JP2897952B2 - 浴槽蓋 - Google Patents
浴槽蓋Info
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- JP2897952B2 JP2897952B2 JP5305694A JP5305694A JP2897952B2 JP 2897952 B2 JP2897952 B2 JP 2897952B2 JP 5305694 A JP5305694 A JP 5305694A JP 5305694 A JP5305694 A JP 5305694A JP 2897952 B2 JP2897952 B2 JP 2897952B2
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- bathtub
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は浴槽の上面に載せられ
て浴槽の開口を塞ぐ浴槽蓋に関する。
て浴槽の開口を塞ぐ浴槽蓋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】浴槽の
上面に載せられて浴槽の開口を塞ぐための浴槽蓋とし
て、従来図8に示しているように2枚割り,3枚割り等
複数分割形式のプレート状の浴槽蓋100と、渦巻状に
巻いて収納する巻蓋形式の収納蓋102とが主に用いら
れている。
上面に載せられて浴槽の開口を塞ぐための浴槽蓋とし
て、従来図8に示しているように2枚割り,3枚割り等
複数分割形式のプレート状の浴槽蓋100と、渦巻状に
巻いて収納する巻蓋形式の収納蓋102とが主に用いら
れている。
【0003】このうち後者の巻蓋形式の浴槽蓋102の
場合、浴槽蓋102を使用しないとき、即ち浴槽104
を使用するときにはこれを渦巻状に巻いた上、浴室の隅
に立て掛けておくといったことが多く、また前者の複数
分割形式の浴槽蓋100の場合には、図8(A)に示し
ているように各分割体100a,100bを重ね合せ状
態としてこれらを浴槽104の上側の壁面に立て掛けて
おくといったことが多い。
場合、浴槽蓋102を使用しないとき、即ち浴槽104
を使用するときにはこれを渦巻状に巻いた上、浴室の隅
に立て掛けておくといったことが多く、また前者の複数
分割形式の浴槽蓋100の場合には、図8(A)に示し
ているように各分割体100a,100bを重ね合せ状
態としてこれらを浴槽104の上側の壁面に立て掛けて
おくといったことが多い。
【0004】しかしながら何れの場合にも狭い浴室内の
空間が更に狭められてしまうとともに空間が煩雑化し、
美観も損なわれるといった問題がある。
空間が更に狭められてしまうとともに空間が煩雑化し、
美観も損なわれるといった問題がある。
【0005】一方、浴室の洗い場側にはカウンターが設
けられることがあり、また身体を洗ったりするときに用
いる腰掛けや、場合によって浴槽104への出入りのた
めのステップ(踏み台)が置かれていることもある。こ
れらカウンター,腰掛け,ステップがあると浴室使用に
際して便利であるが、反面これらもまた浴室内を狭くす
る要因となるものであり、また洗い場を清掃する際にそ
れらの存在によって清掃作業がし辛いといった問題があ
る。
けられることがあり、また身体を洗ったりするときに用
いる腰掛けや、場合によって浴槽104への出入りのた
めのステップ(踏み台)が置かれていることもある。こ
れらカウンター,腰掛け,ステップがあると浴室使用に
際して便利であるが、反面これらもまた浴室内を狭くす
る要因となるものであり、また洗い場を清掃する際にそ
れらの存在によって清掃作業がし辛いといった問題があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の発明の浴槽蓋はこ
のような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1の浴槽蓋は、複数枚に分割され、各分割
体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の上端開
口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少なくと
も1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場の床に
載置される、浴槽への出入り用のステップとして構成さ
れていることを特徴とする。
のような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1の浴槽蓋は、複数枚に分割され、各分割
体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の上端開
口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少なくと
も1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場の床に
