JP2896650B2 - 野球バット自動溶接機用グリップエンド保持具 - Google Patents

野球バット自動溶接機用グリップエンド保持具

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JP2896650B2
JP2896650B2 JP8048949A JP4894996A JP2896650B2 JP 2896650 B2 JP2896650 B2 JP 2896650B2 JP 8048949 A JP8048949 A JP 8048949A JP 4894996 A JP4894996 A JP 4894996A JP 2896650 B2 JP2896650 B2 JP 2896650B2
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grip end
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルミニウム合
金等の金属でつくられた野球バッド本体とグリップエン
ドとを自動溶接機によって溶接するさいに、グリップエ
ンドを保持するのに用いられる、野球バット自動溶接機
用グリップエンド保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】野球バッド自動溶接機においては、例え
ば、グリップエンドと野球バット本体の先端部をそれぞ
れ保持具で保持しながら、グリップエンドの孔に野球バ
ット本体の基端部を挿入して、一方の保持具に連結せら
れたエアシリンダ等によって両者を互いに押し付け、野
球バッド本体とグリップエンドとを前者の軸方向に回転
させながら接合部分の溶接を行なうものである(図4参
照)。このような溶接は、溶接電流、溶接速度(回転速
度)、溶接材料搬送速度、予熱時間、クレーター時間と
いった種々の条件を最適に設定した上で行なう必要があ
る。
【0003】従来のグリップエンド保持具(21)は、図5
に示すように、野球バット自動溶接機に取り付けられる
基板(22)と、基板(22)の中心部分に立上り状に設けられ
かつグリップエンドが嵌め入れられる上方凹所(24)を有
する円柱部(23)とよりなるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のグリップエンド保持具(21)を用いて野球バッド
の自動溶接を行なう場合、次のような問題があった。即
ち、グリップエンドが保持具(21)の凹所(24)に嵌め入れ
られるため、溶接機の連続運転時において同保持具(21)
に熱が籠り易く、それによりグリップエンドに熱影響が
及び、溶接条件が変化するため、そのままでは良好な溶
接ができないことがあった。また、グリップエンドの形
状に応じた複雑な形状の凹所(24)を円柱部(23)に形成す
る必要があるため、製造コストが高くつき、しかも、溶
接すべきグリップエンドの形状が少しでも変われば、全
く別の保持具が必要となるため、不経済であった。
【0005】この発明の目的は、上記の問題点を一挙に
解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による野球バッ
ト自動溶接機用グリップエンド保持具は、上記の目的を
達成するために、野球バット自動溶接機に取り付けられ
る基板と、先端部でグリップエンドの底面を受けるよう
に基板に立てられた少なくとも3本の棒状グリップエン
ド底面保持部材と、側部でグリップエンドの周面を受け
るように基板に立てられた少なくとも3本の棒状グリッ
プエンド周面保持部材とよりなるものである。
【0007】上記グリップエンド保持具によれば、グリ
ップエンドとグリップエンド底面保持部材およびグリッ
プエンド周面保持部材との接触面積が非常に小さく、し
かも、両保持部材は、露出部分の表面積が大きく放熱し
易いものであるため、溶接機運転中にグリップエンドに
対して熱影響を及ぼすことがほとんどなく、したがっ
て、溶接条件を変更せずに良好な溶接を継続的に行なう
ことができる。また、いずれも棒状のグリップエンド底
面保持部材およびグリップエンド周面保持部材を用いる
ことによって保持具としての形状が単純化されており、
したがって、前述の従来技術(図5参照)と比べて製造
コストが安くつく。さらに、溶接すべきグリップエンド
の形状が変わった場合、その外径が従前のものと同じで
あればそのままで使用することができるし、その外径が
変わったときでも基板におけるグリップエンド周面保持
部材の配置を変えることによって対応できるので、非常
に経済的である。
【0008】ここで、グリップエンド底面保持部材およ
びグリップエンド周面保持部材は、通常は、例えばステ
ンレス鋼棒等の中実棒で構成されるが、その他、中空棒
であってもよく、さらには筒であってもよい。また、両
保持部材の本数は、確実にグリップエンドを保持するた
めに、少なくとも3本ずつとするのが好ましいが、それ
を越える本数であっても勿論よい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の一実施形態を図
1〜図4を参照して説明する。
【0010】図1〜図3において、野球バット自動溶接
機用グリップエンド保持具(1) は、アルミニウム又はア
ルミニウム合金製円板等よりなりかつ野球バット自動溶
接機(10)にボルト等によって取り付けられる基板(2)
と、先端部(3a)でグリップエンド(G) の底面(G1)を受け
るように基板(2) に立てられた3本のステンレス鋼棒製
のグリップエンド底面保持部材(3) と、側部(4a)でグリ
ップエンド(G) の周面(G2)を受けるように基板(2) に立
てられた3本のステンレス鋼棒製のグリップエンド周面
保持部材(4) とよりなる。
【0011】基板(2) の周縁部には、計4つのボルト挿
通孔(2a)が円周方向に等間隔おきにあけられている。基
板(2) の下面における周縁寄り部分には、径方向外向き
の低い環状段差(2d)が設けられている。
【0012】グリップエンド底面保持部材(3) は横断面
円形をなし、その寸法を例示すれば、直径約3〜4m
m、高さ約25mmである。そして、各グリップエンド
底面保持部材(3) は、これらの下側約3分の1が、基板
(2) の中心部において同一円周上に等間隔おきにあけら
れた3つの有底孔(2b)に、それぞれきつく嵌め込まれる
ことにより、基板(2) に立てられている。
【0013】グリップエンド周面保持部材(4) は横断面
