JP2907249B2 - ワイヤハーネス試験装置 - Google Patents

ワイヤハーネス試験装置

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JP2907249B2
JP2907249B2 JP4087318A JP8731892A JP2907249B2 JP 2907249 B2 JP2907249 B2 JP 2907249B2 JP 4087318 A JP4087318 A JP 4087318A JP 8731892 A JP8731892 A JP 8731892A JP 2907249 B2 JP2907249 B2 JP 2907249B2
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泰宏 川尻
龍也 前田
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤハーネス試験装置
に係り、特に、ワイヤハーネスを構成する各電線の両端
にそれぞれ接続されたコネクタの各端子について、他の
端子との導通の有無をチェックする、所謂、全端子総当
たり方式の全ビットパターンチェックにより、ワイヤハ
ーネスの良否を試験するワイヤハーネス試験装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、図9に示す構
成のものが一般に使用されている。同図において、被試
験ワイヤハーネスWHの両端のコネクタC1 及びC2
試験装置のインタフェースコネクタC3 に接続される。
インタフェースコネクタC3 の各端子は試験用入出力切
換回路11に接続されている。
【0003】試験用入出力切換回路11は、予め定めた
制御プログラムに従って動作するマイクロコンピュータ
(CPU)からなる制御部12が順次出力するデータに
よってインタフェースコネクタC3 の端子の1つを選択
してドライブすると共に、ドライブ端子以外の端子につ
いてその電位が基準電位より大きいか小さいかを順番に
判別し、その結果が制御部12に順次取り込まれる。
【0004】試験用入出力切換回路11は、具体的には
図示のように、制御部12から順次出力されるデータを
一時保持するドライブ端子レジスタ11aと、ドライブ
端子レジスタ11aに保持されたデータをデコードして
インタフェースコネクタC3の端子の1つを選択してド
ライブする図示しないドライバを有するドライブ端子デ
コーダ11bと、ドライブ端子以外の端子についてその
電位を基準電位と順次比較し、その結果によりH又はL
レベルの信号を出力するコンパレータ群11cとを有す
る。上記ドライブ端子デコーダ11bによるドライブに
よって、図示しないプルアップ抵抗を介して高電位にプ
ルアップされているインタフェースコネクタC3 の端子
の選択した1つが低電位にされる。
【0005】上記制御部12には、バス13を介して、
制御部の動作を管理するための制御プログラムを格納し
た例えばROMからなる動作管理メモリ14と、テンキ
ーや各種のファンクションキーなどからなるキーボード
15と、各種の被試験ワイヤハーネスの正規の接続状態
を示す正規接続データを格納した例えばフロッピディス
ク、ICメモリカードなどからなる正規接続メモリ16
と、試験しようとする被試験ワイヤハーネスに関する正
規接続データを正規接続メモリ16から読み出して一時
的に記憶する例えばRAMからなる補助メモリ17と、
試験の結果、例えば良品及び不良品の別、不良の原因
(ショート、オープン)などを表示する表示器18とが
接続されている。
【0006】上述した装置の動作を、説明を簡単にする
ため図10に示すように両端のコネクタC1 及びC2
端子数が各5本のワイヤハーネスの場合について説明す
る。図示ワイヤハーネスは、コネクタC1 及びC2 の端
子を図示のようにP1〜P10の番号を付すと、端子P
1とP6、端子P2とP8、端子P3とP7、端子P4
とP9及びP10とが電線により相互接続され、端子P
5がどこにも接続されず空きとなっている。
【0007】このようなワイヤハーネスでは、試験の開
始によって、ドライブ端子デコーダ11bが先ず端子P
1を選択して低電位にドライブすると、この端子P1と
