JP2898268B1 - 同軸コネクタ - Google Patents
同軸コネクタInfo
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- JP2898268B1 JP2898268B1 JP10047824A JP4782498A JP2898268B1 JP 2898268 B1 JP2898268 B1 JP 2898268B1 JP 10047824 A JP10047824 A JP 10047824A JP 4782498 A JP4782498 A JP 4782498A JP 2898268 B1 JP2898268 B1 JP 2898268B1
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R24/00—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
- H01R24/38—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
- H01R24/40—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R2103/00—Two poles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/02—Soldered or welded connections
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/03—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 同軸ケーブルの外部導体に対するコネクタ部
材の接続方法を工夫して、簡素な構成で外部導体の変形
を確実に防止し、電気的特性に優れた低コストの同軸コ
ネクタを提供する。 【解決手段】 被膜状外部導体１３を有する被膜同軸ケ
ーブル１０に装着される同軸コネクタ２０であって、ケ
ーブル１０の端部を収納する筒状のコネクタ部材２２
と、外部導体１３の膜厚より厚い周壁部２６ａを有しコ
ネクタ部材２２と外部導体１３の間に挿入される円筒状
導体２６と、を備え、その円筒状導体２６を介して外部
導体１３をコネクタ部材２２に電気的に接続する。
材の接続方法を工夫して、簡素な構成で外部導体の変形
を確実に防止し、電気的特性に優れた低コストの同軸コ
ネクタを提供する。 【解決手段】 被膜状外部導体１３を有する被膜同軸ケ
ーブル１０に装着される同軸コネクタ２０であって、ケ
ーブル１０の端部を収納する筒状のコネクタ部材２２
と、外部導体１３の膜厚より厚い周壁部２６ａを有しコ
ネクタ部材２２と外部導体１３の間に挿入される円筒状
導体２６と、を備え、その円筒状導体２６を介して外部
導体１３をコネクタ部材２２に電気的に接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸コネクタに関
し、特に、外部導体との接続形態を工夫して電気的特性
の向上を図った同軸コネクタに関する。
し、特に、外部導体との接続形態を工夫して電気的特性
の向上を図った同軸コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、映像信号等の伝送に帯域幅や信
頼性に優れた同軸ケーブルが多用され、併せて、この同
軸ケーブルとの整合を図った同軸コネクタが使用されて
いる。また、高周波信号を伝送する場合、外部導体を薄
い膜状にした被膜同軸ケーブルが使用されている。例え
ば移動体通信系の基地局においては、アンテナで受けた
微弱電波をバンドパスフィルタを通して低雑音増幅器で
増幅するが、そのフィルタとして高温超伝導体を用いた
高性能フィルタ（以下、ＨＴＳフィルタという）に置き
換える技術が開発され、そのＨＴＳフィルタを低温真空
容器内に設置するとともに、挿入損失が低く、熱流入を
少なくすることのできるインターフェースとして被膜同
軸ケーブルが使用されている。
頼性に優れた同軸ケーブルが多用され、併せて、この同
軸ケーブルとの整合を図った同軸コネクタが使用されて