載置される、浴槽への出入り用のステップとして構成さ
れていることを特徴とする。
【0007】請求項2の浴槽蓋は、複数枚に分割され、
各分割体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の
上端開口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少
なくとも1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場
用の腰掛けとして構成されているとともに、該プレート
状の蓋が厚板から成っており且つ前記腰掛けとして構成
されている1部の分割体の一面側に着座用の凹部が形成
されていることを特徴とする。
各分割体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の
上端開口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少
なくとも1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場
用の腰掛けとして構成されているとともに、該プレート
状の蓋が厚板から成っており且つ前記腰掛けとして構成
されている1部の分割体の一面側に着座用の凹部が形成
されていることを特徴とする。
【0008】請求項3の浴槽蓋は、複数枚に分割され、
各分割体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の
上端開口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少
なくとも1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場
用のカウンターとして構成されているとともに、該プレ
ート状の蓋が厚板から成っており且つ前記カウンターと
して構成されている分割体の一面側に小物品載置用の凹
陥形状のトレー部が形成されていることを特徴とする。
各分割体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の
上端開口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少
なくとも1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場
用のカウンターとして構成されているとともに、該プレ
ート状の蓋が厚板から成っており且つ前記カウンターと
して構成されている分割体の一面側に小物品載置用の凹
陥形状のトレー部が形成されていることを特徴とする。
【0009】請求項4の浴槽蓋は、複数枚に分割され、
各分割体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の
上端開口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少
なくとも1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場
用のカウンターとして構成されているとともに、該プレ
ート状の蓋が厚板から成っており且つ前記カウンターと
して構成されている分割体の一面側に凹陥形状の洗面ボ
ールが形成されていることを特徴とする。
各分割体が隙間無く組み合わされることによって浴槽の
上端開口を閉じる大きさのプレート状の蓋となり且つ少
なくとも1部の分割体が他の分割体と異形状且つ洗い場
用のカウンターとして構成されているとともに、該プレ
ート状の蓋が厚板から成っており且つ前記カウンターと
して構成されている分割体の一面側に凹陥形状の洗面ボ
ールが形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項5の浴槽蓋は、請求項3に記載の浴
槽蓋において、前記カウンターとして構成されている分
割体の一面側と他面側とに小物品載置用のトレー部が互
いに異なったパターンで夫々形成されていることを特徴
とする。
槽蓋において、前記カウンターとして構成されている分
割体の一面側と他面側とに小物品載置用のトレー部が互
いに異なったパターンで夫々形成されていることを特徴
とする。
【0011】請求項6の浴槽蓋は、請求項1に記載の浴
槽蓋において、前記プレート状の蓋が厚板から成ってい
るとともに前記ステップとして構成されている分割体の
一面側に浅い嵌込凹所がその周縁を除いた略全面に亘っ
て形成され、該嵌込凹所内に薄板状の別材質から成る表
面凹凸形状の滑り止材が嵌込み状態に装着されているこ
とを特徴とする。
槽蓋において、前記プレート状の蓋が厚板から成ってい
るとともに前記ステップとして構成されている分割体の
一面側に浅い嵌込凹所がその周縁を除いた略全面に亘っ
て形成され、該嵌込凹所内に薄板状の別材質から成る表