相互接続されている端子P6が低電位になり、それ以外
の端子は高電位に保持されている。このような各端子の
電位変化は各端子の電位を基準電位と比較するコンパレ
ータ群11cの出力レベルの変化として現れ、端子P1
及びP6に対応するコンパレータ群11cの出力はLレ
ベルで、それ以外はHレベルのままである。そこで、ド
ライブ端子P1以外の端子P2〜P10に対応するコン
パレータ群11cの出力を制御部12が順番に取り込む
ことにより、ドライブ端子P1に対する他の端子の接続
状態を示す接続データが「0」又は「1」の形で得られ
る。
【0008】次に、ドライブ端子デコーダ11bが端子
P2を選択してドライブすると、この端子P2と相互接
続されている端子P8が低電位になり、それ以外の端子
は高電位に保持され、端子P2及びP8に対応するコン
パレータ群11cの出力はLレベルで、それ以外はHレ
ベルのままである。そこで、ドライブ端子P2以外の端
子P1,P3〜P10に対応するコンパレータ群11c
の出力を制御部12が順番に取り込むことにより、ドラ
イブ端子P2に対する他の端子の接続状態を示す接続デ
ータが得られる。
【0009】以下、ドライブ端子デコーダ11bが端子
P3〜P10を順番に選択してドライブし、上述したと
同様に、制御部12がドライブ端子以外の端子に対応す
るコンパレータ群11cの出力を順番に取り込むことに
より、ドライブ端子に対する他の端子の接続状態を示す
接続データが順番に得られる。
【0010】このようにして得られた接続データは、補
助メモリ17に格納された正規接続データと比較され、
両者が一致すれば接続に誤りがないとして良品と判断
し、その旨を表示器18に表示し、一致しないときには
不良品である旨の表示を行う。不良品のときには、その
不一致の原因がなんであるかも表示する。具体的には、
「0」であるべきところが「1」であったか又はその逆
であったかによって、オープンであったか、ショートで
あったかを判断してその旨を表示器18に表示する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したことから明ら
かなように、従来の装置では、各ドライブ端子毎にこの
ドライブ端子を除くそれ以外の端子の状態を順番に検索
し、この検索によって得られる接続データを正規接続デ
ータと逐次比較することを(端子総数−1)回繰り返し
て行うことが必要であるため、ワイヤハーネスの電線数
が増えて端子の数が増大すると、試験に要する時間が長
くなるという問題があった。
【0012】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、ワイヤハーネスの試験時間を短縮することのでき
るワイヤハーネス試験装置を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
成された本発明は、図1の基本構成図に示すように、ワ
イヤハーネスWHを構成する各電線の両端にそれぞれ接
続されたコネクタC,Cの各端子について、他の端
子との導通の有無を検査してワイヤハーネスの良否を試
験するワイヤハーネス試験装置において、1つの制御局
20と、各々が前記コネクタの端子の中の所定の端子の
導通検査を分担する複数の検査局30〜30とを備
え、前記制御局20が、正規の接続データを記憶した正
規接続記憶手段24と、検査開始に応じて前記正規接続
記憶手段24に記憶されている前記正規の接続データを
読み出し前記複数の検査局30 〜30 に転送する読
出転送手段21cと、前記コネクタの端子の中から1つ
を順番に選択し該選択した端子をドライブする指示を発
生し前記複数の検査局30 〜30 に対して出力する
ドライブ指示出力手段21aと、該ドライブ指示出力手
段21aによって選択されドライブ指示された前記ドラ
イブ端子と他の端子との間の導通検査を開始する指示を
発生し前記複数の検査局30 〜30 に対して出力す
る検査開始指示出力手段21bと、該検査開始指示出力
手段21bによって開始された導通検査の結果を収集す
る指示を発生し前記複数の検査局30 〜30 に対し
て出力する収集指示出力手段21dとを有し、前記複数
の検査局30 〜30 の各々が、前記読出転送手段2
1cから転送された前記正規の接続データを格納する記
