイオードの特性の安定化が達成できるとともに、製造歩留りの向上が図れる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0027】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1である光素子(レーザダイオードチップ)の模式的斜視図、図2は光素子の模式的断面図である。
【0028】
本実施形態1では、発光波長が680nmとなる情報処理装置用光源に適したリッジ形レーザダイオードに適用した例について説明する。
【0029】
本実施形態1の光素子(レーザダイオードチップ)1は、図1に示すように、矩形体からなり、レーザダイオードチップ1の両端の発光部分21からレーザ光を出射する構造になっている。
【0030】
本実施形態1のレーザダイオードチップ1は、リッジ形レーザダイオードであり、化合物半導体基板2の主面側の化合物半導体層で中央が高く盛り上がった帯状のリッジ20を有している。前記リッジ20の下の部分に光導波路が延在している。図1では、光導波路の端面であり、発光部分21となる部分を楕円で示してある。
【0031】
また、前記リッジ20の存在によって、レーザダイオードチップ1の表面も帯状に高く(たとえば1μm程度の高さの突状の隆起部23)なっている。また、レーザダイオードチップ1の両端面、すなわち、図1における前面側および後面側には、光導波路の端面の酸化防止と反射率制御を目的とする被膜25,26が設けられている。
【0032】
前記被膜25は前方出射面に設けられ、反射率が低いAR膜(低反射率膜)30となっている。また、前記被膜26は後方出射面に設けられ、反射率が高いHR膜(高反射率膜)31となっている。前記AR膜30は、たとえば170nm程度の厚さのSiO2膜からなり、反射率は15%程度になっている。また、前記HR膜31は、たとえば、SiO2膜とアモルファスシリコン膜(a−Si膜)からなる膜を4層重ねた構造となり、反射率は80%程度となっている。前記HR膜31は全体で0.5μm程度の厚さとなっている。
【0033】
図2は光導波路に沿う面の断面図である。化合物半導体基板2の主面(上面)には、図示しないがそれぞれ所定の化合物半導体層が形成されて二点鎖線で示すような光導波路22が形成されている。また、光素子(レーザダイオードチップ)1の上面にはアノード電極15が、下面にはカソード電極16が形成されている。さらに、光導波路22の両端面を被うように被膜25,26が設けられている。
【0034】
一方、これが本発明の特徴の一つであるが、前記被膜25,26はその高さが一段低くなっている。前記被膜25,26を一段低くするため、レーザダイオードチップ1の両端の上縁の化合物半導体層は、所定厚さ選択的にエッチングされている。これによって、レーザダイオードチップ1の両端上縁には溝35が形成されることになる。後述するが、前記リッジの上のP型埋込みキャップ層の厚さが約3μmであることから、前記溝35の深さは1.5乃至2μm程度の深さに設定される。
【0035】
前記被膜25,26は、前記エッチング後の化合物半導体層の上面および化合物半導体基板2の裏面に電極を設けた後、蒸着やスパッタによって形成されるが、前記化合物半導体層の端面上縁がエッチングされて低くなっていることから、前記被膜25,26の上縁(上面)も突状の隆起部23の表面よりも1.5乃至2μm程度低くなる。前記突状の隆起部23は周囲の表面よりも1μm程度高いだけであることから、被膜25,26の上縁は前記突状の隆起部23の周囲の表面高さよりも0.5乃至1μm程度低くなる。
【0036】
したがって、レーザダイオードチップ1の製造において、短冊体にローラを押し付けて短冊体を分断させてレーザダイオードチップ1を製造するが、この際、アノード電極15面にローラが接触した状態でも、一段低くなった被膜25,26の上端面にはローラの表面は接触しなくなる。これによって、外力の付加に起因する被膜25,26の剥離,欠け,クラック発生等の被膜損傷は発生しなくなる。被膜25,26の損傷が防止できることから、光導波路22の端面は保護され、信頼性が高くなり、かつ歩留りが向上する。また、被膜25,26の存在によって前方出射光および後方出射光も所定の光出力を維持することができる。
【0037】
つぎに、光素子の具体的構造について説明する。図3は本発明の実施形態1である光素子の模式的断面図、図4は図3のA−A線に沿う断面図である。
【0038】
光素子(レーザダイオードチップ)1は、図3に示すように内部電流狭窄型のリッジ構造となっている。
【0039】