面凹凸形状の滑り止材が嵌込み状態に装着されているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7の浴槽蓋は、請求項2,3,4,
5又は6に記載の浴槽蓋において、厚板から成る該浴槽
蓋が有機発泡体から成る軽量のものであることを特徴と
する。
5又は6に記載の浴槽蓋において、厚板から成る該浴槽
蓋が有機発泡体から成る軽量のものであることを特徴と
する。
【0013】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1の発明
は、複数の分割体を組み合わせることによって1枚のプ
レート状の浴槽蓋を構成し、そして1部の分割体を浴槽
への出入り用のステップとして構成したもので、本発明
によれば、浴室を使用するとき浴槽蓋の一部を洗い場に
置いてステップとして用いることができ、利便性が高ま
るとともに、特に老人や子供,身体障害者にとって安全
性が高まる。
は、複数の分割体を組み合わせることによって1枚のプ
レート状の浴槽蓋を構成し、そして1部の分割体を浴槽
への出入り用のステップとして構成したもので、本発明
によれば、浴室を使用するとき浴槽蓋の一部を洗い場に
置いてステップとして用いることができ、利便性が高ま
るとともに、特に老人や子供,身体障害者にとって安全
性が高まる。
【0014】また浴室を使用するとき、浴槽蓋を所定個
所に立てかけ又は収納する際に少なくとも一部について
はその収納の必要がないので、必要な収納スペースを削
減することができる。
所に立てかけ又は収納する際に少なくとも一部について
はその収納の必要がないので、必要な収納スペースを削
減することができる。
【0015】一方浴室を使用しないときにはステップを
そのまま浴槽蓋として使用できるため、洗い場が広く且
つすっきりとなるとともに洗い場の清掃の際の作業性も
良好となる。
そのまま浴槽蓋として使用できるため、洗い場が広く且
つすっきりとなるとともに洗い場の清掃の際の作業性も
良好となる。
【0016】尚、本発明においては互いに形状の異なる
3種の分割体にて1枚のプレート状浴槽蓋の全体を構成
し、その1種(一部)を腰掛けとして、また他の1種を
カウンターとして、更に残りの1種をステップとして構
成することも勿論可能である。
3種の分割体にて1枚のプレート状浴槽蓋の全体を構成
し、その1種(一部)を腰掛けとして、また他の1種を
カウンターとして、更に残りの1種をステップとして構
成することも勿論可能である。
【0017】この場合、浴室を使用するときに浴槽蓋の
収納スペースが全く不要になるとともに、逆に浴室を使
用しないときには洗い場の腰掛け,カウンター,ステッ
プのいわば3点セットがそのまま浴槽蓋となるため、洗
い場の空間もすっきりとなる利点が得られる。
収納スペースが全く不要になるとともに、逆に浴室を使
用しないときには洗い場の腰掛け,カウンター,ステッ
プのいわば3点セットがそのまま浴槽蓋となるため、洗
い場の空間もすっきりとなる利点が得られる。
【0018】請求項2の発明は、上記浴槽蓋を厚板にて
形成し、且つ腰掛けとしての分割体の一面側に着座用の
凹部を形成したもので、本発明によれば分割体を腰掛け
として用いるときに腰掛けが使い易いものとなる利点が
得られる。
形成し、且つ腰掛けとしての分割体の一面側に着座用の
凹部を形成したもので、本発明によれば分割体を腰掛け
として用いるときに腰掛けが使い易いものとなる利点が
得られる。
【0019】請求項3の発明は、カウンターとして構成
されている分割体の一面側にトレー部を形成したもの
で、本発明によれば分割体をカウンターとして用いたと
きの利便性が高まる利点が得られる。
されている分割体の一面側にトレー部を形成したもの
で、本発明によれば分割体をカウンターとして用いたと
きの利便性が高まる利点が得られる。
【0020】また請求項4の発明は、カウンターとして
の分割体の一面側に凹陥形状の洗面ボールを形成したも
ので、本来のカウンターにより近いものとして用いるこ
とが可能である。
の分割体の一面側に凹陥形状の洗面ボールを形成したも
ので、本来のカウンターにより近いものとして用いるこ
とが可能である。
【0021】請求項5の発明は、カウンターとしての分
割体の一方の面と他方の面とにトレー部を形成するとと
もに、それらを異なったパターンでそれぞれ形成したも
ので、本発明によれば使用者の好みに応じ、必要に応じ
て何れかを選択して用いることができ、カウンターとし
ての利便性が更に高まる利点が得られる。
割体の一方の面と他方の面とにトレー部を形成するとと
もに、それらを異なったパターンでそれぞれ形成したも
ので、本発明によれば使用者の好みに応じ、必要に応じ
て何れかを選択して用いることができ、カウンターとし
ての利便性が更に高まる利点が得られる。
【0022】請求項6の発明は、ステップとして構成さ
れた分割体の一方の面に嵌込凹所を形成してそこに滑り
止材を嵌込み状に装着したもので、本発明によればステ
ップを利用するとき滑りを良好に防止でき、使い易さ,
安全性を高めることができる。
