JP2899647B2 - 水車ランナ - Google Patents

水車ランナ

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JP2899647B2 JP6326626A JP32662694A JP2899647B2 JP 2899647 B2 JP2899647 B2 JP 2899647B2 JP 6326626 A JP6326626 A JP 6326626A JP 32662694 A JP32662694 A JP 32662694A JP 2899647 B2 JP2899647 B2 JP 2899647B2
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Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水車ランナに係り、特に
高強度・高靭性の鋼板を用いた溶接構造の水車ランナに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年発電効率の向上のため、水力発電に
おいては高揚程・高落差化の傾向にある。これに伴い高
強度・高靭性の水車ランナが求められている。従来、水
車ランナには、耐キャビテーション特性に優れたマルテ
ンサイト系ステンレス鋼である13Cr鋼が用いられて
いた。この13Cr鋼はNiを含まないものであった。
ところが、単機水車ランナの出力上昇並びに効率向上の
要請に伴い、Niを含み靭性に優れた13Cr鋼が開発
され、この13Cr鋼を一体鋳造あるいは分割鋳造した
水車ランナが提案されている(例えば特公昭60−53
737号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、以下のような問題点があった。 ひけ巣などの鋳造特有の欠陥の発生および偏析など
により、十分な靭性が得られない。 欠陥の検出には超音波探傷や放射線検査等の非破壊
検査法が用いられているが、三次元形状の水車ランナ全
体を精度良く検査するには多大な工数が必要である。
【0004】 非破壊検査で検出された鋳造欠陥は被
覆アーク溶接などによる補修溶接されるが、この補修溶
接作業に際して、13Cr鋼は溶接割れを起こし易
そして、この溶接割れを回避するため予熱・後熱等の作
業が必要となり、補修作業にも多くの工数が必要であ
る。 水車ランナの鋳造表面の仕上げに多大な工数が
必要である。
【0005】本発明の目的は、高強度・高靭性の特性を
有し、かつ少ない工数で製造できる水車ランナを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の水車ランナは、少なくともベーンの全部
が、重量で、C:0.01〜0.10%,Si:0.10
〜1.0%,Mn:0.10〜2.0%,Ni:2〜7
%,Cr:10〜15%,Mo:0.10〜3%,残部
Feおよび不可避的不純物からなり、かつ金属組織がマ
ルテンサイトと残留オーステナイトの混合からなり、か
つ残留オーステナイト量が容量比で10〜35%である
圧延鋼板からなり、前記ベーンは複数枚の前記鋼板が電
子ビーム溶接によって接合された接合構造を有し、前記
ベーンはバンド及びクラウンに溶接によって接合されて
おり、溶接部の残留オーステナイト量が容量比で10〜
35%であることを特徴としている。
【0007】また本発明の水車ランナは、少なくともベ
ーンの全部が、重量で、C:0.01〜0.10%,S
i:0.10〜1.0%,Mn:0.10〜2.0%,N
i:2〜7%,Cr:10〜15%,Mo:0.10〜
3%,残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ
属組織がマルテンサイトと残留オーステナイトの混合か
らなり、かつ残留オーステナイト量が容量比で10〜3
5%である圧延鋼板からなり、前記ベーンは複数枚の前
記鋼板が電子ビーム溶接によって接合された接合構造を
有し、前記ベーンの板厚はベーン全体でほぼ一定であ
り、前記ベーンはバンド及びクラウンに溶接によって接
合されており、溶接部の残留オーステナイト量が容量比
で10〜35%であることを特徴としている。
【0008】また本発明の水車ランナは、少なくともベ
ーンの全部が、重量で、C:0.01〜0.10%,S
i:0.10〜1.0%,Mn:0.10〜2.0%,N
i:2〜7%,Cr:10〜15%,Mo:0.10〜3
%,残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ酸素
量が最大60ppm、窒素量が最大120ppmであり、かつ
金属組織がマルテンサイトと残留オーステナイトの混合
からなり、かつ残留オーステナイト量が容量比で10〜
35%である圧延鋼板からなり、前記ベーンは複数枚の
前記鋼板が電子ビーム溶接によって接合された接合構造
を有し、前記ベーンの板厚はベーン全体でほぼ一定であ
り、前記ベーンはバンド及びクラウンに溶接によって接
合されており、溶接部の残留オーステナイト量が容量比
で10〜35%であることを特徴としている。
【0009】
【作用】主成分であるCrおよびNi等は水車ランナに
強度や耐キャビテーション性を与えるのに必要であり、
鋳鋼での含有量と本質的に変わりはない。しかし、13
Cr鋼のような高合金鋼の電子ビーム溶接では、溶接欠
陥の発生防止と靭性確保のため、鋼中の酸素と窒素の含
有量については制御が必要であるとともに母材肉質に巣
等の空隙がないことが肝要である。
【0010】以下に、鋼板化における化学成分の限定理
由を述べる。Cは0.10%を越えると溶接性が悪くな
るとともに、強度の増加と相反して切欠靭性が悪くな
る。また0.01%未満では強度上および溶解上の点で
問題である。Siは製鋼時の脱酸剤として0.1%以上
必要であるが、1%を越えると硬く脆くなるので、0.