レーザダイオードチップ1は、N型GaAsからなる化合物半導体基板2と、前記化合物半導体基板2の主面(上面)上に設けられた厚さ約0.1μmのN型GaAs層からなるN型バッファ層3と、前記N型バッファ層3上に設けられたN型AlGaInPからなる厚さ約1.3μmのN型クラッド層4と、前記N型クラッド層4上に設けられたGaInPからなる活性層5と、前記活性層5上に設けられたP型AlGaInPからなる厚さ約0.2μmのP型クラッド層6と、前記P型クラッド層6上に設けられた厚さ約0.1μmのP型GaInPからなるエッチストップ第1層7と、前記エッチストップ第1層7の中央に沿って幅約5μm,厚さ約1μmに設けられたP型AlGaInPからなるリッジ8と、前記リッジ8の上面に設けられた厚さ約0.1μmのP型GaInPからなるエッチストップ第2層9と、前記リッジ8およびエッチストップ第2層9の両側と前記エッチストップ第1層7を被うように設けられたN型GaAsからなる厚さ約1.0μmのN型電流ブロック層10と、前記N型電流ブロック層10およびエッチストップ第2層9を被うP型GaAsからなる厚さ約3μmのP型埋込みキャップ層11とからなっている。
【0040】
また、レーザダイオードチップ1の両側はメサエッチングが行われ、化合物半導体基板2上に形成された各化合物半導体層は選択的に除去されている。エッチングは各化合物半導体層を越えて化合物半導体基板2にまで到達している。そして、前記P型埋込みキャップ層11の中央に沿う部分を除く領域は絶縁膜12で被われるとともに、露出するP型埋込みキャップ層11には金系からなるアノード電極15が設けられている。また、化合物半導体基板2の裏面には金系からなるカソード電極16が設けられている。
【0041】
このレーザダイオードチップ1は、幅300μm,長さ(奥行き)700μm,高さ100μmとなっている。
【0042】
また、前記活性層5の部分が光導波路22となるが、この光導波路22の両端は、前述のような被膜25,26によって被われている。すなわち、前記被膜25は前方出射面に設けられ、反射率が低いAR膜(低反射率膜)30となっている。また、前記被膜26は後方出射面に設けられ、反射率が高いHR膜(高反射率膜)31となっている。前記AR膜30は、たとえば170nm程度の厚さのSiO2膜からなり、反射率は15%程度になっている。また、前記HR膜31は、たとえば、SiO2膜とa−Si膜からなる膜を4層重ねた構造となり、反射率は80%程度となっている。前記HR膜31は全体で0.5μm程度の厚さとなっている。
【0043】
一方、これが本発明の特徴の一つであるが、図4に示すように、レーザダイオードチップ1の両端の上縁部分は、最上層のP型埋込みキャップ層11が1.5乃至2μmの深さエッチングされて溝35が形成されている。前記溝35はレーザダイオードチップ1の端から1μm程度の長さに亘って設けられている。
【0044】
前記リッジ8の厚さは約1μmであり、リッジ8に重なるエッチストップ第2層9の厚さは0.1μmであることから、それに追随して成長したP型埋込みキャップ層11の突状の隆起部23の表面での突出高さは1μm程度である。
【0045】
したがって、前記P型埋込みキャップ層11の表面を1.5乃至2μm程度エッチングすれば、前記P型埋込みキャップ層11の上面にアノード電極15を設け、このアノード電極15の端面に掛かるように被膜25,26を形成したとしても、前記被膜25,26の上縁面は前記溝35の溝底13と同じ高さになることから、突状の隆起部23の表面は勿論のこと、突状の隆起部23の両側の表面よりも低くなる(図3の二点鎖線による溝底13参照)。
【0046】
つぎに、このようなレーザダイオードチップ(光素子)の製造方法について、図5〜図12を参照しながら説明する。
【0047】
最初に図5に示すように、厚さ数百μmのN型GaAsからなる化合物半導体基板2が用意される。
【0048】
つぎに、図5に示すように、前記化合物半導体基板2の主面には、常用のMOCVD(Metalorganic Chemical Vapor Deposition)法によって、厚さ約0.1μmのN型GaAs層からなるN型バッファ層3、厚さ約1.3μmのN型AlGaInPからなるN型クラッド層4、GaInPからなる活性層5、厚さ約0.2μmのP型AlGaInPからなるP型クラッド層6、厚さ約0.1μmのP型GaInPからなるエッチストップ第1層7、厚さ約1μmのP型AlGaInPからなるリッジ形成層40、厚さ約0.1μmのP型GaInPからなるエッチストップ第2層形成層41を順次形成する。
【0049】
また、前記化合物半導体基板2には後述するように縦横に複数のレーザダイオードが形成される。したがって、この製作段階の化合物半導体基板2は、その主面側に形成した化合物半導体層を含めてウエハ45と呼称することにする。
【0050】
