JPH05158144A - フィルムカートリッジ取り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋部材の開方向への操作でフィルムカートリ
ッジのエジェクト時期をカメラ利用者の意志で任意にコ
ントロールする。 【構成】 蓋部材５が、フィルムカートリッジ２のカー
トリッジ室３への挿脱時に干渉しない約９０度の開き角
度位置から、さらに開方向へ回動されたときに、突部１
１により連動軸８を押圧してスライド移動させ、この動
作により係止解除レバー１５およびロック部１４をロッ
ク解除方向へ回動し、ロック部材１４をフィルムカート
リッジ２から外して、エジェクト用コイルばね７により
フィルムカートリッジ２をカートリッジ室３の挿入口３
ａから外方へ突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、フィルムカートリッジ
取り出し装置、特に蓋部材の開放操作でフィルムカート
リッジをカートリッジ室から突出させることができるフ
ィルムカートリッジ取り出し装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年のカメラでは、１３５フィルムのよ
うにフィルムリード部がパトローネ外へ大きく引き出さ
れているパトローネ入りロールフィルムに代えて、フィ
ルムをカートリッジ内に完全に収容し、フィルム巻軸を
回転することにより、フィルム送りを可能にした構造の
フィルムカートリッジが使用されてきている。この種の
フィルムカートリッジは、カメラ本体の側面あるいは底
面から予め決められた向き、および姿勢でカメラ本体の
カートリッジ室内に押し込むことにより、簡単に装填す
ることができる。一方、カートリッジ室に挿入されたフ
ィルムカートリッジは、カートリッジ室内に埋没した状
態にあるため、指先などで簡単に摘み出すことができな
い。そこで、フィルムカートリッジを使用するカメラに
おいては、カメラ本体にエジェクト機構を組込み、この
エジェクト機構を動作させることにより、フィルムカー
トリッジをカートリッジ室から所定量突出させ、これに
よってフィルムカートリッジの取り出しを容易にしてい
る。

【０００３】従来、このようなフィルムカートリッジの
取り出し装置を備えたカメラとしては、例えば、特開平
２−２４８９４０号公報などに示すものが知られてい
る。この種のフィルムカートリッジ取り出し装置は、カ
ートリッジ室のフィルムカートリッジ挿入口を開閉する
蓋と、この蓋を閉状態にロックするロック部材と、カー
トリッジ室内に装填されたフィルムカートリッジを挿入
口から外方へ突出させるエジェクト部材をフィルムカー
トリッジの装填位置にロックするロック部材と、蓋およ
びエジェクト部材の各ロック部材のロックを解除するロ
ック解除部材とから構成されるものであり、ロック解除
部材がロック解除方向に操作されると、まず、蓋のロッ
クが解除されて蓋が開き、次いでエジェクト部材のロッ
クが解除されてエジェクト部材がポップアップ動作し、
これによりフィルムカートリッジをエジェクトするもの
である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフィルムカートリッジ取り出し装置では、カ
ートリッジ蓋が開かれる位置までロック解除部材をスラ
イドさせた後、同一方向へのスライドの増分でエジェク
トを許可する構造になっているため、カートリッジ蓋の
開動作からエジェクトまで一気にスライド操作してしま
うと、カートリッジ蓋が開くとほぼ同時にフィルムカー
トリッジがカメラから不用意に飛び出すおそれがある。

【０００５】本発明の目的は、蓋部材の開方向への操作
でフィルムカートリッジのエジェクト時期をカメラ利用
者の意志で任意にコントロールできるフィルムカートリ
ッジ取り出し装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】図１，図２に対応付けて
本発明を説明すると、本発明は、カメラ本体１に形成さ
れ、フィルムカートリッジ２が挿入されるカートリッジ
室３と、カートリッジ室３のフィルムカートリッジ挿入
口部３ａを開閉する蓋部材５と、カートリッジ室３内に
装填されたフィルムカートリッジ２を挿入口３ａから突
出させるエジェクト手段（図２のコイルばね７、図１の
ロック部材１４に相当）とを備えたフィルムカートリッ
ジ取り出し装置に適用される。そして、上記目的は、蓋
部材５の開方向への動きに連動してエジェクト操作指令
力を発生し、この操作指令力によりエジェクト手段をエ
ジェクト動作させる連繋手段（図１の連動軸８，突部１
１に相当）を備えることにより、達成できる。