れた分割体の一方の面に嵌込凹所を形成してそこに滑り
止材を嵌込み状に装着したもので、本発明によればステ
ップを利用するとき滑りを良好に防止でき、使い易さ,
安全性を高めることができる。
【0023】請求項7の発明は、上記厚板から成る浴槽
蓋を有機発泡体にて構成したもので、本発明によれば浴
槽蓋を厚板とした場合においてもこれを軽量なものとす
ることができる。即ち浴槽蓋を厚板としてもこれを容易
に開閉操作できるようになる。
蓋を有機発泡体にて構成したもので、本発明によれば浴
槽蓋を厚板とした場合においてもこれを軽量なものとす
ることができる。即ち浴槽蓋を厚板としてもこれを容易
に開閉操作できるようになる。
【0024】かかる本発明によって浴槽蓋を厚板化する
ことが現実的に容易となるのであり、而して浴槽蓋を厚
板化することによって、上記腰掛け,カウンター,ステ
ップに必要な機能を容易に持たせることができる。
ことが現実的に容易となるのであり、而して浴槽蓋を厚
板化することによって、上記腰掛け,カウンター,ステ
ップに必要な機能を容易に持たせることができる。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は浴槽で、12はプレート
状の浴槽蓋である。浴槽蓋12は3つの分割体14,1
6,18に分割されており、それらが隙間無く組み合わ
されて1枚のプレート状の浴槽蓋12を構成している。
説明する。図1において10は浴槽で、12はプレート
状の浴槽蓋である。浴槽蓋12は3つの分割体14,1
6,18に分割されており、それらが隙間無く組み合わ
されて1枚のプレート状の浴槽蓋12を構成している。
【0026】分割体16は、裏返し状態でこれを洗い場
22に置いたとき具体的には壁面26に接するように洗
い場22に置いたとき、カウンター16aとなるもので
あり、また分割体14は浴槽10に接するように洗い場
22に置くことにより、浴槽10への出入り用のステッ
プ(踏み台)14aとなるものであり、更に分割体18
は、洗い場22に置くことで腰掛け18aとして使用で
きるもので、夫々がカウンターとして、ステップとして
又は腰掛けとして機能する形状,大きさに分割,形成さ
れている。
22に置いたとき具体的には壁面26に接するように洗
い場22に置いたとき、カウンター16aとなるもので
あり、また分割体14は浴槽10に接するように洗い場
22に置くことにより、浴槽10への出入り用のステッ
プ(踏み台)14aとなるものであり、更に分割体18
は、洗い場22に置くことで腰掛け18aとして使用で
きるもので、夫々がカウンターとして、ステップとして
又は腰掛けとして機能する形状,大きさに分割,形成さ
れている。
【0027】即ち、分割体14は浴槽蓋12の一端から
他端にかけて浴槽10の長手方向に一定の幅で延びる細
長い四角形状を成しており、また分割体16は浴槽蓋1
2の一端から長手方向中間までが所定の一定幅で、また
中間から他端にかけて幅広且つ一定幅で延びる、切欠1
9を備えた形状を成している。また分割体18は、浴槽
蓋12の一端から長手方向中間にかけて一定の幅で延び
る比較的長さの短い細長い四角形状を成している。
他端にかけて浴槽10の長手方向に一定の幅で延びる細
長い四角形状を成しており、また分割体16は浴槽蓋1
2の一端から長手方向中間までが所定の一定幅で、また
中間から他端にかけて幅広且つ一定幅で延びる、切欠1
9を備えた形状を成している。また分割体18は、浴槽
蓋12の一端から長手方向中間にかけて一定の幅で延び
る比較的長さの短い細長い四角形状を成している。
【0028】これら分割体14,16,18の表面に
は、浴槽蓋12の開閉操作用の突起状の取手20が形成
されている。これら取手20は、カウンター16a,ス
テップ14a,腰掛け18aにおける脚としても機能す
るもので、その脚として必要な位置において各分割体1
4,16,18の表面に形成されている。即ち分割体1
4においては取手20が長手方向の両端と中間位置とに
各一対設けられており、また分割体16においては同じ
く長手方向の両端と中間とに各一対ずつ設けられてい
る。更に長さの短い分割体18においては、長手方向の
両端に各一対の取手20が設けられている。
は、浴槽蓋12の開閉操作用の突起状の取手20が形成
されている。これら取手20は、カウンター16a,ス
テップ14a,腰掛け18aにおける脚としても機能す
るもので、その脚として必要な位置において各分割体1
4,16,18の表面に形成されている。即ち分割体1
4においては取手20が長手方向の両端と中間位置とに
各一対設けられており、また分割体16においては同じ
く長手方向の両端と中間とに各一対ずつ設けられてい
る。更に長さの短い分割体18においては、長手方向の
両端に各一対の取手20が設けられている。
【0029】本例においては、浴室を使用する際には浴
槽蓋12を浴槽10から外してカウンター16a,ステ
ップ14a,腰掛け18aとしてそれぞれ使用すること
ができる。これにより浴室の利便性が高まるとともに、
