JP2898262B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents
カラー画像処理装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像処理装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、複写機等における領域内色指定
は、図2、図3で示す様な装置を用いて行っていた。こ
こで、1はデジタイザ本体、2は原稿3上の位置を指示
する指示ペン、3は原稿である。5は原稿3上の指示ペ
ン2による位置指定を基に、領域の指定を指示するため
の領域指定スイッチ、6は指定された領域内の色を指定
する色情報指定スイッチ群である。 【0003】いま、原稿3のある領域を、例えば赤で複
写する場合、デジタイザ1の上の所定位置に原稿3を載
置して図3に示す手順で指定する。まず、領域指定スイ
ッチ5を押し、次に所望の領域Aの対角線の両端a,b
を指示ペン2で指示する。この時デジタイザ1は、領域
Aの位置情報としてa,bそれぞれの座標を複写装置コ
ントローラ7へ出力する。最後に色指定スイッチ群6の
中より、赤色指定のスイッチを選択し、これを押下する
ことにより、色指定情報が複写装置コントローラ7に出
力され領域Aの色指定が終了する。 【0004】この後、原稿3を複写機の読み取り部にセ
ットして複写作業を行うが、この時、複写装置コントロ
ーラ7は、先に指定された領域色指定情報に従い、領域
A内部を赤で複写するように制御する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、表現しうる色の種類が僅かな装置では、前述し
たように色指定スイッチの数は少なくとも良いが、例え
ば、フルカラー画像形成装置等のように表現可能な色が
非常に多い装置の場合は、この色選択を上述のような構
成で行なおうとすると、その表現可能な色数に対応する
数のスイッチを設けねばならず、装置の大型化、コスト
アップは免れない。 【0006】次に処理対象画像において、色処理領域を
指示した後、処理対象画像をこの領域に対する色処理に
用いる例えば、カラーチャートのような画像に置き換
え、カラーチャートから色指定する場合を考察する。こ
の一連の処理を行なうシーケンスにおいて、選択可能な
色の種類が上述のように非常に多い場合、操作者がイメ
ージした色に近い色が複数存在するため、一旦置き換え
た処理対象画像を再度参照し、どの色が一番好ましいか
考察する必要が生じる。このために頻繁に画像の置き換
えをする必要が生じるか、もしくはイメージした色に近
い色の回数、試験的に色処理を実行する必要が生じる。 【0007】本発明は上述の課題を解決するカラー画像
処理装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカラー画像処理装置は以下のような構成を備
える。即ち、第1の画像上の位置を指示することにより
前記第1の画像上に領域を指定する指示手段と、前記第
1の画像に隣接して配置された画像であって複数のサン
プル色を有する第2の画像上の位置を指定する位置指定
手段と、前記位置指定手段により指定された位置に応じ
たサンプル色の色情報を記憶する記憶手段と、前記指示
手段により指定された前記第1の画像上の領域の色を前
記記憶手段に記憶された色情報を用いて色処理する色処
理手段と、を有することを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明するが、その前に従来
の色指定について簡単に説明する。 【0010】従来、複写機等における領域内色指定は、
図2、図3で示す様な装置を用いて行っていた。ここ
で、1はデジタイザ本体、2は原稿3上の位置を指示す
る指示ペン、3は原稿である。5は原稿3上の指示ペン
2による位置指定を基に、領域の指定を指示するための
領域指定スイッチ、6は指定された領域内の色を指定す
る色情報指定スイッチ群である。 【0011】いま、原稿3のある領域を、例えば赤で複
写する場合、デジタイザ1の上の所定位置に原稿3を載
置して図3に示す手順で指定する。まず、領域指定スイ
ッチ5を押し、次に所望の領域Aの対角線の両端a,b
を指示ペン2で指示する。この時デジタイザ1は、領域
Aの位置情報としてa,bそれぞれの座標を複写装置コ
ントローラ7へ出力する。最後に色指定スイッチ群6の
中より、赤色指定のスイッチを選択し、これを押下する
ことにより、色指定情報が複写装置コントローラ7に出
力され領域Aの色指定が終了する。 【0012】この後、原稿3を複写機の読み取り部にセ
ットして複写作業を行うが、この時、複写装置コントロ