つぎに、ウエハ45の主面側には、常用のホトリソグラフィによって、5μm程度の幅の帯状のマスク46を平行に複数設ける(図6ではマスク46は1本のみ示す)とともに、このマスク46をエッチング用マスクとして前記エッチストップ第2層形成層41およびリッジ形成層40をエッチングする。この際、前記エッチストップ第1層7はエッチングストップ層として作用することから、リッジ8の厚さは高精度に形成され、特性の安定したレーザダイオードの形成が達成できる。
【0051】
つぎに、MOCVD法によって、前記エッチストップ第1層7,リッジ8およびエッチストップ第2層9上に、厚さ約1.0μmのN型GaAsからなるN型電流ブロック層10を形成した後、前記マスク46を除去する。N型電流ブロック層10はリッジ8およびエッチストップ第2層9の側面を被うようになる。
【0052】
つぎに、図8に示すように、MOCVD法によって前記N型電流ブロック層10およびエッチストップ第2層9上に厚さ約3μmのP型GaAsからなるP型埋込みキャップ層11を形成する。このMOCVD法によるP型埋込みキャップ層11の形成においては、前記リッジ8やエッチストップ第2層9の突状の隆起部に対応して結晶成長が行われるため、突状の結晶隆起部47が形成されることになる。そして、この突状の結晶隆起部47の高さは、前記リッジ8およびエッチストップ第2層9による高さと略同じ程度突出し、たとえば、1μm程度となる。
【0053】
つぎに、図9に示すように、前記ウエハ45の主面側に選択的にマスク48を形成した後、たとえば、ウエットエッチングによって光導波路の端面部分となる領域マスク49をエッチングして溝35を形成する。図8および図9に示される溝35の深さdは、1.5乃至2μm程度となっている。また、前記溝35の幅は2μm程度となる。ウエハ45を短冊体に分断する際、前記溝35の中心線に沿って劈開が行われる。したがって、劈開後では、前記溝35の光導波路方向の長さは、約1μm程度になる。
【0054】
図10はウエハ45の平面図である。二点鎖線で示す部分が短冊体形成用の劈開線50または、短冊体を分断して単体の光素子(レーザダイオードチップ)を形成するための分断線51である。また、狭い間隔で示される2本の一点鎖線部分が光導波路22である。光導波路22に直交する二点鎖線が劈開線50であり、光導波路22に平行な二点鎖線が分断線51である。そして、ハッチングを施した部分が溝35となる。また、二点鎖線で囲まれる領域が単体のレーザダイオードチップ(光素子)を形成する部分となる。したがって、前記溝35は劈開線50に沿って設けられるとともに、ウエハ45の劈開線50に平行になる縁に沿って設けられることになる。
【0055】
つぎに、図11に示すように、ウエハ45の主面側は分断線51に沿ってメサエッチングが行われ、化合物半導体基板2上に形成された各化合物半導体層は選択的に除去される。エッチングは各化合物半導体層を越えて化合物半導体基板2にまで到達している。
【0056】
つぎに、ウエハ45の主面側全域に絶縁膜12を形成する。また、この絶縁膜12を常用のエッチング技術によって選択的に除去した後、前記P型埋込みキャップ層11上に前記リッジ8に対応して金系材料からなるアノード電極15を蒸着等によって形成する。
【0057】
つぎに、前記ウエハ45の裏面、すなわち化合物半導体基板2の下面を所定厚さエッチングしてウエハ45の厚さを100μm程度の厚さとした後、前記化合物半導体基板2の下面に蒸着等によって金系材料からなるカソード電極16を蒸着等によって形成する。
【0058】
つぎに、前記ウエハ45を劈開線50(図10参照)に沿って劈開させて細長い短冊体を製造した後、前記短冊体の両側面にスパッタ等で被膜25,26を形成する。
【0059】
前記被膜25は、図4に示すように、前方出射面に設けられ、反射率が低いAR膜(低反射率膜)30となっている。また、前記被膜26は後方出射面に設けられ、反射率が高いHR膜(高反射率膜)31となっている。前記AR膜30は、たとえば170nm程度の厚さのSiO2膜からなり、反射率は15%程度になっている。また、前記HR膜31は、たとえば、SiO2膜とa−Si膜からなる膜を4層重ねた構造となり、反射率は80%程度となっている。前記HR膜31は全体で0.5μm程度の厚さとなっている。
【0060】
被膜25,26は、母材である化合物半導体基板2と、化合物半導体基板2の主面側に形成される各化合物半導体層,アノード電極15,絶縁膜12の側面部分にのみ形成されることから、被膜25,26の上面は、劈開線50に沿って設けられた溝35の溝底13の高さと一致し、突状の隆起部23の表面や突状の隆起部23の両側の平坦な表面よりもそれぞれ1乃至1.5μm程度低くなる。
【0061】