浴槽10から外した浴槽蓋12を収納しておく必要がな
いので、浴槽蓋12の収納スペースが不要であり、その
分浴室内空間が広くなり、また浴槽蓋12による煩雑感
が無く、室内の美観も良好となる。
槽蓋12を浴槽10から外してカウンター16a,ステ
ップ14a,腰掛け18aとしてそれぞれ使用すること
ができる。これにより浴室の利便性が高まるとともに、
浴槽10から外した浴槽蓋12を収納しておく必要がな
いので、浴槽蓋12の収納スペースが不要であり、その
分浴室内空間が広くなり、また浴槽蓋12による煩雑感
が無く、室内の美観も良好となる。
【0030】一方浴室を使用しないときにはカウンター
16a,ステップ14a,腰掛け18aが浴槽蓋12と
して浴槽10の上に載せられることとなるため、洗い場
22は広く且つ凹凸の無いすっきりとしたものとなっ
て、清掃も行い易くなる。
16a,ステップ14a,腰掛け18aが浴槽蓋12と
して浴槽10の上に載せられることとなるため、洗い場
22は広く且つ凹凸の無いすっきりとしたものとなっ
て、清掃も行い易くなる。
【0031】本例においては、浴槽蓋12を構成する各
分割体14,16,18に取手20が設けられているた
め、浴槽蓋12の開閉操作が行い易いとともに、各取手
20は分割体16,14,18をカウンター16a,ス
テップ14a,腰掛け18aとして用いたときに夫々の
脚となるため、カウンター16a,ステップ14a,腰
掛け18aとして使用したとき使い易いものとなる利点
がある。
分割体14,16,18に取手20が設けられているた
め、浴槽蓋12の開閉操作が行い易いとともに、各取手
20は分割体16,14,18をカウンター16a,ス
テップ14a,腰掛け18aとして用いたときに夫々の
脚となるため、カウンター16a,ステップ14a,腰
掛け18aとして使用したとき使い易いものとなる利点
がある。
【0032】図2は本発明の他の実施例を示したもの
で、この例ではプレート状の浴槽蓋32が形状の異なる
3つの分割体34,36,38にて構成され、夫々の表
面に握りバー形態の取手40が突出状に設けられてい
る。
で、この例ではプレート状の浴槽蓋32が形状の異なる
3つの分割体34,36,38にて構成され、夫々の表
面に握りバー形態の取手40が突出状に設けられてい
る。
【0033】ここで分割体34は、裏返し状態で洗い場
22に置かれてカウンター34aとなり、また分割体3
6は浴槽10への出入り用のステップ36aに、また分
割体38は腰掛け38aになるもので、各取手40はそ
の際に脚となって各分割体34,36,38のカウンタ
ー34a,ステップ36a,腰掛け38aとしての面を
一定高さに位置させる。
22に置かれてカウンター34aとなり、また分割体3
6は浴槽10への出入り用のステップ36aに、また分
割体38は腰掛け38aになるもので、各取手40はそ
の際に脚となって各分割体34,36,38のカウンタ
ー34a,ステップ36a,腰掛け38aとしての面を
一定高さに位置させる。
【0034】図3は本発明の更に他の実施例を示したも
のである。この例では浴槽蓋42が互いに異なる形状の
3種の分割体44と48と50とに分割されており、更
に分割体44は等しい形状の小分割体44−1と44−
2とに分割されている。
のである。この例では浴槽蓋42が互いに異なる形状の
3種の分割体44と48と50とに分割されており、更
に分割体44は等しい形状の小分割体44−1と44−
2とに分割されている。
【0035】この例では分割体48と50とが夫々ステ
ップ48aと腰掛け50aとになり、また小分割体44
−1と44−2とが洗い場22で組み替えられてカウン
ター44aを構成する。尚、各分割体44,48,50
には、図4に示しているようにそれらの合せ面に凹凸形
状の噛合せ部52,54を形成しておくことができる。
ップ48aと腰掛け50aとになり、また小分割体44
−1と44−2とが洗い場22で組み替えられてカウン
ター44aを構成する。尚、各分割体44,48,50
には、図4に示しているようにそれらの合せ面に凹凸形
状の噛合せ部52,54を形成しておくことができる。
【0036】このようにすると浴槽蓋42としての密閉
度が高まると同時に、各分割体44,48,50を浴槽
蓋として用いたとき、小さい分割体50が落下するのを
防止できる利点が得られる。この噛合せ部52,54の
断面形状は他の断面形状とすることも勿論可能である。
度が高まると同時に、各分割体44,48,50を浴槽
蓋として用いたとき、小さい分割体50が落下するのを
防止できる利点が得られる。この噛合せ部52,54の
断面形状は他の断面形状とすることも勿論可能である。
【0037】図5は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この例では浴槽蓋56が軽量の発泡ポリウレタン
等の有機発泡体(独立気泡)からなる厚板にて構成され
ている。
ので、この例では浴槽蓋56が軽量の発泡ポリウレタン
等の有機発泡体(独立気泡)からなる厚板にて構成され
ている。
【0038】この浴槽蓋56は、形状の異なる3つの分
割体58,60,62に分割されている。このうち分割
体58は洗い場22に置かれて腰掛け58aとなるもの
で、図6(A)にも示しているように一面側に着座用の
凹部64とこれに連通する水抜き用の溝66とが形成さ
れている。
割体58,60,62に分割されている。このうち分割
体58は洗い場22に置かれて腰掛け58aとなるもの
で、図6(A)にも示しているように一面側に着座用の
凹部64とこれに連通する水抜き用の溝66とが形成さ
れている。
【0039】一方分割体60は洗い場22に置かれてカ
ウンター60aとなるもので、一面側に凹陥形状のトレ
ー部68,70が形成されており、トレー部68,70
に小物品を載置できるようになっている。尚、これら凹
陥形状のトレー部68,70には水抜き用の溝72が連
続して形成されている。
ウンター60aとなるもので、一面側に凹陥形状のトレ
ー部68,70が形成されており、トレー部68,70
に小物品を載置できるようになっている。尚、これら凹
陥形状のトレー部68,70には水抜き用の溝72が連
続して形成されている。
【0040】分割体62は、洗い場22に置かれてステ
ップ62aとなるもので、図6(B)(イ)にも示して
いるように一面側がその周縁部を除いてほぼ全体的に浅
い凹陥形状とされ、この凹陥形状から成る嵌込凹所74
内に、表面が小刻みな凹凸状を成す異材質、例えば硬質
ゴムから成る滑り止材76が嵌込み状態に装着されてい
る。
ップ62aとなるもので、図6(B)(イ)にも示して
いるように一面側がその周縁部を除いてほぼ全体的に浅
い凹陥形状とされ、この凹陥形状から成る嵌込凹所74
内に、表面が小刻みな凹凸状を成す異材質、例えば硬質
ゴムから成る滑り止材76が嵌込み状態に装着されてい
る。
【0041】尚、図6(B)(ロ)に示しているように
ステップ62aとなる分割体62の反対側の面にも浅い
嵌込凹所78を形成して、そこに軟らかいゴム材80を
嵌込み状態に装着しておいても良い。このようにしてお
くと、使用者の好みに応じて硬質ゴムから成る滑り止材
76又は比較的軟らかいゴム材80を上側にしておくこ
とができ、特に軟らかいゴム材80の側を上向きとして
おいたとき、ステップ62aの上にお尻を載せたとき良
好な感触が得られる。
ステップ62aとなる分割体62の反対側の面にも浅い
嵌込凹所78を形成して、そこに軟らかいゴム材80を
嵌込み状態に装着しておいても良い。このようにしてお
くと、使用者の好みに応じて硬質ゴムから成る滑り止材
76又は比較的軟らかいゴム材80を上側にしておくこ
とができ、特に軟らかいゴム材80の側を上向きとして
おいたとき、ステップ62aの上にお尻を載せたとき良
好な感触が得られる。
【0042】図7は本発明の更に他の実施例を示してい
る。この例ではカウンター82aとなる分割体82の一
面側に2種類の凹陥形状のトレー部84,86と凹陥形
状の洗面ボール88とが形成される一方、反対側の面に
上記とは異なった形態のトレー部90,92,94が形
成されている。本例においては、必要に応じてカウンタ
ー82aの表裏を逆転して用いることができ、カウンタ
ー82aの利便性がより高まる利点が得られる。
る。この例ではカウンター82aとなる分割体82の一
面側に2種類の凹陥形状のトレー部84,86と凹陥形
状の洗面ボール88とが形成される一方、反対側の面に
上記とは異なった形態のトレー部90,92,94が形
成されている。本例においては、必要に応じてカウンタ
ー82aの表裏を逆転して用いることができ、カウンタ
ー82aの利便性がより高まる利点が得られる。
【0043】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である浴槽蓋を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施例である浴槽蓋を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の更に他の実施例である浴槽蓋を示す図
である。
である。
【図4】本発明の更に他の実施例の浴槽蓋を示す図であ
る。
る。
【図5】本発明の更に他の実施例である浴槽蓋の図であ
る。
る。
【図6】図5における腰掛け,ステップを成す分割体の
要部詳細図である。
要部詳細図である。
【図7】本発明の更に他の実施例である浴槽蓋の図であ
る。
る。
【図8】従来の浴槽蓋の例を示す図である。
10 浴槽 12,32,42,56 浴槽蓋 14,16,18,34,36,38,44,46,4
8,60,62,64分割体 14a,36a,48a,62a ステップ 16a,34a,44a,60a,82a カウンター 18a,38a,50a,58a 腰掛け 20,40 取手 64 凹部 68,70,84,86,90,92,94 トレー部 74 嵌込凹所 76 滑り止材 88 洗面ボール
8,60,62,64分割体 14a,36a,48a,62a ステップ 16a,34a,44a,60a,82a カウンター 18a,38a,50a,58a 腰掛け 20,40 取手 64 凹部 68,70,84,86,90,92,94 トレー部 74 嵌込凹所 76 滑り止材 88 洗面ボール
Claims (7)
- 【請求項1】 複数枚に分割され、各分割体が隙間無く
組み合わされることによって浴槽の上端開口を閉じる大
きさのプレート状の蓋となり且つ少なくとも1部の分割
体が他の分割体と異形状且つ洗い場の床に載置される、
浴槽への出入り用のステップとして構成されていること
を特徴とする浴槽蓋。 - 【請求項2】 複数枚に分割され、各分割体が隙間無く
組み合わされることによって浴槽の上端開口を閉じる大
きさのプレート状の蓋となり且つ少なくとも1部の分割
体が他の分割体と異形状且つ洗い場用の腰掛けとして構
成されているとともに、該プレート状の蓋が厚板から成
っており且つ前記腰掛けとして構成されている1部の分
割体の一面側に着座用の凹部が形成されていることを特
徴とする浴槽蓋。 - 【請求項3】 複数枚に分割され、各分割体が隙間無く
組み合わされることによって浴槽の上端開口を閉じる大
きさのプレート状の蓋となり且つ少なくとも1部の分割
体が他の分割体と異形状且つ洗い場用のカウンターとし
て構成されているとともに、該プレート状の蓋が厚板か
ら成っており且つ前記カウンターとして構成されている
分割体の一面側に小物品載置用の凹陥形状のトレー部が
形成されていることを特徴とする浴槽蓋。 - 【請求項4】 複数枚に分割され、各分割体が隙間無く
組み合わされることによって浴槽の上端開口を閉じる大
きさのプレート状の蓋となり且つ少なくとも1部の分割
体が他の分割体と異形状且つ洗い場用のカウンターとし
て構成されているとともに、該プレート状の蓋が厚板か
ら成っており且つ前記カウンターとして構成されている
分割体の一面側に凹陥形状の洗面ボールが形成されてい
ることを特徴とする浴槽蓋。 - 【請求項5】 請求項3に記載の浴槽蓋において、前記
カウンターとして構成されている分割体の一面側と他面
側とに小物品載置用のトレー部が互いに異なったパター
ンで夫々形成されていることを特徴とする浴槽蓋。 - 【請求項6】 請求項1に記載の浴槽蓋において、前記
プレート状の蓋が厚板から成っているとともに前記ステ
ップとして構成されている分割体の一面側に浅い嵌込凹
所がその周縁を除いた略全面に亘って形成され、該嵌込
凹所内に薄板状の別材質から成る表面凹凸形状の滑り止
材が嵌込み状態に装着されていることを特徴とする浴槽
蓋。 - 【請求項7】 請求項2,3,4,5又は6に記載の浴
槽蓋において、厚板から成る該浴槽蓋が有機発泡体から
成る軽量のものであることを特徴とする浴槽蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5305694A JP2897952B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 浴槽蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5305694A JP2897952B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 浴槽蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07236582A JPH07236582A (ja) | 1995-09-12 |
JP2897952B2 true JP2897952B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12932203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5305694A Expired - Fee Related JP2897952B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 浴槽蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897952B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6116944B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2017-04-19 | アロン化成株式会社 | ペット用洗浄器具およびそれを備えたペット用洗浄器具セット |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP5305694A patent/JP2897952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07236582A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |