JP2898132B2 - ディジタル変調方法および装置 - Google Patents
ディジタル変調方法および装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル変調方法お
よび装置に関するものである。
よび装置に関するものである。
【0002】さらに詳述すれば、本発明は、符号のディ
ジタル伝送,ディジタル記録のためのディジタル変調方
法および装置に関するものである。
ジタル伝送,ディジタル記録のためのディジタル変調方
法および装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】一般に、ディジタルVTR,ディジタル
データレコーダなどに代表されるディジタル記録システ
ムにおいては、一定の記録速度のもとで実用的に記録で
きる周波数帯域に上限および下限が存在する。
データレコーダなどに代表されるディジタル記録システ
ムにおいては、一定の記録速度のもとで実用的に記録で
きる周波数帯域に上限および下限が存在する。
【0004】この上限は記録密度の限界から来るもので
あり、下限は磁気記録の場合に信号再生系が微分特性を
持つこと、および回転ヘッドとの信号の受渡しにトラン
スを用いることなどによって生ずる。
あり、下限は磁気記録の場合に信号再生系が微分特性を
持つこと、および回転ヘッドとの信号の受渡しにトラン
スを用いることなどによって生ずる。
【0005】また、ディジタル磁気記録において通常よ
く用いられる記録信号の形はNRZ信号である。NRZ
信号は、例えば8ビットの並列データを直列に並べ換え
ただけのものである。したがって、同一ビットの連続数
に制限がなく、直流分を含む低域成分を有するので記録
時の前処理としてスクランブル処理を施し、低域成分を
減らしている。
く用いられる記録信号の形はNRZ信号である。NRZ
信号は、例えば8ビットの並列データを直列に並べ換え
ただけのものである。したがって、同一ビットの連続数
に制限がなく、直流分を含む低域成分を有するので記録
時の前処理としてスクランブル処理を施し、低域成分を
減らしている。
【0006】このスクランブル処理とは、具体的には、
一定周期の擬似ランダム最長系列の符号をデータにmo
d2加算(EXOR演算)することである。
一定周期の擬似ランダム最長系列の符号をデータにmo
d2加算(EXOR演算)することである。
【0007】このスクランブル処理を施した信号を記録
し、再生時に同一の擬似ランダム信号を再びmod2加
算して復元する。しかしNRZ信号はスクランブルを施
しても低域成分がかなり残るので、再生時に微分特性を
持つ低域をフィードバックにより等化すると誤りが発生
したとき伝播を起して誤りが拡大し易い。
し、再生時に同一の擬似ランダム信号を再びmod2加
算して復元する。しかしNRZ信号はスクランブルを施
しても低域成分がかなり残るので、再生時に微分特性を
持つ低域をフィードバックにより等化すると誤りが発生
したとき伝播を起して誤りが拡大し易い。
【0008】そこで、第2の方法として、直流分のない
ミラースクエア符号が用いられる。この符号の符号化則
は(1)データが1のとき、ビット区間の中心で反転、
(2)データ0が連続するとき、ビットの境界で反転、
(3)例外として1個のデータ0のあとに偶数個のデー
タ1が続くとき、最後のデータ1についてはビット区間
の中心で反転しない、というものである。
ミラースクエア符号が用いられる。この符号の符号化則
は(1)データが1のとき、ビット区間の中心で反転、
(2)データ0が連続するとき、ビットの境界で反転、
(3)例外として1個のデータ0のあとに偶数個のデー
タ1が続くとき、最後のデータ1についてはビット区間
の中心で反転しない、というものである。
【0009】符号波形の立上りから立下りまでの間隔の
最小値は変換前のNRZ信号の最小値と同じである。ま
た、間隔の最大値は最小値の3倍となっているため低域
成分は小さい。
最小値は変換前のNRZ信号の最小値と同じである。ま
た、間隔の最大値は最小値の3倍となっているため低域
成分は小さい。
【0010】しかし、符号の極性が上に述べた符号化則
をもって決定されるため、誤りの伝播は存在する。ま
た、再生時に符号極性の識別を行うとき、信号の位相変
動に対する時間方向の余裕がNRZ信号の1/2となっ
てしまう。
をもって決定されるため、誤りの伝播は存在する。ま
た、再生時に符号極性の識別を行うとき、信号の位相変
動に対する時間方向の余裕がNRZ信号の1/2となっ
てしまう。
【0011】さらに第3の方法として、ブロック変換符
号が用いられる。通常は8ビットのデータ語をNビット
(N>8)のコード語に変換し、2N 個のコード語の中
から周波数の高い成分および低い成分の少ないものを選
択する。
号が用いられる。通常は8ビットのデータ語をNビット
(N>8)のコード語に変換し、2N 個のコード語の中
から周波数の高い成分および低い成分の少ないものを選
択する。
【0012】8ビット毎の符号変換であるから、8ビッ
トを越える誤りの伝播は発生しない。
トを越える誤りの伝播は発生しない。
【0013】N=9およびN=10の場合は、変換によ
って低域成分は少なくなるが最小ビット間隔が狭くなる
ので、記録信号の帯域は変換前の帯域よりも増加する。
したがって再生出力が減少し、誤りが増加し易くなるの
で得策ではない。
って低域成分は少なくなるが最小ビット間隔が狭くなる
ので、記録信号の帯域は変換前の帯域よりも増加する。
したがって再生出力が減少し、誤りが増加し易くなるの
で得策ではない。
【0014】これに対してN=14,N=12などの場
合は変換後のコード語の中からビット0の連続数が1以