この結果、前記短冊体を分断してレーザダイオードチップ1を形成するに際して行う樹脂テープに短冊体を貼り付けるときの作業や、図12に示すように、分断線51で短冊体60を分断するときの作業において、前記溝35が狭くかつその溝幅に比較して深い溝底に被膜25,26の上端面が位置していることから、押し付け片やローラ等が直接被膜25,26の上面に接触しなくなり、被膜25,26の剥離や脱落が防止できる。
【0062】
前記短冊体60の分断によって、図3および図4に示すようなレーザダイオードチップ(光素子)1が製造される。
【0063】
このレーザダイオードチップ1は、幅300μm,長さ(奥行き)700μm,高さ100μmとなっている。
【0064】
このようなレーザダイオードチップ1は、所定のパッケージに組み込まれる。たとえば、レーザダイオードチップ1は、図13に示されるようなキャンパッケージに組み込まれる。
【0065】
図13に示す光電子装置70は、それぞれアセンブリの主体部品となる板状のステム71およびこのステム71の主面側に気密固定されたキャップ72とからなっている。前記ステム71は数mmの厚さの円形の金属板となっていて、その主面(上面)の中央部には銅製のヒートシンク73が鑞材等で固定されている。このヒートシンク73の側面にはサブマウント74を介してレーザダイオードチップ1が固定されている。前記レーザダイオードチップ1は、後方出射面がステム71の主面に対面するようにサブマウント74を介してヒートシンク73に固定される。これにより、前方出射面の光出力が後方出射面の光出力よりも高くなる。
【0066】
一方、前記ステム71の主面にはレーザダイオードチップ1の下端(後方出射面)から発光されるレーザ光を受光し、レーザ光の光出力をモニターする受光素子75が固定されている。この受光素子75はステム71の主面に設けられた傾斜面76に図示しない接合材を介して固定されている。これは、レーザダイオードチップ1から発光されたレーザ光の受光素子75の受光面における反射光が、キャップ72の窓内に入らないようにすることによって、反射光をパッケージ外に発光させないで遠視野像の乱れを生じさせなくするためである。
【0067】
他方、前記ステム71には3本のリード77が固定されている。1本のリード77はステム71の裏面に電気的および機械的に固定され、他の2本のリード77はステム71を貫通し、かつガラスのような絶縁体78を介してステム71に対し電気的に絶縁されて固定されている。前記ステム71の主面に突出する2本のリード77の上端は、それぞれワイヤ79を介してサブマウント74および受光素子75の各電極に接続されている。また、レーザダイオードチップ1の電極とヒートシンク73もワイヤ79によって電気的に接続されている。
【0068】
また、前記ステム71の主面には窓80を有する金属製のキャップ72が気密的に固定され、レーザダイオードチップ1や受光素子75等を封止している。前記キャップ72の窓80は、透明なガラス板81で塞がれているが、このガラス板81は図示しない接合材を介して気密的にキャップ72に固定されている。前記レーザダイオードチップ1の前方出射面から出射したレーザ光は、前記ガラス板81を透過してステム71とキャップ72とによって形成されたパッケージ外に出射される。
【0069】
本実施形態1の光素子1およびその製造方法によれば以下の効果を奏する。
【0070】
(1)本発明の光素子の製造方法によれば、被膜が形成される光導波路の端面部分の光素子表面、すなわち、突状の隆起部の両端部分は他の部分よりも一段低くなっていることから、前記突状の隆起部にローラ等によって力が加わっても、一段低くなった隆起部分や被膜にはローラ等は接触しないため、光導波路の両端を被う被膜に大きな力が作用しなくなり、剥離,欠け,クラック発生等の被膜損傷が防止できる。
【0071】
(2)前記(1)により、光導波路の端面を保護する被膜損傷が防止できることから、被膜によって光導波路の端面の酸化が防止でき、レーザダイオードの信頼性が高くできるとともに、長寿命化が達成できる。
【0072】
(3)前記(1)により、光導波路の端面に設けられた反射率を制御するための被膜損傷が防止できることから、前方出射光および後方出射光の設定が正確にでき、閾値電流Ith,スロープ効率ηs,モニター電流Is等の特性を安定化させることができる。
【0073】
たとえば、閾値電流不良率およびモニター電流不良率をそれぞれ数%から0.5%以下に低減することができた。
【0074】
また、スロープ効率も一定の範囲に納めることができた。
【0075】
(4)前記(1)により、光導波路の端面に設けられた被膜損傷が防止できることから、製造歩留りの向上が図れ、光素子の製造コストの低減が達成できる。
【0076】
(5)前記(1)乃至(4)により、レーザダイオードの特性が安定しかつ長寿命化が達成できる光素子を安価に提供することができる。
