JP2899232B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2899232B2
JP2899232B2 JP7157091A JP15709195A JP2899232B2 JP 2899232 B2 JP2899232 B2 JP 2899232B2 JP 7157091 A JP7157091 A JP 7157091A JP 15709195 A JP15709195 A JP 15709195A JP 2899232 B2 JP2899232 B2 JP 2899232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライン受光センサ等上
に画像を投影・走査し、画像を読取る画像読取装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置の一例として図12
に示すようなマイクロフィルムスキャナ100がある。
このマイクロフィルムスキャナ100は、マイクロフィ
ルムFの画像光101を投影ミラー102,103によ
り折り曲げスクリーン104に拡大投影する。また、ス
クリーン104の裏側で、画像光101をスキャンミラ
ー105を介しラインセンサ106に導き、これらを上
下に移動させる事により、画像の走査読取りや退避を行
っていた。尚、スクリーン104への画像光101は周
辺部ほど斜めに入射するため、ラインセンサ106への
入射光の角度もスキャン中に徐々に変化し、ラインセン
サ106の受光角度は、図13に示す角度θ必要であ
る。一方、ラインセンサ106は一列に並べた受光素子
107群を有し、一般的に酸化や埃、あるいは外力から
の保護の為、受光素子107群は透明なシリコン樹脂等
のクリア部108で覆われている。
【0003】しかしながら、このクリア部108に気泡
や異物109が混入していると、画像の劣化を招くた
め、受光角度θ内の透過率の均一なクリア部108を有
する高価なラインセンサ106を用いねばならなかっ
た。またラインセンサ106の前に受光角度θの光以外
の光が入射しない様にスリット110を設けたとして
も、受光角度θが大きいためスキャン中に外部からの光
(矢印A)が投影ミラー103、スキャンミラー105
を介し、スリット110の開口をすり抜けラインセンサ
106に到達してしまい、画像読取り精度を悪化させる
という問題もあった。
【0004】図14は他の従来例としてのマイクロフィ
ルムスキャナ200の概略図である。このマイクロフィ
ルムスキャナ200は、回転ミラー201を回動させ、
画像光202を揺動させる事により、スクリーン203
とラインセンサ204への光路切り換えとラインセンサ
204への画像走査を行うものである。この様に画像光
202を回転ミラー201で揺動させる走査方式の装置
では、回転ミラー201を投影レンズ205に近づける
程、揺動半径が大きくなり走査時の揺動角が小さくなる
為、図15の様にラインセンサ204の受光角度θ′は
小さくなり前述の気泡等206の影響を受けにくくな
る。しかし、図16の揺動走査概略図に示す様に、画像
結像平面207を揺動走査した場合、画像の端部と中心
部では光路長がdL変化する。画像光202は拡大投影
系の為に光路長が変化すると拡大率が変化してしまう。
つまりこの時のラインセンサ204の読取り画像は図1
8に示す様に揺動走査に伴い、揺動と垂直方向の倍率が
変化し、樽型の画像となってしまう。また、回転ミラー
201は制御の簡素化や回転の安定化の為に一定角速度
で回転させるのが一般的である。図17に一定角速度で
揺動させた時の走査概略図を示す。回転ミラー201を
一定角速度dαで回転させると、画像光は一定角速度2
dαで揺動する。しかし画像結像平面207上の走査速
度は、dx1 >dx2 >dx3 ,(dxn =dxn ′)
と、画像中心部より端部の方が速くなってしまう。その
ためラインセンサ204の読取り画像は、図18に示す
様に、揺動方向に伸びたり縮んだりしてしまう。尚、こ
れらの画像歪みは、前述の気泡等206の影響と同様、
回転ミラー201を投影レンズ205に近づける程、揺
動半径が大きくなるため、画像への影響を小さくする事
ができる。この為従来は、回転ミラー201を投影レン