ーラ7は、先に指定された領域色指定情報に従い、領域
A内部を赤で複写するように制御する。 【0013】表現しうる色の種類がごく僅かの装置にお
いては、前述した様に色を指定するための色指定スイッ
チの数は少なくても良いが、例えばフルカラー複写機等
の様に、表現可能な色が非常に多い装置では、この色選
択を上述の様なスイッチで行うとすると、表現可能な色
の数に対応する数のスイッチを備えねばならず、そのた
めの装置の大型化、コストアップが問題となる。 【0014】また操作性の点からみて、色指定スイッチ
には、その色に対応した色を塗布することが望ましい
が、出力される色とスイッチの色とを一致させることは
困難であり、微妙な色の差が問題となる場合は不都合が
生じる。 【0015】[カラー複写機の説明 (図1)]図1は
本実施の形態の複写機の構成図である。 【0016】図中、100は複写機全体の制御を行う制
御部で、図9のフローチャートで示された制御プログラ
ムやデータ等を格納しているROM、ROMの制御プロ
グラムに従って各種制御信号を出力して制御するCPU
や、CPUのワークエリアとしてのRAM等を備えてい
る。101はCCD等の光電変換手段により原稿を読取
って、画像信号に変換して入力する画像入力部で、図4
にその詳細が示されている。 【0017】102は画像入力部101よりの画像信号
に色処理を行って印刷部103に出力する色処理部、1
03は図5にその詳細を示す、レーザビームによりカラ
ー画像を印刷して再生する印刷部である。105はデジ
タイザやマウス等の座標入力装置で、原稿の領域指定
や、後述するように色パターンの原稿を載置して、色パ
ターン上の位置や色を指定して色指定を行う。105は
操作部で、複写動作の開始指示や、座標入力装置105
上における原稿上の領域指定あるいは色指定等の動作指
示入力等を行う。 【0018】[画像入力部の説明 (図4)]図4は画
像入力部101の具体的構成を示す図である。 【0019】図中、40は原稿、41は原稿40を下向
きに載置する原稿台ガラスである。42は原稿40を照
射する照明用光線、43は原稿40よりの反射光をCC
D45上に結像させる結像素子アレイである。44は反
射光中の赤外線を吸収させるための赤外カットフィルタ
である。46は上記ユニットを備えた光学系ユニット
で、矢印方向に移動して原稿を走査する。CCD45に
はR(赤)、G(緑)、B(青)のフィルタが設けられ
ており、光学系ユニットの移動による原稿走査に伴な
い、各画素ごとにR、G、Bのカラー画素信号を出力す
る。 【0020】[印刷部の説明 (図5)]図3は、印刷
部103の具体的構成を示す図である。 【0021】色処理部102よりのY(黄)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、Bk(黒)の各画像信号がレー
ザドライバに入力され、印刷部103の半導体レーザ5
0を駆動する。半導体レーザ50により出力されたレー
ザ光は、ポリゴンミラー51により、ミラー52を介し
て感光体ドラム53上を走査して潜像を形成する。 【0022】感光体ドラム53は図中矢印の方向に回転
し、回転現像器54によりY,M,C,Bkの順に各色
ごと現像される。図5はイエロ(Y)トナーを現像して
いるところである。一方転写紙55は転写ドラム56に
巻回されてY,M,C,Bkの順に1回ずつ回転し、計
4回回転して1枚分の画像データが転写される。転写が
終了すると転写紙55は転写ドラム56からはなされ、
定着ローラ対57に送られて定着され、プリント画像が
形成される。 【0023】[色指定の説明 (図6)]図6は、カラ
ー原稿による色指定の方法を示したものである。 【0024】図中、1は色付けを行う領域を指定する領
域指定用デジタイザ、2はデジタイザ1上で座標位置を
指示するペン、3は実際に読取って印刷される原稿であ
る。4は色指定用のカラー原稿、5は領域指定用のスイ
ッチである。101は前述した画像入力部である。 【0025】従来例と同様にして、原稿3の領域60を
指定する。これは領域指定スイッチ5を押下後、指示ペ
ン2により領域60の対角位置を指示して指定する。次
にカラー原稿4をデジタイザ1上に図の如く載置して、
例えば点Pを指示すると、デジタイザ2より制御部10
0にP点の位置座標が送出され、制御部のRAMに記憶
される。 【0026】この後カラー原稿4を画像入力部101に
下向きに載置して色を読み込む。この時、制御部100
はRAMに記憶されているデジタイザ1上で指示された
P点の座標をもとに、カラー原稿4のP点の色情報を読
取り、色情報メモリ104に記憶する。これにより原稿
3の実際の複写動作時には、原稿3の指定された領域6
0がカラー原稿4のP点の色で印刷されることになる。 【0027】[他の実施の形態 (図7、図8)]図7
は、デジタイザ1上にカラーパッチを載置し、その位置
を指示することにより色指定を行う他の実施の形態を示
す図で、図6と同一部分は同一記号で示し説明を省略す
る。 【0028】前述の場合と同様にして、指示ペン2で原
稿3上の所望領域60を指定し、あらかじめ用意されて
いるカラーパッチ70を、図に示す如くデジタイザ1の
所定位置に載置する。カラーパッチ70には、複写装置
が表現可能な色の見本が配列されており、先に指定した
原稿3の領域60内の画像に与えるべき色をその中から
選択し、指示ペン2でその色を指示する。この時デジタ
イザ1は制御部100に指示ペン2により指示された座
標値を出力する。 【0029】制御部100には座標値に対応して色情報
が記憶されており、デジタイザ1より与えられた座標値
から、色を選定することが出来る。カラーパッチ70に
おける1つの色のパッチの大きさは、カラーパッチ70
の置き方のズレ、指示ペン2による座標読み取り誤差等
を考慮して、10mm四方程度以上が望ましいが、この
大きさでもA4判の(210mm×297mm)のカラ
ーパッチ70に500色以上のパッチを配置し、選択す
ることができる。 【0030】又、例えば同系色別に数枚のカラーパッチ
を用意し、その中の1枚から更に細かい色の指示をする
ことも出来る。この時は図8に示す如く、数枚の色別に
分類されたカラーパッチ80〜82のそれぞれ異なった
位置にマーク83〜85を設け、デジタイザ1上でこれ
らのマークを指示ペン3で指示することにより、制御部
100に現在載置されているカラーパッチのマーク位置
を伝える。制御部100ではそのマークの位置よりカラ
ーパッチの種類を判定し、指示ペン2により指示された
座標値に対応して色を判定し、色情報として記憶する。 【0031】さらにこれらの色指定用カラーパッチを、
制御部内で作成して複写装置そのもので印刷すれば、カ
ラーパッチの各色と、複写装置の出力とは完全に一致す
るため、正確な色指定を行うことができる。 【0032】[色指定及び印刷動作の説明 (図9)]
図9は本実施の形態の複写機における色指定と印刷動作
を示すフローチャートで、本プログラムは制御部100
のROMに格納されている。 【0033】まずステップS1で領域指定スイッチ5が
押下されたかをみる。領域指定スイッチ5入力のときは
ステップS2に進み、デジタイザ1より原稿3の指定領
域の対角線の両端の座標を入力する。ステップS3では
ステップS2で指示された領域を制御部のRAMに記憶
する。以上の動作が原稿3上における領域指定動作であ
る。 【0034】次にステップS4で操作部106より色指
定指示の入力があるかを調べる。色指示入力がなければ
ステップS8に進むが、色指示入力が指定されるとステ
ップS5に進み、指示ペン2で指示されたデジタイザ2
上のカラー原稿4のアドレス(図6では点P)を読取
る。 【0035】次にステップS6でカラー原稿4の読取指
示が操作部106よりなされるのを待つ。読取指示があ
るとステップS7に進み、ステップS5で入力された位
置(P)に対応するカラー原稿4の色を読み取り、色情
報メモリ104に記憶する。ステップS8で操作部10
6より複写動作が指示されると、原稿3を読取って通常
の複写動作を実行する。 【0036】ステップS9で色指定指示が行われている
かを調べ、色指令指示が行われているときはステプS1
0に進み、ステップS3で記憶されていた原稿3の領域
を、色情報メモリ104の色で印刷する。ステップS9
で色指定指示が行われていないときは、ステップS11
に進んで、通常の複写動作を実行する。 【0037】尚、ここで指示ペン2が光学センサを兼ね
ていれば、位置情報と色情報との対応が不要となり、ス
テップS5でそのまま色情報を得ることができる。 【0038】以上述べた如く本実施の形態によれば、指
定可能な色が増えても、スイッチやその他の色指定のた
めの部品追加の必要がなくなるという効果がある。 【0039】また、カラー画像入力部でカラー原稿を色
見本として読み込むことにより、任意のカラー原稿の中
から色を選択できるという効果がある。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、選
択可能な色の種類が複数あり、かつ操作者がイメージし
た色に近い色が複数存在する場合であっても、第1の画
像を参照しながら、その第1の画像に隣接して配置され
た第2の画像から好ましい色を選択して、その第1の画
像の指定領域の色を処理を行うことが可能となる。その
結果、第1の画像と第2の画像が隣接して配置されない
場合に生じる、頻繁な画像の置き換え等の煩わしい操作
を行なうことなく第1の画像の指定された領域の色処理
を可能にできるという効果がある。 【0041】
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、複写機等における領域内色指定
は、図2、図3で示す様な装置を用いて行っていた。こ
こで、1はデジタイザ本体、2は原稿3上の位置を指示
する指示ペン、3は原稿である。5は原稿3上の指示ペ
ン2による位置指定を基に、領域の指定を指示するため
の領域指定スイッチ、6は指定された領域内の色を指定
する色情報指定スイッチ群である。 【0003】いま、原稿3のある領域を、例えば赤で複
写する場合、デジタイザ1の上の所定位置に原稿3を載
置して図3に示す手順で指定する。まず、領域指定スイ
ッチ5を押し、次に所望の領域Aの対角線の両端a,b
を指示ペン2で指示する。この時デジタイザ1は、領域
Aの位置情報としてa,bそれぞれの座標を複写装置コ
ントローラ7へ出力する。最後に色指定スイッチ群6の
中より、赤色指定のスイッチを選択し、これを押下する
ことにより、色指定情報が複写装置コントローラ7に出
力され領域Aの色指定が終了する。 【0004】この後、原稿3を複写機の読み取り部にセ
ットして複写作業を行うが、この時、複写装置コントロ
ーラ7は、先に指定された領域色指定情報に従い、領域
A内部を赤で複写するように制御する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、表現しうる色の種類が僅かな装置では、前述し
たように色指定スイッチの数は少なくとも良いが、例え
ば、フルカラー画像形成装置等のように表現可能な色が
非常に多い装置の場合は、この色選択を上述のような構
成で行なおうとすると、その表現可能な色数に対応する
数のスイッチを設けねばならず、装置の大型化、コスト
アップは免れない。 【0006】次に処理対象画像において、色処理領域を
指示した後、処理対象画像をこの領域に対する色処理に
用いる例えば、カラーチャートのような画像に置き換
え、カラーチャートから色指定する場合を考察する。こ
の一連の処理を行なうシーケンスにおいて、選択可能な
色の種類が上述のように非常に多い場合、操作者がイメ
ージした色に近い色が複数存在するため、一旦置き換え
た処理対象画像を再度参照し、どの色が一番好ましいか
考察する必要が生じる。このために頻繁に画像の置き換
えをする必要が生じるか、もしくはイメージした色に近
い色の回数、試験的に色処理を実行する必要が生じる。 【0007】本発明は上述の課題を解決するカラー画像
処理装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカラー画像処理装置は以下のような構成を備
える。即ち、第1の画像上の位置を指示することにより
前記第1の画像上に領域を指定する指示手段と、前記第
1の画像に隣接して配置された画像であって複数のサン
プル色を有する第2の画像上の位置を指定する位置指定
手段と、前記位置指定手段により指定された位置に応じ
たサンプル色の色情報を記憶する記憶手段と、前記指示
手段により指定された前記第1の画像上の領域の色を前
記記憶手段に記憶された色情報を用いて色処理する色処
理手段と、を有することを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明するが、その前に従来
の色指定について簡単に説明する。 【0010】従来、複写機等における領域内色指定は、
図2、図3で示す様な装置を用いて行っていた。ここ
で、1はデジタイザ本体、2は原稿3上の位置を指示す
る指示ペン、3は原稿である。5は原稿3上の指示ペン
2による位置指定を基に、領域の指定を指示するための
領域指定スイッチ、6は指定された領域内の色を指定す
る色情報指定スイッチ群である。 【0011】いま、原稿3のある領域を、例えば赤で複
写する場合、デジタイザ1の上の所定位置に原稿3を載
置して図3に示す手順で指定する。まず、領域指定スイ
ッチ5を押し、次に所望の領域Aの対角線の両端a,b
を指示ペン2で指示する。この時デジタイザ1は、領域
Aの位置情報としてa,bそれぞれの座標を複写装置コ
ントローラ7へ出力する。最後に色指定スイッチ群6の
中より、赤色指定のスイッチを選択し、これを押下する
ことにより、色指定情報が複写装置コントローラ7に出
力され領域Aの色指定が終了する。 【0012】この後、原稿3を複写機の読み取り部にセ
ットして複写作業を行うが、この時、複写装置コントロ
ーラ7は、先に指定された領域色指定情報に従い、領域
A内部を赤で複写するように制御する。 【0013】表現しうる色の種類がごく僅かの装置にお