憶手段33と、前記ドライブ指示出力手段21aからの
ドライブ指示に基づいて選択した端子をドライブするド
ライブ手段31aと、前記検査開始指示出力手段21b
からの検査開始指示に応じて前記ドライブ手段31aに
よってドライブされた端子と該ドライブされた端子を除
く当該検査局が分担する端子との導通を順番に検査して
接続データを形成する検査手段31bと、該検査手段3
1bによって形成した接続データと前記記憶手段33に
格納されている前記正規の接続データとを照合して検査
結果データを形成する照合手段31cと、前記収集指示
出力手段21dからの収集指示に応じて前記照合手段3
1cにより形成した検査結果データを前記制御局20に
対して送出する結果送出手段31dとを有し、前記制御
局20が、前記複数の検査局30 〜30 の前記結果
送出手段31dから送 出されてくる前記検査結果データ
を収集し、該収集した検査結果データによりワイヤハー
ネスの良否を試験することを特徴とするワイヤハーネス
試験装置に存する。
【0014】
【0015】
【作用】上記構成により、制御局20において、読出転
送手段21cが、検査開始に応じて、正規接続記憶手段
24に記憶されている正規の接続データを読み出し複数
の検査局30 〜30 に転送する。また、ドライブ指
示出力手段21aが、コネクタの端子の中から1つを順
番に選択しこの選択した端子をドライブする指示を発生
し複数の検査局30 〜30 に対して出力する。更
に、検査開始指示出力手段21bが、ドライブ指示出力
手段21aによって選択されドライブ指示されたドライ
ブ端子と他の端子との間の導通検査を間始する指示を発
生し複数の検査局30 〜30 に対して出力する。更
にまた、収集指示出力手段21dが、検査開始指示出力
手段21bによって開始された導通検査の結果を収集す
る指示を発生し複数の検査局30 〜30 に対して出
力する。複数の検査局30 〜30 の各々において、
記憶手段33が、制御局20の読出転送手段21cから
転送されてくる正規の接続データを格納している。ドラ
イブ手段31aが、制御局20のドライブ指示出力手段
21aからのドライブ指示に基づいて選択した端子をド
ライブする。また、検査手段31bが、制御局20の検
査開始指示出力手段21bからの検査開始指示に応じて
ドライブ手段31aによってドライブされた端子とこの
ドライブされた端子を除く当該検査局が分担する端子と
の導通を順番に検査して接続データを形成する。更に、
照合手段31cが、検査手段31bによって形成した接
続データと記憶手段33に格納されている正規の接続デ
ータとを照合して検査結果データを形成する。更にま
た、結果送出手段31dが、制御局20の収集指示出力
手段21dからの収集指示に応じて照合手段31cによ
り形成した検査結果データを制御局20に対して送出す
る。そして、制御手段20が、複数の検査局30 〜3
の結果送出手段31dから送出されてくる検査結果
データを収集し、この収集した検査結果データによりワ
イヤハーネスの良否を試験する。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるワイヤハーネス試験装置の一
実施例を示す図であり、同図において装置は制御局20
と3つの検査局301 乃至303 と図9について上述し
た従来の装置のものと同じものでよいインタフェースコ
ネクタC3 とからなっている。
【0018】上記制御局20は予め定めた制御プログラ
ムに従って動作するマイクロコンピュータ(CPU)か
らなる制御部21を有し、制御部21には、制御部の動
作を管理するための制御プログラムを格納した例えばR
OMからなる動作管理メモリ22と、テンキーや各種の
ファンクションキーなどからなるキーボード23と、各
種の被試験ワイヤハーネスの正規の接続状態を示す正規
接続データを格納した例えばフロッピディスク、ICメ
モリカードなどからなる正規接続メモリ24とが接続さ
れている。
【0019】制御部21にはまた、試験しようとする被
試験ワイヤハーネスに関する正規接続データを正規接続
メモリ24から読み出して一時的に記憶する例えばRA
Mからなる補助メモリ25と、試験の結果、例えば良品
及び不良品の別、不良の原因(ショート、オープン)な