ズ205のすぐ上部に配置していた。
【0005】しかしながら、図14のマイクロフィルム
スキャナ200の様に、回転ミラー201を投影レンズ
205のすぐ上部に配置するとスクリーン203の位置
が上がってしまい投影画像を閲覧しづらくなってしまっ
た。そこで退避可能な回転ミラーを用いる事も考えられ
たが、退避機構等が複雑で高価なものであったし、画像
歪みやラインセンサの受光角度の問題も、影響が軽減さ
れただけで依然、なくなったわけではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、上記従来
例では以下の様な問題があった。 ラインセンサへの入射角度変化による画像劣化あるい
はコストアップ。 揺動走査による光路長変化に伴う画像歪。 揺動走査による走査速度変化に伴う画像歪。 回転ミラーによるスクリーン位置の不適化。 進退式回転ミラーによるコストアップ。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、揺動自
在に設けられた読取部の姿勢を制御する姿勢制御手段を
備えることにより、画像光の読取手段への入射角を制御
することにある。
【0008】また、走査部による投影画像の走査動作に
連動して読取部の姿勢を制御する姿勢制御手段を備える
ことにより画像走査による画像光の読取手段への入射角
の変動に対応することにある。
【0009】また、画像光の読取手段への入射角が略一
定となるように制御することにより、受光角度の小さい
安価な読取手段を用いても良好な画像読取が可能となる
ようにすることにある。
【0010】さらに、読取部が走査部に揺動自在に設け
られており、走査部の走査方向の運動を案内する第1の
ガイド部材と、走査方向に対して所定の傾斜を有する第
2のガイド部材と、読取部の有するアームから突出する
軸に設けられた回転体と、回転体を第2のガイド部材に
当接させる、走査部に設けられた弾性部材とからなる姿
勢制御手段を有することにより、簡単で安価な構成で信
頼性の高い画像読取装置を提供することにある。
【0011】また、走査部に揺動自在に設けられた反射
手段で反射し、読取手段に入射する画像光の光路長を補
正する光路長補正手段を備えることにより、光路長変化
による画像歪を防止することにある。
【0012】さらに、光路長補正手段が、直線運動を行
う読取部保持手段と、該手段の運動を規制する光路長補
正カムとからなり、読取部の姿勢制御手段が、読取部
と、読取部の姿勢を規制する姿勢規制カムとからなり、
光路長補正カムと姿勢規制カムが同軸に設けられている
ことにより、画像歪みを防止し、簡単で安価な構成で信
頼性の高い画像読取装置を提供することにある。
【0013】また、投影レンズを透過した原稿の画像光
を反射する第1の反射部材を揺動させ画像走査を行い、
前記第1の反射部材によって反射された画像光を第2の
反射部材で反射し画像光軸を交差させてスクリーンに投
影することにより、反射部材の配置の自由度を増し、よ
り小型で操作性の良い画像読取装置を提供することにあ
る。
【0014】さらに、揺動自在な読取部に対して読取手
段を任意の姿勢に固定する係止手段により、読取手段が
受光角度による読取精度のばらつきを有する場合でも、
読取手段への画像光の入射角を任意に変更して画像劣化
を回避することにある。
【0015】また、読取部にスリットを設けることによ
り、不要な光を効果的に遮光し、画像読み取り精度の向
上を図り、さらに読取手段の配置の自由度を高めて操作
性の良い配置の装置を提供することにある。
【0016】また、原稿の投影手段と、揺動自在な反射
部材と該反射部材の駆動手段からなる走査部と、投影画
像を読み取る読取手段を有する読取部とを備えた画像読
取装置において、該駆動手段が放射状に延びた1本の溝
孔を有する第1回転部材と、該溝孔に嵌合し摺動する突
出軸を有する第2回転部材とからなる走査速度補正機構
を備えることにより、簡単で安価な構成で走査速度に起
因する画像歪み回避することにある。
【0017】さらに、読取手段をライン受光センサとす
ることにより、安価で良好な画像読取装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にあっては、原稿の投影手段と、投影画像を走査