【０００７】

【作用】上記の構成により、蓋部材５の開方向への動き
に連動して発生するエジェクト操作指令力でエジェクト
手段がエジェクト動作されるから、蓋部材５を開方向へ
意識して操作することにより、フィルムカートリッジ２
のエジェクト時期をカメラ利用者の意志で任意にコント
ロールでき、かつ蓋部材そのものをエジェクト操作部材
として利用し得る。

【０００８】

【実施例】

−第１の実施例− 図１〜図６は、本発明の第１の実施例を示している。図
１〜図６において、カメラ本体１には、フィルムカート
リッジ２が挿入されるカートリッジ室３が形成されてい
る。カートリッジ室３は、カメラ本体１の底面（図１の
上面）にフィルムカートリッジ２が出し入れできる挿入
口３ａを有し、この挿入口３ａは、カメラ本体１の底部
に軸ピン４により回動可能に枢着した蓋部材５によって
開閉され、蓋部材５は、公知のロック機構（不図示）に
より閉状態にロックされる構造になっている。

【０００９】カートリッジ室３内の底部には、カメラ本
体１に内蔵された不図示の減速ギヤ列を介して不図示の
モータにより回転されるフォ−ク部材６が回転可能に設
けてあり、さらに、フィルムカートリッジ２をカートリ
ッジ室３から突出させるエジェクト用の円錐台状のコイ
ルばね７が配置されている。また、フィルムカートリッ
ジ２の挿入側端面には、フォ−ク部材６と係脱する係合
部２ａが設けられている。この係合部２ａは、フィルム
カートリッジ２のフィルム巻軸（不図示）に一体に形成
されるもので、フィルムカートリッジ２がコイルばね７
に抗してカートリッジ室３内に完全に挿入されたときに
フォ−ク部材６と係合し、この係合状態でフォ−ク部材
６が不図示のモータにより左回転、または右回転された
とき、係合部２ａを含むフィルム巻軸が同一方向に回転
してフィルムの送り出し、またはフィルムの巻取りを行
なうようになっている。

【００１０】８は、カメラ本体１に、カートリッジ室３
の挿入口３ａ側に近接して水平に配置した連動軸であ
り、この連動軸８は、カメラ本体１に設けた一対の支持
部９ａ，９ｂにより水平方向（図１のＬＲ方向）にスラ
イド可能に支持されているとともに、連動軸８に設けた
フランジ部８ｃと支持部９ｂ間に介在した圧縮コイルば
ね１０によって図１のＬ方向へ付勢されている。また、
支持部９ａから外方へ突出する連動軸８の一端８ａに対
向する蓋部材５の枢支基部には、蓋部材５の開操作時に
一端８ａと係合して連動軸８を図１のＲ方向へスライド
させるための突部１１が形成されている。

【００１１】１２は、連動軸８の設置面と直角なカメラ
本体１の他の部分に、一対の支持部１３ａ，１３ｂによ
り水平にかつ回転可能に支持した軸であり、この軸１２
の一端には、フィルムカートリッジ２の挿入口３ａ側端
縁に係止してフィルムカートリッジ２をカートリッジ室
３内に装填状態に保持するロック部材１４が固着され、
軸１２の他端には、連動軸８の他端と係合する係止解除
レバー１５が固着されている。また、軸１２にはトーシ
ョンばね１６が装着され、その一端を係止部材１４に、
他端をカメラ本体１に結合することにより、ロック部材
１４をフィルムカートリッジ２の縁部と係止する方向
に、係止解除レバー１５を連動軸８の他端８ｂに当接す
る方向に付勢するようになっている。

【００１２】次に、上記のように構成された第１の実施
例の動作について説明する。図１および図２は、フィル
ムカートリッジ２がカートリッジ室３内に装填され、蓋
部材５が閉められた状態を示している。このとき、ロッ
ク係止部材１４がフィルムカートリッジ２の縁部に係止
しているため、フィルムカートリッジ２はカートリッジ
室３内に完全に挿入された装填位置にロックされ、フィ
ルムカートリッジ２の係合部２ａはフォ−ク部材６に係
合している。また、蓋部材５は、不図示のロック機構に
より閉状態にロックされている。

