JP2904356B2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JP2904356B2 JP16108390A JP16108390A JP2904356B2 JP 2904356 B2 JP2904356 B2 JP 2904356B2 JP 16108390 A JP16108390 A JP 16108390A JP 16108390 A JP16108390 A JP 16108390A JP 2904356 B2 JP2904356 B2 JP 2904356B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は給油所において用いられる給油装置に関し、
特に車両等の燃料タンクへ誤った液種の油類の給油を防
止する場合に用いて好適な給油装置に関する。
〔従来の技術〕
近時、車両の燃料タンクに誤った液種の油液を給油す
ることを防止する給油装置としては、給油ノズルの吐出
パイプ先端側に、燃料タンクに貯留している油蒸気の濃
度に応じて電気的値(抵抗値)が変化する半導体式の油
蒸気検出センサを設け、この油蒸気センサの出力により
油種を判定し、給油を許可するようにした給油装置が知
られている。
そして、この種の給油装置においては、燃料タンクの
油蒸気を確実に検出出来るように、上述の如く油蒸気検
出センサは、給油の際、燃料タンクの給油口に挿入され
る給油ノズルの吐出パイプ先端側に設けられている。
しかし、このように給油ノズルの吐出パイプの先端側
に油蒸気検出センサを設ける給油装置の構成にあって
は、給油の際、吐出パイプから吐出された油液が給油口
内壁等に当ってはね返ったり、燃料タンクが満タンまで
給油されて給油口近傍まで液面が上昇してきたりして油
蒸気検出センサが接油してしまったりする可能性があ
る。
ところで、蒸気濃度検出センサが前述の如く接油して
しまった場合等は、油蒸気検出センサに付着した油液が
蒸発し油蒸気検出センサが再び油蒸気の濃度の検出が可
能な状態に復帰するまで、約30秒から10分程度の時間を
有するばかりか、油蒸気検出センサの耐用寿命をも縮め
ることにもつながり好ましくない。
このような欠点を改良するために、特開平1−199900
号公報(以下、先行技術という)に示すように、ホース
の外周に沿わせて可撓パイプ状の吸引管路を設け、該吸
引管路の一端を給油ノズルの吐出パイプ先端に開口さ
せ、該吸引管路の他端を給油装置のハウジング内に臨ま
せ、該ハウジング内に位置して吸引管路に吸引用の空気
ポンプとガスセンサを設け、該空気ポンプによって給油
ノズルの吐出パイプ先端側のガスを吸引し、ガスセンサ
によって吸引した蒸気中の油濃度を検出するようにした
ものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、上記先行技術によるものは吸引管路を給油ホ
ースの外側に沿わせて設けると共に、給油ノズルの外側
から吐出パイプに沿って該吐出パイプの先端に開口させ
るようになっている。
しかし、給油ホースと給油ノズルとの間は回動継手を
介して接続するものであるため、吸引管路はこの回動継
手の位置を外側から引きまわすように配設する必要があ
る。
このため、給油ノズルを任意に回動しようとすると、
外部に露出した吸引管路が邪魔となるばかりでなく、回
動継手の部分で吸引管路が撓んだり、捩れたりしてしま
い、十分に油蒸気を吸引しえないという問題点がある。
特に、吸引管路は可撓管からなるものであるから、折曲
ったり、折損しやすいという問題点がある。さらには、
給油ノズルやホースを交換したり、修理しようとすると
き、吸引管路が邪魔となって、作業性に劣るという問題
点もある。
本発明は前述した従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、給油ホースと給油ノズルとの間の回動継手の部分
で吸引管路を引き回さなくてもすむようにした給油装置
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る給油装置が
採用する吸引通路の特徴は、給油ノズルの吐出パイプ内
に挿通され、先端が該吐出パイプの先端側に開口し、他
端がノズル本体に設けられた導出孔から気液密に導出さ
れた第1の吸引管路と、給油ホース内に挿通され、先端
が回動継手のホース側継手に設けられた導出孔から気液
密に導出され、他端が油蒸気検出センサに至る第2の吸
引管路と、前記回動継手のノズル側継手とホース側継手
との間に形成された環状空間からなる環状通路と、前記
ノズル側継手に設けられ、一端が管継手を介して前記第
1の吸引管路と接続され、他端が前記環状通路に開口し
たノズル側継手通路と、前記ホース側継手に設けられ、
一端が前記環状通路に開口し、他端が管継手を介して前
記第2の吸引管路と接続されたホース側継手通路とから
構成したことにある。
〔作用〕
このように構成することにより、給油ノズルの吐出パ
イプ先端の雰囲気は、第1の吸引管路、ノズル側継手通
路、環状通路、ホース側継手通路および第2の吸引管路
を順次介して吸引される。この際、回動継手の位置では
ノズル側継手通路、環状通路、ホース側継手通路のいず
れもが当該回動継手内に形成されるものであるため、給
油ホースに対して給油ノズルを任意に回動させても、油
蒸気の吸引を円滑に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照しつつ詳細
に述べる。
図面において、10はノズル本体11と後述する吐出パイ
プ18とからなる給油ノズルで、該給油ノズル10のノズル
本体11は全体が直線的な棒状に形成され、長さ方向の中
間部に位置する弁体収容部12と、該弁体収容部12の前,
後にそれぞれ位置する筒部13、把持部14と、前記弁体収
容部12の側面に開口するボス部15と、該ボス部15と反対
の側面に位置し、自動閉弁機構(図示せず)を収容した
自動閉弁機構収容部16とから大略構成され、ノズル本体
11内はボス部15から筒部13にかけて油通路17が形成され
ている。18はノズル本体11の筒部13側に後述のパイプ継
手31を介して取付けられた吐出パイプで、該吐出パイプ
18の先端は吐出口18Aとなっている。
19は油通路17の途中に位置してノズル本体11内に設け
られた弁座、20は該弁座19に離着座する主弁体、21は該
主弁体20に離着座する副弁体、22は該副弁体21と一体に
動作する弁軸で、該弁軸22は操作レバー23の開閉弁操作
によって矢示A,A′方向に変位し、主弁体20、副弁体21
を開閉するようになっていると共に、後述する検知口27
が液面または泡面により閉塞され自動閉弁機構が作動し
たときには操作レバー23によらず、主弁体20、副弁体21
が自動的に閉弁するようになっている。なお、これらの
構成に関しては本出願人が先に出願した特開昭63−1789
96号公報、特開昭63−272699号公報等で公知である。
24は前記ノズル本体11の筒部13内に挿嵌して設けられ
た補助弁取付部材で、該補助弁取付部材24の弁軸24Aに
は液圧に応動して弁座19に離着座する補助弁25が設けら
れている。また、26は吐出パイプ18内に挿通された負圧
管で、該負圧管26の一端は吐出口18Aに開口した検知口2
7に接続され、その他端は補助弁取付部材24と接続さ
れ、これに穿設された通気路(図示せず)、ノズル本体
11に穿設された通気路28等を介して自動閉弁機構と連通
され、しかも前記通気路28は弁座19に穿設された吸気通
路29と連通している。これにより、燃料タンク内の液
面、泡面の上昇によって検知口27が閉塞されると、ベン
チュリ作用によって吸気通路29から自動閉弁機構内の空
気を吸気し、ダイヤフラムを変位させて、前記主弁体2
0、副弁体21を閉弁させ、併せて自動閉弁機構内に設け
られた液・泡検知センサ(図示せず)により、液面また
は泡面を検知するようになっている。さらに、30は吐出
パイプ18の吐出口18Aに設けられた超音波センサからな
る液面センサで、該液面センサ30は前記液・泡検知セン
サと協働してポンプモータを停止させ、または再起動さ
せることにより、確実な満タン給油を可能としている。
なお、これらについても先に述べた特開昭63−272699号
公報で公知である。
31は補助弁取付部材24の前側に位置してノズル本体11
の筒部13内に挿入して設けられた段付筒状のパイプ継手
で、該パイプ継手31は第4図に示すようにその内周側が
吐出パイプ18の基端を圧入するパイプ圧入部31Aとなっ
ている。
一方、前記パイプ継手31には前端からU字状に切り欠
いた切欠き溝32が設けられ、該切欠き溝32は前記筒部13
の先端をU字状に切り欠いた切欠き溝33と合致するよう
になっており、これら各切欠き溝32,33には後述する第
1の吸引管36が挿嵌され、外部に導出されるようになっ
ている。34は前記パイプ継手31の前端に螺着されるキャ
ップで、該キャップ34は切欠き溝32,33に挿入された吸
引管36の抜け止めを図るものである。
35はノズル本体11の筒部13の先端外周に螺着された締
付金具で、ノズル本体11の筒部13内に弁座19、補助弁取
付部材24、パイプ継手31とキャップ34を順次挿入した状
態で前記締付金具35を螺着することにより、弁体収容部
12の内側に設けられた段部12Aとの間でこれらの位置決
めと固定を行うものである。
次に、36は吐出パイプ18内に挿通された第1の吸引管
で、該吸引管36の一端36Aは吐出パイプ18の吐出口18A上
面に設けた吸引口37に開口し、その他端36B側はパイプ
継手31に設けた切欠き溝32、ノズル本体11の筒部13に設
けた切欠き溝33を介して該ノズル本体11から外部に導出
されている。38はパイプ継手31の切欠き溝32に挿入され
た第1の吸引管36を気液密に保持するシール部材で、該
シール部材38としては樹脂、銀ロウ等の接着部材が用い
られている。ここで、前記第1の吸引管36を切欠き溝3
2,33からなる導出孔より気液密に導出するには、キャッ
プ34、締付金具35を取り外した状態で、各切欠き溝32,3
3に第1の吸引管36を挿入し、次にキャップ34を螺着す
ると共にシール部材38で封止し、締付金具35を取付ける
ことにより固定される。なお、前記第1の吸引管36の他
端36B側は途中で接続された2部材として図示している
が、これは組付け上の都合である。
次に、39はノズル本体11のボス部15と後述の給油ホー
ス53との間に設けられた本実施例の回動継手で、該回動
継手39はノズル側継手40と後述のホース側継手49とから
構成されている。
ここで、前記ノズル側継手40は内筒41と該内筒41の外
周に同軸に設けられた外筒42とから大略構成されてい
る。そして、前記内筒41はその一端がボス部15に螺着さ
れ、その軸方向中間には外筒42を位置決めする鍔部41A
が形成され、他端はホース側継手49と玉軸受43を介して
回動可能に接続されている。また、前記外筒42は第6図
ないし第8図にも示すようにリング状体によって形成さ
れ、ボス部15と内筒41の鍔部41Aとの間に軸方向に設け
られ、一側端面は固定ピン44を介してボス部15に対して
回転止めされ、他側端面は鍔部41Aが嵌合する環状溝42A
となっている。しかも前記外筒にはホース側継手49のス
トッパ52Bに当接する扇状のストッパ突起42Bが一体に形
成され、給油ホース53を給油所高所から吊下した懸垂式
給油装置として使用するとき、油液のダレ落ちを防止す
べく給油ノズル10の吐出パイプ18を上方に向け回動した
とき、扇状ストッパ突起42Bがホース側継手49のストッ
パ52Bに当接し、この状態を保持するようになってい
る。
さて、45は前記外筒2の扇状ストッパ突起42Bに半径
方向内向きに穿設された管継手取付用のねじ穴、46は該
ねじ穴45の奥部と連通した状態で軸方向に穿設されると
共に、環状溝42Aに開口した油通路を示し、前記ねじ穴4
5にはL字状管継手47が螺着されている。そして、前記
ねじ穴45、油通路46、管継手47によってノズル側継手通
路48が形成され、該管継手47は第1の吸引管36の他端36
Bに嵌着されている(第3図、第7図、第8図参照)。
一方49は前述したノズル側継手40と共に回動継手39を
構成する給油ホース側継手を示し、該ホース側継手49は
L字状をなしたエルボ継手50と、給油ホース53が接続さ
れるホース取付継手51とから大略構成され、これら各継
手50,51は玉軸受52を介して回動可能に連結されてい
る。そして、前記エルボ継手50は、第9図ないし第11図
にも示すように、一端がノズル側継手40の外筒42の他端
側が嵌合する大径嵌合部50Aとなり、該大径嵌合部50Aの
外周には外筒42のストッパ突起42Bが当接するストッパ5
0Bが軸方向に突出し、さらに大径嵌合部50Aに隣接して
周方向に90度離間した状態で2か所の膨出部50C,50Dが
形成され、しかも該エルボ継手50はノズル側継手40の外
筒42の他端と前述した玉軸受43を介して回動可能に連結
されている。また、ホース取付継手51にはホース嵌着口
51Aに給油ホース53の一端が嵌着されている(第1図参
照)。
また、前記エルボ継手50の大径嵌合部50A内周側には
内筒41の鍔部41Aおよび外筒42端面との間に環状空間か
らなる環状通路54が形成され、該環状通路54にはノズル
側継手通路48の油通路46が開口すると共に、後述するホ
ース側継手通路58の油通路56が開口し、回動継手39の回
動状態のいかんに拘らずこれら油通路46と56とを恒常的
に連通している。
さて、55はエルボ継手50の一方の膨出部50Cに接線方
向に穿設された管継手取付用のねじ穴、56は該ねじ穴55
の奥部と連通した状態で環状通路54に向けて軸方向に穿
設された油通路を示し、前記ねじ穴55にはL字状管継手
57が螺着されている。そして、前記ねじ穴55、油通路5
6、管継手57によってホース側継手通路58が形成されて
いる(第3図、第11図参照)。
一方、エルボ継手50の他の膨出部50Dには湾曲状の管
挿通穴59が穿設され、該管挿通穴59の一端はスルー継手
取付用のねじ穴60が設けられ、その他端はエルボ継手50
内の油路に開口している。そして、前記スルー継手取付
用ねじ穴60には後述する第2の吸引管62を気液密に導出
するスルー継手61が取付られている。なお、スルー継手
61は挿通された配管、パイプ類を気液密に、かつワンタ
ッチ式に導出し、保持するコネクタである。
さらに、62は給油ホース53内に挿通された第2の吸引
管で、該吸引管62の一端62A側は前述した管挿通穴59に
挿通された後、スルー継手61を介して気液密に導出さ
れ、ホース側継手通路58を構成するL字状管継手57に接
続されている。また、前記吸引管62の他端側は給油ノズ
ル10から離間した計量機本体内等まで延在し、油蒸気検
出センサ63、空気吸引ポンプ等からなる吸引装置64等と
接続されている。
なお、第3図中で、65は信号線を示し、該信号線65は
液面センサ30、液・泡検知センサ等と計量機本体内の制
御装置との間を接続するものであり、給油ノズル10から
回動継手39、給油ホース53内に挿通されている。また、
給油ノズル10のノズル本体11はその把持部14を除いて保
護カバー66で覆われている。
本実施例はこのように構成されるが、給油作業を行う
には、給油ノズル10の吐出パイプ18を車両の燃料タンク
に挿入し、操作レバー23によって主弁体20、副弁体21を
開弁すれば、油蒸気検出センサ63により判別した燃料タ
ンク内の油種と給油ノズル10から吐出される油種とが合
致していることを条件に、地下タンク内の油液はポンプ
モータ、流量計、給油ホース53、回動継手39を介して給
油されるものである。
そして、操作レバー23による閉弁操作により、または
タンク内の液面の上昇によって自動閉弁機構が作動する
ことにより主弁体20、副弁体21が閉弁するものである。
さらに、液面センサ30、液・泡検知センサの検出動作に
より、ポンプモータの停止、再起制御が可能であり、こ
れらに関しては従来から公知であるのでその説明を省略
する。
然るに、本実施例においては、給油ノズル10の吐出パ
イプ18を車両の燃料タンクに挿入したときに、当該燃料
タンク内の油種を油蒸気の濃度に応じて検出する油蒸気
検出センサ63が計量機本体側に設けられ、該油蒸気検出
センサ63と吐出パイプ18の吐出口18Aとの間は吸引通路
を介して連通されている。
そして、本実施例による吸引通路は、第1の吸引管3
6、ノズル側継手通路48、環状通路54、ホース側継手通
路58、第2の吸引管62をもって構成され、該第2の吸引
管62は給油ホース53内に挿通され、油蒸気検出センサ63
に至るようになっている。
このように構成される本実施例によれば、第1の吸引
管36をノズル本体11から導出するに際して、補助弁取付
部材24と別部材とからなるパイプ継手31を使用し、該パ
イプ継手31にU字状切欠き溝32を設けると共に、ノズル
本体11の筒部13にもU字状切欠き溝33を設け、これら各
切欠き溝32,33から第1の吸引管36を導出し、キャップ3
4で押えると共に、シール部材38を用いて気液密にシー
ルする構成としているから、第1の吸引管36の導出が容
易となると共に、組付作業性を向上させることができ
る。この点、従来技術によるものは補助弁取付部材に吐
出パイプの基端側を直接圧入する構成とし、本実施例の
ように補助弁取付部材24とパイプ継手31を別部材として
いないから、仮に第1の吸引管を外部に導出しようとす
るときには、極めて複雑な作業となる。
また、本実施例では吸引通路のうち、第1の吸引管36
と第2の吸引管62を別部材として構成し、これらの間に
ノズル側継手通路48、環状通路54、ホース側継手通路58
を介在せる構成としているから、給油ノズル10を清掃、
修理するときには、従来技術と同様に回動継手39のノズ
ル側継手34とホース側継手49との間で切り離せばよく、
給油ノズル10のメンテナンス性に優れた構成としうる。
前述と同様に給油ホース53を修理、交換するときに
も、ホース側継手49をエルボ継手50とホース取付継手51
との間で切り離せばよく、給油ホース53のメンテナンス
作業性に優れている。
また、吸引通路のうちで、外部に露出する部分は第1
の吸引管36の他端36B側のみであるから、給油作業に際
して吸引管が邪魔となることがなく、円滑な作業を行う
ことができる。なお、第1の吸引管36の外部側への導出
位置はノズル本体11の筒部13側に位置し、吐出パイプ18
よりも高い位置にあるから、該吐出パイプを燃料タンク
に挿入するとき、第1の吸引管36は何らの障害となるこ
とはない。
さらに、ノズル側継手40は内筒41と外筒42とから構成
し、しかもノズル側継手通路48が形成される内筒41はノ
ズル本体11のホース部15に対して固定ピン44によって回
転方向の位置決めがなされているから、L字状管継手47
の取付位置が一定となり、第1の吸引管36との接続位置
も一定となる。
〔発明の効果〕
本発明に係る給油装置は以上詳細に述べた如くであっ
て、吸引通路を吐出パイプ内に挿通される第1の吸引管
路と給油ノズル内に挿通される第2の吸引管路とから形
成し、これら第1,第2の吸引管路を回動継手の間で接続
すべく、該回動継手にノズル側継手通路、ホース側継手
通路およびこれら各継手通路を連通する環状通路を設け
る構成としたから、回動継手を介して給油ノズルを任意
に回動しても、吐出パイプ先端側の油蒸気を確実に吸引
しうるばかりでなく、第1,第2の吸引管路は管継手の位
置でそれぞれ分離させることができ、給油ノズル、給油
ホースの修理、交換作業を円滑に行うことができ、さら
に吸引管路の外部露出部分は第1の吸引管路の他端部の
みで、大部分は吐出パイプを給油ノズル内に挿通されて
いるから、吸引管路が折曲ったり、閉塞されてしまうこ
とがなく、油蒸気の吸引を確実に行うことができる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いる給油ノズルを油蒸気ガ
スセンサ、吸引装置と共に示す外観斜視図、第2図は第
1図に示す給油ノズルの正面図、第3図は第2図に示す
給油ノズルを一部破談した平面図、第4図はパイプ継手
の縦断面図、第5図はパイプ継手のキャップを示す縦断
面図、第6図はノズル側継手の外筒を示す正面図、第7
図は第6図中のVII−VII矢示方向断面図、第8図は第7
図中のXIII−XIII矢示方向断面図、第9図はホース側継
手を示す正面図、第10図は第9図中のX−X矢示方向断
面図、第11図は第9図中のXI−XI矢示方向断面図であ
る。 10……給油ノズル、11……ノズル本体、18……吐出パイ
プ、19……弁座、20……主弁体、21……副弁体、23……
操作レバー、31……パイプ継手、32,33……切欠き溝
(導出孔)、36……第1の吸引管、37……吸引口、39…
…回動継手、40……ノズル側継手、41……内筒、42……
外筒、46,56……油通路、47,57……管継手、48……ノズ
ル側継手通路、49……ホース側継手、50……エルボ継
手、51……ホース取付継手、53……給油ホース、54……
環状通路、58……ホース側継手通路、61……スルー継手
(導出孔)、62……第2の吸引管、63……油蒸気検出セ
ンサ、64……吸引装置、65……信号線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油液を流通させる給油ホースと、該給油ホ
    ースの先端に回動継手を介して設けられ、ノズル本体と
    該ノズル本体に接続された吐出パイプとからなる給油ノ
    ズルと、一端が該給油ノズルの吐出パイプ先端側に開口
    し、他端が給油ホースに沿って該給油ノズルから離間し
    た位置に延在する吸引通路と、該吸引通路の他端側に設
    けられた油蒸気検出センサと、前記吸引通路を介して該
    油蒸気検出センサに前記給油ノズルの吐出パイプ先端側
    の雰囲気を吸引する吸引装置とを備えた給油装置におい
    て、 前記吸引通路は、前記給油ノズルの吐出パイプ内に挿通
    され、先端が該吐出パイプの先端側に開口し、他端がノ
    ズル本体に設けられた導出孔から気液密に導出された第
    1の吸引管路と、前記給油ホース内に挿通され、先端が
    前記回動継手のホース側継手に設けられた導出孔から気
    液密に導出され、他端が前記油蒸気検出センサに至る第
    2の吸引管路と、前記回動継手のノズル側継手とホース
    側継手との間に形成された環状空間からなる環状通路
    と、前記ノズル側継手に設けられ、一端が管継手を介し
    て前記第1の吸引管路と接続され、他端が前記環状通路
    に開口したノズル側継手通路と、前記ホース側継手に設
    けられ、一端が前記環状通路に開口し、他端が管継手を
    介して前記第2の吸引管路と接続されたホース側継手通
    路とから構成したことを特徴とする給油装置。
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