上のものだけを選択できるので、記録信号の最高周波数
は変換前のNRZ信号よりも低くできる。
合は変換後のコード語の中からビット0の連続数が1以
上のものだけを選択できるので、記録信号の最高周波数
は変換前のNRZ信号よりも低くできる。
【0015】8−14変換はNRZ信号に対して最高周
波数が7/8であり、8−12変換はNRZ信号に対し
て最高周波数が6/8となる。
波数が7/8であり、8−12変換はNRZ信号に対し
て最高周波数が6/8となる。
【0016】8−14変換の例としては、テレビジョン
学会技術報告Vol.14,No.20,VIR90−
19(March 1990)に述べられたものがあ
る。この例では、コード語中のビット1を+1,ビット
0を−1として加算した累積電荷CDSについてCDS
≧0のコード語とCDS≦0のコード語とを組合せて1
つのデータ語に対応させ、記録信号として直流分が発生
しないようにしている。この直流分のないコード列をD
Cフリーコードという。
学会技術報告Vol.14,No.20,VIR90−
19(March 1990)に述べられたものがあ
る。この例では、コード語中のビット1を+1,ビット
0を−1として加算した累積電荷CDSについてCDS
≧0のコード語とCDS≦0のコード語とを組合せて1
つのデータ語に対応させ、記録信号として直流分が発生
しないようにしている。この直流分のないコード列をD
Cフリーコードという。
【0017】また、8−12変換に関する先行出願例と
して「符号変換装置」特開昭63−20920(松下電
器,池谷章)がある。この出願は、同一ビットの連続数
が2以上,10以下となる8−12変換方法を開示して
いる。
して「符号変換装置」特開昭63−20920(松下電
器,池谷章)がある。この出願は、同一ビットの連続数
が2以上,10以下となる8−12変換方法を開示して
いる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前項に述べた従来技術
のうち、まず、スクランブルを施したNRZ信号は低域
成分が多いため、再生系で減衰した低域を強調しようと
すると誤り伝播の可能性が大きくなるという欠点があ
る。
のうち、まず、スクランブルを施したNRZ信号は低域
成分が多いため、再生系で減衰した低域を強調しようと
すると誤り伝播の可能性が大きくなるという欠点があ
る。
【0019】つぎにミラースクエア符号は、ビット区間
の中心で反転したり、境界で反転したりするので、再生
時に符号識別をするときの時間余裕が小さいという欠点
がある。また誤り伝播の可能性もある。
の中心で反転したり、境界で反転したりするので、再生
時に符号識別をするときの時間余裕が小さいという欠点
がある。また誤り伝播の可能性もある。
【0020】さらに、ブロック変換符号のうち、8−9
変換符号,8−10変換符号などはNRZ符号に比べて
低域成分は少なくなるが、高域成分については最高周波
数が高くなってしまうという欠点がある。
変換符号,8−10変換符号などはNRZ符号に比べて
低域成分は少なくなるが、高域成分については最高周波
数が高くなってしまうという欠点がある。
【0021】よって本発明の目的は、上述した従来のデ
ィジタル変調方式よりも信号の周波数帯域を狭くすると
共に、誤り伝播も小さく、且つ符号識別時の時間余裕も
できるだけ大きくすることを可能としたディジタル変調
方法および装置を提供することにある。
ィジタル変調方式よりも信号の周波数帯域を狭くすると
共に、誤り伝播も小さく、且つ符号識別時の時間余裕も
できるだけ大きくすることを可能としたディジタル変調
方法および装置を提供することにある。
【0022】上記の目的を達成するために、本発明に係
るディジタル変調方法は、シリアル形式で表されるディ
ジタル信号列において、8ビットのディジタルデータを
12ビットのディジタルコードに変換するにあたり、直
列に配列した12ビット列中においてビット1を連続さ
せずビット1とビット1に挟まれたビット0の連続数を
1以上7以下とするコード列の中から、始端1ビットの
2進値が同一であり、かつ終端を含む最後の4ビットが
0000であるコード(以下、形Aとする)と最後の2
ビットが10であるコード(以下、形Cとする)とを1
組とし、最後の2ビットが01であるコード(以下、形
Bとする)と前記形Cのコードとを1組とし、前記形B
のコードと最後の3ビットが100であるコード(以
下、形Dとする)とを1組とし、前記形Bのコードと最
後の4ビットが1000であるコード(以下、形Eとす
る)とを1組とし、ディジタル信号列において任意のコ
ードの直前のコードが前記形C、前記形Dまたは前記形
Eである場合を、直前のコードが前記形Aまたは前記形
Bである場合に対して異なるディジタルデータに対応さ
せることにより変調することを特徴としたものである。
ここで、終端のコードが前記形Bのコードのとき、次の
コードの始端がビット0で始まるコードを対応させるこ
とが可能である。
るディジタル変調方法は、シリアル形式で表されるディ
ジタル信号列において、8ビットのディジタルデータを
12ビットのディジタルコードに変換するにあたり、直
列に配列した12ビット列中においてビット1を連続さ
せずビット1とビット1に挟まれたビット0の連続数を
1以上7以下とするコード列の中から、始端1ビットの
2進値が同一であり、かつ終端を含む最後の4ビットが
0000であるコード(以下、形Aとする)と最後の2
ビットが10であるコード(以下、形Cとする)とを1
組とし、最後の2ビットが01であるコード(以下、形
Bとする)と前記形Cのコードとを1組とし、前記形B
のコードと最後の3ビットが100であるコード(以