【0077】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえば、前記実施形態では、光素子の両端上縁全体を低くしたが、光導波路の端面およびその周辺に対応する光素子の端上縁を部分的に低くしても前記実施例同様な効果が得られる。
【0078】
また、前記実施形態では光素子はレーザダイオードを一つ組み込んだ構造となっているが、たとえば、前記レーザダイオードを制御する変調器を有するもの、レーザダイオードを駆動制御するドライバ回路を組み込んだOEIC等でも前記実施例同様な効果が得られる。
【0079】
また、レーザダイオードもリッジ形に限定されるものでなく、レーザダイオードが形成された光素子の表面部分が前記レーザダイオードの光導波路に沿って帯状に高くなる埋め込みヘテロ構造のレーザダイオード等であってもよい。
【0080】
また、光素子の表面の一部が隆起しない平坦な構造のレーザダイオードに対しても、光導波路の端面を被う被膜の剥離防止技術として適用できる。
【0081】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
【0082】
(1)本発明によれば、レーザダイオードチップにおいて、光導波路の端面を被う被膜の上面の高さがレーザダイオードチップの表面の他の高さよりも低くなっていることから、レーザダイオードチップの取り扱い時や、その製造において、被膜に外力が加わり難くなり、被膜の剥離,脱落等の損傷が発生しなくなる。この結果、光導波路の端面の保護ができることから、レーザダイオードの信頼性が高くなるとともに、寿命も長くなる。
【0083】
(2)また、光導波路の端面に設けられる被膜損傷が発生しなくなることから、レーザダイオードの前方出射光および後方出射光の制御を高精度に行うことができ、特性の優れたレーザダイオードを提供することができる。
【0084】
(3)光導波路の端面に設けられる被膜の損傷が起き難くなることから、光素子の製造コストの低減が達成できる。
【0085】
(4)光導波路の端面に設けられる被膜の損傷が起き難くなることから、光素子のボンディングの信頼性を高くすることができるとともに、光素子を組み込んだ光電子装置の製造コストの低減も達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1である光素子(レーザダイオードチップ)を示す模式的斜視図である。
【図2】本実施形態1の光素子の模式的断面図である。
【図3】本実施形態1の光素子の模式的断面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】本実施形態1の光素子の製造方法において化合物半導体基板の主面に多層成長層を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図6】本実施形態1の光素子の製造方法においてリッジを形成した状態を示す模式的断面図である。
【図7】本実施形態1の光素子の製造方法においてリッジの両側に電流ブロック層を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図8】本実施形態1の光素子の製造方法においてP型埋込みキャップ層を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図9】本実施形態1の光素子の製造方法において劈開線に沿って溝を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図10】本実施形態1の光素子の製造方法において劈開線に沿って溝を形成したウエハの状態を示す模式的平面図である。
【図11】本実施形態1の光素子の製造方法においてアノード電極を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図12】本実施形態1の光素子の製造方法においてウエハを劈開して形成した短冊体を示す模式的断面図である。
【図13】本実施形態1の光素子を組み込んだ光電子装置を示す一部を切欠いた状態での斜視図である。
【図14】従来のリッジ形レーザダイオードの概要を示す模式的斜視図である。
【図15】従来のリッジ形レーザダイオードにおける端面被膜の剥離状態を示す一部の模式的断面図である。
【符号の説明】
1…光素子(レーザダイオードチップ)、2…化合物半導体基板、3…N型バッファ層、4…N型クラッド層、5…活性層、6…P型クラッド層、7…エッチストップ第1層、8…リッジ、9…エッチストップ第2層、10…N型電流ブロック層、11…P型埋込みキャップ層、12…絶縁膜、13…溝底、15…アノード電極、16…カソード電極、20…リッジ、21…発光部分、22…光導波路、23…突状の隆起部、24…欠け片、25,26…被膜、30…AR膜、31…HR膜、35…溝、40…リッジ形成層、41…エッチストップ第2層形成層、45…ウエハ、46…マスク、47…突状の結晶隆起部、48…マスク、50…劈開線、51…分断線、60…短冊体、70…光電子装置、71…ステム、72…キャップ、73…ヒートシンク、74…サブマウント、75…受光素子、76…傾斜面、77…リード、78…絶縁体、79…ワイヤ、80…窓、81…ガラス板。
Claims (6)
- 半導体基板と、
前記半導体基板の主面側に形成され、前記半導体基板と同じ導電型となる第1のクラッド層と、
前記クラッド層上に形成される活性層と、
前記活性層上に形成され、前記第1のクラッド層とは異なる導電型となる第2のクラッド層と、
前記第2のクラッド層の上面側に前記半導体基板の端から端に亘ってストライプ状に突出形成され、前記第2のクラッド層と同じ導電型となるリッジと、
前記リッジの両側に設けられ、前記第2のクラッド層上に重なる前記第2のクラッド層と異なる導電型の電流ブロック層と、
前記リッジ及び前記電流ブロック層上に形成され、前記第2のクラッド層と同じ導電型となるキャップ層と、
前記キャップ層上に形成される第1の電極と、
前記半導体基板の裏面に形成される第2の電極と、
前記リッジの両端面側にそれぞれ設けられ、所定の反射率を有する被膜とを有し、
前記半導体基板の主面側の表面は、前記リッジに対応する表面部分が前記リッジから外れた領域に対応する表面部分よりも高い突状の隆起部となり、
前記リッジに対応する前記活性層部分が光導波路を形成し、前記光導波路の端面の発光部分からレーザ光を出射する半導体レーザ素子であって、
前記半導体基板の主面側の表面において、前記光導波路の両端面から内側に至る所定長さ部分まで前記活性層に至らない所定深さの溝が設けられ、前記被膜が形成される光導波路の端面部分の前記半導体基板の主面側の表面部分は他の表面部分よりも一段低くなっていることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 前記被膜が形成される前記半導体基板の両端の主面側の縁全域に亘って前記溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
- 前記光導波路の一端面は低反射率膜で被われ、他端面は高反射率膜で被われていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体レーザ素子。
- 前記第2のクラッド層上に前記第2のクラッド層と同じ導電型からなるエッチストップ第1層が形成されており、
前記リッジと前記キャップ層との間には前記リッジと同じ導電型からなるエッチストップ第2層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。 - 半導体基板の主面側に複数の半導体層を所定形状に形成することによって帯状の光導波路を複数整列形成する工程と、
前記半導体基板の主面及び裏面に所定の電極を形成する工程と、
前記半導体基板を前記光導波路に直交する方向に沿って劈開して短冊体を形成する工程と、
前記短冊体の前記光導波路の端面が露出する端面にそれぞれ被膜を形成する工程と、
前記短冊体を前記光導波路間で分断する工程とを有する半導体レーザ素子の製造方法であって、
前記半導体層を形成する工程では、前記半導体基板の主面上に、前記半導体基板と同じ導電型となる第1のクラッド層、活性層、前記第1のクラッド層とは異なる導電型となる第2のクラッド層を順次形成するとともに、前記第2のクラッド層上に前記第2のクラッド層と同じ導電型となる帯状のリッジを形成し、また、前記リッジの両側に前記第2のクラッド層と異なる導電型となる電流ブロック層を形成し、さらに、前記リッジ及び前記電流 ブロック層を覆うように前記第2のクラッド層と同じ導電型となるキャップ層を形成して前記リッジに対面する前記活性層部分を前記光導波路とし、
前記光導波路の形成の後、前記半導体基板の主面側の表層から前記活性層に到達しない深さでかつ前記劈開を行う部分に沿う溝を形成し、
その後、前記電極を形成し、
前記劈開において前記溝の中央に沿って劈開して前記短冊体を形成し、
前記分断によって製造される前記半導体レーザ素子においては、前記被膜が形成される光導波路の端面部分の前記半導体基板の主面側の表面部分は他の表面部分よりも一段低く形成することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 前記光導波路に対応する前記半導体基板の主面側表面部分が前記半導体基板の他の主面側表面部分よりも高くなっていることを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ素子の製造方法。
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