JP2899217B2 - メタルコアプリント配線板の製造方法 - Google Patents

メタルコアプリント配線板の製造方法

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亮 柴田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルコアプリント配
線板の製造方法に係り、特にコアであるメタルに蓄積さ
れる熱を外部へ効率良く逃すようにしたメタルコアプリ
ント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メタルコアプリント配線板を作る
には、図9に示すようにコアとなるメタル(アルミニウ
ム板)1にスルホール用の孔2を明け、メタル1を前処
理し、次に、図10に示すようにメタル1の両面にプリプ
レグ3を、さらにその外表面に銅箔4をビルドアップ
し、次いで図11に示すように積層成形し、次に図12に示
すようにスルホール用の孔5を外層から孔明けして貫通
し、次いで図13に示すように無電解銅めっき及び電解銅
めっき6を施し、然る後図14に示すように外層に回路パ
ターン7を形成していた。ところで、図11に示すメタル
コア基板の中に埋め込まれるメタル1は、現在アルミニ
ウム、ケイ素鋼(鉄系)が殆んどで、稀に銅を使用す
る。アルミニウムは両性金属で酸、アルカリに非常に溶
け易く、通常のめっきでは良くめっきできない。僅かに
知られているのは、次の2通りである。 特殊な無電解ニッケルめっきを施す方法。 ジンケート浴で亜鉛を置換した後、電気めっきする方
法。 従って、アルミニウム単体ではめっきできるが、メタル
コア基板の中に埋め込まれたメタル1には直接めっきで
きず、さらに両者が露出していても複合材となっている
為、アルミニウムだけにめっきする方法では他のものが
めっきできず、(理由:ガラスエポキシ樹脂は、脱脂→
感応性付与→触媒処理が必要である。)、他のものの処
理をしようとすると、アルミニウムが溶けてしまう。従
って、メタルコアプリント配線板に於いて、コアである
メタルに蓄積される熱を外部へ放出することができなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、コア
であるメタルに蓄積される熱を外部へ放出できるように
したメタルコアプリント配線板の製造方法を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法は、コ
アとなるメタルにスルホールで規定された孔径より大き
な孔を開け、該孔の少なくとも一部に導電性素材を充填
した後、メタルの両面にプリプレグを、さらにその外表
面に銅箔を積層成形し、その後上記メタルに開けたスル
ホールで規定された孔径より大きな孔の中心を通過し上
記積層成形した板を貫通するスルホールを開設し、その
後銅めっきを施して内層のメタルと外層の銅箔とを接続
することを特徴とするものである。上記に用いられるメ
タルとしてはアルミニウム、鉄、マグネシウムなどが用
いられるが、アルミニウムが特に好ましい。またメタル
に開ける孔の直径はスルホールで規定された孔径より
0.2乃至 1.0mmの範囲で大きいものとする。また、上記
メタルに開けたスルホールで規定された孔径より大きな
径の孔に充填する導電性素材としては、ニッケルペース
ト、ニッケル棒、銅ペースト、銀ペースト、銅棒などが
用いられるが、特にニッケルペーストはコアのメタルと
して用いられるアルミニウムとのなじみが良く、好まし
いものである。尚、上記のメタルコアプリント配線板の
製造方法に於いて、コアとなるメタルに開けた孔内に導
電用素材を充填する方法としては、次の2つの方法があ
る。 ニッケルペースト、銅ペースト又は銀ペーストをメタ
ルにスクリーン印刷し、表面に出た余分なものは研摩除
去して平滑にする。 ニッケル棒、銅棒を所要の径、長さにカットして、孔
内にかしめする。
【0005】
【作用】上記のように製造されたメタルコアプリント配
線板は、内部に埋め込まれたメタルが接続スルホール用
の孔内に充填された導電性素材及びこの導電用素材に明
けられた孔の内面の銅めっきにより外層と接続されてい
るので、メタルに蓄積された熱は、すみやかに表面に伝
わり、外部へ放出される。コアとなるメタルに開ける孔
の径がスルホールで規定された径より 0.2mm以上大きく
ないとちょっとした位置ずれでメタルが露出してしまい
好ましくない。ところが孔径が大き過ぎて 1.0mmを超え
ると高密度配線が出来なくなりこれも好ましくない。
【0006】
【実施例1】本発明のメタルコアプリント配線板(スル
ホール径 0.8mmのもの)の製造方法の一実施例を図によ
って説明すると、図1に示すようにコアとなる厚さ 0.5
mmのアルミニウム板1にスルホールより大きな内径 1.2
mmの孔2をプレス加工(ドリル加工やエッチング加工で
も良い)によりあける。次に図2に示すようにコアメタ
ルに開けた孔2の一部内に導電性素材8を充填する。本
例の場合銅ペーストをスクリーン印刷し、表面に出た余
分なものを図3に示すようにベルトサンダー等により研
摩除去して平滑にする。次いで図4に示すようにアルミ
ニウム板1の両面にプリプレグ3を、さらにその外表面
に銅箔4をビルドアップする。次に図5に示すように積
層成形する。次いで図6に示すように前記メタル1に開
けられた孔2にそれよりも小さい内径 0.8mmのスルホー
ル5を外層から孔明けして貫通する。次に図7に示すよ
うに外層及びスルホール5に無電解銅めっき及び電解銅
めっき6を施して、内層1と外層とを導電性素材8と銅
めっき6とにより接続し、然る後図8に示すように外層
に回路パターン7を形成して、メタルコアプリント配線
板を作った。こうして作った実施例1のメタルコアプリ
ント配線板と、図9〜図14に示す従来の方法で作った同
一寸法、同一材質のメタルコアプリント配線板とを、−
65℃、30分から+ 125℃、30分を1サイクルとし、これ
を 100サイクル繰り返す熱衝撃テストを行った処、スル
ホール抵抗の変化率+10%以下で、スルホールのクラッ
ク、剥がれは無く、プリント配線板の耐衝撃性は両者と
も良好であった。また、スルホール半田を 260℃±5℃
で20秒間保って、半田耐熱性テストを行った処、両者と
もスルホールのクラック、層間剥がれは無かった。しか
し、実施例のメタルコアプリント配線板は、コアである
メタルに蓄積された熱がメタルに明けられた孔2内に充
填された導電性素材8及びこの導電用素材8に明けられ
たスルホール用孔5の内面の銅めっき6を通して表面の
スルホールランド及び回路パターン7に伝達され、外部
へ放出されたが、従来例のメタルコアプリント配線板
は、コアであるメタルに蓄積された熱が外部へ放出する
ことができなかった。
【0007】
【実施例2】実施例1において、アルミニウム板に開け
たスルホールより大きな内径の孔に充填する導電性素材
としてニッケルペーストを用いたほかはすべて実施例1
と同様に処理して、メタルコアプリント配線板を作っ
た。こうして作った実施例2のメタルコアプリント配線
板を実施例1と同様な熱衝撃テスト、半田耐熱テストを
行なったところ、実施例1及び従来例のメタルコアプリ
ント配線板と同様に良好な結果であった。さらに実施例
2のメタルコアプリント配線板では、コアメタルのアル
ミニウムとニッケルペーストとのなじみが良く、実施例
1のメタルコアプリント配線板よりさらに良好にコアメ
タルに蓄積された熱を外部へ放出することができた。
【0008】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明のメタル
コアプリント配線板の製造方法によれば、コアであるメ
タルがスルホールとは別個の接続用スルホールを介して
表面のスルホールランド及び回路パターンと接続され、
コアに蓄積される熱を容易に表面へ伝達し外部へ放出で
きて、信頼性のあるメタルコアプリント配線板を簡単に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図2】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図3】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図4】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図5】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図6】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図7】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図8】本発明のメタルコアプリント配線板の製造方法
の工程を示す図である。
【図9】従来のメタルコアプリント配線板の製造方法の
工程を示す図である。
【図10】従来のメタルコアプリント配線板の製造方法の
工程を示す図である。
【図11】従来のメタルコアプリント配線板の製造方法の
工程を示す図である。
【図12】従来のメタルコアプリント配線板の製造方法の
工程を示す図である。
【図13】従来のメタルコアプリント配線板の製造方法の
工程を示す図である。
【図14】従来のメタルコアプリント配線板の製造方法の
工程を示す図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム板(メタル) 2 コアのメタルに開けられた孔 3 プリプレグ 4 銅箔 5 スルホール 6 銅めっき 7 回路パターン 8 導電性素材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとなるメタルにスルホールで規定さ
    れた孔径より大きな径の孔を開け、少なくとも一部の該
    孔に導電性素材を充填した後、メタルの両面にプリプレ
    グを、さらにその外表面に銅箔を積層成形し、その後上
    記メタルに開けたスルホールで規定された孔径より大き
    な径の孔の中心を通過し上記積層成形した板を貫通する
    スルホールを開設し、その後銅めっきを施して内層のメ
    タルと外層の銅箔とを接続することを特徴とするメタル
    コアプリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記スルホールで規定された孔径より大
    きな孔の直径が、スルホールで規定された直径より 0.2
    mm乃至 1.0mmの範囲で大きいことを特徴とする請求項1
    記載のメタルコアプリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記メタルがアルミニウム、鉄又はマグ
    ネシウムのいずれかである請求項1又は2記載のメタル
    コアプリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記スルホールで規定された孔径より大
    きな孔に充填する導電性素材が銅ペースト、銀ペースト
    又は銅棒のいずれかである請求項1、2又は3記載のメ
    タルコアプリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記スルホールで規定された孔径より大
    きな径の孔に充填する導電性素材がニッケルペースト又
    はニッケル棒である請求項1、2又は3記載のメタルコ
    アプリント配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記銅めっきが無電解銅めっきをしてそ
    の後電解銅めっきをしたものであることを特徴とする請
    求項1、2、3、4又は5記載のメタルコアプリント配
    線板の製造方法。
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