JP2903007B2 - 蓄音機 - Google Patents

蓄音機

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JP2903007B2
JP2903007B2 JP8827297A JP8827297A JP2903007B2 JP 2903007 B2 JP2903007 B2 JP 2903007B2 JP 8827297 A JP8827297 A JP 8827297A JP 8827297 A JP8827297 A JP 8827297A JP 2903007 B2 JP2903007 B2 JP 2903007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテーパーのついた溝
加工可能なコップ体(例えばレコード溝を針の圧接で外
周面に刻設することができる市販品のプラスチックコッ
プ)を録音・再生用の記録担体として用いる録音と再生
が可能な蓄音機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明のような録音と再生ができ
る蓄音機は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、テー
パーのついた溝加工可能なコップ体例えばレコード溝を
針の圧接で外周面に刻設することができる市販のプラス
チックコップを録音・再生用の記録担体として用い、こ
の記録担体としてのコップ体に使用者の音声等をレコー
ド溝として簡単に録音させることができ、また前記コッ
プ体に録音させた音声等を簡単に再生して聞くこともで
きる、従来には存在しない新規な構成で興趣性の高い録
音・再生が可能な蓄音機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による蓄音機は、テーパーのついた溝加工
可能なコップ体を録音・再生用の記録担体として用いる
録音と再生が可能なものであって、ねじ螺挿部を有する
台本体と、前記コップ体の嵌合保持部を有する回転体
と、この回転体に同心的に固定され前記台本体のねじ螺
挿部に前記コップ体のテーパー外周面が略水平になる傾
斜角度をもたせて斜めに螺挿セットされる長ねじと、前
記回転体を長ねじと一体に回転させながら軸心方向に前
進及び後退移動させる駆動手段と、前記コップ体の外周
面に圧接される角度変更可能な針を有した録音・再生用
のピックアップとを具備し、前記針を立てた状態で前記
回転体を一方向に回転移動させた時にはコップ体の外周
面にレコード溝を刻設するという録音を行うことがで
き、また前記回転体を逆転させて再生開始位置に戻し且
つ前記針を録音時の状態より緩い針角度に変更して前記
回転体を一方向に回転移動させた時にはレコード溝の波
で針が振動して音を出すという再生を行うことができる
ように構成したことを特徴とする。
【0005】なお、前記駆動手段は台本体に装備される
正逆回転可能な可逆モータと、前記長ねじと平行になる
傾斜角度を有し前記モータで正逆回転される斜め傾斜の
モータ回転軸と、このモータ回転軸と前記回転体との間
に巻装されるゴムベルトとから構成することが望まし
い。
【0006】また、前記ピックアップはコップ体圧接用
の重錘を有し前記台本体のポール部に挿入保持されるピ
ックアップアームと、音声又は針の振動を受けて振動す
る底部を有し前記ピックアップアームの先端穴部に底部
側を挿入して固定されるコップ状のコーンと、このコー
ンの底部に固定され記録担体であるコップ体の外周面に
圧接される録音・再生用の針とを具備し、前記コーンの
ピックアップアームに対する嵌合部を回動変位させて針
角度の変更を行うことができるように構成することが望
ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い具体的に説明する。この実施例の蓄音機は、テー
パーのついた溝加工可能なコップ体10(例えばレコー
ド溝を針の圧接で外周面に刻設することができる市販品
の透明なプラスチックコップ)を録音・再生用の記録担
体として用いるものであって、この蓄音機の台本体1は
複数枚例えば5枚のパネル1a〜1eを図1の如く組合
せて構成されている。そして、この台本体1の山形パネ
ル1d,1eの頂部に長ナット2を斜め傾斜の状態に取
り付けて、該ナット2のねじ孔を後述する長ねじ3のね
じ螺挿部としている。
【0008】5は前記コップ体10の嵌合保持部6を有
する円板状の回転体で、この回転体の外周にはプーリー
溝7が形成されている。なお、前記コップ体10の嵌合
保持部6は円板状回転体5の一側部に発泡スロール製の
コップを嵌合固定して形成される。
【0009】3は前記回転体5の中心部に同心的に固定
された10cm位の長さを有する金属製の長ねじで、前記
台本体1のねじ螺挿部(長ナット2のねじ孔)に前記コ
ップ体10のテーパー外周面11が図2の如く水平にな
る傾斜角度θをもたせて斜めに螺挿セットされる。この
長ねじ3の両端部には、短く切断した緩衝用のゴムチュ
ーブ8a,8bが嵌挿され、また長ねじ3の先端部には
ストッパー用の袋ナット9が螺着されている。
【0010】12は前記回転体5を長ねじ3と一体に回
転させながら軸心方向に前進及び後退移動させる駆動手
段で、台本体1の山形パネル1d,1eの下側位置に嵌
合固定される正逆回転可能な可逆モータ13と、前記長
ねじ3と平行になる傾斜角度を有し前記モータ13で正
逆回転される斜め傾斜のモータ回転軸14と、このモー
タ回転軸と前記回転体5(プーリー溝7)との間に巻装
されるゴムベルト15とから構成されている。
【0011】なお、前記モータ13は電池16及び切替
スイッチ17と電気的に接続されていて、切替スイッチ
17の操作子をスイッチ切れの中間位置から上にあげた
時に正転作動され、またスイッチ操作子をスイッチ切れ
の中間位置から下におろした時に逆転作動されるように
なっている。
【0012】20は記録担体としてのコップ体10に接
離可能な針21を有する録音・再生用のピックアップ
で、コップ体圧接用の重錘22を有し前記台本体1のポ
ール部23の上端開口部に挿入保持されるピックアップ
アーム24と、音声又は針21の振動を受けて振動する
底部25aを有し前記ピックアップアーム24の先端穴
部に底部側を挿入して固定されるコップ状のコーン25
と、このコーン底部25aに外周側から中心方向に向け
て挿入して粘着テープ等を用いて固定され記録担体であ
るコップ体10の外周面に圧接される録音・再生用の針
21とを具備し、前記コーン25のピックアップアーム
24に対する嵌合部を回動変位させて針角度の変更を行
うことができるように構成されている。
【0013】なお、前記ピックアップアーム24は水平
支軸aを支点とした上下方向の回動と、垂直支軸bを支
点とした水平方向の回動が可能となっている。イは針2
1の角度を立てた状態(録音時の状態)に合わせる目盛
線、ロは針21の角度を録音時の状態より緩い針角度の
状態(再生時の状態)に合わせる目盛線で、前記アーム
24の側面部に図3の如く付線表示されている。図1に
示す符号26は、ピックアップアーム24の基板切欠部
27に掛合して前記アーム24の垂直支軸bを支点とし
た水平方向の回動を録音時において阻止する挿脱可能な
係止杆で、再生時には上方へ抜き外してピックアップア
ーム24の垂直支軸bを支点とした水平方向の回動を許
容するようにしている。
【0014】而して、前記針21を立てた状態(目盛線
イに合わせた図3の状態)で前記回転体5を一方向(図
3の矢印で示す方向)に回転させると、この回転体5が
長ねじ3と長ナット2の螺合によるねじ送り作用で前進
方向(図2の右側方向)に回転移動する。この時、記録
担体としてのコップ体10の外周面11にピックアップ
20の針21が図3の如く圧接しているので、ピックア
ップ20のコーン25に口を近付けて大きな声で話す
と、この音声によって針21が振動し、この針振動によ
ってコップ体10の外周面にレコード溝Rが図2の如く
刻設され、録音を行うことができる。
【0015】また、録音終了後にピックアップ20を上
げた状態にして、前記回転体5を録音時の方向とは反対
方向に逆転させて再生開始位置(図2に示す位置)に戻
し且つ前記針21を録音時の状態より緩い針角度に図3
の如く変更して、前記回転体5を一方向(図4の矢印で
示す方向)に回転させると、この回転体5が長ねじ3と
長ナット2の螺合によるねじ送り作用で前進方向(図2
の右側方向)に回転移動する。この時、レコード溝Rの
波で針21が振動し、この針振動でコーン底部25aが
振動して音を出すという再生を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の蓄音機は、請求項1に示すよう
な構成のものであるから、テーパーのついた溝加工可能
なコップ体10例えばレコード溝Rを針21の圧接で外
周面に刻設することができる市販のプラスチックコップ
を録音・再生用の記録担体として用い、この記録担体と
してのコップ体10に使用者の音声等をレコード溝Rと
して簡単に録音させることができ、また前記コップ体1
0に録音させた音声等を簡単に再生して聞くこともで
き、従来には存在しない新規な構成で興趣性の高い録音
・再生が可能な蓄音機を提供することができる。
【0017】なお、回転体5の駆動手段12を請求項2
に示す構成にすると、前記回転体10のねじ送りによる
回転移動をゴムベルト15のモータ回転軸14に沿った
追従移動で許容し、前記回転体5を簡単なベルト掛け機
構でもって確実に回転移動させることができる。
【0018】また、前記ピックアップ20を請求項3に
示す構成にすると、録音・再生用のコーン25に記録担
体と同様な市販のプラスチックコップを用いてコストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による蓄音機を裏側から見た
斜視図。
【図2】前記蓄音機を前側から見た正面図。
【図3】図2のAーA線に沿う断面図。
【図4】図3の針を再生時の状態に角度変更させた断面
図。
【符号の説明】
1…台本体、 2…長ナット、 3…長ねじ、 5…回転体、 6…コップ体の嵌合保持部、 7…プーリー溝、 9…ストッパー用の袋ナット、 10…記録担体としてコップ体、 11…前記コップ体のテーパー外周面、 12…駆動手段、 13…可逆モータ、 14…モータ回転軸、 15…ゴムベルト、 16…電池、 17…切替スイッチ、 20…ピックアップ、 21…録音・再生用の針、 22…コップ体圧接用の重錘、 23…ポール部、 24…ピックアップアーム、 25…コーン。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパーのついた溝加工可能なコップ体
    を録音・再生用の記録担体として用いる録音と再生が可
    能な蓄音機であって、ねじ螺挿部を有する台本体と、前
    記コップ体の嵌合保持部を有する回転体と、この回転体
    に同心的に固定され前記台本体のねじ螺挿部に前記コッ
    プ体のテーパー外周面が略水平になる傾斜角度をもたせ
    て斜めに螺挿セットされる長ねじと、前記回転体を長ね
    じと一体に回転させながら軸心方向に前進及び後退移動
    させる駆動手段と、前記コップ体の外周面に圧接される
    角度変更可能な針を有した録音・再生用のピックアップ
    とを具備し、前記針を立てた状態で前記回転体を一方向
    に回転移動させた時にはコップ体の外周面にレコード溝
    を刻設するという録音を行うことができ、また前記回転
    体を逆転させて再生開始位置に戻し且つ前記針を録音時
    の状態より緩い針角度に変更して前記回転体を一方向に
    回転移動させた時にはレコード溝の波で針が振動して音
    を出すという再生を行うことができるように構成したこ
    とを特徴とする蓄音機。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が台本体に装備される正逆
    回転可能な可逆モータと、前記長ねじと平行になる傾斜
    角度を有し前記モータで正逆回転される斜め傾斜のモー
    タ回転軸と、このモータ回転軸と前記回転体との間に巻
    装されるゴムベルトとから構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の蓄音機。
  3. 【請求項3】 前記ピックアップがコップ体圧接用の重
    錘を有し前記台本体のポール部に挿入保持されるピック
    アップアームと、音声又は針の振動を受けて振動する底
    部を有し前記ピックアップアームの先端穴部に底部側を
    挿入して固定されるコップ状のコーンと、このコーンの
    底部に固定され記録担体であるコップ体の外周面に圧接
    される録音・再生用の針とを具備し、前記コーンのピッ
    クアップアームに対する嵌合部を回動変位させて針角度
    の変更を行うことができるように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の蓄音機。
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