する走査部と、投影画像を読み取る読取手段を有する読
取部とを備えた画像読取装置において、該読取部を揺動
自在に設け、該読取部の姿勢を制御する姿勢制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0019】前記走査部による投影画像の走査動作に連
動して前記読取部の姿勢を制御する前記姿勢制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0020】前記姿勢制御手段は、画像光の読取手段へ
の入射角が略一定となるように制御することを特徴とす
る。
【0021】前記読取部は前記走査部に揺動自在に設け
られており、前記走査部の走査方向の運動を案内する第
1のガイド部材と、前記走査方向に対して所定の傾斜を
有する第2のガイド部材と、前記読取部の有するアーム
から突出する軸に設けられた回転体と、前記読取部を付
勢して該回転体を前記第2のガイド部材に当接させる、
前記走査部に設けられた弾性部材とからなる前記姿勢制
御手段を有することを特徴とする。
【0022】揺動自在な反射部材を有する走査部と、読
取手段に入射する画像光の光路長を補正する光路長補正
手段を備えたことを特徴とする。
【0023】前記光路長補正手段が、直線運動を行う読
取部保持手段と、該手段の運動を規制する光路長補正カ
ムとからなり、読取部の姿勢制御手段が、前記読取部
と、該読取部の姿勢を規制する姿勢規制カムとからな
り、前記光路長補正カムと前記姿勢規制カムが同軸に設
けられていることを特徴とする。
【0024】前記投影手段が、原稿を拡大投影する投影
レンズと、該投影レンズを透過した画像光を反射する第
1の反射部材と、該第1の反射部材によって反射された
画像光を反射して画像光軸を交差させスクリーンに投影
する第2の反射部材とからなり、該第1の反射部材を揺
動させ前記投影レンズを透過した画像光を前記読取手段
に導くことにより画像走査を行うことを特徴とする。
【0025】前記揺動自在な読取部に対して、前記読取
手段を任意の姿勢に固定する係止手段を設けたことを特
徴とする。
【0026】前記読取部にスリットを設けたことを特徴
とする。
【0027】原稿の投影手段と、揺動自在な反射部材と
該反射部材の駆動手段からなる走査部と、投影画像を読
み取る読取手段を有する読取部とを備えた画像読取装置
において、該駆動手段が放射状に延びた1本の溝孔を有
する第1回転部材と、該溝孔に嵌合し摺動する突出軸を
有する第2回転部材とからなる走査速度補正機構を備え
たことを特徴とする。
【0028】前記読取手段としてライン受光センサを備
えたことを特徴とする。
【0029】
【作用】原稿の投影手段と、投影画像を走査する走査部
と、投影画像を読み取る読取手段を有する読取部とを備
えた画像読取装置において、姿勢制御手段により、揺動
自在に設けられた読取部の姿勢を制御する。
【0030】走査部による投影画像の走査動作に連動し
て読取部の姿勢を制御する姿勢制御手段を備えることに
より走査による画像光の読取手段への入射角の変動に対
応して読取部の姿勢を制御する。
【0031】姿勢規制手段によって、画像光の読取手段
への入射角が略一定となるように読取部の姿勢を制御す
る。
【0032】画像走査を行う際には、走査部は第1のガ
イド部材に走査方向の運動を案内され、読取部の有する
アームから突出する軸に設けられた回転体が弾性部材に
付勢されて第2のガイド部材に当接することにより、走
査部に揺動自在に設けられた読取部の姿勢が画像走査と
連動して制御される。
【0033】反射部材を揺動させて画像光を走査し、光
路長補正手段により読取手段に入射する画像光の光路長
を補正する。
【0034】読取部保持手段の直線運動と読取部の姿勢
がそれぞれ同軸に設けられた光路長補正カムと姿勢規制
カムとにより規制される。
【0035】投影手段が、原稿を拡大投影する投影レン
ズと、該投影レンズを透過した画像光を反射する第1の
反射部材と、該第1の反射部材によって反射された画像
光を反射して画像光軸を交差させスクリーンに投影する
第2の反射部材とからなり、該第1の反射部材を揺動さ
せ前記投影レンズを透過した画像光を前記読取手段に導
