JPH0643543A - フィルムカートリッジ取り出し装置 - Google Patents

フィルムカートリッジ取り出し装置

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Publication number
JPH0643543A
JPH0643543A JP3240558A JP24055891A JPH0643543A JP H0643543 A JPH0643543 A JP H0643543A JP 3240558 A JP3240558 A JP 3240558A JP 24055891 A JP24055891 A JP 24055891A JP H0643543 A JPH0643543 A JP H0643543A
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JP
Japan
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film cartridge
cartridge
lid member
operating
interlocking
Prior art date
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Application number
JP3240558A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyasu Kotani
徳康 小谷
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムカートリッジの押し出し時期をカメ
ラ使用者の意思で任意にコントロールする。 【構成】 操作部材7をロック解除方向にスライド操作
することにより、蓋部材4を開動作させ、同時に操作部
材7に連動する係止部材11の第1の係止部11bをエ
ジェクト部材9のピン9bから外して第2の係止部11
に係止させ、これにより蓋開動作に引き続くエジェクト
部材9のポップアップ動作を規制する。そして、カメラ
利用者の意識下で操作部材7に対するスライド操作力を
解除したときのばね8による復帰動作で係止部材11の
第2の係止部11cからピン9bを外してエジェクト部
材9を完全にポップアップ動作させ、フィルムカートリ
ッジ室2から突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのフィルムカー
トリッジ取り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラにおいては、135フィル
ムのようにフィルムのリーダ部がパトローネ外へ大きく
引き出されているパトローネ入りロールフィルムに代え
て、フィルムをカートリッジ内に完全収容し、フィルム
巻軸を回転することによりフィルム送りを可能にしたフ
ィルムカートリッジを使用するカメラとして、例えば、
特開平2−248940号公報に示すものが知られてい
る。
【0003】この種のフィルムカートリッジ取り出し装
置は、カートリッジ室のフィルムカートリッジ挿入口を
開閉する蓋と、この蓋を閉位置にロックするロック部材
と、カートリッジ室内へのフィルムカートリッジの挿入
動作に連動して装填方向に移動されるエジェクト部材
と、このエジェクト部材を装填位置にロックするロック
部材と、蓋ロック部材のロック状態を解除するロック解
除部材から構成され、ロック解除部材が操作されると、
両ロック部材がそれぞれの蓋およびエジェクト部材に対
するロックを解除して蓋を開くと同時にフィルムカート
リッジをカートリッジ室からエジェクトさせるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフィルムカートリッジ取り出し装置では、ロ
ック解除部材を解除方向に操作すると、蓋が開くとほぼ
同時にフィルムカートリッジが急激に、かつ不用意にエ
ジェクトされるため、カメラ利用者を驚かせたり、あわ
てさせてしまうほか、最悪の場合にはカメラやフィルム
カートリッジを落下させてしまうなどのおそれがあっ
た。
【0005】本発明の目的は、蓋開動作後のフィルムカ
ートリッジのエジェクト時期をカメラ利用者の意志で任
意かつ容易にコントロールできるフィルムカートリッジ
取り出し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて本発明を説明すると、本発明は、カメラ本体1
に形成され、フィルムカートリッジ6が挿入されるフィ