いては、前述した様に色を指定するための色指定スイッ
チの数は少なくても良いが、例えばフルカラー複写機等
の様に、表現可能な色が非常に多い装置では、この色選
択を上述の様なスイッチで行うとすると、表現可能な色
の数に対応する数のスイッチを備えねばならず、そのた
めの装置の大型化、コストアップが問題となる。 【0014】また操作性の点からみて、色指定スイッチ
には、その色に対応した色を塗布することが望ましい
が、出力される色とスイッチの色とを一致させることは
困難であり、微妙な色の差が問題となる場合は不都合が
生じる。 【0015】[カラー複写機の説明 (図1)]図1は
本実施の形態の複写機の構成図である。 【0016】図中、100は複写機全体の制御を行う制
御部で、図9のフローチャートで示された制御プログラ
ムやデータ等を格納しているROM、ROMの制御プロ
グラムに従って各種制御信号を出力して制御するCPU
や、CPUのワークエリアとしてのRAM等を備えてい
る。101はCCD等の光電変換手段により原稿を読取
って、画像信号に変換して入力する画像入力部で、図4
にその詳細が示されている。 【0017】102は画像入力部101よりの画像信号
に色処理を行って印刷部103に出力する色処理部、1
03は図5にその詳細を示す、レーザビームによりカラ
ー画像を印刷して再生する印刷部である。105はデジ
タイザやマウス等の座標入力装置で、原稿の領域指定
や、後述するように色パターンの原稿を載置して、色パ
ターン上の位置や色を指定して色指定を行う。105は
操作部で、複写動作の開始指示や、座標入力装置105
上における原稿上の領域指定あるいは色指定等の動作指
示入力等を行う。 【0018】[画像入力部の説明 (図4)]図4は画
像入力部101の具体的構成を示す図である。 【0019】図中、40は原稿、41は原稿40を下向
きに載置する原稿台ガラスである。42は原稿40を照
射する照明用光線、43は原稿40よりの反射光をCC
D45上に結像させる結像素子アレイである。44は反
射光中の赤外線を吸収させるための赤外カットフィルタ
である。46は上記ユニットを備えた光学系ユニット
で、矢印方向に移動して原稿を走査する。CCD45に
はR(赤)、G(緑)、B(青)のフィルタが設けられ
ており、光学系ユニットの移動による原稿走査に伴な
い、各画素ごとにR、G、Bのカラー画素信号を出力す
る。 【0020】[印刷部の説明 (図5)]図3は、印刷
部103の具体的構成を示す図である。 【0021】色処理部102よりのY(黄)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、Bk(黒)の各画像信号がレー
ザドライバに入力され、印刷部103の半導体レーザ5
0を駆動する。半導体レーザ50により出力されたレー
ザ光は、ポリゴンミラー51により、ミラー52を介し
て感光体ドラム53上を走査して潜像を形成する。 【0022】感光体ドラム53は図中矢印の方向に回転
し、回転現像器54によりY,M,C,Bkの順に各色
ごと現像される。図5はイエロ(Y)トナーを現像して
いるところである。一方転写紙55は転写ドラム56に
巻回されてY,M,C,Bkの順に1回ずつ回転し、計
4回回転して1枚分の画像データが転写される。転写が
終了すると転写紙55は転写ドラム56からはなされ、
定着ローラ対57に送られて定着され、プリント画像が
形成される。 【0023】[色指定の説明 (図6)]図6は、カラ
ー原稿による色指定の方法を示したものである。 【0024】図中、1は色付けを行う領域を指定する領
域指定用デジタイザ、2はデジタイザ1上で座標位置を
指示するペン、3は実際に読取って印刷される原稿であ
る。4は色指定用のカラー原稿、5は領域指定用のスイ
ッチである。101は前述した画像入力部である。 【0025】従来例と同様にして、原稿3の領域60を
指定する。これは領域指定スイッチ5を押下後、指示ペ
ン2により領域60の対角位置を指示して指定する。次
にカラー原稿4をデジタイザ1上に図の如く載置して、
例えば点Pを指示すると、デジタイザ2より制御部10
0にP点の位置座標が送出され、制御部のRAMに記憶
される。 【0026】この後カラー原稿4を画像入力部101に
下向きに載置して色を読み込む。この時、制御部100
はRAMに記憶されているデジタイザ1上で指示された
P点の座標をもとに、カラー原稿4のP点の色情報を読
取り、色情報メモリ104に記憶する。これにより原稿
3の実際の複写動作時には、原稿3の指定された領域6
0がカラー原稿4のP点の色で印刷されることになる。 【0027】[他の実施の形態 (図7、図8)]図7
は、デジタイザ1上にカラーパッチを載置し、その位置
を指示することにより色指定を行う他の実施の形態を示
す図で、図6と同一部分は同一記号で示し説明を省略す
る。 【0028】前述の場合と同様にして、指示ペン2で原
稿3上の所望領域60を指定し、あらかじめ用意されて
いるカラーパッチ70を、図に示す如くデジタイザ1の
所定位置に載置する。カラーパッチ70には、複写装置
が表現可能な色の見本が配列されており、先に指定した
原稿3の領域60内の画像に与えるべき色をその中から
選択し、指示ペン2でその色を指示する。この時デジタ
イザ1は制御部100に指示ペン2により指示された座
標値を出力する。 【0029】制御部100には座標値に対応して色情報
が記憶されており、デジタイザ1より与えられた座標値
から、色を選定することが出来る。カラーパッチ70に
おける1つの色のパッチの大きさは、カラーパッチ70
の置き方のズレ、指示ペン2による座標読み取り誤差等
を考慮して、10mm四方程度以上が望ましいが、この
大きさでもA4判の(210mm×297mm)のカラ
ーパッチ70に500色以上のパッチを配置し、選択す
ることができる。 【0030】又、例えば同系色別に数枚のカラーパッチ
を用意し、その中の1枚から更に細かい色の指示をする
ことも出来る。この時は図8に示す如く、数枚の色別に
分類されたカラーパッチ80〜82のそれぞれ異なった
位置にマーク83〜85を設け、デジタイザ1上でこれ
らのマークを指示ペン3で指示することにより、制御部
100に現在載置されているカラーパッチのマーク位置
を伝える。制御部100ではそのマークの位置よりカラ
ーパッチの種類を判定し、指示ペン2により指示された
座標値に対応して色を判定し、色情報として記憶する。 【0031】さらにこれらの色指定用カラーパッチを、
制御部内で作成して複写装置そのもので印刷すれば、カ
ラーパッチの各色と、複写装置の出力とは完全に一致す
るため、正確な色指定を行うことができる。 【0032】[色指定及び印刷動作の説明 (図9)]
図9は本実施の形態の複写機における色指定と印刷動作
を示すフローチャートで、本プログラムは制御部100
のROMに格納されている。 【0033】まずステップS1で領域指定スイッチ5が
押下されたかをみる。領域指定スイッチ5入力のときは
ステップS2に進み、デジタイザ1より原稿3の指定領
域の対角線の両端の座標を入力する。ステップS3では
ステップS2で指示された領域を制御部のRAMに記憶
する。以上の動作が原稿3上における領域指定動作であ
る。 【0034】次にステップS4で操作部106より色指
定指示の入力があるかを調べる。色指示入力がなければ
ステップS8に進むが、色指示入力が指定されるとステ
ップS5に進み、指示ペン2で指示されたデジタイザ2
上のカラー原稿4のアドレス(図6では点P)を読取
る。 【0035】次にステップS6でカラー原稿4の読取指
示が操作部106よりなされるのを待つ。読取指示があ
るとステップS7に進み、ステップS5で入力された位
置(P)に対応するカラー原稿4の色を読み取り、色情
報メモリ104に記憶する。ステップS8で操作部10
6より複写動作が指示されると、原稿3を読取って通常
の複写動作を実行する。 【0036】ステップS9で色指定指示が行われている
かを調べ、色指令指示が行われているときはステプS1
0に進み、ステップS3で記憶されていた原稿3の領域
を、色情報メモリ104の色で印刷する。ステップS9
で色指定指示が行われていないときは、ステップS11
に進んで、通常の複写動作を実行する。 【0037】尚、ここで指示ペン2が光学センサを兼ね
ていれば、位置情報と色情報との対応が不要となり、ス
テップS5でそのまま色情報を得ることができる。 【0038】以上述べた如く本実施の形態によれば、指
定可能な色が増えても、スイッチやその他の色指定のた
めの部品追加の必要がなくなるという効果がある。 【0039】また、カラー画像入力部でカラー原稿を色
見本として読み込むことにより、任意のカラー原稿の中
から色を選択できるという効果がある。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、選
択可能な色の種類が複数あり、かつ操作者がイメージし
た色に近い色が複数存在する場合であっても、第1の画
像を参照しながら、その第1の画像に隣接して配置され
た第2の画像から好ましい色を選択して、その第1の画
像の指定領域の色を処理を行うことが可能となる。その
結果、第1の画像と第2の画像が隣接して配置されない
場合に生じる、頻繁な画像の置き換え等の煩わしい操作
を行なうことなく第1の画像の指定された領域の色処理
