JP2903345B2 - 工芸飾り織布の製造法 - Google Patents
工芸飾り織布の製造法Info
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- JP2903345B2 JP2903345B2 JP3153439A JP15343991A JP2903345B2 JP 2903345 B2 JP2903345 B2 JP 2903345B2 JP 3153439 A JP3153439 A JP 3153439A JP 15343991 A JP15343991 A JP 15343991A JP 2903345 B2 JP2903345 B2 JP 2903345B2
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
- Looms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブル掛け、敷物、
ハンカチなど色々な商品に利用できる工芸飾り織布の製
造法に係るものである。
ハンカチなど色々な商品に利用できる工芸飾り織布の製
造法に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
多色絣糸を使用する飾り織布の製造に比較して .ほつれない変わり糸を作ること。
多色絣糸を使用する飾り織布の製造に比較して .ほつれない変わり糸を作ること。
【0003】.織布の截断を2回に分け、スリッター
により正確に経糸群の列間中央を切断できるようにする
こと。
により正確に経糸群の列間中央を切断できるようにする
こと。
【0004】以上の2点を解決して量産できる工芸飾り
織布の製造法を完成した。
織布の製造法を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0006】4本の経糸1,2,3,4を引き揃え状態に
整経し、この4本1組の経糸群Aを所定間隔Lを置いて
経平行に多数列整経並設し、この多数列の経糸群Aに複
数色B1・B2・B3…の緯糸Bを製品の柄を配慮して平
組織に緯入し、この織布5を巻き取る際織機に配設した
3〜8枚程度のスリッター6を垂設した大巾スリッター
装置23により経糸群Aの列間で截断し乍ら巻き取りし、
この分断織布5'を細断スリッター装置24に移し、分断
織布5'の下側にスリッター6を当て経糸群Aの列間中
間部の切断を上方から確認できる状態で分断織布5'を
移送して多色絣糸7を切截形成し、この多色絣糸7に撚
りをかけて合糸された4本の経糸の周りに複数色B1・
B2・B3…の緯糸Bが螺旋階段状に拡がった変わり糸8
を形成し、この変わり糸8を使用して飾り織布9を製織
することを特徴とする工芸飾り織布の製造法に係るもの
である。
整経し、この4本1組の経糸群Aを所定間隔Lを置いて
経平行に多数列整経並設し、この多数列の経糸群Aに複
数色B1・B2・B3…の緯糸Bを製品の柄を配慮して平
組織に緯入し、この織布5を巻き取る際織機に配設した
3〜8枚程度のスリッター6を垂設した大巾スリッター
装置23により経糸群Aの列間で截断し乍ら巻き取りし、
この分断織布5'を細断スリッター装置24に移し、分断
織布5'の下側にスリッター6を当て経糸群Aの列間中
間部の切断を上方から確認できる状態で分断織布5'を
移送して多色絣糸7を切截形成し、この多色絣糸7に撚
りをかけて合糸された4本の経糸の周りに複数色B1・
B2・B3…の緯糸Bが螺旋階段状に拡がった変わり糸8
を形成し、この変わり糸8を使用して飾り織布9を製織
することを特徴とする工芸飾り織布の製造法に係るもの
である。
【0007】
【作用】多色絣糸7を構成する経糸1,2,3,4を4本
構成にすることにより平組織の構成を完成させることが
でき、ほつれない多色絣糸7を形成する。
構成にすることにより平組織の構成を完成させることが
でき、ほつれない多色絣糸7を形成する。
【0008】経糸を3本にすると平組織が完成されない
から緯糸が脱落する。
から緯糸が脱落する。
【0009】また、経糸を5本にすると撚りをかけたと
き左右の2本にのみ撚り力がかかり中間の3本に撚り力
が働かず、螺旋階段状の開き方が平均に拡がる良好な変
わり糸8が得られない。
き左右の2本にのみ撚り力がかかり中間の3本に撚り力
が働かず、螺旋階段状の開き方が平均に拡がる良好な変
わり糸8が得られない。
【0010】更に、織布5の分断は大巾スリッター装置
23を織機に配設して先ず適当巾の分断織布5'を作成
し、この分断織布5'を別に設置した細断スリッター装
置24によりスリッター6を織布5の下側から当てて経糸
群Aの列間中間部の切断を上方から確認できる状態で分
断織布5'を移送すると常に経糸群Aの列間中間部を切
截しているかどうかを確認することができる。狂ったら
正しい位置で切断するように是正する。
23を織機に配設して先ず適当巾の分断織布5'を作成
し、この分断織布5'を別に設置した細断スリッター装
置24によりスリッター6を織布5の下側から当てて経糸
群Aの列間中間部の切断を上方から確認できる状態で分
断織布5'を移送すると常に経糸群Aの列間中間部を切
截しているかどうかを確認することができる。狂ったら
正しい位置で切断するように是正する。
【0011】
【実施例】図1は製品の柄の設計図19であって、地糸色
を黄色、丸玉模様20を赤色、三角模様21を青色とした場
合を例示し、この設計図19を緯糸緯入巾で横方向に切截
して図2の青色,赤色を有する色別区分糸22を作成す
る。
を黄色、丸玉模様20を赤色、三角模様21を青色とした場
合を例示し、この設計図19を緯糸緯入巾で横方向に切截
して図2の青色,赤色を有する色別区分糸22を作成す
る。
【0012】この工程はコンピュータ処理により柄テー
プ(色別区分糸22)を作成しても良い。この色別区分糸
22に対応させた絣設計で赤色の緯糸B1,青色の緯糸
B2,黄色の緯糸(地緯糸)B3を平組織に緯入して織布
5を組成する。
プ(色別区分糸22)を作成しても良い。この色別区分糸
22に対応させた絣設計で赤色の緯糸B1,青色の緯糸
B2,黄色の緯糸(地緯糸)B3を平組織に緯入して織布
5を組成する。
【0013】尚、一本の緯糸Bに複数色B1・B2・B3
…を絣染した絣緯糸を使用して上記と同じ織布5を製織
することもできる。
…を絣染した絣緯糸を使用して上記と同じ織布5を製織
することもできる。
【0014】実施組織の一例を詳述すると、経糸Aとし
て太さ100番の綿糸を使用し、4本ごとに切截する余
裕を持たせた間隔Lを置いて例えば180組整経する。
緯糸Bは太さ10番の綿糸を3本合糸したものを使用
し、製品の柄に合わせて複数色B1・B2・B3…の緯糸
Bを使い分けて緯入する。すなわち、緯糸の一色の緯入
巾は色別区分糸22に合わせる。
て太さ100番の綿糸を使用し、4本ごとに切截する余
裕を持たせた間隔Lを置いて例えば180組整経する。
緯糸Bは太さ10番の綿糸を3本合糸したものを使用
し、製品の柄に合わせて複数色B1・B2・B3…の緯糸
Bを使い分けて緯入する。すなわち、緯糸の一色の緯入
巾は色別区分糸22に合わせる。
【0015】スリッター装置23は、織布5を巻き取るた
め下方に誘導している所に設置し、6枚のスリッター6
で分断する程度が望ましい。この場合スリッター6は織
布5の表裏どちら側から押し当てても良い。図7に図示
した細断スリッター装置24は、分断織布5'の巻玉17を
機枠18の下方に設置し、上方に引き出し移送する際スリ
ッター6を分断織布5'の下側に配設し、前後に上方よ
り押さえ込むガイドローラ10と下側を支承するガイドロ
ーラ11とを配設し、例えば180列の経糸群Aを大巾ス
リッター装置23で先ず6本に切截し、それからその1本
の分断織布5’を更に30本に切截する。この切截され
たものは正しい切截巾のガイド溝を有するスリッターガ
イド12によりガイドして巻取る。切截位置がずれたら
手前側に遊動ロール14を配しているから分断織布5'を
手で少し左右にずらして正しい位置に調整することが容
易に行われる。
め下方に誘導している所に設置し、6枚のスリッター6
で分断する程度が望ましい。この場合スリッター6は織
布5の表裏どちら側から押し当てても良い。図7に図示
した細断スリッター装置24は、分断織布5'の巻玉17を
機枠18の下方に設置し、上方に引き出し移送する際スリ
ッター6を分断織布5'の下側に配設し、前後に上方よ
り押さえ込むガイドローラ10と下側を支承するガイドロ
ーラ11とを配設し、例えば180列の経糸群Aを大巾ス
リッター装置23で先ず6本に切截し、それからその1本
の分断織布5’を更に30本に切截する。この切截され
たものは正しい切截巾のガイド溝を有するスリッターガ
イド12によりガイドして巻取る。切截位置がずれたら
手前側に遊動ロール14を配しているから分断織布5'を
手で少し左右にずらして正しい位置に調整することが容
易に行われる。
【0016】図中13はテンション調節機構,15は駆動ロ
ール,16はガイド,24はガイド,25はスリッター並設
軸,26は巻き取り部,27は腕杆である。
ール,16はガイド,24はガイド,25はスリッター並設
軸,26は巻き取り部,27は腕杆である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述のような製造法を採用し
たから先ず織布を織成し乍ら大巾スリッター装置により
織布を大巾に分断し、その分断織布を更に細断スリッタ
ー装置により4本1組の経糸の列間中央部を細断するか
ら常に正確に切截でき、且つ、4本の経糸が平組織で緯
糸を確固に保持している多色絣糸に撚りがけすると緯糸
が脱落しない平均に拡がる体裁の良い螺旋階段状の変わ
り糸となり、而かも緯糸の脱落のない変わり糸となり、
この変わり糸を使用して多色柄を有する美しい飾り織布
を量産し得ることになる工芸飾り織布の製造法となる。
たから先ず織布を織成し乍ら大巾スリッター装置により
織布を大巾に分断し、その分断織布を更に細断スリッタ
ー装置により4本1組の経糸の列間中央部を細断するか
ら常に正確に切截でき、且つ、4本の経糸が平組織で緯
糸を確固に保持している多色絣糸に撚りがけすると緯糸
が脱落しない平均に拡がる体裁の良い螺旋階段状の変わ
り糸となり、而かも緯糸の脱落のない変わり糸となり、
この変わり糸を使用して多色柄を有する美しい飾り織布
を量産し得ることになる工芸飾り織布の製造法となる。
【図1】製品の柄の設計図である。
【図2】色別区分糸と、それに対応する織布の複数色の
緯糸の緯入状態を示す正面図である。
緯糸の緯入状態を示す正面図である。
【図3】織布の一部の組織平面図である。
【図4】切断した多色絣糸の組織平面図である。
【図5】変わり糸の正面図である。
【図6】織機の配設した大巾スリッター装置の正面図で
ある。
ある。
【図7】織布の移送状態を示す分断スリッター装置の側
面図である。
面図である。
【図8】製品の平面図である。
【符号の説明】 1 経糸 2 経糸 3 経糸 4 経糸 5 織布 5' 分断織布 6 スリッター 7 多色絣糸 8 変わり糸 9 飾り織布 23 大巾スリッター装置 24 細断スリッター装置 A 経糸群 B 緯糸 B1 複数色 B2 複数色 B3 複数色 L 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−91878(JP,U) 実開 平2−115595(JP,U) 実公 昭56−45903(JP,Y2) 実公 昭53−41598(JP,Y2) 特公 昭40−23997(JP,B1) 実公 昭8−288(JP,Y1) 実公 昭4−5691(JP,Y1) 実公27205(大正15年)(JP,Y1 T)
Claims (1)
- 【請求項1】 4本の経糸を引き揃え状態に整経し、こ
の4本1組の経糸群を所定間隔を置いて経平行に多数列
整経並設し、この多数列の経糸群に複数色の緯糸を製品
の柄を配慮して平組織に緯入し、この織布を巻き取る際
織機に配設した3〜8枚程度のスリッターを垂設した大
巾スリッター装置により経糸群の列間で截断し乍ら巻き
取りし、この分断織布を細断スリッター装置に移し、分
断織布の下側に並設スリッターを当て経糸群の列間中間
部の切断を上方から確認できる状態で分断織布を移送し
て多色絣糸を切截形成し、この多色絣糸に撚りをかけて
合糸された4本の経糸の周りに複数色の緯糸が螺旋階段
状に拡がった変わり糸を形成し、この変わり糸を使用し
て飾り織布を製織することを特徴とする工芸飾り織布の
製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153439A JP2903345B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 工芸飾り織布の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153439A JP2903345B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 工芸飾り織布の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578965A JPH0578965A (ja) | 1993-03-30 |
JP2903345B2 true JP2903345B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=15562557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3153439A Expired - Fee Related JP2903345B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 工芸飾り織布の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903345B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006265767A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Sakata Orimono:Kk | 広幅絣織物の製織方法 |
CN105239236A (zh) * | 2014-06-27 | 2016-01-13 | 中原工学院 | 一种雪尼尔纱线及其生产方法 |
JP7231339B2 (ja) | 2018-06-01 | 2023-03-01 | ショット日本株式会社 | 気密端子 |
KR102478541B1 (ko) * | 2021-04-27 | 2022-12-19 | 주식회사 대경 | 김발장 제직기 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573067Y2 (ja) * | 1976-09-13 | 1982-01-20 | ||
JPS5645903U (ja) * | 1979-09-11 | 1981-04-24 | ||
JPH02115595U (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-17 | ||
JPH0744075Y2 (ja) * | 1990-05-01 | 1995-10-09 | 八木アンテナ株式会社 | 電子機器の筐体構造 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3153439A patent/JP2903345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
実公27205(大正15年)(JP,Y1 T) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0578965A (ja) | 1993-03-30 |
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JPS6126388Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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