JP2906303B2 - フィルムカ−トリッジ取り出し装置 - Google Patents

フィルムカ−トリッジ取り出し装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムカートリッジ
取り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラでは、135フィルムのよ
うにフィルムリード部がパトローネ外へ大きく引き出さ
れているパトローネ入りロールフィルムに代えて、フィ
ルムをカートリッジ内に完全収容し、そのフィルム巻軸
を回転することにより、フィルム送りを可能にした構造
のフィルムカートリッジが使用されてきている。また、
このようなフィルムカートリッジ取り出し装置を備えた
カメラとしては、例えば、特開平2−248940号公
報および実開平2−102535号公報に示すものが知
られている。
【0003】特開平2−248940号公報に開示され
たフィルムカートリッジ取り出し装置は、カートリッジ
室のフィルムカートリッジ挿入口を開閉する蓋と、この
蓋を閉状態にロックするロック部材と、カートリッジ室
内に装填されたフィルムカートリッジを挿入口から外方
へ突出させるエジェクト部材と、エジェクト部材をフィ
ルムカートリッジの装填位置にロックするロック部材
と、蓋およびエジェクト部材の各ロック部材のロックを
解除するロック解除部材とから構成されるもので、ロッ
ク解除部材がロック解除方向に操作されると、まず、蓋
のロックが解除して蓋が開き、次いでエジェクト部材の
ロックが解除してエジェクト部材がポップアップ動作
し、これによりフィルムカートリッジをエジェクトする
ようにしていた。
【0004】実開平2−102535号公報に開示され
たフィルムカートリッジ取り出し装置は、カートリッジ
蓋を開いた後、装填状態にあるフィルムカートリッジを
装填方向に再度押し込み、この押し込み操作で、カート
リッジの外周部に設けた突起と係止部材との係止を解除
し、押出部材によりフィルムカートリッジをカートリッ
ジ室から押し出すようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−248940号公報に開示されたフィルムカートリ
ッジ取り出し装置では、カートリッジ蓋が開かれる位置
までロック解除部材をスライドさせた後、同一方向への
スライドの増分でエジェクトを許可する構造になってい
るため、カートリッジ蓋の開動作からエジェクトまで一
気にスライド操作してしまうと、カートリッジ蓋が開く
とほぼ同時にフィルムカートリッジがカメラから飛び出
すおそれがある。
【0006】実開平2−102535号公報に開示され
たフィルムカートリッジ取り出し装置では、フィルムカ
ートリッジを再度装填方向に押し込むことにより、突部
と係止部材との係止を解除してエジェクトさせるもので
あるため、カートリッジ室のフィルムカートリッジ装填
方向の寸法が大きくなり、カメラが大型化する傾向があ
る。また、フィルムカートリッジを直接プッシュ操作す
るため、フィルムカートリッジに予期せぬ大きな外力が
作用すると、その外力はそのまま係止部材等にかかり、
係止部材などを変形させたり、損傷させたりする問題が
あった。
【0007】本発明の目的は、フィルムカートリッジの
エジェクト時期をカメラ利用者の意志で任意にコントロ
ールできるフィルムカートリッジ取り出し装置を提供す
ることにある
【0008】
【課題を解決するための手段】図1に対応づけて本発明
を説明すると、請求項1の発明は、カメラ本体1に形成
され、フィルムカートリッジ6が挿入されるカートリッ
ジ室2と、カートリッジ室2のフィルムカートリッジ挿
入口部3を閉鎖する蓋部材4と、フィルムカートリッジ
6をカートリッジ室2内に収納する装填位置とカートリ
ッジ室2内に装填されたフィルムカートリッジ6を挿入
口3から突出させる突出位置との間で移動するエジェク
ト手段9とを備えたフィルムカートリッジ取り出し装置
に適用される。そして、上記目的は、エジェクト手段9
を装填位置にロックし、突出位置への移動を禁止する係
止手段13と、蓋部材4が開状態にあるときのみ操作で
きる位置に配置され、手動操作が加えられると、係止手
段13によるエジェクト手段9のロックを解除し、エジ
ェクト手段9を装填位置から突出位置へ移動させる係止
解除手段15とを備えることにより、達成できる。
【0009】請求項2の発明を図5に対応づけて説明す
ると、請求項2の発明も請求項1の発明と同様に構成さ
れるフィルムカートリッジ取り出し装置に適用される。
そして、上記目的は、カメラ本体1に設けられ、蓋部材
4を閉位置にロックする係止部21bおよびエジェクト
手段9をフィルムカートリッジ装填位置にロックする係
止部20dとお、カメラ本体1に移動可能に設けられ、
蓋係止手段20bとエジェクト係止手段20dとを連動
させる操作手段20とを有し、操作手段20の第1の移
動で蓋係止手段20bのロックを解除し、第1の移動の
後に行なわれる操作手段20の第2の移動でエジェクト
係止手段20dのロックを解除し、エジェクト手段9を
突出位置へ移動させることにより、達成できる。
【0010】
【作用】請求項1の構成により、蓋部材4が開状態にあ
るときのみ、係止解除手段15によるエジェクト手段9
のロック解除操作が許可されることになり、これによっ
て、フィルムカートリッジ6のエジェクト時期をカメラ
利用者の意志で任意にコントロールできる。
【0011】請求項2の構成により、操作手段20をロ
ック解除方向に不用意にかつ一気に移動させても蓋部材
4の開動作とエジェクト動作が不用意に連続して行なわ
れることがなくなり、フィルムカートリッジのエジェク
ト時期をカメラ利用者の意志にしたがって任意にコント
ロールできる。
【0012】
【実施例】
−第1の実施例− 請求項1の発明にかかる実施例を図1〜図4に基づいて
説明する。図1は、フィルムカートリッジ取り出し装置
の全体の構成を示す斜視図、図2は、本実施例のフィル
ムカートリッジ取り出し装置を備えたカメラの概略斜視
図である。この図1および図2において、1はカメラ本
体、2はカメラ本体1内に、その一端側を近接して形成
したカートリッジ室である。カートリッジ室2は、カメ
ラ本体1の底面側にフィルムカートリッジの挿入口3を
有し、この挿入口3は、カメラ本体1の底部に回動可能
に取り付けた平板状の蓋部材4によって開閉される。蓋
部材4は、その枢支部4aに装着したトーションばね等
のバネ部材5によって開方向に付勢され、この蓋部材4
の揺動端には、蓋部材4を閉状態にロックするロック爪
4bが突設されている。6はカートリッジ室2内に装填
されるフィルムカートリッジである。
【0013】符号7で示す操作部材は、蓋部材4を閉状
態にロックするとともに、そのロックを解除するための
もので、カートリッジ室2の挿入口3側に位置してカメ
ラ本体1内の側部にフィルムカートリッジ6の装填方向
と直角な方向(図1の水平方向)にスライド可能に配置
され、さらにばね8によって蓋部材4のロック爪4bと
係止できる方向(図1の左方向)に付勢されている。ま
た、操作部材7には、カメラ本体1の側壁に形成した横
方向の長孔1aから突出するノブ部7a、および蓋部材
4のロック爪4bに係脱する係止爪7bがそれぞれ形成
されている。
【0014】符号9は、カメラ本体1内にカートリッジ
室2の長手方向(図1の上下方向)に沿って配置したエ
ジェクト部材であり、このエジェクト部材9は、カメラ
本体1に突設した上下のピン10,11により上下方向
に移動可能に支持され、さらに突部9aとカメラ本体1
間に掛け渡したばね12により、フィルムカートリッジ
6をカートリッジ室2から押し出す方向(図1の上方)
に付勢されている。また、エジェクト部材9は、カート
リッジ室2内に挿入されるフィルムカートリッジ6の挿
入側端面と係合する係合部9bを備え、さらに、エジェ
クト部材9のカートリッジ挿入口3側の先端縁には、エ
ジェクト部材9をフィルムカートリッジ装填位置に保持
するための円弧状の係止部9c(図4参照)が形成され
ている。
【0015】符号13で示すエジェクト係止部材は、エ
ジェクト部材9をフィルムカートリッジ6がカートリッ
ジ室2内に完全に装填された位置にロックするためのも
のである。このエジェクト係止部材13は、ガイドピン
10に揺動可能に支持するための円盤状基部13aと、
この円盤状基部13aからエジェクト部材9側へ直角に
折り曲げることにより形成した、係止部9cに係脱する
エジェクト部材ロック用の係止部13bと、この係止部
13bの先端から横方向へ水平に伸びるロック解除用の
操作片13cとから構成される。そして、エジェクト係
止部材13全体は、ばね14によって各々の係止部13
bと9cとが互いに係止する方向(図1において時計廻
り方向)に付勢されている。
【0016】符号15で示す係止解除部材は、エジェク
ト係止部材13を図1の反時計廻り方向に回動操作して
エジェクト部材9のロックを解除するためのもので、カ
メラ本体1内のカートリッジ挿入口3側にエジェクト係
止部材13の操作片13cと対向して図1の上下方向に
スライド可能に配設されている。この係止解除部材15
は、エジェクト係止部材13の操作片13cに当接する
ロッド部15aと、このロッド部15aの反当接端に設
けた操作釦15bとを備え、操作釦15bはカートリッ
ジ挿入口3側に位置されているとともに、操作釦15b
側に設けたばね受15cとカメラ本体1に形成したばね
受座17間には圧縮ばね16が介在され、これにより係
止解除部材15全体が図1の上方へ付勢される。18
は、蓋部材4の内面に取り付けた板ばねであり、この板
ばね18は、蓋部材4を閉じたとき、カートリッジ室2
内に装填されたフィルムカートリッジ6を押圧固定する
ものである。
【0017】次に、上記のように構成された第1の実施
例の動作を図3および図4を参照して説明する。図3
は、フィルムカートリッジ6がカートリッジ室2内に装
填され、蓋部材4が閉められた状態を示している。この
とき、蓋部材4のロック爪4bは操作部材7の係止爪7
bに係止されることで蓋部材4を閉状態にロックしてい
る。また、エジェクト係止部材13の係止部13bがエ
ジェクト部材9の係止部9cに係止されることで、エジ
ェクト部材9をフィルムカートリッジ6がカートリッジ
室2内に完全に挿入された装填位置にロックしている。
【0018】次に、カートリッジ室2内に装填されてい
るフィルムカートリッジ6を取り出す場合について述べ
る。この場合は、まず、操作部材7のノブ部7aに指先
を押し当てて操作部7を図1の矢印A方向にスライドさ
せる。これに伴い係止爪7bがロック爪4bから外れる
ため、蓋部材4は、ばね部材5によって図1および図2
に示す状態に自動的に開かれる。
【0019】蓋部材4が開かれると、カートリッジ挿入
口3側に係止解除部材15の操作釦15bが現われ、エ
ジェクト操作可能になる。この状態で、指先などにより
操作釦15bを図1の矢印B方向に押圧すると、係止解
除部材15は圧縮ばね16に抗して下降されると同時
に、ロッド部15aが操作片13cに当接しながらエジ
ェクト係止部材13をガイドピン10を中心にして図1
の矢印C方向に回動させる。この回動に伴い、エジェク
ト係止部材13の係止部13bがエジェクト部材9の係
止部9cから外れると同時に、エジェクト部材9がばね
12によって図4の矢印D方向にポップアップされ、フ
ィルムカートリッジ6は図4に示すようにカートリッジ
室2の挿入口3から外方へ突出され、取り出し可能な状
態におかれる。
【0020】このように第1の実施例においては、蓋部
材4のロック解除操作とエジェクト部材9のロック解除
操作を別々にし、そして、蓋部材4が開状態にあるとき
のみ、エジェクト部材9のロック解除操作が許可される
ようにしたので、蓋部材4が開かれた後のフィルムカー
トリッジ6のエジェクト時期をカメラ利用者の意志によ
って任意にコントロールできる。このため、従来のよう
にフィルムカートリッジが蓋部材4の開放に伴って急激
にエジェクトされることがなくなる。また、カメラ本体
1内に設けた係止解除部材15により、エジェクト係止
部材13を操作してエジェクト部材9のロックを解除す
る構成にしたので、従来のように外力が直接係止部材等
に作用することがなくなり、係止部材等の変形,損傷を
防止できるとともに、カートリッジ室に余分なスペース
を設ける必要がなくなる。さらに、係止解除部材15の
配置場所もカートリッジ室2とカメラ本体1間に形成さ
れる空スペースを利用できるため、カメラを大型化する
ことがない。またさらに、係止解除部材15を押圧操作
しない限り、フィルムカートリッジ2のエジェクトがな
されないので、誤って蓋部材4を開けてもフィルムカー
トリッジが不用意にエジェクトされるようなおそれがな
く、しかも、フィルムがローディングされている状態で
あってもフィルムのジャミングや漏光を未然に防止でき
る。
【0021】−第2の実施例− 図5〜図7は、請求項2の発明にかかる実施例を示して
いる。図5〜図7において、図1と同一また相当部分に
は図1と同一符号を付してその説明を省略し、図1と異
なる部分を重点に述べる。
【0022】第2の実施例において、第1の実施例と異
なる点は、蓋部材4のロック解除とエジェクト部材9の
ロック解除に同一の操作部材20を用い、蓋部材4が開
状態にあるときのみ、エジェクト部材9のエジェクト動
作が許可されるようにしたところにある。
【0023】すなわち、蓋部材4のロック解除とエジェ
クト部材9のロック解除を兼ねた操作部材20は、カー
トリッジ室2の挿入口3側に位置してカメラ本体1内に
配置され、そして、この操作部材20は、カメラ本体1
の内側に突設した左右のガイドピン21,22により、
フィルムカートリッジ6の装填方向と直角な方向(図5
の水平方向)にスライド可能に支持され、さらにばね2
3によって図5の左方向へ付勢されている。このように
した操作部材20は、カメラ本体1から外方へ突出する
操作用のノブ部20aを有し、さらに、操作部材20の
蓋部材4と対向する縁部には、蓋部材4のロック爪4b
と係脱する係止部20bと、蓋部材4のロック爪4bに
圧接することにより操作部材20がエジェクト部材9の
ロック解除まで一気に移動するのを規制するとともに、
蓋部材4の開動作を規制するための規制部20cがそれ
ぞれ形成されている。また、エジェクト部材9と対向す
る縁部には、エジェクト部材9の上端縁と係止してエジ
ェクト部材9をフィルムカートリッジ装填位置にロック
する係止部20dが形成されている。
【0024】次に、上記のように構成された第2の実施
例の動作について説明する。図5は、フィルムカートリ
ッジ6がカートリッジ室2内に装填され、蓋部材4が閉
められた状態を示している。この状態では、蓋部材4の
ロック爪4bは操作部材20の係止部20bに係止さ
れ、かつエジェクト部材9の上縁は操作部材20の係止
部20dに係止されているため、フィルムカートリッジ
はエジェクトされることがない。
【0025】次に、ノブ部20aに指先を押し当てて操
作部材20を図6の矢印E方向(ロック解除方向)に、
規制部20cが係止爪4bの背面に衝合するまで一気に
スライドさせた場合を考える。この場合、操作部材20
の矢印E方向へのスライド動作に伴って係止部20bが
蓋部材4の係止部4bから外れるが、このとき、係止爪
4bの背面と規制部20cとの当接面間には、矢印E方
向への引張力に応じた摩擦抵抗が生じているため、蓋部
材4は僅かに開きかけるものの、途中で停止し、ほとん
ど閉状態におかれる。これと同時に操作部材20はそれ
以上矢印E方向にスライドできないため、フィルムカー
トリッジ6はエジェクトされることがない。
【0026】ここで、カメラ利用者がノブ部20aに掛
けている矢印E方向への引張力を意識して弛めると、係
止爪4bと規制部20c間の摩擦抵抗が減少し、ばね5
による蓋部材4の開方向の回動力以下になると、蓋部材
4は開き、係止爪4bが規制部20cから離れる。この
ため、操作部材20の矢印E方向への移動規制は解除さ
れる。したがって、操作部材20を矢印E方向へさらに
スライド操作させれば、その係止部20dはエジェクト
部材9の上端縁から外れるため、エジェクト部材9は、
ばね12によって図7の矢印F方向にポップアップされ
ると同時に、フィルムカートリッジを図7に示すようカ
ートリッジ室2の挿入口3から外方へ突出させ、取り出
せる状態にすることができる。
【0027】このように第2の実施例においては、操作
部材20をロック解除方向に一気に移動させたときの初
期段階において、操作部材20の係止部20bを蓋部材
4の係止爪4bから外すと同時に、操作部材20に設け
た規制部20cを係止爪4bに圧接させ、これにより蓋
部材4の開動作および操作部材20の移動を規制して蓋
部材4の開動作とエジェクト動作が一気に連続して行わ
れるのを阻止し、そして、蓋部材4の係止爪4bに対す
る規制部20cの圧接力をカメラ利用者の意思で弛めた
ときに始めて蓋部材4が開動作されるとともに、操作部
材20に対しては、エジェクト部材9のロックを解除で
きる方向へ移動を許可する構成にしたので、フィルムカ
ートリッジのエジェクト時期をカメラ利用者の意志にし
たがって任意にコントロールすることができるほか、第
1の実施例と同様な効果が得られる。また、操作部材2
0をロック解除方向に操作するだけで蓋部材およびエジ
ェクト部材のロックを解除できるため、フィルムカート
リッジの取り出し操作が第1の実施例に比し簡便にな
る。
【0028】なお、上記第2の実施例では、蓋部材4の
ロック用係止部20b、エジェクト部材9のロック用係
止部20d、および操作部材20の一気の移動を規制し
て2段階に移動できるようにする規制部20cを操作部
材20に一体に設けた場合について説明したが、これら
は別体でよい。この場合、係止部20b、20dおよび
規制部20cを操作部材20と連動する構成にする。
又、蓋部材4は、操作部材20の第1段階のスライド操
作では開かず、エジェクト部材によるフィルムカ−トリ
ッジの突出で押し開けられるようにしてもよい。さらに
また、蓋部材のロック解除およびエジェクト部材のロッ
ク解除時の操作部材の移動方向は同一方向に限定されな
いほか、各部の構成も上記実施例に示す構成のものに限
らず、請求項に記載した範囲を逸脱しない限り種々に変
形しうる。
【0029】上記実施例において、エジェクト部材9お
よびばね12がエジェクト手段を、エジェクト係止部材
13およびばね14が係止手段を、係止解除部材15お
よびばね16が係止解除手段を、操作部材20およびば
ね23が操作手段を、係止部20bが蓋係止手段を、係
止部20dがエジェクト係止手段をそれぞれ構成し、規
制部20cが第1,第2の移動を行なわせる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、蓋部材が開状態にあるときのみ、係止解除手段に
よるエジェクト手段のロック解除操作を可能にしたの
で、蓋部材の開動作に左右されることなく、フィルムカ
ートリッジのエジェクト時期をカメラ利用者の意志で任
意にコントロールすることができ、安心してフィルムカ
ートリッジを取り出すことができる。また、請求項2の
発明によれば、規制手段を設けることにより、操作手段
をロック解除方向に不用意に、かつ一気に移動させても
蓋部材の開動作とエジェクト手段のエジェクト動作が一
気に連続して行なわれることがなく、フィルムカートリ
ッジのエジェクト時期をカメラ利用者の意志で任意にコ
ントロールでき、安心してフィルムカートリッジを取り
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】第1の実施例のフィルムカートリッジ取り出し
装置を備えたカメラの概略斜視図である。
【図3】第1の実施例におけるフィルムカートリッジの
装填状態を示す説明図である。
【図4】第1の実施例におけるフィルムカートリッジの
エジェクト状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す概略構成図であ
る。
【図6】第2の実施例におけるエジェクト時の途中の動
作状態を示す説明図である。
【図7】第2の実施例におけるフィルムカートリッジの
エジェクト状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 カートリッジ室 3 挿入口 4 蓋部材 6 フィルムカートリッジ 7 操作部材 9 エジェクト部材 13 係止部材 15 係止解除部材 20 操作部材 20b,20d 係止部 20c 規制部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に形成され、フィルムカート
    リッジが挿入されるカートリッジ室と、 前記カートリッジ室のフィルムカートリッジ挿入口部を
    開閉する蓋部材と、 前記フィルムカ−トリッジを前記カ−トリッジ室内に収
    納する装填位置と、前記カートリッジ室内に装填された
    前記フィルムカートリッジを前記挿入口から突出させる
    突出位置との間で移動するエジェクト手段とを備えたフ
    ィルムカートリッジ取り出し装置において、 前記エジェクト手段を前記装填位置にロックし、前記突
    出位置への移動を禁止する係止手段と、 前記蓋部材が開状態にあるときのみ操作できる位置に配
    置され、手動操作が加えられると、前記係止手段による
    エジェクト手段の前記ロックを解除し、該エジェクト手
    段を前記装填位置から前記突出位置へ移動させる係止解
    除手段とを備えたことを特徴とするフィルムカートリッ
    ジ取り出し装置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に形成され、フィルムカート
    リッジが挿入されるカートリッジ室と、 前記カートリッジ室のフィルムカートリッジ挿入口部を
    閉鎖する蓋部材と、 前記フィルムカ−トリッジを前記カ−トリッジ室内に収
    納する装填位置と、前記カートリッジ室内に装填された
    前記フィルムカートリッジを前記挿入口から突出させる
    突出位置との間で移動するエジェクト手段とを備えたフ
    ィルムカートリッジ取り出し装置において、 前記カメラ本体に設けられ、前記蓋部材を閉位置にロッ
    クする蓋係止手段と、 前記エジェクト手段を前記装填位置にロックするエジェ
    クト係止手段と、 前記カメラ本体に移動可能に設けられ、前記蓋係止手段
    と前記エジェクト係止手段とを連動させる操作手段とを
    有し、 前記操作手段の第1の移動で前記蓋係止手段のロックを
    解除し、該第1の移動の後に行なわれる前記操作手段の
    第2の移動で前記エジェクト係止手段のロックを解除
    し、前記エジェクト手段を前記突出位置へ移動させるこ
    とを特徴とするフィルムカ−トリッジ取り出し装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋係止手段と、前記エジェクト係止
    手段と、前記操作手段とは一体に構成されていることを
    特徴とする請求項2記載のフィルムカ−トリッジ取り出
    し装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の移動と前記第2の移動は、同
    一方向への移動であることを特徴とする請求項2記載の
    フィルムカ−トリッジ取り出し装置。
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JP3169196B2 (ja) * 1993-08-10 2001-05-21 オリンパス光学工業株式会社 カメラ
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