どを表示する表示器26と、通信ラインL1 乃至L3
介して検査局301 乃至303 との間で通信を行う通信
回路27とが接続されている。
【0020】上記検査局30乃至30は検査を分担
するインタフェースコネクタC の端子が異なる以外実
質的に同一の構成となっているので、その1つの検査局
30についてのみ具体的構成を示している。
【0021】検査局301 は予め定めた制御プログラム
に従って動作するマイクロコンピュータ(CPU)から
なる制御部31を有し、制御部31には、制御部の動作
を管理するための制御プログラムを格納した例えばRO
Mからなる動作管理メモリ32と、試験しようとする被
試験ワイヤハーネスに関する正規接続データを一時的に
記憶する例えばRAMからなる補助メモリ33と、通信
ラインL1 を介して制御局20の通信回路27との間で
通信を行う通信回路34と、制御部31が順次出力する
データによって検査を分担しているインタフェースコネ
クタC3 の端子の1つを選択してドライブすると共に、
分担している端子のうちのドライブ端子以外の端子につ
いてその電位が基準電位より大きいか小さいかを順番に
判別し、その結果を制御部31に順次入力する試験用入
出力切換回路35とが接続されている。
【0022】試験用入出力切換回路35は、具体的には
図3に示すように、制御部31から順次出力される分担
している端子の端子データを一時保持するドライブ端子
レジスタ35aと、ドライブ端子レジスタ35aに保持
された端子データをデコードしてインタフェースコネク
タC3 の端子の1つを選択してドライブする図示しない
ドライバを有するドライブ端子デコーダ35bと、分担
している端子のなかにドライブ端子があるときそれ以外
の端子について、またドライブ端子がないとき分担して
いる全ての端子についてその電位を基準電位と順次比較
し、その結果によりH又はLレベルの信号を出力するコ
ンパレータ群35cとを有する。上記ドライブ端子デコ
ーダ35bによるドライブによって、図示しないプルア
ップ抵抗を介して高電位にプルアップされているインタ
フェースコネクタC3 の端子のうちから選択した1つが
低電位にされると共に、この端子と電線を介して相互接
続されている端子も低電位にされる。
【0023】上述した装置の動作を、説明を簡単にする
ため図4に示すように両端のコネクタC1 及びC2 の端
子数が各6本のワイヤハーネスがインタフェースコネク
タC 3 に接続される場合について説明する。ワイヤハー
ネスの両端のコネクタC1 及びC2 が接続されるインタ
フェースコネクタC3 の端子を図示のようにP1〜P1
2の番号を付すと、インタフェースコネクタC3 の端子
P1とP7、端子P2とP8、端子P3とP9、端子P
4とP10及びP11、端子P6とP12とがワイヤハ
ーネスの電線により相互接続され、端子P5がどこにも
接続されず空きとなっており、端子P6とP12との間
には一方向性導通路とするためダイオードDが接続され
ている。
【0024】このようなワイヤハーネスでは、試験の開
始によって、検査局301 における試験用入出力切換回
路35のドライブ端子デコーダ35bが先ず端子P1を
選択して低電位にドライブすると、この端子P1と相互
接続されている端子7が低電位になり、それ以外の端子
は高電位に保持されている。このような各端子の電位状
態は各端子の電位を基準電位と比較する各検査局のコン
パレータ群35cの出力レベルの変化として現れ、端子
P1及びP7に対応するコンパレータ群35cの出力は
Lレベルで、それ以外はHレベルのままである。
【0025】そこで、検査局301 においてはドライブ
端子P1以外の端子P2〜P4に対応するコンパレータ
群35cの出力を制御部31が順番に取り込むことによ
り、ドライブ端子P1に対する他の端子P2〜P4の接
続状態を示す接続データが「0」又は「1」の形で得ら
れる。また、検査局302 においては端子P5〜P8に
対応するコンパレータ群35cの出力を制御部31が順
番に取り込むことにより、ドライブ端子P1に対する他
の端子P5〜P8の接続状態を示す接続データが「0」
又は「1」の形で得られる。更に、検査局303 におい
ては端子P9〜P12に対応するコンパレータ群35c