を可能にできるという効果がある。 【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の複写機の構成図である。
【図2】従来例のデジタイザの構成及び接続図である。
【図3】従来例の領域指定及び色指定を説明するための
図である。 【図4】画像入力部の構成図である。 【図5】印刷部の構成を示すブロック図である。 【図6】本実施の形態における色指定の方法を示す図で
ある。 【図7】他の実施の形態におけるカラーパッチによる色
指定を示す図である。 【図8】複数のカラーパッチの指定や分類を示す図であ
る。 【図9】本実施の形態の色指定と印刷動作を示すフロー
チャートである。 【符号の説明】 1 デジタイザ 2 指示ペン 3 原稿 4 カラー原稿 5 領域指定スイッチ 6 色指定スイッチ
図である。 【図4】画像入力部の構成図である。 【図5】印刷部の構成を示すブロック図である。 【図6】本実施の形態における色指定の方法を示す図で
ある。 【図7】他の実施の形態におけるカラーパッチによる色
指定を示す図である。 【図8】複数のカラーパッチの指定や分類を示す図であ
る。 【図9】本実施の形態の色指定と印刷動作を示すフロー
チャートである。 【符号の説明】 1 デジタイザ 2 指示ペン 3 原稿 4 カラー原稿 5 領域指定スイッチ 6 色指定スイッチ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.第1の画像上の位置を指示することにより前記第1
の画像上に領域を指定する指示手段と、 前記第1の画像に隣接して配置された画像であって複数
のサンプル色を有する第2の画像上の位置を指定する位
置指定手段と、 前記位置指定手段により指定された位置に応じたサンプ
ル色の 色情報を記憶する記憶手段と、前記指示手段により指定された前記 第1の画像上の領域
の色を前記記憶手段に記憶された色情報を用いて色処理
する色処理手段と、 を有することを特徴とするカラー画換処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9121301A JP2898262B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | カラー画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9121301A JP2898262B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | カラー画像処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61251949A Division JPH0831947B2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | カラ−画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056560A JPH1056560A (ja) | 1998-02-24 |
JP2898262B2 true JP2898262B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=14807878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9121301A Expired - Lifetime JP2898262B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | カラー画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898262B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120018380A (ko) * | 2009-06-30 | 2012-03-02 | 나이키 인터내셔널 엘티디. | 소비재의 디자인 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9121301A patent/JP2898262B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1056560A (ja) | 1998-02-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990208 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |