JP2898842B2 - タンディッシュ内溶鋼重量測定装置 - Google Patents

タンディッシュ内溶鋼重量測定装置

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JP2898842B2
JP2898842B2 JP9757293A JP9757293A JP2898842B2 JP 2898842 B2 JP2898842 B2 JP 2898842B2 JP 9757293 A JP9757293 A JP 9757293A JP 9757293 A JP9757293 A JP 9757293A JP 2898842 B2 JP2898842 B2 JP 2898842B2
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剛 占部
敏明 平塚
英昭 後藤田
公博 江頭
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備における
タンディッシュ(以下、TDと略す)内溶鋼重量測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TD調芯機構と昇降機構が独立した装置
を持つTDカーにおける溶鋼重量測定方法は、TD昇降
装置ポスト内部にロードセルを設置し、ロードセル上部
に複数からなる小径ベアリングと1つの大径ベアリング
で構成されたロードセル支持部材を設けることで、TD
重量が鉛直方向に作用する機構が開示されている(特開
平03−231121号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4はTDカー3の説
明図で、(A)は平面説明図、(B)は正面説明図、(C)は
右側面説明図である。図中4はTD調芯装置でTD1の
トラニオン2を支持する。図中5はTD昇降装置で、ロ
ードセル(図示しない)を内蔵し、矢印上方に延伸させ
てTD1に設けたTD受け面7でTD1を支承するとT
D内の溶鋼重量を測定することができる。図中6は連続
鋳造のモールドである。
【0004】図5はこのTDカー3における問題点の説
明図で、(A)はTD1がX方向にずれた例の、(B)はT
D1が予熱によってY方向に膨張した際のトラニオン2
とTD調芯装置4の例の、(C)はTD1が予熱によって
膨張した際のTD受け面7とTD昇降装置5の説明図で
ある。
【0005】従来技術の課題として、図5(A)に示すよ
うにTD1をTD調芯装置4で調芯する際、トラニオン
2がTD調芯装置4に接触したままの状態であるためT
D全重量がロードセルに作用せず、一部がTDトラニオ
ン2−1からTD調芯装置4−1へ逃げてしまい、正確
なTD重量を測定していなかった。また、図5(B)に示
すようにTD1を予熱した時の熱伸びにより、TDトラ
ニオン2−2と2−3がTD調芯装置4−2と4−3に
接触してしまう場合があり、その結果正確なTD重量を
測定していないことや、図5(C)に示すようにTD長手
方向の熱伸びに対して、TD昇降装置5−1,5−2は
それに従う形状であるため曲げが加わり、その結果とし
て昇降ポスト内部に設置したロードセルに偏荷重を与
え、正確なTD重量を測定していなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術の
問題点を有利に解決するものであって、TD1を昇降さ
せるポスト内部にロードセルを備えたTD昇降装置5と
TD1をモールド6の厚み方向(X方向)に移動させる
ことの出来るTD調芯装置4を独立して設けたTDカー
3の該TD調芯装置4に、ローラーフォロアーからなる
調芯アーム9とこの調芯アーム9を前後進させる油圧シ
リンダー8を調芯方向に対して一対ずつ設け、更に該T
D調芯装置4にトラニオン2とのクリアランスCを設け
ると共にTD1をTD昇降装置5で支持するTD受け面
7の4箇所の内、2箇所をTD長手方向の移動に対して
固定出来るような、一定円弧の断面を持ったTD受け面
7Aとし、他の2箇所を一定円弧中央部に平坦な部位を
もつ断面を設けたTD受け面7Bとし、前記一定円弧の
断面を持ったタンディッシュ受け面(7A)と前記一定
円弧中央部に平坦な部位を持つ断面を設けたタンディッ
シュの受け面(7B)をTD調芯方向(Y方向)に配列さ
せて設けたことを特徴とするタンディッシュ内溶鋼重量
測定装置を要旨とするものである。
【0007】以下図面に基づいて本発明を説明する。図
1(A),(B)は本発明によるTD調芯装置を説明する図
で、(A)は図4(A)の2−4近傍を拡大した平面の説明
図、(B)はイ−イ断面の説明図である。図中4はTD調
芯装置であり、これに調芯アーム9と油圧シリンダー8
が設置されており、油圧シリンダー8の前進限で調芯ア
ーム9がTD調芯装置4より出た状態となり、油圧シリ
ンダー8の後退限で調芯アーム9が調芯装置4より引き
込んだ状態となる。なお、調芯装置1台に対して調芯ア
ーム9と油圧シリンダー8は、TD調芯方向に対して勝
手違いに取り付けてある。
【0008】図2(A),(B)は本発明によるTDがY方
向に熱伸びした際の説明図で、(A)は平面の説明図、
(B)は正面の説明図である。尚図中点線の7Bは熱伸び
前で、実線の7BはY方向に熱伸び後である。7A,7
BはTD1に取り付けてあるTD受け面である。該TD
受け面7Aは、固定側の2箇所でTD昇降装置5Aを受
ける部位であって一定円弧で溝を設け、他の自由側の2
箇所7Bは自由側のTD昇降装置5Bを受ける部位とな
るため断面形状を一定円弧とせず、TD1が熱伸びする
量より、大きく平坦な部位を設けた溝とした。
【0009】図3は本発明によるTD調芯時及び、熱伸
びによる偏荷重除去の方法を模式的に示したものであ
る。同図に示すように、TDをTDカーにセットする
際、TDをTD昇降装置の最上限で受けた後、TDを調
芯し、TDをTD昇降装置で下降させTDの予熱を実施
し、予熱終了後に更にTDを下降させ、TD調芯装置で
TDを支持することで、TDを昇降させるポスト内部に
ロードセルを備えたTD昇降装置と、TDを切離し、そ
の後TD昇降装置を上昇させ、TDをTD昇降装置で支
持することで、予熱時に発生するTDの熱伸びによる昇
降装置内ロードセルへの偏荷重をキャンセルできる。
【0010】
【作用】調芯装置4でTD1を調芯する際、油圧シリン
ダー8を前進限にして調芯アーム9を出して調芯し、調
芯後油圧シリンダー8を後退限にして調芯アーム9を引
き込めることでTD1とTD調芯装置4が完全に切り離
され、TD内溶鋼重量が全てTD昇降装置5(ロードセ
ル)に作用する。
【0011】また、TD受け面7に自由側、固定側とな
るような溝を設けたこと、図3のようなTD1とTD昇
降装置5を一度切り離すことで、TD1の熱伸びによる
TD昇降装置5(ロードセル)に曲げが作用することな
く、TD内溶鋼重量が全てTD昇降装置5(ロードセ
ル)に鉛直方向に作用する。
【0012】即ち本発明のTD調芯方法は、TDがT
D調芯装置4のトラニオンガイドに乗り、TD昇降装置
5の昇降ポストから離れるまでTD昇降装置5を下降さ
せる。その状態で調芯を実施する。調芯終了後油圧
シリンダー8を後退させて調芯アーム9とトラニオンと
を切り離す。TD昇降装置5の昇降ポストを上昇させ
て鋳造時のノズル高さとなる位置でTDを保持する。
鋳造時にTD昇降装置5の昇降ポストを下げない限り、
TDは昇降ポストにより支承され、正確な溶鋼重量が測
定できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によって、TD1が熱伸びやTD
調芯によるTD調芯装置4への干渉やTD昇降装置5
(ロードセル)への偏荷重となることが解消され、TD
内溶鋼重量が全てTD昇降装置5(ロードセル)に鉛直
方向に作用するため、TD内溶鋼重量測定が精度良く行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明のTD調芯装置の説明図。
【図2】はTDが熱伸びした際のTDの支持方法の説明
図。
【図3】は本発明の使用例の模式説明図。
【図4】はTDカーの説明図。
【図5】は従来のTD内溶鋼重量測定の問題点の説明
図。
【符号の説明】
1:TD、 2:トラニオン、 3:TDカー、 4:
TD調芯装置、 5:TD昇降装置、 6:モールド、
7:TD受け面、 8:油圧シリンダー、9:調芯ア
ーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江頭 公博 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式会社君津製鐵所内 (56)参考文献 実開 昭57−196335(JP,U) 実開 昭63−199030(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 21/23 G01G 19/08 G01G 17/04 B22D 11/16 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンディッシュ(1)を昇降させるポスト内
    部にロードセルを備えた昇降装置(5)とタンディッシュ
    (1)をモールド(6)の厚み方向に移動させることの出来
    るタンディッシュ調芯装置(4)を独立して設けたタンデ
    ィッシュカーの該調芯装置(4)に、ローラーフォロアー
    からなる調芯アーム(9)とこの調芯アーム(9)を前後進
    させる油圧シリンダー(8)を調芯方向に対して一対ずつ
    設け、更に該調芯装置(4)にタンディッシュトラニオン
    (2)とのクリアランスCを設けると共にタンディッシュ
    (1)をタンディッシュ昇降装置(5)で支持するタンディ
    ッシュ受け面(7)の4箇所の内、2箇所をタンディッシ
    ュ長手方向の移動に対して固定出来るような一定円弧の
    断面を持ったタンディッシュ受け面(7A)とし、他の2
    箇所を一定円弧中央部に平坦な部位を持つ断面を設けた
    タンディッシュ受け面(7B)とし、前記一定円弧の断面
    を持ったタンディッシュ受け面(7A)と前記一定円弧
    中央部に平坦な部位を持つ断面を設けたタンディッシュ
    受け面(7B)をタンディッシュ調芯方向(Y方向)に配
    列させて設けたことを特徴とするタンディッシュ内溶鋼
    重量測定装置。
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