の出力を制御部31が順番に取り込むことにより、ドラ
イブ端子P1に対する他の端子P9〜P12の接続状態
を示す接続データが「0」又は「1」の形で得られる。
【0026】次に、検査局301 のドライブ端子デコー
ダ35bが端子P2を選択してドライブすると、この端
子P2と相互接続されている端子P9が低電位になり、
それ以外の端子は高電位に保持され、端子P2及びP9
に対応するコンパレータ群35cの出力はLレベルで、
それ以外はHレベルのままである。
【0027】そこで、検査局301 においてはドライブ
端子P2以外の端子P1,P3,P4に対応するコンパ
レータ群35cの出力を制御部31が順番に取り込むこ
とにより、ドライブ端子P2に対する他の端子P1,P
3,P4の接続状態を示す接続データが「0」又は
「1」の形で得られる。また、検査局302 においては
ドライブ端子P2に対する他の端子P5〜P8の接続状
態を示す接続データが、検査局303 においてはドライ
ブ端子P2に対する他の端子P9〜P12の接続状態を
示す接続データが「0」又は「1」の形でそれぞれ得ら
れる。
【0028】以下、検査局301 のドライブ端子デコー
ダ35bが端子P3,P4を順番に選択してドライブ
し、上述したと同様に、各検査局の制御部31がドライ
ブ端子以外の端子に対応するコンパレータ群35cの出
力を順番に取り込むことにより、ドライブ端子に対する
他の端子の接続状態を示す接続データが順番に得られ
る。
【0029】検査局301 が分担している端子P1〜P
4のドライブが終了すると、次に検査局302 のドライ
ブ端子デコーダ35bが端子P5〜P8を順番に選択し
てドライブし、上述したと同様に、各検査局の制御部3
1がドライブ端子以外の端子に対応するコンパレータ群
35cの出力を順番に取り込むことにより、ドライブ端
子に対する他の端子の接続状態を示す接続データが順番
に得られ、検査局30 2 によるドライブが終了すると、
次に検査局303 に移って上述したと同様にして各検査
局の制御部31がドライブ端子以外の端子に対応するコ
ンパレータ群35cの出力を順番に取り込むことによ
り、ドライブ端子に対する他の端子の接続状態を示す接
続データが順番に得られる。
【0030】このようにして得られた接続データは、各
検査局の補助メモリ33に格納された正規接続データと
比較されて解析され、両者が一致しているかどうかを判
断し、その結果を制御局20からの要求に応じて送信す
る。比較の結果、一致しないときには、その不一致がど
の端子間に生じ、その原因がなんであるかを制御局20
に送信する。具体的には、「0」であるべきところが
「1」であったか又はその逆であったかによって、オー
プンであったか、ショートであったか、或いはダイオー
ドの接続方向が逆であったかを判断してその旨を送信す
る。
【0031】一方、制御局20はキーボード23のキー
操作によって検査の開始が指示されたとき、表示器26
に初期画面を表示する。この初期画面を見てキーボード
23のキー操作により被検査ワイヤハーネスの指定が行
われると、正規接続メモリ24から正規接続データが読
み出されて補助メモリ25に格納されると共に信号線L
1 〜L3 を介して各検査局301 〜303 に送信され、
各検査局301 〜30 3 の補助メモリ25に格納され
る。
【0032】続いて、制御局20は検査局301 〜30
3 の各々に対して、ドライブすべき端子の番号を示すデ
ータを送信すると共にその後ドライブ端子以外の状態を
順次検索することを開始させる指令データを送信し、最
後に各検査局301 〜303における比較解析の結果を
収集するため結果データを送信させる。そして、収集し
たデータにより被試験ワイヤハーネスの良否を判断し、
その結果を表示器26に表示させる。
【0033】以上概略説明した制御局及び検査局の動作
の詳細を、制御局及び検査局の制御部を構成するCPU
が行う仕事を示す図5〜図7のフローチャートを参照し
て以下説明する。
【0034】制御局20の制御部21は電源の投入によ
って動作を開始し、図5に示すように、その最初のステ
ップS1において表示器26に初期画面を表示する。こ
の初期画面には、キーボード23のキー操作によって、
例えば多数の正規接続データのなかから試験しようとす