【００１３】次に、カートリッジ室３内に装填されてい
るフィルムカートリッジ２を取り出す場合について述べ
る。まず、不図示の蓋ロック機構を操作して蓋部材５の
ロックを解除し、この蓋部材５を図２の矢印Ａ方向へ回
転させる。図３および図４は、蓋部材５を矢印Ａ方向に
約９０度回転した状態を示している。この状態では、カ
ートリッジ室３の挿入口３ａが開放され、蓋部材５の突
部１１は連動軸８の一端８ａに当接する。その後、蓋部
材５を手操作により、さらに矢印Ａ方向へ回転して、図
５、図６に示す状態にすると、突部１１が連動軸８の一
端８ａを圧縮コイルばね１０に抗して押圧するため、連
動軸８は図５および図６の矢印Ｂ方向にスライドされ
る。これに伴い連動軸８の他端８ｂは、係止解除レバー
１５を押圧するため、この係止解除レバー１５は軸１２
を中心にしてトーションばね１６に抗し図５および図６
の矢印Ｃ方向に回動すると同時に、ロック部材１４も同
一方向に回動してフィルムカートリッジ２の縁部から外
れる。その結果、フィルムカートリッジ２はコイルばね
７によって、図５および図６に示すようにカートリッジ
室３の挿入口３ａから外方へ突出され、取り出し可能な
状態になる。

【００１４】次に、フィルムカートリッジを装填する場
合について述べる。この場合は、蓋部材５を図３または
図５に示す状態にする。蓋部材５が図３に示す如く約９
０度に開かれた状態にあるときは、ロック部材１４はロ
ック位置にある。この状態で、フィルムカートリッジ２
を所定の向きで挿入口３ａからカートリッジ室３内に押
し込むと、フィルムカートリッジ２の挿入側周縁がロッ
ク部材１４の先端傾斜面１４ａと摺接することでロック
部材１４をロック位置から退避する方向に回動させ、フ
ィルムカートリッジ２の挿入を許可する。その後、フィ
ルムカートリッジ２がエジェクト用のコイルばね７を圧
縮し、係合部２ａがフォ−ク部材６に係合される装填位
置まで押し込まれると、ロック部材１４がフィルムカー
トリッジ２の端縁に係止する。これにより、フィルムカ
ートリッジ２は装填状態に保持される。

【００１５】蓋部材５が図５に示す如くフィルムカート
リッジの挿脱に干渉しない位置から、さらに開放方向に
回動された状態では、ロック部材１４は、突部１１によ
り押圧される連動軸８の矢印Ｂ方向へのスライド動作に
よって挿入口３ａから退避した位置におかれる。したが
って、フィルムカートリッジ２はロック部材１４と干渉
することなくカートリッジ室３内に挿入できる。そし
て、フィルムカートリッジ２がエジェクト用のコイルば
ね７を圧縮し、係合部２ａがフォ−ク部材６に係合され
る装填位置まで押し込まれた後、蓋部材５に加えていた
開方向の力を解除すれば、ロック部材１４は元のロック
位置に戻ると同時にフィルムカートリッジ２の端縁に係
止する。これにより、フィルムカ−トリッッジ２は装填
状態に保持される。

【００１６】このように第１の実施例においては、蓋部
材５をフィルムカートリッジ２の挿脱に干渉しない開位
置から、さらに開方向に操作することにより、蓋部材５
の枢支部に設けた突部１１で連動軸８をスライドさせ、
このスライド動作でフィルムカートリッジ２に対するロ
ック部材１４のロックを解除してフィルムカートリッジ
２を圧縮コイルばね７によりエジェクトするようにした
ので、蓋部材５を開いた後でフィルムカートリッジ２を
視認しながらフィルムカートリッジのエジェクト時期を
カメラ利用者の意志で任意にコントロ−ルできる。この
ため、従来のようにフィルムカートリッジが不用意にエ
ジェクトされることがなくなり、安心してフィルムを取
り出すことができる。また、蓋部材そのものがエジェク
ト操作部材となるため、エジェクト操作がし易く、確実
にできる。

【００１７】−第２の実施例− 図７〜図１２は、本発明の第２の実施例を示している。
図７〜図１２において、図１〜図６と同一または相当部
分には図１〜図６と同一の符号を付して、その説明を省
略し、第１の実施例と異なる部分を重点に述べる。

【００１８】第２の実施例において、第１の実施例と異
なる点は、蓋部材の開方向への操作によるフィルムカー
トリッジのエジェクト部材を蓋部材の開方向への操作に
連動する連動軸により直接動作できるようにしたところ
にある。

