JP2899584B1 - 酸化物の分離剤と分離方法と容器 - Google Patents

酸化物の分離剤と分離方法と容器

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JP2899584B1
JP2899584B1 JP4694498A JP4694498A JP2899584B1 JP 2899584 B1 JP2899584 B1 JP 2899584B1 JP 4694498 A JP4694498 A JP 4694498A JP 4694498 A JP4694498 A JP 4694498A JP 2899584 B1 JP2899584 B1 JP 2899584B1
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oxide
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Abstract

【要約】 【課題】 はんだが付着した酸化物を簡単、短時間には
んだと酸化物とに分離し、はんだを容易に回収するとと
もに、はんだロスを低減する。 【解決手段】 容器1内にはんだが付着した酸化物3を
投入する工程と、前記容器1を溶融はんだ槽2内に浸漬
し前記はんだが付着した酸化物3を溶解する工程と、た
とえば米糠からなる分離剤5を散布する工程と、前記容
器1をはんだ槽2から引き上げ、はんだと酸化物6とを
分離する工程とを備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はんだが付着した
酸化物,または溶融はんだに接する酸化物をはんだと酸
化物(ドロス)とに分離し、酸化物のみを取り出し可能
にする分離剤と,分離方法と,収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディップやフローはんだ付け工程では多
量のはんだ酸化物が発生する。また、前記はんだ酸化物
を溶融はんだからすくい上げたり,半田槽の外へ流出さ
せ凝固させると、酸化物に多量のはんだが付着してい
る。前記はんだが付着した酸化物(はんだドロス)は再
生業者に低価格で売却される。はんだの酸化防止策とし
ては、溶融はんだの表面に酸化防止剤を添加するか、ま
たは窒素等の不活性ガスをはんだ槽周辺に封入して酸素
濃度を低くし、はんだの酸化を最小限に抑えていた。
【0003】また、はんだが付着した酸化物から,はん
だと酸化物とを分離し、酸化物のみ取り出し可能にする
はんだ酸化物の分離剤/還元剤として、ホウ塩酸アンモ
ニウムにカリウム塩を添加した粉末が市販されている。
(製品名/クリノックスOR−904P/エレクトロバ
ート・セイテック株式会社販売)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の再
生業者に売却する方法は、高価なはんだが酸化物に多量
に付着しておりはんだロスが大きい。溶融はんだの表面
に酸化防止剤を添加する方法は、はんだ槽が酸化防止油
等でベトベトに汚れ清掃が面倒なうえプリント配線基板
等にも付着する。不活性ガスを用いる方法はコストアッ
プとなるうえ設備が大がかりで複雑となる。ホウ塩酸ア
ンモニウムを主成分とする粉末状分離剤はコストが6,
000円/450グラムと高価であり、取扱時、皮膚に
触れないよう注意したり保護眼鏡の着用が必要等、安全
管理を要する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明における酸化物の分離剤を、糠類(米糠、ふ
すま、麦糠、大麦混合糠、裸麦糠、裸麦混合糠等)、ま
たは豆類の粉末(大豆、小豆、落花生、ココナッツ
等)、または大豆カス、落花生の殻の粉末、または種子
の粉末(ゴマ、ヒマワリ、ヤシ、菜種、綿実等)、また
は植物油(オリーブ、ゴマ、ヒマワリ、ヤシ、菜種、綿
実等)、または木粉(脂肪とワックス成分の多い松、椿
等のオガクズ)から選択したいずれか一つ、またはその
組合せとした。
【0006】また、はんだと酸化物との分離方法を、容
器内にはんだが付着した酸化物を投入する工程と、前記
容器を溶融はんだ槽(280℃〜290℃程度)内に浸
漬し前記はんだが付着した酸化物を溶解する工程と、上
記分離剤の内いずれか一つ(例えば、米糠)またはその
組合せをはんだが付着した酸化物に散布する工程と、前
