JP2898240B2 - 軸回転型直流電磁石 - Google Patents

軸回転型直流電磁石

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JP2898240B2
JP2898240B2 JP33492495A JP33492495A JP2898240B2 JP 2898240 B2 JP2898240 B2 JP 2898240B2 JP 33492495 A JP33492495 A JP 33492495A JP 33492495 A JP33492495 A JP 33492495A JP 2898240 B2 JP2898240 B2 JP 2898240B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁力により出力軸
を所定の角度で反復回動させる軸回転型直流電磁石に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に軸回転型直流電磁石(ロータリソ
レノイド)は、電磁力により出力軸に所定の角度の回動
ストロークを反復して発生させるもので、各種の自動制
御機構等の動力源として広く利用されている。
【0003】ところで、従来の軸回転型直流電磁石(ロ
ータリソレノイド)としては、プランジャ型電磁石の直
進運動を機械的に回動運動に変換して出力軸を所定の角
度回動させるようにしたものがある(前者)。
【0004】また、内部にソレノイドコイルを収納した
ケースと、このケース端面側に設けられたアーマチュア
に同芯円上にそれぞれ設けられた深さの異なる複数個の
ボールレースにボールを転動可能に挿入してケース端面
とアーマチュアとを接触させ、ソレノイドコイルの励磁
によりアーマチュアに取付けられた出力軸がアーマチュ
アとは反対側のケースに設けられたベース側に吸引され
ると、ボールがボールレースの浅いところから深いとこ
ろに転動することにより出力軸を回動させ、ソレノイド
コイルの励磁が解かれると出力軸に装着された復帰スプ
リングにより出力軸を元の位置まで回動させるようにし
たものがある(後者)。
【0005】しかし、前者のようにプランジャの直進運
動を機械的に回動運動に変換するものでは、回動力を負
荷に伝達する接続機構が複雑になり、また全体の構造も
複雑になる。
【0006】また、後者のようにソレノイドコイルの励
磁により出力軸を復帰スプリングの弾性力に抗して回動
させるものでは、それだけ回動力が減少し、負荷に十分
な回動力が伝達できないため、大きな駆動力を必要とす
る負荷に対しては使用できないという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、最近では大き
な回動力が得られる軸回転型直流電磁石として、図3に
示すように四方が囲まれたフレーム20のそれぞれ対向
する内面に永久磁石21aと21b、21cと21dを
取付けると共に、隣合せのフレーム内面の一方のコーナ
部に回転板ストッパ22a,22bを取付けて回転板2
3がそのストッパ間を回動できるようにした構成が考え
られている。
【0008】しかし、このような構成の軸回転型直流電
磁石では大きな回動力が得られるが、回動角度が小さく
なるという問題がある。また、大きな回動角を得るため
の軸回転型直流電磁石として、図4に示すようにコの字
形のフレーム31の対向する面に極性の異なる2個の永
久磁石32a,32bをそれぞれ取付け、図示しないコ
イルにより回転板33を停止している側の永久磁石と同
極性になるように通電することで、回転板33を異極性
の永久磁石側に回動させるようにした構成が考えられて
いる。
【0009】しかし、このような構成の軸回転型直流電
磁石では大きな回動角が得られるが、回転板33は1個
の永久磁石の方向に引かれ、或いは反発力を受けるた
め、出力軸に片寄った側圧が掛り、有効な回動力が得ら
れず、しかも耐久性に劣るという問題がある。
【0010】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は簡単な構造にして回動範囲を大き
くできると共に、出力軸を大きな回動力で回動させるこ
とができる軸回転型直流電磁石を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により軸回転型直流電磁石