【００１９】すなわち、蓋部材５の開方向の操作に連動
する連動軸２０は、蓋部材５の枢支部側において、カー
トリッジ室３の長手方向と平行な方向（図７のＵＤ方
向）に配置され、カメラ本体１に設けた支持部２１ａ，
２１ｂによりＵＤ方向にスライド可能に支持されてい
る。また、連動軸２０に設けたフランジ部２０ｃと支持
部２１ｂ間には圧縮コイルばね２２が介在されており、
この圧縮コイルばね２２によって連動軸２０を蓋部材５
の枢支部方向（図７のＵ方向）へ付勢する。

【００２０】蓋部材５の枢支基部には、枢支基部の外周
から径方向に突出する突部２３が形成されており、この
突部２３は、蓋部材５を約９０度開いた位置から、さら
に開方向に操作したとき、連動軸２０の一端２０ａに係
合して連動軸２０を図７のＤ方向へスライド動作させ
る。

【００２１】カートリッジ室３内に挿入されたフィルム
カートリッジ２をエジェクトするためのエジェクト部材
２４は、連動軸２０の他端とカートリッジ室３の底部間
に差し渡し状態にして配置されている。このエジエクト
部材２４は、軸ピン２５によりカメラ本体１にシーソー
運動可能に軸支され、その一端部は連動軸２０の他端に
当接し、その他端部はカートリッジ室３内のフィルムカ
ートリッジ２の挿入側端に当接している。２６は蓋部材
５の内面に取り付けたフィルムカートリッジ押さえばね
である。

【００２２】次に、上記のように構成された第２の実施
例の動作について説明する。図７および図８は、フィル
ムカートリッジ２がカートリッジ室３内に装填され、蓋
部材５が閉められた状態を示している。この状態では、
蓋部材５は不図示のロック機構により閉状態にロックさ
れ、また、フィルムカートリッジ２は、蓋部材５に設け
た押さえばね２６により装填位置に保持される。

【００２３】次に、カートリッジ室２内に装填されてい
るフィルムカートリッジ２を取り出す場合について述べ
る。この場合は、まず、不図示の蓋ロック機構を操作し
て蓋部材５のロックを解除し、この蓋部材５を図８の矢
印Ｅ方向に回転させる。図９および図１０は、蓋部材５
を矢印Ｅ方向に約９０度回転した状態を示している。こ
の状態では、カートリッジ室３の挿入口３ａが開放さ
れ、フィルムカートリッジは取り出させる状態にある。
その後、蓋部材５を手操作により、さらに矢印Ｅ方向へ
回転して、図１１，図１２に示す状態にすると、突部２
３が連動軸２０の一端２０ａに係合して、連動軸２０全
体を圧縮コイルばね２２に抗し図１１，図１２の矢印Ｆ
方向へ押圧し、スライドさせる。このため、連動軸２０
の他端２０ｂと係合するエジェクト部材２４は、軸ピン
２５を中心にして、図１１，図１２の矢印Ｇ方向に回動
する。これに伴いエジェクト部材２４の他端がフィルム
カートリッジ２の挿入側端面を図１２の上方へ押し上げ
るため、フィルムカートリッジ２はカートリッジ室３の
挿入口３ａから外方へ突出され、取り出し可能な状態に
なる。

【００２４】フィルムカートリッジ２を装填する場合
は、蓋部材５を図９，図１０に示すように約９０度開か
れた位置に保持して突部２３を連動軸２０から離間させ
る。この状態で、フィルムカートリッジ２を挿入口３ａ
からカートリッジ室３内に挿入した後、蓋部材５を閉
め、ロックすれば、図７および図８に示す装填状態にな
る。

【００２５】このように第２の実施例においては、フィ
ルムカートリッジ２のエジェクト部材２４を蓋部材５の
開方向への操作に連動してスライドする連動軸２０によ
り直接動作させてフィルムカートリッジ２をカートリッ
ジ室３からポップアップさせるようにしたので、第１の
実施例と同様な効果が得られるほか、第１の実施例に比
べて、フィルムカートリッジを装填位置にロックするロ
ック部材等が不要になる。