1〜1.0%に限定される。Mnは脱酸・脱硫作用があ
り、またオーステナイト化元素として靭性にも寄与する
が、2%を越えると溶接硬化性の問題を生ずる。
【0011】Niはオーステナイト生成元素であり、有
効な残留オーステナイト量を確保するためにも2〜7%
必要であるが、特に4〜6%が望ましい。しかし、7%
を越えると残留オーステナイトが増加し強度の低下を招
く。Crは耐蝕性を確保するための基本的な成分で、淡
水中での耐蝕性を得るためにも10%以上必要である。
しかし、Crが増加するとδフェライトが増え脆化する
ので上限は15%に限定する。Moは炭化物生成元素で
もあり、水中での疲労強度向上にも著しく有効な成分で
焼戻し脆化防止にも効果を示す。しかし、3%を越える
とその効果も薄れ、逆に焼入性が増加し靭性の低下を招
く。
【0012】酸素は溶接金属の靭性を低下させる元素で
あるが、特に電子ビーム溶接ではブローホール等の内部
欠陥を発生させ易くするので、その上限を60ppmに制
限する必要がある。窒素は微量であれば鋼中のAlと結
合して結晶粒の微細化の核としての効果があるが、あま
り多いとオーステナイト粒界に偏析して焼入性を低下さ
せるばかりでなく、酸素と同様にブローホールを発生さ
せ易くするので、上限を120ppmに制限する必要があ
る。
【0013】本発明の水車ランナにおいては、鋼の組織
は主としてマルテンサイトと残留オーステナイトの混合
状態になる。そして、残留オーステナイト量は靭性の点
から10%以上、強度の点から35%以下にするのが良
い。
【0014】また、上述した鋼は圧延され鋼板となり、
非破壊検査および外観検査を経て所定の寸法に切断され
て水車ランナの部材として用いられるが、鋼板のままで
の検査は非常に能率的であるばかりか、精度の向上を図
ることもできる。実際に、この状態での検査で水車ラン
ナ全体の約8〜9割の検査が終了したことになる。そし
て、鋼板は三次元曲面を有する型で塑性加工されたの
ち、電子ビーム溶接などで溶接され組み立てられる。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1は本発明が適用されるフランシス型水車ランナ
の斜視図、図2はそれを中央で切断した図である。図に
示すように、ベーン1はクラウン2とバンド3の間に設
けられている。そして、クラウン2の中央部は図示しな
い駆動軸に連結される。
【0016】次に表1に上記水車ランナの供試鋼の化学
成分を、表2にその機械的性質をそれぞれ示す。なお、
表2にはキャビテーション・エロージョン試験(表では
CE試験と略示している)と、破壊靭性試験の結果も示
してある。
【0017】キャビテーション・エロージョン試験では
磁歪振動型試験機を用い、試験条件を、周波数:6.5
KHz、振幅:120μm、試験液:水道水、試験液
温:25℃、試験時間:2時間とし、直径22mmの試験
面について試験前後の重量の差を測定し、試験面の懐食
量を求めた。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】破壊靭性試験では、ASTM E813−
81に準じ、板厚12.7mmのコンパクト・テンション
試験片を用いて、弾塑性破壊靭性試験法により0℃での
破壊靭性を求めた。
【0021】次に試験結果述べる。供試材No.1〜No.