る被検査ワイヤハーネスのものを選択するため被試験ワ
イヤハーネスの番号が表示され、選択された正規接続デ
ータは正規接続メモリ24から読み出されて補助メモリ
25に格納される。その後ステップS2に進んでキーボ
ード23のキー操作による検査開始を待つ。
【0035】続いてステップS3に進み、ここで補助メ
モリ25に格納されている正規接続データを読み出して
各検査局301 〜303 に対して送信し、これを各検査
局の補助メモリ33に格納させる。その後のステップS
4においては、正規接続データと各検査局301 〜30
3 が分担している端子についての正規接続データの照合
動作を図6のサブルーチンにより行う。
【0036】図6のサブルーチンでは、その最初のステ
ップS4aにおいて各検査局に対しドライブ端子を指定
するためのデータと指定した端子のドライブを開始する
ためのコマンドを送出し、次のステップS4bにおいて
ドライブ端子以外の端子の状態を検査すると共に検査の
結果を正規接続データと対比して解析する動作を開始さ
せるコマンドを送出し、その後のステップS4cにおい
てステップS4bの解析による検査結果を収集するため
のコマンドを送信する。
【0037】ステップS4の実行後はステップS5に進
み、ここで上記サブルーチンの実行により収集した検査
結果を解析し、続くステップS6において3つの検査局
30 1 〜303 における接続データと正規接続データと
の比較の結果全部が一致していたか否かを判定する。こ
のステップS6の判定がYESのときにはステップS7
に進んで次にドライブするドライブ端子を指定するため
ドライブ端子番号をインクリメントし、その後ステップ
S8に進み、ここでインクリメントしたドライブ端子番
号により全ての端子の検査が終了したか否かを判定す
る。このステップS8の判定がNOであるときには上記
ステップS4に戻って上記動作を繰り返し、ステップS
8の判定がYESのときにはステップS9に進む。
【0038】ステップS9においては被試験ワイヤハー
ネスが良品で合格であることを表示器26に表示させて
からステップS10に進んでキーボード23のキー操作
により上述の動作を再度行う復帰入力があるか否かを判
定し、この判定がNOのときにはステップS11に進ん
でインタフェースコネクタC3 から被試験ワイヤハーネ
スが取り外されたか否かを判定し、ステップS10又は
S11のいずれかがYESになるのを待つ。ステップS
10又はステップS11の判定がYESのときには上記
ステップS2に戻って上記動作を繰り返す。
【0039】上記ステップS6の判定がNOのとき、す
なわち検査局のいずれかに接続データと正規接続データ
とが一致しないものがあったときには、ステップS12
に進んでその原因がオープン(断線等)によるものであ
るか否かをステップS4で収集した検査結果のデータに
より判定する。ステップS12の判定がNOのときには
ステップS13に進んで原因がショート(短絡等)によ
るものであるか否かを判定し、このステップS13の判
定もYESのときにはダイオードDの逆接続であると判
断してステップS14に進んで逆極性接続であることを
表示器26に表示させてからステップS17に進む。
【0040】上記ステップS12の判定がYESのと
き、すなわち原因がオープンのときにはステップS15
に進んで原因が断線であることを表示器26に表示させ
てから、上記ステップS13の判定がYESのとき、す
なわち原因がショートのときにはステップS16に進ん
で原因が短絡であることを表示器26に表示させてから
ステップS17にそれぞれ進む。
【0041】ステップS17においては、キーボード2
3のキー操作により上述の動作を再度行う復帰入力があ
るか否かを判定し、この判定がNOのときにはステップ
S18に進んでインタフェースコネクタC3 から被試験
ワイヤハーネスが取り外されたか否かを判定し、ステッ
プS17の判定がYESのときにはステップS4に戻っ
て上述の動作を繰り返し、ステップS18の判定がYE
SのときにはステップS19に進んで操作にエラーがあ
ったことを表示器26に表示させてからステップS20
に進んでキーボード23のキー操作により復帰入力され
るのを待ち、入力されたら上記ステップS2に戻って上
記動作を繰り返す。