円形をなし、その寸法を例示すれば、直径約3〜8m
m、高さ約45mmであり、グリップエンド底面保持部
材(3)と比べて少なくとも高さの高いものが用いられ
る。そして、各グリップエンド周面保持部材(4) は、こ
れらの下側約4分の1が、基板(2) の中心部からやや外
側において同一円周上に等間隔おきにかつ平面よりみて
上記有底孔(2b)と互いに円周方向に約60度ずれるよう
にあけられた3つの有底孔(2c)に、それぞれきつく嵌め
込まれることにより、基板(2) に立てられている。
【0014】次に、上記構成よりなるグリップエンド保
持具(1) の使用方法を、図4を参照して説明する。図4
において、野球バット自動溶接機(10)は、高さの異なる
一対の上向きアーム(11)(12)を備えており、高い方のア
ーム(11)の先端部に、野球バット本体先端部保持具(13)
が、低い方のアーム(12)の先端部に、グリップエンド保
持具(1) が、それぞれ同一直線上に並ぶ軸回りに回転可
能に取り付けられている。野球バット本体先端部保持具
(13)は、エアシリンダ(14)と連結せられており、このエ
アシリンダ(14)が進退駆動せられることによって、野球
バット本体(B)とグリップエンド(G) とが相互に軸方向
に押し付けられ、または離間せしめられるようになって
いる。そして、野球バット本体(B) の先端部を保持具(1
3)で、グリップエンド(G) を本発明による保持具(1) で
それぞれ保持しながら、エアシリンダ(14)を前進駆動さ
せることにより、グリップエンド(G) の孔に野球バット
本体(B) の基端部が挿入され、さらに両者が互いに軸方
向に押し付けられる。この状態で、野球バット本体(B)
とグリップエンド(G) とを回転駆動装置(図示略)によ
って両保持具(1,13)を結ぶ軸回りに回転させながら、接
合部分の溶接を行なう。
【0015】上記溶接時において、グリップエンド保持
具(1) は、これの3本のグリップエンド底面保持部材
(3) の先端部(3a)でグリップエンド(G) の底面(G1)を受
けるとともに、3本のグリップエンド周面保持部材(4)
の側部(4a)でグリップエンド(G) の周面(G2)を受けるこ
とによって、グリップエンド(G) を確実に保持するもの
である。しかも、グリップエンド(G) とグリップエンド
底面保持部材(3) およびグリップエンド周面保持部材
(4) との接触面積が非常に小さい上、両保持部材(3,4)
は、露出部分の表面積が大きく放熱し易いものであるた
め、溶接機運転中にグリップエンド(G) に対して熱影響
を及ぼすことがほとんどない。したがって、溶接条件を
変更することなく良好な溶接を継続的に行なうことがで
きる。
【0016】また、上記グリップエンド保持具(1) によ
れば、溶接すべきグリップエンド(G) の形状が変わった
場合でも、その外径が従前のものと同じであればそのま
まで使用することができるし、その外径が変わったとき
でも基板(2) におけるグリップエンド周面保持部材(4)
の配置を変えることによって対応できるので、非常に経
済的である。この場合において、外径の異なる複数のグ
リップエンド(G) に対応できるように、基板(2) に、各
グリップエンド周面保持部材(4) を嵌め込むための有底
孔(2c)を、予め複数組あけておくようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明の野球バット自動溶接機用グリ
ップエンド保持具によれば、グリップエンドとこれを保
持する棒状のグリップエンド底面保持部材およびグリッ
プエンド周面保持部材との接触面積が非常に小さく、ま
た、両保持部材は、露出部分の表面積が大きく放熱し易
いものであるから、溶接機運転中にグリップエンドに対
して熱影響を及ぼすことがほとんどなく、したがって、
溶接条件を変更することなく良好な溶接を継続的に行な
うことができる。
【0018】しかも、棒状のグリップ底面保持部材およ
びグリップ周面保持部材を用いることによって治具とし
ての形状が単純化できるので、製造コストが安くつく。
【0019】さらに、溶接すべきグリップエンドの形状
が変わった場合、その外径が従前のものと同じであれば
そのままで使用することができるし、その外径が変わっ
たときでも基板におけるグリップエンド周面保持部材の
配置を変えることによって対応できるので、非常に経済
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の野球バット自動溶接機用グリップエ
ンド保持具の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】グリップエンド保持具の平面図である。
【図3】グリップエンド保持具の垂直断面図である。
【図4】グリップエンド保持具の使用状態を示すもので
あって、野球バット自動溶接機の一部概略斜視図であ
る。
【図5】従来の野球バット自動溶接機用グリップエンド
保持具を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) …グリップエンド保持具 (2) …基板 (3) …グリップエンド底面保持部材 (3a)…先端部 (4) …グリップエンド周面保持部材 (4a)…側部 (G) …グリップエンド (G1)…底面 (G2)…周面 (10)…野球バット自動溶接機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 37/053 A63B 59/06 B23K 9/00 501 B23K 37/047 502

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野球バット自動溶接機(10)に取り付けら
    れる基板(2) と、先端部(3a)でグリップエンド(G) の底
    面(G1)を受けるように基板(2) に立てられた少なくとも
    3本の棒状グリップエンド底面保持部材(3) と、側部(4
    a)でグリップエンド(G) の周面(G2)を受けるように基板
    (2) に立てられた少なくとも3本の棒状グリップエンド
    周面保持部材(4) とよりなる、野球バット自動溶接機用
    グリップエンド保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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