3は本発明鋼で、供試材No.4〜No.6は比較鋼である。
このうち、No.5およびNo.6は従来の水車ランナと同質
の鋳鋼品であり、他はすべて圧延鋼である。いずれも5
Ni−13Crを主成分としたものであるが、鋼中の酸
素および窒素ガスの含有量を変化させたものである。
【0022】引張強さ及び0.2%耐力では鋳鋼と圧延
鋼の両者に差は見られないが、伸びおよび絞りは鋳鋼よ
り圧延鋼の方がやや大きく延性に富んでいることがわか
る。さらに、衝撃値あるいは破壊靭性など構造物の破壊
防止に要求される特性に関しては、前述の引張試験にお
ける伸び等の差以上に特に圧延鋼の方が鋳鋼よりも優れ
ていた。これは、鋼中に含まれる非金属介在物の量の差
に影響されたもので、両者の清浄度(Total)が圧延鋼
で0.033〜0.053に対し鋳鋼では0.11〜0.1
4と圧延鋼の方が鋳鋼より小さいことによるものであっ
た。
【0023】次に5Ni−13Cr鋼の電子ビーム溶接
性について検討した結果について述べる。電子ビーム溶
接法は、溶接変形が少なく厚板でも1パスで溶接できる
利便から、高出力の装置の開発に伴い炭素鋼などの厚肉
の大型構造物の分野にも応用されてきており、一般化さ
れつつある。
【0024】水車ランナへの実用化上、特に考慮しなけ
ればならない点としては、ポロシティ、高温割れ等の溶
接欠陥発生の有無、および溶接部の機械的性質や破壊靭
性の性能について検討することが重要である。
【0025】5Ni−13Cr鋼の溶接性についての検
討結果を表3に示す。なお、ビード形状の符号について
は図3に示してある。供試材を板厚80mmに加工し、I
型開先突合せ部を加速電圧90KV、ビーム電流300
〜350mA、ビーム振動を直径0.5mm×500H
z、焦点位置を被溶接材の表面下80mmで溶接を実施し
た。その結果、全ての供試材について高温割れは発生し
なかったが、試供材No.4〜No.6はいずれも溶接金属中
央付近でポロシティが認められた。この要因は種々検討
した結果、鋼中に含まれる酸素および窒素ガスの影響に
よるものであることがわかった。供試材No.4〜No.6で
は、表中に示すように、酸素量は100〜120ppmで
窒素量は460〜470ppmであった。
【0026】
【表3】
【0027】このような知見を下に5Ni−13Cr鋼
におけるポロシティの発生と酸素及び窒素の関係を検討
した結果、酸素量を60ppm、窒素量120ppmとするこ
とにより、高温割れ等の欠陥はもちろん、ポロシティも
まったく発生しないことがわかった。このような鋼は母
材の破壊靭性のみならず溶接金属でも優れた特性を示す
ことが確認されている。
【0028】電子ビーム溶接金属の破壊靭性とキャビテ
ーション懐食量について、本発明鋼と比較鋼との比較結
果を表4に示す。
【0029】
【表4】
【0030】両者はキャビテーション特性ではあまり相
違は見られないが、破壊靭性の点では本発明鋼の方が比
較鋼よりも3割ほど高い。これは、前述したように、母
材の清浄度および酸素含有量が影響していることは明白
である。
【0031】電子ビーム溶接継手の引張試験について、
本発明鋼の試験結果を表5に示す。
【0032】
【表5】
【0033】表より、電子ビーム溶接の溶接金属は軟化
することなく、母材と同等の強さを有することは明らか
である。なお、表中には溶接棒D309Moを使用した
場合の強度についても示したが、オーステナイト系の溶
接棒の場合、電子ビーム溶接と比べかなり低い強度とな
る。
【0034】以上のように、本実施例で用いた圧延鋼
は、電子ビーム溶接性に優れ、かつ継手の切欠靭性も鋳
造材より優れていることが判った。この結果を基にし
て、実物の1/2サイズの水車ランナを試作した。
【0035】次にその水車ランナの試作について述べ
る。ランナの大きさは長さ:8000mm、最大幅:17
00mm、板厚:80mmとした。そして、図4に示すよう
に、ベーン1を板材1A,1B,1Cに3分割し、板材
1A,1B,1Cの圧延方向がベーン1の長手方向と一
致するように、板材1A,1B,1Cの板取りを行なっ
た。また板材1A,1B,1Cは多軸塑性加工の可能な
プレス加工機を用い熱間および冷間の絞り加工をした。
【0036】プレス加工機は図5に示すような構成のも
ので、上下方向に対向配置された上部テーブル10と下
部テーブル11に、半球状の可動ヘッド12を有する可
動ロッド13がそれぞれ取付けられ、可動ヘッド12の
先端に三次元曲面を有する型14が固定されて、更に型
14の両側端は支持側板15で支持されている。また、
型14内には導水管16が設けられ、型14を冷却でき
るようになっている。
【0037】上述のプレス加工機で板材1A,1B,1
Cを三次元曲面にプレス加工する場合、板材1A,1
B,1Cを予め950℃程度に加熱したのち、上下の型
14の間に挿入して加圧した。そして、マルテンサイト
変態が終了するまで、板材1A,1B,1Cを加圧しつ
づけた。これは、マルテンサイト変態が終了する前に加
圧力を解除すると、板材1A,1B,1Cがバックリン
グを起こしたり、また、マルテンサイト変態の熱膨張に
