JP2902958B2 - 立体表示装置 - Google Patents
立体表示装置Info
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- JP2902958B2 JP2902958B2 JP6253982A JP25398294A JP2902958B2 JP 2902958 B2 JP2902958 B2 JP 2902958B2 JP 6253982 A JP6253982 A JP 6253982A JP 25398294 A JP25398294 A JP 25398294A JP 2902958 B2 JP2902958 B2 JP 2902958B2
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Description
ずに立体映像を鑑賞できる立体表示装置に関する。
レンチキュラー方式やパララックスバリア方式等が提案
されている。
前にスリットを備えたパララックスバリアを配置し、視
差を生じさせて立体画像を得る方式である。
方式の立体表示装置は、図16に示すように、例えば画
像表示部として液晶パネル1を用いる場合、表示部2の
画素列21に表示される右目用映像と画素列22に表示
される左目用映像を、開口部41と遮光部42とからな
るパララックスバリア40により分離して観測するもの
である。液晶パネル1上の映像は、右目用画像と左目用
画像が縦ストライプ状に交互に並んでいる。尚、図にお
いて、3は光源である。
口部41に2列以上の画素列を対応させた方式(多眼
式)であり、この場合より広い範囲で立体映像が観察さ
れる。
スバリアに代えてレンチキュラー板を配置した構成のも
のであり、パララックスバリア方式のように光を遮るよ
うにはなっていない。
スリットを電子的に形成および消失させて立体視と平面
視の切替えが簡単に行えるようにした方法(以下、アク
ティブバリア方式という)が提案されている。この方法
による従来構成は、液晶アクティブバリア方式と呼ば
れ、図18に示すように、表面画面としての液晶装置L
CD2の他に液晶装置LCD1を備えたものであり、立
体画像表示時には、ストライプ状に液晶による遮光部分
を発生させ、平面映像の表示時には遮光部分を発生させ
ずに無色透明体とするように構成したものである(特開
平3−119889号公報(国際特許分類 H04N1
3/04)参照)。
様の作用で視差を生じさせて立体画像を得る方式とし
て、光源をスリット光源化させる方式が知られている。
即ち、ストライプ状の光源を形成することによって左眼
と右眼に入射する光を分離する方法であり、画像表示部
の観察者側に何も配置せずに立体映像を観賞することが
できる。この方法を用いた立体表示装置は、「表面にそ
って規則的な間隔で分離されている複数の有限の光放射
部を表示し、かつ該放射部の間は暗くなっている平板状
平面スクリーン」を光源として用いている(特公平5−
19155号公報(国際特許分類 G09F 9/0
0)参照)。
スにエッチングされている細い溝中に詰められた螢光ラ
イトチューブに使用されるような螢光性ガス又は例えば
電流を流した時に熱励起によって光を発するタングステ
ンのような、ワイヤーフィラメント、或いは交流電流を
流した時に電子の励起及び非励起によって光を発する電
子発光材料等を利用する自発光型の光源と、半透明シー
トの裏面(ライトバルブとは反対側の面)にレーザービ
ームを回折格子を通過させ目的の線を突出させるような
投写型の光源がある。
各種方法を用いた従来構成の立体表示装置では、以下の
ような欠点を有している。
吸収体によって平面光源の光をストライプ状に遮るもの
であるため、画面が暗くなるという欠点がある。
m程度の一般的な液晶パネルを用いた場合、図16のよ
うな従来のパララックスバリア方式では、パララックス
バリアの開口部41どうしの間隔(バリアピッチ)は、
0.2mm程度となる。また図17のような多眼式の立
体表示装置では、n眼式の場合のバリアピッチは、約
(0.1×n)mmとなる。このような従来のパララッ
クスバリア方式ではnの値が大きくなるほど、パララッ
クスバリアの遮光部分42が、縦縞として確認され易く
なる。
が存在する面と画像表示部2の間は、立体映像を観察す
るために間隔をあける必要があるため、パララックスバ
リアの遮光部分に観察者の眼の焦点があうと立体映像が
良好に観察できなくなる。
ーの肉厚があるため、液晶パネルの画素ピッチが細かい