下、形Dとする)とを1組とし、前記形Bのコードと最
後の4ビットが1000であるコード(以下、形Eとす
る)とを1組とし、ディジタル信号列において任意のコ
ードの直前のコードが前記形C、前記形Dまたは前記形
Eである場合を、直前のコードが前記形Aまたは前記形
Bである場合に対して異なるディジタルデータに対応さ
せることにより変調することを特徴としたものである。
ここで、終端のコードが前記形Bのコードのとき、次の
コードの始端がビット0で始まるコードを対応させるこ
とが可能である。
【0023】また、本発明に係るディジタル変調装置
は、シリアル形式で表されるディジタル信号列におい
て、8ビットのディジタルデータを12ビットのディジ
タルコードに変換するディジタル変調装置であって、直
列に配列した12ビット列中においてビット1を連続さ
せずビット1とビット1に挟まれたビット0の連続数を
1以上7以下とするコード列の中から、始端1ビットの
2進値が同一であり、かつ終端を含む最後の4ビットが
0000であるコード(以下、形Aとする)と最後の2
ビットが10であるコード(以下、形Cとする)とを1
組とし、最後の2ビットが01であるコード(以下、形
Bとする)と前記形Cのコードとを1組とし、前記形B
のコードと最後の3ビットが100であるコード(以
下、形Dとする)とを1組とし、前記形Bのコードと最
後の4ビットが1000であるコード(以下、形Eとす
る)とを1組とする手段を備え、ディジタル信号列にお
いて任意のコードの直前のコードが前記形C、前記形D
または前記形Eである場合を、直前のコードが前記形A
または前記形Bである場合に対して異なるディジタルデ
ータに対応させることにより変調することを特徴とする
ものである。ここで、終端のコードが前記形Bのコード
のとき、次のコードの始端がビット0で始まるコードを
対応させることが可能である。
は、シリアル形式で表されるディジタル信号列におい
て、8ビットのディジタルデータを12ビットのディジ
タルコードに変換するディジタル変調装置であって、直
列に配列した12ビット列中においてビット1を連続さ
せずビット1とビット1に挟まれたビット0の連続数を
1以上7以下とするコード列の中から、始端1ビットの
2進値が同一であり、かつ終端を含む最後の4ビットが
0000であるコード(以下、形Aとする)と最後の2
ビットが10であるコード(以下、形Cとする)とを1
組とし、最後の2ビットが01であるコード(以下、形
Bとする)と前記形Cのコードとを1組とし、前記形B
のコードと最後の3ビットが100であるコード(以
下、形Dとする)とを1組とし、前記形Bのコードと最
後の4ビットが1000であるコード(以下、形Eとす
る)とを1組とする手段を備え、ディジタル信号列にお
いて任意のコードの直前のコードが前記形C、前記形D
または前記形Eである場合を、直前のコードが前記形A
または前記形Bである場合に対して異なるディジタルデ
ータに対応させることにより変調することを特徴とする
ものである。ここで、終端のコードが前記形Bのコード
のとき、次のコードの始端がビット0で始まるコードを
対応させることが可能である。
【0024】
【作用】本発明では、シリアル形式で表されるディジタ
ル信号列において、Mビットの原ディジタルデータをN
ビット(2M≧N>M)のディジタルコードに変換し、
2つのディジタルコードを1組として1つまたは2つの
ディジタルデータに対応させることにより、記録信号の
周波数帯域を従来のものより狭くすることができる。そ
の結果として、伝送や記録における要求性能の限界を下
げることができ、またその性能が同じであれば、再生時
の符号誤り率を小さくでき、記録システムの信頼性を向
上することが可能となる。
ル信号列において、Mビットの原ディジタルデータをN
ビット(2M≧N>M)のディジタルコードに変換し、
2つのディジタルコードを1組として1つまたは2つの
ディジタルデータに対応させることにより、記録信号の
周波数帯域を従来のものより狭くすることができる。そ
の結果として、伝送や記録における要求性能の限界を下
げることができ、またその性能が同じであれば、再生時
の符号誤り率を小さくでき、記録システムの信頼性を向
上することが可能となる。
【0025】このように、2個のコード語を組合せてデ
ータ語と対応させる理由は、次のとおりである。
ータ語と対応させる理由は、次のとおりである。
【0026】まず、コード語を構成するビットをシリア
ルに並べて、その高周波数成分を少なくする方法とし
て、Nビットで表される2N の組合せのコード語の中か
らビット0の連続数が1以上のもの、すなわち、ビット
1が連続しないコード語だけを選ぶ。
ルに並べて、その高周波数成分を少なくする方法とし
て、Nビットで表される2N の組合せのコード語の中か
らビット0の連続数が1以上のもの、すなわち、ビット
1が連続しないコード語だけを選ぶ。
【0027】さらにコード語の終端ビットと次のコード
語の始端ビットがともに1になることを避けるために2
個のコード語を組合せて使う。
語の始端ビットがともに1になることを避けるために2
個のコード語を組合せて使う。
【0028】なお、上記コード語の表現では0を極性反
転なし、1を極性反転ありに対応させている。その結
果、Mビットのデータ語の長さをTとし、また変換後の
Nビットの1コード語の長さも同一のTとしたときに、
Nビットのコード語のビット1の間隔の最小値は(2
T)/Nであり、もとのデータ語における2進値の長さ
の最小値T/Mより大きくすることができる。
転なし、1を極性反転ありに対応させている。その結
果、Mビットのデータ語の長さをTとし、また変換後の