より変形したりするのを防止するための熱処理である。
【0038】このようにして、プレス加工された板材1
A,1B,1Cを三次元電子ビーム溶接機で溶接し、互
いに接合して一体化したのち、寸法検査および非破壊検
査を行なって、ベーンを作成した。
【0039】また、本発明はベーン1ばかりでなく、バ
ンド2にも適用できることは勿論である。なお、水車ラ
ンナ作成までの手順を流れ図で示すと図6のようにな
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高強度・高靭性でかつ耐懐食性のある水車ランナを得る
ことができるので、破壊安全性に対する信頼性を向上さ
せることが可能である。また、検査工数や補修工数を低
減できるので、経済的なメリットも大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できるフランシス型水車ランナの
斜視図である。
【図2】図1を中央で切断したときの断面図である。
【図3】ビード形状を示す図である。
【図4】ランナの組立図である。
【図5】プレス加工機の断面図である。
【図6】ランナ製造の手順を示す流れ図である。
【符号の説明】 1 ベーン 1A,1B,1C 板材 2 クラウン 3 バンド 10 上部テーブル 11 下部テーブル 12 可動ヘッド 13 可動ロッド 14 型 15 支持側板 16 導水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 順三 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 緑川 正和 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 吉川 次雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭55−58353(JP,A) 特開 昭59−193249(JP,A) 特開 昭57−85960(JP,A) 特公 昭51−49567(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F03B 3/12 C22C 38/00 302 B23K 15/00 505

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともベーンの全部が、重量で、
    C:0.01〜0.10%,Si:0.10〜1.0%,M
    n:0.10〜2.0%,Ni:2〜7%,Cr:10〜
    15%,Mo:0.10〜3%,残部Feおよび不可避
    的不純物からなり、かつ金属組織がマルテンサイトと残
    留オーステナイトの混合からなり、かつ残留オーステナ
    イト量が容量比で10〜35%である圧延鋼板からな
    り、前記ベーンは複数枚の前記鋼板が電子ビーム溶接に
    よって接合された接合構造を有し、前記ベーンはバンド
    及びクラウンに溶接によって接合されており、溶接部の
    残留オーステナイト量が容量比で10〜35%である水
    車ランナ。
  2. 【請求項2】 少なくともベーンの全部が、重量で、
    C:0.01〜0.10%,Si:0.10〜1.0%,M
    n:0.10〜2.0%,Ni:2〜7%,Cr:10〜
    15%,Mo:0.10〜3%,残部Feおよび不可避
    的不純物からなり、かつ金属組織がマルテンサイトと残
    留オーステナイトの混合からなり、かつ残留オーステナ
    イト量が容量比で10〜35%である圧延鋼板からな
    り、前記ベーンは複数枚の前記鋼板が電子ビーム溶接に
    よって接合された接合構造を有し、前記ベーンの板厚は
    ベーン全体でほぼ一定であり、前記ベーンはバンド及び
    クラウンに溶接によって接合されており、溶接部の残留
    オーステナイト量が容量比で10〜35%である水車ラ
    ンナ。
  3. 【請求項3】 少なくともベーンの全部が、重量で、
    C:0.01〜0.10%,Si:0.10〜1.0%,M
    n:0.10〜2.0%,Ni:2〜7%,Cr:10〜
    15%,Mo:0.10〜3%,残部Feおよび不可避
    的不純物からなり、かつ酸素量が最大60ppm、窒素量
    が最大120ppmであり、かつ金属組織がマルテンサイ
    トと残留オーステナイトの混合からなり、かつ残留オー
    ステナイト量が容量比で10〜35%である圧延鋼板か
    らなり、前記ベーンは複数枚の前記鋼板が電子ビーム溶
    接によって接合された接合構造を有し、前記ベーンの板
    厚はベーン全体でほぼ一定であり、前記ベーンはバンド
    及びクラウンに溶接によって接合されており、溶接部の
    残留オーステナイト量が容量比で10〜35%である水
    車ランナ。
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