くことにより画像走査を行う。
【0036】揺動自在な読取部に設けられた係止手段に
より、読取手段を任意の姿勢に固定する。
【0037】読取部にスリットを設けることにより、読
取手段への画像光の入射角を制限する。
【0038】放射状に延びた1本の溝孔を有する第1回
転部材と、該溝孔に嵌合し摺動する突出軸を有する第2
回転部材とからなる走査速度補正機構を備えた駆動手段
で反射部材を揺動させて画像を走査することにより、第
2回転部材を等角速度で駆動すれば反射部材は投影画像
を略等速で走査する。
【0039】ライン受光センサにより走査された投影画
像を読取る。
【0040】
【実施例】
(第1の実施例)図2に本発明を採用する画像読取装置
たるマイクロフィルムスキャナ1の概略図を示す。本発
明は光源2、球面反射鏡3、フィールドレンズ4、投影
レンズ5、反射ミラー9,10、スクリーン6によって
構成される原稿の投影手段を備えている。光源2の照明
光は、球面反射鏡3、フィールドレンズ4により集光
し、不図示のガラス板対に挾持されたマイクロフィルム
Fを照明する。そして透過した光が投影レンズ5によ
り、スクリーン6上に投影される。尚、照明光は反射ミ
ラー7、投影光8は反射ミラー9,10によりそれぞれ
折り曲げられ、機筐11内に収められている。そしてス
クリーン6の裏側にはスキャナ部20が設けられてい
る。本発明においては、走査部たるスキャナ部20に読
取部がもうけられている。
【0041】図1はマイクロフィルムスキャナ1のスキ
ャナ部20を示す斜視図である。スキャナ部20は主に
スキャン基台21、反射ミラー22、センサ保持台23
から構成される。センサ保持台23は、内部に設けられ
た読取手段とともに読取部を構成する。スキャン基台2
1の上側には、矩形の反射ミラー22が45°の傾斜で
固設され、その上方にセンサ保持台23が設けられてい
る。センサ保持台23は、両端の軸23a,23bをス
キャン基台21により揺動可能に支持されている。また
センサ保持台23の右側に設けられたアーム部23cの
先端の軸23dには、弾性部材たる、ねじりコイルバネ
24が掛けられセンサ保持台23の揺動方向にねじり力
を付勢している。
【0042】機筐11の左側には第1のガイド部材たる
スキャン軸12が鉛直方向に固設されている。該スキャ
ン軸12と、スキャン基台21左側に設けられた軸受2
5,26とにより、スキャン基台21は鉛直方向に往復
動可能に支持されている。また機筐11の右側には鉛直
方向のガイド面13aを有するスキャンレール13が配
設され、その奥には、鉛直方向に対し若干傾斜したガイ
ド面14aを有する第2のガイド部材たる傾斜レール1
4が配設されている。この2本のレール13,14は、
スキャン基台21右側に設けられたコロ27と、センサ
保持台23のアーム部23cの先端の軸23dに設けら
れた回転体たるコロ28を挾んで配設されている。そし
てねじりコイルバネ24のねじり力により、コロ27は
スキャンレール13のガイド面13a上に当接し、コロ
28は傾斜レール14のガイド面14aに当接する。つ
まりスキャンレール13は、スキャン基台21のスキャ
ン軸12を中心とした回旋を規制し、傾斜レール14
は、センサ保持台23の揺動を規制している。またスキ
ャン基台21の左端には、駆動ワイヤ15が掛けられて
おり、不図示のスキャンモータと位置検知手段により鉛
直方向の移動が制御される。そしてスキャン基台21が
鉛直方向に移動すると、センサ保持台23のコロ28が
傾斜レール14のガイド面14a上を転がる為、センサ
保持台23はスキャン基台21と共に鉛直方向に移動し
つつ、鉛直方向の位置に対応して姿勢を徐々に変える。
【0043】図3にスキャン部20の断面図を示す。セ
ンサ保持台23の断面は下側に開口部23eを有するコ
の字型の形状をしており、内部には読取手段たるライン
センサ29が下向きに固設されている。また開口部23
eにはスリット30が設けられている。尚、センサ保持
台23の揺動中心はラインセンサ29の受光ライン29
aと一致させてあるため、センサ保持台23が揺動して
も、スキャン基台21に対する受光ライン29aの位置
は変化せず、向きだけが変化する。またラインセンサ2
9は不図示のケーブル等により、不図示の画像処理部と
電気信号の受け渡しが可能である。
【0044】以上の様な構成のマイクロフィルムスキャ
ナ1では、マイクロフィルムFの画像をスクリーン6に
投影し、これを閲覧することができる。そして不図示の
画像読み取りスイッチを押すと、最上部に退避していた
スキャン部20が下方に移動しつつ、画像光を反射ミラ
ー22によりラインセンサ29に導き、電気信号に変換
された画像情報を不図示の画像処理部に送信し、記録す
る。この時、センサ保持台23は前述の傾斜レール14
の作用により、鉛直方向移動に対応して姿勢を徐々に変
化させる。つまり画像光の広がりに合わせ、スクリーン
6の上端の画像光8aを読み取る時にはセンサ保持台2
3は図3に示す実線の姿勢をとり、スクリーン6の下端
の画像光8bを読み取る時には2点鎖線で示す姿勢に変
化する。この様に、画像光は常にラインセンサ29に対
して垂直に入射する。尚、画像光束巾のスリット30に
より略垂直に入射する画像光のみをラインセンサ29に
導いている。そしてスクリーン全面の画像の読み取りが
終了すると、スキャン部20は再び上方に移動し、最上
部で停止し退避状態となる。
【0045】本実施例は、スクリーンの裏側でスクリー
ンに投影されている画像を読み取るため、投影光路の特
別な切り換え手段を必要としない。また読み取り走査の
移動手段を用いて、スキャン部が退避できるため、特別
な退避手段を必要としない。 (第2の実施例)図4に本発明を採用する第2の実施例
としてのマイクロフィルムスキャナ50の概略図を示
す。第1実施例と同様の部分には同一符号を記し説明を
省略する。
【0046】反射部材たる天井ミラー9′は天井ミラー
台51に固設され、天井ミラー台51は、天井ミラー
9′の反射面上で、かつ、投影光軸の垂線52を中心と
して揺動可能に設けられている。天助ミラー台51は、
その奥側に第1回転部材たるアーム部51aを有し、そ
の先端には溝51bが刻まれている。溝51bは揺動中
心52に対して放射状に延びた部分と傾斜した部分とが
連続的につながった“くの字”の溝形状となっている。
また装置50の後方に設けられた回転軸53には第2回
転部材たる走査レバー54が揺動可能に設けられてい
る。そして走査レバー54の先端には突出軸たる係合軸
54aが設けられ、天井ミラー台51の溝51bに係合
している。この様な係合により、走査レバー54の揺動
に連動して天井ミラー台51も揺動する。ここで第1回
転部材たるアーム部51aと第2回転部材たる走査レバ
ー54とが走査速度補正機構を構成する。
【0047】また回転軸53には、カム55も回転可能
に設けられている。カム55には、光路長補正カム55
aと姿勢規制カム55bの2段のカム面を有している。
一方、回転軸53の下方には、読取部保持手段たるスラ
イド台56がスライド軸57に往復動可能に取り付けら
れている。スライド台56は、その奥側に上方に延びた
腕部56aを有し、その先端にはコロ58が設けられて
いる。そしてスライド台56にはセンサ保持台59が揺
動可能に支持され、センサ保持台59には、読取手段た
るラインセンサ60及びスリット61が固設されてい
る。尚、センサ保持台59の揺動中心はラインセンサ6
0の受光ラインと一致している。また、センサ保持台5
9も、その奥側に上方に延びた腕部59aを有し、その
中央付近に弾性部材たる引張りバネ62が掛けられ、装
置後方に引張り力が付勢されている。そして引張りバネ
62の力により、コロ58は光路長補正カム55aに、
腕部59aの側面は姿勢規制カム55bにそれぞれ当接
する。つまり、カム55の2段のカム面に応じて、ライ
ンセンサ60及びスリット61の位置と姿勢が決定す
る。また、反射部材たる反射ミラー10の下方には矩形
の反射ミラー63が傾斜して固設されている。尚、反射
ミラー63は、図7の様に天井ミラー9′の揺動中心5
2からの光をラインセンサ60の往復動方向に、受光ラ
インに向けて反射することができる位置に設けられてい
る。
【0048】図5は走査レバー54とカム55への駆動
伝達部を示す図である。逆転可能な走査モータ64の出
力を歯車65により減速し、カム55に伝達する。そし
て歯車66によりさらに減速して走査レバー54に伝達
している。これにより走査レバー54はカム55の約1