を構成するものである。請求項1に対応する発明は、磁
性体からなるコの字形のフレームと、両端部にフランジ
を有し、そのフランジを前記磁性体フレームの底面側と
開口側に向けて設けられたボビンとこのボビンの胴部に
巻装されたコイルと、前記ボビンの中空部及び前記磁性
体フレームの底面に有する軸孔を挿通させて設けられた
出力軸と、この出力軸の端部に中心部が取付けられた長
尺な回転体と、前記フレームの開口側に位置するフラン
ジ上の対向するフレーム内面に左右隣合せに2個1組と
してそれぞれ取付けられた4個の永久磁石と、前記各フ
レーム内面に取付けられた左右隣合せの1組の永久磁石
相互間にそれぞれ設けられた回転体ストッパとを備え、
前記左右隣合せに設けられる2個1組の永久磁石は、磁
極が異なるように、且つ対向するフレーム面側の永久磁
石の磁極とも異なるように配置し、前記回転体は前記コ
イルの通電方向によって定まる磁極を形成する。
【0012】上記請求項1に対応する発明の軸回転型直
流電磁石にあっては、回転板が4個の永久磁石のうち対
向するフレーム内面に取付けられた2個の永久磁石位置
に吸引保持されているとき、回転板が永久磁石の極性と
同極性になるようにコイルを通電すると、回転板は対向
するフレーム内面に取付けられた異極性の2個の永久磁
石位置に吸引されて回動し、回転板ストッパによる停止
位置に保持され、またコイルの通電を停止すると回転板
は永久磁石側に吸引されて回転体ストッパによる停止位
置に保持される。
【0013】従って、コイルの通電と停止を繰返すこと
により回転体を対向するフレーム内面に取付けられた2
個1組とする永久磁石相互間を往復回動させることがで
きるので、回動範囲を大きくできると共に、出力軸を大
きな回動力で回動させることができる。また、永久磁石
及びフレームに円形部分がないので、構造が簡単になる
ばかりでなく、製作が容易になし得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1および図2は、本発明による軸
回転型直流電磁石の構成例をそれぞれ示すもので、図1
は平面図であり、図2は側断面図である。
【0015】図1および図2において、1は鉄等の磁性
体からなるコの字形のフレームで、このフレーム1内に
は両端部にフランジ2a,2bを有する合成樹脂からな
るボビン2が配置され、このボビン2の胴部にはコイル
3が巻装されている。
【0016】この場合、ボビン2はそのフランジ2a,
2bをフレーム1の開口側と底面側に向けて設けられ
る。また、フレーム1の開口側に面するボビン2のフラ
ンジ2a上にはフレーム内面の中央部から互いに対向す
る側へ突出する回転板ストッパ4と、この回転板ストッ
パ4を挟む両側に設けられた永久磁石保持部5とがそれ
ぞれ一体的に形成されている。このような形状、構成の
ボビンは金型に合成樹脂等を注入して一体成形すること
により容易に得られる。
【0017】また、6はボビン2の中空部及びフレーム
1の底面に有する軸孔を挿通させて設けられた出力軸
で、この出力軸6の端部に長尺な回転板7の中心部が取
付けられる。
【0018】この場合、回転板ストッパ4及び回転板7
の幅は、回転板7の回動範囲に応じて適宜設定されるも
のである。一方、8a〜8dは回転板ストッパ4を挟む
両側の永久磁石保持部5に保持される2個1組の永久磁
石で、これら各永久磁石8a〜8dは同一フレーム側で
は隣合せの2個の永久磁石の磁極が異なるように、且つ
対向するフレーム側の対面する永久磁石の磁極と異なる
ように配置される。
【0019】次に上記のように構成された軸回転型直流
電磁石の作用について述べる。いま、回転板7が例えば
永久磁石8b,8c側の磁界により吸引され、回転板ス
トッパ4による図示位置に停止し、保持されている。こ
の場合、永久磁石8b,8cの回転板7に対向する面の
極性がN極であるとする。
【0020】このような状態にあるとき、図示しない直
流電源によりコイル3を回転板7がN極となるように通
電すると、回転板7と永久磁石8b,8cとの間に反発
力が生じる。従って、回転板7は上記永久磁石8b,8
cと対向するフレーム面側の極性がS極の永久磁石8
d,8a側に吸引されて回動し、回転板ストッパ4の位
置に停止し、吸引保持される。この場合、コイル3の通
電を停止しても回転板7は永久磁石8d,8aに吸引さ
れた状態になっている。
【0021】次に図示しない直流電源によりコイル3を
回転板7がS極となるように通電すると、今度は回転板
7と永久磁石8d,8aとの間に反発力が生じ、回転板
7は前述とは逆に永久磁石8b,8c側に回動して元の
位置に戻って停止する。
【0022】このような操作を繰返すことにより、回転
板7は永久磁石8b,8cと8d,8aとの間を往復し
ながら回動し、出力軸7を通して負荷を駆動することが
できる。
【0023】このように本実施例では、磁性体からなる
コの字形のフレーム1内に、両端部にフランジ2a,2
bを有し、且つ胴部にコイル3が巻装されたボビン2を
フランジ2a,2bがフレーム1の底面側と開口側に向
けて設け、このボビン2の中空部及びフレーム1の底面
に有する軸孔を挿通させて出力軸6を回動自在に設ける
と共に、この出力軸6の端部に長尺な回転板7の中心部
を取付け、さらにフレーム1の開口側に位置するフラン
ジ2a上の対向するフレーム内面に4個の永久磁石8a
〜8dを左右隣合せに2個1組としてそれぞれ取付け、
各フレーム内面に取付けられた左右隣合せの1組の永久
磁石相互間にそれぞれ回転板ストッパ4を設ける構成と
したものである。
【0024】従って、コイル3の通電により長尺な回転
板7をフレームの対向する内面に回転板ストッパ4を挟
んでその左右両隣に設けられた2個1組とする永久磁石
8a〜8dのうち、対面する永久磁石間を往復回動させ
ることができるので、回動範囲を大きくできると共に、
出力軸を大きな回転力で回動させることができ、また組
立部品数および組立工数が非常に少ないので、構造が簡
単になるばかりでなく、製作が容易になし得る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡単
な構造にして回動範囲を大きくできると共に、出力軸を
大きな回動力で回動させることができる軸回転型直流電
磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸回転型直流電磁石の実施の形態
の一部を断面して示す平面図。
【図2】同実施例を示す側断面図。
【図3】大きな回動力を得るようにした従来の軸回転型
直流電磁石を一部断面して示す平面図。
【図4】大きな回動角を得るようにした従来の軸回転型
直流電磁石を一部断面して示す平面図。
【符号の説明】
1……コの字形の磁性体からなるフレーム、 2……ボビン、 2a,2b……フランジ、 3……コイル、 4……回転板ストッパ、 5……永久磁石保持部、 6……出力軸、 7……回転板、 8a〜8d……永久磁石。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなるコの字形のフレームと、
    両端部にフランジを有し、そのフランジを前記磁性体フ
    レームの底面側と開口側に向けて設けられたボビンとこ
    のボビンの胴部に巻装されたコイルと、前記ボビンの中
    空部及び前記磁性体フレームの底面に有する軸孔を挿通
    させて設けられた出力軸と、この出力軸の端部に中心部
    が取付けられた長尺な回転体と、前記フレームの開口側
    に位置するフランジ上の対向するフレーム内面に左右隣
    合せに2個1組としてそれぞれ取付けられた4個の永久
    磁石と、前記各フレーム内面に取付けられた左右隣合せ
    の1組の永久磁石相互間にそれぞれ設けられた回転体ス
    トッパとを備え、 前記左右隣合せに設けられる2個1組の永久磁石は、磁
    極が異なるように、且つ対向するフレーム面側の永久磁
    石の磁極とも異なるように配置し、 前記回転体は前記コイルの通電方向によって定まる磁極
    を形成するようにしたことを特徴とする軸回転型直流電
    磁石。
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JP5220382B2 (ja) * 2007-10-24 2013-06-26 ペンタックスリコーイメージング株式会社 電磁アクチュエータ

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