いる。また、高周波信号を伝送する場合、外部導体を薄
い膜状にした被膜同軸ケーブルが使用されている。例え
ば移動体通信系の基地局においては、アンテナで受けた
微弱電波をバンドパスフィルタを通して低雑音増幅器で
増幅するが、そのフィルタとして高温超伝導体を用いた
高性能フィルタ（以下、ＨＴＳフィルタという）に置き
換える技術が開発され、そのＨＴＳフィルタを低温真空
容器内に設置するとともに、挿入損失が低く、熱流入を
少なくすることのできるインターフェースとして被膜同
軸ケーブルが使用されている。
【０００３】従来のこの種の被膜同軸ケーブルに装着さ
れる同軸コネクタとしては、例えば図３に示すようなも
のがある。この図３において、５０は、同軸ケーブル
で、円形断面の導体線からなる内部導体５１と、内部導
体５１を取り囲んで支持するチューブ状の誘電体５２
と、この誘電体５２の外周に所定膜厚で形成された被膜
チューブ状の外部導体５３とを有している。この同軸ケ
ーブル５０は同軸コネクタ６０によって他の機器やケー
ブルに接続されるようになっており、同軸コネクタ６０
は、中心部に配置されて内部導体５１に接続された第１
コネクタ部材６１と、同軸ケーブル５０の端部を収納す
る略円筒状のコネクタ部材６２と、両コネクタ部材６
１，６２の間に設けられた円筒状の誘電体６３と、第２
コネクタ部材６２に止め輪６４を介して回転可能かつ軸
方向一体に結合された外筒部材６５と、を有している。
ここで、第２コネクタ部材６２は半田付け部７１によっ
て同軸ケーブル５０の外部導体５３に部分的に半田付け
されている。
れる同軸コネクタとしては、例えば図３に示すようなも
のがある。この図３において、５０は、同軸ケーブル
で、円形断面の導体線からなる内部導体５１と、内部導
体５１を取り囲んで支持するチューブ状の誘電体５２
と、この誘電体５２の外周に所定膜厚で形成された被膜
チューブ状の外部導体５３とを有している。この同軸ケ
ーブル５０は同軸コネクタ６０によって他の機器やケー
ブルに接続されるようになっており、同軸コネクタ６０
は、中心部に配置されて内部導体５１に接続された第１
コネクタ部材６１と、同軸ケーブル５０の端部を収納す
る略円筒状のコネクタ部材６２と、両コネクタ部材６
１，６２の間に設けられた円筒状の誘電体６３と、第２
コネクタ部材６２に止め輪６４を介して回転可能かつ軸
方向一体に結合された外筒部材６５と、を有している。
ここで、第２コネクタ部材６２は半田付け部７１によっ
て同軸ケーブル５０の外部導体５３に部分的に半田付け
されている。
【０００４】また、上記の半田付け方式の他に、いわゆ
るコレットチャック方式のクランプ構造を採用し、ろう
付けなしで接続をなすようにした同軸コネクタも使用さ
れている。
るコレットチャック方式のクランプ構造を採用し、ろう
付けなしで接続をなすようにした同軸コネクタも使用さ
れている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図３に
示した従来の同軸コネクタにあっては、外部導体５３が
薄い被膜状であるため、半田付け時の加熱により外部導
体５３が変形したり誘電体５２からはがれたりして、電
気的特性が著しく劣化することがあった。また、被膜同
軸ケーブル５０の曲げによっても、同軸コネクタ６０の
端部付近で外部導体５３が変形し易く、やはり電気的特
性が劣化し易かった。さらに、半田付け部７１が不均一
であると、熱衝撃によりクラックを生じ易いという問題
もあった。
示した従来の同軸コネクタにあっては、外部導体５３が
薄い被膜状であるため、半田付け時の加熱により外部導
体５３が変形したり誘電体５２からはがれたりして、電
気的特性が著しく劣化することがあった。また、被膜同
軸ケーブル５０の曲げによっても、同軸コネクタ６０の
端部付近で外部導体５３が変形し易く、やはり電気的特
性が劣化し易かった。さらに、半田付け部７１が不均一
であると、熱衝撃によりクラックを生じ易いという問題
もあった。
【０００６】一方、外部導体をクランプする従来のコレ
ットチャック方式の同軸コネクタにあっては、コネクタ
構造が簡素でなく、小型、低コストにすることができな
かった。そればかりか、低挿入損失が要求される用途に
あっても、外部導体の厚いセミリジッドタイプの同軸ケ
ーブルを用いる場合に比べて、コネクタの損失が４倍程
度大きくなるという問題があった。具体的には、例えば
誘電体外径が１．６７mmの被膜同軸ケーブルで１．５Ｇ
Ｈｚの信号を伝送した場合、セミリジッドケーブルでは
ケーブルの損失が０．００８ｄＢ／ｃｍ、コネクタの損
失が０．０１０ｄＢ／個であるのに対し、被膜同軸ケー
ブルではケーブルの損失が０．００８ｄＢ／ｃｍ、コネ
クタの損失が０．０４２ｄＢ／個となり、コネクタの損
失が大きくなっていた。
ットチャック方式の同軸コネクタにあっては、コネクタ
構造が簡素でなく、小型、低コストにすることができな
かった。そればかりか、低挿入損失が要求される用途に
あっても、外部導体の厚いセミリジッドタイプの同軸ケ
ーブルを用いる場合に比べて、コネクタの損失が４倍程
度大きくなるという問題があった。具体的には、例えば
誘電体外径が１．６７mmの被膜同軸ケーブルで１．５Ｇ
Ｈｚの信号を伝送した場合、セミリジッドケーブルでは
ケーブルの損失が０．００８ｄＢ／ｃｍ、コネクタの損
失が０．０１０ｄＢ／個であるのに対し、被膜同軸ケー
ブルではケーブルの損失が０．００８ｄＢ／ｃｍ、コネ
クタの損失が０．０４２ｄＢ／個となり、コネクタの損
失が大きくなっていた。
【０００７】そこで、本発明は、同軸ケーブルの外部導
体に対するコネクタ部材の接続方法を工夫して、外部導
体の変形を確実に防止し、電気的特性に優れた低コスト
の同軸コネクタを提供することを目的とする。
体に対するコネクタ部材の接続方法を工夫して、外部導
体の変形を確実に防止し、電気的特性に優れた低コスト
の同軸コネクタを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的達成
のため、被膜状外部導体を有する被膜同軸ケーブルに装
着される同軸コネクタであって、前記被膜同軸ケーブル
の端部を収納する筒状のコネクタ部材と、前記外部導体
と同等の線膨張係数を有するとともに前記外部導体の膜
厚より厚い周壁部を有し、前記コネクタ部材と前記外部
導体の間に挿入された円筒状導体と、前記外部導体より
厚く前記円筒状導体の周壁部より薄い層厚となるよう前
記円筒状導体と前記外部導体の間に設けられたろう付け
層と、を備え、該ろう付け層により前記円筒状導体を前
記外部導体に電気的に接続し、該円筒状導体を介して前
記外部導体を前記コネクタ部材に電気的に接続するよう
にしたことを特徴とするものである。
のため、被膜状外部導体を有する被膜同軸ケーブルに装
着される同軸コネクタであって、前記被膜同軸ケーブル
の端部を収納する筒状のコネクタ部材と、前記外部導体
と同等の線膨張係数を有するとともに前記外部導体の膜
厚より厚い周壁部を有し、前記コネクタ部材と前記外部
導体の間に挿入された円筒状導体と、前記外部導体より
厚く前記円筒状導体の周壁部より薄い層厚となるよう前
記円筒状導体と前記外部導体の間に設けられたろう付け
層と、を備え、該ろう付け層により前記円筒状導体を前
記外部導体に電気的に接続し、該円筒状導体を介して前
記外部導体を前記コネクタ部材に電気的に接続するよう
にしたことを特徴とするものである。
【０００９】したがって、コネクタ取付け時の加熱や外
力によって外部導体が変形するのを、円筒状導体および
ろう付け層によって確実に防止することができ、しか
も、前記円筒状導体と前記外部導体の間に前記外部導体
より厚く前記円筒状導体の周壁部より薄いろう付け層を
設けているので、前記円筒状導体を前記外部導体に確実
に接続することができ、電気的特性を高めることができ
る。さらに、前記円筒状導体が外部導体と同等の線膨張
係数を有するので、ろう付け層による接続の信頼性を高
めることができる。
力によって外部導体が変形するのを、円筒状導体および
ろう付け層によって確実に防止することができ、しか
も、前記円筒状導体と前記外部導体の間に前記外部導体
より厚く前記円筒状導体の周壁部より薄いろう付け層を
設けているので、前記円筒状導体を前記外部導体に確実
に接続することができ、電気的特性を高めることができ
る。さらに、前記円筒状導体が外部導体と同等の線膨張
係数を有するので、ろう付け層による接続の信頼性を高
めることができる。
【００１０】なお、前記外部導体および円筒状導体は、
好ましくは銅からなるが、銀であってもよいし、外部導
体にろう付け可能な他の素材から形成されてもよい。
好ましくは銅からなるが、銀であってもよいし、外部導
体にろう付け可能な他の素材から形成されてもよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る同軸
コネクタの一実施例を示す図である。図１において、１
０は、高周波信号伝送用の同軸ケーブルで、円形断面の
導体線からなる内部導体１１と、内部導体１１を取り囲
んで支持するチューブ状（管状）の絶縁体としての誘電
体１２と、この誘電体１２の外周に所定膜厚（例えば５
ミクロン）の被膜チューブ状に形成された外部導体１３
と、を有している。内部導体１１は、例えば鉄からなる
心線を銅（Ｃｕ）又は銀（Ａｇ）の被覆膜で覆ったもの
で、その心線が所要の機械的強度を有している。外部導
体１３は、例えば銅（あるいは銀）からなる。
態を図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る同軸
コネクタの一実施例を示す図である。図１において、１
０は、高周波信号伝送用の同軸ケーブルで、円形断面の
導体線からなる内部導体１１と、内部導体１１を取り囲
んで支持するチューブ状（管状）の絶縁体としての誘電
体１２と、この誘電体１２の外周に所定膜厚（例えば５
ミクロン）の被膜チューブ状に形成された外部導体１３
と、を有している。内部導体１１は、例えば鉄からなる
心線を銅（Ｃｕ）又は銀（Ａｇ）の被覆膜で覆ったもの
で、その心線が所要の機械的強度を有している。外部導
体１３は、例えば銅（あるいは銀）からなる。
【００１２】同軸ケーブル１０の両端部のうち少なくと
も一端には、コネクタ２０が装着されており、このコネ
クタ２０を介して、所定の電子デバイス、例えば図２に
示すような超伝導デバイスに接続されるようになってい
る。なお、同図において、１０Ａ，１０Ｂはそれぞれ同
軸コネクタ２０を装着した同軸ケーブル、３１は高温超
伝導体を用いたバンドパスフィルタ、３２は真空断熱容
器、３５は小型冷凍機であり、３３は冷凍機３５の冷却
部（コールドヘッド）である。
も一端には、コネクタ２０が装着されており、このコネ
クタ２０を介して、所定の電子デバイス、例えば図２に
示すような超伝導デバイスに接続されるようになってい
る。なお、同図において、１０Ａ，１０Ｂはそれぞれ同
軸コネクタ２０を装着した同軸ケーブル、３１は高温超
伝導体を用いたバンドパスフィルタ、３２は真空断熱容
器、３５は小型冷凍機であり、３３は冷凍機３５の冷却
部（コールドヘッド）である。
【００１３】コネクタ２０は、中心部に配置され内部導
体１１に電気的に接続されたピン状の第１コネクタ部材
２１と、同軸ケーブル１０の一端を収納する略円筒状の
第２コネクタ部材２２と、両コネクタ部材２１，２２の
間に設けられたチューブ状の誘電体２３と、第２コネク
タ部材２２の外周に止め輪２４を介して回転可能に外装
された外筒部材２５と、を有している。なお、外筒部材
２５は同軸コネクタの固定又はガイドをなすための部材
である。
体１１に電気的に接続されたピン状の第１コネクタ部材
２１と、同軸ケーブル１０の一端を収納する略円筒状の
第２コネクタ部材２２と、両コネクタ部材２１，２２の
間に設けられたチューブ状の誘電体２３と、第２コネク
タ部材２２の外周に止め輪２４を介して回転可能に外装
された外筒部材２５と、を有している。なお、外筒部材
２５は同軸コネクタの固定又はガイドをなすための部材
である。
【００１４】コネクタ２０の第２コネクタ部材２２は、
一端部２２ａで外部導体１３を取り囲むとともに他端部
２２ｂで拡径している。この第２コネクタ部材２２と外
部導体１３との間には、外部導体１３の膜厚より厚く第
２コネクタ部材２２の一端部２２ａより薄い周壁部２６
ａを有する円筒状導体２６が設けられている。円筒状導
体２６は、外部導体１３の線膨張係数と同一若しくはそ
れに近い線膨張係数を有する材料、例えば銅（あるいは
銀）からなり、この円筒状導体２６を介して外部導体１
３とコネクタ部材２２とが電気的に接続されている。さ
らに、円筒状導体２６と外部導体１３の間には、外部導
体１３より厚く円筒状導体２６の周壁部２６ａより薄い
ろう付け層２８が設けられており、円筒状導体２６を外
部導体１３に確実に接続するようになっている。なお、
コネクタ部材２２と円筒状導体２６の間はろう付け層２
８と同程度の薄いろう付け層２９によって接続されてい
るが、この部分のみ他の導電性材料による分離可能な接
続形態をとることも考えられる。
一端部２２ａで外部導体１３を取り囲むとともに他端部
２２ｂで拡径している。この第２コネクタ部材２２と外
部導体１３との間には、外部導体１３の膜厚より厚く第
２コネクタ部材２２の一端部２２ａより薄い周壁部２６
ａを有する円筒状導体２６が設けられている。円筒状導
体２６は、外部導体１３の線膨張係数と同一若しくはそ
れに近い線膨張係数を有する材料、例えば銅（あるいは
銀）からなり、この円筒状導体２６を介して外部導体１
３とコネクタ部材２２とが電気的に接続されている。さ
らに、円筒状導体２６と外部導体１３の間には、外部導
体１３より厚く円筒状導体２６の周壁部２６ａより薄い
ろう付け層２８が設けられており、円筒状導体２６を外
部導体１３に確実に接続するようになっている。なお、
コネクタ部材２２と円筒状導体２６の間はろう付け層２
８と同程度の薄いろう付け層２９によって接続されてい
るが、この部分のみ他の導電性材料による分離可能な接
続形態をとることも考えられる。
【００１５】上述した本実施形態の同軸コネクタにおい
ては、第２コネクタ部材２２と外部導体１３との間に、
外部導体１３の膜厚より厚い周壁部２６ａを有する円筒
状導体２６を挿入し、これを介して外部導体１３をコネ
クタ部材２２に電気接続するようにしているので、従来
のコレットチャック等によるクランプ方式に比べると、
コネクタの構成を大幅に簡素化することができる。ま
た、コネクタ部材を外部導体に直接半田付けする従来の
同軸コネクタに比べても、半田付け時の外部導体への加
熱を少なくして誘電体の熱収縮を抑えることができ、外
部導体１３が誘電体からはがれたり変形したりするのを
確実に防止することができる。したがって、やはり電気
的特性に優れた製造の容易な同軸コネクタとなる。
ては、第２コネクタ部材２２と外部導体１３との間に、
外部導体１３の膜厚より厚い周壁部２６ａを有する円筒
状導体２６を挿入し、これを介して外部導体１３をコネ
クタ部材２２に電気接続するようにしているので、従来
のコレットチャック等によるクランプ方式に比べると、
コネクタの構成を大幅に簡素化することができる。ま
た、コネクタ部材を外部導体に直接半田付けする従来の
同軸コネクタに比べても、半田付け時の外部導体への加
熱を少なくして誘電体の熱収縮を抑えることができ、外
部導体１３が誘電体からはがれたり変形したりするのを
確実に防止することができる。したがって、やはり電気
的特性に優れた製造の容易な同軸コネクタとなる。
【００１６】しかも、円筒状導体２６が外部導体１３と
同等の線膨張係数を有するので、ろう付け層２８にその
内外の熱衝撃が加わったとしても、クラック発生等を有
効に防止することができ、両者間の接続の信頼性を更に
高めることができる。なお、外部導体１３および円筒状
導体２６は、銅や銀に限られるものではなく、任意の材
料の組み合わせにすることができる。また、円筒状導体
２６と第２コネクタ部材２２はろう付けされるのが好ま
しいが、この部分のみクランプ方式にすることも考えら
れる。
同等の線膨張係数を有するので、ろう付け層２８にその
内外の熱衝撃が加わったとしても、クラック発生等を有
効に防止することができ、両者間の接続の信頼性を更に
高めることができる。なお、外部導体１３および円筒状
導体２６は、銅や銀に限られるものではなく、任意の材
料の組み合わせにすることができる。また、円筒状導体
２６と第２コネクタ部材２２はろう付けされるのが好ま
しいが、この部分のみクランプ方式にすることも考えら
れる。
【００１７】本発明によれば、筒状のコネクタ部材の内
方に外部導体より肉厚が大きく外部導体と同等の線膨張
係数を有する円筒状導体を設けるとともに、この円筒状
導体と外部導体の間に外部導体より厚く円筒状導体の周
壁部より薄いろう付け層を設けて、該ろう付け層により
円筒状導体を外部導体に電気的に接続しているので、コ
ネクタの構成を簡素にしつつ、ろう付け時の加熱等によ
って外部導体が変形するのを防止することができ、低コ
ストで電気的特性に優れた同軸コネクタを提供すること
ができる。
方に外部導体より肉厚が大きく外部導体と同等の線膨張
係数を有する円筒状導体を設けるとともに、この円筒状
導体と外部導体の間に外部導体より厚く円筒状導体の周
壁部より薄いろう付け層を設けて、該ろう付け層により
円筒状導体を外部導体に電気的に接続しているので、コ
ネクタの構成を簡素にしつつ、ろう付け時の加熱等によ
って外部導体が変形するのを防止することができ、低コ
ストで電気的特性に優れた同軸コネクタを提供すること
ができる。
【００１８】しかも、前記円筒状導体と前記外部導体の
間に前記外部導体より厚く前記円筒状導体の周壁部より
薄いろう付け層を設けているのでんもで、前記円筒状導
体を前記外部導体に確実に接続するとともに、熱衝撃が
加わったときのろう付け部のクラック発生等を防止する
ことができ、同軸ケーブルへの装着状態における電気的
特性を高めることができる。
間に前記外部導体より厚く前記円筒状導体の周壁部より
薄いろう付け層を設けているのでんもで、前記円筒状導
体を前記外部導体に確実に接続するとともに、熱衝撃が
加わったときのろう付け部のクラック発生等を防止する
ことができ、同軸ケーブルへの装着状態における電気的
特性を高めることができる。
【００１９】さらに、前記円筒状導体が前記外部導体と
同等の線膨張係数を有するので、両者間の接続の信頼性
を更に高めることができる。
同等の線膨張係数を有するので、両者間の接続の信頼性
を更に高めることができる。
【図１】本発明に係る同軸コネクタの一実施形態の概略
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図２】一実施例の同軸コネクタを用いた超伝導デバイ
スの概略構成図である。
スの概略構成図である。
【図３】従来例の同軸コネクタの概略構成を示す断面図
である。
である。
１０ 同軸ケーブル １１ 内部導体 １２ 誘電体 １３ 外部導体 ２０ コネクタ ２２ 第２コネクタ部材（コネクタ部材） ２２ａ 一端部 ２２ｂ 他端部 ２３ 誘電体 ２４ 止め輪 ２５ 外筒部材 ２６ 円筒状導体 ２６ａ 周壁部 ２８ ろう付け層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−298081（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−130485（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−116670（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−17867（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−90531（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 17/04 H01R 17/04 501
Claims (1)
- 【請求項１】被膜状外部導体を有する被膜同軸ケーブル
に装着される同軸コネクタであって、 前記被膜同軸ケーブルの端部を収納する筒状のコネクタ
部材と、前記外部導体と同等の線膨張係数を有するとともに 前記
外部導体の膜厚より厚い周壁部を有し、前記コネクタ部
材と前記外部導体の間に挿入された円筒状導体と、前記外部導体より厚く前記円筒状導体の周壁部より薄い
層厚となるよう前記円筒状導体と前記外部導体の間に設
けられたろう付け層と、 を備え、該ろう付け層により前記円筒状導体を前記外部導体に電
気的に接続し、 該円筒状導体を介して前記外部導体を前
記コネクタ部材に電気的に接続するようにしたことを特
徴とする同軸コネクタ。
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