記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化物とを分
離する工程とを備えたことを特徴とするはんだが付着し
た酸化物の分離方法とした。さらに、分離剤を散布した
後、前記容器をはんだ槽から引き上げたり浸漬したり複
数回上下動させる工程も必要に応じ付け加えた構成とし
た。
【0007】さらに、他の分離方法として、容器内には
んだが付着した酸化物を投入する工程と、上記分離剤の
内いずれか一つ(例えば、米糠)またはその組合せをは
んだが付着した酸化物に散布する工程と、前記容器を溶
融はんだ槽内に浸漬し前記はんだが付着した酸化物を溶
解する工程と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はん
だと酸化物とを分離する工程とを備えたことを特徴とす
るはんだが付着した酸化物の分離方法とした。
【0008】さらに、もう一つの分離方法は、容器を溶
融はんだ槽内に半分程度浸漬する工程と、前記容器内に
はんだが付着した酸化物を投入する工程と、上記分離剤
の内いずれか一つ(例えば、米糠)またはその組合せを
はんだが付着した酸化物に散布する工程と、はんだが付
着した酸化物の溶解後、前記容器をはんだ槽から引き上
げ、はんだと酸化物とを分離する工程とを備えたことを
特徴とするはんだが付着した酸化物の分離方法とした。
【0009】さらに、もう一つの分離方法は、溶融はん
だに浮かんだ酸化物を容器内にすくう工程と、上記分離
剤の内いずれか一つ(例えば、米糠)またはその組合せ
を前記酸化物に散布する工程と、前記容器をはんだ槽か
ら引き上げ、はんだと酸化物とを分離する工程とを備え
たことを特徴とする溶融はんだに接する酸化物の分離方
法とした。
【0010】さらに、もう一つの分離方法は、上記分離
剤の内いずれか一つ(例えば、米糠)またはその組合せ
を溶融はんだ上に浮かんだ酸化物に散布する工程と、溶
融はんだに浮かんだはんだ酸化物を容器内にすくう工程
と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化物
とを分離する工程とを備えたことを特徴とする溶融はん
だに接する酸化物の分離方法とした。
【0011】さらに、はんだが付着した酸化物,または
溶融はんだに接する酸化物を収納する前記容器として
は、メッシュの開口面積が1〜2.25mm↑2程度の
網かご、または、1〜2.25mm↑2程度の開口を、
底面と各側面に複数有するごとくパンチングメタルで形
成する構成とした。メッシュまたはパンチングメタルに
おける開口値1〜2.25mm↑2の範囲設定は、酸化
物から分離したはんだが円滑にはんだ溶融槽内に還流さ
れ、かつ、酸化カス(酸化物)が容器内に留まることを
目的として実験により求めた。さらに、網かごやパンチ
ングメタルの構成部材をステンレススティール等はんだ
の付着しない材料とした。前記網かごは、網の線径を
0.3〜0.7mm、矩形開口の一辺を1.0〜1.5
mm程度とした。好適には網の線径を約0.5mm、矩
形開口の一辺を1.2mm程度とした。
【0012】本発明における前記各分離剤が、はんだが
付着した酸化物,または溶融はんだに接する酸化物をは
んだと酸化物とに分離するメカニズムは、分離剤を構成
する油成分(油脂)が酸化物の酸素と結びつくものと考
えられる。また、分離剤に含まれるリン(P)と前記油
脂がはんだの酸化防止機能を果たすためと考えられる。
さらに、分離剤を構成する繊維、炭素化物等が酸化物
(ドロス)と結びつき,溶融はんだとの結合を阻害する
ものと考えられる。
【0013】ちなみに、糠類の内、米糠の成分を記す
と、リン・・1%以下、蛋白質・・13.4%、粗脂肪
・・17.1%、粗繊維・・7.9%、消化成分炭素化
物・・残部となる。また、豆類の内、大豆の成分は、可
食部100g中、脂肪・・17.5g、リン・・470
mg、蛋白質・・34.3g、(他の成分記載は省略)
等となっている。従って、米糠以外の上記分離剤におい
ても油成分とリン、または油成分を概略同等並に含んで
おり、米糠と同様の作用を果たし、はんだと酸化物とを
分離する。特に、油脂成分の豊富な豆類の粉末(大豆、
小豆、落花生、ココナッツ等)、または種子の粉末(ゴ
マ、ヒマワリ、ヤシ、菜種等)、または植物油(オリー
ブ、ゴマ、ヒマワリ、ヤシ、菜種等)等が有効である。
【0014】上記構成により、作業上安全で、人体に無
害で、公害も起こさず、極めて低価格の分離剤と分離方