ルムカートリッジ室2と、フィルムカートリッジ室2の
フィルムカートリッジ挿入口3を開閉する蓋部材4と、
挿入口3を閉鎖する蓋部材4を開放させる開放手段5
と、操作手段7と、フィルムカートリッジ室2に挿入さ
れたフィルムカートリッジ6を挿入口3から突出させる
カートリッジ押し出し手段9とを備えたフィルムカート
リッジ取り出し装置に適用される。そして、上記目的
は、操作手段7への操作に連動して開放手段5を作動さ
せる第1の連動手段(ロック爪4a係止爪7bに相当)
と、操作手段7への操作の解除に連動してカートリッジ
押し出し手段9を作動させる第2の連動手段(係止部材
11に相当)とを備えることにより、達成できる。また
本発明は、蓋部材4を閉方向に付勢する付勢手段30
と、操作手段7への操作に連動して係止手段4a,7b
の係止を解く第1の連動手段と、操作手段7への操作の
解除に連動して手段9を作動させることでフィルムカー
トリッジ6を突出させる第2の連動手段とを備え、フィ
ルムカートリッジ6の突出動作により蓋部材4を付勢手
段30に抗して開放させることで、上記目的が達成でき
る。
【0007】
【作用】操作手段7を操作すると、これに連動する第1
の連動手段により開放手段5が作動して蓋部材4が開か
れる。そして、操作手段7に対する操作を解除すると、
第2の連動手段が動作してカートリッジ押し出し手段9
がポップアップ動作される。したがって、操作手段7に
対する操作解除時期をカメラ利用者の意識下でコントロ
ールすれば、フィルムカートリッジの押し出しタイミン
グをカメラ利用者の望む時期に任意に決定できる。ま
た、操作手段7の操作に連動する第1の連動手段および
操作手段7の操作解除に連動する第2の連動手段に加え
て、蓋部材4を閉方向に付勢する付勢手段30を設ける
ことにより、蓋部材4のロックが解除されていても蓋部
材4を閉状態に保持できる。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】
−第1の実施例− 本発明の第1の実施例を図1〜図6に基づいて説明す
る。図1は、フィルムカートリッジ装填装置の全体構成
を示す斜視図、図2は本実施例のフィルムカートリッジ
装填装置を備えたカメラの概略斜視図である。この図1
および図2において、1はカメラ本体、2はカメラ本体
1内に、その一端側に近接して形成したフィルムカート
リッジ室である。フィルムカートリッジ室2は、カメラ
本体1の底面側にフィルムカートリッジ挿入口3を有
し、この挿入口3は、カメラ本体1の底部に回動可能に
取り付けた平板状の蓋部材4によって開閉される。蓋部
材4は、その枢支部に装着したトーションばね等のバネ
部材5によって開方向に付勢され、さらに、蓋部材4の
揺動端には蓋部材4を閉状態にロックするロック爪4a
が突設されている。6はカートリッジ室2内に装填され
るフィルムカートリッジである。
【0010】符号7で示す操作部材は、蓋部材4を閉位
置にロックするためのもので、カートリッジ室2側のカ
メラ本体1内の側部に、フィルムカートリッジ6の装填
方向と直角な方向(図1の水平方向)にスライド可能に
配置され、ばね8によって蓋部材4のロック爪4aと係
合できる方向(図1の左方向)に付勢されている。さら
に、操作部材7は、カメラ本体1の側壁に形成した横方
向の長孔1aから突出するノブ7a、および蓋部材4の
ロック爪4aに係脱する係止爪7bを備えている。
【0011】符号9は、カメラ本体1内にカートリッジ
室2の長手方向(図1の上下方向)に沿ってスライド可
能に設けたエジェクト部材であり、このエジェクト部材
9は、フィルムカートリッジ6の挿入側端縁に係合する
係合部9aと、エジェクト部材9をフィルムカートリッ
ジ装填位置に保持するためのピン9bを有する。さら
に、エジェクト部材9は、ばね10によってフィルムカ
ートリッジ6をカートリッジ室2外へエジェクトする方
向(図1の上方)に付勢されている。
【0012】符号11で示す係止部材は、エジェクト部
材9をフィルムカートリッジ6がカートリッジ室2内に
完全挿入される位置にロックする機能を有するほか、操
作部材7が蓋部材4を開動作させる方向にスライドされ
たときにエジェクト部材9のロックを解除してエジェク
ト部材9を一段階押し出し動作させ、かつ操作部材7の
復帰動作に連動してエジェクト部材9を完全に押し出し
動作させるものである。この係止部材11は、カメラ本
体1内にカートリッジ室2の長手方向に沿って配置さ
れ、その操作部材7側は軸ピン12によってカメラ本体
1に揺動可能に枢着され、さらに、ばね13によって図
1の反時計廻り方向に付勢されている。