Nビットの1コード語の長さも同一のTとしたときに、
Nビットのコード語のビット1の間隔の最小値は(2
T)/Nであり、もとのデータ語における2進値の長さ
の最小値T/Mより大きくすることができる。
【0029】したがって、原ディジタル信号列に比べ
て、変換後におけるコード語の信号帯域の上限はN/
(2M)に狭めることができる。
て、変換後におけるコード語の信号帯域の上限はN/
(2M)に狭めることができる。
【0030】上述した原データ語の長さとしては、8ビ
ットが用いられることが多いので、M=8とした具体例
について、次に述べる。ここで、コード語のビット0の
連続数が1以上という条件のもとでNをできるだけ小さ
くすることを考えて、N=12とする。
ットが用いられることが多いので、M=8とした具体例
について、次に述べる。ここで、コード語のビット0の
連続数が1以上という条件のもとでNをできるだけ小さ
くすることを考えて、N=12とする。
【0031】N=12のとき、上記の条件に合致したコ
ード語は356個存在するので、この中から28 =25
6個を選べばよい。但し、コード語はシリアルに並べら
れるので、上記の条件はコード語の接続部分においても
満たされる必要がある。また接続可能なコード語の個数
は、直前のコード語の終端の形によって変化する。
ード語は356個存在するので、この中から28 =25
6個を選べばよい。但し、コード語はシリアルに並べら
れるので、上記の条件はコード語の接続部分においても
満たされる必要がある。また接続可能なコード語の個数
は、直前のコード語の終端の形によって変化する。
【0032】例えば、コード語終端の形が“…10”の
場合に接続可能なコード語は356個であるが、コード
語終端の形が“…01”の場合には218個であり、2
56個より少ないのでこのままではコード語を構成でき
ない。なお、上記コード語の表現では“0”を極性反転
無し、“1”を極性反転ありに対応させている。
場合に接続可能なコード語は356個であるが、コード
語終端の形が“…01”の場合には218個であり、2
56個より少ないのでこのままではコード語を構成でき
ない。なお、上記コード語の表現では“0”を極性反転
無し、“1”を極性反転ありに対応させている。
【0033】そこで本発明では、接続可能な数の多い終
端の形のコード語と接続可能な数の少ない終端の形のコ
ード語を組合せることにより、如何なる組合せの場合で
も接続可能な数を、256組以上とすることができる。
たとえば終端の形が“…10”のコード語と“…01”
のコード語とを組合せた場合の接続可能なコード語数は
上述した結果から356/2組+218/2組=278
組とすることができる。但し、ここで組合せる2つのコ
ード語の始端ビットは同一であるものとする。
端の形のコード語と接続可能な数の少ない終端の形のコ
ード語を組合せることにより、如何なる組合せの場合で
も接続可能な数を、256組以上とすることができる。
たとえば終端の形が“…10”のコード語と“…01”
のコード語とを組合せた場合の接続可能なコード語数は
上述した結果から356/2組+218/2組=278
組とすることができる。但し、ここで組合せる2つのコ
ード語の始端ビットは同一であるものとする。
【0034】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0035】図1は、本発明を適用したディジタルVT
Rの一実施例を示すブロック図である。
Rの一実施例を示すブロック図である。
【0036】図1に示したブロック図の動作を説明する
に先立って、まず本実施例で用いる12ビットのコード
語の組について説明する。まず2個のコード語の組合せ
の例を、表1−1から表1−4に示す。組番号に示す通
り、全部で165組存在する。ここで各コード語はA,
B,C,D,Eの5種に分類した終端の形の中から表2
に示すような4通りの組のいずれかになるように組合せ
る。なお、ここで示した12ビットのコード語はNRZ
I形式で表されている。
に先立って、まず本実施例で用いる12ビットのコード
語の組について説明する。まず2個のコード語の組合せ
の例を、表1−1から表1−4に示す。組番号に示す通
り、全部で165組存在する。ここで各コード語はA,
B,C,D,Eの5種に分類した終端の形の中から表2
に示すような4通りの組のいずれかになるように組合せ
る。なお、ここで示した12ビットのコード語はNRZ
I形式で表されている。
【0037】コード語の表現にはNRZL形式とNRZ
I形式とがある。NRZL形式はNRZ符号のレベルL
を0で表し、レベルHを1で表したものである。
I形式とがある。NRZL形式はNRZ符号のレベルL
を0で表し、レベルHを1で表したものである。
【0038】これに対してNRZI形式ではレベルでは
なく、符号の反転の有無を表示する。反転なしを0で表
し、反転ありを1で表す。この反転の有無は磁気テープ
上での磁化の反転の有無とよく対応するのでNRZI形
式はディジタル磁気記録システムではよく使われる。
なく、符号の反転の有無を表示する。反転なしを0で表
し、反転ありを1で表す。この反転の有無は磁気テープ
上での磁化の反転の有無とよく対応するのでNRZI形
式はディジタル磁気記録システムではよく使われる。
【0039】表1−1〜表1−4に示したコード語は1
のビットを連続させず1が1と1に挾まれた0の連続数
を最小1、最大7としてある。したがってNRZL形式
で表わしたとすれば、同一ビットの連続数が2以上、8
以下ということになる。次に8ビットデータ語0〜25
5に対してコード語の組番号をたとえば表3に示すよう
に対応させる。
のビットを連続させず1が1と1に挾まれた0の連続数
を最小1、最大7としてある。したがってNRZL形式
で表わしたとすれば、同一ビットの連続数が2以上、8
以下ということになる。次に8ビットデータ語0〜25
5に対してコード語の組番号をたとえば表3に示すよう
に対応させる。
【0040】組番号がデータ語に対応して決まった後、
1組のコード語のどちらを選択するかはその次のデータ
語に対応して表3により決められる。すなわち、1つの
コード語は相続く2つのデータ語によって決定される。
1組のコード語のどちらを選択するかはその次のデータ
語に対応して表3により決められる。すなわち、1つの
コード語は相続く2つのデータ語によって決定される。
【0041】表3を見ると、組番号11〜101および
106〜165のコード語が8ビットのデータ語の2種
類と対応しているが、それら2種類について直前のコー
ド語の終端4ビットのいずれかが異なるので、この4ビ
ットを加えた合計16ビットのコード語として識別すれ
ば、8ビットのデータ語と1対1の対応がつく。
106〜165のコード語が8ビットのデータ語の2種
類と対応しているが、それら2種類について直前のコー
ド語の終端4ビットのいずれかが異なるので、この4ビ
ットを加えた合計16ビットのコード語として識別すれ
ば、8ビットのデータ語と1対1の対応がつく。
【0042】次に、ディジタルVTRに本発明を適用す
る例について図1を用いて説明する。なお、ディジタル
VTRの構成要素の中で、本発明に直接関係しない部分
の説明はできるだけ省略する。
る例について図1を用いて説明する。なお、ディジタル
VTRの構成要素の中で、本発明に直接関係しない部分
の説明はできるだけ省略する。
【0043】まず、入力端子1に映像信号を加え、A/
Dコンバータ2により8ビットのディジタル符号に変換
する。
Dコンバータ2により8ビットのディジタル符号に変換
する。
【0044】次に、誤り訂正符号およびID識別符号付
加回路3により誤り訂正符号およびID識別符号を付加
した後、この回路3の出力をスクランブル回路4に加え
る。
加回路3により誤り訂正符号およびID識別符号を付加
した後、この回路3の出力をスクランブル回路4に加え
る。
【0045】スクランブル回路4では一定周期の擬似ラ
ンダム最長系列符号を発生し、入力データにmod2加
算(EXOR演算)をする。スクランブル回路4の出力
の後に、ここで提案するディジタル変調回路(エンコー
ダ)が設けられる。
ンダム最長系列符号を発生し、入力データにmod2加
算(EXOR演算)をする。スクランブル回路4の出力
の後に、ここで提案するディジタル変調回路(エンコー
ダ)が設けられる。
【0046】読み出し専用メモリROM5の入力1にス
クランブル回路4の出力(8ビット)を加える。ROM
5の出力1からは、12ビットのコード語の組番号を出
力する。この組番号は先に説明した表1に示してあるも
のである。
クランブル回路4の出力(8ビット)を加える。ROM
5の出力1からは、12ビットのコード語の組番号を出
力する。この組番号は先に説明した表1に示してあるも
のである。
【0047】この組番号は表3に示した通り、直前のコ
ード語の終端の形によって変わる場合がある。そこで、
ROM5の出力2としてコード語の終端の形がAである
か否かを出力する。この出力2をラッチ回路6に加え
る。
ード語の終端の形によって変わる場合がある。そこで、
ROM5の出力2としてコード語の終端の形がAである
か否かを出力する。この出力2をラッチ回路6に加え
る。
【0048】ラッチ回路6の出力は1語分の遅れを生ず
るので、これをROM5の入力2(1ビット)として加
える。その結果、直前のコード語の終端のケース番号が
ROM5に与えられたので、出力1に組番号が出力され
る。
るので、これをROM5の入力2(1ビット)として加
える。その結果、直前のコード語の終端のケース番号が
ROM5に与えられたので、出力1に組番号が出力され
る。
【0049】ROM5の入力1に対する出力1の値の一
例として、表1,表3より得られる対応表を表4に示
す。
例として、表1,表3より得られる対応表を表4に示
す。
【0050】つぎに、ROM5の出力1に出力された組
番号に対応する1組2個のコード語の中から、どちらか
を選ぶこと、すなわち、コード語の終端の形を決めるこ
とが必要である。
番号に対応する1組2個のコード語の中から、どちらか
を選ぶこと、すなわち、コード語の終端の形を決めるこ
とが必要である。
【0051】表3を見てわかるように、コード語の終端
の形は次のデータ語が与えられた段階で決定される。直
前のコード語の終端の形はROM5の出力3に与えられ
る。この出力3は終端の形が表2に示すA,Bのいずれ
かであるときに0となり、C,D,Eのいずれかである
ときに1とする。この値をラッチ回路7を介してROM
8に供給する。
の形は次のデータ語が与えられた段階で決定される。直
前のコード語の終端の形はROM5の出力3に与えられ
る。この出力3は終端の形が表2に示すA,Bのいずれ
かであるときに0となり、C,D,Eのいずれかである
ときに1とする。この値をラッチ回路7を介してROM
8に供給する。
【0052】ここで、いまROM5の出力1に与えられ
ている組番号よりも1語分前の組のコード語がラッチ回
路7の出力により選ばれる対象であるから、ROM5の
出力1の後にラッチ回路9,ラッチ回路10を挿入して
タイミングを合わせてから、ROM8に加える。
ている組番号よりも1語分前の組のコード語がラッチ回
路7の出力により選ばれる対象であるから、ROM5の
出力1の後にラッチ回路9,ラッチ回路10を挿入して
タイミングを合わせてから、ROM8に加える。
【0053】ROM8において入力された組番号に対応
する2個のコード語のうち、ラッチ回路7の出力により
決められた方が選択されてROM8の出力となる。
する2個のコード語のうち、ラッチ回路7の出力により
決められた方が選択されてROM8の出力となる。
【0054】上述した実施例において、本発明に関係す
るディジタル変調回路(エンコーダ)は、以上に説明し
たROM5からROM8,ラッチ回路10までの部分で
ある。
るディジタル変調回路(エンコーダ)は、以上に説明し
たROM5からROM8,ラッチ回路10までの部分で
ある。
【0055】ROM8の出力を同期ワード付加回路11
に加えて、同期ワードを一定数のコード語ごとに付加す
る。同期ワードもNRZI形式で与えられる。
に加えて、同期ワードを一定数のコード語ごとに付加す
る。同期ワードもNRZI形式で与えられる。
【0056】同期ワード付加回路11の出力をNRZI
−NRZL変換回路12の入力1に加える。この変換回
路12の出力1にNRZL符号を出力する。また、この
変換回路12の出力2にコード語の終端のレベル(Lま
たはH)を出力する。この出力2はラッチ回路13を通
して入力2に加える。なお、この変換回路12の出力1
の極性は、入力2に加えられた直前のコード語の終端の
レベルによって規定される。
−NRZL変換回路12の入力1に加える。この変換回
路12の出力1にNRZL符号を出力する。また、この
変換回路12の出力2にコード語の終端のレベル(Lま
たはH)を出力する。この出力2はラッチ回路13を通
して入力2に加える。なお、この変換回路12の出力1
の極性は、入力2に加えられた直前のコード語の終端の
レベルによって規定される。
【0057】NRZI−NRZL変換回路12の出力1
を並列−直列変換回路14に加え、12ビット並列信号
を1本の直列信号に変換する。
を並列−直列変換回路14に加え、12ビット並列信号
を1本の直列信号に変換する。
【0058】記録再生モード切換スイッチ15を記録側
に倒し、直列ディジタル信号を回転トランス16を経由
して磁気ヘッド17に供給する。これら回転トランス1
6および磁気ヘッド17は回転ドラム(図示せず)に実
装されている。そして、この回転ドラムに巻付けられて
走行するテープ18に信号が記録される。
に倒し、直列ディジタル信号を回転トランス16を経由
して磁気ヘッド17に供給する。これら回転トランス1
6および磁気ヘッド17は回転ドラム(図示せず)に実
装されている。そして、この回転ドラムに巻付けられて
走行するテープ18に信号が記録される。
【0059】再生時には、テープ18に記録されている
信号が磁気ヘッド17により再生される。モード切換ス
イッチ15を再生側に倒すと、信号は回転トランス16
およびスイッチ15を経由して時間軸変動補正回路21
およびクロック再生回路22に入る。
信号が磁気ヘッド17により再生される。モード切換ス
イッチ15を再生側に倒すと、信号は回転トランス16
およびスイッチ15を経由して時間軸変動補正回路21
およびクロック再生回路22に入る。
【0060】時間軸変動補正回路21は記録および再生
時に発生した信号の時間軸の変動を補正する回路であ
り、メモリ(RAM)で構成される。クロック再生回路
22により再生したクロックを使ってそのメモリに書き
込みを行い、一定周期のクロックにより読み出しをすれ
ば時間軸変動が補正される。
時に発生した信号の時間軸の変動を補正する回路であ
り、メモリ(RAM)で構成される。クロック再生回路
22により再生したクロックを使ってそのメモリに書き
込みを行い、一定周期のクロックにより読み出しをすれ
ば時間軸変動が補正される。
【0061】時間軸変動補正回路21の出力は、直列−
並列変換回路23および同期検出回路24に供給され
る。記録系で付加した同期ワードを同期検出回路24に
より分離検出する。直列に変換して記録された12ビッ
トのコード語を直列−並列変換回路23により12ビッ
トの並列信号に戻す。このとき、同期検出回路24から
供給される同期ワードにより12ビットごとの同期をと
る。
並列変換回路23および同期検出回路24に供給され
る。記録系で付加した同期ワードを同期検出回路24に
より分離検出する。直列に変換して記録された12ビッ
トのコード語を直列−並列変換回路23により12ビッ
トの並列信号に戻す。このとき、同期検出回路24から
供給される同期ワードにより12ビットごとの同期をと
る。
【0062】直列−並列変換回路23の出力は、ROM
25およびラッチ回路26からなる8−12変換の復調
回路(テコーダ)に入る。
25およびラッチ回路26からなる8−12変換の復調
回路(テコーダ)に入る。
【0063】ラッチ回路26には12ビットのうち、終
端の4ビットだけを入力し、その出力はROM25の入
力1に加えられる。この4ビットはラッチ回路26を経
由して1語分の遅れを生じているので、ROM25の入
力2に対して直前のコード語の終端の4ビットというこ
とになる。
端の4ビットだけを入力し、その出力はROM25の入
力1に加えられる。この4ビットはラッチ回路26を経
由して1語分の遅れを生じているので、ROM25の入
力2に対して直前のコード語の終端の4ビットというこ
とになる。
【0064】先に説明したように、この4ビットを加え
た合計16ビットのコード語は表3の通り、8ビットの
データ語と対応しているので、ROM25の出力1に8
ビットのデータ語を復元して出力することができる。な
お、ROM25に入力されるコード語は通常NRZL形
式となるがROMの変換表をNRZLに対応した表にす
ればよい。
た合計16ビットのコード語は表3の通り、8ビットの
データ語と対応しているので、ROM25の出力1に8
ビットのデータ語を復元して出力することができる。な
お、ROM25に入力されるコード語は通常NRZL形
式となるがROMの変換表をNRZLに対応した表にす
ればよい。
【0065】ここで、ROM25の出力2から誤りフラ
グを出力する。ROM5,ラッチ回路6および7,RO
M8,ラッチ回路9および10により構成されるディジ
タル変調器(エンコーダ)では、先に説明したように1
65組のコード語しか発生しないので、これらとは異な
るコード語がROM25に入力されたときは、そのコー
ド語は誤りであると判断して上記誤りフラグを出力す
る。
グを出力する。ROM5,ラッチ回路6および7,RO
M8,ラッチ回路9および10により構成されるディジ
タル変調器(エンコーダ)では、先に説明したように1
65組のコード語しか発生しないので、これらとは異な
るコード語がROM25に入力されたときは、そのコー
ド語は誤りであると判断して上記誤りフラグを出力す
る。
【0066】但し、誤りが発生したとき必ずフラグを出
せるとは限らない。その理由は、誤った結果、165組
のいずれか別のコード語に変化する場合もあるからであ
る。
せるとは限らない。その理由は、誤った結果、165組
のいずれか別のコード語に変化する場合もあるからであ
る。
【0067】ROM25の出力1はデスクランブル回路
27に加えられる。先にスクランブル回路4において用
いたのと同じ擬似ランダム最長系列符号を発生し、入力
データにmod2加算(EXOR演算)をする。その結
果、スクランブルは解除され、もとの8ビットデータに
戻る。
27に加えられる。先にスクランブル回路4において用
いたのと同じ擬似ランダム最長系列符号を発生し、入力
データにmod2加算(EXOR演算)をする。その結
果、スクランブルは解除され、もとの8ビットデータに
戻る。
【0068】デスクランブル回路27の出力を誤り訂正
回路28に加え、誤りの訂正を行う。このとき、ROM
25の出力2より誤りフラグを供給すれば、誤り訂正能
力を一段と強化することができる。
回路28に加え、誤りの訂正を行う。このとき、ROM
25の出力2より誤りフラグを供給すれば、誤り訂正能
力を一段と強化することができる。
【0069】遅延回路29は、8ビットデータがデスク
ランブル回路27を通るために生じるデータの遅延に対
し、誤りフラグのタイミングを合わせるために挿入す
る。
ランブル回路27を通るために生じるデータの遅延に対
し、誤りフラグのタイミングを合わせるために挿入す
る。
【0070】誤り訂正回路28の出力をD/Aコンバー
タ30に加え、出力端子31から再生した映像信号を得
る。
タ30に加え、出力端子31から再生した映像信号を得
る。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
【0077】
【表7】
【0078】
【表8】
【0079】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明ではMビッ
トのディジタルデータをNビットのディジタルコードに
変換するにあたり、2つのディジタルコードを1組とし
て1つまたは2つのディジタルデータに対応させること
により記録信号の帯域を従来の方法より狭くする構成と
してあるので、その結果として再生時の符号誤り率を小
さくでき、記録システムの信頼性を向上することができ
る。
トのディジタルデータをNビットのディジタルコードに
変換するにあたり、2つのディジタルコードを1組とし
て1つまたは2つのディジタルデータに対応させること
により記録信号の帯域を従来の方法より狭くする構成と
してあるので、その結果として再生時の符号誤り率を小
さくでき、記録システムの信頼性を向上することができ
る。
【0080】より具体的には、本発明を実施することに
より、例えば8ビットを12ビットに変換して変換後の
ビット0の連続数を1以上とするので、記録信号の最高
周波数は変換前のNRZ信号に比べて6/8となる。こ
のため、記録再生したときの誤り率を小さくでき、信頼
性を向上できる。
より、例えば8ビットを12ビットに変換して変換後の
ビット0の連続数を1以上とするので、記録信号の最高
周波数は変換前のNRZ信号に比べて6/8となる。こ
のため、記録再生したときの誤り率を小さくでき、信頼
性を向上できる。
【0081】また、見方を変えて記録信号の最高周波数
を同じとするならば、8/6倍のデータを同じテープ面
積に記録できることになる。
を同じとするならば、8/6倍のデータを同じテープ面
積に記録できることになる。
【0082】このほか、ブロック変換符号の特徴として
再生時に変換の規則に当てはまらないコード語が発生し
たとき、そのコード語は誤りであると判断できる。従っ
て、この誤りフラグを使って誤り訂正能力を向上するこ
とができる。
再生時に変換の規則に当てはまらないコード語が発生し
たとき、そのコード語は誤りであると判断できる。従っ
て、この誤りフラグを使って誤り訂正能力を向上するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例によるディジタルVTRを示
すブロック図である。
すブロック図である。
1 入力端子 2 A/Dコンバータ 3 誤り訂正符号およびID識別符号付加回路 4 スクランブル回路 5 ROM 6 ラッチ回路 7 ラッチ回路 8 ROM 9 ラッチ回路 10 ラッチ回路 11 同期ワード付加回路 12 NRZI−NRZL変換回路 13 ラッチ回路 14 並列−直列変換回路 15 記録再生モード切換スイッチ 16 回転トランス 17 磁気ヘッド 18 テープ 21 時間軸変動補正回路 22 クロック再生回路 23 直列−並列変換回路 24 同期検出回路 25 ROM 26 ラッチ回路 27 デスクランブル回路 28 誤り訂正回路 29 遅延回路 30 D/Aコンバータ 31 出力端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10 - 20/14 H03M 7/00 H04L 25/49
Claims (4)
- 【請求項1】 シリアル形式で表されるディジタル信号
列において、8ビットのディジタルデータを12ビット
のディジタルコードに変換するにあたり、 直列に配列した12ビット列中においてビット1を連続
させずビット1とビット1に挟まれたビット0の連続数
を1以上7以下とするコード列の中から、 始端1ビットの2進値が同一であり、かつ終端を含む最
後の4ビットが0000であるコード(以下、形Aとす
る)と最後の2ビットが10であるコード(以下、形C
とする)とを1組とし、最後の2ビットが01であるコ
ード(以下、形Bとする)と前記形Cのコードとを1組
とし、前記形Bのコードと最後の3ビットが100であ
るコード(以下、形Dとする)とを1組とし、前記形B
のコードと最後の4ビットが1000であるコード(以
下、形Eとする)とを1組とし、 ディジタル信号列において任意のコードの直前のコード
が前記形C、前記形Dまたは前記形Eである場合を、直
前のコードが前記形Aまたは前記形Bである場合に対し
て異なるディジタルデータに対応させることにより変調
することを特徴とするディジタル変調方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル変調方法に
おいて、 終端のコードが前記形Bのコードのとき、次のコードの
始端がビット0で始まるコードを対応させることを特徴
とするディジタル変調方法。 - 【請求項3】 シリアル形式で表されるディジタル信号
列において、8ビットのディジタルデータを12ビット
のディジタルコードに変換するディジタル変調装置であ
って、 直列に配列した12ビット列中においてビット1を連続
させずビット1とビット1に挟まれたビット0の連続数
を1以上7以下とするコード列の中から、 始端1ビットの2進値が同一であり、かつ終端を含む最
後の4ビットが0000であるコード(以下、形Aとす
る)と最後の2ビットが10であるコード(以下、形C
とする)とを1組とし、最後の2ビットが01であるコ
ード(以下、形Bとする)と前記形Cのコードとを1組
とし、前記形Bのコードと最後の3ビットが100であ
るコード(以下、形Dとする)とを1組とし、前記形B
のコードと最後の4ビットが1000であるコード(以
下、形Eとする)とを1組とする手段を備え、 ディジタル信号列において任意のコードの直前のコード
が前記形C、前記形Dまたは前記形Eである場合を、直
前のコードが前記形Aまたは前記形Bである場合に対し
て異なるディジタルデータに対応させることにより変調
することを特徴とするディジタル変調装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のディジタル変調装置に
おいて、 終端のコードが前記形Bのコードのとき、次のコードの
始端がビット0で始まるコードを対応させることを特徴
とするディジタル変調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27258791A JP2898132B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | ディジタル変調方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27258791A JP2898132B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | ディジタル変調方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114249A JPH05114249A (ja) | 1993-05-07 |
JP2898132B2 true JP2898132B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17516003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27258791A Expired - Fee Related JP2898132B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | ディジタル変調方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898132B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4135497B2 (ja) | 2002-12-26 | 2008-08-20 | 株式会社日立製作所 | データ再生方法及びデータ再生装置 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP27258791A patent/JP2898132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05114249A (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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