【００２６】なお、上記実施例では、蓋部材を９０度以
上開方向に回転したときに連動軸が動作してエジェクト
部材、あるいはロック部材を作動させ、フィルムカート
リッジをエジェクトする場合について述べたが、その回
転角度は９０度以上に限定されず、９０度以下でもよ
い。また、蓋部材の開方向への動きに連動して操作によ
りフィルムカートリッジをエジェクトさせるための操作
指令力を発生させる連繋手段は、上記実施例に示す構成
のものに限らず、請求項に記載した範囲を逸脱しない限
り種々に変形し得る。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓋
部材の開方向への動きに連動してエジェクト操作指令力
を発生する連繋手段を設け、この操作指令力により、エ
ジェクト手段をエジェクト動作させることで、フィルム
カートリッジをカートリッジ室から突出させるようにし
たので、蓋部材を開方向へ意識して操作することによ
り、フィルムカートリッジのエジェクト時期をカメラ利
用者の意志で任意にコントロールでき、これによって、
不用意なフィルムカートリッジの飛び出しをなくするこ
とができる。また、蓋部材そのものがエジェクト操作手
段となるため、エジェクト操作がし易く、確実にできる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例におけるフィルムカート
リッジ取り出し装置のフィルムカートリッジ装填状態を
示す要部の斜視図である。

【図２】図１に対応するフィルムカートリッジ取り出し
装置の縦断面図である。

【図３】第１の実施例において、蓋部材を約９０度開い
た状態を示す要部の斜視図である。

【図４】図３に対応するフィルムカートリッジ取り出し
装置の縦断面図である。

【図５】第１の実施例において、フィルムカートリッジ
のエジェクト状態を示す要部の斜視図である。

【図６】図５に対応するフィルムカートリッジ取り出し
装置の縦断面図である。

【図７】本発明の第２の実施例におけるフィルムカート
リッジ取り出し装置のフィルムカートリッジ装填状態を
示す要部の斜視図である。

【図８】図７に対応するフィルムカートリッジ取り出し
装置の縦断面図である。

【図９】第２の実施例において、蓋部材を約９０度開い
た状態を示す要部の斜視図である。

【図１０】図９に対応するフィルムカートリッジ取り出
し装置の縦断面図である。

【図１１】第２の実施例において、フィルムカートリッ
ジのエジェクト状態を示す要部の斜視図である。

【図１２】図１１に対応するフィルムカートリッジ取り
出し装置の縦断面図である。

【符号の説明】

１ カメラ本体 ２ フィルムカートリッジ ３ カートリッジ室 ３ａ 挿入口 ５ 蓋部材 ７ エジェクト用コイルばね ８，２０ 連動軸 １０，２２ 圧縮コイルばね １１，２３ 突部 １２ 軸 １４ ロック部材 １５ 係止解除レバー ２４ エジェクト部材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カメラ本体に形成され、フィルムカート
   リッジが挿入されるカートリッジ室と、 前記カートリッジ室のフィルムカートリッジ挿入口部を
   開閉する蓋部材と、 前記カートリッジ室内に装填されたフィルムカートリッ
   ジを前記挿入口から突出させるエジェクト手段とを備え
   たフィルムカートリッジ取り出し装置において、 前記蓋部材の開方向への動きに連動してエジェクト操作
   指令力を発生し、この操作指令力により前記エジェクト
   手段をエジェクト動作させる連繋手段を備えたことを特
   徴とするフィルムカートリッジ取り出し装置。
2. 【請求項２】 前記エジェクト手段は、前記フィルムカ
   ートリッジをフィルムカートリッジ室からエジェクトす
   る方向に付勢するばねと、 このばねにより付勢されるフィルムカートリッジを係止
   するロック部材とからなり、 前記エジェクト操作指令力により前記ロック部材を操作
   して前記係止を解除するように構成したことを特徴とす
   る請求項１に記載のフィルムカートリッジ取り出し装
   置。
3. 【請求項３】 前記エジェクト手段は、前記フィルムカ
   ートリッジをフィルムカートリッジ室からエジェクトす
   る方向に押動する押動部材を備え、前記エジェクト操作
   指令力によりこの押動部材を操作するように構成したこ
   とを特徴とする請求項１に記載のフィルムカートリッジ
   取り出し装置。
4. 【請求項４】 前記蓋部材がフィルムカートリッジのカ
   ートリッジ室への挿脱に干渉しない位置から、さらに開
   方向へ操作されたときにエジェクト操作指令力を発生さ
   せるように構成されていることを特徴とする請求項１〜
   ３のいずれか１項に記載のフィルムカートリッジ取り出
   し装置。