/8の角速度で同方向に回転する。尚、走査レバー54
の姿勢とカム55の姿勢は対応しており、走査レバー5
4の姿勢が決まればカム55の姿勢も決まる。また、不
図示の検知手段により走査レバー54は任意の姿勢に制
御可能である。ここで、走査モータ64、歯車65、歯
車66、走査レバー54、アーム部51aが反射部材た
る天井ミラー9′の駆動手段を構成する。また、この駆
動手段と天井ミラー9′とで走査部を構成している。
【0049】以上の様な構成のマイクロフィルムスキャ
ナ50は、走査レバー54を走査モータ64により図4
に示す位置に停止させ、マイクロフィルムFの画像をス
クリーン6に投影し、これを閲覧することができる。
(リーダー状態)そして不図示の画像読み取りスイッチ
が押されると、走査モータ64が回転し始め、走査レバ
ー54が左回りに回転する。これに伴い天井ミラー台5
1及び天井ミラー9′が右回りに回転し画像光を揺動走
査する。そして図6に示すように画像端部の光が、反射
ミラー63を介しラインセンサ60に入射すると、光電
変換による画像情報を不図示の画像処理部に送信し始め
る。そして図7に示す画像中心部の読み取りを経て、図
8に示す画像読み取り終了位置に達し、画像全域を読み
取り終ると、走査モータ64が逆転し、図4のリーダー
状態に復帰する。また、走査レバー54の回転に伴い、
ラインセンサ60及びスリット61の位置と姿勢は次の
様に変化する。画像読み取り開始時(図6)では、最後
方の位置で、最も上を向いた姿勢である。そして画像中
心部の読み取り時(図7)には、最前方の位置で、中間
姿勢に変化する。さらに画像読み取り終了時(図8)に
なると、最後方の位置に戻り、最も下を向いた姿勢に変
化する。つまり常に結像位置とラインセンサ60の受光
ラインとが一致する様に光路長を補正し、さらに画像光
が同じ向きから入射する様に傾きを補正している。
【0050】また、センサ保持台59は図9の様に2重
構造になっており、係止手段たる調整ビス67をゆるめ
ることにより調整台68がラインセンサ60の受光ライ
ンを中心に揺動し、任意の角度にセットできる。つま
り、本装置は、ラインセンサ60の受光角度を小さくし
ただけでなく、入射方向をも任意に選択できる。例えば
図9でラインセンサ60の受光角度内に気泡が存在し画
像にすじが発生した場合でも、図10の様にラインセン
サ60の角度を変えてセットし直す事で回避でき、良好
な画像の読み取りができる。
【0051】また図11は本装置の走査レバー54の揺
動と読み取り画像の走査を示す図である。走査レバー5
4が一定角速度dβで回転すると、アーム部51aを介
し回転する天井ミラー9′の角速度は、dγ1 <dγ2
<dγ3 ,(dγn =dγn′)となり、画像周辺ほど
遅くなる。しかし、画像結像平面69の走査速度は、例
えば天井ミラー9′を一定角速度で揺動させると画像周
辺ほど速くなるため、この様な回転伝達により補正さ
れ、画像結像平面69の走査速度を一定速度dxに近似
することができる。尚、画像読取り走査中、係合軸54
aは、溝51bの揺動中心52から放射状に延びた部分
を摺動する。そして読み取り状態とリーダー状態との移
行時に、溝51bの“くの字”の傾斜部分を摺動する。
この傾斜により移行時間の短縮が図れる。
【0052】以上の様に本装置では読み取り時に走査モ
ータを等速で回転させても画像歪が一切発生しない。ま
た読み取り走査のためのミラー揺動機構を用いて、読み
取り状態とリーダー状態を切り換えているため、特別な
切り換え手段を必要としない。
【0053】
【発明の効果】以上の構成及び作用を有する本発明にお
いては、揺動自在に設けられた読取部の姿勢を制御する
姿勢制御手段を備えたことにより、画像光の読取手段へ
の入射角を制御することができる。
【0054】また、走査部による投影画像の走査動作に
連動して読取部の姿勢を制御する姿勢制御手段を備えた
ことにより画像走査による画像光の読取手段への入射角
の変動に対応することができる。
【0055】また、画像光の読取手段への入射角が略一
定となるように制御することにより、受光角度の小さい
安価な読取手段を用いても良好な画像読取が可能であ
る。
【0056】さらに、読取部が走査部に揺動自在に設け
られており、走査部の走査方向の運動を案内する第1の
ガイド部材と、走査方向に対して所定の傾斜を有する第
2のガイド部材と、読取部の有するアームから突出する
軸に設けられた回転体と、回転体を第2のガイド部材に
当接させる、走査部に設けられた弾性部材とからなる姿
勢制御手段を有することにより、簡単で安価な構成で信
頼性の高い画像読取装置を提供することができる。
【0057】また、走査部に揺動自在に設けられた反射
手段で反射し、読取手段に入射する画像光の光路長を補
正する光路長補正手段を備えたことにより、光路長変化
による画像歪を防止することができる。
【0058】さらに、光路長補正手段が、直線運動を行
う読取部保持手段と、該手段の運動を規制する光路長補
正カムとからなり、読取部の姿勢制御手段が、読取部
と、読取部の姿勢を規制する姿勢規制カムとからなり、
光路長補正カムと姿勢規制カムが同軸に設けられている
ことにより、画像歪みを防止し、簡単で安価な構成で信
頼性の高い画像読取装置を提供することができる。
【0059】また、投影レンズを透過した原稿の画像光
を反射する第1の反射部材を揺動させ画像走査を行い、
前記第1の反射部材によって反射された画像光を第2の
反射部材で反射し画像光軸を交差させてスクリーンに投
影することにより、反射部材の配置の自由度が増し、よ
り小型で操作性の良い画像読取装置を提供することがで
きる。
【0060】さらに、揺動自在な読取部に対して読取手
段を任意の姿勢に固定する係止手段により、読取手段が
受光角度による読取精度のばらつきを有する場合でも、
読取手段への画像光の入射角を任意に変更して画像劣化
を回避することができる。
【0061】また、読取部にスリットを設けることによ
り、不要な光を効果的に遮光できるため、画像読み取り
精度の向上を図ることができ、さらに読取手段の配置の
自由度が高まり操作性の良い配置の装置を提供できる。
【0062】また、原稿の投影手段と、揺動自在な反射
部材と該反射部材の駆動手段からなる走査部と、投影画
像を読み取る読取手段を有する読取部とを備えた画像読
取装置において、該駆動手段が放射状に延びた1本の溝
孔を有する第1回転部材と、該溝孔に嵌合し摺動する突
出軸を有する第2回転部材とからなる走査速度補正機構
を備えたことにより、簡単で安価な構成で走査速度に起
因する画像歪み回避することができる。
【0063】さらに、読取手段をライン受光センサとし
たことにより、安価で良好な画像読取装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスキャン部の斜視図。
【図2】第1実施例の装置全体の概略図。
【図3】第1実施例のスキャン部の断面図。
【図4】第2実施例のリーダー状態の概略図。
【図5】第2実施例の駆動部の断面図。
【図6】第2実施例の読み取り開始時の概略図。
【図7】第2実施例の画像中心読み取り時の概略図。
【図8】第2実施例の読み取り終了時の概略図。
【図9】第2実施例のラインセンサ部の調整前の断面
図。
【図10】第2実施例のラインセンサ部の調整後の断面
図。
【図11】第2実施例の走査レバーと画像走査速度を示
す図。
【図12】第1従来例の概略図。
【図13】第1従来例のラインセンサ部の拡大図。
【図14】第2従来例の概略図。
【図15】第2従来例のラインセンサ部の拡大図。
【図16】第2従来例の光路長による画像歪を説明する
図。
【図17】第2従来例の走査速度による画像歪を説明す
る図。
【図18】第2従来例の画像歪を示す図。
【符号の説明】
F フィルム 2 光源 5 投影レンズ 6 スクリーン 20 スキャナ部(走査部) 29,60 ラインセンサ(読取手段) 30,61 スリット 9,9′,10,22,63 反射ミラー(反射部材) 23,59 センサ保持台 12 スキャン軸(第1のガイド部材) 14 傾斜レール(第2のガイド部材) 24 ねじりコイルバネ(弾性部材) 28 コロ(回転体) 55 カム 55a 光路長補正カム 55b 姿勢規制カム 57 スライド軸(ガイド部材) 62 引張りバネ(弾性部材) 51 天井ミラー台 51a アーム部(第1回転部材) 54 走査レバー(第2回転部材) 56 スライド台(読取部保持手段) 67 調整ビス(係止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の投影手段と、投影画像を走査する