法を提供できる。また、酸化物の分離作業を簡単、容易
に実施でき、酸化物に付着して廃棄するはんだの量が少
なくなる。当然のことながら、はんだの利用率、回収率
等が向上し地球環境保護に役立つ。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明における第1の発明は、は
んだが付着した酸化物または溶融はんだに接する酸化物
の分離剤を、糠類(米糠、ふすま、麦糠、大麦混合糠、
裸麦糠、裸麦混合糠等)、または豆類の粉末(大豆、小
豆、落花生、ココナッツ等)、または大豆カス、落花生
の殻の粉末、または種子の粉末(ゴマ、ヒマワリ、ヤ
シ、菜種等)、または植物油(オリーブ、ゴマ、ヒマワ
リ、ヤシ、菜種等)、または木粉から選択したいずれか
一つまたはその組合せとしたもので、人体に無害で、公
害も起こさず、極めて低価格の分離剤を提供できる。ま
た、はんだの利用率、回収率等が向上し地球環境保全に
役立つ。
【0016】さらに、第2の発明は、容器内にはんだが
付着した酸化物を投入する工程と、前記容器を溶融はん
だ槽内に浸漬し前記はんだが付着した酸化物を溶解する
工程と、第1の発明に記載した分離剤の内いずれか一つ
またはその組合せを散布する工程と、前記容器をはんだ
槽から引き上げ、はんだと酸化物とを分離する工程とを
備えたことを特徴とするはんだが付着した酸化物の分離
方法としたもので、はんだ酸化物の分離作業を簡単、容
易に実施でき、酸化物に付着して廃棄するはんだの量が
少なくなる。また、はんだの利用率、回収率等が向上し
地球環境保全に役立つ。
【0017】さらに、第3の発明は、容器内にはんだが
付着した酸化物を投入する工程と、第1の発明に記載の
分離剤の内いずれか一つまたはその組合せを前記はんだ
が付着した酸化物に散布する工程と、前記容器を溶融は
んだ槽内に浸漬し前記はんだが付着した酸化物を溶解す
る工程と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと
酸化物とを分離する工程とを備えたことを特徴とするは
んだが付着した酸化物の分離方法としたもので、酸化物
の分離作業を簡単、容易に実施でき、酸化物に付着して
廃棄するはんだの量が少なくなる。また、はんだの利用
率、回収率等が向上し地球環境保全に役立つ。
【0018】さらに、第4の発明は、容器を溶融はんだ
槽内に半分程度浸漬する工程と、前記容器内にはんだが
付着した酸化物を投入する工程と、第1の発明に記載の
分離剤の内いずれか一つまたはその組合せを前記はんだ
が付着した酸化物に散布する工程と、酸化物に付着した
はんだの溶解後、前記容器をはんだ槽から引き上げ、は
んだと酸化物とを分離する工程とを備えたことを特徴と
するはんだが付着した酸化物の分離方法としたもので、
酸化物の分離作業を簡単、容易に実施でき、酸化物に付
着して廃棄するはんだの量が少なくなる。また、はんだ
の利用率、回収率等が向上し地球環境保全に役立つ。
【0019】さらに、第5の発明は、溶融はんだに浮か
んだはんだ酸化物を容器内にすくう工程と、第1の発明
に記載した分離剤の内いずれか一つまたはその組合せの
分離剤を散布する工程と、前記容器をはんだ槽から引き
上げ、はんだと酸化物とを分離する工程とを備えたこと
を特徴とする溶融はんだに接する酸化物の分離方法とし
たもので、酸化物の分離作業を簡単、容易に実施でき、
酸化物に付着して廃棄するはんだの量が少なくなる。ま
た、はんだの利用率、回収率等が向上し地球環境保全に
役立つ。
【0020】さらに、第6の発明は、第1の発明に記載
した分離剤のいずれか一つまたはその組合せを溶融はん
だに浮かんだ酸化物に散布する工程と、溶融はんだ上に
浮かんだ酸化物を容器内にすくう工程と、前記容器をは
んだ槽から引き上げ、はんだと酸化物とを分離する工程
とを備えたことを特徴とする溶融はんだに接する酸化物
の分離方法としたもので、酸化物の分離作業を簡単、容
易に実施でき、酸化物に付着して廃棄するはんだの量が
少なくなる。また、はんだの利用率、回収率等が向上し
地球環境保全に役立つ。
【0021】さらに、第7の発明は、底面と側面に1〜
2.25mm↑2の開口を複数有することを特徴とする
はんだが付着した酸化物または溶融はんだに接する酸化
物の収納容器としたもので、はんだと酸化物とを容易
に、効率よく分離する。
【0022】さらに、第8の発明は、網かごからなり、
網の線径を0.3〜0.7mm、矩形開口の一辺を1.
0〜1.5mm、好適には網の線径を約0.5mm、矩
形開口の一辺を1.2mmとしたことを特徴とするはん
だが付着した酸化物または溶融はんだに接する酸化物の
収納容器としたもので、はんだと酸化物とを容易に、効
率よく分離する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例におけるはんだと酸化
物との分離方法を図面とともに説明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の一実施例にお
ける、はんだが付着した酸化物から酸化物のみを分離す
る工程(分離作業)の概念の要部構成図を示す。カッコ
で囲んだ符号1〜7は分離工程の各ステップを示す。第
1のステップでは、はんだが付着した酸化物の収納容器
1(網かご/網の線径を約0.5mm、矩形開口の一辺
を約1.2mm程度とした。)をディップ半田槽、また
はフロー半田槽(噴流半田槽)に半分程度沈める。溶融
はんだの温度は280℃〜290℃程度に設定されてい
る。(図1の実施例ではフロー半田槽2を示す。) 第2、第3のステップでは、はんだとくっついた酸化物
(はんだが付着した酸化物/はんだドロス)3の塊を網
かご1の容積の半分程度まで入れる。はんだドロス3を
すくう容器はスプーン、挟み具、ピンセット等任意の用
具を用いてよい。第4のステップでは、本発明の前記分
離剤5たとえば米糠を匙ですくい、前記はんだが付着し
た酸化物3の表面に散布する(振りかける)。散布量は
前記はんだが付着した酸化物3をほぼ覆う程度でよい。
例えば、はんだが付着した酸化物3の容積100ccに
対し、分離剤の散布量を小さじ少々から0.7杯分程度
とした。第5のステップでは、網かご1を上下、または
左右に動かし、はんだが付着した酸化物3をはんだ溶融
面4より上げたり、下げたりする。この動作を数回繰り
返す。第6のステップでは、はんだが付着した酸化物3
の嵩が減り,酸化物に付着していた(くっついていた)
はんだが溶融したことを確認し、その後、網かご1を溶
融はんだ面4より引き上げる。第7のステップでは、網
かご1内に残った酸化滓(酸化物)6を廃棄物入れ等に
捨てる。以上のステップ第1〜第7で、はんだと酸化物
との分離作業が終了する。この間、作業時間は約1分か
ら2分程度であった。酸化物に付着していたはんだを9
割以上回収でき、酸化物のみの嵩は元の1〜2割程度に
減少した。
【0025】このように本発明は、はんだと酸化物との
分離を極めて容易に、短時間に、安全に実施できる。勿
論、分離剤の取り扱いに際し保護具の着用等を不要にす
る。また、分離剤として米糠を利用しているので極めて
安価で、糠の廃物利用となり環境保護に役立つ。
【0026】なお、分離剤は米糠に限るものでなく、前
記糠類(ふすま、麦糠、大麦混合糠、裸麦糠、裸麦混合
糠等)、または豆類の粉末(大豆、小豆、落花生、ココ
ナッツ等)、または大豆カス、落花生の殻の粉末、また
は種子の粉末(ゴマ、ヒマワリ、ヤシ、菜種等)、また
は植物油(オリーブ、ゴマ、ヒマワリ、ヤシ、菜種
等)、または木粉から選択したいずれか一つまたはその
組合せとしても、はんだ酸化物の分離作用が得られる。
特に、種子の粉末や植物油(オリーブオイル)等は良好
な分離作用を発揮する。米糠以外の粉末や液状の分離剤
の供給量も米糠と同程度でよく、はんだ酸化物の容積1
00cc対し、散布量を小さじ少々から0.7杯分程度
でよい。
【0027】さらに、上記ステップ第1〜第7の順序は
任意に変更、または削除してよいことは言うまでもな
い。例えば、溶融半田の外(はんだ槽の外や溶融はんだ
面の上方)において、容器の中にはんだが付着した酸化
物を投入する工程をまず優先させる。その後、前記分離
剤の内いずれか一つまたはその組合せを前記はんだが付
着した酸化物に散布する工程と、前記容器を溶融はんだ
槽内に浸漬し前記はんだが付着した酸化物を溶解する工
程と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化
物とを分離する工程とを順次、実施するようにしてもよ
い。
【0028】さらには、溶融半田外で、容器の中にはん
だが付着した酸化物を投入する工程と、前記容器を溶融
はんだ槽内に浸漬し、前記はんだが付着した酸化物を溶
解する工程と、前記分離剤の内いずれか一つまたはその
組合せを前記はんだが付着した酸化物に散布する工程
と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化物
とを分離する工程とを順次、実施する等としてもよい。
【0029】(実施例2)次に、本発明の実施例2にお
ける溶融はんだに浮かぶ酸化物の分離方法について説明
する。この場合の分離剤は実施例1と同様とした。(た
とえば米糠) 酸化物に散布する米糠の量も実施例1と同程度とした。
はんだと酸化物との分離手順は次の通りである。
【0030】まず、第1のステップでは、酸化物を掬う
収納容器(網かご/網の線径約0.5mm、矩形開口の
一辺を約1.2mm程度とした。)をディップ半田槽、
またはフロー半田槽に容器上縁が隠れる程度に沈める。
第2のステップでは、溶融はんだに浮かんだ酸化物(は
んだドロス)を網かごで掬い集め、網かごを半分程度ま
で引き上げる。第3のステップでは、本発明の分離剤た
とえば米糠を匙で前記溶融はんだ上に浮かぶ酸化物の表
面に散布する(振りかける)。散布量は前記酸化物の表
面をほぼ覆う程度でよい。例えば、酸化物の容積100
ccに対し分離剤の散布量を小さじ少々から0.7杯分
程度とした。第4のステップでは、網かごを上下、また
は左右に動かし、酸化物をはんだ溶融面より上げたり、
下げたりする。この動作を数回繰り返す。第5のステッ
プでは、酸化物の嵩が減り,酸化物に付着していた(く
っついていた)はんだが溶融したことを確認し、その
後、網かごを溶融はんだ面より引き上げる。第6のステ
ップでは、網かごに残った酸化滓(酸化物)を廃棄物入
れ等に捨てる。
【0031】以上のステップ第1〜第6で、はんだと酸
化物との分離作業が終了する。この間、作業時間は1分
程度であった。(いずれも図示せず。) 上記実施例2の場合も、はんだと酸化物との分離を極め
て容易に、短時間に、安全に実施できる。
【0032】なお、この場合も上記ステップ第1〜第6
の順序は任意に変更、追加または削除してよいことは言
うまでもない。
【0033】例えば、第3のステップを入れ替え、上記
分離剤のいずれか一つまたはその組合せを溶融はんだに
浮かんだ酸化物に散布する工程を優先させる。その後、
溶融はんだ上に浮かんだ酸化物を容器内にすくう工程
と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化物
とを分離する工程とを順次、実施するようにしてもよ
い。(図示せず。) 上記実施例1、2において、はんだが付着した酸化物,
または溶融はんだに浮かぶ酸化物の収納容器として網か
ごを用いた例を説明したが、別段、網かごに限るもので
なく任意の部材としてよいことは言うまでもない。例え
ば、円形または矩形からなる開口を複数備えたパンチン
グメタルで容器を形成してもよい。一例として、収納容
器の底面と各側面に、開口面積が1mm↑2〜2.25
mm↑2の矩形開口を配設ピッチ1.5mmから2mm
程度の多行多列(マトリクス状)に配設してなる構成と
した。
【0034】また、フロー(噴流)型半田付装置に代
え、静止ディップ型の半田付装置としてよいことも同様
である。さらに、分離した酸化物(酸化滓)を網カゴ等
の容器ですくい上げることに代え、耐熱プレート等で酸
化物を掻き取るようにしてもよいし、不活性ガス等によ
り酸化物を溶融はんだ面から押し流すようにしてもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、安全で人
体に無害で、公害も起こさず、極めて低価格の酸化物分
離剤を提供できる。また、はんだと酸化物との分離作業
を簡単、容易に実施でき、酸化物に付着して廃棄するは
んだの量が少なくなる。その結果、はんだの利用率、回
収率等が向上し地球環境保護に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるはんだと酸化物との
分離工程の概念の要部構成図
【符号の説明】
1 容器 2 はんだ槽 3 はんだが付着した酸化物(はんだと酸化物とがくっ