【0013】軸ピン12を中心とする係止部材11の一
端部には、操作部材7を図1の右方向へスライドさせた
時に、操作部材7に設けた突部7cと当接する突出部1
1aを有し、他端部には、ピン9bが係合する案内スリ
ット11dがほぼ全長に亘り形成されている。案内スリ
ット11dの先端側には、ピン9bが係止してエジェク
ト部材9をフィルムカートリッジ装填位置にロックする
第1の係止部11bが形成され、さらに、係止部材11
が軸ピン12を中心にして図1の時計廻りに回動された
ときに第1の係止部11bから外れたピン9bをエジェ
クト部材9が一段階ポップアップされた位置に保持する
第2の係止部11cが形成されている。
【0014】次に、上記のように構成された本実施例の
動作を図3〜図6を参照して説明する。図3は、フィル
ムカートリッジ6が室2内に装填され、蓋部材4が閉め
られた状態を示している。このとき、蓋部材4のロック
爪4aは操作部材7の係止爪7bに係止されることによ
って、蓋部材4を閉位置にロックしている。また、エジ
ェクト部材9のピン9aは係止部材11の第1の係止部
11bに係止されることによって、エジェクト部材9を
フィルムカートリッジ6がカートリッジ室2内に完全に
挿入される装填位置にロックしている。
【0015】次に、図3に示すようにカートリッジ室2
内に装填されたフィルムカートリッジ6を取り出す場合
について述べる。この場合は、まず、操作部材7のノブ
部7aに指先を押し当てて操作部材7を図1および図3
の矢印A方向にスライドさせると、係止爪7bがロック
爪4aから外れるため、蓋部材4は、ばね部材5のばね
力によって図1および図4に示す状態に自動的に開かれ
る。一方、操作部材7aが矢印A方向にスライドされる
ことによって、その突部7cが係止部材11の突出部1
1aを同一方向に押圧するから、係止部材11は軸ピン
12を中心にばね13に抗して図4の矢印B1方向に回
動する。これに伴い、エジェクト部材9のピン9bが第
1の係止部11bから外れ、第2の係止部11cに係止
する。このとき、第1の係止部11bと第2の係止部1
1c間の段差に相当する分、エジェクト部材9が図4の
矢印C方向に移動し、同時にフィルムカートリッジ6を
同一量押し出して、挿入口2aから僅かに突出させる。
【0016】その後、ノブ部7aから指先を外すと、操
作部材7は、図5に示すようにばね力によって元の位置
に復帰するとともに、係止部材11は、ばね12によっ
て図5の矢印B2方向に回動する。これに伴い第2の係
止部11cと係止していたピン9bが相対的にピン案内
スリット11d側へ移動する。そして、第2の係止部1
1cがピン9bから外れると、エジェクト部材9は、図
6に示すようにピン9bがピン案内スリット11dの終
端に達するまで矢印C方向にポップアップされ、同時に
フィルムカートリッジ6をカートリッジ室2の挿入口2
aから突出させる。これにより、フィルムカートリッジ
6の押し出し動作が終了する。
【0017】フィルムカートリッジ6を装填する場合
は、エジェクト部材9が図6に示す如く完全にポップア
ップされた状態にあるカートリッジ室2内にフィルムカ
ートリッジ6を図6に示すように挿入し、矢印D方向か
ら押し込む。これにより、エジェクト部材9はフィルム
カートリッジ6の押し込方向にばね10に抗してスライ
ドされるとともに、ピン9bもスリット11dを案内さ
れながら第1の係止部11b側へ移動する。そして、第
1の係止部11bに達すると、係止部材11はばね13
により常時反時計廻り方向へ付勢されているから矢印B
2への回動によって係止部11bがピン9bに係止さ
れ、エジェクト部材9をフィルム装填位置にロックす
る。その後、蓋部材4を閉じれば図3に示す状態にな
る。なお、蓋部材4がロックされるとき、そのロック爪
4aが操作部材7を図3の矢印A方向へスライドさせる
が、これによって係止部材11が矢印B1方向へ回動さ
れることがない。
【0018】このように本実施例においては、操作部材
7が蓋部材4とのロックを解除する方向にスライドされ
ると、蓋部材4が開動作し、さらに係止部材11が回動
することにより、第1の係止部11bがピン9bから外
れてエジェクト部材9のロックを解除するとともに、第
1の係止部11bから外れたピン9bを第2の係止部1
1cに係止することによって、蓋部材4の開動作に引き
続くエジェクト部材9のポップアップを規制し、操作部
材7が復帰動作するときに第2の係止部11cとピン9
との係止が外れてエジェクト部材9を正規にポップアッ
プ動作させるようにしたので、操作部材7をロック解除
動作させた後の復帰タイミングを変えることにより、蓋
部材4が開かれた後のフィルムカートリッジ6の押し出
し時期をカメラ利用者の意志によって任意にコントロー
ルすることができる。このため、従来のようにフィルム
カートリッジが急激に、かつ不用意にエジェクトされる
ことがなくなり、カメラの利用者をあわてさせることが
ないほか、安心してフィルムカートリッジを取り出すこ
とができる。また、蓋部材4の開動作とエジェクト部材
9の押し出し動作が操作部材7の一操作で終了する構成
になっているため、部品点数が少なくなり、低コスト化
および省スペース化が可能になる。
【0019】−第2の実施例− 図7は蓋部材の開閉およびフィルムカートリッジの押し
出し、装填を電動モータにより行うようにした、本発明
の第2の実施例を示す概略構成図である。図7におい
て、蓋部材4はカメラ本体1にフィルムカートリッジ挿
入口3を開閉する方向(矢印E1,E2)にスライド可
能に支持される。蓋部材4に設けたナット部20は、蓋
部材4のスライド方向に沿って配置したねじ軸21に螺
合され、ねじ軸21の一端は電動モータ22に連結され
ている。フィルムカートリッジ室2内にはフィルムカー
トリッジ保持する保持部材23がフィルムカートリッジ
室2の軸線方向(矢印F1,F2)に移動可能に配置さ
れている。カートリッジ保持部材23に設けたナット部
24は、カートリッジ保持部材23の移動方向に沿って
配設したねじ軸に螺合され、ねじ軸25の一端は電動モ
ータ26に連結されている。27は電動モータ22,2
6を制御する制御回路であり、この制御回路27には、
制御指令を与えるタッチスイッチ28が接続されてい
る。
【0020】このように構成された第2の実施例におい
て、スイッチ28をオンし続けると、このオン信号に基
づいて制御回路27から電動モータ22に対し開方向の
起動指令が与えられる。これにより電動モータ22が起
動されると、ねじ軸21が回転するため、これに螺合す
るナット部20により蓋部材4を図7の矢印E1方向に
スライドさせ、フィルムカートリッジ室2の挿入口3を
開く。蓋部材4が完全に開かれた段階になると、電動モ
ータ22は自動的に停止する。その後、カメラ利用者の
意志によりスイッチ28に対するプッシュ操作力を解除
すると、スイッチ28はオフする。これに伴い制御回路
27はオフ信号基づいて電動モータ26に起動指令を与
え、電動モータ26を保持部材23がポップアップする
方向に起動させる。これによりねじ軸25が回転すると
フィルムカートリッジ6を含めた保持部材23が図7の
矢印F1方向へ移動され、フィルムカートリッジ6は挿
入口3から所定量突出され停止する。これにより、フィ
ルムカートリッジ6の取り出し動作が終了する。
【0021】一方フィルムカートリッジ6をフィルムカ
ートリッジ室2内に装填する場合は、スイッチ28と別
のタッチスイッチ(不図示)をオン操作することにより
電動モータ26をフィルム装填方向に起動してフィルム
カートリッジ6を含む保持部材23を図7の矢印F2方
向に移動させる。そして、フィルムカートリッジ6がフ
ィルムカートリッジ室2内に完全に装填されたことが確
認されたならば、不図示の別のスイッチをオフにする。
これにより、制御回路27は電動モータ22を蓋閉方向
に起動し、蓋部材4を図7の矢印E2方向へスライドし
てフィルムカートリッジ室2の挿入口3を閉塞する。
【0022】このような第2の実施例におては、スイッ
チ28を押すと、電動モータ26が起動して蓋部材4を
あけ、スイッチ28への押圧を解除すると、電動モータ
26が起動してフィルムカートリッジ6がポップアップ
されるものであるから、上記第2の実施例と同様に蓋部
材4が開かれた後のフィルムカートリッジ6の押し出し
時期をカメラ利用者の意志で任意にコントロールするこ
とができる。
【0023】−第3の実施例− 第3の実施例を図1および図8を参照して説明する。こ
の第3の実施例においては、図1の実線で示すバネ部材
5に代えて、破線で示すバネ部材30を設け、このバネ
部材30により蓋部材4を常時閉方向に付勢する。この
ように構成された第3の実施例において、操作部材7を
図1の矢印A方向へスライドさせると、係止爪7bがロ
ック爪4aから外れ、蓋部材4に対するロックが解除さ
れる。これと同時に係止部材11が図4に示すように矢
印B1の方向に回動されると、ピン9bが第1の係止部
11bから外れて第2の係止部11cに係止する。これ
に伴いエジェクト部材9が第1の係止部材11bと第2
の係止部材11c間の段差に相当する分図4の矢印C方
向にポップアップされるから、エジェクト部材9に支持
されたフィルムカートリッジ6も同一量ポップアップさ
れ、蓋部材4を図8の(a)に示すように僅かに押し開
く。その後、操作部材7に対する矢印A方向への操作力
を解除すると、操作部材7は元の位置へ復帰すると同時
に、係止部材11が図5に示すように矢印B2方向に回
動するから、ピン9bが第2の係止部11cから外れ、
エジェクト部材9およびフィルムカートリッジ6が終端
まで矢印C方向にポップアップされる。これに伴い蓋部
材4も図8の(b)に示すように開かれる。
【0024】このような第3の実施例においても第1の
実施例と同様な作用が効果が得られるほか、蓋部材のロ
ックが解除されているときでも、常に閉状態におかれる
から、蓋部材に手などをぶつけたり、蓋部材を破損した
りすることがない。
【0025】なお、本発明は上記実施例に示す構成のも
のに限定されず、請求項に記載された範囲を逸脱しない
限り種々に変形しうる。
【0026】上記実施例において、バネ部材5またはね
じ軸21を含む電動モータ22が開放手段を、操作部材
7またはタッチスイッチ28が操作手段を、ロック爪4
aおよび係止爪7bが蓋部材の係止手段を、操作部材7
によるロック爪4aと係止爪7bの解除またはタッチス
イッチ28のタッチ操作に伴い制御回路27が電動モー
タ22を起動させる一連の動作が第1の連動手段を、エ
ジェクト部材9またはねじ軸25を含む電動モータ26
がカートリッジ押し出し手段を、操作部材7の操作から
操作解除に伴い動作する係止部材11の作動でエジェク
ト部材9をポップアップされる一連の動作、またはタッ
チスイッチ28のオフにより制御回路27が電動モータ
26を起動させる一連の動作が第2の連動手段を、操作
部材7が操作されたときにピン9aが係止部材11の第
1の係止部11bから外れて第2の係止部11cに係止
することにより、フィルムカートリッジ6を一段階ポッ
プアップさせる一連の動作が第3の連動手段をそれぞれ
構成する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作手段の操作に連動する第1の連動手段により蓋部材
を開動作もしくは蓋部材のロックを解除し、その後、操
作手段への操作を解除することにより第2の連動手段を
作動させてカートリッジ押し出し手段をポップアップ動
作させ、フィルムカートリッジカートリッジ室から突出
させるようにしたので、フィルムカートリッジの押し出
し時期をカメラ利用者の意志で任意にコントロールする
ことができ、フィルムカートリッジのエジェクトにカメ
ラ利用者があわてることがなく、安心してフィルムカー
トリッジを取り出すことができる。また、蓋部材を常に
閉じる方向に付勢し、フィルムカートリッジのポップア
ップ動作で蓋部材を開動作させる構成にすることによ
り、蓋部材のロックが解除されているときでも閉状態に
保持でき、蓋部材が不用意に他の物体と干渉するのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の斜視図である。
【図2】本実施例のフィルムカートリッジ装填装置を備
えたカメラの概略斜視図である。
【図3】フィルムカートリッジが装填された状態を示す
説明図である。
【図4】操作部材を蓋のロック解除位置に操作したとき
の各部の作動状態を示す説明図である。
【図5】操作部材が復帰動作したときの各部の作動状態
を示す説明図である。
【図6】フィルムカートリッジがエジェクトされたとき
の各部の作動状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す概略構成図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示すもので、(a),
(b)はその動作説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 カートリッジ室 4 蓋部材 4a ロック爪 6 フィルムカートリッジ 7 操作部材 9 エジェクト部材 9b ピン 10 ばね 11 係止部材 11b 第1の係止部 11c 第2の係止部 11d スリット 13 ばね 21,25 ねじ軸 22,26 電動モータ 23 カートリッジ保持部材 27 制御回路 28 タッチスイッチ 30 バネ部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の斜視図である。
【図2】本実施例のフィルムカートリッジ装填装置を備
えたカメラの概略斜視図である。
【図3】フィルムカートリッジが装填された状態を示す
説明図である。
【図4】操作部材を蓋のロック解除位置に操作したとき
の各部の作動状態を示す説明図である。
【図5】操作部材が復帰動作したときの各部の作動状態
を示す説明図である。
【図6】フィルムカートリッジがエジェクトされたとき
の各部の作動状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す概略構成図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例を示すもので、(a),
(b)はその動作説明図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に形成され、フィルムカート
    リッジが挿入されるフィルムカートリッジ室と、 前記フィルムカートリッジ室のフィルムカートリッジ挿
    入口を開閉する蓋部材と、 前記挿入口を閉鎖する前記蓋部材を開放させる開放手段
    と、 操作部材と、 前記フィルムカートリッジ室に挿入された前記フィルム
    カートリッジを前記挿入口から突出させるカートリッジ
    押し出し手段とを備えたフィルムカートリッジ取り出し
    装置において、 前記操作手段への操作に連動して前記開放手段を作動さ
    せる第1の連動手段と、 前記操作手段への前記操作の解除に連動して前記カート
    リッジ押し出し手段を作動させる第2の連動手段とを備
    えたことを特徴とするフィルムカートリッジ取り出し装
    置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に形成され、フィルムカート
    リッジが装填されるフィルムカートリッジ室と、 前記フィルムカートリッジ室のフィルムカートリッジ挿
    入口を開閉する蓋部材と、 前記蓋部材を閉位置に係止する係止手段と、 操作手段と、 前記フィルムカートリッジ室に挿入された前記フィルム
    カートリッジを前記挿入口から突出させるカートリッジ
    押し出し手段とを備えたフィルムカートリッジ取り出し
    装置において、 前記蓋部材を閉方向に付勢する付勢手段と、 前記操作手段への操作に連動して前記係止手段の係止を
    解く第1の連動手段と、 前記操作手段への前記操作の解除に連動して前記カート
    リッジ押し出し手段を作動させることで前記フィルムカ
    ートリッジを突出させる第2の連動手段とを備え、前記
    フィルムカートリッジの突出動作により前記蓋部材を前
    記付勢手段に抗して開放させることを特徴とするフィル
    ムカートリッジ取り出し装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフィルムカートリッジ取
    り出し装置において、前記操作部材への操作に連動して
    前記フィルムカートリッジを一段階突出させる第3の連
    動手段を備え、この第3の連動手段による突出量は、前
    記第2の連動手段による突出量よりも少ないことを特徴
    とするフィルムカートリッジ取り出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のフィルムカートリッジ取
    り出し装置において、前記操作部材への操作に連動して
    前記フィルムカートリッジを一段階突出させる第3の連
    動手段を備え、この第3の連動手段による突出量は、前
    記第2の連動手段による突出量よりも少なく、かつ、こ
    の第3の連動手段によるフィルムカートリッジの突出動
    作によって前記蓋部材を開放させる開放量は前記第2の
    連動手段による開放量よりも少ないことを特徴とするフ
    ィルムカートリッジ取り出し装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5634165A (en) * 1994-12-02 1997-05-27 Minolta Co., Ltd. Camera with device to prevent accidental dropping of film cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5634165A (en) * 1994-12-02 1997-05-27 Minolta Co., Ltd. Camera with device to prevent accidental dropping of film cartridge

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