    走査部と、投影画像を読み取る読取手段を有する読取部
    とを備えた画像読取装置において、 該読取部を揺動自在に設け、該読取部の姿勢を制御する
    姿勢制御手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記走査部による投影画像の走査動作に
    連動して前記読取部の姿勢を制御する前記姿勢制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢制御手段は、画像光の読取手段
    への入射角が略一定となるように制御することを特徴と
    する請求項1乃至2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記読取部は前記走査部に揺動自在に設け
    られており、 前記走査部の走査方向の運動を案内する第1のガイド部
    材と、前記走査方向に対して所定の傾斜を有する第2の
    ガイド部材と、前記読取部の有するアームから突出する
    軸に設けられた回転体と、前記読取部を付勢して該回転
    体を前記第2のガイド部材に当接させる、前記走査部に
    設けられた弾性部材とからなる前記姿勢制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 揺動自在な反射部材を有する走査部と、
    読取手段に入射する画像光の光路長を補正する光路長補
    正手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載の
    画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記光路長補正手段が、直線運動を行う
    読取部保持手段と、該手段の運動を規制する光路長補正
    カムとからなり、読取部の姿勢制御手段が、前記読取部
    と、該読取部の姿勢を規制する姿勢規制カムとからな
    り、前記光路長補正カムと前記姿勢規制カムが同軸に設
    けられていることを特徴とする請求項5記載の画像読取
    装置。
  7. 【請求項7】 前記投影手段が、原稿を拡大投影する投
    影レンズと、該投影レンズを透過した画像光を反射する
    第1の反射部材と、該第1の反射部材によって反射され
    た画像光を反射して画像光軸を交差させスクリーンに投
    影する第2の反射部材とからなり、該第1の反射部材を
    揺動させ前記投影レンズを透過した画像光を前記読取手
    段に導くことにより画像走査を行うことを特徴とする請
    求項5記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記揺動自在な読取部に対して、 前記読取手段を任意の姿勢に固定する係止手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至7記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記読取部にスリットを設けたことを特
    徴とする請求項1乃至8記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 原稿の投影手段と、揺動自在な反射部
    材と該反射部材の駆動手段からなる走査部と、投影画像
    を読み取る読取手段を有する読取部とを備えた画像読取
    装置において、該駆動手段が放射状に延びた1本の溝孔
    を有する第1回転部材と、該溝孔に嵌合し摺動する突出
    軸を有する第2回転部材とからなる走査速度補正機構を
    備えたことを特徴とする画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記読取手段としてライン受光センサ
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至10記載の画像
    読取装置。
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