ついたもの) 4 溶融はんだ面 5 分離剤 6 酸化物(酸化滓) 10 溶融はんだ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−55263(JP,A) 特開 平6−198426(JP,A) 特開 平5−63349(JP,A) 特開 昭52−76250(JP,A) 実開 昭58−166964(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 3/06 C09K 15/34 H05K 3/34 506

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はんだと酸化物とに分離する部材を糠類
    としたことを特徴とするはんだが付着した酸化物または
    溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  2. 【請求項2】 糠類を米糠、ふすま、麦糠、大麦混合
    糠、裸麦糠、裸麦混合糠の内いずれか一つ、またはその
    組合せとしたことを特徴とする請求項1記載のはんだが
    付着した酸化物または溶融はんだに接する酸化物の分離
    剤。
  3. 【請求項3】 はんだと酸化物とに分離する部材を豆類
    の粉末としたことを特徴とするはんだが付着した酸化物
    または溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  4. 【請求項4】 豆類を大豆、小豆、落花生、ココナッツ
    の内いずれか一つ、またはその組合せとしたことを特徴
    とする請求項3記載のはんだが付着した酸化物または溶
    融はんだに接する酸化物の分離剤。
  5. 【請求項5】 はんだと酸化物とに分離する部材を大豆
    カス、落花生の殻の粉末のいずれか一方としたことを特
    徴とするはんだが付着した酸化物または溶融はんだに接
    する酸化物の分離剤。
  6. 【請求項6】 はんだと酸化物とに分離する部材を種子
    の粉末としたことを特徴とするはんだが付着した酸化物
    または溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  7. 【請求項7】 種子をゴマ、ヒマワリ、ヤシ、菜種、綿
    実の内いずれか一つ、またはその組合せとしたことを特
    徴とする請求項6記載のはんだが付着した酸化物または
    溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  8. 【請求項8】 はんだと酸化物とに分離する部材を植物
    油としたことを特徴とするはんだが付着した酸化物また
    は溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  9. 【請求項9】 植物油をオリーブ、ゴマ、ヒマワリ、ヤ
    シ、菜種、綿実の内いずれか一つ、またはその組合せと
    したことを特徴とする請求項8記載のはんだが付着した
    酸化物または溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  10. 【請求項10】 はんだと酸化物とに分離する部材を木
    粉としたことを特徴とするはんだが付着した酸化物また
    は溶融はんだに接する酸化物の分離剤。
  11. 【請求項11】 はんだが付着した酸化物を容器に投入
    する工程と、前記容器を溶融はんだ槽内に浸漬する工程
    と、請求項1〜10のいずれか一つに記載の分離剤を前
    記はんだが付着した酸化物に散布する工程と、前記容器
    をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化物とに分離する
    工程とを備えたことを特徴とするはんだが付着した酸化
    物の分離方法。
  12. 【請求項12】 分離剤を散布した後、容器をはんだ槽
    から引き上げたり浸漬したり複数回上下動させる工程を
    備えたことを特徴とする請求項11記載のはんだが付着
    した酸化物の分離方法。
  13. 【請求項13】 はんだが付着した酸化物の表面をほぼ
    覆う程度に請求項1〜10のいずれか一つに記載の分離
    剤を散布したことを特徴とする請求項11〜12のいず
    れか一方に記載のはんだが付着した酸化物の分離方法。
  14. 【請求項14】 はんだが付着した酸化物を容器に投入
    する工程と、請求項1〜10のいずれか一つに記載の分
    離剤を前記はんだが付着した酸化物に散布する工程と、
    前記容器を溶融はんだ槽内に浸漬し前記はんだが付着し
    た酸化物を溶解する工程と、前記容器をはんだ槽から引
    き上げ、はんだと酸化物とに分離する工程とを備えたこ
    とを特徴とするはんだが付着した酸化物の分離方法。
  15. 【請求項15】 容器を溶融はんだ槽内に半分程度浸漬
    する工程と、前記容器内にはんだが付着した酸化物を投
    入する工程と、請求項1〜10のいずれか一つに記載の
    分離剤を前記はんだが付着した酸化物に散布する工程
    と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、はんだと酸化物
    とに分離する工程とを備えたことを特徴とするはんだが
    付着した酸化物の分離方法。
  16. 【請求項16】 溶融はんだに浮かんだ酸化物を容器内
    にすくう工程と、請求項1〜10のいずれか一つに記載
    の分離剤を前記酸化物に散布する工程と、前記容器をは
    んだ槽から引き上げ、前記溶融はんだから酸化物を分離
    する工程とを備えたことを特徴とする溶融はんだに接す
    る酸化物の分離方法。
  17. 【請求項17】 分離剤を散布した後、容器をはんだ槽
    から引き上げたり浸漬したりして複数回上下動させる工
    程を備えたことを特徴とする請求項16記載の溶融はん
    だに接する酸化物の分離方法。
  18. 【請求項18】 酸化物の表面をほぼ覆う程度に請求項
    1〜10のいずれか一つに記載の分離剤を散布したこと
    を特徴とする請求項16〜17のいずれか一方に記載の
    溶融はんだに接する酸化物の分離方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜10のいずれか一つに記載
    の分離剤を溶融はんだに浮かんだ酸化物に散布する工程
    と、溶融はんだ上に浮かんだ酸化物を容器内にすくう工
    程と、前記容器をはんだ槽から引き上げ、前記溶融はん
    だから酸化物を分離する工程とを備えたことを特徴とす
    る溶融はんだに接する酸化物の分離方法。
  20. 【請求項20】 網かご、または、開口を複数有するパ
    ンチングメタルで容器を形成したことを特徴とする請求
    項11〜19のいずれか一つに記載のはんだが付着した
    酸化物または溶融はんだに接する酸化物の分離方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜10のいずれか一つに記載
    の分離剤を散布した酸化物を,溶融はんだで加熱し、は
    んだと酸化物とに分離することを特徴とするはんだが付
    着した酸化物または溶融はんだに接する酸化物の分離方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項1〜10のいずれか一つに記載
    の分離剤を散布した酸化物を,溶融はんだで加熱し、網
    カゴで酸化物を取り除くことを特徴とするはんだが付着
    した酸化物または溶融はんだに接する酸化物の分離方
    法。
  23. 【請求項23】 はんだと酸化物とに分離する部材を、
    糠類、豆類の粉末、大豆カス、落花生の殻の粉末、種子
    の粉末、植物油、木粉から選択した少なくとも二つの部
    材の組合せとしたとしたことを特徴とする酸化物の分離
    剤。
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