【0042】上述した制御局20と通信を行い、分担し
ているドライブ端子のドライブとそれ以外の端子の検査
とを行う各検査局301 〜303 の動作を、制御部31
が行う仕事を示す図7のフローチャートを参照して説明
する。制御部31は電源の投入によって動作を開始し、
その最初のステップS31において制御局20からのコ
マンドの入力を待ち、コマンドが入力されるとそのコマ
ンドの解釈を行う。
【0043】上記ステップS31における解釈の結果、
ドライブ指示のときにはステップS32に進んで指定さ
れた端子を分担している検査局がその端子をドライブし
てからステップS33に進んで指定された端子をドライ
ブしたことを制御局20に返送するレスポンス処理を行
ってから上記ステップS31に戻って次のコマンドの入
力を待つ。指定された端子が分担している端子の中にな
い検査局はステップS32及び33を無視してステップ
S31に戻る。
【0044】解釈の結果、検査開始指示のときにはステ
ップS34に進んで該指示を入力したことを制御局20
に返送するレスポンス処理を行ってからステップS35
に進んでドライブ端子以外の端子の状態を順次入力して
補助メモリ33に格納している正規接続データとの照合
を行い、その結果をステップS36において解析してか
ら上記ステップS31に戻って次のコマンド入力を待
つ。
【0045】解釈の結果、結果送信指示のときにはステ
ップS37に進んで解析結果データを制御局20に送信
し、制御局20がこの結果データの受信に応じて行う返
送のレスポンス処理を行ってから上記ステップS31に
戻って次のコマンドを待つ。上述の動作を全てのドライ
ブ端子について繰り返し行う。
【0046】上述した動作の説明から明らかなように、
制御局20からのドライブ端子に指定に応じて3つの検
査局の各々が分担している端子の検査を独自に行ってい
るので検査を分散して行えるようになり、全ての端子の
検査を順番に検査する場合の1/3の時間で検査を終了
することができ、試験時間の短縮を図ることができる。
【0047】上記制御局20の制御部21は、図5及び
図6について上述したフローチャートの説明から明らか
なように、サブルーチンの実行によりコネクタの端子の
中から1つを順番に選択し該選択した端子をドライブす
る指示を発生するドライブ指示手段21aと、ドライブ
端子と他の端子との間の導通検査を開始する指示を発生
する検査開始指示手段21bとして働いている。
【0048】また、各検査局301 〜303 の制御部3
1は、図7について上述したフローチャートの説明から
明らかなように、ステップS32の実行により制御局2
0からの指示に基づいて選択した端子をドライブするド
ライブ手段31aとして、ステップS35の実行により
制御局20からの指示に基づいてドライブされた端子と
当該検査局が分担する端子との導通を順番に検査して接
続データを形成する検査手段31bとして、またステッ
プS36の実行により接続データと正規の接続データと
を照合して検査結果データを形成する照合手段31cと
してそれぞれ働いている。
【0049】なお、上述の実施例では、制御局20から
各検査局301 〜303 に送信される正規接続データは
全ての端子に対するもので、照合動作の前に1回送信す
るだけでよいのでステップS4に戻るようにしている
が、当該ドライブ端子に対する正規接続データのみを送
信するようにした場合には、各点線で示すようにステッ
プS3に戻るようにすればよい。
【0050】また、上述の実施例では、各検査局には分
担している端子のみが接続されているが、図8に示すよ
うに検査局の各々にインタフェースコネクタC3 の全て
の端子を接続するようにし、各検査局が分担する端子を
データで任意に指定できるようにすることも可能であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
イヤハーネスの両端のコネクタの端子間の接続状態の検
査を複数の検査局30 〜30 に分散して行うことが
できるようになるので、検査に要する時間を検査局の数
分の1に短縮することができる。また、各検査局30
〜30 に正規接続データを持たせているので端子ドラ
イブ毎に正規接続データを検査局30 〜30 に送出
することが不要になるとともに、端子ドライブ毎に正規
接続データを利用して接続データとの照合を行って検査
結果データを形成しているので個々の接続データを制御
局に送出することが不要になり、検査時間の短縮に有効
である。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤハーネス試験装置の基本構
成を示す図である。
【図2】本発明によるワイヤハーネス試験装置の一実施
例を示す図である。
【図3】図2の一部分の一詳細例を示す図である。
【図4】図2の装置で試験する被試験ワイヤハーネスの
一例を示す図である。
【図5】図2中の制御局の制御部が行う仕事を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5中のサブルーチンの具体例を示すフローチ
ャートである。
【図7】図2中の検査局の制御部が行う仕事を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図2の一部分の他の詳細例を示す図である。
【図9】従来のワイヤハーネス試験装置の一例を示す図
である。
【図10】図9の装置で試験する被試験ワイヤハーネス
の一例を示す図である。
【符号の説明】
WH ワイヤハーネス C,C コネクタ 20 制御局 21a ドライブ指示出力手段(制御部) 21b 検査開始指示出力手段(制御部)21c 読出転送手段(制御部) 21d 収集指示出力手段(制御部) 24 正規接続記憶手段(正規接続メモリ) 30〜30 検査局 31a ドライブ手段(制御部) 31b 検査手段(制御部) 31c 照合手段(制御部)31d 結果送出手段(制御部) 33 記憶手段(補助メモリ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを構成する各電線の両端
    にそれぞれ接続されたコネクタの各端子について、他の
    端子との導通の有無を検査してワイヤハーネスの良否を
    試験するワイヤハーネス試験装置において、 1つの制御局と、 各々が前記コネクタの端子の中の所定の端子の導通検査
    を分担する複数の検査局とを備え、 前記制御局が、正規の接続データを記憶した正規接続記
    憶手段と、検査開始に応じて前記記憶手段に記憶されて
    いる前記正規の接続データを読み出し前記複数の検査局
    に転送する読出転送手段と、前記コネクタの端子の中か
    ら1つを順番に選択し該選択した端子をドライブする指
    示を発生し前記複数の検査局に対して出力するドライブ
    指示出力手段と、該ドライブ指示出力手段によって選択
    されドライブ指示された前記ドライブ端子と他の端子と
    の間の導通検査を開始する指示を発生し前記複数の検査
    局に対して出力する検査開始指示出力手段と、該検査開
    始指示出力手段によって開始された導通検査の結果を収
    集する指示を発生し前記複数の検査局に対して出力する
    収集指示出力手段とを有し、 前記複数の検査局の各々が、前記読出転送手段から転送
    された前記正規の接続データを格納する記憶手段と、前
    記ドライブ指示出力手段からのドライブ指示に基づいて
    選択した端子をドライブするドライブ手段と、前記検査
    開始指示出力手段からの検査開始指示に応じて前記ドラ
    イブ手段によってドライブされた端子と該ドライブされ
    た端子を除く当該検査局が分担する端子との導通を順番
    に検査して接続データを形成する検査手段と、該検査手
    段によって形成した接続データと前記記憶手段に格納さ
    れている前記正規の接続データとを照合して検査結果デ
    ータを形成する照合手段と、前記収集指示出力手段から
    の収集指示に応じて前記照合手段により形成した検査結
    果データを前記制御局に対して送出する結果送出手段
    を有し、前記制御局が、前記複数の検査局の前記結果送出手段か
    ら送出されてくる前記検査結果データを収集し、該収集
    した検査結果データにより ワイヤハーネスの良否を試験
    することを特徴とするワイヤハーネス試験装置。
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