場合、適視距離が遠くなるという欠点がある。
源に関しては、発光部を画像表示部側に密接させること
が不可能であるため、観察距離が非常に大きくなる。ま
た、投写型の光源に関しては、装置が大型になるだけで
なく、構造も複雑になるという問題がある。
ックスバリア方式と同様、画面が暗くなる他、液晶装置
LCD1を備えたことによって適視距離が遠くなるとい
う欠点がある。
用いて説明する。
る。
1mm(屈折率1.53)、LCD1の偏光板の厚みを
0.21mm(屈折率1.49)とすると、Sは最小で
以下の距離となる。
9=1.58mm
離Eを65mmとすると、前記の(1)式より、以下の
ように適視距離Dが定まる。
には、液晶装置LCD1,2のガラス板厚を考慮しなけ
ればならず、特に画素ピッチPが100μm程度の高精
細な液晶パネルを使用した場合、適視距離Dが1000
mmを越えることになり、実用に向かなくなる。
るためになされたものにして、特殊な眼鏡を使用するこ
となく、構造が簡単で小型化が図れ、しかも画像表示部
の観察側にパララックスバリアのような光学フィルタを
配置することなく且つ立体映像を観賞することができる
立体表示装置を提供することを目的とする。
より視差を生じさせて立体映像を得る方式を用い、これ
に種々の改良を行うことにより、画面を明るくできる立
体表示装置、適視距離を短くすることができる立体表示
装置、液晶装置を用いずにアクティブバリア方式と同様
の機能を実現できる立体表示装置を提供することを目的
とする。
状に発光する光源と、この光源からの光を透過する開口
部とこの光源からの光を遮光する遮光部分とが水平方向
において交互に形成され、前記光源からの光をストライ
プ化させる光学フィルタと、この光学フィルタの出光側
に配置された透過型の表示パネルと、からなり、前記表
示パネルの左眼用の画素を透過した光と右眼用の画素透
過した光とが分離された状態で観察者側に出光されるこ
とを特徴としている。
い。
ることにより視差を生じさせて立体映像を得るようにし
た立体表示装置において、ストライプ状光源の実際の位
置よりも表示画面側に近づいた位置に当該光源の像を結
像させる光学手段を備えたことことを特徴としている。
て、ストライプ状光源の像をぼかして略一様な明るさの
光源に変化させるべく前記光学手段を光軸方向に移動さ
せる移動手段を備えたことを特徴とする。
ることにより視差を生じさせて立体映像を得るようにし
た立体表示装置であって、グリッド電極により電子線の
通過と遮蔽を制御できる電子線励起型蛍光ランプを備
え、前記のグリッド電極をストライプの光透過部分に対
応させた第1の電極部と光遮蔽部分に対応させた第2の
電極部とに分割するとともに、平面映像表示時には第1
および第2の電極部双方を電子線通過状態とし、立体映
像表示時には前記第1の電極部を電子線通過状態に第2
の電極部を電子線遮蔽状態に制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
ることにより視差を生じさせて立体映像を得るようにし
た立体表示装置であって、グリッド電極により電子線の
通過と遮蔽を制御できるとともに偏向電極により電子線
を画面水平方向に走査できる電子線励起型蛍光ランプを
備え、前記のグリッド電極には前記ストライプ化の本数
よりも少ない数の開口部を形成するとともに、平面映像
表示時には前記開口部から常に電子線を通過させて電子
線を走査させる一方、立体映像表示時には前記ストライ
プ化に対応した周期で前記開口部からの電子線の通過と
遮蔽を繰り返しながら電子線を走査させる制御手段を備
えたことを特徴としている。
は、光源と画像表示部の間に配置された光学フィルタの
各開口部を通過した後、画像表示部の各画素を通過す
る。ここで光学フィルタの各開口部に画像表示部の1対
の画素列がそれぞれ対応するような配置にし、開口部の
幅と開口部間のピッチを適当な値に設定すると、観察者
の右目からは一方の画素列の映像のみが観察され、他方
の画素列の映像が見えなくなるようにすることができ
る。従って、立体映像における右目用画像を一方の画素
列に、左目用画像を他方の画素列に表示すれば、映像が
分離され観察者には立体映像が認識されることになる。
察者側には何も配置しないため、従来のパララックスバ
リア方式に比べ、より自然な立体映像を観察することが
できる。
にて形成することで、この反射体に当たった光はこれに
吸収されることなく反射を繰り返し、遂には光透過部分
から出射して表示画面に達するので表示画面が明るくな
る。
トライプ状光源の実際の位置よりも表示画面側に近づい
た位置に当該光源の像を結像させるようにしたので、表
示画面とストライプ状光源との実質距離(図18で示し
たSに相当)が短くなり、適視距離が短くなる。
動させることによりストライプ状光源の像をぼかして略
一様な明るさの光源を得ることができるので、立体視と
平面視の切り替えが可能となる。
リッド電極における一方の電極部のみを駆動させること
でストライプ状光源が得られ、双方の電極部を駆動させ
ることで一様光源が得られることになり、立体視と平面
視の切替えが可能となる。
した周期で前記開口部からの電子線の通過と遮蔽を繰り
返しながら電子線を走査させることでストライプ状光源
が得られ、前記開口部から常に電子線を通過させて電子
線を走査させることにより一様光源が得られることにな
り、立体視と平面視の切替えが可能となる。更に、前記
の周期を変えることにより、ストライプの幅、ピッチ、
本数等も制御することができる。
1は、本発明に係る立体表示装置の分解斜視図であり、
図中1は液晶パネル、2は液晶パネル1の表示部、3は
平面光源、4は平面光源3の発光部、5は光学フィルタ
である。
多方向から撮像した連続画像が縦のスリット像として表
示されるようになっている。
透明なガラス基板5a上に感光剤をしきつめ、ストライ
プ状に光を照射することで感光剤を黒化させ、遮光部分
5bが形成され、余分な感光剤を取り除くことで開口部
5cが作成されている。また、スクリーン印刷などの印
刷技術により光学フィルタ5を作成することもできる。
えば、冷陰極型平面蛍光ランプからなる平面光源3の発
光部側に配置されている。
開口部5cには画像表示部2の1対の画素列21及び2
2がそれぞれ対応するような配置にしてある。ここで開
口部5cの幅と開口部5c,5c間のピッチを適当な値
に設定し、観察者の右目(左目)からは画素列21(画
素列22)の映像のみが観察され、画素列22(画素列
21)の映像が見えなくなるようにしてある。
素列21に、左目用画像を画素列22に表示すること
で、観察者が立体映像を認識するようになっている。
画素ピッチをL、観察者の瞳孔間距離をE、光学フィル
タの遮光部分5bが存在する面と画像表示部2との間隔
の空気換算値をr、画像表示部と観察者との間隔(観察
距離)をRとすると、図4の関係が成立ち、下記の数式
が得られる。
液晶パネル1を用いている。また液晶パネル1は、1.
1mmのガラス板(屈折率1.53)で液晶をはさみ込
んだ構造をしており、さらにその外側には0.2mmの
偏光フィルム(屈折率1.49)が張付けられている。
ス板の厚み、偏光フィルムの厚みの値は、一般によく使
用される液晶パネルにおける値に近いものである。
合計を空気換算した値はr=0.85mmとなり、この
値がrの最低値ということができる。また瞳孔間距離E
は、平均的な人間で約65mmである。
5bを液晶パネル側に向けて配置しているため、rは最
低値0.85mmをとり、観察距離Rも最低値501m
mとなっている。一般によく使われている対角約10イ
ンチ以下のサイズの液晶パネルを用いる場合、この程度
の観察距離が最適であると考えられる。
ルムとの間に配置すればさらに観察距離Rの値は小さく
なる。
晶パネル1のガラス板上に形成すればディスプレイの厚
みを非常に薄くすることができる。
縦方向画素列に平行な開口部(光透過部)5cを有する
が、例えば、2眼式の立体視の場合には、液晶パネル1
における隣り合う二つの縦方向画素列に一つの開口部5
cが対応するように形成される。
ルタ5の開口部5cを通過して液晶パネル1の表示部2
に至り、この表示部2を通過して左眼又は右眼に到達す
ることになる。
せられた光は、光源と画像表示部の間に配置された光学
フィルタ5の各開口部5cを通過した後、画像表示部2
の各画素を通過する。そして、観察者の右目ER(左目
EL)からは画素列21(画素列22)の映像のみが観
察され、画素列22(画素列21)の映像が見えなくな
るようにすることができる。立体映像における右目用画
像を画素列21に、左目用画像を画素列22に表示すれ
ば、映像が分離され観察者には立体映像が認識されるこ
とになる。
映像を2列より多くの複数の画素列を1組とすると画素
列21の映像はほぼAの範囲でのみ観察することがで
き、同様に画素列22から24の映像はそれぞれほぼB
からDの範囲でのみ観察することができる。従って、観
察者が頭を移動してもAからDの範囲内では立体映像が
得られる。このとき画素列21から24には立体映像が
得られるように少しずつ異なった映像が表示されてい
る。これは従来方式における多眼式の立体表示装置に対
応した方式である。尚、図5は3眼式、図6は4眼式の
場合を夫々示す。
説明する。この実施例に係る光学フィルタ5は、図2に
も示すように、透明なガラス基板5a上にアルミニウム
(Al)等の高反射物質からなるストライプ状光反射体
からなる遮光部分5bがスパッタリング、蒸着、イオン
プレーティングなどの薄膜形成方法により形成されて成
るものである。また、ストライプ状光反射体(遮光部
分)5bは、液晶パネル1の縦方向画素列に平行な開口
部(光透過部)5cを有するが、例えば、2眼式の立体
視の場合には、液晶パネル1における隣り合う二つの縦
方向画素列に一つの開口部5cが対応するように形成さ
れる。尚、上記遮光部分5bは、白または銀の塗料等を
印刷することにより形成することもできる。
に、冷陰極型平面蛍光ランプからなる平面光源3の発光
部4側に密着して取り付けられる。
ル3bと枠ガラス3cとから成る密閉ガラス筐体内の左
右位置に一対のホローカソード3e,3eを配置し、前
面パネル3aと背面パネル3bの内面側に蛍光体3d,
3dを塗布し、更に、密閉ガラス筐体内に水銀蒸気及び
アルゴンガスを充填して成るものであり、上記のホロー
カソード3e,3e間で放電を起こすことにより、ガラ
ス筐体内の水銀蒸気が励起されて紫外線を発し、この紫
外線により蛍光体3d,3dが励起されて発光するよう
になっている。
プ状光反射体5bの開口部5cを通過して液晶パネル1
の表示部2に至り、この表示部2を通過して左眼又は右
眼に到達することになる。
等の高反射物質から成り、平面光源3から発せられた光
のうちストライプ状光反射体5bに当たった光はこれに
吸収されることなく反射を繰り返し、遂には開口部5c
を通過することになる。即ち、平面光源3から発せられ
た殆どの光が前記の開口部5cを経て外部に放出されて
液晶パネル1に到達する。これにより、液晶パネル1の
表示部2の明るさが増すことになる。
ているアルミニウム薄の上面に低反射率層を形成する
と、光源3からの光をストライプ状光反射体5bにて反
射させて画面の明るさを増しつつ外からの光は前記低反
射率層にて吸収されるため、外光の映り込みが防止され
ることになる。
陰極型平面蛍光ランプからなるものとしたが、これに限
らず、発光ランプと反射板と拡散板とで構成した反射方
式の照明光学系、アクリル樹脂などの導光体の内面と表
面における光の多重反射を利用した導光体方式の照明光
学系、又は、カソードルミネッセンス高輝度平面光源体
(後述の実施例で詳しく説明する)などを用いてもよい
ものである。
説明する。
視図である。図において、1は液晶パネル、2は液晶パ
ネル1の表示部、3は平面光源、5は光学フィルタ、6
は光学フィルタ5と液晶パネル1との間に配置された光
学手段である。
率型レンズ6aをアレイ状に配列して構成される。この
ように構成された光学手段6は、図9に示すように、二
次元の像を正立等倍で伝送する機能を有する。これによ
り、ストライプ状光源の実際の位置よりも表示画面側に
近づいた位置に当該光源の像を結像させることができ
る。
光源の像の結像の様子を説明するための図である。この
図から明らかなように、平面光源3上に配置された光学
フィルタ5によるストライプ光源像(図中の5b′はス
トライプ状光反射体5bの像、5c′は開口部5cの像
である)が液晶パネル1における液晶駆動部分の直ぐ手
前に形成されることになり、液晶駆動部分とストライプ
状光源との実質距離が短くなるため適視距離が短くな
る。
説明する。
構成において、その光学手段を光軸方向に移動させる移
動手段を備えたものである。
た送りねじ部材と、この送りねじ部材に螺合された雌ね
じ体、この雌ねじ体と光学手段を接続する接続部材、上
記送りねじ部材を回転自在に支持する支持部材、送りね
じ部材を回転させモーター、および光学手段の回転を防
止するとともにこれを光軸方向に案内するガイド部材な
どにより構成されるが、かかる構成のものに限らず、光
学手段を光軸方向に移動させるものであればどのような
構成でも構わない。
軸方向に移動させることにより、表示画面前に結像され
るストライプ状光源の像をぼかして略一様な明るさの光
源を形成することができるので、画素の左右分離が起こ
らなくなり、立体視だけでなく平面視も可能となる。
説明する。
を可能とした立体表示装置であり、液晶装置(LCD)
或いは前記実施例で示した移動手段を用いるものではな
く、光源自体がストライプを発生および消失させ得るよ
うに構成されたものである。
ソードルミネッセンス高輝度平面光源体)を用いてい
る。この蛍光ランプは、グリッド電極によって発光を制
御できるので、グリッド電極を任意の形状とすることで
任意の発光を取り出せるものである。
用いた立体表示装置の構成を示す図である。図中の7は
電子線励起型平面蛍光ランプ、6はロッド状の分布屈折
率型レンズ6aをアレイ状に配列して構成される光学手
段、1は液晶パネルである。
にも示すように、その前面側ガラス基板7aの内側面上
に蛍光膜7kおよびアノード電極7hを有し、背面側ガ
ラス基板7bの内側面上に背面電極7dを有している。
そして、両ガラス基板7a,7bで形成されるガラス筐
体内には、背面側から順に、ライン状のカソード7c、
2分割された第1グリッド電極(7e,7f)、および
第2グリッド電極7gが設けられている。
をライン状に放出するものであり、蛍光膜7kは上記の
電子線の照射を受けて発光するものである。そして、ア
ノード電極7hは、前記カソード7cから発せられた電
子線を加速させて蛍光膜7kに衝突させるものである。
なお、図11において、蛍光膜7kにおける白抜きの部
分(7j)は発光している部分を表し、黒塗りの部分
(7i)は発光していない部分を表している。
からの電子を引き上げる(或いは引き上げない)ための
ものであるが、この作用は主に第1グリッド電極が担
う。第2グリッド電極7gは、第1グリッド電極にアノ
ード電極7hに加えられる高電圧による強電界が加わる
のを防止するためのもので、第1グリッド電極よりも若
干高い電圧が加えられるようになっている。
ンを示した平面図である。上記第1グリッド電極におけ
る分割電極部7eは、ストライプの光遮蔽部分に対応し
て形成されており、分割電極部7fはストライプの光透
過部分に対応して形成されている。即ち、両分割電極部
7e,7fはともに画面の縦画素列に平行に、且つ交互
に形成されたものであり、各々電子を通過させるための
開口部分を有している。また、分割電極部7e,7f
は、図示しない駆制御動回路により個別に駆動される。
ように、当該分割電極部7fに向かう電子線のみが通過
させられるときは、この電子線が通過した位置の蛍光膜
7kのみが発光(7j)する。即ち、スリット状に発光
してストライプが形成されることになる。従って、この
状態で液晶パネル1の画素1a,1bを観察することに
より、画素は左右分離され、それぞれ右目又は左目で観
察されるので、立体視が可能となる。
線が通過されるときには、蛍光膜7kの全てが発光す
る。即ち、一様な明るさの光源が形成されることにな
り、画素の左右分離は起こらず、平面視が可能となる。
いることにより、電子線励起型平面蛍光ランプ7におけ
る前面側ガラス基板7aの存在にかかわらず、ストライ
プ光源像(7i′,7j′)は液晶パネル1における液
晶駆動面の直ぐ手前に形成されることになり、適視距離
を短くすることができる。また、本実施例では、2眼式
における立体視の構成を示したが、多眼式においては1
本のスリットに対して多方向から採った画像を対応させ
るだけでよいので、本発明の構成は2眼式だけでなく多
眼式においても同じように適用できる。
ついて説明する。
ほぼ同様の構成を有するが、更に、ストライプの幅、ピ
ッチ、本数、濃度等を制御できるように構成されたもの
である。
図15は同分解斜視図である。図において、17は電子
線励起型平面蛍光ランプ、6はロッド状の分布屈折率型
レンズ6aをアレイ状に配列して構成される光学手段、
1は液晶パネルである。
1にも示すように、その前面側ガラス基板17aの内側
面上に蛍光膜17kおよびアノ−ド電極17hを有し、
背面側ガラス基板17bの内側面上に背面電極17dを
有している。そして、両ガラス基板17a,17bで形
成されるガラス筐体内には、背面側から順に、ライン状
のカソード17c、グリッド電極17l、及び偏向電極
17n,17mが設けられている。
の電子を引き上げる(或いは引き上げない)ためのもの
であり、引き上げた電子はグリッド電極17lに形成さ
れているスリット(開口部)を通過してアノード電極7
hにて加速されるようになっている。上記のスリット
は、ストライプに平行でストライプ化本数よりも少ない
数(例えば、ストライプ数3つ以上について一つのスリ
ットの割合)形成されている。
に平行に且つ交互に形成されて各々櫛歯形状をなすもの
であり、前記の各スリットをその両側から櫛歯部分で挟
むように配置されている。そして、偏向電極17n,1
7mには図示しない駆動制御部によって別々に電圧が印
加されるようになっており、この電圧の差によって上記
のスリットを経た電子線の方向が制御されることにな
る。
7mにおける各々の櫛歯部分によって各スリットを通過
した電子を画面水平方向に走査させる。この走査に際
し、グリッド電極17lによってストライプピッチに対
応させた周期で電子線の通過と遮蔽を行うことにより蛍
光膜17kは必要とするストライプに対応した発光パタ
ーンを呈することになる。従って、この状態で液晶パネ
ル1の画素を観察することにより、画素は左右分離さ
れ、それぞれ右目又は左目で観察されるので、立体視が
可能となる。
通過させる状態としておけば、蛍光ランプ17はその全
面に渡って一様に発光するので、画素の左右分離が起こ
らなくなり、平面視が可能となる。
線の通過と遮蔽の周期を変化させることによりアストラ
イプの幅やピッチを変化させることができ、2眼式から
多眼式の切替えも容易となる。また、実施例4と同様、
光学手段6を備えていることにより、電子線励起型平面
蛍光ランプ7における前面側ガラス基板7aの存在にか
かわらず、適視距離を短くすることができる。
を明るくでき、第2の発明によれば適視距離を短くする
ことができ、第3乃至第5の発明によれば液晶装置を用
いずにアクティブバリア方式と同様の機能を実現できる
という効果を奏する。
である。
る。
の模式図である。
図である。
蛍光ランプからなるストライプ状平面光源を示す断面図
である。
ある。
状に配列して成る光学手段の機能を示す説明図である。
手前にスライプ光源像が形成される様子を示す説明図で
ある。
る。
平面蛍光ランプを示す一部破断斜視図である。
る第1グリッドの一部を示す平面図である。
る。
す構成図である。
置を示す構成図である。
リア方式による多眼立体視の様子を示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 平面状に発光する光源と、この光源から
の光を透過する開口部とこの光源からの光を遮光する遮
光部分とが水平方向において交互に形成され、前記光源
からの光をストライプ化させる光学フィルタと、この光
学フィルタの出光側に配置された透過型の表示パネル
と、からなり、前記表示パネルの左眼用の画素を透過し
た光と右眼用の画素を透過した光とが分離された状態で
観察者側に出光される立体表示装置。 - 【請求項2】 前記遮蔽部分が反射体にて形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の立体表示装置。 - 【請求項3】 光源をストライプ化することにより視差
を生じさせて立体映像を得るようにした立体表示装置に
おいて、光源をストライプ化させる実際の位置よりも表
示画面側に近づいた位置に当該光源の像を結像させる光
学手段を備えたことを特徴とする立体表示装置。 - 【請求項4】 ストライプ化された光源の像をぼかして
略一様な明るさの光源に変化させるべく前記光学手段を
光軸方向に移動させる移動手段を備えたことを特徴とす
る請求項3に記載の立体表示装置。 - 【請求項5】 光源をストライプ化することにより視差
を生じさせて立体映像を得るようにした立体表示装置で
あって、グリッド電極により電子線の通過と遮蔽を制御
できる電子線励起型蛍光ランプを備え、前記のグリッド
電極をストライプの光透過部分に対応させた第1の電極
部と光遮蔽部分に対応させた第2の電極部とに分割する
とともに、平面映像表示時には第1および第2の電極部
双方を電子線通過状態とし、立体映像表示時には前記第
1の電極部を電子線通過状態に第2の電極部を電子線遮
蔽状態に制御する制御手段を備えたことを特徴とする立
体表示装置。 - 【請求項6】 光源をストライプ化することにより視差
を生じさせて立体映像を得るようにした立体表示装置で
あって、グリッド電極により電子線の通過と遮蔽を制御
できるとともに偏向電極により電子線を画面水平方向に
走査できる電子線励起型蛍光ランプを備え、前記のグリ
ッド電極には前記ストライプ化の本数よりも少ない数の
開口部を形成するとともに、平面映像表示時には前記開
口部から常に電子線を通過させて電子線を走査させる一
方、立体映像表示時には前記ストライプ化に対応した周
期で前記開口部からの電子線の通過と遮蔽を繰り返しな
がら電子線を走査させる制御手段を備えたことを特徴と
する立体表示装置。
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